JP2694839B2 - 用紙搬送ローラー - Google Patents

用紙搬送ローラー

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JP2694839B2 JP5179294A JP17929493A JP2694839B2 JP 2694839 B2 JP2694839 B2 JP 2694839B2 JP 5179294 A JP5179294 A JP 5179294A JP 17929493 A JP17929493 A JP 17929493A JP 2694839 B2 JP2694839 B2 JP 2694839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ−、フ
ァクシミリ、スキャナ−、分類機、印刷機、発券機、現
金自動支払機等において用紙、紙幣、その他各種シ−ト
状部材を一枚ずつ繰り出す用紙繰り出し機構、及び用紙
を送る用紙搬送装置の構成部品である用紙搬送ローラー
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】繰り出し又は搬送用のローラーの材料と
して、従来各種ゴム(天然ゴム、合成ゴム)が用いられ
ていた。又、さらに高い弾性を有するローラーを必要と
する用途にあっては、ゴムを発泡させたスポンジ等が用
いられていた。
【0003】繰り出し又は搬送用のローラーの材料とし
て要求される特性を以下に挙げる。 用紙類に十分な搬送力を与えられるよう、必要な摩
擦係数を有すること。 温湿度変化(低温低湿)、経年変化、薬品(油
脂)、インク、ゴミ等による汚れにより、摩擦係数が低
下しないこと。 耐摩耗性が高いこと。 用紙類に付着したインクを転写して、用紙類の他の
部分を汚さないこと。 用途に応じて、弾性係数を広い範囲で調整できるこ
と。
【0004】以上の5つの特性要求に対する現行のロー
ラー材料の性能は、下記の通りである。に関しては、
ゴムの摩擦係数は硬度に反比例するため、高い摩擦係数
を得るには硬度を下げる必要がある。しかし、硬度を下
げると反面、その他の、、、の項目に関する性
能が低下し、両立しない。
【0005】に関しては、ゴム自体が有する物性上の
弱点であり、低温低湿では極端に摩擦係数が低下し、搬
送障害や繰り出し不良を引き起こす。又、ゴムは高分子
であるために、時間と共に特性が劣化するのも回避でき
ず、平均寿命は約2年程度であり、定期的に交換する必
要がある。さらに、合成ゴムは有機物質であるために、
耐薬品性が低いものが多く、油脂等が付着すると、摩擦
係数の低下、更には変質による特性劣化が加速される。
又、摩擦係数とは言い換えれば「ベタツキ」でもあるた
め、摩擦係数の大きいローラーほどインク、ゴミ等が付
着し易い。
【0006】に関しては、ゴムは硬度が低く、用紙類
並びに用紙類に付着しているカ−ボン粒子(鉛筆、イン
ク等)により時間と共に削られて外径が小さくなり、使
用頻度が高い場合は交換が必要となる。
【0007】に関しては、ゴムは油脂類との親和性が
高いため、印刷装置では印字後のインクがローラーに付
着し、そのインクが用紙類の他の部分に転写することに
より、用紙汚れが避けられない。
【0008】に関しては、ゴムの硬度を変えることに
より調整可能であるが、同時に他の特性も変化するた
め、バランスをとる必要がある。
【0009】以上の、、、に関する問題は、ス
ポンジを用いた場合には、さらに顕著となる。
【0010】このように、上記全ての要求を満たす材料
が存在せず、又、それぞれの特性が相互に影響を及ぼす
ため、従来は設計者が最も重要な特性を考慮しつつ、他
の部分で妥協をして各種特性を決め、同時に劣る部分の
特性をカバ−するために機構を工夫することで使用して
いた。
【0011】通常のゴムローラーを用いた従来の技術の
説明として、ここでは、単票/複票用紙等を搬送する場
合に使用される両側駆動方式のうち、片側軸可動及び上
下軸間固定の搬送機構を例にとって詳説する。
【0012】一枚紙の単票用紙を搬送する目的には、上
下片方のローラーのみに駆動力を与える片側駆動でも十
分であるが、複数枚の紙を重ねた複票用紙をも安定に搬
送するためには、上下のローラーに駆動力を与える両側
駆動が必須である。これは、片側駆動方式では、搬送力
が与えられない側の用紙送りが遅れることにより、上下
の用紙のずれが起こり、搬送障害の原因となるからであ
る。
【0013】搬送機構における用紙送りについて考える
と、用紙は摩擦力により搬送ローラーより搬送力を得て
いる。この力Fは用紙とローラーとの摩擦係数μとピン
チ力Pの積により定まる。様々な厚みを持つ用紙を安定
に搬送するためには、ピンチ力Pを薄い用紙では弱く、
厚みが厚くなるに従って徐々に強めることが必要となる
が、従来は次のような機構を使い実現していた。
【0014】片側ローラー軸可動方式 片側のローラーの取り付けを可動とし、そのローラーを
スプリング力で押し付けるものであり、ピンチ力Pは、
スプリング定数とスプリングの変位量により決まる(図
7参照)。
【0015】この方式の欠点は、上下のローラー軸間距
離が変化するため、動力伝達に何本かのタイミングベル
ト又は歯車列を使用する必要があり、その為部品点数が
増し、コストアップが避けられないことである。
【0016】上下軸間固定方式 コスト的に制約がある場合に、片側ローラーに軟らかい
弾性体(軟質ゴム、スポンジ等)を使用し、用紙厚の差
をローラーの潰れにより吸収することによって、両側の
ローラー軸を固定とし、構造を単純化したものであり、
ピンチ力Pは、ローラーの弾性係数とローラーの変位量
により決まる(図8参照)。
【0017】この方式の欠点は、用紙厚に適したピンチ
力を設定するために、軟らかい材料を用い、変位量を大
きくとると、ローラーの潰れ量が大きくなりすぎて周速
が変化してしまい、一番避けなければならない上下ロー
ラー間でのスリップや用紙の斜め送り等が発生してしま
うことである。又、特にスポンジを用いたローラーで
は、インクの吸収性が大きく、プリンタ−に使用する
と、印字後の乾き切らないインクがローラーに転写し、
これがさらに用紙に転写して用紙を汚してしまう。これ
らの問題は、機械の性能低下や印字品質の低下に直接結
び付くため、高い品質を目標とする機械には、ロ−コス
トは魅力ではあるが、現状のローラー材料の制約から、
上下軸間固定方式が広く適用されることはなかった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のゴム
ローラー及びスポンジローラーの有する種々の問題点を
解消すべく為されたものであり、その目的とするところ
は、摩擦係数が高く、その摩擦係数が温湿度等の環境変
化に影響されず十分な耐摩耗性を有し、インク転写性が
低く、そして、表面の摩擦係数の経年変化が小さい、用
紙繰り出し用及び搬送用に使用できる用紙搬送ローラー
を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の用紙搬送ローラーは、柔軟性を有する発泡
性材料より成形した芯材と、その表面を被覆する弾性材
料からなる被覆層と、その表面に粘弾性を有する結合剤
を塗布してなる弾性結合剤層と、この弾性結合剤層に埋
め込み、ある程度挙動自由に固定した多数のセラミック
粒子とからなり、前記セラミック粒子の先端部を前記弾
性結合剤層の外表面から突出させたことを特徴とするも
のである。
【0020】ここで、前記発泡性材料をスポンジとし、
前記弾性材料をゴムとし、前記結合剤を変成シリコンと
することができる。又、前記多数のセラミック粒子は、
その粒子径の約60%を前記弾性結合剤層に埋め込んだ
状態とするのが好ましい。
【0021】
【作用】セラミック粒子の鋭い先端が用紙に食い込むこ
とにより、用紙搬送に必要な十分な搬送力(摩擦係数と
等価)を得ることができる。又、セラミック粒子の硬度
が非常に高いため、用紙による摩耗も非常に小さい。
【0022】セラミックは無機質であるため、温湿度変
化や経年変化等が皆無に等しく、セラミックの特性か
ら、薬品(油脂)による影響もなく、インクをはじく為
インクの転写も非常に少ない。
【0023】芯材又は芯材の表面に形成した被覆層の表
面に粘弾性を有する結合剤によりセラミック粒子を固定
したことにより、用紙搬送ローラー全体として自由に変
形し、セラミック粒子が芯材より剥離することはない。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。
【0025】本発明の用紙搬送ローラー1は、図1に示
すように、ローラー軸2の軸方向に所定間隔で複数嵌挿
され、ローラー組付部材3として使用される。
【0026】用紙搬送ローラー1は、図2に示すよう
に、スポンジ等の発泡性材料を研磨して円筒形状に成形
した芯材4の表面にゴム等の弾性材料を接着剤等にて接
合した後所定の寸法に研磨した被覆層5を形成してあ
る。そして、被覆層5の表面に変成シリコン等の粘弾性
を有する結合剤6を塗布し、この結合剤6により粒径3
〜300μmのセラミック粒子7を固定したものであ
る。
【0027】セラミック粒子7を固定するには、先ず、
被覆層5の表面に変成シリコンを塗布し、セラミック粒
子7を自重により又は押圧して付着させ、硬化させる。
この工程では、粒子径の約15%を埋め込んだ状態とす
る。次に、表面の余分なセラミック粒子7を除去した
後、仮固定したセラミック粒子7の上からさらに変成シ
リコンを塗布し、粒子頂点部の変成シリコンを取り除き
硬化させる。この工程で、粒子径の約60%を埋め込ん
だ状態とする。
【0028】なお、結合剤6として変成シリコンを使用
するのは、被覆層5を構成するゴムとの密着強度が強い
からであるが、密着強度が強いものであれば、他の適宜
結合剤を使用してもよい。
【0029】粘弾性を有する結合剤6によりセラミック
粒子7を固定したから、比較的大径のセラミック粒子7
が芯材4の表面に隙間無く固定されているにもかかわら
ず、個々のセラミック粒子7はある程度自由に挙動する
ことができ、芯材4が変形してもセラミック粒子7が芯
材4より剥離することはない。
【0030】セラミック粒子7を芯材4表面に固定する
には、特開昭61−23045号公報に開示されるよう
に、溶射法によりセラミック層又はセラミック分散層8
を形成することも考えられるが、この場合には個々のセ
ラミック粒子7は自由に挙動することができないから、
図4に示すように、芯材4が変形するとセラミック層又
はセラミック分散層8に亀裂が起生したり、芯材4より
剥離したりする。
【0031】芯材4の表面に弾性材料よりなる被覆層5
を形成したから、この被覆層5を研磨することにより、
より外径精度の高い、かつ、セラミック粒子7の結合力
の強い用紙搬送ローラー1を実現することができる。
【0032】なお、被覆層5は、スポンジ等の発泡性材
料を成形する際に成形金型内面と当接する部分に形成さ
れる発泡していない表皮層をそのまま利用するものであ
ってもよい。
【0033】又、セラミック粒子7先端をダイヤモンド
で研磨することにより鋭利な先端部を除去すれば、用紙
搬送ローラー1が用紙とスリップすることによる用紙へ
のダメ−ジを最小限とすることができ、又、外径精度も
高めることができて、送り精度を向上させることができ
る。
【0034】又、用紙搬送ローラー9は、図3に示すよ
うに、軟質ゴム又はスポンジ等の柔軟性材料を研磨して
円筒形状に成形した芯材4の表面に直接変成シリコン等
の粘弾性を有する結合剤6を塗布し、この結合剤6によ
り粒径3〜300μmのセラミック粒子7を固定したも
のであってもよい。
【0035】但し、この用紙搬送ローラー9は、被覆層
5を形成した用紙搬送ローラー1に比して、構造が単純
であるが、外径精度が若干劣るから、送り精度、製造コ
スト等を考慮して、用紙搬送ローラーを適宜選択して使
用する。
【0036】次に、本発明の用紙搬送ローラー1をロー
ラー軸間固定方式の用紙搬送装置10に適用した場合に
ついて説明する。
【0037】用紙搬送装置10は、図5に示すように、
本発明の用紙搬送ローラー1をローラー軸2に嵌挿した
ローラー組付部材3とゴム製用紙搬送ローラー11をロ
ーラー軸12に嵌挿したローラー組付部材13を使用す
る。ローラー組付部材3とローラー組付部材13との間
の駆動力伝達は、ローラー軸2に固定した歯車14とロ
ーラー軸12に固定した歯車15を直接噛合させること
により行なう。
【0038】なお、図5に示すように、ローラー軸12
の他端部にはプ−リ−16を固定し、アイドルプ−リ−
17との間にベルト18を掛け渡してある。又、アイド
ルプ−リ−17とモ−タ−軸に固定したプ−リ−(図示
しない)との間にベルト19を掛け渡して、モ−タ−2
0の駆動力を伝達している。
【0039】図6に示すように、用紙搬送ローラー1の
芯材4としてスポンジ等の発泡性材料を使用しているの
で、(A)に示すように、薄い用紙aを搬送する場合に
は用紙搬送ローラー1はあまり変形せず、(B)に示す
ように、厚い用紙aを搬送する場合には用紙搬送ローラ
ー1は大いに変形して、変形による反発力によって用紙
aに適切なピンチ力Fを供与する。
【0040】ここで、被覆層5は未発泡のゴムであり、
弾性率が小さくその外周は伸びにくいから、変形により
発生する力は殆ど芯材4であるスポンジを圧縮すること
に費やされる。従って、用紙搬送ローラー1の外周長は
変化せず、用紙送り精度が低下することはない。
【0041】今、図9に示すような芯材4のスポンジが
ない被覆層5のみのゴムリングを考えてみる。このゴム
リングは中空であり、被覆層5が薄いために、(A)に
示すように、曲げる力に対しては非常に弱く、簡単に変
形してしまう。しかし、(B)に示すように、このゴム
リングを引き伸ばして外周長を伸ばすには、非常に大き
な力が必要であることは容易に想像がつく。
【0042】ここで、図6(B)に戻ってローラー1の
変形を考えると、ローラー1は用紙厚dだけ圧縮されピ
ンチ力Fを発生する。ピンチ力Fを受けたローラー1
は、被覆層5の外周長が伸びることなく、スポンジの芯
材4が縮むことにより力を吸収する。このように、物体
は外部から力を受けると、物体内部の変形エネルギ−が
最小となる状態で平衡を保つ性質があるのである。
【0043】又、用紙搬送ローラー1は、その表面に隙
間無くセラミック粒子7が固定されているから、耐摩耗
性、耐薬品性、耐温湿変化、耐経時変化、耐熱性、非イ
ンク転写性等に優れるセラミック材料の特性をそのまま
具有する。
【0044】さらに、用紙搬送ローラー1は、その表面
に隙間無く固定されたセラミック粒子7により、当接す
るゴム製用紙搬送ローラー11表面に付着したゴミ等を
掻き落とすというクリ−ニング効果も発揮する。
【0045】なお、本発明の用紙搬送ローラー1は、用
紙、紙幣、各種シ−ト状部材の搬送に適用でき、又、給
紙ローラー、排紙ローラー等各種搬送ローラーとして適
用できるものである。
【0046】上記諸特性について、本発明の用紙搬送ロ
ーラー1と従来の用紙搬送ローラーとを比較して表1に
示す。
【0047】
【表1】
【0048】なお、表1の特性は、下記試験条件により
寿命加速試験を実施した結果である。*試験条件 ・環境 室温 ・印字装置 IBM9056通帳・帳
票印刷装置 ・インクリボン IBM9056用染料イ
ンク ・用紙 通帳(10ペ−ジ) ・印字パタ−ン 図10参照 ・用紙フィ−ド量 70000ペ−ジ ・ロ−ラ寸法 φ16.79×12×6
(mm)(外径×幅×シャフト径)
【0049】
【発明の効果】ローラーの芯材として軟質ゴム又はスポ
ンジ等の柔軟性材料を使用し、その表面に用紙の送り機
能を担うセラミック粒子を付けることにより、セラミッ
クの有する種々の優れた特性を用紙搬送ローラーとして
利用することが可能となり、従来のゴムローラー及びス
ポンジローラーの有する問題点を全て解決することがで
きる。
【0050】本発明の用紙搬送ローラーは、耐摩耗性が
高く、温湿度変化による摩擦係数の低下がなく、ゴミ等
の付着も少なく、長期間に亘って安定した用紙搬送を行
うことができるとともに、インク吸収性が低く、不要な
インクを用紙に転写することもない。
【0051】又、芯材の材料と硬度を適宜選択すること
により、ローラーに柔軟性を持たせると共に、表面の摩
擦係数その他に影響なくローラーの硬度を自由に設定す
ることができる。
【0052】本発明の用紙搬送ローラーを適用すること
により、軸間固定方式にあっても、長期間に亘る安定し
た用紙搬送を行うことができ、機構が簡単で安価な用紙
搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙搬送ローラーを嵌挿したローラー
組付部材の(A)は正面図であり、(B)は縦断面図で
ある。
【図2】ゴム等の弾性材料よりなる被覆層を有する本発
明の用紙搬送ローラーの一部拡大縦断面図である。
【図3】ゴム等の弾性材料よりなる被覆層を有しない本
発明の用紙搬送ローラーの一部拡大縦断面図である。
【図4】芯材表面に溶射によりセラミック層又はセラミ
ック分散層を形成した用紙搬送ローラーの一部拡大縦断
面図である。
【図5】本発明の用紙搬送ローラーを適用したローラー
軸間固定方式の用紙搬送装置の要部斜視図である。
【図6】図5の上下用紙搬送ローラー当接部の要部断面
図であり、(A)は薄い用紙を搬送する状態を、(B)
は厚い用紙を搬送する状態を示す図である。
【図7】片側ローラー軸可動方式の用紙搬送装置の要部
断面図である。
【図8】従来のローラー軸間固定方式の用紙搬送装置の
要部断面図であり、(A)は薄い用紙を搬送する状態
を、(B)は厚い用紙を搬送する状態を示す図である。
【図9】芯材のスポンジがない被覆層のみのゴムリング
の断面図であり、(A)は内方に曲げる力が付加された
状態を、(B)は外方に引き伸ばす力が付加され円周長
の伸びた状態を示す図である。
【図10】印字試験方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 用紙搬送ローラー 2 ローラー軸 3 ローラー組付部材 4 芯材 5 被覆層 6 結合剤 7 セラミック粒子 8 セラミック分散層 9 用紙搬送ローラー 10 用紙搬送装置 11 ゴム製用紙搬送ローラー 12 ローラー軸 13 ローラー組付部材 14 歯車 15 歯車 16 プ−リ− 17 アイドルプ−リ− 18 ベルト 19 ベルト 20 モ−タ− a 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤 勉 神奈川県藤沢市湘南台3−21−9 (72)発明者 竹之下 博敬 横浜市緑区さつきが丘9−41 カメリア ハイツ207 (72)発明者 羽田 俊樹 神奈川県藤沢市本藤沢6−3−10 (72)発明者 小松 弘英 東京都町田市南成瀬5−15−2 センチ ュリーハイツ10−307 (56)参考文献 特開 昭62−61085(JP,A) 特開 平4−223948(JP,A) 実開 昭62−5149(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有する発泡性材料より成形した
    芯材と、その表面を被覆する弾性材料からなる被覆層
    と、その表面に粘弾性を有する結合剤を塗布してなる弾
    性結合剤層と、この弾性結合剤層に埋め込み、ある程度
    挙動自由に固定した多数のセラミック粒子とからなり、
    前記セラミック粒子の先端部を前記弾性結合剤層の外表
    面から突出させたことを特徴とする用紙搬送ローラー。
  2. 【請求項2】 前記発泡性材料はスポンジであり、前記
    弾性材料はゴムであり、前記結合剤は変成シリコンであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送ローラ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記多数のセラミック粒子は、その粒子
    径の約60%を前記弾性結合剤層に埋め込んだ状態とし
    たことを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙搬送ロ
    ーラー。
JP5179294A 1993-07-20 1993-07-20 用紙搬送ローラー Expired - Lifetime JP2694839B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5179294A JP2694839B2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 用紙搬送ローラー
US08/275,737 US5553845A (en) 1993-07-20 1994-07-19 Paper feed roller
US08/626,407 US5669605A (en) 1993-07-20 1996-04-02 Paper feed roller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5179294A JP2694839B2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 用紙搬送ローラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0753084A JPH0753084A (ja) 1995-02-28
JP2694839B2 true JP2694839B2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=16063315

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