JP3013390B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3013390B2
JP3013390B2 JP2126079A JP12607990A JP3013390B2 JP 3013390 B2 JP3013390 B2 JP 3013390B2 JP 2126079 A JP2126079 A JP 2126079A JP 12607990 A JP12607990 A JP 12607990A JP 3013390 B2 JP3013390 B2 JP 3013390B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、原稿フィルムの情報をフィルムプロジェク
タより画像処理装置本体に映写してその映写画像を読み
取ることにより、あるいはフィルムの画像を直接CCDセ
ンサ等に結像させて読みとることにより、原稿フィルム
に記録されている画像を読み取るための画像処理装置に
関し、特に原稿フィルムがマウントされているか否かに
応じて読取領域を切り換え設定するようになっている画
像処理装置に関するものである。
[従来の技術] 35mmフィルム等の各種フィルムに記録された画像を所
望の大きさにプリントするには、一般に感光紙に焼き付
けることにより行われている。しかしながら、このよう
な感光紙に焼き付ける方法では、高度な専門技術や特殊
設備が必要であり、一般の人が誰でも手軽にプリントを
行うことはできなかった。加えて、プリントの価格もか
なり高く、気軽にフィルムの画像を所望の大きさにプリ
ントすることもできなかった。
一方、近年、カラー複写機の技術が進歩して紙に記録
されている画像を高精度にカラーコピーすることができ
るようになってきている。その上、拡大縮小機能を始
め、画像をディジタル信号として扱うことで可能となる
各種の画像処理により、色再現能力の向上、精細度の向
上、画像合成等の処理などカラー複写機の多機能化がユ
ーザの要望に応えるべく、かなり進んでいる。
このようなことから、各種フィルムに記録された画像
をフィルムプロジェクタによってディジタルカラー複写
機のプラテン上に映写し、そのプラテン上の映写画像を
ディジタルカラー複写機におけるCCDセンサ等の光電変
換素子を備えた画像処理装置により光電的に読み取って
電気的な画像信号を得、この画像信号に基づいてその複
写機によりカラーコピーを行うことが提案されている。
カラー複写機によりフィルム画像をコピーするにあた
っては、そのフィルム画像をフィルムプロジェクタによ
って複写機のプラテンガラス上に投影しなければならな
いが、そのためにミラーユニットが用いられている。こ
のミラーユニットはプラテンガラス上にセットされて、
フィルムプロジェクタから投じられる画像投影光がほぼ
90゜曲げられてミラーユニットのフレネルレンズ上に投
影される。フレネルレンズに投影されたフィルム画像は
カラー複写機のイメージングユニットのCCDセンサ等の
光電変換素子によって電気的に読み取られ、読み取られ
た画像は用紙にコピーされるようになっている。
また原稿フィルムに記憶さた画像情報を直接CCDセン
サー等の光電変換素子に結像させてその画像信号を得、
この画像信号を複写機に送り、カラーコピーを行うこと
が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、リバーサルフィルムにおいては、マウント
したフィルム、つまりマウントに保持されているフィル
ムと、マウントしないフィルム、つまりマウントに保持
されていないフィルムとがあるが、マウントの孔の大き
さ(すなわちマウントしたフィルムのイメージ部の大き
さ)が一般に23(0〜−2)mm×34(0〜−2)mmに設
定されているのに対して、マウントしないフィルムのイ
メージ部の大きさがネガフィルム・リバーサルフィルム
に関係なく24(+0.8〜0)mm×36(+0.8〜0)mm(JI
S規格)に設定されているので、フィルムがマウントに
保持されているか否かでフィルムのイメージ部の大きさ
が異なる。
このため、フィルム内の画像出力領域であるスキャン
エリアをマウントしたフィルムもマウントしないフィル
ムも同じに設定すると以下の問題が起こる。すなわち、
スキャンエリアをマウントの孔の大きさに合わせると、
スキャンエリアが小さくなって、マウントしないフィル
ムの画像をコピーする場合、第13図(a)に示すように
マウントしないフィルムのイメージ部の周縁部Aがコピ
ーされなく、像欠けが生じてしまう。特に、部品のばら
つきによってフィルム位置がばらつくため、マウント部
が出力されることなくマウント内の画像のみを出力する
ように、スキャンエリアを設定すると、上記マウントの
穴より小さく、スキャンエリアを設定しなければならな
い(例えば22mm×33mm)。さらに、フィルムプロジェク
タによる投影の場合には、同図(b)に示すようにフィ
ルム画像を所定倍(例えば5倍)に拡大して投影し、そ
の投影画像をコピーするので前述の周縁部Aが拡大さ
れ、像欠けがより一層目立ってしまうことになる。
逆に、スキャンエリアをマウントしないフィルムのイ
メージ部の大きさに合わせると、スキャンエリアが大き
くなって、マウントしたフィルムの画像をコピーする場
合、そのマウント枠の孔周縁部がコピーされてしまい、
コピー画像に黒すじが生じてしまう。
ところで、フィルム内の画像出力領域を決定する方法
が特開昭61−121648号公報により提案されている。この
方法はマウントフィルムとマウントしないフィルムとの
検知及び光透過部によってフィルム内の画像出力範囲を
決定する方法からなっている。この2つを組みあわせれ
ば、前記問題の解決は可能と思われるが、 マウントの厚みは種々あるため誤検知しやすい。
マウントしないフィルムが光透過部をふさぐため、出
力範囲の決定が困難である。
という問題点があった。
さらに、フィルム画像のコピー毎にスキャンエリアを
切り換え調整することも考えられる。このような調整操
作は面倒であり、素人のユーザーではミスコピーをして
しまうことが考えられる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、マウントに保持されているフィルム
とマウントに保持されていないフィルムとで、出力領域
を切り換えるようにして、簡単な操作で実際のフィルム
画像領域に近い出力画像を得ることができる画像処理装
置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するために、本発明は、フィルムの
画像を読み取って出力する画像処理装置において、前記
フィルムがマウントに保持されているか否かを判別する
判別手段と、前記判別手段により、前記フィルムがマウ
ントに保持されていると判別された場合は、前記フィル
ムがマウントに保持されていないと判別された場合に比
較して前記フィルムにおける画像の出力領域を小さく設
定する出力領域設定手段と、前記出力領域設定手段によ
り設定された前記出力領域について、読み取られた前記
フィルムの画像を出力する出力手段とを備えることを特
徴としている。
[作用] このように構成された画像処理装置においては、判別
手段によりフィルムがマウントに保持されているか否か
が判別され、フィルムがマウントに保持されていると判
別された場合は、出力領域設定手段によりフィルムがマ
ウントに保持されていないと判別された場合に比べてフ
ィルムにおける画像の出力領域が小さくなるように設定
される。このように、フィルムがマウントに保持されて
いるか否かに応じてフィルム画像の出力領域が切り換え
られることで、出力画像に像欠けや黒すじが生じるよう
なことはなくなる。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明の一実施例の概略構成を示す図であ
る。
第2図に示されているように、画像処理装置1は、フ
ィルムプロジェクタ(F/P)64、ミラーユニット(M/U)
65、および例えばイメージ入力ターミナルIIT32、イメ
ージ処理システムIPS等を備えた電気系制御収納部33、
イメージング出力ターミナルIOT34、及びユーザーイン
ターフェイスU/I36等を備えたディジタルカラー複写機
等の画像処理装置本体(ベースマシン)30を備えてい
る。
第3図に示すように、F/P64はハウジング601を備えて
おり、このハウジング601に動作確認ランプ602、マニュ
アルランプスイッチ603、オートフォーカス/マニュア
ルフォーカス切り換えスイッチ(AF/MF切り換えスイッ
チ)604、およびマニュアルフォーカス操作スイッチ(M
/F操作スイッチ)605a,605bが設けられている。また、
ハウジング601は開閉自在な開閉部606を備えている。こ
の開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム633を支
持したフィルム保持ケース607を縦方向(すなわち上方
向)または横方向からF/P64内に挿入することができる
大きさの孔608,609がそれぞれ穿設されている。
このようにフィルム保持ケース607の挿入方向を縦ま
たは横方向に切り換えられるようにすることにより、そ
の原稿フィルム633に記録されている画像をコピー用紙
のフォームに対してコピー画像を所望の向きに設定して
コピーすることができるようになる。
フィルム保持ケース607はマウントしたフィルム用の
ケースとマウトしないフィルム用ケースとが準備されて
いる。マウントしたフィルム用ケースは、マウントした
リバーサルフィルム用であり、マウントしないフィルム
用ケースはマウントしないネガ、あるいはマウントしな
いリバーサルフィルム用である。後述するように、これ
らマウントしたフィルム用のケースとマウントしないフ
ィルム用ケースとはその一部の厚さ等の形状が異なって
いる。
また、F/P64は6cm×6cmや4inch×5inch等のリバーサ
ルフィルムにも対応することができるようにされてい
る。その場合、このリバーサルフィルムをM/U65とプラ
テンガラス31との間でプラテンガラス31上に密着するよ
うにしている。更にネガフィルムをプラテンガラス31上
に密着させて密着コピーを行うことができるようにして
いる。
また、ハウジング601には映写レンズ610を保持する映
写レンズ保持部材611が摺動自在に支持されている。映
写レンズ610は映写レンズ保持部材611に相対移動可能と
されているが、通常は部材611に固定されている。
このF/P64は、カラー複写機本体であるベースマシン3
0の所定位置に装着されていると共に、その電源はベー
スマシン30の電源とは別に設けられ、このベースマシン
30内に収納されている。
第4図に示されているように、ミラーユニット(M/
U)65は底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り
付けられたカバー628とを備えている。底板627とカバー
628との間には、一対の支持片629,629が枢着されてお
り、これら支持片629,629は、カバー628を最大に開いた
ときこのカバー628と底板627とのなす角度が45度となる
ようにカバー628を支持するようにしている。カバー628
の裏面にはミラー630が設けられている。
また底板627には比較的大きな開口が形成されてい
て、この開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡
散板632とが設けられている。第5図に示されているよ
うに、これらフレネルレンズ631と拡散板632とは一枚の
アクリル板から形成されており、このアクリル板の表面
にフレネルレンズ631が形成されているとともに、裏面
に拡散板632が形成されている。フレネルレンズ631はミ
ラー630によって反射され、拡散しようとする映写光を
平行な光に変えることにより、画像の周辺部が暗くなる
のを防止する機能を有している。また拡散板632は、フ
レネルレンズ631からの平行光によって形成される、イ
メージングユニット37内の図示しないロッドレンズアレ
イの影を図示しない読み取りセンサが検知し得ないよう
にするために平行光を微小量拡散する機能を有してい
る。
更に、底板627には突起627aが設けられており、この
突起627aがプラテンガラス31のガラス押えの所定位置に
形成した図示しない凹部に嵌合するようにして、M/U65
がプラテンガラス31上の所定位置に簡単かつ正確にセッ
トされるようになっている。
このミラーユニット65はF/P64によるカラーコピーを
行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に保管さ
れる。そして、ミラーユニット65は使用する時に開かれ
てカラー複写機本体30のプラテンガラス31上の所定の場
所に載置される。
この実施例における画像処理装置は種々の機能を有し
ているが、以下にそれらの主な機能を説明する。
(A)補正フィルタ自動交換機能 F/P64のハロゲンランプからなる光源ランプによりフ
ィルム画像を映写した映写光をフィルムの種類に関係な
く一律に読み取ろうとした場合、ハロゲンランプの分光
特性やネガフィムの分光特性のため、色によって光量が
異なり、読取り系のレンジから色によっては逸脱してし
まう。このため、良好な読取りを行うことができなくな
る。
そこで、画像処理装置には、このような分光特性を補
正するための補正フィルタがフィルムの種類に応じて準
備されている。そして、フィルム画像読取り装置は、こ
れらの補正フィルタを自動的に交換することができるよ
うになっていて、使用すべき補正フィルタが自動的に使
用位置に装着されるようになる。
したがって、補正フィルタの交換はオペレータがフィ
ルムの種類をU/I36上のフィルムの選択キーにより選択
するのみで自動的に交換されることになり、手間がかか
らなく、簡単かつ正確に補正フィルタを交換することが
できるようになる。
(B)原稿フィルム挿入方向検知機能および投影像の方
向の任意設定機能 原稿フィルム633はフィルム保持ケース607に支持され
る。このフィルム保持ケース607はハウジング601に形成
された挿入孔608,609のいずれの孔からも挿入すること
ができる。
すなわち、コピー用紙の向きに対するコピー画像の所
望の向きに対応して鉛直方向からと水平方向からとの二
方向からフィルム保持ケース607を装着することができ
るようにしている。
第6図(a)に示すように、フィルム保持ケース607
が縦方向から挿入された場合には、同図(c)に示すよ
うにそのフィルム画像はカラー複写機のプラテンガラス
31上に実線で示されるように投影される。すなわち、フ
ィルムの長手方向がプラテンガラス31の長手方向(カラ
ー複写機の副走査方向)となり、縦投影となる。また同
図(b)に示すように、フィルム保持ケース607が横方
向から挿入された場合には、同図(c)に示すようにそ
のフィルム画像はカラー複写機のプラテンガラス31上に
一点鎖線で示されるように投影される。すなわち、フィ
ルムの長手方向がプラテンガラス31の短手方向(カラー
複写機の主走査方向)となり、横投影となる。
したがって、上下方向がフィルムの長手方向となるよ
うに投影されたフィルム画像であっても、上下方向がフ
ィルムの短手方向となるように撮影されたフィルム画像
であっても、縦投影か横投影かを選択する、すなわちフ
ィルムを縦方向挿入か横方向挿入かを選択するだけで、
フィルム画像の上下方向がプラテンガラス31の長手方向
または短手方向のいずれの所望の方向となるように投影
することが簡単にできるようになる。
そして、第3図に示されているようにフィルム保持ケ
ース607が孔608から縦方向に挿入されたときは、読み取
りセンサは常に全エリアの信号を送出し、ベースマシン
30内のCPUが画像エリアとして切り出す領域を決定する
ようにしている。そして、副走査方向が投影像の長手方
向となるので、CPUは読み取りセンサがこの投影像の領
域をカバーしてスキャンするようにその読み取りセンサ
を制御し、その後画像エリアを切り出す。
また、フィルム保持ケース607が孔609から横方向に挿
入されたときには、CPUで決定される画像エリアは主走
査方向が投影像の長手方向となるので、CPUによって読
み取りセンサの読取領域はこの画像エリアをカバーする
ように設定される。
密着型のフィルムについては、F/P64内に密着されな
いので、フィルムの装着方向はユーザーが適宜判断す
る。
(C)コピー用紙の送り方向自動設定機能 本発明が適用されているデジタルカラー複写機は、一
般の複写機と同様にコピー用紙をその大きさがA4までは
縦送り(Short edge feed;SEF)と横送り(Long edg
e feed;LEF)とのいずれかで搬送することができるよ
うになっている。すなわち、縦送りではコピー用紙の短
手方向が主走査方向と一致するように用紙が送られ、ま
た横送りではコピー用紙の長手方向が主走査方向と一致
するように用紙が送られる。このようにコピー用紙の縦
送りと横送りとをできるようにすることにより、原稿フ
ィルムがフィルムプロジェクタへ一方向から挿入した場
合でも、A4のコピー用紙までは、フィルム画像の撮影方
向に関係なく、そのフィルム画像を上下方向がコピー用
紙の長手方向または短手方向のいずれの方向にも一致す
るようにしてコピーすることができるようになる。この
コピー用紙の縦送りまたは横送りはU/I36のディスプレ
ー画面上のキーを操作することにより選択することがで
きるようにしている。
その場合、縦投影が検知されると、コピー用紙は縦送
りがデフォルト、すなわち何等の選択動作がない場合に
は最初から縦送りとなるように設定している。また横投
影が検知されると、コピー用紙は横送りがデフォルトと
なるように設定している。そして、種々の大きさのコピ
ー用紙を縦方向または横方向に収容する複数の給紙トレ
イが用意されており、縦投影または横投影の検知信号に
よってその信号に対応する給紙トレイが選択されるよう
にしている。
(D)オートフォーカス機能(AF機能) 原稿フィルム633を入れたフィルム保持ケース607をF/
P64に装着したとき、F/P64は自動的にピント合わせを行
うことができるようにしている。すなわち、F/P64はAF
機能を有している。
このAF機能はF/P64内に配設された図示しないAF装置
により行われる。AF装置は、発光器、受光器、およびAF
用モータからなり、発光器からの光がフィルムにあたり
その反射光が受光器の所定位置に入射するようにAF用モ
ータを駆動して映写レンズ610、発光器および受光器
を、微動させてピントを合わせるようになっている。こ
のAF動作は、U/I36におけるディスプレイの画面上のキ
ーを操作してベースマシン30をF/Pモードにすることに
より、自動的に行われる。これにより、原稿フィルム63
3を入れたフィルム保持ケース607をF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
また、フィルム保持ケース607がF/P64に装着されてい
ないとき、またはケース607がF/P64に装着されていても
ケース607内にフィルム633が入っていないときには、AF
動作は行わないようにしている。
(E)画像出力領域(スキャンエリア)およびA/E用画
像出力領域自動設定機能、画像出力領域微調整機能 イメージングユニット37がフィルム画像を読み取り、
コピー画像として出力する範囲であるスキャンエリア
は、フィルムの種類毎に設定されている。すなわち第7
図に示すように、副走査方向をx軸とし、主走査方向を
y軸とすると共にプラテンガラス31のレジ部(Regi)を
原点(0,0)とした直交座標が設定されており、この直
交座標に基づいて読取領域のノミナル(NOMINAL)値が
このエリアを規定する4点(x0,y0)、(x0,y1)、
(x1,y0)および(x1,y1)について各フィルム毎の設定
されている。
その場合、35mmフィルムの投影による画像の読取にお
いては、ネガフィルムおよびマウントしないリバーサル
フィルムの画像出力領域は、フィルムのイメージ部の大
きさとほぼ同じ大きさ、あるいはやや小さめに設定され
ている。一方、マウントしたリバーサルフィルムの画像
出力領域は、そのマウントの枠に形成されている投影光
が通過する孔とほぼ同じ大きさあるいは多少小さく設定
されている。小さくする理由は画像出力領域の大きさを
この窓の大きさと同じにした場合、フィルムのセット位
置が部品精度によって若干ずれると、マウント枠をイメ
ージングユニットが走査することにより、コピー画像の
端部が黒すじとなって表れてしまうので、この黒すじを
防止するためである。またマウントしないリバーサルフ
ィルムの場合も同じことがおきる。もちろん、部品を精
度よく形成できる場合は、ほぼ同じ大きさでかまわな
い。このように、投影フィルムの場合には画像出力領域
としてマウントなしとマウント有りとで大小二つの領域
が設定されている。
そして、本発明ではこの大小二つの画像出力領域を自
動的に切換設定する画像出力領域自動切換手段2が設け
られている。この画像出力領域自動手段2は、第1図に
示すように、原稿フィルム633がマウントしたフィルム
かまたはマウントしないフィルムかを判別するマウント
有無判別手段3、この判別手段3からの出力信号により
画像出力領域を切換設定する手段4およびこの手段4か
らの出力信号により制御されるコピー出力範囲設定手段
5からなっている。
画像出力領域自動切換手段2の一例として、第8図に
示すようにフィルム保持ケース607がマウントあり用の
ケースであるかまたはマウントなし用ケースであるかを
判別することにより画像出力領域の自動切換を行う手段
がある。すなわち、マウントしない原稿フィルム633に
はマウントの厚さがないので、マウントなし用ケース60
7aには図において上側のケース部材のフィルム保持部に
凹嵌部607bが形成されているのに対して、マウントした
原稿フィルム633にはマウントの厚さがあるので、マウ
ントあり用ケース607cにはそのような凹嵌部が形成され
ていなく、この凹嵌部607bの有無を検知することによ
り、マウント有り・なしの判別を行う。凹嵌部607bの有
無の検知手段、すなわち第1図における判別手段3とし
ては、例えば図に示すようにマイクロスイッチ3aを用い
ることができ、このスイッチ3aはF/P64の所定位置に設
置される。その場合、フィルム挿入方向の縦方向および
横方向の共通部分にスイッチ3aを設置すれば、スイッチ
3aは1個で済むようになる。
第9図に示すように、スイッチ3aからの(0),
(1)で表される▲ ̄▼信号(例えば
0のときマウントなし,1のときマウント有り)が信号線
6により、ベースマシン30内の画像出力領域切換設定手
段4であるCPUに送られる。CPUは、▲ ̄
▼信号によりその信号に応じたスキャンエリアを設定
し、設定したスキャンエリアとなるようにコピー出力範
囲設定手段5を制御するようになっている。
このようにして、原稿フィルム633を保持した保持ケ
ース607をF/P64に単に装着するだけで、スキャンエリア
が原稿フィルム633に対応したエリアに自動的に切り換
えられるようになる。これにより、コピー画像の周囲に
黒すじが生じたり、コピー画像に像欠けが生じたりする
ことが防止され、実際のフィルム画像範囲に近いコピー
画像を得ることができる。
なお、マイクロスイッチ3aのような接触型検知手段の
代わりに、光センサ等の非接触型検知手段を用いること
もできる。
第10図は画像出力領域自動切換手段2の他の例を示す
図であり、この例では、第1図における判別手段3とし
て、U/I36上にマウント有りを表す「リバーサルフィル
ムマウント」の選択キー36a、リバーサルフィルムの選
択キー36bおよびネガフィルムの選択キー36cが設けられ
ている。そして、ユーザーがこれらの選択キーを選択操
作することにより、CPUがコピー出力範囲設定手段5を
選択したキーに対応するスキャンエリアを設定する。こ
の例では、選択キーがU/I36に設けられるので、F/P64と
ベースマシン30とを結ぶ▲ ̄▼信号の
ための信号線6は不要となる。
更に他の例として、フィルムの両側に多数の孔が形成
されたパーフォレーション部の濃度の平均値を求め、そ
の平均値によりマウント有無の判別をして、その判別結
果により画像出力領域を自動的に切り換えるようにする
こともできる。
一方、これらの画像出力領域のNOMINAL値は微調整す
ることができるようにしている。この微調整にあたって
は、U/I36でサービスモードを選択することにより行う
ことができる。すなわち、サービスモードを選択するこ
とにより、U/I36の画面上には、例えば第11図に示すよ
うな画像出力領域微調整画面が表示される。調整しよう
とするフィルムの種類をキーで選択すると共に、調整し
ようとするx−y座標の各々の点x0、x1,y0,y1を選択す
る。そして、NOMINAL値に対して小さくなる方に調整す
るときには、矢印が下向きのキーを押す。その場合、調
整値は下向きのキーを1回押す毎に1ずつ小さくなるよ
うにしている。またNOMINAL値に対して大きくなる方に
調整するときには、矢印が上向きのキーを押す。この場
合には、調整値は上向きのキーを1回押す毎に1ずつ大
きくなるようにしている。
マウント有り・なしにより画像出力領域が自動的設定
された場合には、その設定された画像出力領域を初期値
として、その初期値から微調整をするようにしている。
調整された値はその画面の右側に表示されるようにし
ている。そして1度微調整すれば、その調整された値は
再び調整をしない限り保持されるようにしている。
このような調整は、一般のユーザーは行うことができ
なく、キーオペレータまたは技術習得者のみが行うこと
ができるようにしている。その場合、調整作業に入るた
めには暗号を用いるようにしており、U/I36の画面上で
この暗号を入力しない限り調整はできないようにしてい
る。したがって、値を無秩序に変更することができない
ようになっている。
また自動濃度調整(A/E)用読取領域も各フィルムの
種類毎に設定されている。第12図に示すように、このA/
E用読取領域は上述の画像出力領域よりも若干小さくな
るように設定されている。
このように設定されている画像出力領域およびA/E用
読取領域は、U/I36での原稿フィルムの種類の選択信号
およびフィルム保持ケース検知信号に基づいて、CPUに
よりその原稿フィルムに応じて自動的に選択されるよう
にしている。
(F)F/Pユニット検知機能 カラー複写機本体であるベースマシン30にフィルムプ
ロジェクタ64が装着されていないときには、カラー複写
機はF/Pモードに入れないようにしている。そのため
に、▲ ̄▼信号を設けており、F/
P64がベースマシン30に装着されていると、この▲
 ̄▼信号はカラー複写機のパワーオン
時に、LOWとなる。すなわち▲ ̄
▼信号がLOWのとき、ベースマシン30はF/P64が装着され
ていると判断し、▲ ̄▼信号がHI
GHのとき、ベースマシン30はF/P64が装着されていない
と判断する。そして、▲ ̄▼信号
がHと検知されたときには、U/I36にF/P64が装着されて
ない旨が通知される。U/I36はF/P64が装着されていない
通知があったときには、U/I画面上にF/Pモード選択のメ
ニュー(例えばF/Pモード選択キー)を表示しないよう
にしている。したがって、ユーザーはF/P64が装着され
ていないときにはF/Pモードが選択することができなく
なる。これにより、ユーザーの操作がきわめて簡潔とな
って、誤操作が確実に防止されるようになる。
この▲ ̄▼信号はカラー複写機
のパワーオン時にのみ参照するようにしている。
また、F/Pモードのために▲ ̄▼信号
が設けられており、カラー複写機がF/Pモードに選択さ
れると、この▲ ̄▼信号はLとなる。▲
 ̄▼がLとなったことに基づいて、F/P
モードが選択されたことをF/P64に通知するようにして
いる、この通知により、F/P64は動作可能状態になる。
なお、本発明は前述の実施例に限定されることなく、
種々の設計変更が可能である。
例えば前述の実施例では、フィルム保持ケース607の
凹嵌部607bの代えて、突起や切欠き等を用いてもよい。
要は、マウント有り・なしでフィルム保持ケースの形状
が異なりさえすれば、どのようなものでもよい。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明による画像処
理装置によれば、判別手段によりフィルムがマウントに
保持されているか否かが判別されると共に、その判別結
果により、出力領域がマウントに保持されているフィル
ムまたはマウントに保持されていないフィルムに対応し
て切り換えられるようになるので、コピー画像の周囲に
黒すじが生じたり、コピー画像に像欠けが生じたりする
ことが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像処理装置の一実施例の基本構
成図、第2図はその実施例の概略構成図、第3図はフィ
ルムプロジェクタの斜視図、第4図はミラーユニットの
斜視図、第5図はミラーユニットの概略断面図、第6図
はフィルムプロジェクタによる投影方向を説明する図、
第7図はプラテンガラスとスキャンエリアとの位置関係
を説明する図、第8図はマウント有り・なしフィルム保
持ケースの判別する手段を示す図、第9図はフィルムプ
ロジェクタとベースマシンとの間の信号線を示す図、第
10図は本発明の他の実施例におけるユーザーインターフ
ェース上の選択キーを示す図、第11図はユーザーインタ
ーフェースにおけるスキャンエリア調整用画面の一例を
示す図、第12図は画像読取り用スキャンエリアと自動濃
度調整(A/E)用スキャンエリアとの関係を説明する
図、第13図はフィルムにおける像欠けを説明する図であ
る。 1……画像処理装置、2……画像出力領域自動切換手
段、3……マウント有無判別手段、4……画像出力領域
切換設定手段、5……コピー出力範囲設定手段、30……
ベースマシン(デジタルカラー複写機;画像処理装置本
体)、64……フィルムプロジェクタ(F/P)、607……フ
ィルム保持ケース

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムの画像を読み取って出力する画像
    処理装置において、 前記フィルムがマウントに保持されているか否かを判別
    する判別手段と、 前記判別手段により、前記フィルムがマウントに保持さ
    れていると判別された場合は、前記フィルムがマウント
    に保持されていないと判別された場合に比較して前記フ
    ィルムにおける画像の出力領域を小さく設定する出力領
    域設定手段と、 前記出力領域設定手段により設定された前記出力領域に
    ついて、読み取られた前記フィルムの画像を出力する出
    力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記出力領域設定手段は、前記判別手段に
    より前記フィルムがマウントに保持されていると判別さ
    れた場合、前記出力領域を前記マウントの孔に対応して
    設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記出力領域設定手段は、前記マウントの
    孔とほぼ同じかあるいはこの孔より小さく設定されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記出力領域設定手段は、前記判別手段に
    より前記フィルムがマウント保持されていないと判別さ
    れた場合、前記フィルムの画像領域に対応して設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記出力領域設定手段により設定された出
    力領域のフィルム画像を読み取る読取手段を備え、前記
    出力手段は、前記読取手段により読み取られた画像を出
    力することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記フィルムを装着するためのフィルム保
    持ケースを備えており、このフィルム保持ケースは前記
    フィルムがマウントに保持されているか否かに対応して
    形状が異なるようにそれぞれ形成され、前記判別手段は
    前記フィルム保持ケースの形状から判別する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記判別手段は、フィルムがマウントに保
    持されているか否かを指示するキーからの指示により判
    別することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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