JP3008973U - 放熱板付きリードフレーム - Google Patents
放熱板付きリードフレームInfo
- Publication number
- JP3008973U JP3008973U JP1994012481U JP1248194U JP3008973U JP 3008973 U JP3008973 U JP 3008973U JP 1994012481 U JP1994012481 U JP 1994012481U JP 1248194 U JP1248194 U JP 1248194U JP 3008973 U JP3008973 U JP 3008973U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing frame
- heat sink
- lead
- heat radiating
- radiating plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 インナーリードの側方に設けた放熱板固定枠
と、放熱板固定枠のアウターリードと逆側の先端に一体
成形した放熱板と、を有する放熱板付きリードフレーム
であって、放熱板固定枠と放熱板との境界線を折り目と
して放熱板を折り曲げ重ねて、放熱板固定枠と放熱板を
密着することを特徴とする。 【効果】 トランスファープレスラインで一挙に製造で
き、寸法精度、相互位置精度が高く保たれ不良率が低減
でき、さらに、各部品の管理、搬送、セットが不要とな
る。
と、放熱板固定枠のアウターリードと逆側の先端に一体
成形した放熱板と、を有する放熱板付きリードフレーム
であって、放熱板固定枠と放熱板との境界線を折り目と
して放熱板を折り曲げ重ねて、放熱板固定枠と放熱板を
密着することを特徴とする。 【効果】 トランスファープレスラインで一挙に製造で
き、寸法精度、相互位置精度が高く保たれ不良率が低減
でき、さらに、各部品の管理、搬送、セットが不要とな
る。
Description
【0001】
本考案は、パワートランジスタ用などの放熱板(あるいはヒートシンク)付き リードフレームに関する。
【0002】
まず、図4に側面を示す放熱板1あるいはヒートシンク及び図5に側面を示す リードフレーム2を別々の部品として、別工程において製造する。ここで、放熱 板1の所定の位置にピン101が一体形成されており、また、リードフレーム2 の対応する所定の位置には、当該ピン101と嵌合するための貫通孔201が設 けられている。次に、放熱板1とリードフレーム2を図6に示すように組み合わ せ、そして、貫通孔201から突出しているピンの先端を打ってつぶし、かしめ 止めするものである。
【0003】
放熱板1とリードフレーム2を組み合わせて、ピン101と貫通孔201を嵌 合させる方法であるため、個々の部品の寸法精度、位置精度がさらに厳しいとと もに、それぞれの部品を組み立てラインへ運び精密にセットしなければならない という問題点がある。
【0004】 そこで、本考案の目的は、上記問題点を解決し、製造歩留りが高い放熱板付き リードフレームを提供することである。
【0005】
上記の目的は、請求項1に記載の本考案、すなわち、インナーリードの側方に 設けた放熱板固定枠と、当該放熱板固定枠のアウターリードとを逆側の先端に一 体形成した放熱板とを有する放熱板付きリードフレームであって、当該放熱板固 定枠と当該放熱板との境界線を折り目として当該放熱板を折り曲げ重ねて当該放 熱板固定枠と当該放熱板を密着することを特徴とする放熱板付きリードフレーム によって、達成される。ここで、インナーリードとはタイバーよりも半導体チッ プ固定部側のリードをいい、アウターリードとは、タイバーよりも逆側のリード をいう。
【0006】 本考案の好ましい実施態様においては、請求項2に記載のように、折り曲げる 際に内側あるいは外側となる折り目にV字溝あるいはR溝を形成してある。
【0007】
以下、本考案の実施例について、添付図面を用いて、詳細に説明する。
【0008】 第1段の製造工程においては、両縁から所定幅だけが板厚が厚い異形状の長尺 の金属条、特にリードフレーム用銅条あるいは銅合金条をプレス打抜きして、図 2に示すような形状とする。左からアウターリード401、タイバー402、イ ンナーリード403の順に配置されたリードフレーム4と、インナーリードの両 側方にそれぞれ設けた2個の放熱板固定枠3と、放熱板固定枠の先端に一体形成 された放熱板5とからなっている。放熱板5は厚さがリードフレーム4及び放熱 板固定枠3の厚さに比べ厚い。また、放熱板5の側辺の上端と下端の2ケ所にお いて、それぞれ、放熱板固定枠3につながっている。放熱板5と放熱板固定枠3 との境界線が直線状の折り目501であり、図2における裏面にはV字溝502 が設けてある。第1段の工程において、打抜き加工と同時に刃を押し込んでV字 溝を形成してある。放熱板固定枠3には、それぞれ、円形の貫通孔301が所定 の位置に2個設けてある。これに対応して、放熱板5の図2における裏面には上 辺近く及び下辺近くに、それぞれ、2個ずつピン503が形成されている。ピン 503の形成もまた、第1段の工程において、雌型を圧縮することによって同時 に行われている。
【0009】 第1段の製造工程の後に続く第2段の製造工程においては、放熱板固定枠3の タイバー寄りの根元302を軽く折り曲げ加工して、図3に示すように、放熱板 固定枠3の表面がインナーリード403の表面と平行で、一定距離だけ低くなる ように精密に加工する。
【0010】 その後に続く第3段の製造工程においては、折り目501を中心軸として放熱 板5を下方へ曲げ、さらに180°曲げて図1に示すように密着させる。その際 に放熱板5に設けたピン503は放熱板固定枠3の貫通孔301に挿入され、ピ ン503の先端は貫通孔301から突出する。そして、放熱板5を下方から支持 しつつ、ピン503の先端を上方から打って、つぶし、かしめ止めする。すると 、放熱板5は放熱板固定枠3に密着して固定される。
【0011】 本考案の放熱板付きリードフレームは、多数の打抜き金型、曲げ金型などを連 続して一列に配置し、異形状の金属条を間けつ的に送りながら加工するトランス ファープレスラインで一挙に製造することができる。そのために、ピンの寸法精 度、位置精度と貫通孔の寸法精度、位置精度が同時加工のために偏差が同一傾向 にあるので、その後の一体物の曲げ加工による利点とともに、組立て不良の発生 率を低くすることができる。また、原料は、金属条のみであるため、管理が比較 的に容易になる。
【0012】 なお、本考案の放熱板付きリードフレームから、次のようにして、パワートラ ンジスタなどの半導体製品が作られる。放熱板の中央に上方から板片状の半導体 チップを接着し固定する。半導体チップの表面とインナーリードの上面が同一平 面上に位置するように、予め放熱板固定枠及び放熱板をインナーリードよりも低 くなるように折り曲げ加工してある。そして、半導体チップの電極とインナーリ ードの先端近の上面との間をワイヤーボンディング加工する。次に半導体チップ 及びワイヤーを封入し、その後にタイバーの一部を切り除いて、半導体製品を得 る。
【0013】
本考案は、リード、放熱板固定枠及び放熱板を一体に連結し、放熱板固定枠と 放熱板との境界線を折り目として、180°曲げして、放熱板と放熱板固定枠と を組合せ固定するものであるから、(1)トランスファープレスラインで一挙に 製造することができ、(2)寸法精度、相互位置精度が高く保たれるので、不良 率を大幅に低減でき、(3)各部品の管理、搬送、セットが不要である、という 顕著な効果が得られる。
【図1】本考案の実施例の放熱板付きリードフレームの
側面図である。
側面図である。
【図2】本考案の実施例の放熱板付きリードフレームの
第1段の製造工程における平面図である。
第1段の製造工程における平面図である。
【図3】本考案の実施例の放熱板付きリードフレームの
第2段の製造工程における平面図である。
第2段の製造工程における平面図である。
【図4】従来の放熱板の側面図である。
【図5】従来のリードフレームの側面図である。
【図6】従来の放熱板付きリードフレームの側面図であ
る。
る。
1 放熱板 101 ピン 2 リードフレーム 201 貫通孔 3 放熱板固定枠 301 貫通孔 302 根元 4 リードフレーム 401 アウターリード 402 タイバー 403 インナーリード 5 放熱板 501 折り目 502 V字溝 503 ピン
Claims (2)
- 【請求項1】 インナーリードの側方に設けた放熱板固
定枠と、当該放熱板固定枠のアウターリードと逆側の先
端に一体形成した放熱板と、を有する放熱板付きリード
フレームであって、当該放熱板固定枠と当該放熱板との
境界線を折り目として当該放熱板を折り曲げ重ねて、当
該放熱板固定枠と当該放熱板を密着することを特徴とす
る放熱板付きリードフレーム。 - 【請求項2】 折り曲げる際に内側あるいは外側となる
折り目にV字溝あるいはR溝を形成した請求項1に記載
の放熱板付きリードフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012481U JP3008973U (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 放熱板付きリードフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994012481U JP3008973U (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 放熱板付きリードフレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3008973U true JP3008973U (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=43144783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994012481U Expired - Lifetime JP3008973U (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 放熱板付きリードフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008973U (ja) |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP1994012481U patent/JP3008973U/ja not_active Expired - Lifetime
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