JP3007299B2 - 配管用コネクタ - Google Patents

配管用コネクタ

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JP3007299B2 JP8134726A JP13472696A JP3007299B2 JP 3007299 B2 JP3007299 B2 JP 3007299B2 JP 8134726 A JP8134726 A JP 8134726A JP 13472696 A JP13472696 A JP 13472696A JP 3007299 B2 JP3007299 B2 JP 3007299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の燃
料配管等に用いるコネクタに関する。この配管用コネク
タは、例えば、自動車の燃料配管において、燃料フィル
タと配管の接続、燃料ポンプユニットと配管の接続に使
用することができる。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料配管では、従来、例えば図
5に示すようなコネクタ2が用いられている。すなわ
ち、接続されるパイプ4の外周に、合成樹脂チューブ1
を一端に嵌めた筒状コネクタ本体5の他端部がはめられ
ており、コネクタ本体5の他端部内周に設けたOリング
6をパイプ4の外周面に接触させることによってシール
がなされている。そして、コネクタ本体5をパイプ4に
固定するために、コネクタ本体5には、半径方向内方へ
の弾発的変形習性を与えられた爪7が装着され、コネク
タ本体5を押し込んだ時に、この爪7がパイプ4の表面
の係合突起8に係合して、コネクタ本体5がパイプ4か
ら外れる方向への変位ができなくなるように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた従来の配
管用継手においては、爪7を係合突起8から外さないと
コネクタ本体5をパイプ4から引抜くことができない。
したがって、コネクタ本体5とパイプ4を切り離すとき
には、図6に示すようにパイプ4にその根元側から切り
離し専用の筒状治具9を嵌めて矢印A方向に移動させ、
爪7の先端部を半径方向外方へ変形させ、係合突起8と
の係合状態から外し、次いで図7に示すようにコネクタ
本体5とパイプ4を切り離すようにしている。このよう
に、専用の治具を用いないと切り離しができないのは不
便である。
【0004】また、上記のような治具9を用いないでコ
ネクタ本体5とパイプ4を切り離すには、図8に矢印B
で示すように、爪7の半径方向外端部に内方への押圧力
を加えて、当該外端部をコネクタ本体5の窓10から外
した後、図9に示すようにコネクタ本体5とパイプ4と
を分離している。しかし、この場合には図9に示すよう
に、パイプ4に爪7が付いたままになってしまう。
【0005】よって、本発明は、特別な治具を用いるこ
となく、また分離後に爪がパイプに付いたままになるこ
となもく、ワンタッチでコネクタ本体とパイプを切り離
すことができる配管用コネクタを得ることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するために、接続端部寄り外周に係合突起を有
するパイプの端部に一端が嵌合され、前記係合突起との
係合によりパイプに固定され、かつ他端でパイプに接続
すべきチューブに接続される配管用コネクタにおいて、
円筒状をなすコネクタが、弾発的はめ合いにより同軸的
に結合されたハウジング部と円筒状先端係合部とからな
り、円筒状先端係合部の前記パイプ寄りの先端部分に、
直径方向に対向して開口が形成され、各開口の内部に保
持片が設けられ、この保持片は、前記パイプの係合突起
に係合するようにコネクタ本体内部へ斜め内方へ突出す
る先端係合爪をもつとともに基端部が先端係合部外側に
位置しており、保持片の中間部分は、前記開口の先端係
合部周囲方向縁部に先端係合部周囲方向の連結片によっ
て一体的に連結され、先端係合部、連結片および保持片
は可撓性合成樹脂により一体成形され、保持片の基端部
のコネクタ本体の半径方向内方への押圧により、保持片
の先端係合爪がパイプの係合突起から半径方向外方へ離
脱して、コネクタをパイプから軸方向に外すことが可能
になるようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0008】図1および図2は配管用コネクタの組立て
状態および分離状態をそれぞれ示す。このコネクタは全
体的に円筒状をなすコネクタ本体11を有し、コネクタ
本体11は、ナイロン等の可撓性のある合成樹脂からな
るハウジング部11aと先端係合部11bとから構成さ
れている。ハウジング部11aと先端係合部11bは、
図2に示す分離状態から図1に示す結合状態に瞬時に組
立てることができる。
【0009】図3に示すように、ハウジング部11a
は、自動車の燃料配管用合成樹脂チューブ12をはめる
接続部13を一端に有し、他端側で前記先端係合部11
bと結合されるようになっている。ハウジング部11a
の他端側は段状に順次径が増大する形状をもっている。
ハウジング部11aの他端の直径方向に対向する位置に
は、図2および図3に示すように弾発部14、14が形
成されている。各弾発部14の周囲方向両側には窓部1
5、15が形成されて弾発部14が半径方向に撓み易く
なっている。各弾発部14の半径方向内側には係合縁1
9が半径方向内方へ向かって一体的に突設されている。
【0010】前記先端係合部分11bは基本的には円筒
形状をなし、前記ハウジング部分11aの前記他端側の
内部に嵌め込まれるようになっている。先端係合部分1
1bは、前記他端側の内部に密に嵌まる小径筒部16
(図2、図3)とそれより大径の大径筒部17とから一
体的に形成されている。小径筒部16の外面には直径方
向に対向する位置に半径方向外方へ突出する係合突部1
8が設けられている。係合突部18の外面は、図3に示
すように接続部13から軸線に沿って離れる方向へ漸次
高くなる傾斜面となっている。図2に示すように各係合
突部18を囲んでU字状切欠き20が形成され、係合突
部18の部分が半径方向に撓み易くなるように形成され
ている。
【0011】先端係合部分11bの大径筒部17には直
径方向に対向する位置に開口21が形成され、各開口2
1の内部に平板状の保持片22が設けられている。各保
持片22は、コネクタ本体11の内部へ斜め内方へ突出
する先端係合爪22aをもち、かつ基端部22bがコネ
クタ本体11の外側に位置している。そして、保持片2
2の中間部は、開口21のコネクタ本体周囲方向縁部
に、コネクタ本体周囲方向の連結片24、24を介して
一体的に連結されている。コネクタ本体11、連結片2
4および保持片22は可撓性のある合成樹脂からなるの
で、保持片22の基端部22bを図3の状態で指により
半径方向内方へ押圧すると、連結片24のねじれにより
保持片の先端係合爪22aは逆に半径方向外方へ変位す
る。なお、保持片22の基端部22bへの押圧力を解く
と、先端係合爪22aは弾性により再び図3の位置をと
る。
【0012】図2に示すように分離しているハウジング
部分11aと先端係合部分11bを対向させ、先端係合
部分11bの小径筒部16をハウジング部分11a内へ
嵌合させると、先端係合部分11bの係合突部18と弾
発部14が互いに当接し、弾発部14の半径方向内側の
係合縁19が係合突部18の斜面を乗り上げて係合突部
18の背後に図3に示すように掛け止めされる。これに
よって、ハウジング部分11aに先端係合部分11bが
固定され、両者は一体になる。
【0013】燃焼ポンプユニットや燃料フィルタから突
出するパイプ25は、図3に示すようにその先端寄り外
周に環状の係合突起27を一体的に有している。そし
て、パイプ25の先端外側にコネクタ本体11が図3の
ようにはめられるようになっている。コネクタ本体11
を図3において右方へ向かってパイプ25にはめていく
と、保持片22の先端係合爪22aがパイプ25の係合
突起27を乗り越えたところで、係合爪22aは係合突
起27の背後に入り込んでそれに係合する。したがっ
て、コネクタ本体11はパイプ25に対して図3で左方
へ移動できなくなり、パイプ25はコネクタを介してチ
ューブ12と接続されることになる。
【0014】パイプ25とチューブ12の接続を断つに
は、保持片22を図3において半径方向内方へ指により
押圧する。これによって、保持片22の先端係合爪22
aは半径方向外方へ変位してパイプ25の係合突起27
から外れる。したがって、コネクタはパイプ25から図
3において左方へ抜き取ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の配管用コ
ネクタは、その本体の一部をなす筒状先端係合部に設け
た保持片の基端部を指で押圧するだけで保持片の先端係
合爪がパイプの係合突起から外れるので、治具などを用
いることなくコネクタ本体を簡単にパイプから切り離す
ことができ、しかもパイプ側に爪等が残ることがない。
そして、コネクタ本体のパイプへの取り付けはワンタッ
チで行うことができる。また、本発明では、保持片は、
コネクタ本体と一体をなして設けられているので、コネ
クタ本体と別の部材に保持片を設ける場合に比し、着脱
を繰り返しているうちに保持片が紛失することがなく、
またコネクタ本体を構成する先端係合部は変形しにくく
することができるから、保持片の係合作用に狂いが生じ
ることがない。
【0016】また、保持片を平板状に形成することによ
って、操作性とロック性が向上する。
【0017】また、コネクタ本体をハウジング部と先端
係合部とにより分割し、それらを結合したことによって
製作と組み立てが容易になり、特に形状が複雑な先端係
合部の製作が容易になり、また係脱作用にあずかる先端
係合部が破損した場合、それだけを交換するだけでよ
く、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管用コネクタの組立て状態での斜視
図。
【図2】同じく分解状態での斜視図。
【図3】同じく断面図。
【図4】同じく平面図。
【図5】従来の配管用コネクタの断面図。
【図6】図5の従来配管用コネクタのパイプからの取外
し手順を示す図。
【図7】図6に示す手順に続く状態を示す図。
【図8】図5の従来の配管用コネクタのパイプからの取
外しのための他の方法を示す図。
【図9】図8に示す手順に続く状態を示す図。
【符号の説明】
11 コネクタ本体 11a ハウジング部分 11b 先端係合部分 12 チューブ 14 弾発部 15 窓部 16 小径筒部 17 大径筒部 18 係合突部 19 係合縁 20 U字状切欠き 21 開口 22 保持片 22a 先端係合爪 22b 基端部 24 連結片 25 パイプ 27 係合突起

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続端部寄り外周に係合突起を有するパイ
    プの端部に一端が嵌合され、前記係合突起との係合によ
    りパイプに固定され、かつ他端でパイプに接続すべきチ
    ューブに接続される配管用コネクタにおいて、 円筒状をなすコネクタ本体が、弾発的はめ合いにより結
    合されたハウジング部と円筒状先端係合部とからなり、
    前記円筒状先端係合部の前記パイプ寄りの先端部分に、
    直径方向に対向して開口が形成され、各開口の内部に保
    持片が設けられ、この保持片は、前記パイプの係合突起
    に係合するようにコネクタ本体内部へ斜め内方へ突出す
    る先端係合爪をもつとともに基端部が前記先端係合部外
    側に位置しており、保持片の中間部分は、前記開口の先
    端係合部周囲方向縁部に先端係合部周囲方向の連結片に
    よって一体的に連結され、先端係合部、連結片および保
    持片は可撓性合成樹脂により一体成形されており、保持
    片の基端部の先端係合部の半径方向内方への押圧によ
    り、保持片の先端係合爪がパイプの係合突起から半径方
    向外方へ離脱して、コネクタをパイプから軸方向に外す
    ことが可能になることを特徴とする配管用コネクタ。
  2. 【請求項2】前記保持片が平板状をなしていることを特
    徴とする請求項1記載の配管用コネクタ。
  3. 【請求項3】円筒状先端係合部のハウジング部側外周面
    に径方向に弾性変形可能な複数の係合突部が形成され、
    ハウジング部は前記先端係合部が密に嵌入する内周面を
    有し、この内周面に前記係合突起に係止する係合縁が突
    設され、先端係合部の前記開口のハウジング部寄りに隣
    接して、ハウジング部端面に当接する大径筒部が径方向
    外方へ突出して設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の配管用コネクタ。
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