JP3005548U - 両面テープ - Google Patents

両面テープ

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JP3005548U
JP3005548U JP1994008615U JP861594U JP3005548U JP 3005548 U JP3005548 U JP 3005548U JP 1994008615 U JP1994008615 U JP 1994008615U JP 861594 U JP861594 U JP 861594U JP 3005548 U JP3005548 U JP 3005548U
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稔 若林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両面テープの剥離紙の剥離作業を容易し、作
業における剥離紙の折り曲げ工程を不要しかつ剥離紙の
破損を防止する両面テープ形状を提供する。 【構成】 両面テープにおいて、一対の剥離紙の少なく
とも一方が複数枚に分割されている。また、両面テープ
において、一対の剥離紙の少なくとも一方が粘着層の上
を被覆する被覆部の周縁よりも外側へ延長された延長片
であるリード部を有し、被覆部の周縁とリード部の周縁
との継続部分が曲線で形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、2枚の平板同士を接着するための両面テープに関し、特に、双方の 面に剥離紙を有する両面テープにおいて、貼付け作業の作業性を向上させるため の剥離紙形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在では、多くの分野の製造工程又は組立工程において両面テープが多用され ている。両面テープは2つの面の接着のために用いられる手段の1つであるが、 接着剤に比べて接着作業や取扱いが容易、調製が不要、接着層のばらつきがない 等の利点がある。
【0003】 例えば平面状センサを用いる電子機器においては、センサ面すなわちセンサ基 板への外来ノイズを遮断するためにセンサ基板の全面を覆うシールド板をセンサ 基板に対して並設することがしばしばある。図5は、両面テープの利用例の1つ として、センサ基板40とシールド板50とを両面テープ10を用いて接着する 従来の作業工程を示した図である。従来の両面テープ10は、中央の支持膜と、 その両面に設けられた粘着層14a、14bと、両粘着層の外表面全体を被覆す べく貼付された一対の剥離紙20a、20bとから構成される。剥離紙20a、 20bは、テープ使用前の粘着層14a、14bの保護と取扱いの便のために設 けられており、使用時にはこれを剥がし去る作業が必要となる。
【0004】 先ず、図5a)において両面テープ10の片面の剥離紙20aを一部のみ剥が して粘着層14aを部分的に露出させる。この際、剥がされた剥離紙が元の状態 に戻ることを防ぐために、剥がした部分を一旦折曲げておくことにより作業性を よくする。次に、センサ基板40に対して剥離紙20aを一部のみ剥がした方の 面を向けて、両面テープ10を適切な位置に置き、一部露出した粘着層14aに より仮止めする。このとき、位置の調整を行うことができる。位置が定まった後 、剥離紙20aの残りの部分を剥がすことにより両面テープ10の片面をセンサ 基板40上に固定する。
【0005】 次にb)のように両面テープ10のもう一方の面の剥離紙20bを全て剥がし た後、シールド板50を粘着層14b上の適切な位置に置き、固定する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような従来の作業工程には、いくつかの問題があった。先ず、剥離紙は 粘着層から容易に剥がれる程度の強さで付着しているが、粘着層と剥離紙が密着 していることがしばしばあり、そのため、剥がし始めに縁部から剥離紙のみを引 き起こすことが難しく、手間がかかっていた。特に、図5に示す例における従来 の両面テープでは、粘着層と剥離紙が完全に同形状で積層されているので、周縁 のいずれの位置から剥離紙を剥がし始める場合にも手掛かりとなる片を引き起こ しにくい。
【0007】 さらに、最初の粘着面を仮止めするとき、予め剥離紙を一旦折り曲げておかな ければ、この面を下方に向けて配置する際に剥離紙が元の位置に戻ってしまう虞 れがあり、作業性が悪かった。
【0008】 さらに、もう一方の剥離紙を剥がすときは、既に両面テープが基板のような硬 い板に固定されているので、剥がし始めに縁部から剥離紙を引き起こす作業が非 常にやりにくかった。
【0009】 図6a)は、従来の両面テープ10の別の例を示したものである。図5の従来 例の欠点を改良するため、一方の剥離紙20b(図6a)では後側)の周縁の一 部を延長することにより、剥がし始めの手掛かりとなる片22(以降、これをリ ード部と称する)を設けている。他方の剥離紙20a(図6a)では前側)は粘 着層と同形状である。リード部22を設けた剥離紙20bを剥がし始める際は、 このリード部22を持って引っ張れば容易に剥離紙20bを剥がすことができる 。以降、リード部を有する剥離紙においては、このリード部を除いた部分すなわ ち粘着層を覆っている部分を被覆部(図6a)では影部28)と称する。
【0010】 しかしながら、従来のリード部は図6のように略四角形の形状で設けられてお り、被覆部の周縁24とリード部の周縁26との交差する点25は直角をなして いた。このため、剥離紙20を引き剥がす作業の際、図6b)に示すように被覆 部28とリード部22の境界の角部25に力が集中してここから剥離紙20bが 裂けることがしばしば発生した。剥離紙がこのように裂けてしまうとその後の作 業が著しく困難になり、時間を浪費することとなる。
【0011】 以上により本考案の目的は、両面テープの剥離紙の剥離作業を容易にする両面 テープ形状を提供することである。
【0012】 さらに本考案の目的は、両面テープの剥離紙の剥離作業における剥離紙の折り 曲げ工程を不要にする両面テープ形状を提供することである。
【0013】 さらに本考案の目的は、両面テープの剥離紙の剥離作業における剥離紙の破損 を防止する両面テープ形状を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本考案は以下の構成を提供する。 1)支持膜の両面に設けた粘着層と該両面の粘着層の上をそれぞれ被覆すべく 貼付された一対の剥離紙とを有する両面テープにおいて、前記一対の剥離紙の少 なくとも一方が複数枚に分割されていることを特徴とする両面テープを提供する 。
【0015】 2)支持膜の両面に設けた粘着層と該両面の粘着層の上をそれぞれ被覆すべく 貼付された一対の剥離紙とを有する両面テープにおいて、前記一対の剥離紙の少 なくとも一方が前記粘着層の上を被覆する被覆部の周縁よりも外側へ延長された 延長片であるリード部を有し、該被覆部の周縁と該リード部の周縁との継続部分 が曲線で形成されることを特徴とする両面テープを提供する。
【0016】 3)支持膜の両面に設けた粘着層と該両面の粘着層の上をそれぞれ被覆すべく 貼付された一対の剥離紙とを有する両面テープにおいて、前記一対の剥離紙の一 方が複数枚の片に分割されており、前記一対の剥離紙の他方が前記粘着層の上を 被覆する被覆部の周縁よりも外側へ延長された延長片であるリード部を有し、該 被覆部の周縁と該リード部の周縁との継続部分が曲線で形成されることを特徴と する両面テープを提供する。
【0017】
【作用】
上記1)の構成による両面テープは、剥離紙が複数枚の片に分割されているの で、いずれの片もその合わせ目から容易に剥がすことができる。さらに、先ず分 割された片のうち1枚を完全に取り去り粘着層の一部を露出すれば、その部分を 仮止め用に利用することができる。この際、剥離紙を折り曲げる必要はない。
【0018】 上記2)の構成による両面テープは、剥離紙が、粘着層を覆っている被覆部の 周縁よりも外側へ延長された延長片であるリード部を設けている。このリード部 の周縁と被覆部の周縁との継続部分が曲線で形成されるので、リード部を持って 剥離紙を剥がす作業においてリード部と被覆部の継続部分に無理な力が掛からず 、従って剥離紙が裂けることがない。
【0019】 上記3)の構成によれば、一対の剥離紙の一方が複数枚の片に分割され、他方 が曲線で構成される継続部分を有するリード部を設けている。一方の剥離紙は分 割された片の合わせ目から容易に剥がすことができ、一枚のみ剥がせば仮止めと して利用できる。また、分割された方の剥離紙の面を貼り終えた後、他方の面に ついてはリード部を持って剥離紙を取り去ることができる。このリード部の継続 部分は曲線であるので無理な力が掛からず剥離紙を破損することがない。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例である両面テープ10の平面図a)及び側面図b) である。両面テープ10は、支持膜12、粘着層14a及び14b、並びに剥離 紙20a及び20bから構成される。
【0021】 図1a)に示すように、前側の剥離紙20aは粘着層を被覆する被覆部のみか らなっているが、本考案による実施例では、合わせ目200を境に2つの片10 1、102に分割されている。これは、従来の両面テープの引き剥がし作業にお いて、剥がし始めの手掛かりとなる片を得にくかった点及び仮止めのために剥離 紙を一度折り曲げる作業を必要とした点を改良するためである。
【0022】 また、後側の剥離紙20bは粘着層の被覆部(剥離紙20aと同形状で重なっ ているため図示されていない)とリード部22とからなっている。図1b)の側 面図に示されるようにこの剥離紙20bのリード部22は、粘着層の周縁から延 長された部分であって、剥離紙20bを剥がす際に引っ張るための手掛かりとな る片である。本考案では、このリード部22の周縁26と粘着層被覆部の周縁2 4との継続部分である角部25を曲線で形成することを特徴とする。これは従来 の両面テープのリード部が、引き剥がし作業の際に角部25から破損しやすかっ た欠点を改良するためである。
【0023】 図2は、図1の実施例を用いた作業工程を示したものである。比較のため図5 と同様にセンサー基板40とシールド板50(図示せず)を接着する場合を例に する。先ず図2a)において、剥離紙20aの分割された片の1つ101を剥が し取る。このとき、合わせ目200を割るようにすれば容易に片101を剥がす ことができる。こうして粘着層14aを部分的に露出した状態となる。その後、 この露出面をセンサ基板40に向けて仮止めし、位置調整する。このように本考 案では仮止めのために剥離紙を一度折り曲げる作業は不要である。位置が定まっ たならば残りの片102を取り去り両面テープ10の片面をセンサ基板40に固 定する。この後、図2b)に示すように、剥離紙20bのリード部22を持って 引っ張ることにより剥離紙20bを全て剥がし、シールド板50をその上に貼付 け固定する。このとき、リード部の周縁と被覆部の周縁の継続部分25は曲線で 形成されているので、角部に力が集中することなく円滑に剥がすことができ、角 部から剥離紙が破損する虞れがない。
【0024】 図1の実施例では、一方の面の剥離紙を分割する構成とし、他方の面の剥離に リード部を設ける構成として従来の両面テープの欠点を改良しているが、いずれ か一方の対策のみで十分な場合は、一方の剥離紙のみにいずれかの構成を設けて もよい。分割構成において、分割される片は2つに限られず、分割形状も任意に 設計できる。
【0025】 また、作業をいずれの面からも開始できるように、双方の面を同じ構成として もよい。すなわち、双方の面の剥離紙を分割した構成、又は双方の面の剥離紙に リード部を設けた構成でもよい。さらに、双方の面の剥離紙を分割しかつ複数の 分割片の中でリード部を必要とする分割片を選択して適宜リード部を設ける構成 としてもよい。
【0026】 図3は、リード部22の形状の異なる種々の実施例を示した図である。図3a )では両面テープの剥離紙20bの一辺を延長してリード部とし、図3b)では 剥離紙20bの一辺の中間位置に曲線で形成される継続部を両側に持つリード部 を設け、図3c)では剥離紙20bの大きさを両面テープの全周縁から出る大き さとし、この出た部分をリード部とする。
【0027】 図4は、リード部22の別の実施例を示した図である。上記の実施例ではリー ド部を剥離紙の延長部として設けたが、図4に示すようにリード部を剥離紙とは 別に用意しこれを剥離紙に貼付けてもよい。この実施例の場合、リード部の材質 を剥離紙と異なる材質とすることができるので、把持しやすい材料を選択するこ とも可能である。
【0028】
【考案の効果】
以上のように本考案では、両面テープの剥離紙の構成を改良することにより、 容易に剥離紙を剥がし始めることができる。さらに、仮止の際に剥離紙を一旦折 曲げる工程が不要となり、またリード部が破損することなく円滑に剥離紙を剥が すことができる。よって、両面テープによる接着作業を効率よく行うことができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による両面テープの第1の実施例の構成
図である。
【図2】本発明による両面テープの第1の実施例を用い
た接着作業を示す図である。
【図3】本考案による両面テープの別の実施例の構成図
である。
【図4】本考案による両面テープのさらに別の実施例の
構成図である。
【図5】従来の両面テープを用いた接着作業を示す図で
ある。
【図6】従来の両面テープの剥離紙の形状の例を示す図
である。
【符号の説明】
10 両面テープ 12 支持膜 14a、14b 粘着層 20a、20b 剥離紙 22 剥離紙のリード部 24 剥離紙の被覆部周縁 25 剥離紙の被覆部周縁とリード部周縁との継続部分 26 剥離紙のリード部周縁 28 剥離紙の粘着層被覆部 101、102 剥離紙の分割片 200 分割片の合わせ目

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持膜の両面に設けた粘着層と該両面の
    粘着層の上をそれぞれ被覆すべく貼付された一対の剥離
    紙とを有する両面テープにおいて、 前記一対の剥離紙の少なくとも一方が複数枚の片に分割
    されていることを特徴とする両面テープ。
  2. 【請求項2】 支持膜の両面に設けた粘着層と該両面の
    粘着層の上をそれぞれ被覆すべく貼付された一対の剥離
    紙とを有する両面テープにおいて、 前記一対の剥離紙の少なくとも一方が前記粘着層の上を
    被覆する被覆部の周縁よりも外側へ延長された延長片で
    あるリード部を有し、該被覆部の周縁と該リード部の周
    縁との継続部分が曲線で形成されることを特徴とする両
    面テープ。
  3. 【請求項3】 支持膜の両面に設けた粘着層と該両面の
    粘着層の上をそれぞれ被覆すべく貼付された一対の剥離
    紙とを有する両面テープにおいて、 前記一対の剥離紙の一方が複数枚の片に分割されてお
    り、 前記一対の剥離紙の他方が前記粘着層の上を被覆する被
    覆部の周縁よりも外側へ延長された延長片であるリード
    部を有し、該被覆部の周縁と該リード部の周縁との継続
    部分が曲線で形成されることを特徴とする両面テープ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018092779A1 (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 日本板硝子株式会社 防曇積層体及び防曇シートの貼付方法

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