JP3003450B2 - 車両のリヤピラー構造 - Google Patents

車両のリヤピラー構造

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JP3003450B2
JP3003450B2 JP5068597A JP6859793A JP3003450B2 JP 3003450 B2 JP3003450 B2 JP 3003450B2 JP 5068597 A JP5068597 A JP 5068597A JP 6859793 A JP6859793 A JP 6859793A JP 3003450 B2 JP3003450 B2 JP 3003450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両のリヤピラー構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のリヤピラー構造としては、
例えば図2及び図3に示すようなものが知られている
〔類似技術として、日産自動車株式会社1993年1月
発行“新型車解説書”(C34−1)のD−54頁参
照〕。図中、Aが前側で、Bが後側である。
【0003】1がリヤピラーで、リヤピラーアウタ2と
リヤピラーインナ3とを接合した閉断面構造となってい
る。すなわち、リヤピラーアウタ2は車外へ露呈する外
表面部4を略中央に有し、その前後に段下がり部2a、
2bが形成されており、この前後の段下がり部2a、2
bにリヤピラーインナ3の前後端部3a、3bが各々接
合される。そして、リヤピラーアウタ2の後側の段下が
り部2bには、図示せぬウエザストリップやモール等を
介して、リヤウインドウパネル5が設けられ、また前側
の段下がり部2aには昇降自在なリヤサイドウインドウ
パネル6が図示せぬウエザストリップを介して対応せし
められる。
【0004】リヤピラーインナ3の車室内側にはリヤピ
ラーガーニッシュ7が設けられており、このリヤピラー
ガーニッシュ7及びリヤピラーインナ3にはそれぞれ対
応する大小の取付孔8、9が形成されている。そして、
リヤピラーインナ3の「取付部」としての取付孔9の内
側に溶接ナット10が設けてあり、該溶接ナット10に
スペーサ11を介して螺合した固定ボルト12により、
シートベルト13用の「支持部材」としてのスルーリン
グ14が取付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、シートベルト13用のスル
ーリング14をリヤピラーインナ3に取付ける構造とな
っているため、乗員拘束性を考えてスルーリング14の
取付位置をもっと後側へ設定したくても、リヤピラーイ
ンナ3の後端部3bまでしか移動できない。また、リヤ
ピラー1全体の前後サイズを大きくすれば、スルーリン
グ14の取付位置をより後側へ設定できるようになる
が、そうすると今度は、車外へ露呈するリヤピラーアウ
タ2の外表面部4の前後幅が大きくなり、外観品質上好
ましくなくなる。
【0006】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされらものであり、リヤピラーアウタの外表面部の
幅を変更することなく、シートベルト用支持部材の取付
位置をより後側に設定することができる車両のリヤピラ
ー構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両のリ
ヤピラー構造は、上記の目的を達成するために、リヤピ
ラーアウタの後側の段下がり部及びリヤピラーインナの
後端部をそれぞれ後側へ延長することにより、リヤピラ
ーインナのリヤピラーアウタ外表面部よりも後側部分に
シートベルト用支持部材の取付部を形成したものであ
る。
【0008】
【作用】この発明の車両のリヤピラー構造によれば、リ
ヤピラーアウタの後側の段下がり部及びリヤピラーイン
ナの後端部をそれぞれ後側へ延長することにより、リヤ
ピラーインナのリヤピラーアウタ外表面部よりも後側の
位置にシートベルト用支持部材の取付部を形成したの
で、この取付部にシートベルト用支持部材を取付けるこ
とにより、シートベルト用支持部材の取付位置を従来よ
りも後側に設定することが可能となる。しかも、リヤピ
ラーアウタにおいて、後側へ延長するのは、後側の段下
がり部だけであり、外表面部はそのままなので、外観品
質を低下させることもない。
【0009】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1に基づ
いて説明する。尚、従来と重複する説明は省略する。
【0010】この実施例のリヤピラー15では、リヤピ
ラーアウタ16の後側の段下がり部16b、及びそれに
対応するリヤピラーインナ17の後端部17bがそれぞ
れ後側へ延長してある。リヤピラーインナ17をこのよ
うに後側へ延長したことにより、リヤピラーインナ17
の前後幅が大きくなるため、それに伴って、該リヤピラ
ーインナ17を覆うリヤピラーガーニッシュ18の前後
幅も大きく形成してある。この実施例のリヤピラー15
で、後側へ延長したのは、後側の段下がり部16bとそ
れに対応する後端部17bだけで、それ以外の前側の段
下がり部16a、外表面部19、後端部17aは、略従
来通りの形状とされている。
【0011】そして、前記リヤピラーインナ17のう
ち、リヤピラーアウタ16の外表面部19よりも後側位
置に「取付部」としての取付孔20が形成されており、
この取付孔20の内側に従来通り溶接ナット21が取付
けてある。また、リヤピラーガーニッシュ18の前記取
付孔20に対応する部分には若干大径の取付孔22が形
成してあり、そこからスペーサ23を介して固定ボルト
24が前記溶接ナット21へ螺合され、該固定ボルト2
4に「支持部材」としてのスルーリング25が取付けて
ある。
【0012】以上のように、この実施例では、スルーリ
ング25が従来よりも後側に位置することとになるた
め、その分、シートベルト26による乗員の拘束性が向
上する。また、このように、スルーリング25の位置を
後側へ移動させたものでありながら、車外側へ露出する
外表面部19の位置及び幅は従来のままなので、自動車
の外観品質が損なわれることもない。加えて、前述の如
く、リヤウインドウパネル27に対応する後側の段下が
り部16bの幅が従来より大きくなるため、リヤウイン
ドウパネル27の取付剛性も高まる。
【0013】尚、以上の説明において、リヤピラーアウ
タ16の前側の段下がり部16aに対応して、昇降自在
なリヤサイドウインドウパネル28を設けた例を示した
が、いわゆる三角窓と称される固定コーナー形のリヤサ
イドウインドウパネルであっても良い。
【0014】更に、全部が車室内側に出たタイプのシー
トベルト26を例とし、且つその「支持部材」としてス
ルーリング25を例としたが、これに限定されず、リヤ
ピラー15内にシートベルト26を巻取収納したリトラ
クタを設け、且つリヤピラーインナ17に「支持部材」
としてのエスカッション(図示せず)を設け、該エスカ
ッションの取出口からリヤピラー15内にあるシートベ
ルト26を車室内側へ引出すようにしたものであっても
良い。
【0015】
【発明の効果】この発明に係る車両のリヤピラー構造
は、以上説明してきた如き内容のものであって、リヤピ
ラーアウタの後側の段下がり部及びリヤピラーインナの
後端部をそれぞれ後側へ延長することにより、リヤピラ
ーインナのリヤピラーアウタ外表面部よりも後側の位置
にシートベルト用支持部材の取付部を形成したので、こ
の取付部にシートベルト用支持部材を取付けることによ
り、シートベルト用支持部材の取付位置を従来よりも後
側に設定することが可能となる。しかも、リヤピラーア
ウタにおいて、後側へ延長するのは、後側の段下がり部
だけであり、外表面部はそのままなので、外観品質を低
下させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る車両のリヤピラー構
造を示す断面図である。
【図2】従来の車両のリヤピラー構造を示す車内斜視図
である。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【符号の説明】
16 リヤピラーアウタ 16a 段下がり部(前側) 16b 段下がり部(後側) 17 リヤピラーインナ 17a リヤピラーインナの前端部 17b リヤピラーインナの後端部 19 外表面部 20 取付孔(取付部) 25 スルーリング(支持部材) 26 シートベルト 27 リヤウインドウパネル 28 リヤサイドウインドウパネル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤピラーアウタの外表面部の前後にリ
    ヤサイドウインドウパネル及びリヤウインドウパネルが
    それぞれ対応せしめられる段下がり部を形成し、該リヤ
    ピラーアウタの各段下がり部にリヤピラーインナの前後
    端部を各々接合して閉断面構造とすると共に、リヤピラ
    ーインナにシートベルト用の支持部材を取付ける車両の
    リヤピラー構造において、 前記リヤピラーアウタの後側の段下がり部及びリヤピラ
    ーインナの後端部をそれぞれ後側へ延長することによ
    り、リヤピラーインナのリヤピラーアウタ外表面部より
    も後側の位置にシートベルト用支持部材の取付部を形成
    したことを特徴とする車両のリヤピラー構造。
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