JP2998510B2 - 電子部品とその製造方法 - Google Patents

電子部品とその製造方法

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修司 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばSAWデバイス
や半導体装置を有する電子部品とその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デバイスとしてSAWデバイスを
用い、それを上下ケース間の収納空間に収納させたもの
は、収納空間を密封するために、上下ケースを溶接によ
り接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子部品に
おいては、上下ケースの溶接時に、その接合部において
発生するガスが、収納空間に侵入し、これがSAWデバ
イスのAl製の電極に吸着され、これによってその質量
を変動させ、この結果として周波数特性を変動させてし
まうという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は上下ケースの接合による
特性変動を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、この目的を達成
するために本発明の電子部品は前記上下ケースをその表
面にOH基を有するガラスにより形成し、これらの上下
ケースのガラス面同士を原子間結合により直接接合した
ものである。
【0006】
【作用】以上の構成とすれば上下ケースは溶接等を用い
ることなく、しかも低温で接合できるので、接合部や収
納空間で不要ガスが発生することは実質的になく、この
結果としてデバイスの特性変動のおきないものとなる。
【0007】
【実施例】図1,図2において、1は硼珪酸ガラス又は
ソーダガラスにより形成された上ケースで、このケース
の下面側には収納空間を形成するための凹部2が形成さ
れている。この凹部2は、図2に示すごとく長方形をし
たものであり、その深さは400μmとなっており、こ
の内部にSAWデバイス3が収納される。このSAWデ
バイス3は水晶又はLiTaO3、LiNbO3等により
構成された厚さ380μmの基板4と、その表面側に設
けた厚さ約1μmのAlよりなる櫛歯状電極5と、その
両端に設けた入出力電極6より構成されている。基板4
の図2における上面側は、凹部2の底面に後述する手段
により圧接させられており(もちろんこの部分をシリコ
ン樹脂で接着してもよい)、これによってSAWデバイ
ス3の表面側の電極5,6は凹部2内に完全に収納され
る状態となっている。7は硼珪酸ガラス又はソーダガラ
スにより形成された板状の下ケースで、その厚さは、上
ケース1の凹部2上の底厚と同じく300μmもしくは
それよりも薄い200μmとしている。この下ケース7
と上ケース1は、不活性ガス中において、凹部2の外周
部において当接させられ、この状態でOH基同士による
水素結合が行われ次に300℃の不活性ガス雰囲気中
で、所定の時間、放置させれば、原子間結合による強固
な接合が図られる。このとき、下ケース7の入出力電極
6に対応する部分に設けた貫通孔8は開孔しているの
で、凹部2内からの不活性ガスは、この貫通孔8から流
出することになる。この一連の作業は図1,図2を反転
させ、下ケース7を上にした状態で行われ、よって貫通
孔8内へのAuあるいはSn−Ag球体9の挿入は簡単
に行われる。この球体9の直径は300μmで、それを
貫通孔8の下ケース7外方より棒状電極で機械的圧力お
よび超音波振動を加えて押し込み、それにより入出力電
極6と溶着される。次に、この貫通孔8の下ケース7外
表面側に外部電極10が設けられる。この外部電極10
はAg樹脂ペーストを印刷し、その一部を貫通孔8内に
流入させて球体9と接合させるとともに他端は下ケース
7の長手方向両端の凹部11に延長形成されている。そ
して、この状態において外部電極10上にメッキ処理が
行われ、電子部品としては、図1,図2に示すごとく、
下ケース7側を下面にして各種基板へ、その外部電極1
0を用いて表面実装される。
【0008】なお、上記実施例においては、上下ケース
1,7単品同士の接合で説明したが、実際には大板の上
下板に図1,図2に示した上下ケース1,7部分を縦横
に複数個整列させられて、複数個の接合が一度に行わ
れ、それを後で図1,図2に示す単品に切断するように
なっている。
【0009】また、上記実施例においては、上ケース1
に凹部2を形成して収納空間を形成したが、この上ケー
ス1はSAWデバイス3の外周を囲む枠体と、この枠体
の下ケース7とは反対側に原子間結合により直接接合し
た板体とにより形成してもよい。
【0010】さらに、この枠体又は凹部2の4つのコー
ナー部はSAWデバイス3の4つのコーナー部が当接し
て収納できなくなるのを防止するために外方に向けて切
欠して、その当接を防止し、収納が確実に行われるよう
にしている。
【0011】さらにまた、SAWデバイス3の図1,図
2における上面側を支持する凹部2の底面には、1つあ
るいは複数の突起を設け、この突起でSAWデバイス3
の基板4を支持すれば、バルク波の反射量が減少し、こ
の点でも特性が高められる。
【0012】また、図1における12は、下ケース7の
外部電極10間に設けた導電膜で、外部電極10の形成
時に一体に形成され、GND電極に接続されており、櫛
歯電極5に対する外部からのシールド電極として働く。
もちろん、上ケース1の外表面にもシールド電極13を
設ければ、さらにその結果は高まる。
【0013】さらに、上記実施例では、SAWデバイス
3収納させたが、凹部2にデバイスとして、基板と、そ
の表面に設けたAl製の電極と、この電極に接続した半
導体素子とにより構成された半導体装置を収納してもよ
い。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、前記上下ケース
は、その表面にOH基を有するガラスにより形成し、こ
れらの上下ケースのガラス面同士を原子間接合により直
接接合したものであり、以上の構成とすれば上下ケース
は溶接等を用いることなく、しかも低温で接合できるの
で、接合部や収納空間で不要ガスが発生することは実質
的になく、この結果としてデバイスの特性変動のおきな
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の一実施例を示す断面図
【図2】同分解斜視図
【符号の説明】
1 上ケース 2 凹部 3 SAWデバイス 7 下ケース 9 球体 10 外部電極 12,13 シールド電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−240450(JP,A) 特開 平4−122052(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/08 H03H 9/25

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両者間に収納空間を形成すべく結合した
    上ケース及び下ケースと、前記収納空間に収納させたデ
    バイスとを備え、前記上下ケースは、その表面にOH基
    を有するガラスにより形成し、これらの上下ケースのガ
    ラス面同士を原子間結合により直接接合した電子部品。
  2. 【請求項2】 上下ケースの少なくとも一方に貫通孔を
    形成するとともに、この貫通孔のケース外表面部分には
    樹脂系ペーストにより外部電極を設けた請求項1に記載
    の電子部品。
  3. 【請求項3】 貫通孔が形成されたケースの外周端面に
    内方への凹部を形成し、この凹部内に外部電極の一部を
    延長させた請求項2に記載の電子部品。
  4. 【請求項4】 上下ケースの少なくとも一方は、デバイ
    スの外周を囲む枠体と、この枠体の相手側ケースとは反
    対側に原子間結合により直接接合した板体とにより形成
    した請求項1に記載の電子部品。
  5. 【請求項5】 デバイスとして、基板と、その表面に
    けたAl製の電極とにより構成されたSAWデバイスを
    用いた請求項1に記載の電子部品。
  6. 【請求項6】 デバイスとして、基板と、その表面に
    けたAl製の電極と、この電極に接続した半導体素子と
    により構成された半導体装置を用いた請求項1に記載の
    電子部品。
  7. 【請求項7】 収納空間の底部には、突起を形成し、こ
    の突起により基板を支持した請求項5又は6に記載の電
    子部品。
  8. 【請求項8】 収納空間にデバイスを収納させた状態
    で、その表面にOH基を有するガラスにより形成された
    上下ケースを原子間結合により直接接合し、次にデバイ
    スの入出力電極に対応するケース部分に設けた貫通孔の
    ケース外表面部分から導体を侵入させ、その後、この導
    体のケース外表面側に外部電極を形成する電子部品の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 導体は、その外表面が導電層となった球
    体により構成した請求項8に記載の電子部品の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 外部電極は樹脂系ペーストにより形成
    した請求項8又は9に記載の電子部品の製造方法。
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DE69404588T DE69404588T2 (de) 1993-09-13 1994-09-13 Elektronisches Bauelement und Verfahren zu seiner Herstellung
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