JP2995780B2 - 密閉式鉛蓄電池 - Google Patents

密閉式鉛蓄電池

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は密閉式鉛蓄電池の改良に関するものである。
従来の技術とその課題 現在、電池の充電中に発生する酸素ガスを負極で吸収
させるタイプの密閉式鉛蓄電池にはリテーナ式とゲル式
の二種類がある。リテーナ式は正極板と負極板との間に
微細ガラス繊維を素材とするマット状セパレータ(ガラ
スセパレータ)を挿入し、これによって放電に必要な硫
酸電解液の保持と両極の隔離を行っており、無保守、無
漏液、ポジションフリーなどの特徴を生かして、近年、
ポータブル機器やコンピューターのバックアップ電源と
して広く用いられるようになってきた。しかし、ガラス
セパレータが高価なことや極板群を強く圧迫する必要か
ら電槽の強度も大きくしなければならないなど電池の製
造コストが高くなる要因が多く、さらに流動液が過剰に
ある電池(以下、液式電池という)に比べて低率放電性
能が劣るなどの欠点があって、この種の密閉電池の普及
に障害となっている。
一方、ゲル式はリテーナ式よりも安価であるが、電池
性能が液式やリテーナ式に劣るという欠点を有してい
る。また、リテーナ、ゲル式密閉式鉛蓄電池のいずれに
おいてもその大半が格子体にアンチモンを含まない鉛合
金を用いている。これらの電池で鉛−アンチモン系合金
を使用した場合、アンチモンが充放電中に正極格子体よ
り溶出し、負極板上に析出して水素過電圧を低下させる
ために水分解による水素発生量が増加し、その結果密閉
式鉛蓄電池では致命的なドライアップが起こって寿命と
なってしまう。このような理由でリテーナ、ゲル式密閉
式鉛蓄電池では、アンチモンを含まない合金として例え
ば鉛−カルシウム系合金を用いている。しかし、鉛−カ
ルシウム系合金は深い放電を含む充放電サイクルを行な
った場合、放電時に格子−活物質界面に緻密な不導体で
ある硫酸鉛が生成して早期に容量が低下したり、活物質
である二酸化鉛粒子間の結合が弱まり活物質が脱落しや
すくなるという欠点を有している。また、鉛−カルシウ
ム系合金は鉛−アンチモン系合金に比べて非常に軟らか
いために格子の伸びによるショートが発生しやすいとい
う欠点も有している。一方、鉛−アンチモン系合金の場
合はアンチモンが格子−活物質界面に生成する腐食層を
多孔性にし、また二酸化鉛粒子間の結合力を強固にする
為に早期容量低下や活物質の脱落はなく、更に格子の伸
びによるショートも起こりにくい。これらのことから現
在の密閉式鉛蓄電池においては、コストダウンと同時に
電池寿命性能を改善することが最大の課題であった。
課題を解決するための手段 我々は、上述した従来の密閉式鉛蓄電池の欠点を除去
するためには、正極格子に鉛−アンチモン系合金を使用
可能にすることが最良と考えた。しかし、このためには
正極から負極へのアンチモンの移動を防ぐことが大きな
問題点となるが、研究を重ねた結果、シリカ微粉体がア
ンチモンを吸着することを見いだし、この結果シリカ微
粉体を用いて、優れた電池性能を有する安価な密閉式鉛
蓄電池を開発することができた。その骨子とするところ
は鉛−アンチモン系合金より成る正極格子を用い、且つ
少なくとも正極板と負極板との間隙にシリカ微粉体を充
填、配置し充放電に必要な量の硫酸電解液を上記微粉体
および正負極板に含浸、保持させたところにある。正極
格子に鉛−アンチモン系合金を用いることでアンチモン
が正極格子−活物質界面に生成する腐食層を多孔性に
し、粒子間の結合を強固にするために、早期容量低下や
活物質の脱落を防ぐことができ、更に格子の伸びによる
ショートも減らすことができる。また、正極板と負極板
との間隙に配置したシリカ微粉体がアンチモンを吸着
し、正極から負極へのアンチモンの移動を阻止する。そ
の結果、アンチモンによる水素過電圧の低下がなくなる
ために水分解は増加せず、密閉式鉛蓄電池の最大の特徴
である無保守、無補水という特徴が損なわれることはな
い。さらにシリカ微粉体は非常に安価な工業材料であっ
て、また硫酸の保持能力も優れているためにリテーナ、
ゲル式に代わる密閉式鉛電池を安価に作製する事ができ
る。以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例 シリカ微粉体として一次粒子が10〜40ミリミクロン、
表面積が約120m2/gのものを用いて各試験を行なった。
まず、シリカ微粉体の特性を知るために吸液量を調べ、
現行のリテーナ式密閉式鉛蓄電池で用いられている直径
約1μmがガラス繊維よりなるガラスセパレータと比較
した。結果を第1表に示す。
保液量とは、シリカ微粉体やガラスセパレータが保持
できる液量で実験により求めた。まず、比重1.30(20
℃)の希硫酸をガラスフィルター上に置いたシリカ微粉
体やガラスセパレータでろ過し、この後これらに保持さ
れている液量を保液量とした。シリカ微粉体の保液量
は、ガラスセパレータに比べやや劣るものの、0.87cc/c
m3と優れた液保持能力を有するために、リテーナ、ゲル
式に代わる新しいタイプの密閉式鉛蓄電池を作製できる
ことがわかった。
次にシリカ微粉体のアンチモン吸着力を調べた。比較
のためにβ−PbO2やTiO2(ルチル型)も同時に試験し
た。試験は、アンチモンを含む比重1.30の希硫酸中にシ
リカ微粉体、β−PbO2やTiO2(ルチル型)をいれ、一定
時間撹拌し、希硫酸中のアンチモン減少量を調べそれを
吸着量とする方法で行なった。結果を第1図に示す。第
1図は希硫酸中のアンチモン濃度とアンチモン吸着量と
の関係を示している。一般にβ−PbO2やTiO2(ルチル
型)など正方晶の結晶構造をもつ金属酸化物は、溶液中
のアンチモンを吸着することが知られている。しかし、
鉛蓄電池中で用いるためには耐硫酸性があること、アン
チモン吸着力が高いこと、安価であること、そのほか電
池に害を及ぼさないことなどの条件を満たす必要があ
る。β−PhO2は正極活物質として用いられているが、第
1図に示すようにアンチモン吸着力が小さいために、鉛
蓄電池中でアンチモンの正極板から負極板への移動を充
分阻止できない。TiO2(ルチル型)は、シリカ微粉体と
ほぼ同等のアンチモン吸着力をもつが、高価であるため
にアンチモン移動を阻止できるだけの量を電池内に添加
すると大幅なコストアップとなってしまう。一方、シリ
カ微粉体は優れたアンチモン吸着力を有していること、
安価であること、電池に対しても無害であることなどか
ら上記条件を全て満足する。シリカ微粉体を電解液保持
体とし、正極格子に鉛−アンチモン系合金を用いた場
合、シリカ微粉体が正極より負極へと移動するアンチモ
ンを吸着するために前述したアンチモンによる弊害のほ
とんどない電池を作製することが可能である。
次に実際に電池を作製し、試験を行なった。
比較を行なうために、第2表に示すように正極格子合
金として鉛−アンチモン系合金および鉛−カルシウム系
合金、電解液保持体としてシリカ微粉体およびガラスセ
パレータをそれぞれ用いた。なお、負極格子には、鉛−
カルシウム系合金を用いた。正負極活物質などは標準的
なものを用い、電解液には比重1.30の希硫酸を用い、5
時間率で約28Ahの容量を持つ自動車用密閉式鉛蓄電池を
組み立てた。これらの電池を用いてJISD−5301の寿命試
験を行ない、放電容量の推移よおび減液量を調べた。放
電容量は、試験前の容量を100%として比較したもの、
減液量は試験前を0%として液減少量を重量%で示した
ものである。結果を第2図に示す。
NO.2の電池は、寿命が最も短く、減液量も多かった。
これは正極格子より溶出したアンチモンが負極板上に析
出して水分解が増加し、電解液量が減少したことがその
原因である。NO.3,4の電池では減液量は少ないもののN
O.1の電池に比べ寿命が短かった。これは、アンチモン
を含まないために正極活物質の劣化が発生しやすかった
ことおよび鉛−カルシウム系合金は鉛−アンチモン系合
金に比べて軟らかいために格子が伸びてショートが起こ
ったことなどが寿命原因となっている。これらに対し
て、本発明品であるNO.1の正極格子に鉛−アンチモン系
合金、電解液保持体にシリカ微粉体を用いた電池では、
サイクル数が最も多く減液量も非常に少ないという結果
が得られた。これは、正極格子に鉛−アンチモン系合金
を用いているために正極活物質の劣化や格子の伸びが少
なかったこと、またシリカ微粉体がアンチモンの正極か
ら負極への移動を阻止したために減液量が少なくなった
ことなどがその理由である。
今回、シリカ微粉体として一次粒子が10〜40ミリミク
ロン、表面積が約120m2/gのものを用いたが、表面積が2
0m2/g以上のシリカ微粉体であれば同様の効果を得るこ
とがきる。また、正極格子に鉛−アンチモン系合金、電
解液保持体に上記のシリカ微粉体を用いたクラッド式密
閉鉛蓄電池についても本実施例と同じ効果、即ち減液量
少なく長寿命という性能が期待できる。
発明の効果 上述の実施例からも明らかなように、本発明による密
閉式鉛蓄電池は鉛−アンチモン系合金より成る正極格子
を用い、且つ少なくとも正極板と負極板との間隙にシリ
カ微粉体を充填、配置し充放電に必要な量の硫酸電解液
を該微粉体および正負極板に含浸、保持させるという方
法で従来の密閉式鉛蓄電池の短所を克服することがで
き、その工業的価値は甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はシリカ微粉体、TiO2、β−PbP2のアンチモン吸
着力と希硫酸中のアンチモン濃度との関係を示す図、第
2図はサイクル寿命試験中の容量推移および減液量を示
した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−241753(JP,A) 特開 平1−241752(JP,A) 特開 平2−215056(JP,A) 特開 平1−93068(JP,A) 特開 昭63−221564(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 10/10 - 10/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池の充電中に発生する酸素ガスを負極で
    吸収させる密閉形ペースト式鉛蓄電池において、鉛−ア
    ンチモン系合金より成る正極格子を用い、かつ少なくと
    も正極板と負極板との間隙に1次粒子が10〜40μmであ
    りかつ表面積が20m2/g以上であるシリカ微粉体が充填、
    配置され、充放電に必要な量の硫酸電解液が上記シリカ
    微粉体及び正負極板に含浸、保持されてなることを特徴
    とする密閉形ペースト式鉛蓄電池。
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