JP2985466B2 - 自動車のエアバッグ装置 - Google Patents

自動車のエアバッグ装置

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JP2985466B2
JP2985466B2 JP4008460A JP846092A JP2985466B2 JP 2985466 B2 JP2985466 B2 JP 2985466B2 JP 4008460 A JP4008460 A JP 4008460A JP 846092 A JP846092 A JP 846092A JP 2985466 B2 JP2985466 B2 JP 2985466B2
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JP
Japan
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inflator
airbag
gas discharge
peripheral surface
distal end
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理彦 新堀
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のエアバッグ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のエアバッグ装置として
は、日産自動車株式会社1989年10月発行“新型車
解説書(G50−1)”のF−6頁にて知られているよ
うなものや、図3〜図6に示すようなものがある。1が
インフレータであり、運転席側のステアリングホイール
2や助手席側のインストルメントパネル3内部に所定の
上向き角度(取付角度)θでもって固定されている。
【0003】このインフレータ1は金属ケース製であ
り、内部にガスを発生させるペレット4と、このペレッ
ト4の点火を行うスクイブ5とが備えてある。また、こ
のインフレータ1のフランジ6にはエアバッグ8が取付
けてある。そして、インフレータ1の先端周面部9には
複数のガス吐出孔10が形成されており、前記インフレ
ータ1内のペレット4を点火して爆発させ、発生した窒
素ガスを前記ガス吐出孔10より放射方向へ吐出し、折
りたたみ状態であったエアバッグ8を車室内R側で膨張
・展開できるようになっている。従って、車両衝突時に
おける乗員Mの前倒れを、この膨張・展開したエアバッ
グ8にて受け止めることができ、乗員Mの確実な保護を
図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、インフレータ1の取付構造
上の要請により、このインフレータ1に所定の上向き角
度θをもたせた状態でステアリングホイール2やインス
トルメントパネル3内に固定していた。従って、車両衝
突時にはエアバッグ8がこの上向き角度θに相応する若
干上向きの方向Fで膨張・展開し、乗員Mを受け止める
こととなる。しかし一方で、図5及び図6に想像線(二
点鎖線)で示した如く、膨張・展開したエアバッグ8の
位置が低いほど乗員Mの保護が更に確実になることが各
種の実験により判明している。
【0005】この発明はこのような従来技術に着目して
なされたものであり、インフレータ自体は所定角度で取
付けたものでありながら、膨張・展開後のエアバッグの
位置が従来よりも低くなる自動車のエアバッグ装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る自動車のエアバッグ装置は、上記の目的を達成するた
めに、インフレータの先端部を、該インフレータの先端
周面部を囲繞する筒部と該筒部の先端に形成された下向
きのルーバとよりなるガス吐出方向規制体により覆った
ものである。
【0007】請求項2記載の発明に係る自動車のエアバ
ッグ装置は、インフレータの上下方向における中央部及
び該中央部よりも上側に位置するガス吐出孔の向きを下
側へ向けて形成したものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明に係る自動車のエアバッグ
装置によれば、インフレータのガス吐出孔から吐出され
たガスがガス吐出方向規制体にあたり、その方向が下側
へ向けられるため、膨張・展開後におけるエアバッグの
位置が従来よりも低くなる。従って、乗員を従来よりも
更に確実に保護できるようになる。
【0009】請求項2記載の発明に係る自動車のエアバ
ッグ装置によれば、ガス吐出孔の向きを下側へ向けて形
成したため、該ガス吐出孔から吐出されるガスが下側へ
向けて吐出されることとなり、膨張・展開後におけるエ
アバッグの位置が従来よりも低くなる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。また、図面中におい
ては、インフレータの取付角度を省略し、インフレータ
を直立状態で図示してある。
【0011】図1はこの発明の第1実施例を示す図であ
る。この実施例では、ガス吐出孔10が形成されている
インフレータ1の先端部を、「ガス吐出方向規制体」と
してのルーバ体14により全体的に覆ったものである。
このルーバ体14は、インフレータ1の先端周面部9に
対して離間配置された円筒部15と、該円筒部15の先
端に形成された下向きのルーバ16と、から成ってい
る。従って、ガス吐出孔10から放射方向へ吐出された
ガスはまず円筒部15に当たり、それからルーバ16を
通過することにより、全てのガスの吐出方向Gがインフ
レータ1の上向き角度方向Fよりも下側へ向くこととな
り、膨張・展開後におけるエアバッグの位置が従来より
も低くなる。従って、乗員を従来よりも更に確実に保護
できるようになる。
【0012】図2はこの発明の第2実施例を示す図であ
る。この実施例では、インフレータ21の先端周面部2
2から上側のガス吐出孔を廃止すると共に、上下方向中
央部付近或いは下側のガス吐出孔23の向きを各々下側
へ向けて形成したものである。すなわち、下部のガス吐
出孔23aは従来より下向きであったが、この実施例で
は特に上下方向中央部付近のガス吐出孔23bの向きを
特に下側へ向けて形成したものである。従って、ガス吐
出孔23から吐出されるガスが全て下向きとなるため、
先の実施例と同様に、ガスの総合的吐出方向がインフレ
ータ21の上向き角度方向よりも下側へ向くこととな
り、膨張・展開後におけるエアバッグの位置が従来より
も低くなる。
【0013】
【発明の効果】この発明に係る自動車のエアバッグ装置
は、以上説明してきた如き内容のものであって、ガス吐
出孔から吐出されるガスの方向が、インフレータの上向
き角度方向よりも下側へ向けられるので、膨張・展開後
におけるエアバッグの位置が従来よりも低くなる。従っ
て、乗員を従来よりも更に確実に保護できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るインフレータを示
す側面図。
【図2】この発明の第2実施例に係るインフレータを示
す一部断面の側面図。
【図3】従来の自動車のエアバッグ装置に係るインフレ
ータを示す側面図。
【図4】図3中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図5】運転席側におけるエアバッグの膨張・展開状態
を示す車室内側面図。
【図6】助手席側におけるエアバッグの膨張・展開状態
を示す車室内側面図。
【符号の説明】
1、21 インフレータ 9、22 先端周面部 10、23 ガス吐出孔 14 ルーバ体(ガス吐出方向規制体) θ 上向き角度(所定角度)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に所定角度で取付けられたインフレ
    ータにエアバッグを取付け、該インフレータの先端周面
    部にある複数のガス吐出孔よりガスを吐出してエアバッ
    グを膨張・展開させる自動車のエアバッグ装置におい
    て、 前記インフレータの先端部を、該インフレータの先端周
    面部を囲繞する筒部と該筒部の先端に形成された下向き
    のルーバとよりなるガス吐出方向規制体により覆ったこ
    とを特徴とする自動車のエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 車体に所定角度で取付けられたインフレ
    ータにエアバッグを取付け、該インフレータの先端周面
    部にある複数のガス吐出孔よりガスを吐出してエアバッ
    グを膨張・展開させる自動車のエアバッグ装置におい
    て、 前記インフレータの上下方向中央部及び該中央部よりも
    上側に位置するガス吐出孔の向きを下側へ向けて形成し
    たことを特徴とする自動車のエアバッグ装置。
JP4008460A 1992-01-21 1992-01-21 自動車のエアバッグ装置 Expired - Lifetime JP2985466B2 (ja)

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JPH05193435A JPH05193435A (ja) 1993-08-03
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US5487560A (en) * 1994-08-19 1996-01-30 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Apparatus for controlling flow of inflation fluid into an air bag
JP2014231313A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 本田技研工業株式会社 エアバッグ装置

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