JP2977796B2 - 流体充填弾性振動減衰装置 - Google Patents

流体充填弾性振動減衰装置

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
    • F16F13/1427Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially characterised by features of flexible walls of equilibration chambers; decoupling or self-tuning means

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減衰装置、特に、
種々のタイプの振動を発生する振動素子またはアセンブ
リを剛性のある支持体に連結するのに使用するタイプの
流体充填弾性ブッシング減衰装置(fluid filled elasto
meric bushing damping device) に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
を、以下において、自動車のような内燃機関を、該機関
の支持フレームから隔絶する流体ブッシングタイプの流
体充填弾性減衰装置に関して説明するが、本発明はより
広い用途を備えるものであって、その他の種々の環境に
おける衝撃の吸収、構造レべリングおよびエネルギの逸
散にも使用することができる。
【0003】代表的な防振エンジンマウント(vibration
isolating engine mount)においては、天然または剛性
ゴムの本体が通常は使用されている。これらの弾性マウ
ントは、ほぼ満足のできる態様で作動するように構成す
ることができるが、かかる材料は本来減衰係数が低く、
最新の単位化された軽量自動車ボディおよびフレーム構
造に特に悪影響を与える振動のような、好ましくない振
動が自動車に入ってくるのを阻止する能力が制限されて
いる。減衰係数を大きくすることは、ある種のゴムポリ
マを選択するとともに、添加剤を使用することにより可
能となるが、この技術は、ゴムの他の特性に悪影響を与
えるので、満足のできるものではないことがわかった。
更に、減衰係数が大きくなると、振動の周波数や振幅に
関係なく、入ってくるあらゆる振動を減衰してしまう。
これは、エンジンが振幅が小さく、周波数の高い振動に
遭遇したときに特に、エンジンマウントにおいて望まし
くないものとなる。
【0004】種々の周波数と振幅の振動を減衰するのに
最も適した所定のかつ変動する量の減衰を行なうことが
できる、コスト効率(cost effective)手段を開発する上
で、多大の努力がなされてきた。この場合、液圧弾性(h
ydarulic elastomerric)エンジンマウントに最良の機能
を発揮させるためには、マウント系の固有周波数におい
て減衰が最大となるようにすべきであることがよく知ら
れている。また、エンジンマウントは、2つの明らかに
異なった振動を処理することができるのが望ましい。即
ち、比較的振幅の小さい高周波数の振動を比較的減衰さ
れない状態に保持しかつ隔絶しないようにして、比較的
振幅の大きい低周波数の振動を減衰するのである。しか
しながら、0.3mm 以上というような大きい振幅の振動を
首尾よく減衰しようとすると、一般には、0.1mm 以下の
ような小さい振幅の振動を減衰してしまうことになる。
かかる問題を解決するために種々の方策が採られ、ある
程度の成功をみてきた。これらの方策の多くは、2つの
流体充填室間での流体の自由な運動を制限することがで
きる隔壁部材を設ける構成を基本とするものである。
【0005】例えば、これらの装置の1つに、隔壁部材
が2つの流体充填室間での流体の移動だけを制限するよ
うになっているアキシァル(axial) またはストラットタ
イプ(sturt-type)の減衰装置がある。しかしながら、ア
キシァル減衰装置は、構造が複雑であるとともに製造コ
ストが高く、しかもブッシングタイプのエンジンマウン
トよりもサイズを大きくすることが必要となる。ブッシ
ングの形態をなすエンジンマウントは、ストラットタイ
プのマウントに比べて、安全性の点からも有利である。
即ち、ブッシングタイプのエンジンマウントは、ストラ
ットタイプのマウントよりも、衝突の際の自動車エンジ
ンの移動を一層良好に阻止することができる。更に、ブ
ッシングタイプのマウントは、ストラットタイプのマウ
ントに比べて、エンジンの揺動運動を一層良好に減衰す
ることができるので、後者に比べて有利である。このよ
うな運動は、前輪駆動車のトランスアクスル裝架エンジ
ン( transaxle mounted engine) においてしばしばみら
れる。
【0006】このような問題点を解決しようとするブッ
シングタイプの減衰装置は、不十分であることがわかっ
た。即ち、従来のブッシングの構造は、高周波数で振幅
の小さい振動と、低周波数で振幅の大きい振動の双方を
首尾よく処理することは不可能であることがわかった。
【0007】従って、上記した欠点および他の欠点を克
服するとともに、一層良好でかつより有利な結果をもた
らすようにした、負荷を担持しかつ構造的な撹拌(struc
tur-al agitation) に対する減衰応答を選択的に変える
ことができる新規かつ改良された振動減衰装置を開発す
ることが所望されている。
【0008】従って、本発明の目的は、受ける振動の振
幅と周波数により異なった剛性(st-iffness)をあたかも
発揮するように機能する新規かつ改良されたブッシング
タイプの流体充填弾性振動減衰装置を提供することにあ
る。
【0009】本発明の別の目的は、作動信頼性がありマ
ウント装置の固有周波数においてかつ周波数が低く振幅
の大きい構造的な撹拌に対して良好な減衰特性を発揮す
るとともに、周波数が高く振幅の小さい構造的な撹拌に
関しては高い動的ばね率(dy-namic spring rate)で遮断
するようにした、構造が簡単なブッシングタイプの流体
充填弾性振動減衰装置を提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、隔壁部材としての隔
壁板が一対の流体保持室を分離する通路における移送を
制限するように配設されているブッシングタイプの流体
充填弾性振動減衰装置を提供することにある。
【0011】本発明の更に別の目的は、隔壁部材として
の隔壁板とダイアフラムとを有するコンテナユニット(c
ontainerized unit)を有し、装置を異なる振幅と周波数
の振動に関して「同調させる」(“tune”)ことができ
るようにこのコンテナユニットを代えることができるよ
うにしたブッシングタイプの減衰装置を提供することに
ある。
【0012】本発明の更に別の目的は、部品点数を最少
にすることができ、かつ、振幅の小さい振動に関する動
的ばね率に対する静的ばね率の比を約1.0 乃至1.6 まで
低下させることができるブッシングタイプの流体充填弾
性振動減衰装置を提供することにある。
【0013】本発明の更に別の目的は能動(active)減衰
システムにおいて容易に使用することができるように構
成されたブッシングタイプの流体充填弾性振動減衰装置
を提供することにある。
【0014】本発明の更に別の目的と利点は、本明細書
の以下の説明から明らかになるものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の一の観点によれ
ば、構造が簡単で、経済的に製造することができ、か
つ、種々の寸法上の特性を有するとともに、作動により
振動を発生する部材を有する多数のサスペンションおよ
び取付け機構体に容易に適合することができ、しかも負
荷支持サスペンションに改良された衝撃吸収とエネルギ
逸散特性を提供することができる、新規かつ改良された
振動ブッシングタイプの減衰装置が提供されている。
【0016】本出願の発明は、環状形状のブッシングタ
イプの流体充填弾性振動減衰装置を改良の対象とする。
本発明では、剛性のある外側ハウジングと、外側ハウジ
ングによって実質上包囲された剛性のある内側部材と、
内側部材と外側ハウジングとの間に配設され、内部に第
1の流体保持室が形成された振動吸収弾性体と、振動吸
弾性体と外側ハウジングとの間に形成され、第1の流
体通路を介して第1の流体保持室と連通する第2の流体
保持室と、第1の流体通路内に可動に取付けられ、装置
の軸線と直交する方向へ動いて第1の流体通路内におけ
る位置により第1の流体通路を通る流体の流れを変える
ように制御する隔壁板と、第2の流体保持室を囲む境界
壁部の一部を形成するダイヤフラムと、振動吸収弾性体
内に形成されて第1の流体保持室と第2の流体保持室と
流体充填弾性振動減衰装置の同調を許容するための複
数回折り返した形状の通路を介して連通する第2の流体
通路と、外側ハウジング内に配置された保持体とを備え
る。そして、隔壁板を振動吸収弾性体に形成されている
肩部と保持体との間に配置し、ダイヤフラムを保持体と
外側ハウジングとの間に取付ける
【0017】この発明の特徴の一つは直交する方向へ動
いて第1の流体通路を通る流体の流れを第1の流体通路
内における位置により変えるように制御するために第1
の流体通路に可動に取付けられた隔壁板(剛性体)を
いることに加えて、第1の流体保持室と第2の流体保持
室とを回り経路、即ち流体充填弾性振動減衰装置の同調
を許容するための複数回折り返した形状の通路[いわゆ
ラビリンシン通路(labyrinthine passage)を介して
連通する第2の流体通路を振動吸収弾性体内に形成する
ことにある。この発明では、振幅の小さい周波数の高い
振動に対して板が変位して振動を減衰することにより防
振を行い、振幅が大きく周波数の低い振動に対しては振
動吸収弾性体内に形成した長い回り経路、即ちラビリン
シン通路を有する第2の流体通路における流体の流れが
制限されて剛性が高まることにより防振を行う。即ち装
置が低い周波数の振動を受けて板が保持体の壁または振
動吸収弾性体の肩部と接触すると、直ちに振動吸収弾性
体は著しく剛化する。この発明では、特に第1の流体保
持室と第2の流体保持室とを連通する第2の流体通路を
振動吸収弾性体内に形成したので、少ない部品点数で流
体充填弾性振動減衰装置を構成することができる。
【0018】特に本発明の装置は外側ハウジング内に保
持体を備えており、隔壁板を振動吸収弾性体に形成され
ている肩部と保持体との間に配置し、またダイヤフラム
を保持体と外側ハウジングとの間に取付けている。この
ようにすると、隔壁板、保持体及びダイアフラムをユニ
ットとすることができ、このユニットを変えることによ
り同調する周波数を選択することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、添付図面に示す
実施例に関して説明するが、添付図面は、本発明の理解
を容易にするための参考例と本発明の実施の形態を例示
するものであって、本発明を限定するものではない。
7〜図10が本発明の流体充填弾性振動減衰装置の実施
の形態の一例を示すものであるが、本発明の実施例を説
明する前に、本発明の理解を容易にするために、発明者
が発明した他のタイプの流体充填弾性振動減衰装置(本
発明には含まれない参考例)の構造を図1〜図6を用い
て説明する。図1は、減衰装置を、ブッシングタイプの
エンジンマウントAとして示す。この減衰装置は、自動
車エンジンとそのフレームとの間に取付けられるブッシ
ングとして構成されており、以下の説明においてはかか
るブッシングに関して説明するが、この装置はその他の
広範囲に亘る振動減衰環境においても使用することがで
きるものである。
【0020】図1および5について詳細に説明すると、
ブッシングAは剛性のある(stiff)金属製円筒状外側ハ
ウジング10と剛性のあるプラスチック製内側スリーブ
12とを備えた液圧弾性マウントである。これらの2つ
の素子は、エンジン(図示せず)と該エンジンを保持す
るフレーム(図示せず)との間において使用されるよう
になっている。そのために、エンジンまたはフレームに
連結することができる支持バー14が、適宜の形状に形
成された内側スリーブ12の孔15を介して内側スリー
ブ12内を延びている。外側ハウジング10と内側スリ
ーブ12は、ブッシングタイプのエンジンマウント装置
においては従来からの形状である、横断面が略環状の形
状をしており、外側部材(外側ハウジング)は内側部材
を実質上取囲んでいる。外側ハウジング10と内側スリ
ーブ12は、所望により、適宜の従来の材料から形成す
ることができる。
【0021】図1および5から明らかなように、内側ス
リーブ12と外側ハウジング10は、軸線方向に互いに
並行をなしているが、本参考例では、内側スリーブ12
の長手方向の軸線を外側ハウジング10の長手方向の軸
線から隔離させて、設定された空間制限に対して機能特
性を最適にするのが好ましい。しかしながら、これらの
素子は、必要に応じて、他の形状とすることができる。
【0022】振動吸収弾性体を構成する弾性ばね16
が、内側スリーブ12と外側ハウジング10との間に配
設されている。弾性ばね16は、例えば適宜のプラスチ
ック材料からつくることができる剛性のある脊部(spin
e) またはシェル20を備え、該脊部は弾性本体22に
埋め込まれている。弾性本体22のスリーブ係合壁部2
4が、図1に示すように内側スリーブ12に結合されて
いる。この結合は、通常の化学的な結合技術を利用して
行なうことができる。弾性本体22の一部は第1の流体
保持室28に面するピストン状表面部26を形成してい
る。
【0023】全体的にみると弾性ばね16と外側ハウジ
ング10との間に第2の流体保持室30が形成されてい
て、該第2の流体保持室30は、第1の流路を構成する
第1の流体通路32を介して第1の流体保持室28と流
体連通している。剛性体即ち隔壁板40が、第1の流体
保持室28と第2の流体保持室30との間の流体連通を
制御するように第1の流体通路32に可動に取付けられ
ている。
【0024】ここで図2および3に関して説明すると、
隔壁板40は、第1の流体通路32がハウジングを横切
って延びる開口によって形成されるように、コンテナハ
ウジング(containerized housing) 42内に取付けられ
ている。端ぐり(counterbored)開口44を、環状リング
46を保持するようにハウジング42の一方の面に設け
ることができる。ハウジング42内には、環状リング4
6とハウジング42のフランジ部48とにより、これら
の間に室50が形成されており、この室50内において
隔壁板40は往復動することができるようになってい
る。本参考例においては、室50内での隔壁板40の上
下動は、約 0.2乃至 0.3mmとすることができる。しかし
ながら、室50のサイズ並びに隔壁板40のサイズ、形
状及び肉厚は、用途に応じて必要により変えることがで
きるものである。このような構成とすることにより、室
50間の流体の流れを制御することができる。
【0025】ハウジング42は、選択的に取外すことが
できる態様で弾性ばね16の適宜のサイズの開口54に
嵌合され、かつ、弾性ばね16の弾性材料の摩擦により
簡単に所定の位置に保持されるような寸法に形成された
外周部52を有している。弾性ばね16は、ハウジング
42に対して図5に示すようにシェル20によってこの
領域において補強されている。
【0026】隔壁板40は、室50内で端に配置された
場合でも流体が第1の流体通路32を介して流れるのを
完全ではないが実質上阻止するようになっている。隔壁
板40に、該隔壁板を貫通する開口56のような手段を
設けて、隔壁板40が室50の如何なる場所にあるとき
でも第1の流体保持室28と第2の流体保持室30とを
連通させるようにするのが好ましい。隔壁板40または
ハウジング42にノッチまたは溝を設けても、同様に良
好に作用させることができる。開口56を設けると、正
荷重の圧力を平均化しまたは第2の流体保持室30での
固着現象(hydr-aulic lock)を防止する上で望ましい
が、これは、この開口56が隔壁板40の室50内での
動きを容易にする作用をなすからであると考えられる。
このように、開口56は、隔壁板40が室50内で端に
配置されているときでも、第2の流体保持室30に対す
る流体の流れが完全にブロックされるのを阻止するため
に設けられている。
【0027】弾性層60は、外側ハウジング10の内面
に取付けられている。更に、外側ハウジング10は開口
62を備えており、該開口62を介して弾性層60の一
部が延びて第1のダイヤフラム64を形成している。第
1のダイヤフラム64は、図5に示すように、第2の流
体保持室30の外壁を形成している。
【0028】開口62を種々の形状または配置をもって
外側ハウジング10に設けることも本発明の範囲に含ま
れる。更に、弾性層60自体は、金網もしくはスクリー
ンをはじめとするエスラトマのような種々の組成物また
はコーティング材料に成形された織布からなる剛性のあ
る壁体から構成することもできる。
【0029】第1の流体保持室28と連通しているの
は、制限された第2の流体通路70である。第2の流体
通路70は、図4に示すように、第1の流体保持室28
から弾性ばね16と外側ハウジング10との間に画定さ
れている第3の流体保持室の一部を構成する第1の室7
2へ達している。第2の流体通路70は、図4に示すよ
うに弾性ばね16の弾性本体22に形成されたリブ75
によって分離されている複数の溝74により形成される
「同調共鳴」(“tuned resonace”)通路を構成してい
る。第1の室72の基部を形成するのは、弾性ばね16
の弾性本体22に形成されている第2のダイヤフラム7
6である。弾性ばね16の出口77は、第1の流体保持
室28と第2の流体通路70とを連通している。
【0030】第1の流体保持室28にはまた、第2の流
体通路70から離隔して配設されている制限された第3
の流体通路80が連通している。第3の流体通路もま
た、弾性ばね16と外側ハウジング10との間に画定さ
れる第3の流体保持室の一部を構成する第2の室82に
通じる同調共鳴通路を構成する。第3の流体通路80
は、弾性本体22に形成されたリブ85によって分離さ
れている複数の溝84によって形成されている。第2の
室82にもまた、弾性ばね16の本体22に形成される
第3のダイヤフラム86が一方の面に沿って設けられて
いる。弾性ばね16の出口87により、第1の流体保持
室28が第3の流体通路80と連通している。
【0031】なお、本参考例では、第1の室72及び第
2の室82により、第3の流体保持室が構成されてい
る。また、第2の流体通路70,第1の室72,第2の
ダイヤフラム76,第3の流体通路80,第2の室82
及び第3のダイヤフラム86により第2の流路を提供す
る手段が構成されている。
【0032】図1に示すように、第2のダイヤフラム7
6と第3のダイヤフラム86は、弾性本体22内に周囲
空気の空気室90を設けることにより弾性本体22に形
成されている。この空気室90は互いに離隔して配設さ
れ、連通路96によって接続された第1の部分92と第
2の部分94とを備えている。このような構成とするこ
とにより、第2のダイヤフラム76と第3のダイヤフラ
ム86とを弾性本体22に形成することができるととも
に、周囲の圧力をこれらのダイヤフラムの一方の面にか
けることができる。図5に示すように、空気室90は、
周囲の環境と連通しており、マウントの流体室の容積を
変えることができるようにしている。
【0033】液圧ディカプリング(hydraulic decouplin
g)を行なうことができるように、隔壁板40は、第1の
流体保持室28と第2の流体保持室30との間の第1の
流体通路32において動くことができるようになってい
る。即ち、高周波数で所定の小さい振幅以下の液圧減衰
が隔壁板40によって取除かれる。
【0034】しかしながら、大きい振幅の振動が隔壁板
40を動かして第1の流体通路32を通る流体の流れが
実質上ブロックされると、流体は、制限されている第2
及び第3の流体通路70と80を介して第1の流体保持
室28から、依然として流れることができる。即ち、第
1の流体保持室28と第3の流体保持室(72,82)
とが流体連通する。これは、図6から理解することがで
きる。このような流体の流れは、支持バー14により内
側スリーブ12に付与される動きまたは外側ハウジング
10が連結される車輛の部分により外側ハウジング10
に付与される動きによって弾性ばね16が動くので、第
1の流体保持室28に対するピストン状表面部26の作
用により引き起こされる。
【0035】即ち、液圧ディカプラ(hydraulic decoupl
er) を備えた振動ブッシング減衰装置は、次のようにし
て作動する。エンジンが、 0.1mm以下の振幅で30ヘルツ
以上の振動のような、振幅が小さく周波数の高い振動を
発生すると、ハウジング42と直交する方向へ隔壁板4
0が変位することにより弾性ばね16の変形と第1およ
び第2の流体保持室28,30の容積の変動とを補償す
るので、一方の流体保持室から他方の流体保持室への液
体の移送は実質上生じない。このような条件の下では、
弾性ばね16の剛性は著しく低く、著しく良好な防振を
行なうことができる。このような、振幅が小さく周波数
の高い振動は、例えば4,6及び8気筒エンジンにおけ
るピストンの点火の結果によるもので(略30-45 ヘル
ツ)、一次振動周波数と呼ばれ、カムシャフトとクラン
クシャフトの回転(100-110 ヘルツ)により生ずる。
【0036】これとは逆に、エンジンの本体が車体に対
し、10ヘルツ以下で、約 0.3mmよりも大きい振幅の振動
のような周波数が低く、振幅の大きい振動を発生する
と、弾性ばね16は、第1の流体通路32内での隔壁板
40の動きによっては補償することができない程度ま
で、変形される。隔壁板がハウジング42内で環状リン
グ46またはフランジ部48と接触すると直ちに、弾性
ばね16は第1の流体通路32における流体の流れを制
限するように作動することにより、ばねの上下方向の剛
性をかなり増大させる。しかしながら、第1の流体保持
室28と第3の流体保持室(72,82)との間で、そ
れぞれ制限された「同調」流体通路70及び80を介し
て流体が流れる。この場合、第1の流体通路32を介し
ての流体の流れを阻止することにより、弾性ばね16の
剛性は高まり、相対的な動きを有利に減衰することがで
きる。より振幅の大きい振動は、車が走る道路の状態そ
の他の理由により発生する。一般的には、かかる振動
は、エンジン本体と車体との相互作用による。
【0037】約10ヘルツの振動の減衰は、火花点火とデ
ィーゼルタイプのエンジンの双方を含む種々の車輛エン
ジンの取付けに関して最適のまたは最良のピーク減衰周
波数であることがわかった。
【0038】制限された第2および第3の流体通路70
と80は同一構造のものとして図示されているが、別の
振動に関して各通路を「同調」するために異なる構造と
することができる。即ち、本明細書において説明してい
るブッシングAは、所望の振幅制御を行なうとともに、
特定の組の振動条件を分離するのに最適な減衰係数とそ
の結果得られる動的速度を与えるために特定の用途に合
うように容易に適合即ち同調させることができる。従っ
て、一群のマウントに、著しくコンパクトな減衰装置に
おける振幅制御と動的速度のような重要なパラメータの
選択性を、コスト効率よく提供することができる。
【0039】ブッシングAの同調は、第2および第3の
流体通路70および80の幾何学形状を変えることによ
ってだけではなく、弾性ばね16の材料であるエラスト
マの硬度またはジュロメータ(durometer) を制御するこ
とによっても行なうことができる。この場合、弾性ばね
16のジュロメータは約50とすることができる。一
方、第1のダイヤフラム64を形成する弾性層60のジ
ュロメータは一般的には幾分低く、例えば、約40とする
ことができる。弾性ばね16とダイヤフラム64に対し
て、他の適当なジュロメータのエラストマを使用するこ
とができるのは当然である。
【0040】更に、同調は、弾性ばね16のピストン状
表面部26の形状を調節することにより行なうことがで
きる。装置を同調するその他の方法として、第2および
第3の流体通路70,80にオリフィスを設ける方法、
あるいはこれらの通路に含まれる流体の粘度を変える方
法が考えられる。この点について、従来は、エチレング
リコールと水との混合物が装置の作動流体として提供さ
れている。しかしながら、プロピレングリコールと水と
の混合物のような他の適宜の不凍性流体を利用すること
もできる。
【0041】装置の同調は、流体溜めに予め充填してお
くか、流体を溜めから取出すことによっても行なうこと
ができる。
【0042】図7および8には、本発明の実施の形態の
一例のブッシングタイプの液圧弾性減衰装置即ち流体充
填弾性振動減衰装置Bが示されている。このブッシング
装置は、金属から形成することができる剛性のある円筒
状外側ハウジング110と、同様に金属からつくること
ができる剛性のある内側スリーブ112とを備えてい
る。これら2つの素子は、エンジンおよびエンジンフレ
ーム(図示せず)と関連して使用されるようになってい
る。振動吸収弾性体を構成する弾性ばね116が内側ス
リーブ112と外側ハウジング110との間に配設され
ている。弾性ばね116は、弾性本体122に結合され
た、剛性を有するシェル部120を備えている。弾性本
体122のスリーブ係合壁部124が、従来の結合技術
により内側スリーブ112の外面に結合されている。
【0043】弾性本体122の一部が、第1の流体保持
室128に面するピストン状表面126を形成してい
る。第2の流体保持室130が、弾性ばね116と外側
ハウジング110との間に形成され、かつ、第1の流体
通路132を介して第1の流体保持室128と流体連通
している。所望の場合に適宜の金属からつくることがで
きる剛性のある剛性本体即ち隔壁板140が、第1の流
体保持室128と第2の流体保持室130との流体連通
を制御するように第1の流体通路132内に可動に取付
けられている。
【0044】ここで図8及び図9について説明すると、
隔壁板140は、弾性ばね116のフランジ部144に
剛性のあるフレーム状保持体142によって取付けるこ
とができる。隔壁板140は、弾性ばね116の基壁1
46の肩部146aと保持体142の隔壁板140と対
面するリブ148の壁面との間に取付けられている。基
壁146の肩部146aは、弾性ばね116の一部を構
成している剛性のあるシェル部120によって実質上形
成されている。かくして、隔離板140は弾性ばね11
のシェル部120と保持体142のリブ148との間
に形成される室150において往復動するようになって
いる。保持体142は、対称的な形状を有するフレーム
状即ち枠状構造を有している。そして保持体142は、
隔壁板140側に開口する開口部と後述するダイアフラ
ム164側に開口する開口部とを有しており、またリブ
148には一対の切り欠き部を有している。この切り欠
き部の一方は、後述する第2の流体通路170と連通す
る。所望により適宜の材料からつくることができる保持
142の主部152は、弾性ばね116のフランジ部
144に挿着されており、保持体142のキャップ部1
54は、ばねのフランジ部144の頂部にかぶさってい
る。適宜のエラストマからつくることができるダイヤフ
ラム164もまた、第2の流体保持室130に面する内
面166と外側ハウジング110面する外面168と
を有する、くぼみのある(indented)主部を備えている。
外側ハウジング110のダイヤフラム164に隣接した
部分には、少なくとも1つの出口または開口169が設
けられている。この開口169により、周囲の空気はダ
イヤフラムの外面168と連通し、周囲の圧力を該面
68にかけることができるようにしている。
【0045】上記した参考例の場合と同様に、隔壁板
40は、第1の流体通路132を通る流体流を制御する
ようになっている。しかしながら、本実施例において
は、隔隔離板140室150の端に位置しているとき
には流体の流れを完全に遮断する。本実施例において
は、室150における隔壁板140の上下動は、約 0.2
mmとすることができる。図1乃至6に示す隔壁板40と
比較すると、隔壁板140は十分に大きくかつ動きの量
は小さくなっている。
【0046】第1の流体通路132を通る流体流が隔壁
140によって遮断されると、流体はまた、図10に
示すように、複数回折り返した形状の通路を有する第2
の流体通路170を介して第1の流体保持室128から
流れ出る。第2の流体通路170は、第1の流体保持室
128から第2の流体保持室130へ達するように、弾
性ばね116と外側ハウジング110との間に形成され
ている。第2の流体通路170は、リブによって分離さ
れた複数の溝174によって形成されている。第1の出
口177により、第1の流体保持室128と第2の流体
通路170とが連通し、第2の出口178により第2の
流体保持室130と第2の流体通路170とが連通して
いる。
【0047】図8に示すように、開口190が弾性ばね
116を介して長手方向へ延びており、弾性ばね116
を周囲の環境と連通させている。
【0048】上記した参考例と同様、エンジンが振幅が
小さく、周波数の高い振動を発生すると、室150に着
座している隔壁板140は、室150と直交する方向へ
変位し、弾性ばね116の変形と第1の流体保持室12
8および第2の流体保持室130内での振動を補償する
ので、一方の室から他方の室への液体の移送は実質上生
じない。
【0049】一方、ブッシングが、自動車が走行してい
る道路の表面の凹凸により生ずる振動のような、周波数
が低く振幅の大きい振動を受けると、弾性ばね116は
隔壁 140の動きによってはもはや補償することがで
きない程度まで変形される。隔壁板140が保持体14
2のリブ148の壁面または弾性ばね116のシェル部
120により形成される当接基壁146の肩部146a
と接触すると直ちに、弾性ばねのシェル部120は著し
く剛化し(stiffen) 、第1の流体通路132は封止され
る。この状態では、流体は、制限された「同調」流体通
路(第2の流体通路)170を介して第1の流体保持室
128と第2の流体保持室130との間で流れる。しか
しながら、この流路170では、第1の通路を介して流
体が流れる場合よりもかなり長い時間を要する。この場
合、第1の流体通路132を通る流体の流れは阻止され
ているので、有利な減衰が行なわれ、エンジンとフレー
ムとの相対的な動きを小さくすることができる。
【0050】溝174は、上記した参考例における溝7
4よりもかなり幅が広くなっている。一方、長さは、上
記した参考例の溝74の方が実施例の溝174よりも
かなり長くなっている。これら2つの溝は、A/L比が
略同じとなるような寸法形状に構成され、溝において同
調チャンネル共鳴(tuned channel resonance) が得られ
るようになっている。
【0051】この例は、上記した参考例よりも部品点数
が少なく、従って、より簡単にかつより低コストで製造
することができるという利点を有する。また、この装置
では、小さい振幅の振動に関する動的ばね率に対する静
的ばね率の比が、上記した参考例よりも小さくなってい
る。即ち、上記した参考例は比が約1乃至 3.3であるの
に対し、この実施例は比が約1乃至 1.6である。
【0052】更に、この例は、加圧気体を、ダイヤフラ
ムの自由外面168に作用させて減衰装置の剛性を変え
るように、出口169を介して外側ハウジング110に
導入することができる能動減衰装置において、外側ハウ
ジング110に設けられた出口または開口169を使用
することができるという利点を有している。所望の場合
には、加圧気体を開口190に導入して該開口を閉じ、
弾性ばね116の剛性を変えるようにすることもでき
る。
【0053】以下、上記に記載した本発明の構成のいく
つかを記載する。
【0054】(1)エンジンのような振動発生部材をエ
ンジンの支持フレームのような関連する支持部材から遮
断するのに使用することができる環状ブッシングタイプ
の流体充填弾性振動減衰装置において、剛性のある内側
部材と、前記内側部材と軸線方向に並行して配置されか
つ前記内側部材の大部分を包囲する剛性のある外側ハウ
ジングと、前記内側部材と前記外側ハウジングとの間に
配設され、第1の流体保持室を備えた振動吸収弾性体
と、前記弾性体と前記外側ハウジングとの間に実質上形
成され、第1の流路を介して前記第1の流体保持室と連
通する第2の流体保持室と、前記装置の軸線と直交する
方向へ動いて前記第1の流体保持室と前記第2の流体保
持室との間の流体の流れを制御するように前記第1の流
路に可動に取付けられ、かつ、動きの両端位置で前記第
1の流体保持室と前記第2の流体保持室との間の実質上
すべての流体の流れを遮断する剛性体と、前記第1の流
体保持室からの前記第2の流体保持室と連通しない第2
の流路を提供する手段と、前記第2の流体保持室と流体
連通する第1のダイヤフラムとを備え、前記第2の流路
を提供する手段は、前記剛性体が前記第1の流体保持室
と前記第2の流体保持室との間の流体の流れを遮断した
ときに、前記第1の流体保持室と流通連通する第3の流
体保持室を前記弾性体と前記外側ハウジングとの間に有
することを特徴とする流体充填弾性振動減衰装置。
【0055】(2)前記外側ハウジングは内面に弾性層
を有する剛性のある環状材料から形成され、前記第1の
ダイヤフラムは前記外側ハウジングの開口に位置する前
記弾性層の部分によって形成されていることを特徴とす
る上記(1)に記載の装置。
【0056】(3)前記剛性体が可動に取付けられるハ
ウジングを備え、前記剛性体は板からなることを特徴と
する上記(1)に記載の装置。
【0057】(4)前記板は該板のすべての位置におい
て前記第1の流体保持室と前記第2の流体保持室との流
体連通の程度を制限することができる手段を備えること
を特徴とする上記(3)に記載の装置。
【0058】(5)前記弾性体は剛性のある脊部を有
し、前記ハウジングは前記弾性体の適宜形状の開口に摩
擦嵌めにより取付けられることを特徴とする上記(4)
に記載の装置。
【0059】(6)前記第2の流路を提供する手段は、
前記弾性体に形成された第2のダイヤフラムと、前記第
1の流体保持室から前記第2のダイヤフラムへ通ずる流
体通路とを有することを特徴とする上記(1)に記載の
装置。
【0060】(7)前記第2の流路を提供する手段は更
に、前記弾性体に形成された第3のダイヤフラムと、前
記第1の流体保持室から前記第3のダイヤフラムへ通ず
る流体通路とを有することを特徴とする上記(6)に記
載の装置。
【0061】(8)前記内側部材の長手方向の軸線は前
記外側ハウジングの長手方向の軸線から離隔しているこ
とを特徴とする上記(1)に記載の装置。
【0062】(9)前記第1のダイヤフラムは前記外側
ハウジング内に保持され、前記外側ハウジングは周囲空
気が前記第1のダイヤフラムの面に通じることができる
少なくとも1つの開口を備えることを特徴とする上記
(1)に記載の装置。
【0063】(10)前記弾性体は前記内側部材を包囲
する部分を有し、しかも前記弾性体は前記第2のダイヤ
フラムと前記内側部材を包囲する前記弾性体の部分との
間に形成される空気室を備えることを特徴とする上記
(6)に記載の装置。
【0064】(11)前記吸収弾性体は弾性ばねからな
り、該ばねは、前記内側部材に取付けられたピストンを
形成する手段と、第2のダイヤフラムとを備え、第2の
流路を提供する前記手段は前記第1の流体保持室を前記
第2のダイヤフラムと連通させる流体通路を備えること
を特徴とする上記(1)の記載の装置。(12)前記弾
性ばねは第3のダイヤフラムを備え、前記第2の流路を
提供する前記手段は前記第1の流体保持室を前記第3の
ダイヤフラムと連通させる流体通路を備えることを特徴
とする上記(11)に記載の装置。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明の装置は、コンパ
クトでかつ低コストに構成することができ、しかも周波
数が高く、振幅の小さい振動を遮断するとともに、周波
数が低く振幅の大きい振動を減衰することができる。
に本発明によれば、外側ハウジング内に保持体を備えて
おり、隔壁板を振動吸収弾性体に形成されている肩部と
保持体との間に配置し、またダイヤフラムを保持体と外
側ハウジングとの間に取付けているので、保持体及びダ
イアフラムをユニットとすることができ、このユニット
を変えることにより同調する周波数を選択することがで
きる利点がある。本発明を好ましい実施例に関して説明
したが、本発明の上記説明によれば、変更と修正を行な
うことができるのは明らかである。従って、かかる変更
と修正が特許請求の範囲に記載の本発明の範囲に含まれ
る限りは、本発明はこれらの変更と修正とを包含するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の理解を容易にするための
参考例の振動ブッシングタイプの減衰装置の縦断面図で
ある。
【図2】隔壁板を使用した図1の減衰装置のコンテナハ
ウジングの拡大断面図である。
【図3】図2のコンテナハウジングの平面図である。
【図4】図1の減衰装置の流体通路系を示す展開図であ
る。
【図5】図1の減衰装置の線断面図である。
【図6】図1の減衰装置の概略図である。
【図7】本発明の実施の形態の流体充填弾性振動減衰装
の概略図である。
【図8】図7の減衰装置の縦断面図である。
【図9】図8の減衰装置のいくつかの素子を示す分解斜
視図である。
【図10】図8の減衰装置の流体通路系を示す展開図で
ある。
【符号の説明】
A…エンジンマウント、B…減衰装置、10…外側ハウ
ジング、12…内側スリーブ、16…弾性ばね、22…
弾性本体、24…スリーブ係合壁部、26…ピストン状
表面部、28…第1の流体保持室、30…第2の流体保
持室、32…第1の流体通路(第1の流路)、40…隔
壁板(剛性体)、42…ハウジング、46…環状リン
グ、48…フランジ部、50…室、52…外周部、5
4,56…開口、60…弾性層、62…開口、64…第
1のダイヤフラム、70…第2の流体通路、72,82
…第3の流体保持室、74…溝、75…リブ、76…第
2のダイヤフラム、77…出口、80…第3の流体通
路、84…溝、85…リブ、87…出口、90…空気
室、92…第1の部分、94…第2の部分、96…連通
路、110…外側ハウジング、112…内側スリーブ、
116…弾性ばね、120…シェル部、122…弾性本
体、124…スリーブ係合壁部、126…ピストン状表
面、128…第1の流体保持室、130…第2の流体保
持室、132…第1の流体通路、140…隔壁板、14
2…保持体、144…フランジ部、146…基壁、14
6a…肩部、150…室、164…ダイヤフラム、16
9…開口、170…第2の流体通路、174…溝、17
5…リブ、177,178…出口、190…開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−318339(JP,A) 特開 平1−176827(JP,A) 特開 昭62−118132(JP,A) 特開 昭60−184737(JP,A) 特開 昭60−98237(JP,A) 特開 昭61−160640(JP,A) 実開 昭64−3141(JP,U) 実開 昭58−112746(JP,U) 実開 昭64−27549(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 13/06 - 13/30 B60K 5/12 F16M 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状形状のブッシングタイプの流体充填
    弾性振動減衰装置において、 剛性のある外側ハウジングと、 前記外側ハウジングによって実質上包囲された剛性のあ
    る内側部材と、 前記内側部材と前記外側ハウジングとの間に配設され、
    内部に第1の流体保持室が形成された振動吸収弾性体
    と、 前記振動吸収弾性体と前記外側ハウジングとの間に形成
    され、第1の流体通路を介して前記第1の流体保持室と
    連通する第2の流体保持室と、前記第1の流体通路内に可動に取付けられ、前記装置の
    軸線と直交する方向へ動いて前記第1の流体通路内にお
    ける位置により前記第1の流体通路を通る流体の流れを
    変えるように制御する隔壁板 と、 前記第2の流体保持室を囲む境界壁部の一部を形成す
    イヤフラムと、 前記振動吸収弾性体内に形成されて前記第1の流体保持
    室と前記第2の流体保持室とを前記流体充填弾性振動減
    衰装置の同調を許容するための複数回折り返した形状の
    通路を介して連通する第2の流体通路と、前記外側ハウジング内に配置された保持体とを備え、 前記隔壁板は前記振動吸収弾性体に形成されている肩部
    と前記保持体との間に配置され、 前記ダイヤフラムは前記保持体と前記外側ハウジングと
    の間に取付けられていることを特徴とする流 体充填弾性
    振動減衰装置。
  2. 【請求項2】 前記外側ハウジングには、前記ダイヤフ
    ラムに隣接して前記ダイヤフラムの側部を加圧気体源と
    連通させる少なくとも1つの開口が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
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