JP2973353B2 - 粉末成形に使用する粉末樹脂組成物 - Google Patents

粉末成形に使用する粉末樹脂組成物

Info

Publication number
JP2973353B2
JP2973353B2 JP7227539A JP22753995A JP2973353B2 JP 2973353 B2 JP2973353 B2 JP 2973353B2 JP 7227539 A JP7227539 A JP 7227539A JP 22753995 A JP22753995 A JP 22753995A JP 2973353 B2 JP2973353 B2 JP 2973353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
ethylene
weight
resin composition
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7227539A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0952990A (ja
Inventor
健蔵 田中
博秀 榎並
勝行 日置
一樹 酒井
健郎 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBOSHI BERUTO KK
Original Assignee
MITSUBOSHI BERUTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16862492&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2973353(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by MITSUBOSHI BERUTO KK filed Critical MITSUBOSHI BERUTO KK
Priority to JP7227539A priority Critical patent/JP2973353B2/ja
Publication of JPH0952990A publication Critical patent/JPH0952990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2973353B2 publication Critical patent/JP2973353B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉末成形に使用する
粉末樹脂組成物に係り、詳しくは流動浸漬法、静電塗装
法、粉末溶射法、粉末回転成形法、粉末スラッシュ成形
法等の粉末成形に使用する粉末樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】軟質の粉末材料を用いた粉末成形法とし
て、軟質塩化ビニル樹脂粉末を用いた粉末スラッシュ成
形法がインストルメントパネル、コンソールボックス、
ドアートリム等の自動車内装品の表皮に広く採用されて
いる。これはソフトな感触であり、皮シボやステッチを
設けることができ、また設計自由度が大きいこと等の意
匠性が良好なことによる。
【0003】しかし、近年、地球環境問題の深刻化に伴
い、塩化ビニル樹脂は環境負荷の大きい材料として敬遠
される状況にある。これには誤解によるものも多いが、
焼却時には適切な施設が必要であること、材料リサイク
ル時には他材料への混入を避けるために分離に手間がか
かる等の問題となる点も多い。
【0004】そこで、一つの方法として特開平7−82
433号公報では、ポリプロピレン樹脂と特定のスチレ
ン系熱可塑性エラストマーとを重量比70/30〜30
/70の割合で混合したもの粉砕して用いることが提案
されている。ここでは、スチレン系熱可塑性エラストマ
ーがスチレン含量20重量%以下のスチレン・エチレン
ブチレン・スチレンブロック共重合体、スチレン含量2
0重量%以下のスチレン・エチレンプロピレン・スチレ
ンブロック共重合体、そしてスチレン含量20重量%以
下の水素添加スチレンブタジエンゴムから選ばれたもの
であり、ポリプロピレン樹脂との相溶性が良好で粉末成
形に適した組成物になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この組成物で
は、ポリプロピレン樹脂を多くして硬めに処方を設定す
ると耐寒衝撃性が悪くなり、またスチレン系熱可塑性エ
ラストマーを多く設定すると、耐ガソリン性が悪くな
り、また熱風加熱を用いる際の耐熱劣化等の不具合が発
生することがあった。本発明はこのような問題点を改善
するものであり、粉末成形、特に粉末スラッシュ成形に
必要な溶融流動性に優れ、しかも耐寒衝撃性、耐ガソリ
ン性、低温ぜい化点が改良された粉末成形に使用する粉
末樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の特徴とす
るところは、ポリプロピレン樹脂と水素添加スチレンブ
タジエンランダム共重合ゴムとを重量比80/20〜2
0/80の割合で混合したもの100重量部に、エチレ
ン・エチレンブチレン・エチレンブロック共重合体、エ
チレン・オクテンブロック共重合体から選ばれるエチレ
ン単位を保有する熱可塑性エラストマーを5〜50重量
部の割合で混合したものを粉砕して得られた粉末成形に
使用する粉末樹脂組成物にある。
【0007】本発明は、ポリプロピレン樹脂と、スチレ
ン含量20重量%以下の水素添加スチレンブタジエンラ
ンダム共重合ゴムと、エチレン単位を保有する熱可塑性
エラストマーとしてエチレン・オクテンブロック共重合
体を混合して用いる場合を含む。
【0008】また、本発明は、ポリプロピレン樹脂と
素添加スチレンブタジエンランダム共重合ゴムとエチレ
ン単位を保有する熱可塑性エラストマーを2軸押出機等
で混練してペレット化し、このペレットを冷凍粉砕して
得られた粉末物である場合も含む。
【0009】本発明で使用するポリプロピレン樹脂は、
ポリプロピレンホモポリマー、α−オレフィンとのブロ
ックあるいはランダム共重合体のいずれでもよいが、特
にα−オレフィンとしてエチレンを用いたブロックある
いはランダム共重合体が成形体の柔軟性の面からいって
好ましい。また、圧力のかからない粉末スラッシュ成形
に用いるためには、ポリプロピレン樹脂の溶融流動性の
指数としてJIS K7210により230°Cで荷重
2.16kgfで測定したMFR(メルトフローレー
ト)が20g/10分以上であることが必要である。
【0010】また、スチレン系熱可塑性エラストマー
して本発明では、スチレン含量20重量%以下の水素添
加スチレンブタジエンゴム(水素添加SBR)が用いら
れる。
【0011】
【0012】水素添加SBRは、スチレンとブタジエン
がランダムに共重合しているスチレンブタジエンゴムを
水素添加している点で、ブロック共重合体であるスチレ
ン・エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体(S
EBS)と異なっている。代表的なものとして、日本合
成ゴム社製の商品であるダイナロンシリーズがある。
【0013】こスチレン系熱可塑性エラストマーのM
FR(230°,2.16kgf)は、10以上が好ま
しいが、これ未満であっても他の樹脂やエラストマーを
高流動とすることによりある程度補うことができる。ま
た、ポリプロピレン樹脂とスチレン系熱可塑性エラスト
マーの混合比率(ポリプロピレン樹脂/スチレン系熱可
塑性エラストマー)は重量比80/20〜20/80で
あり、重量比80/20を越えると柔軟性が損なわれ、
他方重量比20/80未満であると成形体の耐熱性や耐
薬品性が低下する。
【0014】エチレン単位を保有する熱可塑性エラスト
マーとして本発明では、エチレン・エチレンブチレン・
エチレンブロック共重合体、エチレン・オクテンブロッ
ク共重合体を用いる
【0015】エチレン・エチレンブチレン・エチレンブ
ロック共重合体は、SEBSとソフトセグメントが同じ
であるが、ハードセグメントがスチレンに替えてエチレ
ン結晶相である点で異なり、耐ガソリン性の向上が期待
される。また、水素添加SBRに比べると、ポリプロピ
レンとの相溶性はやや劣るが、耐寒衝撃性の改善が期待
される。
【0016】エチレン・オクテンブロック共重合体は
一般に単体では溶融温度が100°C以下であり、ポリ
プロピレン樹脂とスチレン系熱可塑性エラストマーの系
に添加すると、成形温度を下げてスチレン系熱可塑性エ
ラストマーの成形時の熱劣化をおさえる効果が期待でき
【0017】
【0018】これらエチレン単位を保有する熱可塑性エ
ラストマーのMFRは、10以上が好ましいが、これ未
満であっても併用する他の樹脂やエラストマーを高流動
とすることによりある程度補うことができる。また、上
記エチレン単位を保有する熱可塑性エラストマーの添加
量は、ポリプロピレン樹脂とスチレン系熱可塑性エラス
トマーとを混合したもの100重量部に対して、5〜5
0重量部である。
【0019】熱安定剤としては、通常のポリオレフィン
に用いられるものが使用できる。一般的には、フェノー
ルとリン系の酸化防止剤を併用して使用するが、特に限
定されるものではない。また、光安定剤としては、ラジ
カル捕捉剤であるヒンダードアミン、ベンゾトリアゾー
ル系のものが使用されることもある。顔料は通常のオレ
フィン系に適した有機、無機のものが使用される。更
に、脂肪酸金属塩等の滑剤や炭酸カルシウム、タルク等
の充填剤等が必要に応じて添加される。
【0020】これらの配合物の混合はV型ブレンダー、
タンブラー、ヘンシェルミキサー等を用いて行われる。
次いで、この混合物を二軸押出機等によって溶融混練し
てペレット化する。このペレットはターボミル、ピンミ
ル、ハンマーミル等の衝撃型微粉砕機を用いて微粉砕さ
れる。この時通常では液体窒素を用いて冷凍粉砕され
粉砕されたものは篩い等によって粒径が少なくとも
500μm以下、好ましくは300μm以下のものを集
め、500μmを越えるものは再度粉砕される。
【0021】このようにして得られた粉末成形に使用す
る粉末樹脂組成物が、充分な粉末流動性をもたない場合
には、型の複雑形状部に流れ込まずに欠損やピンホール
をもつシートを成形することになる。そのため、本発明
では、特に粉末樹脂組成物の中に流動性改良剤である炭
酸カルシウム、シリカ等の充填剤、あるいはステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩や脂
肪酸アミド、脂肪酸エステル等の滑剤、あるいは樹脂微
粉末等を添加することができる。尚、上記充填剤は粉末
スラッシュ成形時に溶融せずにそのまま残存するが、滑
剤と樹脂微粉末は溶融して粉末樹脂組成物中に取り込ま
れる。これらの流動性改良剤はペレットを粉砕した後に
ヘンシェルミキサー等の混合機によって加えるが、粉砕
前にペレットにまぶして粉砕してもよい。
【0022】これらの添加物は粉末樹脂組成物の表面に
付着してコロの働きをするため、粉末の流動性を改良で
きる効果がある。しかし、上記添加物を多量に加える
と、シート成形体の機械的特性が低下するため、充填剤
と滑剤との添加量はポリプロピレン樹脂とスチレン系熱
可塑性エラストマーとの混合物100重量部に対して2
重量部未満であり、一方樹脂微粉末は10重量部未満で
ある。尚、この樹脂微粉末は粉末樹脂組成物と相溶性に
優れるオレフィン系であり、特に適当なものとしては低
密度ポリエチレン化学粉砕物である。化学粉砕とは樹脂
を溶剤に溶かし、これを不溶溶剤中に投入して析出させ
るもので、機械粉砕に比べて細かいものが得られる。
【0023】次いで、流動性の調節された粉末樹脂組成
物を用いて粉末スラッシュ成形を行う。この成形では粉
末樹脂組成物の融点以上に加熱された型にこれを主とし
て重力で落下させて投入し、一定時間経過後に型を反転
し、余分の粉末樹脂組成物を回収箱に集める。型表面に
は粉末樹脂組成物が層となって付着しており、時間経過
とともに溶融してスキン層が形成される。そして、型を
冷却してスキン層を脱型するものであり、これが繰り返
し行われる。
【0024】型の加熱方法としては、オイル循環あるい
は熱風炉へ入れる方法が一般的である。オイル循環はパ
イプ配管配置により型温度調整が容易であるが、型面か
らのみ加熱される。一方、熱風炉を用いると、型面およ
び成形物裏面の両面からの加熱が可能であるが、生産性
を考慮して熱風を300°C以上に設定することが多い
ため、成形物裏面の熱酸化劣化を起こさないように処方
や条件を配慮する必要がある。熱風方式は、粉末スラッ
シュ成形を多層(2ないし3)に行う時に有効である。
即ち、加熱された型に最外層となる1回目の粉末をスラ
ッシュ成形し、半溶融状態で2回目の粉末を付着させ、
そして必要なら3回目もスラッシュ成形し、その後加熱
溶融する。この場合、型面側のみからの加熱では、熱伝
達が不充分なので成形物裏面からの加熱も可能な熱風炉
方式が用いられることが多い。
【0025】
【実施例】次に、本発明を具体的な実施例により更に詳
細に説明する。 実施例1〜 ポリプロピレン樹脂としてXK0286(チッソ社製、
エチレンとのランダム共重合体、MFR27g/10
分)62.5重量部と、水素添加SBRとしてダイナロ
ン1321P(日本合成ゴム社製、スチレン含量10重
量%、MFR10g/10分、JIS硬度39)37.
5重量部に、エチレン単位を保有する熱可塑性エラスト
マーとしてエチレン・エチレンブチレン・エチレンブロ
ック共重合体(ダイナロン6200P、日本合成ゴム社
製、MFR2.5g/10分、JIS硬度63)、エチ
レン・オクテンブロック共重合体(エンゲージSM84
00、ダウケミカル社製、MFR30g/10分、JI
S硬度67)25重量部と、熱安定剤としてA060
(アデカ社製、ヒンダードフェノール)0.25重量部
と、PEP36(アデカ社製、リン系2次酸化防止剤)
0.25重量部をタンブラーで混合し、二軸押出機(池
貝鉄鋼社製、PCM45)を用い、200°Cで押出し
てペレット化した。そして、ターボミルT250−4J
(ターボ工業社製)に液体窒素に浸したペレットを投入
して粉砕し、500μmの篩い通過分のみを集めた。
【0026】次に、上記粉末樹脂組成物を用いて粉末ス
ラッシュ成形を行った。この粉末スラッシュ成形の方法
としては、まず電鋳型(150mm×150mm×2m
m)を300°Cに加熱したオーブン中で予熱し、オー
ブンから取り出して型温が250°Cになった時点で上
記粉末樹脂組成物300gを一度に落とし型表面を覆っ
た。そして、10秒間静置した後に型を反転して余分の
粉末を落とし、型をオーブンに戻して90秒間キュアー
した後、型をオーブンから取り出して水中にしずめて急
冷して、シートを脱型した。シートの厚みは1mm前後
であった。
【0027】上記ペレットのMFR、粉砕物の溶融開始
温度、成形シートの硬度、引張強さ、伸び、低温ぜい化
点、耐ガソリン性の評価を下記の方法で行った。得られ
た結果を表1に示す。MFRはペレットをJIS K7
210により230°C、2.16kgf荷重で測定し
た。粉砕物の溶融開始温度は顕微鏡(倍率50倍)で観
察しつつ、薄いガラス板上で粉末成形物を5°C/分で
昇温し溶融して形状が丸みをおび始める温度を測定し
た。硬度はスラッシュ成形で得られたシートを6枚重ね
て、これをJISA硬度計で測定した。
【0028】引張強さおよび伸びは、スラッシュ成形で
得られたシートをJIS3号ダンベルで打ち抜き、引張
速度200mm/分で測定した。低温ぜい化点は、スラ
ッシュ成形で得られたシートをJISK7216A型試
験片に打ち抜き、JISK7216に準じて試験片の5
0%破壊する温度で求めた。耐ガソリン性はスラッシュ
成形で得られたシート上にスポイドでガソリンを一滴落
とし、3時間経過後、布で拭き取って斑点の有無を判定
した。
【0029】比較例1 実施例1のエチレン・エチレンブチレン・エチレンブロ
ック共重合体を除き、ダイナロン1321Pを62.5
重量部とした以外は、実施例1と同じであり、粉末樹脂
組成物を作製し、その評価を行った。その結果を表1に
示す。
【0030】参考例1 比較例1のダイナロン1321Pをダイナロン6200
P 62.5重量部に替えた以外は、比較例1と同じで
あり、粉末樹脂組成物を作製し、その評価を行った。そ
の結果を表1に示す。
【0031】参考例2 比較例1のダイナロン1321PをエンゲージSM84
00 62.5重量部に替えて、粉末スラッシュ成形の
オーブン温度280°C、型温230°Cとした以外
は、比較例1と同じであり、粉末樹脂組成物を作製し、
その評価を行った。その結果を表1に示す。
【0032】参考例3 比較例1のダイナロン1321Pをエチレン・プロピレ
ンランダム共重合体(EP02P、日本合成ゴム社製、
MFR3.2g/10分、JIS硬度55)62.5重
量部に替えた以外は、比較例1と同じであり、粉末樹脂
組成物を作製し、その評価を行った。その結果を表1に
示す。
【0033】
【表1】
【0034】この結果より、本実施例では粉末樹脂組成
物の溶融流動性が良く、しかもスラッシュ成形で得られ
たシートも柔軟性に富み、しかも引張強さ、伸び、低温
ぜい化点に優れ、また耐ガソリン性も良好である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明ではエチレン単位
を保有する熱可塑性エラストマー単独ではポリプロピレ
ン樹脂との相溶性は良くないが、ポリプロピレン樹脂と
の相溶性の良好なスチレン系熱可塑性エラストマーの一
部を代替することにより、低温ぜい化点が改良される。
また、エチレン・オクテンブロック共重合体は、成形温
度の低下に効果があり、エチレン・エチレンブチレン・
エチレンブロック共重合体は耐ガソリン性の改善に効果
がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 53/00 C08L 53/00 (72)発明者 酒井 一樹 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三 ツ星ベルト株式会社内 (72)発明者 小野 健郎 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三 ツ星ベルト株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−30036(JP,A) 特開 平7−96529(JP,A) 特開 平7−173366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 23/00 - 23/16 C08L 9/00 - 9/10 C08L 53/00 - 53/02 C08J 3/12 B29C 41/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン樹脂と水素添加スチレン
    ブタジエンランダム共重合ゴムとを重量比80/20〜
    20/80の割合で混合したもの100重量部に、エチ
    レン・エチレンブチレン・エチレンブロック共重合体、
    エチレン・オクテンブロック共重合体から選ばれるエチ
    レン単位を保有する熱可塑性エラストマーを5〜50重
    量部の割合で混合したものを粉砕して得られたものであ
    ることを特徴とする粉末成形に使用する粉末樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレン樹脂と、スチレン含量2
    0重量%以下の水素添加スチレンブタジエンランダム共
    重合ゴムと、エチレン単位を保有する熱可塑性エラスト
    マーとしてエチレン・オクテンブロック共重合体を混合
    して用いることを特徴とする請求項1に記載の粉末成形
    に使用する粉末樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリプロピレン樹脂と水素添加スチレン
    ブタジエンランダム共重合ゴム、そしてエチレン単位を
    保有する熱可塑性エラストマーを2軸押出機等で混練し
    てペレット化し、このペレットを冷凍粉砕して得られた
    粉末物である請求項1記載の粉末成形に使用する粉末樹
    脂組成物。
JP7227539A 1995-08-10 1995-08-10 粉末成形に使用する粉末樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2973353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7227539A JP2973353B2 (ja) 1995-08-10 1995-08-10 粉末成形に使用する粉末樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7227539A JP2973353B2 (ja) 1995-08-10 1995-08-10 粉末成形に使用する粉末樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0952990A JPH0952990A (ja) 1997-02-25
JP2973353B2 true JP2973353B2 (ja) 1999-11-08

Family

ID=16862492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7227539A Expired - Fee Related JP2973353B2 (ja) 1995-08-10 1995-08-10 粉末成形に使用する粉末樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2973353B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002655A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Zeon Corporation Composition de resine olefinique pour moulage a partir de poudres, et procede de production associe

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1281486A (zh) 1997-12-11 2001-01-24 住友化学工业株式会社 热塑性弹性体组合物、粉末、切片及其成型制品
US20070265396A1 (en) * 2004-11-05 2007-11-15 Srimannarayana Kakarala Thermoplastic polyolefin compositions having improved melt viscosity and methods of making the same
JP7107325B2 (ja) * 2018-01-29 2022-07-27 コニカミノルタ株式会社 立体造形用樹脂組成物、立体造形物、および立体造形物の製造方法
US11807753B2 (en) 2020-10-28 2023-11-07 Cpk Interior Products Inc. Thermoplastic polyolefin-based slush powder compositions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002655A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Zeon Corporation Composition de resine olefinique pour moulage a partir de poudres, et procede de production associe

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0952990A (ja) 1997-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2665552B2 (ja) 粉末成形に使用する粉末樹脂組成物
JPH051183A (ja) 粉末成形用熱可塑性エラストマーパウダー、それを用いる粉末成形法およびその成形体
JP2002327097A (ja) スラッシュ成形用熱可塑性エラストマー組成物、粉末物およびこれを用いた表皮体
JP2973353B2 (ja) 粉末成形に使用する粉末樹脂組成物
JP3276586B2 (ja) 粉末スラッシュ成形用熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
JP3495277B2 (ja) 粉末スラッシュ成形用熱可塑性エラストマー組成物および粉末スラッシュ成形材料
JP3335737B2 (ja) 粉末成形用パウダー及び該パウダーを用いた成形体
JP2935341B2 (ja) 粉末成形に使用する粉末樹脂組成物の製造方法
JP3364424B2 (ja) 粉末スラッシュ成形用熱可塑性エラストマー組成物および粉末スラッシュ成形材料
JP2003011142A (ja) 複合表皮の製造方法および複合表皮
JP3364429B2 (ja) 粉末スラッシュ成形用熱可塑性エラストマー組成物
JP4454941B2 (ja) 粉体成形用樹脂組成物
JP4454940B2 (ja) 粉体成形用樹脂組成物
JP2002265801A (ja) 成形性を向上させた粉体成形用熱可塑性樹脂組成物及びこれを用いた成形体
JP3187741B2 (ja) 発泡体用ポリプロピレン樹脂組成物
JPH11192678A (ja) スラッシュ成形表皮及びこれを用いた成形体
JP3523504B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物およびこれを用いたスラッシュ成形表皮
JP2002037938A (ja) 粉末スラッシュ成形用熱可塑性エラストマー組成物
JP3210898B2 (ja) 粉末スラッシュ成形表皮付き成形体
JP2002363417A (ja) 粉体成形用熱可塑性エラストマー組成物粉体及びこれを用いて粉体成形した表皮体
JP3994776B2 (ja) 芳香族系ビニル化合物−共役ジエン共重合体の水素化物を配合してなる粉体成形用樹脂組成物
JP2004224879A (ja) 粉末成形用パウダーおよび粉末成形体
JP3998989B2 (ja) 粉体成形用樹脂組成物
JP2004307798A (ja) 粉末成形用パウダーおよび粉末成形体
JP2004149596A (ja) 粉末成形用パウダーおよび粉末成形体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990803

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees