JP2969263B2 - 装身具用錠型止め具 - Google Patents

装身具用錠型止め具

Info

Publication number
JP2969263B2
JP2969263B2 JP10509297A JP10509297A JP2969263B2 JP 2969263 B2 JP2969263 B2 JP 2969263B2 JP 10509297 A JP10509297 A JP 10509297A JP 10509297 A JP10509297 A JP 10509297A JP 2969263 B2 JP2969263 B2 JP 2969263B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
key
case
spring
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10509297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10257909A (ja
Inventor
省貴 津野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ERU JEE BII KK
Original Assignee
ERU JEE BII KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ERU JEE BII KK filed Critical ERU JEE BII KK
Priority to JP10509297A priority Critical patent/JP2969263B2/ja
Publication of JPH10257909A publication Critical patent/JPH10257909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2969263B2 publication Critical patent/JP2969263B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、南京錠の形状、機
能を有し、ネックレス、ペンダント、ブレスレット等の
装身具の止め具として使用され、また、それ自体で装飾
品となり、指輪、イヤリング、ブローチ等に利用される
装身具用錠型止め具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】南京錠は、それ自体が
装身具のモチーフとして味わいがあり、止める機能を利
用して止め具としても使用することができるので、装身
具として応用することが望まれる。しかし、装身具とし
て応用するためには、きわめて小型に構成することが必
要であり、通常の錠の構造をそのまま利用することはで
きない。
【0003】すなわち、小型化するためには、構造を単
純化することが必須である。止め具として機能するだけ
であるから、通常の錠のように、特定の鍵のみで開く機
能は不要であり、この点を利用して新たな単純な構造が
求められる。また、小型化すると強度が低下し、例え
ば、鍵の軸は直径が1ミリメートル以下の細いものとな
ると、簡単にねじ切れてしまう。したがって、荷重が集
中しないような新たな構造が必須である。
【0004】そこで本発明は、装身具としてふさわしい
小型の錠を実現するため、きわめて簡単な構造で、かつ
荷重の集中を排除して壊れにくくした構造を得ることを
目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、中
央部に鍵穴を有するケースと、このケース内の下部に設
けられ、両端がケース内の両側部上方へそれぞれ延び、
両端を共に内側へ付勢するバネと、前記ケースの一方の
上側部に設けられる掛け金軸と、この掛け金軸に回転可
能に支持され、先端部が開閉する掛け金と、この掛け金
と前記ケースとの間に形成され、掛け金が過剰に開くこ
とを防止するストッパ機構と、前記掛け金の先端部の内
側に形成される切り欠き部と、前記掛け金と一体に形成
され、ケース内で掛け金軸の略下方へ延びる基部と、こ
の基部の外側面に形成され、前記バネの一の先端と接
し、内方へ押されて掛け金を開かせるバネ当て部と、前
記基部の内側ないし下端に形成され、掛け金が開き鍵穴
に近接したとき、鍵の作動部に当たって後退させられ、
鍵の両方向自由回転を許す鍵当て部と、前記ケースの他
方の上側部に設けられるラッチ軸と、このラッチ軸に回
転可能に支持されるラッチと、このラッチの下部外側に
形成され、前記バネの他の先端と接し、内方へ押される
バネ当て部と、前記ラッチと前記ケースとの間に形成さ
れ、ラッチがバネにより過剰に回転することを防止する
ストッパ機構と、前記ラッチの上部外側に形成され、掛
け金の先端部を押し込んだとき、一旦後退して切り欠き
部と係合するフックと、前記ラッチの下部内側ないし下
端に形成され、鍵の両方向のいずれの回転によっても、
鍵の作動部に当たって後退させられ、フックを後退させ
掛け金を開かせ、かつ鍵の作動部を通過させて鍵の両方
向自由回転を許す鍵当て部と、を有する装身具用錠型止
め具である。
【0006】この構成では、可動部品として、掛け金、
ラッチ及びこれらを付勢する1のバネのみを用い、単純
な構造となっている。さらに、鍵を左右いずれの方向に
回転させても解錠することができ、かつ、左右両方に自
由回転し得るようにして、荷重の集中を排除している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明は、図示する実施例
について具体的に説明する。
【0008】この装身具用錠型止め具10において、ケ
ース11は、全体がハート型の板状であって、2の半ケ
ース11a,11bを合わせて構成され、各半ケース1
1a,11bは周囲に縁部12a,12bをそれぞれ有
して、これらを接合することにより内部に空間を形成す
る。このケース11の1の半ケース11a中央部には、
鍵13の作動部14を通して受け入れる鍵穴15aが形
成され、他の半ケース11bの中央部には、鍵13の先
端部を通して嵌める穴15bが形成されている。なお、
ケース11の外形は、デザイン上の要請により、任意に
選択することができることはいうまでもない。
【0009】バネ16は、コイルバネよりなり、ケース
11内の下部に設けられ、半ケース11a,11b間に
わたって延びるバネ軸17に嵌められて支持され、両先
端18,19は、ケース内の両側部上方へ延び、共に内
側へ付勢する性質を持っている。このバネ16は、後述
の作動から明らかになるように、変形量が僅かであるの
で、鋼等の通常のバネ材料ではなく、ケース11等と同
一の材料、すなわち金合金等の装身具用材料を用いて構
成することができ、これにより、錆、腐食等の発生を避
けることができる。バネ軸17は、半ケース11aと一
体に形成され、先端は半ケース11bの外面に突出して
かしめられ、両半ケース11a,11bを結合、固定さ
せている。
【0010】掛け金軸20が、図1,2において、ケー
ス11内の上左側部に設けられ、半ケース11a,11
b間にわたって延びている。この掛け金軸20は、半ケ
ース11aと一体に形成され、先端は半ケース11bの
外面に突出してかしめられ、両半ケース11a,11b
を結合、固定させている。
【0011】掛け金21は、逆U字状であり、根元部が
掛け金軸20に回転可能に嵌められて支持され、先端部
がケース11の上右側部内あるいはケース11上方に位
置して、開閉する。ケース11の縁部12a,12bに
は、この掛け金21の両端部を通すための隙間22,2
2’がそれぞれ形成されている。掛け金21の根元側の
隙間22の外側端23は、掛け金21の根元部を当接さ
せ過剰に開くことを防止するストッパ機構24を構成し
ている。掛け金21の先端部の内側には、切り欠き部2
5が形成されている。
【0012】基部26が、掛け金21の根元部分と一体
に形成され、掛け金軸20から略下方へ延びている。基
部26の外側面にバネ当て部27が形成され、このバネ
当て部27は、バネ16の略L字状に折曲げた一の先端
18と接し、内方へ押されて掛け金21を開かせるよう
にする。基部26の内側ないし下端には、鍵当て部28
が形成され、掛け金21が開き鍵穴15a,15bに近
接したとき、鍵13の作動部14を左右いずれに回転さ
せたときにもに当たって後退させられるような面に仕上
げられている。
【0013】ラッチ軸29が、図1,2において、ケー
ス11内の上右側部に設けられ、半ケース11a,11
b間にわたって延びている。このラッチ軸29は、半ケ
ース11aと一体に形成され、先端は半ケース11bの
外面に突出してかしめられ、両半ケース11a,11b
を結合、固定させている。
【0014】ラッチ30は、ラッチ軸29に回転可能に
嵌められ支持されている。ラッチ30の下部外側面にバ
ネ当て部31が形成され、このバネ当て部31は、バネ
16の略L字状に折曲げた他の先端19と接し、内方へ
押されている。ラッチ30の外側に突起32が形成さ
れ、半ケース11aの縁部12aの内側に突起33が形
成され、これは互いに当接して、ラッチ30がバネ16
により過剰に回転することを防止するストッパ機構34
を構成している。
【0015】ラッチ30の上部外側にフック35が形成
され、このフック35は、掛け金21の先端部をケース
11内に押し込んだとき、一旦後退して切り欠き部25
と係合し、掛け金21が開かないように保持する。ラッ
チ30の下部内側ないし下端に鍵当て部36が形成さ
れ、鍵13の作動部14を左右いずれに回転させたとき
にもに当たって後退させられ、フック35を後退させ掛
け金21を開かせ、かつ鍵の作動部14を止めることな
く通過させるような面に仕上げられている。
【0016】この装身具用錠型止め具10は、例えば、
図4に示すネックレス37に使用される。このネックレ
ス37は、チエン38の中央部に鍵13を吊り下げ、両
端をこの止め具10の掛け金21に引っ掛けて結合して
なる。このネックレス37は、掛け金21を開いてチエ
ン38の両端を分離して着脱される。
【0017】なお、この装身具用錠型止め具10は、小
型に形成され、通常、図1の上下の長さは、10〜20
ミリメートル程度である。
【0018】この装身具用錠型止め具10は、次のよう
に作動する。図1に示すように、掛け金ね21を閉じた
状態で、鍵穴15aに鍵13の作動部14を差し込み、
図1において左方向に回転させると、作動部14は、ラ
ッチ30の鍵当て部36の下端部分を押し、図1の仮想
線に示すように、ラッチ30を回転させてフック35を
掛け金21の切り欠き25から外す。こうすると、掛け
金21は、バネ16で開くように付勢されているから、
開いて図3の状態となる。
【0019】鍵13をさらに左回転させると、作動部1
4は、ラッチ30を通過し、さらに掛け金21が開いて
いるため、鍵穴15aに近付いている基部26を、その
鍵当て部28の上部分を押すことにより、図2の仮想線
に示すように、一旦後退させ、通過する。こうして作動
部14は、一周する。さらに回転させると、ラッチ30
は、バネ16により、もとの位置に戻っているが、作動
部は前記と同様にして通過することができる。すなわ
ち、鍵13は左方向に自由に回転することができる。
【0020】図1に示すように、掛け金ね21を閉じた
状態で、鍵穴15aに鍵13の作動部14を差し込み、
図1において右方向に回転させると、作動部14は、ラ
ッチ30の鍵当て部36の上部分を押し、前記と同様、
図1の仮想線に示すように、ラッチ30を回転させてフ
ック35を掛け金21の切り欠き25から外し、掛け金
21を開かせる。
【0021】鍵13をさらに右回転させると、作動部1
4は、掛け金21が開いているため、鍵穴15aに近付
いている基部26を、その鍵当て部28の下端部分を押
すことにより、図2の仮想線に示すように、一旦後退さ
せ、通過する。さらに回転させると、ラッチ30は、バ
ネ16により、もとの位置に戻っているが、作動部は前
記と同様にして通過することができる。こうして作動部
14は、一周する。すなわち、鍵13は右方向に自由に
回転することができる。
【0022】掛け金21が開いた状態から閉じるとき
は、単に、掛け金21先端部をケースに押し込むだけで
よい。こうすると、掛け金21先端部がラッチ30のフ
ック35の上部を一旦後退させて、切り欠き部25にフ
ック35が係合する。
【0023】
【発明の効果】本発明の装身具用錠型止め具は、上述の
ように、可動部品は掛け金、ラッチ、バネの3のみであ
り、きわめて簡単な構造であるので、全体を小型に仕上
げることが可能である。また、鍵の作動部は、左右いず
れの方向に回転させても、解錠することができ、しか
も、止められることなく自由に回転させることができる
ので、鍵の回転にともない、大きな荷重が加わる部分が
ない。したがって、破損の生じるおそれなく、小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の閉じた状態の正断面図であ
る。
【図2】同例の閉じた状態の側断面図である。
【図3】同例の開いた状態の正断面図である。
【図4】同例の使用状態の正面図である。
【符号の説明】
10…装身具用錠型止め具、11…ケース、11a,1
1b…半ケース、12a,12b…縁部、13…鍵、1
4…作動部、15a…鍵穴、15b…穴、16…バネ、
17…バネ軸、18…先端、19…先端、20…掛け金
軸、21…掛け金、22,22’…隙間、23…外側
端、24…ストッパ機構、25…切り欠き部、26…基
部、27…バネ当て部、28…鍵当て部、29…ラッチ
軸、30…ラッチ、31…バネ当て部、32…突起、3
3…突起、34…ストッパ機構、35…フック、36…
鍵当て部、37…ネックレス、38…チエン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に鍵穴を有するケースと、 このケース内の下部に設けられ、両端がケース内の両側
    部上方へそれぞれ延び、両端を共に内側へ付勢するバネ
    と、 前記ケースの一方の上側部に設けられる掛け金軸と、 この掛け金軸に回転可能に支持され、先端部が開閉する
    掛け金と、この掛け金と前記ケースとの間に形成され、
    掛け金が過剰に開くことを防止するストッパ機構と、前
    記掛け金の先端部の内側に形成される切り欠き部と、前
    記掛け金と一体に形成され、ケース内で掛け金軸の略下
    方へ延びる基部と、この基部の外側面に形成され、前記
    バネの一の先端と接し、内方へ押されて掛け金を開かせ
    るバネ当て部と、前記基部の内側ないし下端に形成さ
    れ、掛け金が開き鍵穴に近接したとき、鍵の作動部に当
    たって後退させられ、鍵の両方向自由回転を許す鍵当て
    部と前記ケースの他方の上側部に設けられるラッチ軸
    と、 このラッチ軸に回転可能に支持されるラッチと、このラ
    ッチの下部外側に形成され、前記バネの他の先端と接
    し、内方へ押されるバネ当て部と、前記ラッチと前記ケ
    ースとの間に形成され、ラッチがバネにより過剰に回転
    することを防止するストッパ機構と、前記ラッチの上部
    外側に形成され、掛け金の先端部を押し込んだとき、一
    旦後退して切り欠き部と係合するフックと、前記ラッチ
    の下部内側ないし下端に形成され、鍵の両方向のいずれ
    の回転によっても、鍵の作動部に当たって後退させら
    れ、フックを後退させ掛け金を開かせ、かつ鍵の作動部
    を通過させて鍵の両方向自由回転を許す鍵当て部と、 を有する装身具用錠型止め具。
JP10509297A 1997-03-18 1997-03-18 装身具用錠型止め具 Expired - Fee Related JP2969263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10509297A JP2969263B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 装身具用錠型止め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10509297A JP2969263B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 装身具用錠型止め具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10257909A JPH10257909A (ja) 1998-09-29
JP2969263B2 true JP2969263B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=14398279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10509297A Expired - Fee Related JP2969263B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 装身具用錠型止め具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2969263B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU4607501A (en) * 1999-10-27 2001-05-08 Asante Designer Jewellery Limited Jewellery fastening mechanism
WO2011024069A1 (en) * 2009-08-28 2011-03-03 Michael William Strutt Action-driving article
US8434327B2 (en) * 2010-04-05 2013-05-07 Babyak Holdings, LLC Removable jewelry setting

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10257909A (ja) 1998-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7878024B2 (en) Earring
TWI224954B (en) Security clutch with self-centering spring
JP3829158B2 (ja) 装身具用ジョイント
MX2007000288A (es) Candado.
JP2969263B2 (ja) 装身具用錠型止め具
CA1133714A (fr) Serrure a combinaisons pour attaches-cases et articles analogues
US7093332B1 (en) Locking toggle assembly for jewelry
US20030066171A1 (en) Jewelry clasp
US5642558A (en) Jewelry clasp
CN101005774B (zh) 珠宝夹
JPS60105776A (ja) 組合わせ錠を備えるトランク等用鎖錠装置
US3121932A (en) Two position twin arm spring clip with lock
CN220607578U (zh) 用于珠宝的锁定紧固件
JP2001224412A (ja) 装身具用止め金具
EP0253771B1 (fr) Fermoir pour parure
JP3541036B1 (ja) ブローチ兼用ペンダント止め金具
US6588075B2 (en) Fish-hook clasp with a double activation mechanism
US4667379A (en) Jewelry clasp
JP5460286B2 (ja) 装身具用ピンと装身具係止用金具および装身具
JP2700782B2 (ja) タイピン等の装身具の係止装置
US6389660B1 (en) Safety lock for jewelry
JPH0786Y2 (ja) ピンブローチ
JP3641653B2 (ja) バンドの中留
US247878A (en) Charles a
JPH0625139Y2 (ja) 耳飾り

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees