JP3541036B1 - ブローチ兼用ペンダント止め金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブローチ止め金具の支持片と脚によって、開閉自在かつ鎖等が挿通し易い、ペンダント用の鎖挿通部を設けた、コンパクトな、ブローチ兼用ペンダント止め金具を提供する。
【解決手段】ブローチ本体1の一面の一端側に、先端を係止受体13方向に略直角に折り曲げた細巾の支持片2を設け、支持片2の先端で、針状の係止片3の後端を上下方向に回転自在に軸支し、係止片3の軸支部3a付近から脚3bをブローチ本体1の一面に向けて突出させ、支持片2とブローチ本体1の一面の一端側によって囲まれた空間を鎖挿通部4とし、支持片2の鎖挿通部4にペンダント用の鎖5を通し、係止片3の先端をブローチ本体1の一面の他端側の位置に設けた係止受体13で係止した際、係止片3の脚3bの下端は、ブローチ本体1の一面に当接して鎖挿通部4が閉鎖されてペンダント用の鎖5がこの鎖挿通部4から外れない構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、ブローチに取り付けることにより、当該ブローチをペンダントとしても使用出来る、ブローチ兼用ペンダント止め金具に関するものである。
従来、ブローチを衣服に付けたり、またペンダントを首から下げたりしておしゃれが楽しまれている。昨今、ブローチは、図16に示すように、普通、ブローチ本体Fの裏面に固着されたブローチ止め金具Gを使って衣服に付けられるようになっており、この様なブローチ止め金具Gは、ブローチ本体Fの裏面の一端に、針状の係止片12の一端部を回動自在に軸支し、ブローチ本体Fの裏面の他端に、係止片12の尖った先端を止める係止受体13を設けて形成されている。
この係止受体13は、図17に示すように、一端側に山型の切り欠き部13aが入った円筒13bの内側に、一端にフランジ部14aを設けた筒部14を嵌め入れ、このフランジ部14aをつまんで、このフランジ部14aを移動させて(図17の矢印方向)、筒部14を係止受体13の円筒13bから出し入れして、係止片12の針状の先端を筒部14内に係止自在としている。
この様な中、ブローチをペンダントとして使用したいと思う場合もあり、その様な場合、図18に示すような、ブローチ用止め金具の部品であるブローチ・ピン19にチェーン等を通す通し孔20を設け、ペンダントとして使用する時は、ブローチ・ピン19に設けたこの通し孔20にチェーン等を通し、当該ブローチ22をチェーンに吊り下げて、ペンダントとして使用可能にしたというものがある。
実開平6−9512号公報
また図19に示すように、ペンダントトップ付きピンブローチ23のペンダントトップ24の背面側にはペンダントトップ24の一部である背面板部25にチェーン挿通部形成体26を固定し、この背面板部25とチェーン挿通部形成体26の間にチェーン挿通部27を形成し、この背面板部25にピン挿通管28を溶着し、このピン挿通管28にピン29を挿通し、ピン29の一端部には略U字状のバネ部30を一体形成し、このバネ部30の先端には球状当接部31を形成し、背面板部25に球状当接部31を付勢状態で当接する。そしてペンダントトップ24として使用する時には、上記ピン29を取り去り、上記チェーン挿通部27に別途用意したチェーンを通し、首に吊り下げて使用するというものがある。
実用新案登録第3087633号公報
しかしながら、上記前者の場合、チェーン等を通す通し孔20が、ブローチ・ピン19とピン開閉軸受け21及びブローチ22の間の狭い箇所に設けられており、加えてチェーン等を通す通し孔20が、孔として塞がれたものであり、実際にチェーンを通す際、通し難く、加えてこの通し孔20に通すことが出来るチェーンは、この通し孔20の内径以下の幅のチェーンに限られる。
また後者の場合、ペンダントトップ24として使用する際に必要なチェーン挿通部27と、ブローチとして使用する際に必要なピン挿通管28、ピン29、バネ部30、球状当接部31等を夫々別個に設けなければ成らず、またペンダントトップ24として使用する際、必ずピン29を取り去らなければならず、手間がかかる。
この発明は、これらの点に鑑みて為されたもので、ブローチ止め金具の支持片と脚によって、開閉自在かつ鎖等が挿通し易い、ペンダント用の鎖挿通部を設けた、コンパクトな、ブローチ兼用ペンダント止め金具を提供するものである。
請求項1の発明は、ブローチ本体の一面の一端側の位置に、針状の係止片の後端を上下方向に回転自在に軸支し、当該ブローチ本体の一面の他端側の位置に当該係止片の先端を係止する係止受体を設け、衣服の一部に通した上記係止片を当該係止受体で係止して衣服に付けるブローチ兼用ペンダント止め金具において、上記ブローチ本体の一面の一端側に、先端を上記係止受体方向に略直角に折り曲げた細巾の支持片を設け、当該支持片の先端で、針状の係止片の後端を上下方向に回転自在に軸支し、当該係止片の軸支部付近から脚を上記ブローチ本体の一面に向けて突出させ、上記支持片とブローチ本体の一面の一端側によって囲まれた空間を鎖挿通部とし、当該支持片の鎖挿通部にペンダント用の鎖を通し、上記係止片の先端を、当該ブローチ本体の一面の他端側の位置に設けた係止受体で係止した際、当該係止片の脚の下端は、上記ブローチ本体の一面に当接又は近接して上記鎖挿通部が閉鎖されてペンダント用の鎖がこの鎖挿通部から外れない構成としたブローチ兼用ペンダント止め金具とした。
請求項2の発明は、上記支持片の後端を、当該支持片の折り曲げられた先端と略同じ方向に延伸して基板を構成し、当該基板と支持片によって上記鎖挿通部を形成し、上記係止片の軸支部付近から伸びた脚が上記基板面に当接又は近接して上記鎖挿通部を閉鎖する上記請求項1に記載のブローチ兼用ペンダント止め金具とした。
請求項3の発明は、ブローチ本体に取り付ける基板の一面の一端側の位置に、針状の係止片の後端を上下方向に回転自在に軸支し、上記基板の他端側の位置に当該係止片の先端を係止する係止受体を設け、衣服の一部に通した上記係止片を当該係止受体で係止して衣服に付けるブローチ兼用ペンダント止め金具において、上記基板の一面の一端縁の位置に、水平な基板を固定し、その基板の先端を側面弧状に折り曲げた支持片を設け、当該支持片の先端に、側面弧状の係止基片の一端を上下方向に回転自在に軸支して他端を上記支持片に当接自在に設け、当該支持片と係止基片とによって環状体を形成し、その内側空間を鎖挿通部とし、上記係止基片から上記係止受体に向けて針状の係止部を設け、上記鎖挿通部にペンダント用の鎖を通し、上記係止片の先端を上記係止受体で係止した際、当該鎖挿通部が上記係止基片によって閉鎖されて当該ペンダント用の鎖が当該鎖挿通部から外れない構成としたブローチ兼用ペンダント止め金具とした。
請求項4の発明は、上記支持片とブローチ本体の一面又は支持片の基板上によって形成された鎖挿通部を閉じる、上記係止片の軸支部付近から伸びた脚の下端が、上記ブローチ本体の一面上又は支持片の基板面上に当接又は近接する位置のブローチ本体の一面又は支持片の基板上に、当該脚の下端を係止するストッパーを設けた上記請求項1乃至3の何れかに記載のブローチ兼用ペンダント止め金具とした。
請求項1乃至4の各発明によれば、ブローチ兼用ペンダント止め金具の支持片とブローチ本体の一面の一端側又は基板によって、ペンダント用の鎖挿通部を設けたので、止め金具が必要以上に大きくならず、コンパクトに収められ、この鎖挿通部に通されたペンダント用の鎖は、いたずらに移動することがない。またペンダント用の鎖は、当該鎖の留め金の部分が鎖の部分の断面より大きくなっているのものが多いが、鎖挿通部を開閉自在に設けているので、狭い鎖挿通部であっても不都合無く、鎖挿通部内に鎖を通すことが出来る。さらに一手間かけて、バチ環やD環などを設ける必要が無いので、これらの結果、ブローチの針を長く取ることが出来、衣服に通す係止片を大きく取れて、衣服に確実に係止し易い。またペンダントとして首から下げた際でも安定して用いることが出来る。ましてこのペンダントの位置が逆さまになることは無く、安心しておしゃれを楽しむことが出来る。また針状の係止片がブローチ本体の一面と又は基板と略平行になった状態で外方から押された際、脚が動かず、係止片は反動で上方へ飛び上がるバネ効果を有する。従って、ブローチとして衣服に針状の係止片を刺す際、係止片先端が浮き上がり、刺し易い。
請求項2の発明によれば、上記支持片の後端を、当該支持片の折り曲げられた先端と略同じ方向に延伸して基板を構成し、この基板と支持片とによって上記鎖挿通部を形成し、上記係止片の軸支部付近から伸びた脚が上記基板面に当接又は近接して上記鎖挿通部を閉鎖するようにしたので、ブローチ本体の取り付け面に凹凸があっても、これらの凹凸と上記基板との間で僅かな当接面が確保できれば、取り付けることが出来る。それ故、このブローチ兼用ペンダント止め金具の汎用性を高め、使用範囲が大きく広がるものである。
請求項3の発明によれば、ブローチ本体の一面から支持片を横にずらして設けたので、例えばパールやビーズなどの宝石等を連続して繋げた隙間が狭いネックレスであっても、ブローチがパール等に当らず、隣接するパール等同士の間の細い紐を容易に挿通する事が出来、このブローチ兼用ペンダント止め金具を付けたブローチをネックレスに簡単に取り付けることが出来る。
請求項4の発明によれば、上記支持片とブローチ本体の一面又は支持片の基板上によって形成された鎖挿通部を閉じる、上記係止片の軸支部付近から伸びた脚の下端が、上記ブローチ本体の一面上又は支持片の基板面上に当接又は近接する位置のブローチ本体の一面又は支持片の基板上に、当該脚の下端を係止するストッパーを設けたので、針状の係止片がブローチ本体の一面等と略平行になった状態で外方から押されても、これ以上、脚及び係止片は回転せず、係止片先端が係止受体の下まで入らず、常に係止受体に係止し易い。さらにペンダントの鎖を鎖挿通部に挿通した後、確実にこの鎖挿通部を閉鎖できるので、このペンダントの鎖が鎖挿通部から外れることが無く、このブローチ兼用ペンダント止め金具への信頼性を大きく高めることが出来るものである。
先端を略直角に折り曲げた支持片を設け、この支持片の先端で、針状の係止片の後端を上下方向に回転自在に軸支し、この係止片の軸支部付近から脚を略直角に突出させ、上記支持片及びブローチ本体の一面によって囲まれた空間を鎖挿通部とし、この支持片の後端をブローチ本体の裏面に取り付け、この支持片の鎖挿通部にペンダント用の鎖を通し、上記係止片の先端を、ブローチ本体に設けた係止受体で係止した際、この係止片の軸支部付近から伸びた脚の下端は、ブローチ本体の裏面上に当接又は近接して上記鎖挿通部が閉鎖されてペンダント用の鎖がこの鎖挿通部から外れない。
以下この発明の実施例1を図に基づいて説明する。
図2は、この発明の実施例1のブローチ兼用ペンダント止め金具(以下「兼用止め金具」という)Aの特徴とする箇所を示す。この兼用止め金具Aは、細巾の支持片2の先端を略直角に折り曲げて設けている。そしてこの支持片2の先端で、全体の形状が略L形状で、先端が針状の係止片3をその屈曲部で上下方向に回転自在に軸支し、この係止片3の軸支部3aから下方に伸びた後端を脚3bとして設けている。
この様な支持片2の後端をブローチ本体1の裏面の一端側の位置に固着してこの支持片2を立設する。これにより上記支持片2及びブローチ本体1の裏面によって囲まれた空間を鎖挿通部4としている。そして上記係止片3の先端(自由端)を上記係止受体13(図1参照)で係止した際、脚3bは、その下端がブローチ本体1の裏面上に当接又は近接するように設けられており、その結果この脚3bは、上記鎖挿通部4の開口部を閉鎖するように成っている。
そして係止受体13に係止された上記係止片3の自由端を係止受体13から外し、図3に示すように、上記係止片3を上方に上げると脚3bはこれに伴って回転し、上記鎖挿通部4の開口部を開いて、この鎖挿通部4内にペンダント用の環状に設けられた鎖5を通す。その後、図1に示すように、係止片3を下方に下げてその自由端を上記係止受体13に係止すると、脚3bは上記鎖挿通部4の開口部を閉鎖するためペンダントの鎖5はこの鎖挿通部4から外れないようになっている。
この様に兼用止め金具Aをブローチ本体1の裏面に取り付けるブローチ止め金具として使用すれば、ブローチとしての使用に加えて、容易にペンダントとしても使用することが出来る。しかもその際、鎖5は、閉鎖された狭い鎖挿通部4に挿通されているため、鎖5の位置が大きくずれたりしない。
以下に、この発明の実施例2乃至5を図に基づいて説明する。
ここでは、上記実施例1と重複する構成については、その説明を省略し、上記実施例1と異なる、つまりこれらの実施例の特徴とする構成についてのみ説明する。
実施例2の兼用止め金具Bは、図4及び図5に示すように、上記支持片2の後端を、この支持片2の折り曲げられた先端と略同じ方向に伸ばして基板2aとして設け、支持片2の先端とこの基板2aとによって鎖挿通部4を形成し、係止片3の軸支部3a付近から伸びた脚3bがこの基板2a上に当接して鎖挿通部4を閉鎖するように設けている。ここでのブローチ本体1の裏面は、一定の平坦面ではなく、凹凸面から成るものであり、この凹凸面に上記支持片2の基板2aを固着する。
そして上記実施例1や実施例2の場合、係止片3を上から押しても脚3bがあるため、係止片3の先端は、係止受体13の下方へ行かないが、図6に示すように、係止片3を上から強く押すと係止片3の先端が係止受体13より下の位置まで行き、係止片3と一体に設けられた脚3bも回転して鎖挿通部4の内側まで回転してしまうことがある。この様な場合、係止片3と脚3bとが一体となっているため、係止片3を持ち上げても脚3bがブローチ本体1の面や基板2aに当り、この状態を正常な状態に戻すのに手間がかかる。
そこで、この様な状態を防ぐものとして、実施例3の兼用止め金具Cを以下に示す。
実施例3の兼用止め金具Cは、図7及び図8に示すように、上記支持片2と基板2aによって形成された鎖挿通部4の開口部を閉じる脚3bの下端の上記基板2a上に、平面略U字型のストッパー2bを設けている。このストッパー2bを設けたことにより、脚3bの下端が回転して鎖挿通部4の内側まで回転しようとしてもこのストッパー2bに係止されて止まる。これは、上記実施例1の支持片2がブローチ本体1の裏面に設けられている場合も同様に、このブローチ本体1の裏面上にストッパー2bを設けることが出来る。
またこの平面略U字型のストッパー2bに代えて、図9及び図10に示すように、基板2aの、係止受体13に対向する側の端縁に平面略U字型の凹部2cを設け、脚3bがこの凹部2cに係止されるようにしても良い。さらにこれらに代えて、図11に示すように、基板2aの係止受体13に対向する側の端縁の中央部に段部2dを設け、脚3bがこの段部2dに係止されるようにしても良い。
さらに実施例4の兼用止め金具Dとして、図12に示すように、上記ブローチ本体1の裏面の一端縁の位置において、水平方向に突出させ段付基板2eを形成した後、側面略円弧状に折り曲げた支持片2を設け、この支持片2の先端で、略L形状の係止片3の後端を上下方向に回転自在に軸支し、この係止片3の軸支部3aから脚3bを段付基板2e上に向けて突出させて設けている。
この係止片3をブローチ本体1の裏面と略平行に位置させてその先端(自由端)を上記係止受体13で係止した際、脚3bは、その下端が上記段付基板2e上に当接又は近接するように設けられており、その結果この脚3bは、上記側面略円弧状に折り曲げた細巾の支持片2によって形成される空間から成る鎖挿通部4aの開口部を閉鎖するように成っているのは、上記実施例と同様である。
この発明の鎖挿通部4aに大径のパールHやビーズを連続して繋げて成るネックレスを通すことがある。これを上記のようにブローチ本体1の裏面上に支持片2が設けられ、ブローチ本体1の裏面上に鎖挿通部4がある場合、上記パールHの外径が鎖挿通部4の内径より大きいと、ブローチ本体1の裏面にパールHが当って、二つのパールHの間の紐Iの部分を鎖挿通部4に入れられない。
しかし、この実施例4の兼用止め金具Dでは、上記の様に支持片2を水平方向に突出させた後、側面略円弧状に折り曲げて設けたので、例えばパールHやビーズなどを連続して繋げて成るネックレスを鎖挿通部4aに挿入する場合でも、隣接したパールHがブローチ本体1に当らず、鎖挿通部4aに挿入し易く、また、隣接するパールH同士の間の紐Iの部分を、脚3bを上げて、この兼用止め金具Dの支持片2の略円弧状の鎖挿通部4a内に嵌め入れられ、図13に示すように、容易にブローチ本体1を上記ネックレスに取り付けることが出来る。
さらに実施例5の兼用止め金具Eとして、図14に示すように、上記ブローチ本体1の裏面上の一端縁の位置に、水平な基板2fを固定し、その基板2fの先端を側面半円弧状に折り曲げた支持片2を設け、この支持片2の先端に、側面略半円弧状の係止基片3cの一端を上下方向に回転自在に軸支し、その他端を支持片2に当接自在に設け、これらの支持片2と係止基片3cとによって環状体を形成し、その内側空間を円形の鎖挿通部4aとする。そして上記係止基片3cの先端部付近から上記係止受体に向けて針状の係止片3を延ばしている。
従ってこの係止基片3cの自由端は、上記実施例における脚3bと同様の働きをするものである。この係止片3の自由端を持ち上げると係止基片3cは、支持片2の先端の軸支部を中心に回転し、係止基片3cの自由端は支持片2から離れ、鎖挿通部4aが開いてペンダント用の鎖5を鎖挿通部4a内に通す。そして係止片3の先端を上記係止受体で係止した際、上記係止基片3cの自由端は支持片2に当接し、この鎖挿通部4aが閉鎖されてこのペンダント用の鎖5がこの鎖挿通部4aから外れない構成とした。
この実施例5の兼用止め金具Eにおいても、上記兼用止め金具Dと同様に、パール等を連続して繋げて成るネックレスを鎖挿通部4aに挿入する場合でも、隣接したパールHがブローチ本体1の裏面に当らず、鎖挿通部4aに挿入し易く、容易にブローチ本体1を上記ネックレスに取り付けることが出来る。これは、上記実施例4及び5の鎖挿通部4aをブローチ本体1から横にずらして設けているためネックレスの鎖等を鎖挿通部4a内に入れ易くしたものである。さらに実施例5では、鎖挿通部4aが弧状の支持片2と係止基片3cとによって形成されているため、係止基片3cを開けるとその開口部が大きく開き、鎖等をより挿入し易い。
上記実施の形態例においては、兼用止め金具A、B、C及びDの係止受体13の構成として、従来技術の欄に記載した係止受体13を使用しているが、この係止受体13の構成は、この発明の必須要件ではない。またこの発明は、止め金具に関するものであるが、支持片2等の材質は、金属に限定するものではなく、金属の他適宜の材料から成るものである。また兼用止め金具Cの脚3bを係止する係止片は、ストッパー2b、凹部2c、段部2dに限定するものではない。
この発明の実施例1の兼用止め金具にペンダント用の鎖を通した状態の一部側面図である。 この発明の実施例1の兼用止め金具の一部側明図である。 この発明の実施例1の兼用止め金具の針状の係止片を開放した状態の一部側明図である。 この発明の実施例2の兼用止め金具の鎖挿通部にペンダント用の鎖を通した状態の一部側面図である。 この発明の実施例2の兼用止め金具をブローチ本体に取り付けた状態の一部側面図である。 この発明の実施例2の兼用止め金具の針状の係止片の先端が係止受体の位置より下に回動した状態を示す側面図である。 この発明の実施例3の兼用止め金具の基板上にストッパーを設け、このストッパーに脚を係止した状態を示す側面図である。 この発明の実施例3の兼用止め金具の基板上にストッパーを設け、このストッパーに脚を係止した状態を示す一部平面図である。 この発明の実施例3の兼用止め金具の基板上に凹部を設け、この凹部に脚を係止した状態を示す側面図である。 この発明の実施例3の兼用止め金具の基板上に凹部を設け、この凹部に脚を係止した状態を示す平面図である。 この発明の実施例3の兼用止め金具の基板上に段部を設け、この段部に脚を係止した状態を示す側面図である。 この発明の実施例4の兼用止め金具の鎖挿通部にパールを繋げて成るネックレスの紐を通した状態を示す一部側面図である。 この発明の実施例4の兼用止め金具を取り付けたブローチをパールを繋げて成るネックレスに取り付けた状態を示す正面図である。 この発明の実施例5の兼用止め金具の一部側面図である。 この発明の実施例5の兼用止め金具の係止片及び係止基片を開いた状態の一部側面図である。 従来のブローチにブローチ止め金具を取り付けている状態の側面図である。 従来のブローチ止め金具の針状の係止片の先端を、係止受体において係止自在とした構成を示す平面図である。 実開平6−9512号公報に記載されたブローチ・ピンの構成を示す側面図である。 実用新案登録第3087633号公報に記載されたペンダントトップ付きピンブローチの構成を示す側面図である。
符号の説明
A ブローチ兼用ペンダント止め金具
1 ブローチ本体
略直角に折り曲げた細巾の支持片
3 係止片
3b 脚
4 鎖挿通部
5 ペンダントの鎖
B ブローチ兼用ペンダント止め金具
2a 基板
C ブローチ兼用ペンダント止め金具
2b ストッパー
2c 凹部
2d 段部
D ブローチ兼用ペンダント止め金具
支持片
2e 段付基板
4a 鎖挿通部
E ブローチ兼用ペンダント止め金具
支持片
3c 係止基片

Claims (4)

  1. ブローチ本体の一面の一端側の位置に、針状の係止片の後端を上下方向に回転自在に軸支し、当該ブローチ本体の一面の他端側の位置に当該係止片の先端を係止する係止受体を設け、衣服の一部に通した上記係止片を当該係止受体で係止して衣服に付けるブローチ兼用ペンダント止め金具において、
    上記ブローチ本体の一面の一端側に、先端を上記係止受体方向に略直角に折り曲げた細巾の支持片を設け、当該支持片の先端で、針状の係止片の後端を上下方向に回転自在に軸支し、当該係止片の軸支部付近から脚を上記ブローチ本体の一面に向けて突出させ、上記支持片とブローチ本体の一面の一端側によって囲まれた空間を鎖挿通部とし、
    当該支持片の鎖挿通部にペンダント用の鎖を通し、上記係止片の先端を、当該ブローチ本体の一面の他端側の位置に設けた係止受体で係止した際、当該係止片の脚の下端は、上記ブローチ本体の一面に当接又は近接して上記鎖挿通部が閉鎖されてペンダント用の鎖がこの鎖挿通部から外れない構成としたことを特徴とする、ブローチ兼用ペンダント止め金具。
  2. 上記支持片の後端を、当該支持片の折り曲げられた先端と略同じ方向に延伸して基板を構成し、当該基板と支持片によって上記鎖挿通部を形成し、上記係止片の軸支部付近から伸びた脚が上記基板面に当接又は近接して上記鎖挿通部を閉鎖することを特徴とした、上記請求項1に記載のブローチ兼用ペンダント止め金具。
  3. ブローチ本体に取り付ける基板の一面の一端側の位置に、針状の係止片の後端を上下方向に回転自在に軸支し、上記基板の他端側の位置に当該係止片の先端を係止する係止受体を設け、衣服の一部に通した上記係止片を当該係止受体で係止して衣服に付けるブローチ兼用ペンダント止め金具において、
    上記基板の一面の一端縁の位置に、水平な基板を固定し、その基板の先端を側面弧状に折り曲げた支持片を設け、当該支持片の先端に、側面弧状の係止基片の一端を上下方向に回転自在に軸支して他端を上記支持片に当接自在に設け、当該支持片と係止基片とによって環状体を形成し、その内側空間を鎖挿通部とし、上記係止基片から上記係止受体に向けて針状の係止部を設け、
    上記鎖挿通部にペンダント用の鎖を通し、上記係止片の先端を上記係止受体で係止した際、当該鎖挿通部が上記係止基片によって閉鎖されて当該ペンダント用の鎖が当該鎖挿通部から外れない構成としたことを特徴とする、ブローチ兼用ペンダント止め金具。
  4. 上記支持片とブローチ本体の一面又は支持片の基板上によって形成された鎖挿通部を閉じる、上記係止片の軸支部付近から伸びた脚の下端が、上記ブローチ本体の一面上又は支持片の基板面上に当接又は近接する位置のブローチ本体の一面又は支持片の基板上に、当該脚の下端を係止するストッパーを設けたことを特徴とする、上記請求項1乃至3の何れかに記載のブローチ兼用ペンダント止め金具。


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