JP2956703B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP2956703B2
JP2956703B2 JP63110970A JP11097088A JP2956703B2 JP 2956703 B2 JP2956703 B2 JP 2956703B2 JP 63110970 A JP63110970 A JP 63110970A JP 11097088 A JP11097088 A JP 11097088A JP 2956703 B2 JP2956703 B2 JP 2956703B2
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラにおけるレンズ駆動装置に係り、特
にレンズの位置検出用パルスエンコーダと、レンズ間の
駆動系のバックラッシュによる位置制御誤差の解消に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般にバックラッシュ補正に関しては、例えば特開昭
59−106009号公報、特開昭52−115217号公報等に示され
るものがある。
すなわち、前者の公報に示されるものは、駆動モータ
の発生トルク方向を検出し、バックラッシュ補正の開始
時点を前記発生トルク方向を検出した反転タイミングに
よって決定する。この補正方法は、とくに加速から減速
(ブレーキング)のときにバックラッシュ量を補正する
ものであって、被移動体の慣性が大きい、例えば、工作
機械等に好適なものであるが、カメラのように被移動体
であるレンズ側の慣性が駆動側のモータに比べて1〜2
桁程度小さく、しかも、駆動系にグリス等の粘性抵抗を
有するものにあっては、減速中もガタが駆動モータの発
生トルク方向と反対側に寄ることはない。したがって、
カメラの場合には、上記公報に示されるバックラッシュ
補正方法をそのまま適用することは困難である。
また、後者の公報に示されるものは、予め決められた
複数の設定位置へ光学系を停止させる際に、常に特定方
向から移動時のみに所定位置で停止させるものであっ
て、基準となる設定位置が予め決められており、この基
準位置を任意に設定可能なものに適用することはでき
ず、また、移動すなわち駆動方向も予め一方向に決めら
れており、したがって制御態様に制約が多い。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、カメラにおいては、レンズの位置検出用パ
ルスエンコーダの出力に基づきAF(自動焦点)カプラを
介してレンズの位置制御をする必要があった。
しかしながら、パルスエンコーダとレンズの間の駆動
系にはカプラ部等が介在するために大きなバックラッシ
ュがあり、制御精度が保てず、焦点(ピント)がずれる
問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解消するもので、バッ
クラッシュが存在するにも拘わず正確なレンズの位置決
めがレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、レンズの位置を検出する位置検出手段と、
レンズを駆動制御するためのモータを含んだ駆動系と、
位置検出手段の出力情報に基づいて、任意の位置で停止
したレンズの位置を基準位置として記憶する第1の記憶
手段と、基準位置に停止する直前のレンズの駆動方向の
記憶する第2の記憶手段と、レンズを駆動して目標位置
に停止させる際、該駆動の方向が上記第2の記憶手段に
記憶されたレンズ駆動方向と逆のとき、少なくともレン
ズ駆動系のバックラッシュ量だけ上記目標位置より行き
過ぎさせてから同量後戻りさせる駆動制御回路とを備え
たレンズ駆動装置である。
〔作 用〕
上記構成において、駆動系つまりレンズ繰出し機構に
は、適度な摩擦トルクがあり、またレンズおよびレンズ
繰出し機構の慣性モーメントはモータのそれに比べてモ
ータ軸換算で一般に桁違いに小さいため、目標位置より
行き過ぎてから後戻りさせることにより、レンズを停止
させるときに、一定の方向にバックラッシュを片寄せす
ることができ、したがって、バックラッシュの影響をな
くすることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例をフォーカスメモリ機構を備えたカ
メラの場合について、以下図面とともに説明する。
第1図は本発明のレンズ駆動装置を備えたカメラの概
略構成を示し、カメラ本体側には後述するマイクロコン
ピュータ1、AFセンサとしてのCCD10、レンズを駆動す
るためのモータM2、レンズの位置を検出する位置検出手
段としての、上記モータM2の回転をモニタするパルスエ
ンコーダ12などを有する。また、レンズ側には、フォー
カシングレンズ23、レンズとカメラ本体側との駆動系に
介在させたAFカプラ24、レンズROM31(詳細は後述)、
メモリコールスイッチ41c、メモリスイッチ41d等を備え
ている。
なお、上記メモリコールスイッチ41c、メモリスイッ
チ41dの機能を説明すると、レンズをある被写体に合焦
させた後、メモリスイッチ41dを押すと、その位置をカ
メラは記憶し、後程、メモリコールスイッチ41cを押す
と、記憶していた位置にレンズを自動的に復帰させるも
のである。したがって、この記憶させた位置が後述する
基準位置となる。
第2図は本実施例に用いられるカメラ全体の回路のブ
ロック図を示す。
第2図において、マイクロコンピュータ1(以下、マ
イコンという)はカメラ全体のシーケンス制御および各
種演算を行うもので、特に、後述するようにレンズを駆
動制御する回路を含んでいる。測光回路2は被写体の輝
度を測光するもので、輝度をマイコン1へアペックスの
デジタル信号(BV値)として出力する。
また、露出制御回路3は設定またはマイコン1で演算
された絞り値およびシャッタ速度に基いて、絞りおよび
シャッタを制御するもの、巻上げ回路4はモータM1を駆
動してフィルムを1駒巻き上げるもの、表示回路および
表示装置5は撮影情報を表示するもの、フィルム感度設
定回路6は手動設定されたフィルム感度あるいはフィル
ムの容器に示されたコードパターンを自動的に読み取る
ことにより得たフィルム感度を、アペックスのデジタル
信号SV値として出力するものである。8〜13は自動合焦
(AF)のために用いられる回路を構成するものであり、
モニタ回路8は、イメージセンサであるCCD10への積分
時間を制御し、積分終了要求信号および低輝度信号をそ
れぞれマイコン1の入力端子IP0,IP1へ出力する。イン
ターフェース回路9は、マイコン1の出力端子OP2,OP3
から出力される積分開始信号および積分終了信号が入力
され、CCD10の積分動作を制御するとともに、CCD10のア
ナログデータをデジタル変換してマイコン1へ出力す
る。モータ制御回路11は、第1図のレンズ駆動機構とし
てのカプラ24を経て焦点調節用レンズを駆動するモータ
M2の制御を行う。エンコーダ(位置検出手段)12は、モ
ータM2の回転をモニタし、モータM2の回転量に応じたパ
ルスを発生する。カウンタ13は、マイコン1で演算され
たディフォーカス量に応じた回転数(量)だけ上記レン
ズ駆動モータM2を駆動するためのもので、ディフォーカ
ス量に応じた回転数(量)がマイコン1によってセット
され、このセット値をエンコーダ12からのパルスが来る
毎に減算し、この減算値が0になるとレンズ駆動モータ
M2を停止すべく端子MSからモータ制御回路11に駆動停止
信号を出力する。
さらに、レジスタ(第1の記憶手段)14は後述するフ
ォーカスメモリスイッチ41dがONになったとき、後記カ
ウンタ16の内容を記憶するためのものであり、また、フ
リップフロップ(第2の記憶手段)15は、レンズの駆動
方向を記憶させるためのものである。
また、アップダウンカウンタ(位置検出手段)16は、
最終端の位置まで焦点調節用レンズを繰り込んだ状態か
らのレンズ繰り出し量をモニタするためのものであり、
レンズを繰り出すときにはエンコーダ12からのパルスを
アップカウントし、繰り込むときにはダウンカウントす
る。カウンタ17は、最終端の位置にレンズを繰り込んだ
状態からエンコーダ12からのパルスがいくつ出力された
かをカウントするものであり、カウント値が所定値以上
になれば桁上げ信号を入力端子IP7に出力する。かくし
て、上記繰り出し量をモニタするカウンタ16の値と、実
際の繰り出し量との間に生じる誤差(レンズ駆動機構と
カプラとの遊び、あるいは1パルスに対する繰り出し量
とのわずかな誤差)が、モータM2の回転数に比例して大
きくなっていく可能性があるために、このカウント数の
モニタを行い、桁上げ信号をマイコン1へ出力すること
によって上記誤差を大きくしないようにしている。さら
に、フラッシュ装置(以下、FL装置という)の発光量を
制御するための調光回路18、内部FL装置20、外部FL装置
21および交換レンズLE内の回路22とマイコン1との間に
置かれたインターフェース回路19を備えている。
第3図は交換レンズLE内の回路22の詳細構成を示す。
第3図において、交換レンズLE内の回路22は、ROM3
1、3ビットバイナリカウンタ32、10進カウンタ33、ア
ドレスデコーダ34、入力切換回路35および8ビット並列
・直列変換回路36からなる。
本体のマイコン1がレンズのデータを読み出すとき
は、インターフェース回路(INF2)19より信号接点44a,
44bを通じてリセット信号を1から0に立ち下げる。こ
れにより10進カウンタ33は0にリセットされる。引続
き、インターフェース回路19より信号接点45a,45bを通
じて、クロックパルスを送る。上記3ビットバイナリカ
ウンタ32は、このクロックパルス8個に対して1個のパ
ルスを次段の10進カウンタ33に出力する一方、8ビット
並列・直列変換回路36からシリアルに出力する交換レン
ズLEのデータ情報の出力タイミングを制御する。
10進カウンタ33は、上記3ビットバイナリカウンタ32
から入力されるパルスに応じて、次の第1表に示す出力
信号L1をアドレスデコーダ34に出力する。
上記アドレスデコーダ34は、上記出力信号L1の情報に
基いてROM31のアドレス指定のための出力信号L2およびL
4をそれぞれROM31および入力切換回路35に出力する。出
力信号L2はアドレス8ビットのうちの上位3ビットを指
定し、また、出力信号L4はアドレス8ビットのうちの下
位5ビットを指定するものである。
また、ROM31のアドレス8ビットのうちの下位5ビッ
トは、外部信号L6-1,L6-2によっても設定可能である。
外部信号L6-1は交換レンズLEがズームレンズである場合
の焦点距離に対応する信号であり、この外部信号L
6-1は、ズーム操作リング41の操作により、ズームエン
コーダ接片41bから発生される。固定焦点レンズの場合
には、上記ズームエンコーダ接片41bは全てアースエン
コーダ接片41aに対して非導通状態に設定される。い
ま、一つの外部信号L6-2は、後述するメモリコールスイ
ッチ41cおよびメモリスイッチ41dにより発生される。
ROM31の下位5ビット指定情報L4,L6の切換えは、アド
レスデコーダ34の出力信号L3によって入力切換回路35の
内部で行なわれ、入力切換回路35の出力信号L5がROM31
のアドレス下位5ビットを最終的に決定する。
アドレスデコーダ34の入出力および入力切換回路35の
入出力関係を次の第2表に示す。
すなわち、L3=“00"であればL5=L4となり、L3=“0
1"であればアドレスの下位5ビットをL5=L6-1としてそ
れぞれ指定する。また、L3=“10"であれば下位5〜2
ビットはL5=L4となるが最下位ビットのみL6-2最下位ビ
ットに依存する。さらに、L3=“11"であれば、下位5
〜3ビットはL5=L4になるが下位2、1ビットは外部信
号L6-2に依存する。
次に、回路22のROM31に記憶されている情報は第3表
の通りである。
再び、第2図に戻って、スイッチ類について説明する
と、SMはメインスイッチであり、このスイッチSMをONし
ていない限り、マイコン1は次に示す撮影基準スイッチ
S1の信号を受け付けないように構成されている。このメ
インスイッチSMのONからOFF、あるいはOFFからONによっ
てパルス発生回路PGからパルスが発生され、このパルス
が入力されるとマイコン1は、レンズを∞側ストッパま
で繰り入れる動作を行うよう制御回路11に指令を送ると
ともにカウンタ16,17をリセットし、レンズの位置とカ
ウンタの内容を一致させる。
S1はレリーズボタンの第1ストロークでONする撮影準
備スイッチで、このスイッチS1がOFFからONに変化する
と、測光回路2は測光を開始する。S2はレリーズボタン
の第2ストロークでONするレリーズスイッチであり、所
定の条件のもとでこのスイッチS2がONされると、露出制
御が行なわれる。S3はシャッタの後幕の走行完了でON
し、巻上げモータM1によりレリーズ機構がチャージされ
たときにOFFするタイミングスイッチである。
SLはレンズ装着時にONするレンズ装着スイッチで、こ
のスイッチSLがONされると、マイコン1はスイッチSMを
操作したときと同様にレンズを∞側へ繰り入れる動作を
行う。SAFは自動焦点調節AFと手動焦点調節MFとを切換
えるスイッチである。SM1はメインスイッチSMに連動し
てON,OFFするスイッチであり、このスイッチSM1を介し
て、電池E1から直接、内部FL装置18に電源が供給される
ようになっている。SAVは露出モードがオートに設定さ
れたときにONする露出オートスイッチ、SFLは自然光撮
影モードから閃光撮影モードに設定されたときにONする
閃光撮影スイッチである。
次に電源関係を説明すると、E1はカメラに電源VDD
供給する電池で、スイッチSM1を介して直接内部FL装置1
8に電源VOを供給している。C1はマイコン1をバックア
ップするためのバックアップ用コンデンサで、D1はバッ
クアップ用コンデンサC1に蓄えられた電荷が電池E1側に
放電されるのを防ぐダイオードである。上記バックアッ
プ用コンデンサC1からは、各スイッチのプルアップ抵
抗、マイコンおよびカウンタCNT2,CNT3に直接給電が行
なわれている。Tr1は給電用トランジスタで、上記装置
以外の装置に電源Vccを供給する。
レンズ(LE)22よりインターフェース回路19を通じ
て、前述した第3表に示すメモリコードスイッチおよび
メモリスイッチの情報LSWおよびバックラッシュ量BL、
さらにK値およびf等がマイコン1に入力される。K値
は単位ディフォーカス量当りのカウンタパルス数で、ズ
ームレンズではズーミングによって焦点距離の2乗に反
比例する値である。
第3図においてレンズ22の入力切換回路35に対する外
部信号L6-2のスイッチ41c,41dは第1図のメモリコール
スイッチ41c、メモリスイッチ41dにそれぞれ対応してお
り、個々に入力される信号は第2表のb0,b1に対応して
いる。したがって、両スイッチ41c,41dのON,OFFにより
設定されるアドレス信号L5と同信号L5により選択される
第3表に示したスイッチ情報LSWの信号の内容は第4表
に示す通りであり、ROM31のそのアドレスには同表に示
す内容が記憶されている。
第4図(a)(b)(c)はこのスイッチ41c,41dの
構成を示す一部破裁横断面図、縦断面図および正面図で
ある。同図において、41cは押ボタンからなるスイッチ
であり、同スイッチ41cを押圧すると接点バネ41eが変形
して接点パターン41fと接触し、アースエンコーダ接片4
1aと外部信号L6-2の入力端子とが導通し、外部信号L6-2
は“L"レベルとなる。そして、スイッチ41cの押圧をや
めると該スイッチ41cは接点バネ41eの復元力で復元し
て、アースエンコーダ接片41aと外部信号L6-2の入力端
子とが非導通となり、部信号L6-2は“H"レベルとなる。
41dは図の左右方向にスライド可能なスライドスイッチ
であり、左方向にスライドさせると一体的に固定された
ブラシ41gがパターン41h上を摺動してアースエンコーダ
接片41aと外部信号L6-2の入力端子とが導通し、外部信
号L6-2は“L"レベルとなる。スイッチ41dから手を放す
とスイッチ41dはバネ力によって右方向へ復元し、41aと
L6-2とが非導通となり、外部信号L6-2は“H"レベルとな
る。
いま、LSWの最下位ビットをLS1、第2ビットをLS2と
すると、メモリスイッチ41dがOFFならばLS1=0、ONな
らばLS1=1、となり、メモリコールスイッチ41cがOFF
ならばLS=0、ONならばLS2=1となる。
なお、両スイッチを同時に押した時は、メモリスイッ
チ41dを優先してLS1=1、LS2=0とする。また、自動
焦点可/不可判定情報も外部情報(端子)L6-2のb0に関
連して切換えられる。この判定情報の内容を選択するア
ドレス信号L5と、その時の内容は第5表に示す通りであ
り、したがってメモリスイッチ41dをONにすると、自動
焦点不可の判定情報となる。
次に上記フォーカスメモリに機構を持ったカメラの動
作を第5図に示すフローチャートとともに説明する。
ここに自動焦点可否判定とLSIの判定を別々に設けて
いるのは、フォーカスメモリ、フォーカスロック機能が
なく、フォーカスロック機能のみのレンズも想定してい
るためである。
第5図において、まずレンズデータを読み込み(#
1)、スイッチS1がONになれば(#2でYES)測光を行
い(#3)、次いで自動焦点可/不可を調べ(#4)、
YESであれば測距を行い(#5)、NOであれば、測距を
行うことなく、LS1=1かどうかを調べ(#6)、YESで
あれば第2図のレジスタ14およびフリップフロップ15に
カウンタ値および駆動方向を記憶させ(#7)、続いて
LS2=1かどうかを調べ(#8)、YESであれば記憶内容
を呼出し(メモリコール)(#9)、その後スイッチS2
がONになれば(#10でYES)、レリーズを行い(#1
1)、元に戻る。
第6図は上記メモリコール(#9)のフローチャート
を示す。
同図において、LS2=1であれば、いまカウンタ16の
内容である現在地をnnowとし、レジスタ14の内容である
メモリした位置をnmemとした時、n=nnow=nmemの算式
を計算し(#22)、その後駆動方向が前と同じかどうか
を調べ(#23)、同じであれば上記算出したnだけ駆動
し(#24)、次のステップに進む。駆動方向が前と同じ
でなければ、n+Δnだけ駆動する(#25)。
ここにΔn=BL(バックラッシュ量)×kであり、こ
のΔnは、目標位置より行き過ぎさせる、つまりオーバ
ランさせる量であって、レンズ毎に異なるバックラッシ
ュ量データに基いて上記の式で定める。なお、kはk≧
1の定数である。BLはレンズ機種別の平均値であり、個
々のレンズにおいては、この平均値より大きい場合もあ
る。そこで、確実にバックラッシュ量誤差をキャンセル
するためにK≧1としてある。
次いで−Δnだけ駆動し(#26)、次のステップに進
む。第7図は他の実施例の動作を示すフローチャート
で、焦点距離に関する撮影条件を変えたフォーカスブラ
ケッティングの例を示す。すなわち、AFで撮影した後、
前後に一定量ΔLだけディフォーカスさせて撮影するも
ので、同フローチャートにおいて、#31〜#33は上記第
5図の#1〜#3のステップと同じであり、その後、フ
ォーカスブラケッティングモードかどうかを調べ(#3
4)、YESであれば、ずらし撮影枚数Iと,i枚目のずらし
ディフォーカス量Δl(i)を決定し(#35)、測距を
行い(#36)、続いて上記と同様にカウンタ値および駆
動方向をメモリし(#37)、iを0とし(#38)、レリ
ーズを行い(#39)、その後iを“1"だけインクリメン
トし(#40)、続いてiがIより大きくなければ(#41
でNO)、Δl(i)をΔLとし(#42)、次いでずらし
位置ncalcを次式にて計算する(#43)。
ncalc=nmem−ΔL・K 次いでn=nnow−ncalcを求め(#44)、次いで上記
第6図における#23〜#26と同様のステップである#45
〜#48を実行した後、#39に戻り、同様の動作を繰り返
す。
なお、上記ずらし位置計算式において、Kはレンズ繰
出量変換係数である。
上記#35の枚数I、Δl(i)決定のフローチャート
を第8図により説明する。
同図において、まず、ずらしディフォーカス量のピッ
チΔPの入力があれば(#51でYES)、その入力値をΔ
Pとし(#52)、入力がなければΔP=F(f,F No.)
を算出する(#53)。
この算出方法については、後述の第9図に基いて説明
する。次いで枚数のIの入力があれば(#54でYES)そ
の入力値をIとし(#55)、入力がなければI=2とし
(#56)、次いでAFで撮影したのち、その位置の前後に
振り分けて、ずらし撮影を行うかどうかを調べ(#5
7)、振り分けの時は合焦位置を中心に±に撮影を分
け、Δl(2m)=ΔP・m、Δl(2m−1)=−ΔP・
mを求める。なお、ここでmは自然数で、2m,2m−1は
それぞれI以下の偶数、奇数の撮影枚数を示す。また、
振り分けでない時は、前ピンまたは後ピン方向にΔPず
つずらせて撮影する。すなわち、+方向かどうかを調べ
(#59)、+方向である場合にはΔl(i)=ΔP・i
とし(#60)、+方向でないときはΔl(i)=−P・
iとする(#61)。
次に上記#53におけるΔPの算出方法について第9図
に基づき説明する。
F(f,F No.)は焦点距離fとF No.の関数で第9図に
おいて、δはここではF1.4の焦点深度である。
150mm以下のライン(f≦150mm)は、ポートレイト撮
影においてきわめて繊細なピント合わせが必要なので、
ピッチを深度の1/2として細かくしている。150mm以上の
ライン(f>150mm)は、焦点距離が長くなると同じデ
ィフォーカス量でも被写体間の合焦位置の変化が小さく
なるので、ピッチをできるだけ粗くしている。但し、制
御量が小さくなり過ぎないように、F1.4より明るいとこ
ろでは一定値としている。
この特性より、関数F(f,F No.)を求めれば、バッ
クラッシュの小さい機種は小さいオーバーラン量にする
ことができ、迅速な動作が得られる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、レンズを駆動して目標
位置へ停止させる際に、駆動の方向が基準位置に停止す
る直前のレンズの駆動方向と逆の時、バックラッシュ量
だけ目標位置よりオーバーランさせ、その後、後戻りさ
せるようにしているのでバックラッシュがあるにも拘ら
ず正確なレンズの位置決めを行うことができ、また、正
確なバックラッシュ量が不明であっても精度の高い駆動
制御が可能となり、とくにフォーカスメモリ機能を備え
たカメラにおいては大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレンズ駆動装置を備えたカメラの概略
構成図、第2図は同カメラ全体の回路部の構成図、第3
図は同カメラにおけるレンズの回路部の構成図、第4図
(a)(b)(c)はスイッチ41c,41dの構成を示すた
めの横・縦断面図および正面図、第5図はカメラの動作
を示すフローチャート、第6図はメモリコールの動作を
示すフローチャート、第7図はフォーカスブラケッティ
ングモードを有する場合の動作を示すフローチャート、
第8図は第7図における枚数I,Δl(i)決定の動作を
示すフローチャート、第9図は第8図におけるΔPを求
めるための関数Fの特性図である。 1……マイクロコンピュータ、12……エンコーダ(位置
検出手段)、13,16,17……カウンタ、14……レジスタ
(第1の記憶手段)、15……フリップフロップ(第2の
記憶手段)、22……レンズ、23……フォーカシングレン
ズ、24……AFカプラ、31……レンズROM、41c……メモリ
コールスイッチ、41d……メモリスイッチ、M2……モー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−52812(JP,A) 特開 昭62−62313(JP,A) 特開 昭60−143309(JP,A) 特開 昭48−73680(JP,A) 特開 昭58−195205(JP,A) 特開 平1−296223(JP,A) 実開 昭63−49511(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/00 - 7/16 G03B 3/00 - 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズの位置を検出する位置検出手段と、 上記レンズを駆動制御するためのモータを含んだ駆動系
    と、 上記位置検出手段の出力情報に基づいて、任意の位置で
    停止したレンズの位置を基準位置として記憶する第1の
    記憶手段と、 上記基準位置に停止する直前のレンズの駆動方向を記憶
    する第2の記憶手段と、 上記レンズを駆動して目標位置に停止させる際、該駆動
    の方向が上記第2の記憶手段に記憶されたレンズ駆動方
    向と逆のとき、少なくともレンズ駆動系のバックラッシ
    ュ量だけ上記目標位置より行き過ぎさせてから同量後戻
    りさせる駆動制御回路と を備えたことを特徴とするレンズ駆動装置。
JP63110970A 1988-05-06 1988-05-06 レンズ駆動装置 Expired - Lifetime JP2956703B2 (ja)

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