JP2940727B2 - 光配線切替装置 - Google Patents

光配線切替装置

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JP2940727B2
JP2940727B2 JP18777491A JP18777491A JP2940727B2 JP 2940727 B2 JP2940727 B2 JP 2940727B2 JP 18777491 A JP18777491 A JP 18777491A JP 18777491 A JP18777491 A JP 18777491A JP 2940727 B2 JP2940727 B2 JP 2940727B2
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英夫 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの光ファイバ群間
において、光路の接続切替を行なう光配線切替装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば、特願平2−87534
号にみられるような、従来の多心マトリクス光ファイバ
スイッチを模式的に示した図である。図5は、それぞれ
がフェルール411,412によって端末形成され、互い
の端面同士が対向するように配置された2つの光ファイ
バ群421,422と、これら2つの光ファイバ群4
1,422のうち、一方の光ファイバ群421のフェル
ール411をマトリクスの行方向に移動させて任意の突
合せ部に位置決めする一方のフェルール位置決め機構
(図示せず)と、これと対向するもう一方の光ファイバ
群422のフェルール412を前記マトリクスの列方向に
移動させて任意の突合せ部に位置決めする他方のフェル
ール位置決め機構(図示せず)とを備えた多心マトリク
ス光ファイバスイッチを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5において、クロス
バ配置で多心マトリクス光ファイバスイッチを構成した
場合、以下のような欠点がある。 (1)接続切替えする場合に、各光ファイバを余長処理
して整列させ、曲げ半径をある値以上に保って曲げ損失
や寿命を保証したり、各フェルール移動機構(駆動機構
を含む)の移動空間を確保する必要がある。すなわち、
フェルール411,412の移動に伴い、光ファイバ同士
の交錯(心線同士の絡まり)による曲げ半径の減少と過
大な張力の発生や、光ファイバと各フェルール移動機構
(駆動機構を含む)との絡まりによる光ファイバの切断
を回避するため、各光ファイバ毎に光ファイバ相互間の
仕切り板あるいは光ファイバ繰り出し・繰り込み機構に
よる、光ファイバの余長処理が不可欠である。このよう
な余長処理部が、フェルール突合せ部の両側に必要とな
り不利である。 (2)フェルール411,412間ピッチを小さく(たと
えば、1mm)して小型高密度化する場合、フェルール
411,412など接続部品の小型化のほか、余長処理部
や、ピッチ毎のフェルール移動機構部品全体の小型化も
不可欠であり、部品の機械加工も困難となってくる。 (3)光ファイバ余長処理部とフェルール移動機構部
は、各行および列毎に沿って設けるため、接続部に手が
入らず、修理・保守が極めて困難である。
【0004】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、低損
失結合でき、修理・保守が容易で、小型の光配線切替装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光配線切替装置
は、各光ファイバがフェルールとコネクタ部品とからな
るコネクタプラグによって端末形成され、フェルール軸
が概ね重力方向になるように、コネクタプラグ同士で互
いに結合されている2つの光ファイバ群のうち、第1の
光ファイバ群のコネクタプラグ位置を固定し、第2の光
ファイバ群のコネクタプラグ位置を移動させて、2つの
光ファイバ群のコネクタプラグの間で切替え接続する光
配線切替装置であって、概ね水平に設置され、上側の第
1の光ファイバ群のコネクタプラグを固定して取り付け
るための多数の穴と、下側の第2の光ファイバ群のコネ
クタプラグのうち第1の光ファイバ群のコネクタプラグ
との結合が解除されたコネクタプラグを、該コネクタプ
ラグと共通に使用されるダミーコネクタプラグに一時的
に結合するために、該ダミーコネクタプラグを取り付け
るための穴とが列状に形成され、第1の光ファイバ群の
コネクタプラグと前記ダミーコネクタが前記穴に取り付
けられている接続部保持板と、前記接続部保持板に関し
て高さ方向で下方に、かつ概ね水平に設置され、第2の
光ファイバ群から出された各光ファイバを前記接続部保
持板のコネクタプラグの整列方向に対して直交する方向
に並べ、その水平方向の位置を固定してこれら光ファイ
バの先端のコネクタプラグを垂直方向に立ち上げるため
の光ファイバ固定具と、前記光ファイバ固定具で立ち上
げられた各光ファイバの間を前記整列方向に仕切る複数
の仕切り具と、各仕切り具の両端部を着脱可能に支持す
る仕切り具支持部材とからなる光ファイバ仕切り機構
と、第2の光ファイバ群の、接続替えすべきコネクタプ
ラグで端末形成された光ファイバの両隣にある2つの前
記仕切り具の両端部を把持し、かつ該2つの仕切り具の
間隔を広げる仕切り具把持機構と、該仕切り具把持機構
を前記光ファイバ仕切り機構と前記接続部保持板の近傍
との間を移動させる移動機構とからなる仕切り具把持・
移動機構と、第2の光ファイバ群の接続替えするコネク
タプラグを把持するコネクタプラグ把持具と、前記コネ
クタプラグ把持具を作動させ該コネクタプラグを把持し
た後、垂直方向に移動して該コネクタプラグの結合状態
を解除し、また把持しているコネクタプラグを前記ダミ
ーコネクタプラグまたは第1の光ファイバ群のコネクタ
プラグに結合させるコネクタ挿抜機構と、前記コネクタ
プラグ把持具を接続替えするコネクタプラグおよび前記
ダミーコネクタプラグの所まで運搬する運搬機構とから
なるコネクタ運搬・挿抜機構と、第1,第2の光ファイ
バ群間の接続部の、光配線切替を行なうとする第1,第
2の接続部のうち、まず、第2の接続部を選定し、前記
仕切り具把持・移動機構を駆動して第2の光ファイバ群
の接続替えすべき光ファイバの両隣にある2つの仕切り
具を把持して、前記接続部保持板の近傍まで移動させ、
2つの仕切り具間の距離を広げて、接続替えすべき第2
の光ファイバ群を二分し、前記コネクタ運搬・挿抜機構
のコネクタプラグ把持具の動作空間を確保し、次に前記
コネクタ運搬・挿抜機構を駆動し、第2の光ファイバ群
の接続替えすべき第2の接続部のコネクタプラグを前記
コネクタプラグ把持具によって把持し、第1の光ファイ
バ群のコネクタプラグから抜いて結合状態を解除し、こ
れを前記ダミーコネクタプラグまで運搬して該ダミーコ
ネクタプラグに仮に結合し、次に、前記仕切り具把持・
移動機構を駆動して、2つの仕切り具を元の位置に戻
し、今度は第1の接続部を選定し、前記仕切り具把持・
移動機構を駆動して前と同様にして、前記コネクタ運搬
・挿抜機構のコネクタプラグ把持具の動作空間を確保
し、次に、前記コネクタ運搬・挿抜機構を駆動し、第2
の光ファイバ群の接続替えすべき第1の接続部のコネク
タプラグを、前と同様にして、前記接続部保持板に取り
付けられている、第1の光ファイバ群の第2の接続部の
コネクタプラグと結合し、次に、前記仕切り具把持・移
動機構を駆動し、2つの仕切り具を元の位置に戻し、最
後に、前と全く同様にして、前記ダミーコネクタプラグ
に仮に結合されているコネクタプラグを、前記接続部保
持板に取り付けられている、第1の光ファイバ群の第1
の接続部のコネクタプラグと結合する制御装置とを有
し、第2の光ファイバ群のコネクタプラグは、当初前記
光ファイバ固定具で光ファイバを並べた順に、前記接続
部保持板に取り付けられている、第1の光ファイバ群の
コネクタプラグと結合して取り付けられている。
【0006】
【作用】接続替えすべき第2の光ファイバ群のコネクタ
プラグは、光ファイバを光ファイバ固定具で当初に並べ
た順番が変わらない空間において運搬されるため、他の
光ファイバとの巻き付きは発生しない。また、光ケーブ
ルから出した接続替えすべき第2の光ファイバ群の光フ
ァイバを列状に並べた方向と、接続替えに伴うコネクタ
プラグの運搬方向とが捻れた位置関係にあるため、光フ
ァイバの移動中に、接続替えすべき光ファイバ自体に捻
りが発生しないし、接続替えすべき光ファイバ群の光フ
ァイバが仕切り具に巻き付くことなく仕切り具に沿って
滑らかに移動する。これにより、各光ファイバ毎に余長
処理のための特別な部品や機構を必要としない。また、
列状に配列された接続部に手が入るので修理・保持が容
易である。
【0007】たとえば、端子数500×500完全群光
配線切替装置の場合、コネクタプラグ配列ピッチ3mm
の二列配列と設計すれば、コネクタ運搬・挿抜機構を除
いて外形寸法800(幅)×600(高)×600
(奥)mm程度で構成できる。光配線切替装置の性能
は、挿入損失0.5dB以下など、通常の光コネクタと
同様、優れた伝送特性が得られる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の光配線切替装置
の斜視図、図2はコネクタプラグ3 1と32の結合状態を
示す断面図、図3はコネクタプラグ接続替えに伴ない光
ファイバ同士に巻き付きが発生しないことを模式的に説
明する図、図4は2つの仕切り具19によってスライド
棒25とコネクタプラグ把持具28の動作空間を確保す
る状況の説明図である。
【0010】本実施例の光配線切替装置は、それぞれコ
ネクタプラグ31 ,32 で端末形成され、フェルール軸
が重力方向となるようにコネクタプラグ同士で互いに結
合された光ファイバ21 、光ファイバ22 からなる光フ
ァイバ群11 と12 のうち、上方にある光ファイバ群1
のコネクタプラグ位置を固定し、下方にある光ファイバ
群12 のコネクタプラグ位置を移動させて、2つの光フ
ァイバ群11 と12 のコネクタプラグ31 ,32 の間で
配線の接続切替を行なうもので、光ファイバ固定具5,
6と、接続部保持板8と、光ファイバ仕切り機構18
と、仕切り具把持・移動機構21と、コネクタプラグ運
搬・挿抜機構24と、制御装置34で構成されている。
【0011】光ファイバ群11の、ケーブル41から出さ
れた各光ファイバ21は板状の光ファイバ固定具5上に
接着剤等で固定され、コネクタプラグ31はある間隔で
重力方向に下げられている。一方、光ファイバ群1
2の、ケーブル42から出された各光ファイバ22は、水
平に配置された棒状の光ファイバ固定具6の一定間隔で
明けられた穴7を通って反重力方向に立ち上げられてい
る。接続部保持板8は高さ方向で光ファイバ固定具5と
光ファイバ固定具6の間で、水平に、かつ上方から見た
時光ファイバ固定具6に直交するように設けられ、光フ
ァイバ群11のコネクタプラグ31を固定して取り付ける
ための多数の穴(貫通穴)91と、光ファイバ群12の、
コネクタプラグ31との結合を解除されたコネクタプラ
グ31が一時的に結合され、コネクタプラグ32と共通に
使用されるダミーコネクタプラグ33を取り付けるため
の穴(貫通穴)92(たとえば50接続部毎に1個設け
る)とが千鳥状に2列設けられ、光ファイバ群12のコ
ネクタプラグ32は、当初、光ファイバ固定具6で光フ
ァイバ22を並べた順に、接続部保持板8に取り付けら
れている、光ファイバ群11のコネクタプラグ31と結合
して取り付けられている。ここで、光ファイバ群12
光ファイバ長は、コネクタプラグ32が接続部保持板8
の両端部のコネクタプラグ31と結合でき、かつ光ファ
イバ曲げ半径が所定値(たとえば、20mmR)以下と
なり、かつコネクタプラグ32を運搬するときの余裕を
みた長さとされている。
【0012】コネクタプラグ31と32は図2に示すよう
に互いに結合されている。上側のコネクタプラグ3
1は、光ファイバ21をフェルール101で端末形成し、
フェルール101と102の軸を合わせるための割りスリ
ーブ11をフェルール101に接着剤で取り付け、フェ
ルール101は、外部に爪溝12をもつフェルール収納
具131に、バネ14を介してフェルール101の軸方向
とこれと直交する方向に動ける(たとえば、0.3mm
前後)ように入れて構成されている。一方、下側のコネ
クタプラグ32は、光ファイバ22をフェルール102
端末形成し、フェルール102は、外部に爪14をも
ち、かつ外部から把持される把持溝15をもつフェルー
ル収納具132に、フェルール102の軸方向とこれと直
交する方向に動ける(たとえば、0.3mm前後)よう
に入れて構成されている。フェルール101と102との
突合せ力(たとえば、数百g)はバネ14の力によって
得られる。さらに、フェルール収納具132の外部に出
ている光ファイバ22には材質がプラスチックなどの可
撓性のある直線状のスリーブ16がかぶせられている。
また、材質がプラスチックなどの可撓性のあるスリーブ
17が、光ファイバ固定具6で固定された光ファイバ2
2にかぶせられている。
【0013】光ファイバ仕切り機構18は、光ファイバ
固定具6で立ち上げられた各光ファイバ22の間を、接
続部保持板8上の穴91と92の整列方向、すなわちy方
向に仕切る複数の仕切り具19と、仕切り具19の両端
部を着脱可能に支持する仕切り具支持部材20とから構
成されている。
【0014】仕切り具把持・移動機構21は、光ファイ
バ群12の接続替えすべきコネクタプラグ32で端末形成
された光ファイバ22の両隣にある2つの仕切り具18
の両端部を把持し、かつ2つの仕切り具19の間隔を広
げる仕切り具把持機構22と、モータ、歯車等で構成さ
れ、仕切り具把持機構22を接続部保持板8の近傍まで
x方向およびz方向に移動させる移動機構23とから構
成されている。
【0015】コネクタプラグ運搬・挿抜機構24は、側
面にラックが形成されているスライド棒25、スライド
棒25のラックと出力歯車が噛合うモータ26等からな
る、y方向の移動機構27と、スライド棒25の先端に
上向きに取り付けられ、通常は弾性力により先端が開い
ているコネクタプラグ把持具28と、コネクタプラグ把
持具28に一端が固定された操作ワイヤ29と、操作ワ
イヤ29の他端を把持するワイヤ把持具30と、コネク
タプラグ把持具28の先端部を閉じるときに、操作ワイ
ヤ29をy方向に引っ張るソレノイド31と、y方向の
移動機構27をz方向に移動させるz方向の移動機構3
2と、y方向およびz方向の移動機構27,32をx方
向に移動させるx方向の移動機構33で構成されてい
る。
【0016】制御装置34は仕切り具把持・移動機構2
1とコネクタプラグ運搬・挿抜機構24を制御する。
【0017】次に、本実施例の動作を、光ファイバ群1
1と12間の接続部のうち、接続部AとBの光配線切替を
行なう場合について説明する。 (1)まず、制御装置34により接続部Bが選定され、
仕切り具把持・移動機構21が駆動され、仕切り具把持
機構22が、接続替えすべき光ファイバ22の両隣にあ
る2つの仕切り具19の両端部を把持して、接続部保持
板8の近傍まで移動し、2つの仕切り具19間の距離を
広げて、下側の接続替えすべき光ファイバ群12を二分
し、コネクタプラグ運搬・挿抜機構24のスライド棒2
5とコネクタプラグ把持具28の動作空間を確保する。
図3の破線はこの時の仕切り具19の移動状況を示して
いる。 (2)次に、この動作空間が確保された状態でコネクタ
プラグ運搬・挿抜機構24が制御装置34により駆動さ
れる。まず、y方向の移動機構27が駆動されて、スラ
イド棒25が移動してコネクタプラグ把持具28を、接
続部Bの接続替えすべき光ファイバ22のコネクタプラ
グ32の真下に位置させる。次に、ソレノイド31に通
電して操作ワイヤ29をy方向に引っ張ることによって
コネクタプラグ把持具28の先端部を開く。この状態
で、z方向の移動機構32によりコネクタプラグ把持具
28をわずかに上昇させた後、ソレノイド31への通電
を解除すると、コネクタプラグ把持具28がコネクタプ
ラグ32の把持溝15に嵌まる。この状態で、z方向の
移動機構32を下向きに駆動すると、コネクタプラグ3
2の爪14がコネクタプラグ31の爪溝12から外れてコ
ネクタプラグ32がz方向下方に移動し、コネクタプラ
グ32のコネクタプラグ31との結合状態が解除されたこ
とになる。 (3)次に、結合が解除されたコネクタプラグ32はy
方向の移動機構27によりダミーコネクタプラグ33
所まで運搬された後、z方向の移動機構32により上昇
させられて、ダミーコネクタプラグ33に仮に結合され
る。 (4)次に、仕切り具把持・移動機構21が駆動され
て、2つの仕切り具19が元の位置に戻される。 (5)次に、接続部Aが選定され、仕切り具把持・移動
機構21が駆動され、(1)と同様にして、スライド棒
25とコネクタプラグ把持具28の動作空間が確保され
る。 (6)次に、コネクタ運搬・挿抜機構24が駆動され、
接続部Aの接続替えすべき光ファイバ22のコネクタプ
ラグ32は(2),(3)と同様にして、接続保持板8
に取り付けられている、接続部Bの光ファイバ21のコ
ネクタプラグ31と結合される。 (7)次に、(4)と同様にして2つの仕切り具19が
元の位置に戻される。 (8)以下、全く同様にして、ダミーコネクタプラグ3
3に仮に結合されている、接続部Bの接続替えすべきコ
ネクタプラグ32は、接続部保持板8に取り付けられて
いる、接続部Aの光ファイバ21のコネクタプラグ31
結合される。
【0018】以上のコネクタ接続替え動作において、コ
ネクタプラグ32にスリーブ16を設けているためコネ
クタプラグ32を運搬し挿抜する場合に、万一、コネク
タプラグ把持具28と他のスリーブ16が接触しても、
あるいは、2つの仕切り具19の距離を広げて接続替え
すべき光ファイバ群12を二分する場合にも、スリーブ
16内の光ファイバの曲げ半径は所定の値(たとえば、
20mm)以上に維持される。また、接続替えすべき光
ファイバ22が仕切り具19に沿って移動するとき、ス
リーブ16内の光ファイバの曲げ半径も所定の値以上に
維持される。また、接続部保持板8には千鳥状に穴
1,92をあけて接続部を千鳥状に配列しているため、
接続替えに当たり、コネクタプラグ把持具28でコネク
タプラグ32を把持しやすくなり、コネクタプラグ31
2を高密度に配列できる。さらに、光ファイバ22の接
続替えに当たり、光ファイバ22を端末形成しているコ
ネクタプラグ32を、両隣にある2つの仕切り具19の
間に沿って、すなわち、光ファイバ固定具6で当初に光
ファイバ22を並べた順序を変えることなく移動させる
ので、光ファイバ22の移動中に、接続替えすべき光フ
ァイバ22自体に捻りが発生しないし、また、光ファイ
バ22と他の光ファイバ22との巻き付きも発生しない。
【0019】以上の説明では、図2のコネクタ構造で説
明したが、着脱の容易な構造であればよい。たとえば、
コネクタとして、文献「E.Sugita,SC−Ty
peSingle−Mode Optical Fib
er Connectors,J.Lightwave
Technology.Vol.7.No.11.1
989,p.1691,Fig.3」にみられる、従来
のプッシュ・プル・コネクタも使用できる。
【0020】また、コネクタプラグ運搬・挿抜機構24
と仕切り具把持・移動機構21と制御装置34は、1つ
の光配線切替装置だけで専用する場合について説明した
が、複数の光配線切替装置間で共用してもよい。また、
仕切り具19は糸状のもので説明したが、薄い板状のも
のでもよい。また、光ファイバ21,22で説明したが、
プラスチック被覆され光ファイバ心線やさらにケブラー
を加えた光コードを用いてもよい。またコネクタプラグ
2の挿抜に伴い接続部保持板8が挿抜反力によってた
わむことが考えられる。これに対して、接続部保持板8
の光ファイバ2 1 側に、接続部保持板8に沿って剛性付
与部材を取り付けてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一方の光
ファイバ群のコネクタプラグ位置を固定し、他方の光フ
ァイバ群の光ファイバを、前記コネクタプラグの整列方
向に対して直交する方向に順に並べ反重力方向に立上げ
てそのコネクタプラグを一方の光ファイバ群のコネクタ
プラグと結合しておき、他方の光ファイバ群のコネクタ
プラグを移動させて、光路の接続切替を行うことによ
り、次のような効果がある。 (1)光ファイバ余長処理のため各光ファイバ毎に特別
な部品や機構が不要となる。 (2)接続切替えを自在に何回行っても、光ファイバの
接続替えに伴って、光ファイバ同士の巻付きや光ファイ
バと切り替え駆動部との絡まりは発生しない。これによ
り、光ファイバは、その曲げ半径が所定値以上に維持さ
れ、低損失で接続でき、また過大な張力がかからないの
で切断することもない。 (3)また、接続替えに伴う光ファイバ移動は、片側の
光ファイバ群の光ファイバだけであり、光ファイバスイ
ッチの外形寸法を小さくできる。 (4)また、接続部は列状に配列されて光ファイバが重
力方向に垂れ下がっており、接続部に手が入るため、修
理・保守が容易である。 (5)さらに、接続部は通常のコネクタ接続であり、低
損失で安定した伝送特性が得られ、実用的な光配線切り
替え装置を構成でき、たとえば、光MDFに適用すると
効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光配線切替装置の斜視図で
ある。
【図2】コネクタプラグ31と32の結合状態を示す断面
図である。
【図3】コネクタプラグ接続替えに伴ない光ファイバ同
士に巻き付きが発生しないことを模式的に説明する図で
ある。
【図4】2つの仕切り具19によってスライド棒25と
コネクタプラグ把持具28の動作空間を確保する状況を
説明する図である。
【図5】従来の多心マトリクス光ファイバスイッチを模
式的に示す図である。
【符号の説明】
1 第1の(上側の)光ファイバ群 12 第2の(下側の)光ファイバ群 21 第1の光ファイバ群の光ファイバ 22 第2の光ファイバ群の光ファイバ 31 光ファイバ21 のコネクタプラグ 32 光ファイバ22 のコネクタプラグ 33 ダミーコネクタプラグ 41 第1の光ファイバ群11 のケーブル 42 第2の光ファイバ群12 のケーブル 5,6 光ファイバ固定具 7 光ファイバ固定具6の穴 8 接続部保持板 91 コネクタプラグ31 のための穴 92 ダミーコネクタプラグ33 のための穴 101 ,102 フェルール 11 割りスリーブ 12 爪溝 131 ,132 フェルール収納具 14 爪 15 把持溝 16,17 スリーブ 18 光ファイバ仕切り機構 19 仕切り具 20 仕切り具支持部材 21 仕切り具把持・移動機構 22 仕切り具把持機構 23 移動機構 24 コネクタプラグ運搬・挿抜機構 25 スライド棒 26 モータ 27 y方向の移動機構 28 コネクタプラグ把持具 29 操作ワイヤ 30 ワイヤ把持具 31 ソレノイド 32 z方向の移動機構 33 x方向の移動機構 34 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 英夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 清水 正利 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 26/08 G02B 6/36 G02B 6/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各光ファイバがフェルールとコネクタ部
    品とからなるコネクタプラグによって端末形成され、フ
    ェルール軸が概ね重力方向になるように、コネクタプラ
    グ同士で互いに結合されている2つの光ファイバ群のう
    ち、第1の光ファイバ群のコネクタプラグ位置を固定
    し、第2の光ファイバ群のコネクタプラグ位置を移動さ
    せて、2つの光ファイバ群のコネクタプラグの間で光路
    の接続切替を行なう光配線切替装置であって、 概ね水平に設置され、上側の第1の光ファイバ群のコネ
    クタプラグを固定して取り付けるための多数の穴と、下
    側の第2の光ファイバ群のコネクタプラグのうち第1の
    光ファイバ群のコネクタプラグとの結合が解除されたコ
    ネクタプラグを、該コネクタプラグと共通に使用される
    ダミーコネクタプラグに一時的に結合するために、該ダ
    ミーコネクタプラグを取り付けるための穴とが列状に形
    成され、第1の光ファイバ群のコネクタプラグと前記ダ
    ミーコネクタプラグが前記穴に取り付けられている接続
    部保持板と、 前記接続部保持板に関して高さ方向で下方に、かつ概ね
    水平に設置され、第2の光ファイバ群から出された各光
    ファイバを前記接続部保持板のコネクタプラグの整列方
    向に対して直交する方向に並べ、その水平方向の位置を
    固定してこれら光ファイバの先端のコネクタプラグを垂
    直方向に立ち上げるための光ファイバ固定具と、 前記光ファイバ固定具で立ち上げられた各光ファイバの
    間を前記整列方向に仕切る複数の仕切り具と、各仕切り
    具の両端部を着脱可能に支持する仕切り具支持部材とか
    らなる光ファイバ仕切り機構と、 第2の光ファイバ群の、接続替えすべきコネクタプラグ
    で端末形成された光ファイバの両隣にある2つの前記仕
    切り具の両端部を把持し、かつ該2つの仕切り具の間隔
    を広げる仕切り具把持機構と、該仕切り具把持機構を前
    記光ファイバ仕切り機構と前記接続部保持板の近傍との
    間を移動させる移動機構とからなる仕切り具把持・移動
    機構と、 第2の光ファイバ群の接続替えするコネクタプラグを把
    持するコネクタプラグ把持具と、前記コネクタプラグ把
    持具を作動させ該コネクタプラグを把持した後、移動し
    て該コネクタプラグの結合状態を解除し、また把持して
    いるコネクタプラグを前記ダミーコネクタプラグまたは
    第1の光ファイバ群のコネクタプラグに結合させるコネ
    クタ挿抜機構と、前記コネクタプラグ把持具を接続替え
    するコネクタプラグおよび前記ダミーコネクタプラグの
    所まで運搬する運搬機構とからなるコネクタプラグ運搬
    ・挿抜機構と、 第1,第2の光ファイバ群の接続部の、光配線切替を行
    なうとする第1,第2の接続部のうち、まず、第2の接
    続部を選定し、前記仕切り具把持・移動機構を駆動して
    第2の光ファイバ群の接続替えすべき光ファイバの両隣
    にある2つの仕切り具を把持して、前記接続部保持板の
    近傍まで移動させ、2つの仕切り具間の距離を広げて、
    接続替えすべき第2の光ファイバ群を二分し、前記コネ
    クタプラグ運搬・挿抜機構のコネクタプラグ把持具の動
    作空間を確保し、次に、前記コネクタプラグ運搬・挿抜
    機構を駆動し、第2の光ファイバ群の接続替えすべき第
    2の接続部のコネクタプラグを前記コネクタプラグ把持
    具によって把持し、第1の光ファイバ群のコネクタプラ
    グから抜いて結合状態を解除し、これを前記ダミーコネ
    クタプラグまで運搬して該ダミーコネクタプラグに仮に
    結合し、次に、前記仕切り具把持・移動機構を駆動し
    て、2つの仕切り具を元の位置に戻し、今度は第1の接
    続部を選定し、前記仕切り具把持・移動機構を駆動して
    前と同様にして、前記コネクタ運搬・挿抜機構のコネク
    タプラグ把持具の動作空間を確保し、次に、前記コネク
    タプラグ運搬・挿抜機構を駆動し、第2の光ファイバ群
    の接続替えすべき第1の接続部のコネクタプラグを、前
    と同様にして、前記接続部保持板に取り付けられてい
    る。第1の光ファイバ群の第2の接続部のコネクタプラ
    グと結合し、次に、前記仕切り具把持・移動機構を駆動
    し、2つの仕切り具を元の位置に戻し、最後に、前と全
    く同様にして、前記ダミーコネクタプラグに仮に結合さ
    れているコネクタプラグを、前記接続部保持板に取り付
    けられている、第1の光ファイバ群の第1の接続部のコ
    ネクタプラグと結合する制御装置とを有し、 第2の光ファイバ群のコネクタプラグは、当初前記光フ
    ァイバ固定具で光ファイバを並べた順に、前記接続部保
    持板に取り付けられている、第1の光ファイバ郡のコネ
    クタプラグと結合して取り付けられている光配線切替装
    置。
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