JP3204959U - 光ケーブル保持部材及び光ケーブル保持ユニット - Google Patents

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康人 小松
康人 小松
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Abstract

【課題】光配線設備において、使用していない開通待ちのジャンパーケーブルの芯線(光ケーブル)を、慎重・安全かつ柔軟に保持することができ、ジャンパーケーブルの芯線の接続作業の効率性を向上させる光ケーブル保持部材及び保持ユニットを提供する。【解決手段】先端部に光コネクタが付与されている光ケーブルを保持する光ケーブル保持部材2−1〜2−16は、光ファイバーの光コネクタの挿入又は抜き出しを可能とする筒状の1又は複数の光コネクタ挿抜部23と、磁石とを備える。光ケーブル保持ユニット1は、複数の光ケーブル保持部材と、複数の光ケーブル保持部材を収納する本体部3とを備える。【選択図】図2

Description

本考案は、光ケーブル保持部材及び光ケーブル保持ユニットに関し、例えば、光配線設備で成端された通信ケーブルに接続する光ファイバーケーブルのそれぞれの芯線を固定する光ケーブル保持部材及び光ケーブル保持ユニットに適用し得るものである。
例えば、電話局の所内の光伝送装置(例えば、OLT:Optical Line Terminal)と、幹線系の所外光ファイバーケーブルとの間には、光配線設備が設けられている。
光配線設備では、例えば、IDM(Integrated Distribution Module)やFTM(Fiber Termination Module)等と呼ばれる光配線架に所外光ファイバーが成端され、光回線の開通要求を受けた作業員が、成端された所外光ファイバーケーブルのそれぞれの芯線を、ジャンパーケーブル(光ファイバーケーブル)のそれぞれの芯線と接続して、光回線を開通させている。なお、光回線の廃止や光回線の切替要求等を受けた場合も、作業員が、指示されたジャンパーケーブルの芯線の接続切断や接続切替等も行なっている。
一般的に、ジャンパーケーブルの芯線の接続作業を行なう作業員は、光回線の開通待ちの芯線を待機させておき、正式な開通要求を受けた後に、指示された芯線を、指示されたポート番号の成端ジャックに接続している。光配線架には、開通待ちの芯線が多数あるため、作業員は、開通待ちの多数の芯線を、例えば輪ゴム等で束ねた状態で、光配線架付近に載置している。
従来、作業員の接続作業を容易にするために、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1の記載技術は、開通待ちの光コネクタをケースの一面に1列又は複数列に配列して保持する光コネクタ配列ケース本体を、予めネジなどの固定部材で壁面に固定するものである。
特開2010−256525号公報
しかしながら、上述したように、光配線架には、開通済みのジャンパーケーブルの芯線だけでなく、開通待ちのジャンパーケーブルの芯線も多数あり、多数のジャンパーケーブルの芯線が重なるように入り乱れた状態で設けられており、輪ゴム等で束ねられた開通待ちの多数のジャンパーケーブルの中から、作業員が所望のジャンパーケーブルの芯線を探し出すために時間を要しているという課題がある。
また、光ファイバーであるジャンパーケーブルの芯線は、繊細な構造であるため、折り曲げ等が生じると、その芯線は使用できなくなってしまう。そのため、開通待ちのジャンパーケーブルの芯線を光配線架に保持する場合には、ジャンパーケーブルの芯線の折り曲げ等がなされないように、慎重・安全かつ柔軟に保持することが求められる。
そのため、光配線設備において、使用していない開通待ちのジャンパーケーブルの芯線(光ケーブル)を、慎重・安全かつ柔軟に保持することができ、ジャンパーケーブルの芯線の接続作業の効率性を向上させることができる光ケーブル保持部材及び光ケーブル保持ユニットが求められている。
上述した課題を解決するために、第1の本考案に係る光ケーブル保持部材は、先端部に光コネクタが付与されている光ケーブルを保持する光ケーブル保持部材において、(1)光ファイバーの光コネクタの挿入又は抜き出しを可能とする筒状の1又は複数の光コネクタ挿抜部と、(2)磁石とを備えることを特徴とする。
第2の本考案に係る光ケーブル保持ユニットは、第1の本考案に係る複数の光ケーブル保持部材と、複数の光ケーブル保持部材を収納する本体部とを備えることを特徴とする。
光配線設備において、使用していない開通待ちのジャンパーケーブルの芯線(光ケーブル)を、慎重・安全かつ柔軟に保持することができ、ジャンパーケーブルの芯線の接続作業の効率性を向上させることができる。
実施形態に係る光配線架の構成を示す構成図である。 実施形態に係る光ケーブル保持ユニットの構成を示す構成図である。 実施形態に係る1個の光ケーブル保持部材と1個の本体部との関係を説明する説明図である。 実施形態に係る光ケーブル保持部材の構成を示す背面斜視図である。 実施形態に係る光コネクタ挿抜部への光コネクタの挿入を説明する説明図である。 実施形態に係る光コネクタ挿抜部からの光コネクタの取り出しを説明する説明図である。 変形実施形態に係る光ケーブル保持部材の構成を示す構成図である。 ジャンパーケーブル7の構成を説明する説明図である。
(A)主たる実施形態
以下では、本考案に係る光ケーブル保持部材及び光ケーブル保持ユニットの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態は、電話局の光配線設備における、例えばIDMやFTM等の光配線架に、開通待ちのジャンパーケーブル(光ファイバーケーブル)を保持する保持部材及び保持ユニットに適用する場合を例示する。
(A−1)実施形態の構成
(A−1−1)光配線架5の構成
図1は、実施形態に係る光配線架の構成を示す構成図である。
図1において、光配線架5は、外枠55と、外枠55の内部に設けられている複数の仕切板51とを有して構成されている。つまり、光配線架5は、外枠55及び複数の仕切板51によって、複数段に仕切られた棚状のものである。例えば、図1では、光配線架5が、6個の仕切板51を有しており、6段の棚を持つものを例示している。なお、光配線架5の段数は特に限定されるものではない。
光配線架5を構成する外枠55及び各仕切板51は、一般的に、例えば鉄等の金属製の材質で形成されている。
光配線架5の各段の奥方には、端子板52が配設されている。各端子板52には、例えば矩形形状の開口部56が設けられており、開口部56には、ジャンパーケーブル7の芯線の光コネクタを成端(取付)する複数の成端ジャック53が設けられている。
光配線架5の各段に設けられている成端ジャック53は、例えば、上下方向に複数の成端ジャックが並べられて設けられており、このような上下方向に設けられた複数の成端ジャックが、左右方向に複数配列されている。
各成端ジャック53は、所外光ファイバ(図示しない)が接続されており、ジャンパーケーブル7の芯線の光コネクタが成端されることにより、所望の光回線を開通させるポート部である。つまり、成端ジャック53にジャンパーケーブル7の芯線が接続されることにより、所内光ファイバーであるジャンパーケーブル7と、所外光ファイバーとが接続して光回線が開通する。
(A−1−2)光ケーブル保持ユニット1、光ケーブル保持部材2の構成
次に、実施形態に係る光ケーブル保持ユニット1、光ケーブル保持部材2の構成を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、実施形態に係る光ケーブル保持ユニット1の構成を示す構成図である。図3は、実施形態に係る1個の光ケーブル保持部材2と1個の本体部3との関係を説明する説明図である。図4は、実施形態に係る光ケーブル保持部材2の構成を示す背面斜視図である。
図2において、光ケーブル保持ユニット1は、複数の光ケーブル保持部材2(2−1〜2−16)と、本体部3とを有する。なお、以下では、光ケーブル保持部材2−1〜2−16のそれぞれに共通する構成を説明する場合には、「光ケーブル保持部材2」と表現して説明する。
光ケーブル保持ユニット1は、本体部3に、複数の光ケーブル保持部材2を収納できるものであり、また光ケーブル保持部材2を個別に本体部3から着脱できるものである。
ジャンパーケーブル7の芯線を保持するために、本体部3から一度取り外された光ケーブル保持部材2は、芯線を保持した状態で、再度本体部3に収納されるようにしてもよいし、芯線を保持した状態で、光ケーブル保持部材2が、1つのユニットとして個別に光配線架5の仕切板51や外枠55に取り付けられるようにしてもよい。
光ケーブル保持ユニット1は、光ケーブル保持部材2がジャンパーケーブルの複数の芯線を保持した状態で、光配線架5の仕切板51や外枠55に磁石により取り付けできるものである。
そのため、従来のように、開通待ちの複数の芯線を輪ゴムなどで束ねて、複数の芯線が入り乱れた状態で放置する必要がなくなる。つまり、整頓された状態で、開通待ちの複数の芯線を保持できる。
なお、光ケーブル保持ユニット1を光配線架5の仕切板51や外枠55に取り付ける磁石は、後述する光ケーブル保持部材2の背面にある磁石25(図3)であってもよいし、本体部3の背面にある磁石であってもよい。
本体部3は、複数の光ケーブル保持部材2−1〜2−16のそれぞれを長手方向に並べて収納するものである。本体部3の材質は、特に限定されるものではなく、例えば、木材、プラスチック、金属等で形成されるものであってもよい。
図2では、本体部3が、16個の光ケーブル保持部材2−1〜2−16を長手方向に一列に並べて収納する場合を例示しているが、本体部3の収納数は、これに限定されるものではない。例えば、光配線架5で、ジャンパーケーブル7の接続作業を行なう作業員等の運用に応じて、本体部3は、2個の光ケーブル保持部材2を収納するものであってもよいし、又は3個、4個、8個などの光ケーブル保持部材2を収納するようにしてもよい。
また、本体部3は、長手方向に対して垂直方向(すなわち、図2、図3の上方向)に、光ケーブル保持部材2を着脱可能な構造となっている。図3に示すように、本体部3は、上下方向に移動する光ケーブル保持部材2の各被ガイド部22をガイドするガイド部31と、収納された光ケーブル保持部材2の底部を支持する支持部32とを有する。
光ケーブル保持部材2は、開通待ちのジャンパーケーブル7の芯線を保持するものである。
図3に示すように、光ケーブル保持部材2は、基体21、被ガイド部22、光コネクタ挿抜部23を有する。また、図4に示すように、光ケーブル保持部材2は、その背面に磁石25を有する。
基体21は、光コネクタ挿抜部23を固定するものである。基体21と光コネクタ挿抜部23との固定方法は、例えば、接着剤を用いて固定してもよいし、小型のネジ(例えばプラスチック製のネジなど)で固定するようにしてもよい。また、光ケーブル保持部材2の形成過程において、基体と光コネクタ挿抜部23とを一体的に形成するようにしてもよい。基体21の材質は、特に限定されるものではなく、例えば、木材、プラスチック、金属等を適用できる。
被ガイド部22は、光ケーブル保持部材2を着脱可能とするため、図3に示すように、本体部3の収納面(内面)に設けられたガイド部31に沿って案内されるものである。被ガイド部22は、光ケーブル保持部材2の基体21の両端部のそれぞれに、凸部形状として設けられている。
この実施形態では、本体部3のガイド部31が凹部形状であり、各被ガイド部22は凸部形状である場合を例示している。
しかし、光ケーブル保持部材2を本体部3から着脱できる構造であれば、この形状に限定されるものではない。例えば、本体部3のガイド部31が凸部形状として、被ガイド部22が凹部形状であってもよい。また例えば、基体21の両端部のうち、いずれか一方の端部にのみ、凸部形状の被ガイド部22を備えるようにしてもよい。
また例えば、凸部形状等の被ガイド部22と本体部3の凹部形状等のガイド部31とを設けることなく、基体21の両端部の平面部が、本体部3の収納面(内面)に案内されて、光ケーブル保持部材2が着脱できる構造であってもよい。この例の場合、基体21の両端部の平面部が被ガイド部22として機能し、本体部3の収納面(内面)がガイド部31として機能する。
光コネクタ挿抜部23は、ジャンパーケーブル7の芯線71(図5、図6参照)の先端部に設けられた光コネクタ72を挿入して、ジャンパーケーブル7の芯線71を保持するものである。
例えば、開通待ちのジャンパーケーブル7の芯線71を成端せずに放置するとき、作業員が、図5に示すように、芯線71の光コネクタ72を光コネクタ挿抜部23に挿入し、芯線71を保持することができる。また、光回線を開通させるために、光コネクタ挿抜部23に挿入されている芯線71を成端するときには、作業員が、図6に示すように、光コネクタ挿抜部23から芯線71の光コネクタ72を取り外して、その芯線を成端させる。
ここで、光コネクタ挿抜部23は、図5、図6に示すように、弾性部材で形成された筒状の形状となっている。光コネクタ挿抜部23の筒部の内径は、芯線71の光コネクタ72の外径と同程度又はやや小さくすることが望ましい。
また、光コネクタ挿抜部23が弾性部材で形成している理由は、前記筒部に挿入される芯線71の光コネクタ72を確実に保持できる共に、光コネクタ72を前記筒部に挿抜する作業員の作業負担を軽減するためである。
例えば、作業員が前記筒部に光コネクタ72を挿抜して芯線を保持しようとする際、確実に光コネクタ72を保持するために、光コネクタ挿抜部23の筒部の奥まで、光コネクタ72を挿入することが望ましい。
しかし、作業員によっては、光コネクタ挿抜部23の筒部の入り口から浅い位置までしか光コネクタ72を挿入しないようなケースも考えられる。このような場合、光コネクタ72が光コネクタ挿抜部23から抜け落ちて、芯線71が落下していまい、芯線71の故障や破損等も考えられる。
そこで、この実施形態では、上記のようなケースであっても、弾性部材で光コネクタ挿抜部23を形成することで、筒部の内面と挿入された光コネクタ72との摩擦力が大きくなり、光コネクタ72の抜け落ちを防止することができる。
また、この実施形態のように、弾性部材のように柔らかい(軟質系)の部材とすることにより、光コネクタ72の挿抜作業を簡単に行なえることができる。
さらには、ジャンパーケーブル7の芯線71の光コネクタ72には、様々な種類があり、光コネクタ72の外径が異なることもある。しかし、軟質系の弾性部材とすることにより、光コネクタ72の外径が比較的大きいものであっても、光コネクタ挿抜部23への光コネクタ72の挿入が可能となる。つまり、様々な種類の光コネクタ72であっても、光コネクタ72の挿抜が可能となる。
なお、光コネクタ挿抜部23の材質は、弾性部材であれば、様々な部材を用いることができるが、例えば、軟質系プラスチック、エラストマー、ゴム、シリコンゴム、ネオブレン、ポリウレタン等を用いることができる。
磁石25は、基体21の背面に固定されている。ここで、光ケーブル保持部材2の基体21の背面に磁石25を固定している理由は、図1に例示するように、光ケーブル保持部材2を収納している光ケーブル保持ユニット1自体、また、光ケーブル保持ユニット1から取り外された光ケーブル保持部材2を個別に、光配線架5の仕切板51や外枠55に取り付ける(くっつける)ためである。
上述したように、光配線架5の仕切板51や外枠55は、一般的に金属で形成されたものである。そのため、芯線71の光コネクタ72を保持している1個の光ケーブル保持部材2を、仕切板51や外枠55に磁石25で取り付けることで(図1参照)、従来のように、輪ゴムなどで束ねて置いておく必要がなくなる。
ところで、光ファイバーである芯線71は、折り曲げ等により、破損したり故障したりするため、芯線71の取り扱いには注意が必要である。
この点ついて、光ケーブル保持部材2は、芯線71の先端部に設けられた光コネクタ72を光コネクタ挿抜部23に挿入され、1本の芯線71の光コネクタを保持したそのままの状態で、磁石25により、光ケーブル保持部材2を仕切板51や外枠55に取り付けることができる。つまり、1本の芯線71の先端部に光ケーブル保持部材2が取り付けられた状態で、その芯線71を個別に保持できるため、芯線71の折り曲げ等を防止できる。
また、光ケーブル保持部材2が本体部3に収納されている場合には、光ケーブル保持ユニット1自体も、仕切板51や外枠55に磁石25で取り付けることができる(図1参照)。
(A−1−3)光ケーブル保持部材2の変形実施形態
図7は、変形実施形態に係る光ケーブル保持部材2の構成を示す構成図である。
図7に示すように、光ケーブル保持部材2は、1個の基体21に、複数(図7では、2個)の光コネクタ挿抜部23が固定されている場合を例示している。
このように、1個の光ケーブル保持部材2が複数個の光コネクタ挿抜部23を備えることにより、光回線の同時期に開通要求のあった芯線71が複数ある場合には、複数の芯線を同時に光ケーブル保持部材2で保持することができる。
なお、図7では、2個の光コネクタ挿抜部23が固定されている場合を例示したが、3個、4個、8個、16個の光コネクタ挿抜部23が1個の基体に固定されるようにしてもうよい。
この場合、光ケーブル保持ユニット1は、1個の光コネクタ挿抜部23を有する光ケーブル保持部材2、複数の光コネクタ挿抜部23を有する光ケーブル保持部材2を同時に収納するようにしてもよい。
つまり、1本の芯線71を保持できる光ケーブル保持部材と、複数の光ケーブル保持部材とを一緒に収納するようにしてもよい。
(A−1−4)光ケーブル保持部材2の芯線識別番号及び芯線識別色の説明
図8は、ジャンパーケーブル7の構成を説明する説明図である。なお、図8は、IDMのジャンパーケーブル7の構成例を説明している。
光回線を開通させるために、成端ジャック53に接続するジャンパーケーブル7は、図8に例示するように、例えば64本の芯線71を有している。
ジャンパーケーブル7を構成している64本の芯線71は、成端の誤りを防止するため、黄色、白色、緑色、赤色の4種類に分類され、それぞれの色の芯線束が16本ずつ分類されている。図8では、16本束の黄色芯線を「黄色コード711」、16本束の白色芯線を白色コード712」、16本束の緑色芯線を「緑色コード713」、16本束の赤色芯線を「赤色コード714」と表記している。
また、それぞれの芯線には、「1」〜「64」の芯線番号が付されている。この芯線番号は、例えば、光コネクタ72の付近にタグが付けられており、このタグに芯線番号が記載されている。
この実施形態では、上記のように、ジャンパーケーブル7を構成している各芯線71が色分けされていること、芯線番号を付されていることを利用して、作業員が成端する芯線71を誤って接続しないことを考慮して、光ケーブル保持部材2を構成している。
以下では、実施形態に係る光ケーブル保持部材2の芯線識別番号24及び芯線識別色を、図面を参照しながら説明する。
図1及び図3において、光ケーブル保持部材2の各光コネクタ挿抜部23は、黄色、白色、緑色、赤色のいずれかの色をもつ弾性部材で形成されている。
つまり、ジャンパーケーブル7の各芯線71(黄色コード711、白色コード712、緑色コード713、赤色コード714)の色に対応するように、各光コネクタ挿抜部23は、黄色、白色、緑色、赤色のいずれかの色で識別されている。
また、図1及び図3に示すように、光ケーブル保持部材2には、芯線識別番号24が付されている。
つまり、ジャンパーケーブル7の各芯線71(黄色コード711、白色コード712、緑色コード713、赤色コード714)に付されている芯線番号に対応する番号(芯線識別番号24)が各光コネクタ挿抜部23に表記されている。
このように、光コネクタ挿抜部23が、芯線71の色で分類されて、かつ、芯線識別番号24が付与されていることで、作業員は芯線71の色及び芯線番号に対応する光ケーブル保持部材2で保持することができる。その結果、成端する芯線71の誤接続を防止できると共に、複雑な成端作業に係る負担を軽減することができる。
なお、この実施形態では、芯線識別番号24が光コネクタ挿抜部23の表面に付されている場合を例示しているが、芯線識別番号24は、光コネクタ挿抜部23付近(例えば、基体21上など)に表記するようにしてもよい。
(A−2)実施形態の効果
以上のように、この実施形態によれば、光ケーブル保持部材が弾性部材で形成された光コネクタ挿抜部を有することにより、ジャンパーケーブルの芯線の光コネクタを容易かつ確実に挿入できる。また、光ケーブル保持部材が磁石を有しているため、光ケーブル保持部材を光配線架のフレーム部分に個別に取り付けることができる。
その結果、光ファイバである芯線の折り曲げ等による破損や故障等を防止しながら、芯線を保持できる。
また、従来のように煩雑に置かれている開通待ちの芯線束の中から所望の芯線を見つけて成端作業をしていたが、開通待ちの芯線を保持している光ケーブル保持部材を光配線架のフレーム部分に取り付けることで、整頓された状態で芯線を保持できる。
さらに、光コネクタ挿抜部は、芯線識別色の弾性部材で形成されており、芯線識別番号が付与されているため、開通待ちの芯線の色及び芯線番号に対応する光ケーブル保持部材に、その芯線を保持することにより、誤接続を回避でき、かつ、作業効率が向上する。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本考案は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(B−1)上述した実施形態において、光ケーブル保持ユニット1は、光ケーブル保持部材2を上下方向(長手方向に対して垂直方向)に脱着する場合を例示した。しかし、光ケーブル保持部材2は、本体部を、左右方向(長手方向と同一方向)にスライドさせて脱着できるようにしてもよい。
(B−2)上述した実施形態では、光ケーブル保持ユニット1は、横置きの場合を例示したが、縦置きであってもよい。つまり、光ケーブル保持ユニット1は、縦方向に複数の光ケーブル保持部材2を並べて収納し、それぞれの光ケーブル保持部材2を横方向にスライドさせて、各光ケーブル保持部材2を個別に脱着させてもよい。
(B−3)上述した実施形態では、光ケーブル保持部材2の基体21の背面に磁石を設ける場合を例示した。しかし、基体21の背面のほかに、4つの端面のいずれか又は全てに磁石を設けたり、4つの端面のいずれかに金属板を設けたりしてもよい。これにより、ある光ケーブル保持部材2を、他の光ケーブル保持部材2とくっつけて(取り付けて)用いることができる。
1…光ケーブル保持ユニット、2(2−1〜2−16)…光ケーブル保持部材、21…基体、22…被ガイド部、23…光コネクタ挿抜部23…芯線識別番号、25…磁石、3…本体部、31…ガイド部、32…支持部。
上述した課題を解決するために、第1の本考案に係る光ケーブル保持部材は、先端部に光コネクタが付与されている光ケーブルを保持する光ケーブル保持部材において、(1)光ファイバーの光コネクタの挿入又は抜き出しを可能とする筒状の1又は複数の光コネクタ挿抜部と、(2)各光コネクタ挿抜部を固定する基体と、(3)各光コネクタ挿抜部を固定する基体の端面と対向する端面に設けられている磁石とを備えることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 先端部に光コネクタが付与されている光ケーブルを保持する光ケーブル保持部材において、
    上記光ケーブルの光コネクタの挿入又は抜き出しを可能とする筒状の1又は複数の光コネクタ挿抜部と、
    磁石と
    を備えることを特徴とする光ケーブル保持部材。
  2. 上記各光コネクタ挿抜部を固定する基体を備え、
    上記磁石が、上記各光コネクタ挿抜部を固定する基体の端面と対向する端面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル保持部材。
  3. 上記各光コネクタ挿抜部が、弾性部材で形成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ケーブル保持部材。
  4. 上記光ケーブルが、光配線架に設けられている成端ジャックに接続される光ケーブルの芯線であって、色及び芯線番号が付されているものであり、
    上記各光コネクタ挿抜部が、光ケーブルの芯線である上記光ファイバーに付されている色に応じた有色の弾性部材であって、上記芯線番号に対応する芯線識別番号が付されているものである
    ことを特徴とする光ケーブル保持部材。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の複数の光ケーブル保持部材と、
    上記複数の光ケーブル保持部材を収納する本体部と
    を備えることを特徴とする光ケーブル保持ユニット。
  6. 上記本体部は、
    長手方向に、上記複数の光ケーブル保持部材を収納するものであって、
    上記複数の光ケーブル保持部材のそれぞれの収納部の内面に、上記各光ケーブル保持部材の移動をガイドするガイド部
    を有し、
    上記各光ケーブル保持部材が、
    基体を有するものであり、
    上記基体の両端部又はいずれか一方の端部に、上記本体部のガイド部に沿ってガイドされる被ガイド部
    を有する
    ことを特徴とする光ケーブル保持ユニット。
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