JP4087587B2 - 光・電気複合装置の実装構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光配線および電気配線が混在する光・電気複合ボードをブックシェルフ型ラックのバックプレーンに実装する光・電気複合装置の実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子情報機器の高速処理化に伴い、装置内でも電気信号の伝送だけでなく光信号の伝送を行うことが必要になってきている。このような光信号の伝送媒体として光ファイバケーブルが光デバイス間の接続に使用されている。この場合、光配線が多くなると、これらの光ファイバケーブルをフレキシブルなフィルム上に接着してフレキシブル光配線板(以下、ファイバシートと称する)とし、光ファイバケーブルの先端に光コネクタを装着し、この光コネクタを介して光配線間を接続している。
【0003】
従来の光・電気複合装置の実装構造において、ラックの背面に設けたバックプレーンには、電気配線のみが形成されている。したがって、バックプレーンに垂直に実装された光・電気複合ボード間の光接続を行うには、バックプレーンの必要な箇所に穴を開け、この穴に臨むように配設した光コネクタを介してラックの背面側に配置したファイバシートにより行っており、電気配線のみを形成したバックプレーンとは独立した構成になっている。
【0004】
図7は従来の光・電気複合装置の実装構造1を示す斜視図である。これを同図に基づいて説明すると、符号2で示すものは、角筒状に形成されたブックシェルフ型のラックであって多数の図示してないがガイドレールを兼ね備えた冷却用孔3が設けられている。39はバックプレーンであって、ラック2の背面側の開口を覆うようにして設けられ、このバックプレーン39の上下には、横二列に並べられた8個の角穴41が穿設され、これら角穴41の間には4個の電気コネクタ13が固定され、これら電気コネクタ13のそれぞれから電気ケーブル40が導出されている。
【0005】
5は光・電気複合ボードであって、電子回路(図示せず)が形成されているとともに、一方の面に光配線されたファイバシート(図示せず)が実装されている。この光・電気複合ボードの後端部には、電子回路に電気接続された電気コネクタ7と、ファイバシートと光接続された光コネクタ8とが実装されている。43はバックプレーン39の背面側に設けられ光配線が形成されたファイバシートであって、端部から8個の接続部43aが導出され、これら8個の接続部43aの先端部のそれぞれには光コネクタ42が光接続されており、これら光コネクタ42は角穴41からラック2内を臨むようにバックプレーン39に取り付けられている。
【0006】
このような構成において、4枚の光・電気複合ボード5(3枚の光・電気複合ボード5は図示を省略)を、ラック2の前面側の開口から挿入すると、光・電気複合ボード5は、ラック2内のガイド(図示せず)によって立設した状態を保ってラック2の背面側に案内される。ラック2の背面側の終端まで案内されると、光・電気複合ボード5の電気コネクタ7および光コネクタ8が、バックプレーン39の電気コネクタ13およびファイバシート43の光コネクタ42とそれぞれ電気接続および光接続される。4枚の光・電気複合ボード5の光コネクタ8が、ファイバシート43の光コネクタ42と光接続されると、ファイバシート43を介して4枚の光・電気複合ボード5の相互間が光接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の光・電気複合装置1の実装構造においては、バックプレーン39の背面側の実装空間に、電気ケーブル40だけでなくファイバシート43も配設されていることにより、ラック2の背面側にファイバシート43を収納するための空間が必要になるため、高密度実装が困難になっていた。また、ラック2の背面側の空間が、これら電気ケーブル40やファイバシート43によって輻輳し煩雑になるため、組立作業および補修作業を困難にしていた。さらに、バックプレーン39に光接続のための大きな角穴41が多数穿設されているため、バックプレーン39における電気配線の配線領域が制限されたり、バックプレーン39の機械的強度が得られないという問題もあった。
【0008】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、第1の目的は高密度実装を可能にすることにある。また、第2の目的は組立作業および補修作業を容易にすることにある。また、第3の目的はバックプレーンの機械的強度を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明は、光配線および電気配線が実装された複数の光・電気複合ボードと、これら複数の光・電気複合ボードを収納するブックシェルフ型ラックと、このブックシェルフ型ラックの背面に設けられ前記複数の光・電気複合ボードの相互間を電気接続するバックプレーンと、前記複数の光・電気複合ボードの相互間を光接続するフレキシブル光配線板とからなる光・電気複合装置の実装構造において、前記フレキシブル光配線板を前記バックプレーンの前記ラック内側に向かった面上に実装するとともに、前記光・電気複合ボードに光コネクタおよび電気コネクタを実装し、これら光コネクタおよび電気コネクタに光接続および電気接続し、前記光・電気複合ボードを前記バックプレーンに対してプラグインユニット構造とし、前記バックプレーンの光コネクタをバックプレーンの面方向に移動自在に支持するとともに、この光コネクタ内のフェルールと前記光・電気複合ボードの光コネクタのフェルールが嵌合した状態で、これらフェルールの一方が光コネクタにバックプレーンの垂直方向に移動自在に支持されたものである。
したがって、バックプレーンの背面側後方にはフレキシブル光配線板が存在しない。また、この光・電気複合ボードをプラグイン操作することにより、光・電気複合ボードの光コネクタおよび電気コネクタを、バックプレーンの光コネクタおよび電気コネクタに、一括して光接続および電気接続される。また、光・電気複合ボードの光コネクタのフェルールをバックプレーンの光コネクタのフェルールに嵌合させる際に、光コネクタがバックプレーンの面方向と光・電気複合ボードの挿抜方向に移動可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る光・電気複合装置の実装構造1においてラックをずらした状態を示す斜視図、図2は同じく光・電気複合ボードをバックプレーンに実装する状態を示す要部の斜視図、図3は同じく光・電気複合ボードの光コネクタと、バックプレーンの光コネクタを拡大して示す断面図である。図4はファイバを湾曲させたときの曲率半径と光伝送の損失量の関係を示す図である。図5(a)は同じくバックプレーンに取り付けられた光コネクタの取付構造を示す断面図、同図(b)は光コネクタの移動を説明するための平面図、図6は同じく光・電気複合ボードおよびバックプレーンの光コネクタ間どうしの嵌合動作を説明するための要部の断面図である。
なお、これらの図において,前述した図7に示す従来技術において説明した同一または同等の部材については、同一の符号を付し詳細な説明は適宜省略する。
【0014】
本発明の特徴とするところは、図1に示すように、ファイバシート11をバックプレーン10のラック2内側に向いた面10A上に接着またはねじ止めによって実装し、バックプレーン10に電気コネクタ13だけでなく光コネクタ14を実装した点にある。
【0015】
図3に示すように、バックプレーン10上に実装される光コネクタ14は、MTフェルール27と、このMTフェルール27を保持固定するフェルール保持体26と、このフェルール保持体26が取り付けられるホルダー25とによって構成されている。ホルダー25は略角筒状に形成され、下部に切欠き25aが設けられ、両側部には互いに対向する一対の弾性係合片25b,25bが図中上方に向かって突設され、これら弾性係合片25b,25bの先端部には互いに対向する爪部25c,25cが設けられている。
【0016】
この光コネクタ14は、MTフェルール27が図中上方を指向するように、すなわちバックプレーン10に垂直となるように、ホルダー25がバックプレーン10上に立設され、バックプレーン10上に実装されたファイバシート11から導出された接続部11aが切欠き25aを通ってMTフェルール27に光接続されている。したがって、この接続部11aは側面視において湾曲した状態になり、その曲率半径Rを所定値以上になるように設定している。すなわち、図4は光ファイバを湾曲させたときの曲率半径と、光ファイバの伝送損失量との関係を示したものである。この図から判るように、マルチモードファイバの場合には曲率半径を20mm以上とし、シングルモードファイバの場合には曲率半径を10mm以上とすることによって、光伝送損失に影響を及ぼすことがない。したがって、光接続部11aは光伝送損失に影響を及ぼさない範囲で湾曲させるように、曲率半径Rもこれらの所定値以上に設定されている。
【0017】
なお、曲率半径による光伝送損失については、光ファイバの種類(マルチモードかシングルモードまたはファイバのコア材料とクラッド材料の屈折率比)および使用する光の波長によって異なる。図4に示すものは、通信用光ファイバとして使用している光ファイバ(クラッド径が125μmで、コア径がマルチモードで50μm、シングルモードで10μm、コア材料とクラッド材料の屈折率比0.3%)の場合としたものである。このため、目的にあった許容損失範囲の曲率半径を設定することができることはいうまでのないことでるある。
【0018】
次に、図3を用いて光・電気複合ボード5に実装された光コネクタ8の構造を説明する。
光コネクタ8は、MTフェルール22と、このMTフェルール22を軸線方向に移動自在に支持するフェルール保持体21と、このフェルール保持体21を保持するホルダー20とによって概ね構成されている。フェルール保持体21に形成した中空部には圧縮コイルばね23が弾装され、この圧縮コイルばね23の弾発力によってMTフェルール22が図中下方に付勢されているとともに、MTフェルール22とフェルール保持体21との係合によって、フェルール保持体21からの脱落が規制されている。
【0019】
このフェルール保持体21には、互いに対向する一対の弾性係合片21a,21aが図中下方に向かって突設され、これら弾性係合片21a,21aの先端部には互いに対向する爪部21b,21bが設けられており、底部には貫挿孔21cが形成されている。ホルダー20は有底角筒状に形成され、両側部には互いに対向する一対の弾性係合片20a,20aが図中下方に向かって突設され、これら弾性係合片20a,20aの先端部には互いに対向する爪部20b,20bが設けられており、底部には貫挿孔20cが形成されている。
【0020】
このような構成において、ホルダー20内に収容されたフェルール保持体21は、ホルダー20の弾性係合片20aの爪20bと、フェルール保持体21の弾性係合片21aの爪21bとが係合することにより、ホルダー20に保持されている。この状態でフェルール保持体21の底部とホルダ20の底部との間には、間隔Lに形成された隙間24が設けられている。光・電気複合ボード5上に実装されたファイバシート6(図2参照)から導出された接続部6aは、ホルダー20およびフェルール保持体21の貫挿孔20c,21cからフェルール保持体21内に導入され、フェルール22に光接続されている。ホルダー20の側部が光・電気複合ボード5上に固定されることにより、MTフェルール22は光・電気複合ボード5と平行になるように指向し、ファイバシート6の接続部6aは光・電気複合ボード5に沿うように延在するので湾曲するようなことがない。
【0021】
次に、図5を用いて光コネクタ14のバックプレーン10への取付構造について説明する。
同図(a)において、光コネクタ14が取り付けられる位置に対応して、バックプレーン10には取付孔10a,10aが穿孔され、この取付孔10aの径Dは、ボルト30の径dよりも大きく形成されており、取付孔10aとボルト30との間には隙間32が設けられている。この隙間32の大きさは、後述するように、光コネクタ14が隙間32の範囲を移動したとき、光コネクタ14の係合片25bが、光コネクタ8の係合片20aと係合片21aとの間に係入できる範囲に設定している。
【0022】
このような構成において、ボルト30を光コネクタ14のホルダー25の孔25dを挿通させ、さらにバックプレーン10の取付孔10aを挿通させて、先端部にナット31を螺合させることにより、光コネクタ14をバックプレーン10に取り付ける。このように取り付けられた光コネクタ14は、取付孔10aとボルト30との間には隙間32が設けられていることにより、バックプレーン10に、このバックプレーン10の面方向に隙間32の範囲で移動自在に支持される。すなわち、同図(b)に示すように、取付孔10a内をボルト30が二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に移動することにより、光コネクタ14のホルダー25も二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に移動可能になる。
【0023】
次に、このような構成の光・電気複合装置の実装構造1における光接続動作を説明する。
図1に示すように、4枚の光・電気複合ボード5(1枚の光・電気複合ボード5は図示を省略)を、ラック2の前面側の開口から挿入すると、光・電気複合ボード5は、ラック2内のガイド(図示せず)によって立設した状態を保ってラック2の背面側に案内される。ラック2の背面側の終端まで案内されると、光・電気複合ボード5の電気コネクタ7および光コネクタ8が、バックプレーン10上に実装した電気コネクタ13および光コネクタ14とそれぞれ電気接続および光接続される。
【0024】
このように、電気接続および光接続された光・電気複合ボード5は、バックプレーン10に垂直に実装され、挿入方向と反対方向に引き抜くことにより、電気接続および光接続が解除され、ラック2の前面側の開口から取り外すことができるプラグインユニット構造になっている。したがって、光・電気複合ボード5をプラグイン操作することにより、光・電気複合ボード5の光コネクタ8および電気コネクタ7を、バックプレーン10の光コネクタ14および電気コネクタ13に、一括して光接続および電気接続されるので使い勝手が向上する。
【0025】
次に、光・電気複合ボード5の光コネクタ8が、バックプレーン10上に実装した光コネクタ14に光接続されるときの状態を図6を用いて説明する。
同図(a)において、光コネクタ14のMTフェルール27に光コネクタ8のMTフェルール22が対向した状態から、ラック2内に挿入した光・電気複合ボード5をさらに挿入することにより、光コネクタ8が図中矢印A方向に移動する。同図(b)に示すように、光コネクタ14の係合片25bが光コネクタ8の係合片20aと係合片21aの間に進入するとともに、MTフェルール27とMTフェルール22とが対接する。
【0026】
さらに、光・電気複合ボード5を挿入すると、同図(c)に示すように、光コネクタ8が図中矢印A方向に移動するので、光コネクタ14の係合片25bによって、光コネクタ8の係合片20aの爪20bと係合片21aの爪21bとの係合が解除される。したがって、光コネクタ8のフェルール保持体21が、光コネクタ8のホルダー20に対して移動自在になるので、MTフェルール22がMTフェルール27によって図中矢印B方向に押圧され移動する。このため、圧縮コイルばね23が圧縮され、この圧縮コイルばね23の弾発力によってMTフェルール22がMTフェルール27側に押圧され、この押圧力によってMTフェルール27とMTフェルール22とが嵌合して光接続する。同時に、同図(c)に示すように、光コネクタ14の係合片25bの爪25cが、光コネクタ8の係合片21aの爪21bに係合するので、光コネクタ8のフェルール保持体21が光コネクタ14のホルダー25に係止される。したがって、MTフェルール27とMTフェルール22との光接続の状態が保持される。
【0027】
また、同図(c)において、MTフェルール27とMTフェルール22とが嵌合するときに、図5を用いて上述したように、光コネクタ14がバックプレーン10の面方向に移動自在に支持されていることにより、光コネクタ14のMTフェルール27の位置が微調整されるので嵌合が確実に行われる。
【0028】
一般に、ラック2のバックプレーン10上に実装した複数の電気コネクタ13および光コネクタ14に、光・電気複合ボード5に実装されている複数の電気コネクタ7および光コネクタ8を接続する構造においては、これらの電気コネクタ7,13間および光コネクタ8,14間の接合位置に微少なばらつきがある。特に、光コネクタ間の接続においては、μm以下の高精度な位置合わせが必要なため、光・電気複合ボード5をプラグイン操作によって一括して光コネクタの接続および電気コネクタの接続を実現するには、このばらつきを吸収する構造が必要とされる。本発明のように、光コネクタ14がバックプレーン2の面に水平方向に移動でき、かつ光コネクタ8が垂直方向に移動できる構造としたことによりばらつきを吸収することが可能になる。
【0029】
なお、光コネクタ8のMTフェルール22が移動することによって、このMTフェルール22に光接続されている接続部6aが初期状態から変形するが、その変形が光伝送損失が発生しないように、ファイバシート6の光・電気複合ボード5への固定位置や接続部6aの全長が考慮されている。同様に、光コネクタ14がバックプレーン10の面方向に移動することにより、MTフェルール27に光接続されている接続部11aが初期状態から変形するが、その変形が光伝送損失が発生しないように、ファイバシート11のバックプレーン10への固定位置や接続部11aの全長が考慮されている。
【0030】
このように、バックプレーン10の内面にファイバシート11を実装し、バックプレーン10のラック2の内側に向いた面10A上に電気コネクタ13だけでなく光コネクタ14を実装したことにより、ラック2の背面側の実装空間に、ファイバシート11を収納するための空間が必要ないので高密度実装が可能になる。また、ラック2の背面側の後方にファイバシート11が存在していないため、組立作業および補修作業が容易になる。さらに、バックプレーン10に光接続のための大きな穴を設ける必要がないため、バックプレーン10の機械的強度を向上させることができる。
【0031】
なお、本実施の形態では、光コネクタ8,14のフェルール22,27との光接続をファイバーシート6,11に設けた接続部6a,11aとしたが、シート部をはがして光ファイバそのものとしてもよい。また、フェルール22,27を多芯フェルールであるMTフェルールとしたが、MUフェルールやSCフェルール等の単芯フェルールとしても同様な効果が得られる。また、光コネクタ14をバックプレーン10の面方向に移動するのに、バックプレーン10側にボルト30の径よりも大きく形成した取付孔10aを設けたが、光コネクタ14のホルダー25側に設けてもよい。また、光コネクタ8のMTフェルール22を移動自在としたが、光コネクタ14のMTフェルール27を移動自在としてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、バックプレーンの背面側の実装空間に、ラックの背面側にフレキシブル光配線板を収納するための空間が必要ないので高密度実装が可能になる。また、ラックの背面側の空間にフレキシブル光配線板が設けられていないため、組立作業および補修作業が容易になる。さらに、バックプレーンに光接続のための大きな穴を設ける必要がないため、バックプレーンの機械的強度を向上させることができる。また、光・電気複合ボードをプラグイン操作することにより、光・電気複合ボードの光コネクタおよび電気コネクタを、バックプレーンの光コネクタおよび電気コネクタに、一括して光接続および電気接続されるので使い勝手が向上する。また、光・電気複合ボードの光コネクタのフェルールと、バックプレーンの光コネクタのフェルールとの嵌合状態が良好になり、光伝送の損失が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光・電気複合装置の実装構造においてラックをずらした状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明に係る光・電気複合装置の実装構造において、光・電気複合ボードをバックプレーンに実装する状態を示す要部の斜視図である。
【図3】 本発明に係る光・電気複合装置の実装構造において、光・電気複合ボードの光コネクタと、バックプレーンの光コネクタを拡大して示す断面図である。
【図4】 ファイバを湾曲させたときの曲率半径と光伝送の損失量の関係を示す図である。
【図5】 同図(a)は本発明に係る光・電気複合装置の実装構造において、バックプレーンに取り付けられた光コネクタの取付構造を示す断面図、同図(b)は光コネクタの移動を説明するための平面図である。
【図6】 本発明に係る光・電気複合装置の実装構造において、光・電気複合ボードおよびバックプレーンの光コネクタ間どうしの嵌合動作を説明するための要部の断面図である。
【図7】 従来の光・電気複合装置の実装構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…光・電気複合装置の実装構造、2…ラック、5…光・電気複合ボード、6,11…ファイバシート、6a,11a…接続部、7,13…電気コネクタ、8,14…光コネクタ、10…バックプレーン、10a…取付孔、20,25…ホルダー、21,26…フェルール保持体、22,27…MTフェルール、23…圧縮コイルばね、30…ボルト。
Claims (1)
- 光配線および電気配線が実装された複数の光・電気複合ボードと、これら複数の光・電気複合ボードを収納するブックシェルフ型ラックと、このブックシェルフ型ラックの背面に設けられ前記複数の光・電気複合ボードの相互間を電気接続するバックプレーンと、前記複数の光・電気複合ボードの相互間を光接続するフレキシブル光配線板とからなる光・電気複合装置の実装構造において、前記フレキシブル光配線板を前記バックプレーンの前記ラック内側に向かった面上に実装するとともに、前記光・電気複合ボードに光コネクタおよび電気コネクタを実装し、これら光コネクタおよび電気コネクタに光接続および電気接続し、前記光・電気複合ボードを前記バックプレーンに対してプラグインユニット構造とし、前記バックプレーンの光コネクタをバックプレーンの面方向に移動自在に支持するとともに、この光コネクタ内のフェルールと前記光・電気複合ボードの光コネクタのフェルールが嵌合した状態で、これらフェルールの一方が光コネクタにバックプレーンの垂直方向に移動自在に支持されたことを特徴とする光・電気複合装置の実装構造。
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