JP2935107B2 - 笠木支持ブラケット及び同ブラケットを具備する柵状体 - Google Patents

笠木支持ブラケット及び同ブラケットを具備する柵状体

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JP2935107B2
JP2935107B2 JP5722897A JP5722897A JP2935107B2 JP 2935107 B2 JP2935107 B2 JP 2935107B2 JP 5722897 A JP5722897 A JP 5722897A JP 5722897 A JP5722897 A JP 5722897A JP 2935107 B2 JP2935107 B2 JP 2935107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建住宅やマンシ
ョンのベランダ、ルーフバルコニー等の手摺、或いは、
塀、フェンス等の仕切体として用いる柵状体の笠木支持
ブラケット及び同笠木支持ブラケットを具備する柵状体
に関する。
【0002】
【従来の技術】ベランダ、ルーフバルコニーに取り付け
る手摺等の柵状体に関して、躯体等からなる基体上に一
定間隔で立設された支持柱の上端部に笠木を横架する手
段は公知である。このような柵状体において、躯体と笠
木との間は一定高さの取付具で支持させるが、取付具が
単純且つ画一形状であることから趣向に欠ける構造とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不具合を解消するものであって、笠木の支持ブラケッ
ト形状の多様化を図り、視覚的に趣向性に富んだ笠木連
結ブラケット及び同笠木連結ブラケットを具備する柵状
体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の笠木支持ブラケットは、躯
体の立上り部上部に設けて笠木を支持する笠木支持ブラ
ケットであって、立上り部に取り付けられた状態におい
て、笠木取付用の取付孔が穿設された上部板と、立上り
部に埋め込むために形成され且つ抜止め手段が施こされ
た取付脚と、上部板と取付脚とを連結する垂直板として
形成され且つ立上り部の長さ方向とは直角に開口して三
角、半円、四角等の形状のうちいずれか1つが選択され
た形状を有する中空部とから形成されていることを特徴
とする。
【0005】本発明の請求項2記載の笠木支持ブラケッ
トは、請求項1記載の手段に加えて、抜止め手段とし
て、取付脚に開孔を形成したことを特徴とする。本発明
の請求項3記載の笠木支持ブラケットは、請求項1又は
2記載の手段に加えて、取付脚を立上り部に取り付ける
に当たり、取付脚の外周部にカバー枠を配置させること
を特徴とする。本発明の請求項4記載の柵状体は、請求
項1〜3記載のいずれか1つの笠木支持ブラケットを具
備する柵状体である。
【0006】
【発明の実施の態様】
(実施例1)本発明を適用した手摺1(柵状体)につい
て、図1〜4を用いて説明する。手摺1は、ベランダの
外縁に沿って形成した躯体の立上り部2に一定間隔で複
数の笠木支持ブラケット(以下、「ブラケット」と略称
する)3・・・を立設し、該ブラケット3・・・の上部
に長尺の笠木9を取り付けた構成となっている。ブラケ
ット3は下部に立上り部2への取付脚4、4と、取付脚
4、4の上部に立設する垂直板5と、該垂直板5の一部
に形成する中空部6と、該垂直板5の上端に形成する上
部板7と、取付脚4、4の外周に配置するカバー枠8と
から構成し、笠木9は、上部板7の複数箇所で取付ビス
10・・・により取り付ける。
【0007】本実施例1のブラケット3及び手摺1は、
ルーフバルコニーやベランダにおいて、桟を配置しない
で躯体の立上り部2上で笠木のみを支持させる場合に使
用するもので、立上り部2は安全上の観点からフロアか
ら比較的高く形成する。立上り部2は、図3、4に示す
ように、一定幅で、且つ、立上り部2上面の排水性を良
くするため室外側に僅かに傾斜して形成する。また、立
上り部2の上面には、図1(B)及び図4に示すよう
に、後述のブラケット3・・・を配置する位置毎に、ブ
ラケット3・・・の取付脚4、4の長さより僅かに低い
高さの埋込み穴11・・を穿設する。この埋込み穴11
・・は、立上り部2を構成する部材に予め穿設しておく
か或いは立上り部2の形成後穿設してもよい。
【0008】笠木9は、図2〜4に示すように、湾曲板
12をなだらかな円筒周面とし、底板13を平板状と
し、これらを一体物としてパイプ状の長尺物として形成
する。本実施例の場合、湾曲板12と底板13とは一体
成形物を用いるが、両者を別々に成形したものを係合さ
せて一体物とした笠木を用いてもよい。
【0009】本実施例1の特徴はブラケット3の形状に
ある。ブラケット3は、図2に示すように、その上方に
翼形で水平状の上部板7を、また、下方には水平状の下
部板14を形成し、上下の板7、14間は垂直板5で連
結して一体化し、垂直板5の下方部分を中空部6とす
る。中空部6は、下部板14を底辺とする垂直断面二等
辺三角形に形成し、笠木9を取り付けた状態において、
開口が室内外方向となるように配置する。
【0010】上部板7の4つのコーナー部には、図2に
示すように、取付孔15・・・を穿設する。各取付孔1
5・・は、図1(B)及び図2に示すように、取付ビス
10・・・を挿通したときに、その挿通方向が垂直板5
との延長線と交わる方向に、且つ図4に示すように湾曲
板12の頂部に向かう方向に、僅かに傾斜させて穿設す
ることで取付ビス10・・・のネジ止めの容易化を図る
とともに、笠木9の取付を強固なものとしている。
【0011】下部板14の下面には、下駄の歯状の二枚
の取付脚4、4を下方に向けて一体に設ける。また、取
付脚4、4の下端には、図2に示すように、水平板部1
7、17を形成し、モルタル充填後のブラケット3の抜
け防止を図る。なお、本実施例のブラケット3の製造
は、アルミニウムの押出型材を一定幅で切断して行う。
しかし、その一部又は全部を他の加工手段、例えば鋳物
を用いて形成してもよい。
【0012】カバー枠8は、図2に示すように、取付脚
4、4の外周に配置する平面視略方形筒状に形成し、そ
の上端縁より略下部板14の厚み分だけ低い位置の内周
面に係合突片18を形成する。そして、該係合突片18
で形成される開口部に取付脚4、4が配置されるような
構造とする。また、カバー枠8の内側形状は下部板14
を嵌合可能とするため、下部板14の外形状と略等しい
かもしくは僅かに大きく形成する。
【0013】カバー枠8は、実施例1にとって必ずしも
必須の構成要件ではないが、躯体の立上り部2の上面形
状或いはモルタル打設後の形状精度が悪く、立上り部の
高さが一定しない場合、カバー枠8を付設することによ
って、その精度誤差を吸収させることができる。
【0014】上記ブラケット3を用いて、図3に示すよ
うな手摺1を形成するには、下記の手順で取付作業を行
えばよい。1.図2及び図4に示すように、各埋込み穴
11・・にブラケット3・・を、水平及び垂直位置に注
意しながら配置する。2.ブラケット3・・の上部板7
・・に取付ビス10・・・を用いて笠木9を仮止めす
る。3.カバー枠8上部に下部板14を嵌合させたの
ち、穴埋モルタル19で埋込み穴11を塞いでブラケッ
ト3を固定する。4.ブラケット3の上部板7に取付ビ
ス10・・・で笠木9を確実にビス止めする。このよう
な作業を順次行うことにより手摺を完成させる。上記取
付手法において、上記手順1と2は逆でも良く、交互に
繰り返し行ってもよい。
【0015】実施例1のブラケット3は部材点数が少な
く構成が簡単で取付も容易であり、垂直板5には三角、
四角、半円等のいずれか1つ、或いは、これらを組み合
わせた形状の中空部6が形成されているから、意匠性が
あると共に垂直板5に僅かに弾性を付与できることで使
用感が向上する。
【0016】(実施例2)上記実施例1は、取付脚4、
4の下端に、水平板部17、17を形成することによっ
て、取付脚4、4が立上り部2からの抜け防止としたが
(図2参照)、上記水平板部17、17に加えて、或い
は、水平板部17、17に代えて取付脚4、4の適所に
円形、方形状等の開孔を穿設することによって、該開孔
内までモルタルを充填することができ、強力な抜け防止
を実現することができる。
【0017】(実施例3)実施例3は、図5に示すよう
に、実施例1と比べて取付脚4、4の水平板部17、1
7を形成せずに、取付脚4、4と別体に正面視Ω形の取
付補助枠20を埋込み穴11内に配置させて立上り部2
に固定した状態において、取付脚4、4を取付補助枠2
0にビス21・・・により取り付けて一層強力な抜け防
止を図るものである。
【0018】(実施例4)実施例4は、図6に示すよう
に、取付脚4、4の水平板部17、17を設けず、中空
部6の形状を半円状の中空部6aとし、且つ、取付脚
4、4と別体に正面視L形の取付補助枠22を立上り部
2の側部に設け、ビス23止めすることで、意匠性の向
上と一層の安定した固定状態の保持を図るものである。
【0019】(実施例5)実施例5は、図7に示すよう
に、実施例4と比べて、半円状の中空部6aを笠木9側
に配置したものである。このように、中空部6の形状を
種々変えることができると共に、1つの手摺1において
種々の組み合せが可能となり、一層趣向に富んだ手摺と
することができる。なお、中空部6の形及びその組み合
わせは消費者の注文にあわせて選択すればよい。
【0020】(実施例6)実施例6は、図8に示すよう
に、立上り部2に芯材24を設けた場合のブラケット3
の取付手段を例示しており、芯材24に係止突起25を
有する係止枠26を係止枠取付ビス27により取り付
け、一方、取付脚4、4側にもその両内面に係止爪2
8、28を設け、上記係止枠26の係止突起25、25
に上記係止爪28、28を係合させてブラケット3を立
設するもので、上記構成以外は穴埋モルタル19の配置
等、実施例1と同様である。この実施例5によれば、ブ
ラケット3の取付状態が一層強固なものになる。
【0021】(その他の実施例)上記各実施例は建物躯
体の立上り部2に取り付ける手摺1の場合を示したが、
塀や道路の仕切体等の柵状体に用いてもよい。また、上
記各実施例は立上り部2に直接笠木9をブラケット3に
より取り付ける例を示したが、立上り部2に支柱(図示
せず)を取り付けると共に、支柱間に桟(図示せず)を
配置し、該支柱頂部に本発明のブラケット3を取り付け
てもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記構成により下記の効果を
奏する。 1.請求項1記載の発明によれば、笠木支持ブラケット
の垂直板の一部に面外方向に中空部を形成したことによ
り、視覚性の優れた柵状体が得られるとともに、中空部
の形状を選択、組み合せることにより変化に富み意匠性
に優れた柵状体が得られる。また、躯体の立上り部に対
して笠木支持ブラケットの取付状態が確実であり、且
つ、笠木支持ブラケットに対して笠木の支持が確実であ
るから、全体として取付状態の強固な笠木付き柵状体が
得られる。
【0023】2.請求項2記載の発明によれば、上記効
果に加えて、抜止め手段として取付脚に開孔を形成した
ことで、何等付加的構成を施すことなく確実な抜け止め
効果が期待できる。 3.請求項3記載の発明によれば、上記請求項1又は2
記載の効果に加えて、カバー枠を付設することで、躯体
形状の精度が悪く、立上り部の高さが一定しない場合で
あっても、カバー枠によりその誤差を吸収させることが
できる。
【0024】4.請求項4記載の発明によれば、請求項
1〜3記載のいずれか1つの笠木支持ブラケットを具備
させたことで、それぞれの上記のいずれかの効果を期待
できると共に、全体として見通しが良く、意匠性及び施
工作業性のよい柵状体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を適用した状態を示す正面図
(A)及び縦断面図(B)。
【図2】同実施例1の分解斜視図。
【図3】同実施例1を適用した柵状体の側面図。
【図4】同実施例1を適用した柵状体の縦断面図。
【図5】同実施例3の分解斜視図。
【図6】同実施例4を適用した柵状体の縦断面図。
【図7】同実施例5を適用した柵状体の概略縦断面図。
【図8】同実施例6を適用した柵状体の概略縦断面図。
【符号の説明】
1・・・手摺 2・・・立上り部 3・・・笠木支持ブラケット(ブラケット) 4・・・取付脚 5・・・垂直板 6・・・中空部 6a・・・(半円状の)中空部 7・・・上部板 8・・・カバー枠 9・・・笠木 10・・取付ビス 11・・埋込み穴 12・・湾曲板 13・・底板 14・・下部板 15・・取付孔 17・・水平板部 18・・係合突片 19・・穴埋モルタル 20・・(逆U形の)取付補助枠 21・・ビス 22・・(L形の)取付補助枠 23・・ビス 24・・芯材 25・・係止突起 26・・係止枠 27・・係止枠取付ビス 28・・係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−61032(JP,U) 実開 平2−137425(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 11/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体の立上り部上部に設けて笠木を支持
    する笠木支持ブラケットであって、立上り部に取り付け
    られた状態において、笠木取付用の取付孔が穿設された
    上部板と、立上り部に埋め込むために形成され且つ抜止
    め手段が施こされた取付脚と、上部板と取付脚とを連結
    する垂直板として形成され且つ立上り部の長さ方向とは
    直角に開口して三角、半円、四角等の形状のうちいずれ
    か1つが選択された形状を有する中空部とから形成され
    たことを特徴とする笠木支持ブラケット。
  2. 【請求項2】 抜止め手段として、取付脚に開孔を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の笠木支持ブラケッ
    ト。
  3. 【請求項3】 取付脚を立上り部に取り付けるに当た
    り、取付脚の外周部にカバー枠を配置させることを特徴
    とする請求項1又は2記載の笠木支持ブラケット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載のいずれか1つの笠木
    支持ブラケットを具備する柵状体。
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