JP2932983B2 - ページャ用振動発生装置 - Google Patents

ページャ用振動発生装置

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JP2932983B2
JP2932983B2 JP28674295A JP28674295A JP2932983B2 JP 2932983 B2 JP2932983 B2 JP 2932983B2 JP 28674295 A JP28674295 A JP 28674295A JP 28674295 A JP28674295 A JP 28674295A JP 2932983 B2 JP2932983 B2 JP 2932983B2
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則子 押野
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はページャ用振動発生
装置に関し、特にページャの薄型化に好適なページャ用
振動発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のページャ用振動発生装置
は、例えば特開平4-3630号公報に示されるように、益々
小型軽量化が望まれているページャにおいて、コアレス
振動モータ以上に、厚み、重量、構成、組立及びコスト
の点で優れ、しかも長寿命な装置を得ることを目的とし
て、長板状固定板と、該長板状固定板と空隙を介して振
動板を互いの一端同士を連結して対向配設し、上記長板
状固定板と振動板の互いに対向する部分の一方に振動用
電磁力発生用電機子を固定し、他方にN極もしくはS極
の単一磁極からなる永久磁石を固定し、該永久磁石を該
振動用電磁力発生用電機子への断続的な通電オン・オフ
切換手段を設けて成ることを特徴とするページャ用振動
発生装置が提案されている。
【0003】図6に、上記公報に提案される従来のペー
ジャ用振動発生装置の構成を示す。
【0004】図6を参照して、長板状固定板11と、振
動板12を空隙を介して互いの一端同士を連結して対向
配設する。長板状固定板11と振動板12の互いに対向
する部分の一方に振動用電磁力発生用電機子13を固定
し、他方にN極若しくはS極の単一磁極からなる永久磁
石14を固定する。振動用電磁力発生用電機子13へ断
続的に通電をオン、オフすることにより、永久磁石14
と振動用電磁力発生用電機子13が接着、接着解除を繰
り返し、これにより振動板12が振動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のページャ用振動発生装置においては下記記載の問題
点を有する。
【0006】その第1の問題点は、上記従来の技術で
は、接続用のコネクタ等が必要であり、その部品の実装
にも工数がかかる点である。
【0007】その理由は、振動発生装置とその駆動回路
とが個別に製造されるためである。
【0008】第2の問題点は、上記従来の技術では、筐
体への組み込み作業工程において工数を要し、また故障
等も発生し易いことがあげられる。
【0009】その理由は、固定板、振動板、連結部材、
駆動コイル等の多数の部材から構成された構造のためで
ある。
【0010】従って、本発明は、上記従来技術の問題点
を解消し、小型、軽量化を図り、及び回路構成と装置構
成を簡易化し、生産性の向上を達成しながら、上記従来
の技術以上に厚み、重量、構成、組立及びコストの点で
優れたページャ用振動発生装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、駆動コイルを設置した振動部と、前記駆
動コイルに所定の間隙を有して対向配設された固定部
と、前記固定部上に設置された永久磁石と、前記駆動コ
イルを駆動させる電源をとる端子と、からなるページャ
用振動発生装置において、前記固定部に支持部を介して
接続された前記振動部に前記駆動コイルを作成し、前記
振動部、前記固定部、及び前記駆動コイルを一体化し、
前記支持部は、前記振動部の基材の一部を細らせて形成
され、その幅が、基材の弾性率と磁界から加わる力より
算出されてなる所定の値とされてなる、ことを特徴とす
るページャ用振動発生装置を提供する。
【0012】本発明は、好ましくは、所定の駆動制御用
回路が形成される基板と、コイルが形成され、所定幅の
支持部を介して該基板に接続される振動部と、前記振動
部に対向して所定の間隙を介して配設される磁場発生手
段と、を備え、前記基板は前記振動部の長手方向両側に
スリットを備え、前記振動部の前記コイルが前記基板上
に形成された前記制御用回路により通電が制御されて、
前記振動部の振動が駆動制御されてなることを特徴とす
るページャ用振動発生装置を提供する。
【0013】本発明においては、前記基板が、弾性金属
部材をコア基材とし、前記支持部の樹脂層を座ぐりして
前記コア基材を露出させて構成してもよい。
【0014】本発明においては、前記基板と前記振動部
とは可撓性(フレキシブル)基材を介して互いに接続さ
れるように構成してもよい。
【0015】
【作用】上記構成のもと、本発明によれば、固定板、振
動板、連結部材、駆動コイル等を一体化し、かつ駆動回
路から直接配線パターンを引き、駆動コイルを作成して
いるため、接続コネクタ等が不要なことから、それらの
部品の実装が不要となり工数が減る。また、駆動コイル
やコネクタ等の厚みがなくなるため、薄型化が可能であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に説明する。
【0017】
【実施形態1】図1は、本発明の第1の実施の形態の構
成を示す図である。
【0018】図1を参照して、マイコン(マイクロプロ
セッサ)やデコーダ部等の所定の回路部品を搭載するプ
リント基板1の一端から2つの切欠き部(ノッチ又はス
リット)が設けられており、支持部2にてプリント基板
1に接続されてなる振動部3が作成されている。図1に
示すように、振動部3は、支持部2の領域において幅が
縮少され、以下に説明する所定の幅に設定されている。
【0019】支持部2の幅b[cm]は、振動部3の長さ
をl[cm]、プリント基板1の厚さをd[cm]、振動部
3の最大振幅をx[cm]、磁界から加わる力をF[N]
とすると、好ましくは次式(1)で表される。
【0020】 b=(4×F×l3)/(1900×103×x×d3) [cm] …(1)
【0021】但し、1900×103は、基板(FR−4;A
NSIのグレード名:ガラス基材エポキシ樹脂銅張積層
板)の弾性率[N/cm2]を示す。
【0022】例えば、x=1[cm]、d=0.12[cm]、
l=5[cm]であった場合、支持部2は磁界からF=10
[N]の力が加わる場合は、好ましくは1.5cmの幅とする
ことにより、適切な振動が得られる振動部3を構成でき
る。
【0023】振動部3の板端には、うずまき状に回路を
形成し、プリントコイル4を作成する。
【0024】プリントコイル4の上方には、連結部材5
で所定の間隙を設けて連結板6を設置する。そして、連
結板6上にプリントコイル4を対向させて永久磁石7を
設置する。
【0025】プリントコイル4に電流i[A]を流す
と、これにより、H=n0i[A/m]の強さの磁界が発
生する(但し、n0はプリントコイルの巻数)。
【0026】この発生した磁界Hと永久磁石7の磁界と
の相互作用により、力Fが振動部3のプリントコイル4
付近に加わる。
【0027】この力により、上式(1)により、算出され
る幅をもつ支持部2を支点として、振動部3が永久磁石
7に吸引(又は反発)される。
【0028】そして、プリントコイル4に接続された通
電ON/OFF切換回路10に所定の電圧信号を加えることに
より、電流がオン/オフされ、それにより振動部3が振
動を繰り返し、筐体に振動を与える。
【0029】
【実施形態2】図2は、本発明の第2の実施の形態の構
成を示す図である。図3は、図2のA−A′線に沿った
断面を示す図である。
【0030】図2を参照して、プリントコイル4が形成
されてなる振動部(振動音叉)3はプリント基板1とフ
レキシブル基材部8を介して接続され、通電ON/OFF切
換回路10に電気的に接続されている。プリント基板1
上には連結部材5を介して所定の空隙を設けて連結板6
が配設され、連結板6には永久磁石7が設けられてい
る。
【0031】図2を参照して、基材としてリジット−フ
レキシブル多層基板を用い、プリント基板1と振動部3
とをフレキシブル基材部8で接続する。なお、図3を参
照して、例えばパターン26はプリントコイル4の配線
パターン層とされると共にプリント基板1上に形成され
る例えば通電オン/オン(ON/OFF)切換回路10の配線
パターンにも対応している。
【0032】フレキシブル基材部8はポリイミド材等で
製造されているため、柔軟性に富み、折り曲げに強い性
質を有している。このため、振動部3が、支持部2を支
点に振動しても断線することがない。
【0033】
【実施形態3】図4は、本発明の第3の実施の形態の構
成を示す図である。図5は、図4のB−B′線に沿った
断面を示す図である。以下では、本実施形態と図1に示
した前記第1の実施形態との相違点を説明する。
【0034】図4及び図5を参照して、本実施形態にお
いては、プリント基板1に弾性(バネ性)金属をコア基
材9とした基板を用い、支持部2の樹脂層42′を座ぐ
り加工してコア基材9を露出させて、振動部3をより振
動し易くしている。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振動部、固定部、駆動回路部を一体化して構成したこと
により、実装や組立の工数が削減でき、故障が減少する
ことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を示す図であ
る。
【図3】図2のA−A′線に沿ったフレキシブル基材部
の断面を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の構成を示す図であ
る。
【図5】図4のB−B′線に沿ったコア基材部の断面を
示す図である。
【図6】従来例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 支持部 3 振動部 4 プリントコイル 5 連結部材 6 連結板 7 永久磁石 8 フレキシブル基材部 9 コア基材 11 長板状固定板 12 振動板 13 振動用電磁力発生用電機子 14 永久磁石 15 連結部材 16 連結板 17 端子

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動コイルを設置した振動部と、 前記駆動コイルに所定の間隙を有して対向配設された固
    定部と、 前記固定部上に設置された永久磁石と、 前記駆動コイルを駆動させる電源をとる端子と、からな
    るページャ用振動発生装置において、 前記固定部に支持部を介して接続された前記振動部に前
    記駆動コイルを作成し、 前記振動部、前記固定部、及び前記駆動コイルを一体化
    し、 前記支持部は、前記振動部の基材の一部を細らせて形成
    され、その幅が、基材の弾性率と磁界から加わる力より
    算出されてなる所定の値とされてなる、ことを特徴とす
    るページャ用振動発生装置。
  2. 【請求項2】所定の駆動制御用回路が形成される基板
    と、 コイルが形成され、所定幅の支持部を介して該基板に接
    続される振動部と、 前記振動部に対向して所定の間隙を介して配設される磁
    場発生手段と、 を備え、 前記基板は前記振動部の長手方向両側にスリットを備
    え、 前記振動部の前記コイルが前記基板上に形成された前記
    制御用回路により通電が制御されて、前記振動部の振動
    が駆動制御されてなることを特徴とするページャ用振動
    発生装置。
  3. 【請求項3】前記振動部が前記支持部領域において幅が
    縮少されてなることを特徴とする請求項2記載のページ
    ャ用振動発生装置。
  4. 【請求項4】前記支持部の幅が前記振動部の基材の弾性
    率と磁界から加わる力より算出された値で規定されるこ
    とを特徴とする請求項2記載のページャ用振動発生装
    置。
  5. 【請求項5】前記基板が、弾性金属部材をコア基材と
    し、前記支持部の樹脂層を座ぐりして前記コア基材を露
    出させてなることを特徴とする請求項1又は2記載のペ
    ージャ用振動発生装置。
  6. 【請求項6】前記振動部の前記コイルが、前記制御用回
    路から配線パターンが引かれて形成されていることを特
    徴とする請求項2記載のページャ用振動発生装置。
  7. 【請求項7】前記基板及び前記振動部が一体に形成され
    てなることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか一
    に記載のページャ用振動発生装置。
  8. 【請求項8】所定の駆動制御用回路が形成される基板
    と、 コイルが形成され、所定幅の支持部を備えた振動部と、 前記振動部に対向して所定の間隙を介して配設される磁
    場発生手段と、 を備え、 前記基板と前記振動部とは前記基板の一部をなす可撓性
    基材を介して互いに接続され、前記振動部の前記コイル
    が前記制御用回路により通電が制御されて、前記振動部
    の振動が駆動制御されてなることを特徴とするページャ
    用振動発生装置。
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