JP5304791B2 - 振動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、振動装置に関し、特に、圧電振動子が貼り付けられた弾性板を備えた振動装置に関する。
振動によって着信を報知する目的等に用いられる振動装置として、種々の振動装置が提案されている。例えば下記の特許文献1には、このような振動装置の一例が開示されている。図23は、特許文献1に開示されている振動装置の平面図である。図23に示すように、特許文献1に開示されている振動装置100では、弾性板103にセラミック振動子105が貼り付けられている。また、弾性板103の先端部には、重り104が取り付けられている。図24に示すように、振動装置100は、ケース101に取り付けられる支持部材102を備えている。この支持部材102には、弾性板103の基端部が取り付けられている。
また、下記の特許文献2には、図25に示す振動装置が開示されている。図25に示すように、下記の特許文献2に開示されている振動装置110は、ハウジング111を備えている。ハウジング111内には、少なくとも一端がハウジング111によって支持されたシム材112が配置されている。シム材112の少なくとも一方の面には、圧電素子113が設けられている。
特開平10−192782号公報 特開平11−65569号公報
特許文献1や特許文献2に開示されている振動装置100,110では、モータを必要としないため、低消費電力化及び小型・軽量化を図ることができる。しかしながら、振動装置100,110では、支持部材やハウジングが必要となるため、部品点数が多くなるという問題があった。また、振動装置100,110の振動は、支持部材やケーシングを介して伝達されるため、支持部材やケーシングにおいて振動の機械的損失が生じ、振動の伝達効率が低かった。
本発明の目的は、部品点数が少なく、かつ振動の伝達効率が高い振動装置を提供することにある。
本発明に係る振動装置は、被固定部材に固定される振動装置に関する。本発明に係る振動装置は、一枚の弾性板と、圧電振動板とを備えている。弾性板は、板状の固定部と、板状の振動部と、接続部とを有している。固定部は、被固定部材に固定される。振動部は、固定部の被固定部材に対する固定面に対して略平行に間隔をおいて配置されている。接続部は、固定部の面方向における一方側の端部と、振動部の面方向における一方側の端部とを接続している。圧電振動板は、振動部の固定部側の表面に設けられている。振動部の固定部側の表面の法線方向において、圧電振動板の少なくとも一部は、固定部と重なっていない。
本発明のある特定の局面では、接続部の断面形状は、略U字状である。これによれば、振動部をより大きく振動させることができる。
本発明の他の特定の局面では、固定部の面方向における一方側の端部と他方側の端部との間の長さは、振動部の面方向における一方側の端部と他方側の端部との間の長さよりも短い。これによれば、固定部の面方向における一方側の端部と他方側の端部との間の長さが振動部の面方向における一方側の端部と他方側の端部との間の長さと同じか、またはそれよりも長い場合と比較して、振動部の最大振幅角を大きくすることができる。従って、より大きな振動を発生させることができる。
本発明の別の特定の局面では、固定部には、面方向における他方側の端部から一方側の端部側に向かって延びる切欠き部が形成されている。
本発明のさらに他の特定の局面では、圧電振動板は、一対の電極と、一対の電極により狭持された圧電体とを有し、振動部の固定部側の表面の法線方向において、圧電振動板と重なる一方、固定部とは重ならないように被固定部材上に配置されており、各電極に電気的に接続された圧電振動板の駆動回路をさらに備えている。これによれば、振動装置の実装面積を小さくすることができる。
本発明のさらに別の特定の局面では、弾性板は、絶縁性材料からなり、固定部の被固定部材側の表面及び側面に形成された金属膜をさらに備えている。この場合には、半田などにより固定部を被固定部材に接合した場合、固定部の被固定部側の表面のみならず側面にも半田が付着する。このため、振動装置を被固定部材に対して強固に固定することができる。
本発明に係る振動装置では、被固定部材に固定される固定部と、振動部と、接続部とを有する一枚の弾性板の振動部に圧電振動板が設けられているため、部品点数を少なくすると共に、振動の伝達効率を高めることができる。また、振動部の固定部側の表面の法線方向において、圧電振動板の少なくとも一部が固定部と重なっていないため、圧電振動板の取り付けが容易である。従って、高い生産性を実現することができる。
図1は、第1の実施形態の振動装置の上面側から視た略図的斜視図である。 図2は、第1の実施形態の振動装置の略図的平面図である。 図3は、図2中の切り出し線III−IIIに沿う振動装置の略図的断面図である。 図4は、図2中の切り出し線IV−IVに沿う振動装置の略図的断面図である。 図5は、第1の実施形態の振動装置の背面側から視た略図的斜視図である。 図6は、第2の圧電振動板の貼り付け工程を説明するための振動装置の模式図である。 図7は、第2の実施形態に係る振動装置の略図的斜視図である。 図8は、第2の実施形態に係る振動装置の模式的側面図である。 図9は、比較例に係る振動装置の模式的側面図である。 図10は、第1の変形例における振動装置の背面図である。 図11は、第2の変形例における振動装置の背面図である。 図12は、第3の変形例における振動装置の背面図である。 図13は、第4の変形例における振動装置の背面図である。 図14は、第3の実施形態の振動装置の略図的断面図である。 図15は、図14中の切り出し線XV−XVに沿う振動装置の略図的断面図である。 図16は、第4の実施形態の振動装置の略図的断面図である。 図17は、図16中の切り出し線XVII−XVIIに沿う振動装置の略図的断面図である。 図18は、図17におけるXVIII部分を拡大した側面図である。 図19は、図18中の切り出し線XIX−XIXに沿う振動装置の略図的断面図である。 図20は、第5の変形例の振動装置の略図的断面図である。 図21は、固定部の一部を拡大した略図的側面図である。 図22は、図21中の切り出し線XXII−XXIIに沿う振動装置の略図的断面図である。 図23は、特許文献1に開示されている振動装置の平面図である。 図24は、ケースに取り付けられた状態の特許文献1に開示されている振動装置の側面図である。 図25は、特許文献2に開示されている振動装置の側面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の振動装置1の略図的斜視図である。図2は、振動装置1の略図的平面図である。図3は、図2中の切り出し線III−IIIに沿う振動装置1の略図的断面図である。図4は、図2中の切り出し線IV−IVに沿う振動装置1の略図的断面図である。
図3に示すように、振動装置1は、被固定部材10に固定され、被固定部材10に振動を伝達するための装置である。被固定部材10は、特に限定されない。被固定部材10は、例えば、携帯電話のケーシングなどであってもよい。すなわち、振動装置1は、例えば、携帯電話のバイブレータとして用いられる。
図1に示すように、振動装置1は、弾性板11と、第1の圧電振動板12と、第2の圧電振動板13とを備えている。弾性板11は、一体に形成された板状の固定部14、板状の振動部15及び接続部16とを備えている。図3に示すように、接続部16は、固定部14の面方向における一方側の端部14aと、振動部15の面方向における一方側の端部15cとを接続している。接続部16の形状は特に限定されないが、接続部16の側面視形状は、振動部15を大きく振動させる観点から、中心角が約180°の略円弧状、すなわち略U字状であることが好ましい。
弾性板11は、弾性を有するものである限りにおいて、特に限定されない。弾性板11の材質としては、プラスチックや金属などが挙げられる。中でも、弾性板11の材質としては、ステンレスなどの金属が好ましい。弾性板11を金属製とすることにより、弾性板11における振動の機械的損失をより小さくすることができる。
なお、弾性板11の厚みは、振動装置1に求められる特性や弾性板11の材質等に応じて適宜設定することができる。一般的に、弾性板11の厚みは、第1及び第2の圧電振動板12,13が駆動されることにより振動が効率よく伝達するように設計されていることが好ましい。
弾性板11の作製方法も特に限定されないが、弾性板11が金属板からなる場合は、金属平板を曲げ加工することにより弾性板11を作製することができる。
図3に示すように、固定部14は、被固定部材10に対して固定される。固定部14の固定方法は、特に限定されない。例えば、半田、接着剤や粘着剤、アクリル系粘着テープ等の粘着テープなどを用いて、固定部14を被固定部材10に対して貼付してもよい。また、ビスやリベットなどを用いて固定部14を被固定部材10に対して固定してもよい。
振動部15は、固定部14の被固定部材10に対する固定面14bに対して略平行に配置されている。振動部15は、固定部14に対して間隔をおいて配置されている。振動部15の第1の主面15aには、第1の圧電振動板12が貼付されている。振動部15の第2の主面15bには、第2の圧電振動板13が貼付されている。本実施形態では、これら振動部15並びに第1及び第2の圧電振動板12,13によってバイモルフ型の振動子が構成されている。
第1及び第2の圧電振動板12,13のそれぞれは、図3に示すように、正弦波の交流電圧が印加される一対の電極19a、19bと、圧電体18とにより構成されている。圧電体18は、一対の電極19a、19bによって挟持されている。
第1及び第2の圧電振動板12,13の貼付方法は特に限定されない。第1及び第2の圧電振動板12,13は、例えば、エポキシ系接着剤などの接着剤によって貼付される。
なお、振動部15と固定部14とのそれぞれの形状寸法は特に限定されない。振動部15と固定部14とのそれぞれは、例えば、矩形であってもよいし、円形または楕円形であってもよい。振動部15と固定部14とは相互に同じ形状を有していてもよいし、異なる形状を有していてもよい。
振動部15と固定部14とのそれぞれの大きさは、振動装置1に求められる特性などに応じて適宜設定される。振動部15と固定部14とは相互に同じ大きさであってもよいし、異なる大きさであってもよい。具体的には、振動部15と固定部14とのそれぞれを、例えば、幅:8mm、長さ:20mm、厚さ:0.2mmの矩形状としてもよい。この場合、第1及び第2の圧電振動板12,13は、例えば、幅:8mm、長さ:16mm、厚さ:0.1mmの矩形状とすることができる。
図3及び図5に示すように、本実施形態では、固定部14の接続部16側に位置する、面方向における一方側の端部14aと他方側の端部14cとの間の長さは、振動部15の接続部16側に位置する、面方向における一方側の端部15cと他方側の端部15dとの間の長さと略同一とされている。そして、図5に示すように、固定部14には、端部14cから端部14a側に向かって延びる略矩形状の切欠き部17が形成されている。このため、図4及び図5に示すように、振動部15の固定部14側に位置する第2の主面15bの法線方向Nにおいて、第2の圧電振動板13の少なくとも一部は固定部14と重なっていない。すなわち、法線方向Nから視た際に、第2の圧電振動板13の少なくとも一部は、固定部14から露出している。
尚、切欠き部17の大きさは特に限定されないが、例えば、固定部14を、幅:8mm、長さ:20mm、厚さ:0.2mmの矩形状とした場合、幅4mm、長さ15mm程度とすることができる。
以上説明したように、本実施形態では、第1及び第2の圧電振動板12,13が設けられた弾性板11が被固定部材10に対して直接固定される。振動装置1では、図23に示す振動装置100や図25に示す振動装置110とは異なり、弾性板11を収納または支持するためのケーシングや支持部材を要さない。また、振動装置100のように、重りを必須としない。従って、振動装置1の部品点数を少なくすることができる。
また、本実施形態では、弾性板11が被固定部材10に直接取り付けられるため、ケーシングや支持部材などを設けた場合と比べて、振動の機械的損失を抑制することができる。従って、被固定部材10を高効率に振動させることができる。
ところで、例えば、図24に示すように、振動方向が固定部材の固定面に対して平行である場合は、固定部材を効率よく振動させることができない。固定部材は、固定面に対して平行な方向に振動しにくいからである。それに対して、本実施形態では、図3に示すように、振動部15が固定部14の固定面14bに対して略平行に配置されている。このため、振動部15は、被固定面10aに対して略平行に位置する。よって、振動部15の振動方向R1が、被固定部材10が最も振動しやすい被固定面10aに対して垂直な方向と一致する。従って、被固定部材10を高効率に振動させることができる。
本実施形態では、側面視形状が略円弧状である接続部16によって固定部14と振動部15とが接続されている。このため、振動部15が最も振動しやすい方向と、振動部15の振動方向R1が一致する。従って、振動部15が振動しやすいため、大きな振動を被固定部材10に対して付与することができる。
ところで、図23及び図24に示す振動装置100では、図24に示すように、弾性板103が被固定面に対して垂直に位置している。このため、弾性板103の幅を広くすると、被固定面の法線方向における振動装置100の高さH1が大きくなる。
それに対して本実施形態では、図3に示すように、振動部15が被固定面10aに対して略平行に配置される。このため、振動部15の幅を広くした場合であっても、被固定面10aの法線方向における振動装置1の高さH2が大きくならない。よって、被固定面10aの法線方向における振動装置1の高さH2を大きくすることなく、振動部15の幅を大きくすることができる。従って、被固定面10aの法線方向における振動装置1の高さH2を大きくすることなく、振動装置1において発生する加振力を大きくすることができる。
また、本実施形態では、振動部15のみならず、接続部16も振動に寄与する。このため、例えば、板状の弾性板を別の支持部材を用いて被固定部材10に固定する場合と比較して、弾性板11の振動する部分の長さである有効長を長くすることができる。従って、振動装置1によれば、より大きな加振力が得られる。逆に言えば、振動部15の長さを短くした場合であっても比較的高い加振力が得られる。従って、振動装置1を小型化することができる。
このように、本実施形態の振動装置1は、部品点数が少なく、高い効率で振動を発生させることができ、さらに小型化できるという利点を有するものであるが、固定部14と振動部15との間の隙間が狭いため、第2の主面15bに第2の圧電振動板13をどのように貼付するかが問題となる。
例えば、固定部14に切欠き部17を形成せず、法線方向Nにおいて、第2の圧電振動板13の全体が固定部14と重なるようにすることも考えられる。すなわち、法線方向Nから視た際に、固定部14によって振動部15の全体が覆われるようにすることも考えられる。この構成によれば、固定部14の固定面14bの面積を大きくすることができる。しかしながら、この場合は、固定部14と振動部15との間の隙間への第2の圧電振動板13の挿入、及び第2の主面15bへの第2の圧電振動板13の貼付が困難となる。
それに対して本実施形態では、固定部14に切欠き部17が形成されており、法線方向Nにおいて、第2の圧電振動板13の少なくとも一部が固定部14と重ならない。このため、図6に示すように、マウントノズル50を切欠き部17に挿入することにより、マウントノズル50に固定された第2の圧電振動板13を第2の主面15bの下方に配置することができる。従って、マウントノズル50を用いて第2の圧電振動板13を容易に貼付することができる。その結果、振動装置1の生産性を高めることができ、振動装置1の製造コスト削減を図ることができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態のさらなる例について、図7〜図22を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材については、共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、固定部14に切欠き部17を形成することによって、法線方向Nにおいて、第2の圧電振動板13に固定部14と重ならない部分を形成する例について説明した。但し、本発明はこの構成に限定されない。
例えば、図7に示すように、固定部14の接続部16側に位置する、面方向における一方側の端部と他方側の端部14cとの間の長さL1を、振動部15の接続部16側に位置する、面方向における一方側の端部と他方側の端部15dとの間の長さL2よりも短くすることにより、法線方向Nにおいて、第2の圧電振動板13に固定部14と重ならない部分を形成してもよい。この場合であっても、マウントノズル50を振動部15の法線方向Nに位置させることができる。よって、マウントノズル50に固定された第2の圧電振動板13を第2の主面15bの下方に配置することができる。従って、マウントノズル50を用いて第2の圧電振動板13を容易に貼付することができる。その結果、振動装置1aの生産性を高めることができ、振動装置1aの製造コスト削減を図ることができる。
また、固定部14の長さL1を振動部15の長さL2よりも短くすることにより、振動部15を大きく振動させることが可能となる。例えば、図9に示すように、固定部214の長さと振動部215の長さとが等しい場合であれば、振動部15が大きく振動すると、第2の圧電振動板13に接触することとなる。よって、最大振幅角θ2を大きくするためには、振動部15と固定部14との間の距離を大きくする必要がある。従って、振動装置の小型化と、大きな最大振幅角θ2との両立を図ることが困難である。
それに対して、固定部14の長さL1が振動部15の長さL2よりも短い本実施形態では、図8に示すように、振動する振動部15と固定部14との接触が抑制される。従って、本実施形態のように、固定部14の長さL1を振動部15の長さL2よりも短くすることにより、振動部15と固定部14との間の距離を大きくすることなく、最大振幅角θ1を大きくすることができる。よって、振動装置1aの小型化と、大きな最大振幅角θ1との両立を図ることができる。
(第1〜第4の変形例)
上記第1の実施形態では、図5に示すように、矩形状の切欠き部17を形成する例について説明した。但し、本発明において、切欠き部17の形状は、図6に示すマウントノズル50が挿入可能な形状である限りにおいて特に限定されない。
例えば、図10に示すように、端部14dから接続部16側に向かって延びる半長円状の切欠き部17aを固定部14に形成してもよい。
図11に示すように、接続部16側に向かって延びる半楕円状の切欠き部17bを形成してもよい。その場合において、切欠き部17bは、幅方向の端部14e、14fに至っていてもよい。これによれば、固定部14の長さを振動部15の長さよりも短くできるため、第2の実施形態の振動装置と同様に、最大振幅角を大きくすることができる。
図12に示すように、幅方向の一方側の端部14eから他方側の端部14f側に延びる切欠き部17cを固定部14に形成してもよい。その場合においても切欠き部17cの形状は特に限定されず、切欠き部17cの形状は、例えば、頂部がR面取り状の矩形、矩形、半円、半長円、半楕円等であってもよい。
図13に示すように、固定部14の幅方向の端部14e、14fのそれぞれに端部14dに至る切欠き部17d1,17d2を形成してもよい。この場合においても切欠き部17d1,17d2の形状は特に限定されず、切欠き部17d1,17d2の形状は、例えば、頂部がR面取り状の矩形、矩形、半円、半長円、半楕円等であってもよい。
(第3の実施形態)
図14は、第3の実施形態の振動装置1cの略図的断面図である。図15は、図14におけるXV−XV矢視図である。図15に示すように、本実施形態では、固定部14は、固定面14bに貼付されたフレキシブルプリント基板51を介して被固定部材10の被固定面10aに固定されている。図15に示すように、フレキシブルプリント基板51には、電極19a、19bに電気的に接続された第1及び第2の圧電振動板12,13の駆動回路52が設けられている。駆動回路52は、切欠き部17内に位置している。駆動回路52は、法線方向Nにおいて、第2の圧電振動板13と重なる一方、固定部14とは重ならないように、被固定部材10の上に配置されている。
このように、駆動回路52を法線方向Nにおいて、第2の圧電振動板13と重なる一方、固定部14とは重ならないように配置することにより、駆動回路52を法線方向Nにおいて第2の圧電振動板13と重ならない位置に配置する場合と比較して、法線方向Nから視た際の振動装置1cの実装面積を小さくすることができる。
尚、駆動回路52は、例えば、第1及び第2の圧電振動板12,13の自動励振回路であってもよいし、オン・オフ用の電源回路などであってもよい。
(第4の実施形態)
図16は、第4の実施形態の振動装置1dの側面図である。図17は、図16におけるXVII−XVII矢視図である。図18は、図17におけるXVIII部分を拡大した側面図である。図19は、図18におけるXIX−XIX矢視図である。本実施形態の振動装置1dでは、弾性板11が絶縁材料により形成されている。そして、図16に示すように、固定部14の表面には、金属膜60が形成されている。この金属膜60は、固定部14の固定面14b及び側面14gを覆うように形成されている。本実施形態では、金属膜60と被固定部材10とが半田61により固定されている。
このように、金属膜60を固定面14bのみならず、側面14gにも金属膜60を形成することにより、側面14gの上に形成された金属膜60にも半田61が付着する。よって、半田61による接着面積を大きくすることができる。その結果、振動装置1を被固定部材10に対して強固に固定することができる。
尚、金属膜60は、電極としての機能を有するものであってもよい。例えば、金属膜60は、電極19a、19bに接続された引き出し電極であってもよい。
(第5の変形例)
上記第4の実施形態では、固定部14の固定面14b及び側面14gに金属膜60が設けられている例について説明した。但し、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図20〜図22に示すように、フレキシブルプリント基板51を介して固定部14を被固定部材10に固定し、フレキシブルプリント基板51の底面及び側面に金属膜60を形成してもよい。その場合であっても上記第4の実施形態と同様に、振動装置1を被固定部材10に対して強固に固定することができる。
(その他の変形例)
上記実施形態では、振動部15の第1及び第2の主面15a、15bの両方に圧電振動板12,13が設けられている例について説明したが、圧電振動板は、第2の主面15bにのみ設けられていてもよい。すなわち、本発明の振動装置はユニモルフ型の振動装置であってもよい。
1…振動装置
10…被固定部材
10a…被固定面
11…弾性板
12…第1の圧電振動板
13…第2の圧電振動板
14…固定部
14a…固定部側に位置する面方向における一方側の端部
14b…固定面
14c…端部14aとは反対側に位置する面方向における他方側の端部
14e…幅方向の端部
14f…幅方向の端部
14g…側面
15…振動部
15a…第1の主面
15b…第2の主面
15c…固定部側に位置する面方向における一方側の端部
15d…端部15cとは反対側に位置する面方向における他方側の端部
16…接続部
17…切欠き部
18…圧電体
19a、19b…電極
50…マウントノズル
51…フレキシブルプリント基板
52…駆動回路
60…金属膜
61…半田

Claims (5)

  1. 被固定部材に固定される振動装置であって、
    前記被固定部材に固定される板状の固定部と、前記固定部の前記被固定部材に対する固定面に対して略平行に間隔をおいて配置された板状の振動部と、前記固定部の面方向における一方側の端部と、前記振動部の面方向における一方側の端部とを接続している接続部とを有する弾性板と、
    前記振動部の前記固定部側の表面に設けられた圧電振動板とを備え、
    前記振動部の前記固定部側の表面の法線方向において、前記圧電振動板の少なくとも一部が前記固定部と重なっておらず、
    前記固定部には、前記面方向における他方側の端部から一方側の端部側に向かって延びる切欠き部が形成されている、振動装置。
  2. 前記接続部の断面形状は、略U字状である、請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記固定部の面方向における一方側の端部と他方側の端部との間の長さは、前記振動部の面方向における一方側の端部と他方側の端部との間の長さよりも短い、請求項1または2に記載の振動装置。
  4. 前記圧電振動板は、一対の電極と、前記一対の電極の間に挟持された圧電体とを有しており、
    前記振動部の前記固定部側の表面の法線方向において、前記圧電振動板と重なる一方、前記固定部とは重ならないように前記被固定部材上に配置されており、前記各電極に電気的に接続された前記圧電振動板の駆動回路をさらに備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の振動装置。
  5. 前記弾性板は、絶縁性材料からなり、前記固定部の前記被固定部材側の表面及び側面に形成された金属膜をさらに備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の振動装置。
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