JP2522445Y2 - 自動二輪車のシートグリップバンドの取付装置 - Google Patents
自動二輪車のシートグリップバンドの取付装置Info
- Publication number
- JP2522445Y2 JP2522445Y2 JP1990040947U JP4094790U JP2522445Y2 JP 2522445 Y2 JP2522445 Y2 JP 2522445Y2 JP 1990040947 U JP1990040947 U JP 1990040947U JP 4094790 U JP4094790 U JP 4094790U JP 2522445 Y2 JP2522445 Y2 JP 2522445Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- grip band
- bracket
- bottom plate
- band
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Clamps And Clips (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は、自動二輪車のダブルシートに装着されるシ
ートグリップバンドの取付装置に関する。
ートグリップバンドの取付装置に関する。
（従来の技術） 一般に、運転者用のシートの後方に同乗者用のシート
を一体的に形成したダブルシートを有する自動二輪車に
おいては、そのダブルシートのほぼ中央部に同乗車用の
シートグリップバンドが装着されている。
を一体的に形成したダブルシートを有する自動二輪車に
おいては、そのダブルシートのほぼ中央部に同乗車用の
シートグリップバンドが装着されている。
すなわち、第３図は上記ダブルシートを有する自動二
輪車の外観を示す側面図であり、車体フレーム１の上方
前部に設けられた燃料タンク２の後方に、運転者用シー
ト3aおよび同乗者用シート3bからなるダブルシート３が
装着されており、そのダブルシート３のほぼ中央部には
シートグリップバンド４が取付けられている。
輪車の外観を示す側面図であり、車体フレーム１の上方
前部に設けられた燃料タンク２の後方に、運転者用シー
ト3aおよび同乗者用シート3bからなるダブルシート３が
装着されており、そのダブルシート３のほぼ中央部には
シートグリップバンド４が取付けられている。
第４図は従来の上記シートグリップバンド４の取付部
を示す縦断面図であり、シートボトム板５の下面に、シ
ートロックストライカー取付板６とバンドプレート７と
が共通のボルト８による共締めにより固着されている。
上記シートボトム板５の外面にはカバー9aを層着したシ
ート９が装着されており、そのカバー9aの下端部がシー
トボトム板５の下端縁に巻回され、シートボトム板５の
垂下部内面に添設され、さらにそのシートボトム板５の
垂下部内面に添設されたカバー9aの表面に前記バンドプ
レート７の下部が当接されている。一方、上記シート９
の外面にはシートを横断する方向に延びるシートグリッ
プバンド４が載置され、そのシートグリップバンド４の
端部が、その端部に取り付けられた保護板10、シートボ
トム板５およびバンドプレート７等を貫通するボルト11
によって上記バンドプレート７に連結固着されている。
を示す縦断面図であり、シートボトム板５の下面に、シ
ートロックストライカー取付板６とバンドプレート７と
が共通のボルト８による共締めにより固着されている。
上記シートボトム板５の外面にはカバー9aを層着したシ
ート９が装着されており、そのカバー9aの下端部がシー
トボトム板５の下端縁に巻回され、シートボトム板５の
垂下部内面に添設され、さらにそのシートボトム板５の
垂下部内面に添設されたカバー9aの表面に前記バンドプ
レート７の下部が当接されている。一方、上記シート９
の外面にはシートを横断する方向に延びるシートグリッ
プバンド４が載置され、そのシートグリップバンド４の
端部が、その端部に取り付けられた保護板10、シートボ
トム板５およびバンドプレート７等を貫通するボルト11
によって上記バンドプレート７に連結固着されている。
また、第５図に示すように、シートボトム板５とシー
トロックストライカー取付板６との間、および上記シー
トロックストライカー取付板６とバンドプレート７との
間にそれぞれ防振クッションゴム12,13を介装し、その
シートロックストライカー取付板６とバンドプレート７
とが共締めによってシートボトム板５に固着されてお
り、シートボトム板５の下端縁を巻回されたシートグリ
ップバンド４が、上記バンドプレート７の下部にリベッ
ト14によって固着されている。
トロックストライカー取付板６との間、および上記シー
トロックストライカー取付板６とバンドプレート７との
間にそれぞれ防振クッションゴム12,13を介装し、その
シートロックストライカー取付板６とバンドプレート７
とが共締めによってシートボトム板５に固着されてお
り、シートボトム板５の下端縁を巻回されたシートグリ
ップバンド４が、上記バンドプレート７の下部にリベッ
ト14によって固着されている。
（考案が解決しようとする課題） ところが、このようなものにおいては、シートボトム
板５に固着したバンドプレート７にシートグリップバン
ド４を直接或はシートボトム板５の側縁部を介在させる
ようにして取付けるようにしているため、シートグリッ
プバンド４に力をかけたときシートの垂下縁に力がかか
り、シートが撓んでしまいシートグリップバンドに張り
がなくなり、フィーリングが悪くなる等の不都合があ
り、しかも、シートグリップバンド４の取付用のバンド
プレートおよびリベット等を特に必要とし、部品点数が
多いとともに組付け時の工数が多く、組付時間がかかる
等の問題があった。
板５に固着したバンドプレート７にシートグリップバン
ド４を直接或はシートボトム板５の側縁部を介在させる
ようにして取付けるようにしているため、シートグリッ
プバンド４に力をかけたときシートの垂下縁に力がかか
り、シートが撓んでしまいシートグリップバンドに張り
がなくなり、フィーリングが悪くなる等の不都合があ
り、しかも、シートグリップバンド４の取付用のバンド
プレートおよびリベット等を特に必要とし、部品点数が
多いとともに組付け時の工数が多く、組付時間がかかる
等の問題があった。
本考案はこのような点に鑑み、シートグリップバンド
の張りがなくなることを防止し、しかもバンドプレート
を使用する必要がなくシートグリップバンドの組付工数
時間を削減し得るようにしたシートグリップバンドの取
付装置を得ることを目的とする。
の張りがなくなることを防止し、しかもバンドプレート
を使用する必要がなくシートグリップバンドの組付工数
時間を削減し得るようにしたシートグリップバンドの取
付装置を得ることを目的とする。
本考案は、自動二輪車のダブルシートに装着されるシ
ートグリップバンドの取付装置において、断面Ｌ字状の
シートブラケットの垂直辺部下端部をボルトによって車
体に固着するとともに、上記シートブラケットの垂直辺
部のシートボトム板の下端縁と略同じ高さ位置に、車体
内側から外側に向けて突出する切起し筒部を有する開口
を設け、シートグリップバンドの各端部をそれぞれ上記
開口に外側から挿通し、その各端部をシートブラケット
の上部水平辺部の内側に配設し、シートブラケットとと
もに共締によって上記シートブラケットの上部水平辺部
上に載置されたシートボトム板に固着したことを特徴と
する。
ートグリップバンドの取付装置において、断面Ｌ字状の
シートブラケットの垂直辺部下端部をボルトによって車
体に固着するとともに、上記シートブラケットの垂直辺
部のシートボトム板の下端縁と略同じ高さ位置に、車体
内側から外側に向けて突出する切起し筒部を有する開口
を設け、シートグリップバンドの各端部をそれぞれ上記
開口に外側から挿通し、その各端部をシートブラケット
の上部水平辺部の内側に配設し、シートブラケットとと
もに共締によって上記シートブラケットの上部水平辺部
上に載置されたシートボトム板に固着したことを特徴と
する。
（作用） 上述のようにシートグリップバンドをシートブラケッ
トの開口に挿通しシートブラケットとともにはシートボ
トム板に共締めするので、シートグリプバンドの緩みを
防止することができるとともにシートグリップバンド取
付用のみのボルトやバンドプレートが不要となり、組付
け工数時間の削減を図ることができる。
トの開口に挿通しシートブラケットとともにはシートボ
トム板に共締めするので、シートグリプバンドの緩みを
防止することができるとともにシートグリップバンド取
付用のみのボルトやバンドプレートが不要となり、組付
け工数時間の削減を図ることができる。
（実施例） 以下、第１図乃び第２図を参照して本考案の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
第１図において、シートボトム板５の外表面には、カ
バーを層着したシート９が装着されている。一方、車体
19には断面Ｌ字状に折曲されたシートブラケット18の垂
直辺部18aの下端部がボルト20によって固着されてい
る。そして、上記シートブラケット18の上部水平辺部18
bの上面側に上記シートボトム板５が配設されている。
バーを層着したシート９が装着されている。一方、車体
19には断面Ｌ字状に折曲されたシートブラケット18の垂
直辺部18aの下端部がボルト20によって固着されてい
る。そして、上記シートブラケット18の上部水平辺部18
bの上面側に上記シートボトム板５が配設されている。
上記シートブラケット18の垂直辺部18aには、シート
ボトム板５の下端縁と略同じ高さ位置に、車体内側から
外側に向けて突出する切起し筒部21aを有する開口21が
設けられている。そして、その筒部21aを有する開口21
内にシート９に取付られたシートグリップバンド４の端
部が挿通され、その先端部がワッシャー15を介してシー
トブラケット18の水平辺部18bの下面側に添設され、上
記シートボトム板５から突設されたボルト８がシートブ
ラケット18の水平辺部18bおよびシートグリップバンド
４等に貫挿され、そのボルト８にナット16を螺着するこ
とによって、上記シートグリップバンド４がシートブラ
ケット18とともに共締めによってシートボトム板５に固
着されている。
ボトム板５の下端縁と略同じ高さ位置に、車体内側から
外側に向けて突出する切起し筒部21aを有する開口21が
設けられている。そして、その筒部21aを有する開口21
内にシート９に取付られたシートグリップバンド４の端
部が挿通され、その先端部がワッシャー15を介してシー
トブラケット18の水平辺部18bの下面側に添設され、上
記シートボトム板５から突設されたボルト８がシートブ
ラケット18の水平辺部18bおよびシートグリップバンド
４等に貫挿され、そのボルト８にナット16を螺着するこ
とによって、上記シートグリップバンド４がシートブラ
ケット18とともに共締めによってシートボトム板５に固
着されている。
しかして、本実施例においては、シートグリップバン
ド４の基端部が開口21および筒部21aによって保持され
た形となるので、シートグリップバンド４に力が加わり
シートの端縁部が撓んでも、比較的シートグリップバン
ド４の緩みが阻止され、フィーリングが悪くなることが
ない。しかもシートブラケット18をシートボトム板５に
固着するボルトによってシートグリップバンド４の両端
部をシートブラケット18に固定するようにしたので、シ
ートグリップバンド取付用器具を特別に設ける必要がな
く部品点数を減少させることができる。
ド４の基端部が開口21および筒部21aによって保持され
た形となるので、シートグリップバンド４に力が加わり
シートの端縁部が撓んでも、比較的シートグリップバン
ド４の緩みが阻止され、フィーリングが悪くなることが
ない。しかもシートブラケット18をシートボトム板５に
固着するボルトによってシートグリップバンド４の両端
部をシートブラケット18に固定するようにしたので、シ
ートグリップバンド取付用器具を特別に設ける必要がな
く部品点数を減少させることができる。
また、ブラケット浮動型のものにおいては、第２図に
示すように、シートブラケット18とシートボトム板５
間、およびシートブラケット18とシートグリップバンド
４間にそれぞれ防振クッションゴム12,13が介装されて
いる点で、第１図に示すものと相違している。
示すように、シートブラケット18とシートボトム板５
間、およびシートブラケット18とシートグリップバンド
４間にそれぞれ防振クッションゴム12,13が介装されて
いる点で、第１図に示すものと相違している。
しかして、この場合も第１実施例と同様な作用効果を
奏する。
奏する。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案はシートグリップバンド
の各端部をシートブラケットの垂直辺部に設けた切起し
筒部を有する開口に外側から挿通し、その端部をシート
ブラケットとともに共締によってシートボトム板に固着
したので、シートグリップバンドに加わる力は上記開口
を介して直接剛体部であるシートブラケットによって受
けられ、シートの撓みが生じたとしてもシートグリップ
バンドの緩みは殆どなく、フィーリングが悪くなるよう
なことが防止される。しかもシートグリップバンドが共
締によってシートブラケットとともにシートボトム板に
固着されているので、シートグリップバンド用の独自の
固定具が省略でき、部品点数を軽減できるばかりでな
く、組付工数・時間を短縮することができる。
の各端部をシートブラケットの垂直辺部に設けた切起し
筒部を有する開口に外側から挿通し、その端部をシート
ブラケットとともに共締によってシートボトム板に固着
したので、シートグリップバンドに加わる力は上記開口
を介して直接剛体部であるシートブラケットによって受
けられ、シートの撓みが生じたとしてもシートグリップ
バンドの緩みは殆どなく、フィーリングが悪くなるよう
なことが防止される。しかもシートグリップバンドが共
締によってシートブラケットとともにシートボトム板に
固着されているので、シートグリップバンド用の独自の
固定具が省略でき、部品点数を軽減できるばかりでな
く、組付工数・時間を短縮することができる。
第１図は本考案のグリップバンド取付装置を示す縦断面
図、第２図は本考案の他の実施例を示す図、第３図はダ
ブルシートを有する自動二輪車の側面図、第４図および
第５図はそれぞれ従来のシートグリップバンド取付部を
示す縦断面図である。 ３……ダブルシート、４……シートグリップバンド、５
……シートボトム板、８……ボルト、９……シート、1
2,13……防振クッションゴム、18……シートブラケッ
ト、18a……垂直辺部、18b……水平辺部、21……開口、
21a……切起し筒部。
図、第２図は本考案の他の実施例を示す図、第３図はダ
ブルシートを有する自動二輪車の側面図、第４図および
第５図はそれぞれ従来のシートグリップバンド取付部を
示す縦断面図である。 ３……ダブルシート、４……シートグリップバンド、５
……シートボトム板、８……ボルト、９……シート、1
2,13……防振クッションゴム、18……シートブラケッ
ト、18a……垂直辺部、18b……水平辺部、21……開口、
21a……切起し筒部。
Claims (1)
- 【請求項１】自動二輪車のダブルシートに装着されるシ
ートグリップバンドの取付装置において、断面Ｌ字状の
シートブラケットの垂直辺部下端部をボルトによって車
体に固着するとともに、上記シートブラケットの垂直辺
部のシートボトム板の下端縁と略同じ高さ位置に、車体
内側から外側に向けて突出する切起し筒部を有する開口
を設け、シートグリップバンドの各端部をそれぞれ上記
開口に外側から挿通し、その各端部をシートブラケット
の上部水平辺部の内側に配設し、シートブラケットとと
もに共締によって上記シートブラケットの上部水平辺部
上に載置されたシートボトム板に固着したことを特徴と
する、自動二輪車のシートグリップバンドの取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990040947U JP2522445Y2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 自動二輪車のシートグリップバンドの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990040947U JP2522445Y2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 自動二輪車のシートグリップバンドの取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03130782U JPH03130782U (ja) | 1991-12-27 |
| JP2522445Y2 true JP2522445Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31551189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990040947U Expired - Lifetime JP2522445Y2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 自動二輪車のシートグリップバンドの取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2522445Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5980074B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2016-08-31 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型車両のシート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5792594U (ja) * | 1980-11-29 | 1982-06-07 |
-
1990
- 1990-04-17 JP JP1990040947U patent/JP2522445Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03130782U (ja) | 1991-12-27 |
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