JP2930216B2 - コンクリート用複合結合材料 - Google Patents

コンクリート用複合結合材料

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光裕 石井
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンクリートの打設性、すなわちワーカビ
リテイを損なうことなく高強度とするコンクリート用複
合結合材料に関するものである。
(従来の技術) 近年、コンクリートの高品質化の要求が顕著であり、
例えば、圧縮強度が600Kgf/cm2以上の高強度のコンクリ
ートの要望があり、従来の技術で600Kgf/cm2の強度を得
るには、通常、セメント単味では600kg以上の量を必要
とし、W/Cを25〜35%とすることが必要である。
一方、例えば、特開昭57−71841号公報に開示されて
いるように、高炉水砕スラグとフライアッシュを利用す
る水硬性組成物の改良も提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記の水硬性組成物にかかる従来の技
術は、ポルトランドセメントの同等の強度を得るにすぎ
ず、高強度のコンクリートの要望を満たすものではな
い。
この発明は、このような事情に基づいてなされたもの
で、コンクリートの強度およにワーカビリテイを同時に
より一層改善することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、この発明は、セメント
と、フライアッシュの粉粒体と、高炉スラグ微粉末とを
有するコンクリート用複合材料において、 前記フライアッシュの粉粒体は、石炭燃焼時に排出さ
れたフライアッシュを、粉砕することなく、そのまま20
μm以下の粒径で分級し、この分級で得られた細粒分と
し、前記フライアッシュの粉流体と高炉スラグ微粉末の
添加割合を、セメント6重量部に対して4重量部とした
ことを特徴とする。
(作用) この発明によれば、セメントと、フライアッシュの粉
粒体と、高炉スラグ微粉末とを有するコンクリート用複
合結合材料において、用いるフライアッシュの粉粒体と
して、石炭燃焼時に排出されたフライアッシュを、破砕
することなく、そのまま20μm以下の粒径で分級し、こ
の分級で得られた細粒分を用いたので、粒の形状が球形
に揃ったフライアッシュが添加され、ワーカビリテイが
効率よく改善される。
また同時に、このフライアッシュの粉粒体が小径の球
形であるので、多角形状に形成された高炉スラグ微粉末
や非球形の異形として形成されているセメント粒子ある
いは骨材等との間に、円滑にうまく充填され、固形分の
多い高密度のコンクリートとなる。
そのうえ、化学反応性の高い高炉スラグ微粉末の近傍
に、化学安定性の高いフライアッシュが分散配置されて
結合するので、全体的に均質で一層高強度となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
この実施例は、セメントと、フライアッシュの粉粒体
と、高炉スラグ微粉末と、その他骨材および添加剤から
なるコンクリート用複合結合材料である。
セメントは、普通のポルトランドセメントであって、
平均粒径はおよそ20μmである。
フライアッシュの粉粒体は、石炭燃焼時にその灰分が
溶融状態で排気ガス中に浮遊し、比較例低温の煙道内で
固化した球状の微小粒子で、電気集塵機等によって補集
されたものである。
この実施例で用いる分級フライアッシュは、このよう
に補集されたフライアッシュの粉粒体を、破砕すること
なく、そのまま、10μmの粒径で分級した細粒分(以
下、FA10と記す)あるいは5μmの粒径で分級した細粒
分である。
なお、これらの分級フライアッシュとしての分級する
粒径は20μm以下の粒径であれば、後述のFA5,FA10と同
様の効果を奏することができる。
例えば、FA5の物理的および化学的性質は表.1に示す
通りであり、FA10は表.2に示す通りである。
なお、フライアッシュの粉粒体を粒径20μmで分級し
た場合、化学的性質は前記FA5あるいはFA10とほぼ同様
であるが、ブレーン値は5500cm2/gであって、平均粒径
はおよそ7.5μmとなる。
高炉スラグ微粉末は、高炉スラグを粉砕して微粉末状
としたもので、粒子の形状は角部を有する,いわゆる多
角形状のものである。
この実施例で使用する高炉スラグ微粉末の物理的およ
び化学的性質は表.3に示すとおりであるが、本発明には
ブレーン値が6000cm2/g以上(平均粒径で7〜8μm以
下)の高炉スラグ微粉末を同様に使用することができ
る。
そして、この実施例のコンクリート用複合結合材料に
は、これらの他、細骨材や骨材と添加剤としての高性能
減水剤(以下、SP剤という)および空気連行剤(以下、
AE剤という)がそれぞれ適量添加されており、この実施
例においてはSP剤としてアニオン型特殊活性剤を用いて
いる。
このようなコンクリート用複合結合材料は、水に混練
し硬化することによって高強度のコンクリートとなる。
本発明の効果を確認するために、発明者らは、各種配
合の結合材料にてコンクリートを形成してその物性を測
定し、以下のような結果を得た。
なお、この物性の測定に際しては、水(W)とこれら
の結合材料(B)との混合比率が27.5%,30.0%,25.0%
である場合について行なった。
これらの表.4〜表.6において、試料番号,,,
はそれぞれ本発明の実施例であり、その他の試料は比
較例である。
そして、これらの表において、圧縮強度は材令が28日
の強度を示し、SP剤はスランプ値が22cmを得るのに必要
な量を結合材料との割合で示した。
また、混合時電流とは、SP剤を添加して上記スランプ
値が得られた混合物をミキサで混練した場合のミキサの
駆動モータの電流値であり、混合物の粘性が大きいほど
この電流値が大きくなるので、この電流値はワーカビリ
テイの評価の指標となるものである。
これらの表.4〜表.6に示す結果から、以下のように判
断することができる。
(1) 試料番号〜、、、、で示すよう
に、セメントと分級フライアッシュ粉粒体とからなる結
合材料を用いた場合には、同一スランプを得るために必
要なSP剤の使用量は、試料番号、およびで示すセ
メント単味からなる結合材料を用いた場合よりも少なく
なる。
また、その電流値も小さく、粘性が低下しているとと
もに、圧縮強度もセメント単味の結合材料と同程度ある
いは若干増大している。
(2) 試料番号、、、で示すように、セメン
トと高炉スラグ微粉末とからなる結合材料を用いた場合
には、同一のスランプを得るために必要なSP剤の使用量
はセメント単味からなる結合材料を用いた場合と同程度
である。
また、電流値も殆ど同程度であって、高炉スラグ微粉
末の混合だけでは圧縮強度は改善されるもののワーカビ
リテイの改善はなされない。
(3) 本発明の実施例である,試料番号、、、
の場合には、同一スランプを得るために必要なSP剤の
使用量はセメント単味の結合材料の場合より少なく、か
つ電流値も同程度か少なくなっている。
これは、これらの実施例の結合材料のワーカビリテイ
が良好であることを意味している。
このようにワーカビリテイが良いのは、実施例に添加
された分級フライアッシュが、FA5,FA10のそれぞれ所定
の粒径以下のものとして分級されていることによって、
含まれているフライアッシュ粒子のほとんどが球形のも
のであるので、添加されたフライアッシュによるベヤリ
ング効果が効率的に生じているからであると考えられ
る。
また、これらの圧縮強度は、セメントと高炉スラグ微
粉末とからなる結合材料の場合より増大しており、より
高強度となっていることを示している。
この理由としては、添加した分級フライアッシュが小
径の球形であるので、非球形の高炉スラグ微粉末粒子や
セメント粒子あるいは骨材等の間に形成される間隙に転
がり込みやすく、各粒子間に従来形成されていた隙間を
うまく充填し、固形分の多い緻密な組織を形成するから
であり、また、化学反応性の高い高炉スラグ微粉末の近
傍に化学安定性の高いフライアッシュ粒子が分散配置す
るので、高炉スラグ微粉末の化学反応性により結合力が
確実にフライアッシュ粒子に作用し、結合が確実に行な
われるからであると考えられる。
以上のことから、セメントと、高炉スラグ微粉末と、
分級フライアッシュとを用いたコンクリート用複合結合
材料は、良好なワーカビリテイと高強度とを同時に具備
するものであることが明らかである。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、セメント
と、フライアッシュの粉粒体と、高炉スラグ微粉末とを
有するコンクリート用複合結合材料において、用いるフ
ライアッシュの粉粒体として、石炭燃焼時に排出された
フライアッシュを、破砕することなく、そのまま20μm
以下の粒径で分級し、この分級で得られた細粒分を用
い、前記フライアッシュの粉流体と高炉スラグ微粉末の
添加割合を、セメント6重量部に対して4重量部とした
ので、高強度となると共に、粒の形状が球形に揃ったフ
ライアッシュが添加され、ワーカビリテイが効率よく改
善される。
また同時に、このフライアッシュの粉粒体が小径の球
形であるので、多角形状に形成された高炉スラグ微粉末
や非球形の異形として形成されているセメント粒子ある
いは骨材等との間に、円滑にうまく充填され、固形分の
多い高密度のコンクリートとなる。
そのうえ、化学反応性の高い高炉スラグ微粉末の近傍
に、化学安定性の高いフライアッシュが分散配置されて
結合するので、全体的に均質で一層高強度となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 和夫 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (72)発明者 東 邦和 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (72)発明者 茂木 正史 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (56)参考文献 特開 昭58−84166(JP,A) 特開 昭63−8248(JP,A) 特開 昭63−236744(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 28/04,18/08,18/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメントと、フライアッシュの粉粒体と、
    高炉スラグ微粉末とを有するコンクリート用複合結合材
    料において、 前記フライアッシュの粉粒体は、石炭燃焼時に排出され
    たフライアッシュを、破砕することなく、そのまま20μ
    m以下の粒径で分級し、この分級で得られた細粒分と
    し、前記フライアッシュの粉流体と高炉スラグ微粉末の
    添加割合を、セメント6重量部に対して4重量部とした
    ことを特徴とするコンクリート用複合結合材料。
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