JP2929114B2 - 塵 箱 - Google Patents

塵 箱

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JP2929114B2
JP2929114B2 JP2309390A JP2309390A JP2929114B2 JP 2929114 B2 JP2929114 B2 JP 2929114B2 JP 2309390 A JP2309390 A JP 2309390A JP 2309390 A JP2309390 A JP 2309390A JP 2929114 B2 JP2929114 B2 JP 2929114B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特に、車両に取付ける塵箱に係るものであ
る。
(従来技術) 従来から、車両には、種々の塵箱が取付けられていて
公知である。公知のものは、車両の一部に作り付けの塵
箱を設けたものがある。また、航空機の洗面所の洗面台
には、ゴミ入れが設けられている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、車両の一部にある作り付けの塵箱は弁当屑と
か新聞の廃棄に用いるものであり、洗面所から離れた場
所である。航空機の洗面所の洗面台のゴミ入れは、専用
のものであるし、高価である。
車両では、網製のクズカゴを取付けたものもあるが、
粗末であり、見られたくない汚物(生理用ナプキン等)
の廃棄は躊躇する。
車両の手洗所に、比較的豪華な感じのする塵箱を設け
るのには、種々の工夫を必要とする。第1に、狭いコー
ナーに取付けられる形状にする必要がある。つぎに、臭
気防止用の蓋を必要とする。つぎに蓋は、狭いコーナー
でも円滑に開く構造を必要とする。つぎに蓋の上面は、
簡単なものは置ける構造を必要とする。
(課題を解決するための手段) よって工夫した本発明は、裏側左壁2および裏側右壁
3を直角に接合4して横断面を略∨型とした外側ケース
1と、該外側ケース1の内部に前側より着脱自在に嵌合
される塵収納容器39と、前記外側ケース1の上側に設け
た蓋体20とよりなり、該蓋体20の上面は略水平の平坦面
とし、該蓋体20は平行上下動して上動したときは前記塵
収納容器39を開き下動したときは前記塵収納容器39を閉
じる構成とし、前記外側ケース1内には前記蓋体20を開
くバネ29と前記蓋体20を閉めたまま固定する結合装置33
を設けた塵箱、および、前記蓋体20の下面の周囲にはク
ッション部材21を設け、前記蓋体20を閉めとときは、前
記クッション部材21で密閉するようにした塵箱、およ
び、前記バネは、板状コイルバネ29とした塵箱、およ
び、前記蓋体20を閉めた状態で押圧下動されると、前記
係合装置33は自動解除されるようにした塵箱としたもの
である。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、1は外側
ケースで、金属板又は合成樹脂板により形成される。外
側ケース1の横断面は略∨型であり、上端から下端に至
る間同一形状に形成される。2は裏側左壁、3は裏側右
壁で、直角に接合4しており、裏側左壁2と裏側右壁3
を電車等の車両のコーナーに当接させ、外側ケース1を
取付ける。
外側ケース1の上端部には、上壁5を固定する。外側
ケース1の接合4部に対する手前側は上端6から下端7
に至る間開口させて開口部8を形成しており、前記上壁
5には開口部8に接続される切欠部9が形成される。
前記裏側左壁2の外端は内側に屈曲されて左屈曲片10
を形成し、同様に裏側右壁3の外端に右屈曲片10を形成
する。左屈曲片10の外端は更に屈曲させて外側左屈曲片
12を形成し、右屈曲片10の外端に同様に外側右屈曲片13
を形成する。外側左屈曲片12と外側右屈曲片13の間に前
記開口部8が形成される。
前記上壁5には中央上下透孔14と左上下透孔15と右上
下透孔16が形成され、中央上下透孔14に中央上下案内棒
17が、左上下透孔15に左上下案内棒18が、右上下透孔16
に右上下案内棒19が挿通する。各上下案内棒17、18、19
の上端には蓋体20を固定する。蓋体20の上面は水平であ
る。蓋体20の下面側の周囲には、厚みのあるクッション
部材21を取付ける。クッション部材21は蓋体20の周縁に
のみ取付けられ、上壁5の上部と略同じ形状である。
蓋体20を押し下げると、各上下案内棒17、18、19は各
上下透孔14、15、16内を下降してクッション部材21が上
壁5の上面に当接し、蓋がされる。
外側ケース1内には、前記各上下案内棒17、18、19の
下端に固定されている上下摺動体22が設けられる。上下
摺動体22の内面23は、前記裏側左壁2および裏側右壁3
の内面に近接して摺動上下する。
24は上下摺動体22に設けた裏側左壁2の内面に当る左
コロ、25は同じく裏側右壁3の内面に当る右コロであ
る。
26はバネ巻き体であって、中央上下透孔14の近傍に設
けた取付具27に軸28により軸着されており、板状コイル
バネ29が巻回されている。板状コイルバネ29の先端30
は、下方に弾力的に引き伸ばされ、取付具31を介して上
下摺動体22に固定されている。それゆえ、上下摺動体22
は常時上方に引き上げられる構造で、各上下案内棒17、
18、19を介して蓋体20は開扉する。
上下摺動体22の中央下端部には係合突起32が固定さ
れ、係合突起32は下動すると、ケース1側に固定された
係合装置33に係合する。係合装置33は係合突起32と係合
するが、蓋体20を軽く押すと係合は解除される。
前記開口部8および切欠部9には、塵収納部34が着脱
自在に係合する。35は前蓋であり、前記外側左屈曲片12
および外側右屈曲片13に当接する左当接部36および右当
接部37と前記上壁5と面一な上壁38とを有し、内側に塵
収納容器39を一体的に固定する。
前記外側ケース1の下部には底板40が設けられ、底板
40の前側には上方に膨出する突条41が設けられ、塵収納
容器39の下部には前記突条41に係合する凹溝42を形成す
る。43は停止片、44はカギ(または、開閉用のツマミで
もよい)、45は係合穴である。
(作用) 次に作用を述べる。
本発明は特に、車両の洗面所(トイレ)のコーナーに
設置するもので、前記裏側左壁2と裏側右壁3をコーナ
ーに当接し、裏側左壁2と裏側右壁3の裏側に設けたフ
ックを前記コーナーに設けたフックに係合させるか、両
面接着テープを用いて接着固定するか、ネジ等により固
定する。
しかして、蓋体20を軽く押すと、上下摺動体22に固定
されている係合突起32と外側ケース1側に固定されてい
る係合装置33との係合が解除するので、上下摺動体22は
板状コイルバネ29の弾力により上昇し、各上下案内棒1
7、18、19を介して蓋体20は上動する。
この上動作用は上下摺動体22に左コロ24、右25が設け
られているので円滑に行なわれ、上下摺動体22は停止片
43に当って停止し、蓋体20は上方に引き上げられるの
で、開口部8および切欠部9は開放した状態となる。
そこで、塵収納部34を持ち、その下部の凹溝42を外側
ケース1側の突条41に上方から係合させ、前蓋35の左当
接部36を外側左屈曲片12に、右当接部37を外側右屈曲片
13に当接させ、カギ44を係合穴45に係合固定させると、
塵収納容器39は切欠部9および開口部8内に嵌合するの
で、蓋体20を指で押下げて締めれば準備完了する。
使用にあたっては、蓋20の上面が平坦であるから、小
物等をその上に置くことができ、洗面の助けになる。
洗面終了後生じた汚物は、蓋体20を押圧し、係合装置
33の係合を解除すると、自動的に蓋体20は持ち上がり、
塵収納容器39の上方を開放させるから、収納することが
できる。汚物収納後は蓋体20を押して元に戻すものであ
る。
蓋体20の下面側の周囲には、厚みのあるクッション部
材21が設けられているから、前記蓋体20を閉めると、前
記クッション部材21の下面が上壁5の上面に密着され、
臭気の漏れを防止する。
(効果) 従来から、車両には、種々の塵箱が取付けられていて
公知である。公知のものは、車両の一部に作り付けの塵
箱を設けたものがある。また、航空機の洗面所の洗面台
には、ゴミ入れが設けられている。
しかし、車両の一部にある作り付けの塵箱は弁当屑と
か新聞の廃棄に用いるものであり、洗面所から離れた場
所である。航空機の洗面所の洗面台のゴミ入れは、専用
のものであるし、高価である。
車両では、網製のクズカゴを取付けたものもあるが、
粗末であり、見られたくない汚物の廃棄は躊躇する。
車両の手洗所に、比較的豪華な感じのする塵箱を設け
るのには、種々の工夫を必要とする。第1に、狭いコー
ナーに取付けられる形状にする必要がある。つぎに、臭
気防止用の蓋を必要とする。つぎに蓋は、狭いコーナー
でも円滑に開く構造を必要とする。つぎに蓋の上面は、
簡単なものは置ける構造を必要とする。
しかるに本発明は、裏側左壁2および裏側右壁3を直
角に接合4して横断面を略∨型とした外側ケース1と、
該外側ケース1の内部に前側より着脱自在に嵌合される
塵収納容器39と、前記外側ケース1の上側に設けた蓋体
20とよりなり、該蓋体20の上面は略水平の平坦面とし、
該蓋体20は平行上下動して上動したときは前記塵収納容
器39を開き下動したときは前記塵収納容器39を閉じる構
成とし、前記外側ケース1内には前記蓋体20を開くバネ
29と前記蓋体20を閉めたまま固定する係合装置33を設け
た塵箱としたから、 狭いコーナーに容易に取付けられる。
蓋体20を閉めることにより、臭気の発散を防止す
る。
蓋体20は平行上下動するから狭いコーナーでも円滑
に開閉する。
蓋体20の上面は水平なので、簡単なものは置けるの
で、使用に便である。
また、特許請求の範囲第(1)項において、前記蓋体
20の下面の周囲にはクッション部材21を設け、前記蓋体
20を閉めとときは、前記クッション部材21で密閉するよ
うにした塵箱としたから、 蓋閉めのときの緩衝効果がある。
防臭効果は顕著となる。
また、特許請求の範囲第(1)項において、前記バネ
は、板状コイルバネ29としたから、 場所を必要としない。
小型にできる。
また、特許請求の範囲第(1)項において、前記蓋体
20を閉めた状態で押圧下動させると、前記係合装置33は
自動解除されるようにしたから、 開閉動作容易である。
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の正面斜視図、第2図はケース側の正面斜
視図、第3図は蓋側の正面斜視図、第4図は全体の分解
斜視図、第5図は全体の断面斜視図である。 符号の説明 1……外側ケース、2……裏側左壁、3……裏側右壁、
4……接合部、5……上壁、6……上端、7……下端、
8……開口部、9……切欠部、10……左屈曲片、11……
右屈曲片、12……外側左屈曲片、13……外側右屈曲片、
14……中央上下透孔、15……左上下透孔、16……右上下
透孔、17……中央上下案内棒、18……左上下案内棒、19
……右上下案内棒、20……蓋体、21……クッション部
材、22……上下摺動体、23……内面、24……左コロ、25
……右コロ、26……バネ巻き体、27……取付具、28……
軸、29……板状コイルバネ、30……先端、31……取付
具、32……係合突起、33……係合装置、34……塵収納
部、35……前蓋、36……左当接部、37……右当接部、38
……上壁、39……塵収納容器、40……底板、41……突
条、42……凹溝、43……停止片、44……カギ、45……係
合穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65F 1/00 - 1/16 B60N 3/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏側左壁2および裏側右壁3を直角に接合
    4して横断面を略∨とした外側ケース1と、該外側ケー
    ス1の内部に前側より着脱自在に嵌合される塵収納容器
    39と、前記外側ケース1の上側に設けた蓋体20とよりな
    り、該蓋体20の上面は略水平の平坦面とし、該蓋体20は
    平行上下動して上動したときは前記塵収納容器39を開き
    下動したときは前記塵収納容器39を閉じる構成とし、前
    記外側ケース1内には前記蓋体20を開くバネ29と前記蓋
    体20を閉めたまま固定する結合装置33を設けた塵箱。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第(1)項において、前記
    蓋体20の下面の周囲にはクッション部材21を設け、前記
    蓋体20を閉めとときは、前記クッション部材21で密閉す
    るようにした塵箱。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第(1)項において、前記
    バネは、板状コイルバネ29とした塵箱。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第(1)項において、前記
    蓋体20を閉めた状態で押圧下動させると、前記係合装置
    33は自動解除されるようにした塵箱。
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JP3002582U (ja) * 1994-03-30 1994-09-27 株式会社大谷機械製作所 生理処理品の封かん物収納具
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