JP2926276B2 - カプセル−キャップレット複合物 - Google Patents

カプセル−キャップレット複合物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬物、特に治療薬の経口
投与用のこじあけて不正な変更を加えることのできない
(tamper resistant)カプセルおよび
該カプセル製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現今多くの製薬組成物がカプセル形態で
使用されている。このカプセルは一般に長円筒形であ
り、しばしばゼラチン、澱粉、メチルセルロース、糖−
ゼラチン又はゼラチン−グリセリンから製造されてい
る。カプセルは別々の2つの部分(半カプセル又はキヤ
ップと本体)から成るのでこれらは一般に粉末又は液体
の製薬組成物と一緒に充填され2つの部分が併わされ閉
じられる。
【0003】カプセルは錠剤、キャップレット(長い錠
剤)又は液剤の様な他の投薬単位形態よりも好ましいも
のである。カプセルは味が全くなく嚥下し易いので普及
している。反対に液剤はにがい又は不快な味があり、ま
た人によっては錠剤又はキャップレットはのみ込みにく
い。またカプセルは種々の色や大きさに自動的に機械で
製造でき、自動カプセル充填機でつめられる。
【0004】“ゼラチン被覆キャップレットおよびその
製造方法”と題する米国特許4,820,524号は広
範な消費者のカプセル選択についての好みを論じてい
る。またそれは該粉末充填カプセルがそれ自体こじあけ
て不正な変更のできないようなものでないしまたはカプ
セル中の薬剤は有害な似た物質によって悪意を持って置
換できると述べている。該特許はキャップレットをゼラ
チン質膜をつけることによってカプセルに以て見えカプ
セルの様な感じにできることを示唆している。
【0005】“カプセル形錠剤およびその製造法”と題
する米国特許4,591,500号はゼラチンカプセル
の形態を持つキャップレットを記載している。そのキャ
ップレットは活性物質の顆粒又は微粒子を入れたもの
で、錠剤頭部に、即ち縦軸方向にその組成物を圧縮して
製造される。
【0006】“カプセル形錠剤”と題する米国特許4,
851,230号は医薬用錠剤(キヤップレット)を示
しており、それは2つの頭部(オジャイブス“ogiv
es”)を持っているカプセルの形態に圧縮されたもの
で2個の半カプセルを接続する工程により得られる。
【0007】上記特許は参考として本明細書に加えてお
く。一般にキャップレットは組成物を巾方向(水平)に
圧縮しキャップレットの周囲に突出バンドをつくり製造
される。またキャップレットは長さ方向(垂直)に圧縮
して両端に各出っぱり部をつくりうるとしている。
【0008】普通のキャップレットをカプセルに簡単に
挿入できるであろう。該キャップレット−カプセル複合
物はカプセルが容易に開くことができまたキャップレッ
トがそれと似ているか有害なものと置換できるので、こ
じあけて不正な変更のできないようなものではない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によりカプセルの
内側のキャップレットの外壁がカプセルの内壁に結合
し、相対的にこじあけての不正な変更のできないもので
ありしかも比較的に安価に製造できるカプセル−キャッ
プレット複合物(capsule−caplet co
mbinations)が提供される。また普通の自動
錠剤製造機およびカプセル充填機を用いる該カプセル−
キャップレット複合物製造法も提供される。カプセル−
キャップレットは容易に他のカプセル同様のみ込むこと
ができ、また胃をとおり腸で薬剤を働らかせるところの
腸溶性物質を含んでもよい。
【0010】活性薬剤成分は物質と混合され圧縮しうる
ものとされる。1実施態様において、粉末物はその両端
で圧縮されてバンドのないキャップレットとなる。キャ
ップレットは接着性をもつ吸湿性水溶性材料で被覆さ
れ、予め製造されたカプセルの片方(本体)、例えば水
蒸気透過性半カプセル中に挿入される。
【0011】カプセルとキャップレットの大きさはキャ
ップレットの外壁とカプセル内壁が接触する様選択され
る。カプセルの他方の半分が初めの1方にかぶせられ、
かくてカプセルは閉じられる。本発明の1実施態様にお
いて内部にキャップレットを入れたカプセルは高湿度雰
囲気中に入れられ、キャップレットの吸湿性膜は水分を
吸収してカプセル内壁に付着しキヤップレツト外壁とカ
プセル内壁が結合する。仕上げられたカプセル−キャッ
プレットはカプセルの殻又はキャップレットを破り、そ
れによりこじあけての変更をしない限り開くことができ
ない1体となった製品である。
【0012】以下本発明を更に詳細に説明する。図1に
示すとおり従来の普通のキヤップレット10は製薬組成
物からつくられた細長い固体である。それは普通の自動
錠剤製造機で製造できる。一般にキャップレットは矢印
AとBで示されている様に錠剤製造機で側面に圧力を加
えて製造される。これはキャップレットの縦側面周りに
環状に突出した突出バンド11を形成する。
【0013】本発明の1実施態様に使われるキャップレ
ット12は図2および図3に示されている。キャップレ
ット12は図に示す様な自動錠剤製造機で製造される。
圧力は矢印CとDで示されているとおり垂直に上下キャ
ップレット部分13と14に加えられる。キャップレッ
ト12は図1のキャップレットの様な外壁に突出バンド
をもたない。製造法によりキャップレット12はその両
端キャップ部分13と14にそれぞれ形成された偏平な
2つの環部分15と16をもつ。
【0014】図4に示すとおり金型20は円筒形孔21
をもちその中に圧縮機先端22と23が挿入されて粉末
物質をキャップレットに圧縮する。この垂直に圧縮され
たキャップレットは正常又は大形の#000(最大)か
ら00、0、1、2、3、および4(最小)まで種々大
きさが与えられる硬質ゼラチンカプセル中にぴったりは
まる様設計できるであろう。
【0015】垂直圧縮キャップレットはその外径がカプ
セル内径と殆んど近似に形成されるとよい。これは結合
および包装操作中のカプセル外殻の変形を防ぎ空所やす
き間をなくする。キャップレットの外径および長さの両
方はこれを挿入するカプセルの大きさに適合する様えら
ばれる。
【0016】偏平な環部分15および16はキヤップレ
ット−カプセルの機能を損じることなくまたキャッップ
レット12がカプセル内にあるので消費者の好みに関し
て間題はない。
【0017】本発明のキャップレットはその結合材料の
一つとして吸湿性粉末又は水溶性粉末を用いて製追され
ているか又はキャップレット製造後吸湿性又は水溶性の
結合層で被覆されているかいづれかである。
【0018】多くの吸湿性材料が使田でき、それは水を
吸収して膨潤しキャップレットの外壁とカプセルの内壁
間の空間を埋め両者を結合する。キャップレット自体の
成分と同一材料を使用できるのでキャップレット全体が
空隙部に膨張し、カプセル内にそのキャップレットをカ
プセルに結合せしめる。この種の最も一般的な材料はセ
ルロース誘導体であるが、高分子量の蛋白質および合成
重合体も使用できる。
【0019】本発明実施に使用できる代表的有用材料に
はメチルセルロース、“メトルセル(Methoce
l)”として市販のヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス(ミシガン州ミッドランドのダウケミカルの商品);
“クルーセル(Klucel)”(アクアロン社商品
名)として市販のヒドロキシプロピルセルロース;ポヴ
ィドン;ナトリウムカルボキシメチルセルロース;カル
ボキシメチルセルロース;“カルボポール(Carbo
pol)”(B.F・グッドリッチケミカル社商品名)
として市販の水溶性ゲル形成性アクリル系樹脂およびソ
ルビトールがある。
【0020】好ましくは吸湿性で溶解性の結合性材料は
キャップレット上に外膜として形成される。必要ならば
吸湿性材料または腸溶性であってもよく又はそれは腸溶
性材料と混合でき、又は吸湿性腸溶性材料がキャップレ
ット上の別々の層に形成されていてよい。
【0021】腸溶性コーティングはキャップレットが胃
中で破れるのを防ぐに使われ、キャップレットは胃をと
おって腸に行きそこで溶解する。多数の知られた腸溶性
材料、例えばセルロースアセテートフタレート、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロースフタレートおよび“アク
アテリック(Aquateric)”又はシュードエチ
ルセルロースが本発明に使用できる。
【0022】好ましい腸溶性材料ポリメタクリル酸エス
テル又はポリアクリル酸エステルをベースにしたアニオ
ン性の共重合体であるところのオイドラギッド(Eud
ragit)L30D(商品名)である。これは式: (但しnは整数であり、RはH又はCHをあらわしか
つRはCH又はCをあらわす)で示される。
遊離カルボキシル基対エステル基の比は1:1であり、
重合体の平均分子量は約250,000である。これは
ロームファーマ社(Rohm Pharma−Gmb
h)から入手できる。オイドラギットL30D(商品
名)は吸湿性でもある。
【0023】吸湿性材料そしてもし使用するならば腸溶
性材料はキャップレット上に普通の被覆法を用いて被覆
できる。例えば吸湿性膜および腸溶性コーティングは、
溶液、懸濁液又は乳濁液にキャップレットを浸漬して又
は液をキャップレット上に噴射してつけることが出来
る。吸湿性又は腸溶性材料が粉末であるならばそれらを
キヤップレット上に吹きつけ、必要ならばその後水分を
与えればよい。
【0024】もしキャップレットを腸溶性物質で被覆し
ようとするならば先づそれを、例えばメチルセルロース
様な非反応性フィルム層をつけて腸溶性コーティングと
キャップレットの材料との間の化学反応を防ぐとよい。
【0025】1実施態様においてキャップレットは例え
ば乾燥した吸湿性結合剤を被覆又は吹付けて又はこの分
野で知られた他の方法によって被覆される。次いでキャ
ップレットはゼラチンの半カプセル(カプセルの1半)
中への挿入工程の間に自動のカプセル充填機によって溶
媒、好ましくはアルコール水溶液を吹付けられる。カプ
セルの他の半分は次に自動の機械によりキャップレット
−半カプセル複合物にかぶせられキャップレットはカプ
セル中に完全に封入される。アルコール水溶液はその蒸
気がカプセルに滲透していくにつれて乾き、キャップレ
ット半カプセル間を結合せしめる。
【0026】図5のカプセル30は各々普通カプセル材
料でできた直方円筒管状体31と32の2部分より成
る。カプセルに適した材料はゼラチンであるが、他の適
当したカプセルはゼラチン−グリセリン、澱粉、ゼラチ
ン−糖およびメチルセルロースなど他材料でもよい。カ
プセル製造用にえらばれる材料は吸湿性物質と反応する
水の供給源として役立つもの又は水透過性のものがよ
い。知られているとおりカプセル製造に使われるゼラチ
ンの様な多くの高分子量の蛋白質又は澱粉の様な炭水化
物は吸収水又は水和物のいづれかを含む。これらの多く
はこの分野で既知の方法によって水蒸気透過性カプセル
に製造できる。
【0027】カプセルはどんな選択色又は混合色にもつ
くりうる。例えば半カプセルの一方は青色に、そして半
カプセルの他方は透明にできる。吸湿性物質溶液はキャ
ップレットとの適合性が必要であり、キャップレットに
吹つけられるか、さもなくばキャップレットに用いられ
る。好ましい結合用溶液は水対アルコールが70:30
乃至95:5、好ましくは80:20乃至90:10の
割合の混合液である。
【0028】また吸湿性結合用物質は溶媒又は他の液担
体に溶解又は混合した後キャップレット上に1工程で被
覆される。
【0029】キャップレット−カプセル複合物がカプセ
ル充填機から出た後キャップレットのカプセルへの結合
処理がなされる。この結合は好ましくは対流加熱しなが
ら湿った雰囲気にさらして行なわれる。えらぶ温度湿度
条件は主として使用結合用材料およびカプセル材料の性
質、例えばそれが水蒸気透過性ならば水透過速度又は吸
収水又は水和水の放出速度等による。シールされたカプ
セルの製造に使われる殆んどの材料に対する代表的条件
は、比湿度(specific humidity)約
30乃至約100%で、約2乃至約24時間にわたり約
25乃至約75℃の範囲である。好ましい範囲は比湿度
約75乃至約85℃において約8乃至約I2時間にわた
り約40乃至約45℃である。
【0030】下記実施例1に示される別の実施態様にお
いて、キャップレット−カプセル複合物がカプセル充填
機を出た後水−アルコール液のバンドが外側の半カプセ
ル(カプセルキャップ)の自由端の周りにつけられる。
液は毛管作用によりキヤップレット外壁とカプセル内壁
の継目に流れ吸湿性材料を濡らしキャップレットを両方
の半カプセルの内壁に接着せしめる。また液は毛管作用
により二つの半カプセルの重なった部分にも拡がり乾い
た時この重なり部分を接着する。この両方の半カプセル
の結合はキャップレットカプセルのこじあけての不正の
変更をさせないようにする。水−アルコール溶液のバン
ドは市販の自動カプセルバンド形成装置を改良すること
によつて応用できる。
【0031】
【実施例】実施例I アセトアミノフェノン500mgおよびカフェイン65
mgより成る鎮痛剤混合物を特殊カプセル製造機を用い
て丸い両端を有する直方円筒中に圧入した。キャップレ
ットは長さ0.826″、直径0.262″の寸法であ
った。この錠剤の形状は#0硬質ゼラチンカプセル外殻
の内径にぴったり適合する様えらばれた。次いでキャッ
プレット(コアキャップレット)にヒドロキシプロピル
メチルセルロースフィルム膜をつけ手でカプセルに挿入
した。カプセルを閉じエチルアルコール水80:20溶
液を用いてエランコ実験室用“クォーリーシール(Qu
aliSeal)”(商品名)硬質ゼラチンカプセルバ
ンド形成機によって結合した。
【0032】バンド形成機によりキャップと本体の継目
に液をつけた。液は毛管作用によってキャップレットお
よびキャップと本体の間に、またキャップと本体の重な
り部分にも流れていった。アルコール水溶液とは別に少
量の表面活性剤(1%トウィーン20に対し1/4)又
はポヴィドン、メトセル又はグリセルン(1−5%)の
様な結合剤を含む普通水も同様に使われる。
【0033】溶液は機械を使い2つの半カプセルの継
目、即ちキャップと本体の継目につけられ、上記アルコ
ール水溶液ど同様毛管作用により流れていった。混合液
を適用した直後カプセルは短時間マイクロ液オーブン中
で乾燥された。40秒間強度を大きく設定したリットン
−ジェナーレーションIIオーブン(約1立方フート)
を使用した。マイクロ波オーブン処理によって半カプセ
ル(キャップと本体)およびコアキャップレットはカプ
セル外殻の内面に接着されカプセルの外殻の収縮により
コアキャップレットを分離して取出すことは殻を破らね
ばできなくなる。
【0034】本実施例においてつくられた結合封入され
たゼラチンカプセルは硬質ゼラチンカプセルの物理的特
性および外観をもちまた結合ゼラチン膜をもつ固体コア
キャップレットのさらなる利点をもつ製薬上の優れた特
性をもつものと判定された。上記の乾燥はマイクロ波オ
ーブン中でなされる。別に工業生産の乾燥は流動床乾燥
又はオーブン乾燥の様な他の乾燥方法も用いることがで
きる。
【0035】下記実施例IIに示す別の実施態様におい
ては、半カプセルの含水量は増加せしめられ、その半カ
プセルの内径が膨張する。含水量はキャップレット入り
カプセルを約2乃至約24時間の間相対湿度約30乃至
約100%、温度約25乃至約75℃の環境において増
加されうる。好ましい範囲は約6乃至約12時間、相対
湿度約75乃至約90%において約30乃至約45℃で
ある。例えばゼラチン半カプセルの含水量は平衡水分1
4−16%から約18%に増加できる。キャップレット
を未処理半カプセルに挿入し半カプセルを閉じそしてキ
ャップレット−カプセルの含水量をあげ、キャップレッ
ト周囲のカプセルを収縮させた後その平衡水分まで乾燥
するとカプセルはキャップレットをしっかり包んで付着
する。
【0036】実施例II アセトアミノフェノン500mgとカフェイン65mg
より成る鎮痛剤混合物を特殊形用具を用い両端丸形円筒
中に圧入した。キャップレットは長さ0.826″、直
径0.262であった。このキャップレットの形状は#
0硬度ゼラチンカプセルの外殻の内径にぴったり適合す
る様設計選択された。
【0037】膜をつけたコアキャップレットと膜のない
ものの両方を空の硬質ゼラチンカプセルの外殻に手で入
れキャップと本体を併せてカプセルを閉じた。フィルム
膜はヒドロキシプロピルメチルセルロースおよび少量の
他の膜添加物より成るものであった。閉じたカプセルは
相対湿度90%、30℃の温度湿度調整室に12時間入
れた。この処理によりキャップレット入りゼラチン殻の
水分を約18%の高含水量とした。
【0038】処理したカプセルを温湿度室から取出して
実験台上で大気温湿度条件に平衡させた。この平衡又は
乾燥操作によってカプセルがコアキャップレットの外郭
まで収縮しカプセル殻内面とコアキャップレット間が永
久的に接着し同時にカプセル殻の重なったキャップレッ
ト本体部分が接着された。
【0039】縦方向に突出バンドをもつキャップレット
も本発明に使用できる。例えばキャップレット外壁のバ
ンドのない部分とカプセル内壁の間の空所は水で膨張し
た吸水材料で埋められる。
【0040】本発明はキャップレット12の様なキャッ
プレットに主として応用されると記載したが、キャップ
レット10の様な縦方向突出バンドをもつキャップレッ
トにも応用できることはこの技術分野の経験者には明白
なことであろう。必要ならばゼラチンバンド又は他の嚥
下可能物質をキャップレット入りカプセルのキャップ本
体継目につけて更にこじあけての変更を防止するような
性状を増すこともできる。こじあけて不正に変更を加え
た場合には、カプセルからのそのバンド除去により消費
者に容易に識別されるであろう。またキャップレット上
に印刷又は浮出された名称、略号およびロゴスの様な情
報が消費者に読める様、カプセルを透明に製造できる。
【図面の簡単な説明】
本発明の明細書は下記付図に関連して読まれる必要があ
る。
【図1】 従来のキャップレットの外部バンドを示す側
面図である。
【図2】 本発明の1実施態様に使われるキャップレッ
トの側面図である。
【図3】 図2のキャップレットの上面図である。
【図4】 図2および3に示したキャップレットの圧縮
機の側断面図である
【図5】 カプセルを2分した透視図である。
【図6】 半カプセル内の図2のキャップレットの側面
図である。
【図7】 本発明の1実施態様の完成キャップレット−
カプセルの側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラルド フランジー アメリカ合衆国ニューョーク州 11432 ジャマイカ イースタテス アビオン ロード 182−26 (72)発明者 エフ ヘンリー マークレ アメリカ合衆国ニュージャージー州 07090 スコッチ プレインズ ショー ン パス 2217 (72)発明者 トーマス テンザ アメリカ合衆国ニュージャージー州 07055 ウォーリン トン ワグナー アベニュー 31 (56)参考文献 特開 平2−231420(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 9/48 A61J 3/07

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの医薬活性成分を含んで
    いる外壁をもつ円筒形の本体部分をもつ細長い圧縮され
    たキャップレット;上記キャップレットを入れているそ
    れぞれの管状の内壁をもつ2つの半カプセル(カプセル
    キャップおよびカプセル本体)より成る細長い形の嚥下
    し易いカプセル;および キャップレット外壁を両方の
    半カプセル内壁に接着させてキャップレットを入れてい
    るところのこじあけての不正な変更のできないカプセル
    を形成する接着用部より成ることを特徴とする薬剤剤型
    物。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの医薬活性成分を含んで
    いるキャップレット;実質的にキャップレットを完全に
    包んでいる可食性で水蒸気透過性の無毒性層;キャップ
    レットと上記層にあり層から又は層をとおし水分を吸収
    して層をキャップレット表面に接着順応させて層とキャ
    ップレット表面を破らなければキャップレットを投薬形
    態から取出せない様な吸湿性の接着用部より成ることを
    特徴とするこじあけての不正な変更のできない経口投薬
    剤型物。
  3. 【請求項3】 上記接着用部が吸湿性材料である請求項
    1に記載の剤型物。
  4. 【請求項4】 キャップレット外壁が突出バンドをもた
    ない請求項1又は2に記載の剤型物。
  5. 【請求項5】 吸湿性材料かキャップレット外壁上の層
    である請求項1又は3に記載の剤型物。
  6. 【請求項6】 吸湿性材料が結合剤としてキャップレッ
    トに加えられている請求項1又は3に記載の剤型物。
  7. 【請求項7】 吸湿性材料がメチルセルロース、ヒドロ
    キシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
    ルロース、カルボキシメチルセルロースおよび水溶性ゲ
    ルおよびフィルム形成性樹脂より成る群からえらばれた
    ものである請求項1又は3に記載の剤型物。
  8. 【請求項8】 上記層が2つの半カプセルの接合により
    予め形成された細長い直方円筒形カプセルである請求項
    2に記載の剤型物。
  9. 【請求項9】 カプセル材料がゼラチン、ゼラチン−グ
    リセリン、澱粉、ゼラチン−糖およびメチルセルロース
    より成る群からえらばれたものである請求項1又は7に
    記載の剤型物。
  10. 【請求項10】 上記接着用部材がアルコールおよび水
    の溶液である請求項1又は2に記載の剤型物。
  11. 【請求項11】 上記キャップレットが腸溶性物質層で
    被覆されている請求項1又は2に記載の剤型物。
  12. 【請求項12】 接着用部が吸湿性、溶解性および腸溶
    性をもつ物質である請求項1又は2に記載の剤型物。
  13. 【請求項13】 吸湿性および腸溶性物質がアクリル酸
    系の共重合体である請求項11に記載の剤型物。
  14. 【請求項14】 上記キャップレットが仮想縦軸および
    その軸に垂直な平らな環状部をもち且つ相対する両端キ
    ャップをもつ請求項1又は2に記載の剤型物。
  15. 【請求項15】 (a)少なくとも1つの医薬活性成分
    を含んでいるキャップレットを製造し; (b)キャップレットの外面に吸湿性物質膜を形成し; (c)キャップレットを可食性で水蒸気透過性の無毒性
    層で包み; (d)吸湿性物質がキャップレットと上記層内壁間の接
    着物となる様上記層をとおし水分を吸収せしめる; 工程より成ることを特徴とする上記キャップレットが上
    記無毒性層で包まれているこじあけての不正な変更ので
    きない経口投薬剤型物の製造方法。
  16. 【請求項16】 活性成分を含む粉状物質を区画された
    型に入れ粉状物質を圧縮してキャップレットを形成する
    工程を含む請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】(a)活性成分含有粉状物質を内壁が円
    筒形でキャップレット本体部分を形成する様な区画され
    た型に入れ粉状物質をキャップレット軸にそってキャッ
    プレット両端に圧縮して圧縮キャップレットとすること
    により仮想軸を有し且つ直方円筒形本体部分および二つ
    の相対する両端をもつ長細いキヤップレツトを製造し; (b)圧縮キャップレットを予めつくった2つの部分カ
    プセルの一方に挿入しカプセルの他方を併せて閉じてキ
    ャップレットをカプセル内に封入し;かつ (c)カプセル外壁を二つのカプセル部分の内壁に接着
    させてこじあけての不正な変更のできないところの投薬
    剤型物とする: 工程より成ることを特徴とする少なくとも1つの医薬活
    性成分含有のキャップレットが可食性カプセル中に包ま
    れている投薬剤型物の製造方法。
  18. 【請求項18】 キャップレットが圧縮された後キャッ
    プレット表面上に腸溶性物質を被覆する工程を含む請求
    項15又は17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 圧縮前に吸湿性材料を粉状物質に加え
    る工程を含む請求項16又は17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 圧縮したキャップレット上に吸湿性材
    料を被覆する工程を含む請求項16又は17に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 キャップレットを水−アルコール混合
    液で被覆する工程を含む請求項15又は17に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 経口投薬剤型物を約30乃至約100
    %の高比湿度環境内においた後上記単位を低湿度環境に
    おくか又は低温加熱して乾燥する工程を含む請求項15
    又は17に記載の方法。
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