JPH053312B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH053312B2
JPH053312B2 JP26658985A JP26658985A JPH053312B2 JP H053312 B2 JPH053312 B2 JP H053312B2 JP 26658985 A JP26658985 A JP 26658985A JP 26658985 A JP26658985 A JP 26658985A JP H053312 B2 JPH053312 B2 JP H053312B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
side wall
cylindrical side
standard
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26658985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62127055A (ja
Inventor
Shinjiro Tsuji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP26658985A priority Critical patent/JPS62127055A/ja
Publication of JPS62127055A publication Critical patent/JPS62127055A/ja
Publication of JPH053312B2 publication Critical patent/JPH053312B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明の背景 本発明は医薬用硬カプセルの改良に関する。特
に、薬物を充填した後腸溶性コーテイング等のコ
ーテイングを施すにの適した形状を有する硬カプ
セルに関する。 硬質ゼラチンカプセルは胃溶性であり、胃液中
で速やかに崩壊し、薬物を胃の中へ放出するよう
になつている。ところが薬物によつては胃中で放
出されずに腸で放出されることが望まれる場合が
ある。そのために腸溶性コーテイングを施した薬
物を充填するか、または薬物を充填後硬カプセル
へ腸溶性コーテイングが施される。本発明者は、
先に硬カプセルへ腸溶性コーテイング等のコーテ
イングを施す際に真空下で実施する方法を特許出
願した。特願昭60−169395号参照。カプセルのコ
ーテイング技術は基本的には錠剤の場合と同じで
あり、多数のカプセルを回転しているコーテイン
グパンへ収容し、回転下コーテイング液をスプレ
ーし、引き続き乾燥する操作によつて行われる。
その際個々のカプセルの表面がむらなくコーテイ
ングされるためには、コーテイングパンの回転に
つれてカプセルがそのすべての表面をスプレー液
の方向に向けてできるだけ均等に露出し得るよう
な形状であることが望ましい。しかしながら現在
市販されている標準型カプセルは、長さ/外径の
比が3近くもあり、そのための縦軸を中心とする
回転運動は容易であるが、縦軸に直交する横軸を
中心とする回転運動は困難である。従つて標準型
カプセルの形状は表面へむらなくコーテイングを
施すのに適した形状になつておらず、改良が望ま
れる。 最近、いたずらよけ等の目的で標準型カプセル
より長さ/外径比が著しく小さい新型カプセルが
開発され、市販されている。このカプセルは胴部
の円筒形側壁の殆ど全部が頭部側壁内に収容さ
れ、胴部は半球形端面のみが露出するようになつ
ている。特開昭59−80249号公報参照。この新型
カプセルは標準型に比べて長さ/外径比が小さい
ので横軸を中心とする回転運動が容易であり、表
面へ比較的むらなくコーテイングし易くなつてい
る。しかしながらこの新型カプセルは胴部と頭部
との合わせ目が胴部の円筒形側壁と半球形端壁と
の境界に位置するため、バンドシールすることが
困難である。また、この新型カプセルは標準型カ
プセルの各サイズと同じ容積とするため胴部の長
さを短くし、外形を太くしてあるので標準型カプ
セルの充填機を使用することができず、専用の特
別の充填機を使用しなければならない。 本発明の開示 本発明は、 (1) カプセルの縦軸を中心とする回転運動のみな
らず、横軸を中心とする回転運動も比較的容易
であり、そのため充填後のカプセルへむらなく
コーテイングを施すことができ、 (2) カプセル胴部の円筒形側壁の露出部分は比較
的狭いが、なお合わせ目をバンドシールするこ
とが可能であり、 (3) しかも、標準型カプセルの充填機を共用し得
る新型硬カプセルを提供することを目的とす
る。 本発明のカプセルは、それぞれ相互にぴつたり
嵌合し得る寸法の円筒形側壁と、円筒形側壁の一
端に半球形の閉鎖端および他端に開放端を有する
胴部および頭部とよりなる。 本発明の特徴は、対応する号数の標準型カプセ
ルに比較して頭部の形状および寸法は同じであ
り、胴部の外径は等しいが長さは65〜80%に短か
くなつており、そのため胴部と頭部とを嵌合した
状態において長さ/外径の比が1.9ないし2.5であ
り、かつ胴部の円筒形側壁が該円筒形側壁の全長
の30%未満で少なくとも1mmの幅の環状露出部を
残して頭部の円筒形側壁内に嵌入するようになつ
ていることである。 好ましい具体例の説明 第1図および第2図に、嵌合した後の本発明の
硬カプセルおよび標準型カプセルの正面図を示
す。 図面から明らかなように、本発明のカプセルの
頭部1は標準型カプセルの頭部1と形状、寸法
(長さL2および外径D1)において同じである。胴
部2は標準型カプセルに比較して外径D2は等し
いが、長さL3が約70%ほどに短くなつており、
従つて全長L1も標準型カプセルに比較して短く
なつている。そのため標準型カプセルの全長
L1/外径D1の比は約3であるのに対し、本発明
のカプセルのL1/D1の比は1.9〜2.5、好ましくは
約2になつている。また、標準型カプセルにおい
てはロツクした状態において胴部2と頭部1の合
わせ目3はカプセルのほぼ中央に位置するが、本
発明のカプセルの合わせ目3は胴部2の半球形閉
鎖端に片寄つている。しかしながら該合わせ目3
は半球形閉鎖端と円筒形側壁との境界まで達せ
ず、胴部円筒形側壁の全長の30%未満で少なくと
も1mmの幅Wをもつて胴部2の円筒形側壁が露出
するようになつている。 本発明のカプセルの内容積(充填容積)は、同
じ外径を有する標準型カプセルより1クラス小さ
い標準サイズのカプセルの内容積にほぼ匹敵する
ように構成できる。例えば標準サイズの00号と同
じ頭部を使用する本発明のカプセルの内容積は標
準サイズの0号に、同様に0号は1号に、1号は
2号に対応させることができる。 下表に、カプセル充填時の胴部円筒形側壁の環
状露出部の幅Wを1.1mmに設定したときの本発明
のカプセルの諸元の一例を標準型カプセルの諸元
と対比して示す。ただしカプセルの号数は標準型
のものであり、例えば本発明の4号カプセルはそ
の内容積に置いて1クラス小さい標準型カプセル
の5号に匹敵する。
【表】
【表】 効 果 本発明のカプセルは、全長L1/外径D1の比を
1.9〜2.5、好ましくは約2としたため標準型カプ
セルよりも回転し易く、従つて充填後カプセルの
表面にむらなくコーテイングし易い。頭部と胴部
の合わせ目は胴部の閉鎖端へ向かつて片寄つてい
るので標準型カプセルよりも頭部と胴部が分離し
難く、いたずらよけにも役立つが、充填した状態
においてもなお少なくとも1mm幅の胴部円筒形側
壁が露出するので、合わせ目をバンドシールをも
つてシールすることができる。 さらに頭部は標準型カプセルの形状、寸法と変
わらず、胴部の外径は標準型カプセルと同じであ
り、長さは標準型の約70%ほどに短くなつている
が、なお標準型カプセルの充填機をもつて充填す
ることが可能な長さである。むしろ胴部が短いた
め充填が容易であり、重量偏差を少なくすること
ができ、カプセルの小型化にも貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカプセルの正面図、第2図は
標準型カプセルの正面図である。 1は頭部、2は胴部、3は合わせ目である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 それぞれ相互にぴつたり嵌合し得る寸法の円
    筒形側壁と、円筒形側壁の一端に半球形の閉鎖端
    および他端に開放端を有する胴部および頭部とよ
    りなる医薬用硬カプセルにおいて、対応する号数
    の標準型カプセルに比較して頭部の形状および寸
    法は同じであり、胴部の外径は等しいが長さは65
    〜80%に短かくなつており、そのため嵌合した状
    態において、長さ/外径の比が1.9ないし2.5であ
    り、かつ胴部の円筒形側壁が該円筒形側壁の全長
    の30%未満で少なくとも1mm幅の環状露出部を残
    して頭部の円筒形側壁内に嵌入するようになつて
    いる医薬用硬カプセル。
JP26658985A 1985-11-26 1985-11-26 医薬用硬カプセル Granted JPS62127055A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26658985A JPS62127055A (ja) 1985-11-26 1985-11-26 医薬用硬カプセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26658985A JPS62127055A (ja) 1985-11-26 1985-11-26 医薬用硬カプセル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62127055A JPS62127055A (ja) 1987-06-09
JPH053312B2 true JPH053312B2 (ja) 1993-01-14

Family

ID=17432906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26658985A Granted JPS62127055A (ja) 1985-11-26 1985-11-26 医薬用硬カプセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62127055A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62127055A (ja) 1987-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5464631A (en) Encapsulated dosage forms
US5658589A (en) Subcoated simulated capsule-like medicament
CA2032592C (en) Dual subcoated simulated capsule-like medicament
US5576019A (en) Method for blinding a medication
EP0202051A2 (en) Therapeutic compositions for oral administration
CA2354472A1 (en) Conversion of liquid filled gelatin capsules into controlled release systems by multiple coatings
US5456919A (en) Capsule and caplet combination
CA2344680A1 (en) Enteric and colonic delivery using hpmc capsules
US5460824A (en) Method for the preparation of an encapsulated medicament
CA2183862A1 (en) Stabilized composition for oral administration of peptides
CA2148458A1 (en) Controlled release device
EP0435726B1 (en) Capsule and caplet combination
CA2121038A1 (en) Oral preparation for release in lower digestive tracts
JPS61221117A (ja) 腸溶性硬カプセル剤
JPH053312B2 (ja)
IE38792L (en) Capsules
CA2448927A1 (en) Pharmaceutical composition
NZ211576A (en) Dispenser for metered doses:rotating trap chamber
JP2801728B2 (ja) 糖衣製品及びその製造方法
NZ269094A (en) Partially or wholly transparent soft gelatin capsule containing microbeadlets (which may also be enclosed in a hard shelled gelatin capsule)
WO1997034585A1 (en) Transparent hard capsules
JP2001048779A (ja) 大腸内放出性カプセル製剤
AU1425499A (en) Multilayered controlled release pharmaceutical dosage form

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term