JP2922778B2 - 作業機のカウンタウエイト脱着装置 - Google Patents

作業機のカウンタウエイト脱着装置

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JP2922778B2
JP2922778B2 JP6082380A JP8238094A JP2922778B2 JP 2922778 B2 JP2922778 B2 JP 2922778B2 JP 6082380 A JP6082380 A JP 6082380A JP 8238094 A JP8238094 A JP 8238094A JP 2922778 B2 JP2922778 B2 JP 2922778B2
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル、
油圧クレーン等の作業機にカウンタウエイトを取付た
り、取外したりしてカウンタウエイトを脱着するのに好
適に用いられる作業機のカウンタウエイト脱着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の作業機では、作業機本体の前部側にショベル、クレー
ン等の作業装置を設け、作業機本体の後部側にはこの作
業装置とバランスさせるためにカウンタウエイトを着脱
可能に設けるようにしている。そして、作業機本体のフ
レームには後部側に位置してカウンタウエイト脱着装置
を設け、カウンタウエイトを作業機本体の後部側に取付
たり、取外したりするときには、カウンタウエイト脱着
装置によってカウンタウエイトを吊上げたり、吊下げた
りする構成としている。
【0003】そこで、図8ないし図10に、この種の従
来技術による作業機のカウンタウエイト脱着装置とし
て、油圧ショベルのカウンタウエイト脱着装置を例に挙
げて示す。
【0004】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回可能に搭載された作業機本体を構成す
る上部旋回体を示し、該上部旋回体2はフレームとなる
旋回フレーム3上に運転室4、機械室5およびカウンタ
ウエイト6が設けられ、該カウンタウエイト6は後述の
作業装置7に対して上部旋回体2全体をバランスさせる
ようになっている。また、機械室5内には原動機および
油圧ポンプ(いずれも図示せず)等が設けられている。
【0005】7は上部旋回体2の前部に設けられた作業
装置を示し、該作業装置7は、旋回フレーム3の前部に
俯仰動可能に設けられたブーム8と、該ブーム8の先端
側に俯仰動可能に設けられたアーム9と、該アーム9の
先端側に回動可能に設けられたバックホウ式のバケット
10とからなり、これらのブーム8,アーム9,バケッ
ト10はブームシリンダ11,アームシリンダ12,バ
ケットシリンダ13によってそれぞれ作動されるように
なっている。そして、該作業装置7は土砂等の掘削作業
時に、ブームシリンダ11,アームシリンダ12によっ
てブーム8,アーム9を俯仰動させつつ、バケットシリ
ンダ13によってバケット10を回動させ、該バケット
10により土砂等を掘削するようになっている。
【0006】14は上部旋回体2の旋回フレーム3に機
械室5の後部側に位置して設けられたカウンタウエイト
6の昇降機構を示し、該昇降機構14は図9に示す如
く、旋回フレーム3の後端側に一体的に設けられたブラ
ケット15A,15Bと、該ブラケット15Bの上端側
に連結ピン16Aを介して回動可能にピン結合された回
動アーム16と、該回動アーム16を上,下に回動すべ
く該回動アーム16とブラケット15Aとの間にピン結
合され、カウンタウエイト6を昇降させる昇降用シリン
ダ17とからなり、回動アーム16の先端側には連結ピ
ン16Bおよび連結具18等を介してカウンタウエイト
6が連結される。
【0007】ここで、昇降用シリンダ17は図9に示す
如く、チューブ17Aと、基端側が該チューブ17A内
に摺動可能に挿嵌されたピストン(図示せず)に固着さ
れ、先端側がチューブ17A外に突出したロッド17B
とからなり、該ロッド17Bの突出端側は回動アーム1
6に連結ピン17C等を介してピン結合され、チューブ
17Aの基端側はブラケット15Aに連結ピン17D等
を介してピン結合されている。そして、昇降機構14は
昇降用シリンダ17のロッド17Bをチューブ17Aか
ら伸,縮させ、図9中に仮想線で示す円弧aに沿って回
動アーム16を上,下に回動させることにより、連結具
18を介してカウンタウエイト6を吊上げたり、吊下げ
たりする構成となっている。
【0008】このように構成される従来技術では、昇降
機構14を用いてカウンタウエイト6を旋回フレーム3
の後端側に吊上げる場合に、昇降用シリンダ17に外部
から圧油を給排してロッド17Bをチューブ17Aから
伸長させることにより、回動アーム16を連結ピン16
Aを中心とする円弧aに沿って上向きに回動し、地面G
上に支持台19等を介して載置されたカウンタウエイト
6を旋回フレーム3上へと図9中に仮想線で示す如く吊
上げる。
【0009】そして、この状態でカウンタウエイト6を
旋回フレーム3の後部側に長尺ボルト等を用いて固定
し、作業装置7に対する上部旋回体2全体のバランスを
カウンタウエイト6で取ることによって、掘削作業時等
の安定性を確保するようにしている。
【0010】また、カウンタウエイト6を旋回フレーム
3から積み降ろす場合には、カウンタウエイト6を固定
する長尺ボルト等を旋回フレーム3から取外した状態
で、昇降用シリンダ17から圧油を排出しロッド17B
をチューブ17A内へと徐々に縮小させつつ、昇降機構
14の回動アーム16を遅い速度で下向きに回動させ、
カウンタウエイト6を図9に仮想線で示す位置から実線
で示す位置へとゆっくりと吊下げるようにして、カウン
タウエイト6を地面G上に降下させる。
【0011】ここで、回動アーム16の基端側(連結ピ
ン16A)を中心としたx−y座標を図10に示す如く
想定すると、昇降用シリンダ17の基端側(連結ピン1
7D)は座標(x1 ,y1 )となり、連結ピン16A,
17D間の寸法L1 は、
【0012】
【数1】 となっている。
【0013】また、回動アーム16の基端から先端まで
(連結ピン16A,16B間)の長さ寸法La とし、回
動アーム16の基端からロッド17Bの先端側のピン結
合部まで(連結ピン16A,17C間)の寸法Lb とし
た場合に、昇降用シリンダ17のロッド17Bを最縮小
位置からストローク長Sをもって伸長させ、カウンタウ
エイト6を旋回フレーム3の後端側に吊上げたときの吊
上げ高さH1 は、
【0014】
【数2】H1 ≒S×La /Lb となり、ロッド17Bのストローク長Sに対して前記寸
法La ,Lb のリンク比(La /Lb )を積算すること
により、吊上げ高さH1 はストローク長Sに対して(L
a /Lb )倍の大きさになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、昇降機構14の昇降用シリンダ17をスト
ローク長Sで伸,縮させることにより、吊上げ高さH1
をもってカウンタウエイト6を吊上げたり、吊下げたり
するようにしているから、昇降用シリンダ17のストロ
ーク長Sを一定にして吊上げ高さH1 を大きくしようと
すると、回動アーム16の基端から先端まで(連結ピン
16A,16B間)の長さ寸法La を長くしなければな
らない。
【0016】しかし、回動アーム16の長さ寸法La を
長くした場合には、昇降用シリンダ17のロッド17B
を大きく伸長させ、回動アーム16を上向きに回動する
ことによって、カウンタウエイト6を旋回フレーム3上
へと図9中に仮想線で示す如く吊上げたときに、回動ア
ーム16の先端(上端)側がカウンタウエイト6の上面
から大きく飛び出すようになり、回動アーム16が機械
室5のエンジンカバーや他の障害物等に干渉するという
不具合が生じてしまう。
【0017】この結果、従来技術では、回動アーム16
の長さ寸法La を長くできないために、吊上げ高さH1
を大きくするのが難しくなって、カウンタウエイト6を
旋回フレーム3から地面G上に直接積み降ろすことがで
きず、地面G上に高さ寸法Hの支持台19を置いて、こ
の上にカウンタウエイト6を積み降ろすようにしてお
り、カウンタウエイト6の積み降ろし作業が面倒になる
という問題がある。
【0018】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はカウンタウエイトを昇降させる
ときの吊上げ高さを確実に大きくでき、カウンタウエイ
トの積み降ろし作業を大幅に簡略化できる上に、回動ア
ームがエンジンカバーや他の障害物に干渉する等の不具
合を解消できるようにした作業機のカウンタウエイト脱
着装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、作業機本体のフレームと、該作業機本
体のフレームに着脱可能に設けられるカウンタウエイト
と、該カウンタウエイトをフレーム上に昇降すべく、前
記フレームに設けられた昇降機構とからなる作業機のカ
ウンタウエイト脱着装置に適用される。
【0020】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記昇降機構を、前記フレームに設けら
れたブラケットと、基端側が該ブラケットに回動可能に
ピン結合され、先端側が前記カウンタウエイトに連結具
を介して回動可能に連結される回動アームと、先端側が
該回動アームの先端側に回動可能にピン結合され、基端
側が前記ブラケットに回動可能にピン結合された昇降用
シリンダとから構成し、該昇降用シリンダとブラケット
とのピン結合部を、前記回動アームとブラケットとのピ
ン結合部に近付けることにより、前記カウンタウエイト
をフレーム側に上昇させるときには前記昇降用シリンダ
を回動アームと共に上向きに回動させ、前記カウンタウ
エイトを降下させるときには前記昇降用シリンダを回動
アームと共に下向きに回動させる構成としたことにあ
る。
【0021】この場合、請求項2に記載の発明では、前
記昇降用シリンダとブラケットとのピン結合部を、前記
回動アームとブラケットとのピン結合部よりも下側に配
設し、前記昇降用シリンダはロッドの伸長時に前記回動
アームと共に上向きに回動して前記カウンタウエイトを
フレーム側に上昇させ、前記ロッドの縮小時には回動ア
ームと共に下向きに回動して前記カウンタウエイトを降
下させる構成としている。
【0022】また、請求項3に記載の発明では、前記昇
降用シリンダとブラケットとのピン結合部を、前記回動
アームとブラケットとのピン結合部よりも上側に配設
し、前記昇降用シリンダはロッドの縮小時に前記回動ア
ームと共に上向きに回動して前記カウンタウエイトをフ
レーム側に上昇させ、前記ロッドの伸長時には前記回動
アームと共に下向きに回動して前記カウンタウエイトを
降下させる構成としている。
【0023】さらに、請求項4に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記昇降機構を、前記フレームに設けら
れた第1,第2のブラケットと、基端側が該第1のブラ
ケットに回動可能にピン結合され、先端側が前記カウン
タウエイトに連結具を介して回動可能に連結される回動
アームと、先端側が該回動アームの先端側に回動可能に
ピン結合され、基端側が前記第2のブラケットに回動可
能にピン結合された昇降用シリンダとから構成し、該昇
降用シリンダと第2のブラケットとのピン結合部を、前
記回動アームと第1のブラケットとのピン結合部に近付
けることにより、前記カウンタウエイトをフレーム側に
上昇させるときには前記昇降用シリンダを回動アームと
共に上向きに回動させ、前記カウンタウエイトを降下さ
せるときには前記昇降用シリンダを回動アームと共に下
向きに回動させる構成としたことにある。
【0024】そして、請求項5に記載の発明では、前記
回動アームの基端側を前記第1,第2のブラケット間に
位置して該第1,第2のブラケットに回動可能にピン結
合してなる構成としている。
【0025】
【作用】上記構成により、請求項1に記載の発明では、
回動アームの先端側に昇降用シリンダをピン結合し、該
昇降用シリンダとブラケットとのピン結合部を、前記回
動アームとブラケットとのピン結合部に近付けることに
よって、カウンタウエイトをフレーム側に上昇させると
きには前記昇降用シリンダを回動アームと共に上向きに
回動させ、前記カウンタウエイトを降下させるときには
前記昇降用シリンダを回動アームと共に下向きに回動さ
せることができ、昇降用シリンダを回動アームと共に大
きく回動させることによって、カウンタウエイトの吊上
げ高さを大幅に大きくできる。
【0026】また、請求項2に記載の発明では、昇降用
シリンダとブラケットとのピン結合部を、回動アームと
ブラケットとのピン結合部よりも下側でこれに近付けて
配設することにより、前記昇降用シリンダのロッドを伸
長させるときに該昇降用シリンダを回動アームと共に上
向きに回動し、カウンタウエイトをフレーム側に吊上げ
ることができ、前記ロッドを縮小させるときには回動ア
ームと共に昇降用シリンダを下向きに回動し、カウンタ
ウエイトを地面上に直接積み降ろすことができる。
【0027】一方、請求項3に記載の発明では、昇降用
シリンダとブラケットとのピン結合部を、回動アームと
ブラケットとのピン結合部よりも上側でこれに近付けて
配設することにより、前記昇降用シリンダのロッドを縮
小させるときに該昇降用シリンダを回動アームと共に上
向きに回動し、カウンタウエイトをフレーム側に吊上げ
ることができ、前記ロッドを伸長させるときには回動ア
ームと共に昇降用シリンダを下向きに回動し、カウンタ
ウエイトを地面上に直接積み降ろすことができる。
【0028】さらに、請求項4に記載の発明では、前記
請求項1に記載の発明とほぼ同様の作用を得ることがで
き、請求項5の発明では、前記回動アームの基端側を前
記第1,第2のブラケット間に位置して該第1,第2の
ブラケットに回動可能にピン結合することにより、該第
1,第2のブラケットを回動アーム用のブラケットとし
て共用でき、第2のブラケットによって昇降用シリンダ
の基端側を回動可能に支持することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図8および図
9に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0030】而して、図1ないし図4は本発明の第1の
実施例を示している。
【0031】図中、21は旋回フレーム3の後端側に設
けた衝合板を示し、該衝合板21は旋回フレーム3の一
部をなし、後述のカウンタウエイト22に対応する寸法
をもって旋回フレーム3の幅方向(左右方向)に延びて
いる。そして、該衝合板21はその表面側にカウンタウ
エイト22の背面側が衝合され、カウンタウエイト22
を旋回フレーム3の後端側に複数の長尺ボルト(図示せ
ず)等を介して位置決めする構成となっている。
【0032】22は旋回フレーム3の衝合板21等に着
脱可能に設けられるカウンタウエイトを示し、該カウン
タウエイト22は従来技術で述べたカウンタウエイト6
とほぼ同様に構成され、その背面側には幅方向(左右方
向)の中間部に図3に示す如く凹窪部22Aが形成され
ている。そして、該凹窪部22Aはカウンタウエイト2
2を衝合板21に衝合させるときに、カウンタウエイト
22が後述の昇降機構23に突き当るのを防止し、この
昇降機構23をその内側に収容する構造となっている。
また、カウンタウエイト22には凹窪部22Aの上部側
に一対の取付板22B,22Bが溶接またはボルト等の
手段を用いて一体的に設けられ、該各取付板22Bは図
2中に例示するように左,右に離間して後述する各連結
具29の下端側にピン結合される。
【0033】23は旋回フレーム3の後端側に設けら
れ、カウンタウエイト22を吊上げ、吊下げするための
昇降機構を示し、該昇降機構23は後述の各ブラケット
24,25、回動アーム26および昇降用シリンダ31
等によって構成されている。
【0034】24,24は旋回フレーム3の後端側に衝
合板21と共に溶接等の手段で一体化して設けられた第
1のブラケットを示し、該各ブラケット24は図2に示
す如く所定の板厚をもって形成され、衝合板21の幅方
向中間部に一定間隔をもって左右対称に配設されてい
る。そして、該各ブラケット24は衝合板21から後方
に突出し、旋回フレーム3の下側面に近い高さ位置で各
回動アーム26の基端側を回動可能に支持する構成とな
っている。
【0035】25,25は各ブラケット24間で左右対
称となるように衝合板21に溶接等の手段で一体化して
設けられた第2のブラケットを示し、該各ブラケット2
5は所定の板厚をもって形成され、昇降用シリンダ31
の基端側を左,右両側から挟むと共に、各ブラケット2
4との間で各回動アーム26の基端側を挟むように配設
されている。そして、該各ブラケット25は衝合板21
から後方に突出すると共に、各ブラケット24よりも下
側に張出し、昇降用シリンダ31の基端側を回動可能に
支持している。また、該各ブラケット25は各ブラケッ
ト24との間で各回動アーム26の基端側を回動可能に
支持し、回動アーム26と昇降用シリンダ31との共用
ブラケットを構成している。
【0036】26,26は基端側が各ブラケット24,
25間に配設され、該各ブラケット24,25間に各連
結ピン27を介して回動可能にピン結合された左,右の
回動アームを示し、該各回動アーム26は、例えばカウ
ンタウエイト22の高さ寸法に対応する長さを有し、そ
の先端側には略U字形状をなす突出部26Aが一体形成
されている。そして、該各回動アーム26の突出部26
Aには連結ピン28を介して左,右一対の連結具29,
29が回動可能にピン結合され、該各連結具29の下端
側には各支持ピン30を介してカウンタウエイト22の
各取付板22Bが連結されている。
【0037】また、各連結具29は調整ボルト29Aを
介して連結ピン28の左,右両端側に連結され、該各調
整ボルト29Aを回動操作することにより、各連結具2
9は連結ピン28に対して上,下に相対移動し高さ位置
が調整される。
【0038】31は各回動アーム26を上,下に回動さ
せる昇降用シリンダを示し、該昇降用シリンダ31は従
来技術で述べた昇降用シリンダ17とほぼ同様に、チュ
ーブ31Aと、基端側が該チューブ31A内に摺動可能
に挿嵌されたピストン(図示せず)に固着され、先端側
がチューブ31A外に突出したロッド31Bとから構成
されている。そして、該ロッド31Bの突出端側は各回
動アーム26の先端側にスペーサ32,32を介して配
設され、左右方向に延びた連結ピン33により各回動ア
ーム26の先端側に回動可能にピン結合されている。
【0039】また、チューブ31Aの基端側は各ブラケ
ット25間にスペーサ34,34を介して配設され、左
右方向に延びた連結ピン35により各ブラケット25に
回動可能にピン結合されている。そして、昇降機構23
は昇降用シリンダ31のロッド31Bをチューブ31A
から伸,縮させ、図3中に仮想線で示す円弧bに沿って
回動アーム26を上,下に回動させることにより、各連
結具29を介してカウンタウエイト22を吊上げたり、
吊下げたりする構成となっている。
【0040】ここで、各ブラケット24,25と各回動
アーム26の基端側とのピン結合部(連結ピン27)を
中心としたx−y座標を図4に示す如く想定すると、各
ブラケット25と昇降用シリンダ31の基端側とのピン
結合部(連結ピン35)の位置は座標(x2 ,y2 )と
なり、連結ピン27,35間の寸法L2 は、
【0041】
【数3】 となっている。
【0042】そして、昇降用シリンダ31の連結ピン3
5は回動アーム26の連結ピン27よりも下側で該連結
ピン27に近付けるように、例えば図4に示す角度α
(連結ピン27,33の位置を通る線分mと線分nとの
間)の範囲内に配設され、従来技術で述べた連結ピン1
6A,17D間の寸法L1 に比較してこの寸法L2 を大
幅に小さくしている。
【0043】また、回動アーム26の基端から先端まで
(連結ピン27,28間)の長さ寸法を従来技術の回動
アーム16と同様の寸法La にしても、回動アーム26
に対する連結具29のピン結合部(連結ピン28)から
昇降用シリンダ31のピン結合部(連結ピン33)まで
の寸法Lc は、寸法La に比較して非常に小さく、連結
ピン28,33は互いに接近している。そして、昇降用
シリンダ31のロッド31Bを縮小位置からストローク
長Sをもって伸長させ、カウンタウエイト22を旋回フ
レーム3の後端側に吊上げたときの吊上げ高さH2 は、
昇降用シリンダ31が回動アーム26とほぼ同様に上,
下に大きく回動することにより、従来技術の昇降機構1
4による吊上げ高さH1 に比較して大幅に大きくなって
いる。
【0044】この場合、昇降用シリンダ31を前記スト
ローク長Sをもって伸,縮させるときには、各回動アー
ム26の先端側(連結ピン28)が連結ピン27を中心
とする円弧bに沿って回動し、昇降用シリンダ31の先
端側(連結ピン33)が連結ピン27を中心とする円弧
cに沿って回動する。そして、このときの円弧b,cは
連結ピン27を中心とした同心円上に位置し、回動アー
ム26の回動角θ1 と昇降用シリンダ31の回動角θ2
とはほぼ等しい角度となっている。
【0045】本実施例による油圧ショベルのカウンタウ
エイト脱着装置は上述の如き構成を有するもので、その
基本的な作動については従来技術によるものと格別差異
はない。
【0046】然るに、本実施例では、カウンタウエイト
22を旋回フレーム3の後端側に昇降させるための昇降
機構23を、旋回フレーム3の後端側に衝合板21と共
に一体化して設けた第1,第2の各ブラケット24,2
5と、基端側が各ブラケット24,25間に各連結ピン
27を介してピン結合され、先端側が連結ピン28およ
び各連結具29等を介してカウンタウエイト22に連結
される回動アーム26と、基端側が各ブラケット25に
連結ピン35を介してピン結合され、先端側が各回動ア
ーム26の先端側に連結ピン33を介してピン結合され
た昇降用シリンダ31とから構成し、該昇降用シリンダ
31のロッド31Bをチューブ31Aから伸,縮させる
ことにより、旋回フレーム3の後端側にカウンタウエイ
ト22を吊上げたり、吊下げたりするようにしたから、
下記のような作用効果を得ることができる。
【0047】即ち、各ブラケット25と昇降用シリンダ
31の基端側とのピン結合部(連結ピン35)を、各ブ
ラケット24,25と各回動アーム26の基端側とのピ
ン結合部(連結ピン27)に図4に示す如く寸法L2 を
もって近付けると共に、各回動アーム26の先端側では
昇降用シリンダ31とのピン結合部(連結ピン33)を
各連結具29とのピン結合部(連結ピン28)に接近さ
せることによって、カウンタウエイト22を昇降させる
ときに、昇降用シリンダ31を各回動アーム26とほぼ
同様に上,下に大きく回動することができる。
【0048】そして、昇降用シリンダ31のロッド31
Bを縮小位置からストローク長Sをもって伸長させると
きに、昇降用シリンダ31を各回動アーム26とほぼ同
様に上向きに大きく回動でき、カウンタウエイト22を
旋回フレーム3の後端側に吊上げたときの吊上げ高さH
2 を、従来技術による昇降機構14の吊上げ高さH1に
比較して大幅に大きくできる。また、この状態では図1
に示す如く、各回動アーム26の先端(上端)側がカウ
ンタウエイト22の上面から飛び出すようなことはなく
なり、カウンタウエイト22の凹窪部22A内に昇降機
構23全体をほぼ完全に収容することができる。
【0049】一方、昇降用シリンダ31のロッド31B
を図1に示す伸長位置から図3に示すように縮小させ、
カウンタウエイト22を旋回フレーム3の後端側から地
面Gに積み降ろすときには、昇降用シリンダ31を各回
動アーム26とほぼ同様に下向きに大きく回動でき、前
記吊上げ高さH2 分だけカウンタウエイト22を大きく
降下させることによって、カウンタウエイト22を旋回
フレーム3の後端側から地面Gに直接積み降ろすことが
できる。
【0050】従って、本実施例では、カウンタウエイト
22を昇降させるときの吊上げ高さH2 を、従来技術に
よる昇降機構14の吊上げ高さH1 に比較して大幅に大
きくできるため、カウンタウエイト22を旋回フレーム
3から地面G等に降ろすときに、従来技術のように支持
台19を用いたりする必要がなくなり、カウンタウエイ
ト22の積み降ろし作業を簡略化でき、作業性を大幅に
向上させることができる。
【0051】また、カウンタウエイト22を旋回フレー
ム3の後端側に吊上げたときに、各回動アーム26の先
端(上端)側がカウンタウエイト22の上面から飛び出
すようなことはなくなり、カウンタウエイト22の凹窪
部22A内に昇降機構23全体をほぼ完全に収容するこ
とができるから、回動アーム26が機械室5のエンジン
カバーや他の障害物に干渉する等の不具合を解消できる
と共に、土砂等の掘削作業時に昇降機構23全体をカウ
ンタウエイト22によって保護でき、安全性や信頼性を
確実に向上できる。
【0052】さらに、昇降機構23の第1,第2のブラ
ケット24,25を、従来技術で述べたブラケット15
Bのように旋回フレーム3の高い位置まで立設する必要
がなくなり、これらの各ブラケット24,25を小型化
してカウンタウエイト22の凹窪部22A内にほぼ完全
に収容でき、省スペース化を図って全体をコンパクトに
形成できる等、種々の効果を奏する。
【0053】次に、図5および図6は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、昇降用シリンダを縮小
させたときにカウンタウエイトを上昇させ、カウンタウ
エイトを降下させるときには昇降用シリンダを伸長させ
る構成としたことにある。なお、本実施例では前記第1
の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0054】図中、41は旋回フレーム3の後端側に設
けた衝合板を示し、該衝合板41は前記第1の実施例で
述べた衝合板21とほぼ同様に構成されているものの、
該衝合板41には幅方向の中央部に凹部(図示せず)が
上下方向に伸長して形成されている。そして、該衝合板
41の凹部はその底部側に後述の各ブラケット45が一
体化して設けられ、後述の昇降用シリンダ46が上,下
に回動するのを許すようになっている。
【0055】42は旋回フレーム3の後端側に設けら
れ、カウンタウエイト22を吊上げ、吊下げするための
昇降機構を示し、該昇降機構42は前記第1の実施例で
述べた昇降機構23とほぼ同様に構成され、回動アーム
26および各連結具29等は同一構成となっている。
【0056】43,43は旋回フレーム3の後端側に衝
合板41と共に溶接等の手段で一体化して設けられた第
1のブラケット(一方のみ図示)を示し、該各ブラケッ
ト43は前記第1の実施例で述べた各ブラケット24と
ほぼ同様に構成され、衝合板41の幅方向中間部に前記
凹部を挟むように一定間隔をもって左右対称に配設され
ている。そして、該各ブラケット43は衝合板41から
後方に突出し、各回動アーム26の基端側を各連結ピン
44を介して回動可能に支持する構成となっている。
【0057】45,45は各ブラケット43間で左右対
称となるように衝合板41の凹部内に溶接等の手段で一
体化して設けられた第2のブラケット(一方のみ図示)
を示し、該各ブラケット45は所定の板厚をもって形成
され、昇降用シリンダ46の基端側を左,右両側から挟
むように配設されている。そして、該各ブラケット45
は衝合板41の凹部内で高さ方向中間部に配設され、こ
の凹部内で昇降用シリンダ46の基端側を回動可能に支
持している。
【0058】46は各回動アーム26を上,下に回動さ
せる昇降用シリンダを示し、該昇降用シリンダ46は前
記第1の実施例で述べた昇降用シリンダ31とほぼ同様
に、チューブ46Aおよびロッド46B等によって構成
され、該ロッド46Bの突出端側は各回動アーム26の
先端側に連結ピン47を介して回動可能にピン結合され
ている。また、チューブ46Aの基端側は衝合板41の
凹部内に挿入され、連結ピン48により各ブラケット4
5に回動可能にピン結合されている。そして、昇降機構
42は昇降用シリンダ46のロッド46Bをチューブ4
6Aから伸,縮させ、図5中に仮想線で示す円弧dに沿
って回動アーム26を上,下に回動させることにより、
各連結具29を介してカウンタウエイト22を吊上げた
り、吊下げたりする構成となっている。
【0059】ここで、各ブラケット43と各回動アーム
26の基端側とのピン結合部(連結ピン44)を中心と
したx−y座標を図6に示す如く想定すると、各ブラケ
ット45と昇降用シリンダ46の基端側とのピン結合部
(連結ピン48)の位置は座標(x3 ,y3 )となり、
連結ピン44,48間の寸法L3 は、
【0060】
【数4】 となっている。
【0061】そして、昇降用シリンダ46の連結ピン4
8は回動アーム26の連結ピン44よりも上側で該連結
ピン44に近付けるように、例えば図6に示す角度β
(連結ピン44,47の位置を通る線分pと線分qとの
間)の範囲内に配設され、従来技術で述べた連結ピン1
6A,17D間の寸法L1 に比較してこの寸法L3 を大
幅に小さくしている。
【0062】また、回動アーム26の基端から先端まで
(連結ピン44,28間)の長さ寸法を従来技術の回動
アーム16と同様の寸法La にしても、回動アーム26
に対する連結具29のピン結合部(連結ピン28)から
昇降用シリンダ46のピン結合部(連結ピン47)まで
の寸法Lc は、寸法La に比較して非常に小さく、連結
ピン28,47は互いに接近している。そして、昇降用
シリンダ46のロッド46Bを縮小位置からストローク
長Sをもって伸長させ、カウンタウエイト22を旋回フ
レーム3の後端側に吊上げたときの吊上げ高さH3 は、
昇降用シリンダ46が回動アーム26とほぼ同様に上,
下に大きく回動することにより、従来技術の昇降機構1
4による吊上げ高さH1 に比較して大幅に大きくなって
いる。
【0063】この場合、昇降用シリンダ46を前記スト
ローク長Sをもって伸,縮させるときには、各回動アー
ム26の先端側(連結ピン28)が連結ピン44を中心
とする円弧dに沿って回動し、昇降用シリンダ46の先
端側(連結ピン47)が連結ピン44を中心とする円弧
eに沿って回動する。そして、このときの円弧d,eは
連結ピン44を中心とした同心円上に位置し、回動アー
ム26の回動角θ3 と昇降用シリンダ46の回動角θ4
とはほぼ等しい角度となっている。
【0064】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、カウンタウエイト2
2を旋回フレーム3の後端側に吊上げるときに、昇降用
シリンダ46のロッド46Bを伸長位置からストローク
長Sをもって縮小させることによって、昇降用シリンダ
46を各回動アーム26とほぼ同様に上向きに大きく回
動できる。また、カウンタウエイト22を旋回フレーム
3の後端側から積み降ろすときには、昇降用シリンダ4
6のロッド46Bを縮小位置から伸長させることによっ
て、昇降用シリンダ46を各回動アーム26とほぼ同様
に下向きに大きく回動できる。
【0065】なお、前記第1の実施例では、回動アーム
26の基端側を第1,第2のブラケット24,25間に
配設し、連結ピン27によって回動アーム26を回動可
能に支持するものとして述べたが、これに替えて、例え
ば図7に示す変形例の如く、回動アーム26の基端側を
ブラケット25に連結ピン27′を用いて回動可能に連
結し、ブラケット24を省略するようにしてもよい。
【0066】また、前記各実施例では、第1のブラケッ
ト24(43)で回動アーム26を回動可能に支持する
と共に、第2のブラケット25(45)で昇降用シリン
ダ31(46)を回動可能に支持し、これらのブラケッ
ト24,25(43,45)をそれぞれ別部材によって
構成するものとして述べたが、本発明はこれに限るもの
ではなく、例えば第1,第2のブラケットを同一部材に
よって構成し、単一のブラケット部材に対してそれぞれ
異なる位置で回動アーム26の基端側と昇降用シリンダ
31(46)の基端側とをピン結合する構成としてもよ
い。
【0067】一方、前記第1の実施例では、昇降用シリ
ンダ31の連結ピン35を回動アーム26の連結ピン2
7よりも下側で該連結ピン27に近付けるようにし、連
結ピン27,35間の間隔を寸法L2 にするものとして
述べたが、本発明はこれに限らず、昇降用シリンダ31
の連結ピン35を、例えば図4に示す角度α(連結ピン
27,28の位置を通る線分mと線分nとの間)の範囲
内で任意の位置に配設してもよく、昇降用シリンダ31
が連結ピン27に接触しない範囲で連結ピン35を連結
ピン27に近付けるようにすればよい。
【0068】また、第2の実施例で述べた連結ピン48
の位置についても、例えば図6に示す角度β(連結ピン
44,28の位置を通る線分pと線分qとの間)の範囲
内で任意の位置に配設すればよく、昇降用シリンダ46
が連結ピン44に接触しない範囲で連結ピン48を連結
ピン44に近付けるようにすればよい。
【0069】さらに、前記各実施例では、昇降用シリン
ダ31(46)の左,右両側に一対の回動アーム26,
26を設けるようにした昇降機構23(42)を例に挙
げて説明したが、これに替えて、一本の回動アームに対
して左,右両側に一対の昇降用シリンダを設ける形式と
してもよい。また、調整ボルト29Aを備えた連結具2
9に替えてワイヤ、ロープ等の索条を連結具として用い
てもよい。
【0070】さらにまた、前記各実施例では、油圧ショ
ベルのカウンタウエイト脱着装置を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン等、種
々の作業機のカウンタウエイト脱着装置にも適用でき
る。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、回動アームの先端側に昇降用シリンダをピ
ン結合し、該昇降用シリンダとブラケットとのピン結合
部を、前記回動アームとブラケットとのピン結合部に近
付けることによって、カウンタウエイトをフレーム側に
上昇させるときには前記昇降用シリンダを回動アームと
共に上向きに回動させ、前記カウンタウエイトを降下さ
せるときには前記昇降用シリンダを回動アームと共に下
向きに回動させる構成としたから、カウンタウエイトを
昇降させるときの吊上げ高さを確実に大きくでき、カウ
ンタウエイトの積み降ろし作業を大幅に簡略化できる。
そして、回動アームや昇降用シリンダがカウンタウエイ
トの上面から飛び出すようなことはなくなるので、美観
を向上でき、余分なリンクの取外し作業等を不要にでき
ると共に、回動アームがエンジンカバーや他の障害物に
干渉する等の不具合を解消することができる。
【0072】また、請求項2に記載の発明では、昇降用
シリンダとブラケットとのピン結合部を、回動アームと
ブラケットとのピン結合部よりも下側でこれに近付けて
配設することにより、前記昇降用シリンダのロッドを伸
長させたときには該昇降用シリンダを回動アームと共に
上向きに大きく回動して、カウンタウエイトをフレーム
側に吊上げることができ、前記ロッドを縮小させたとき
には回動アームと共に昇降用シリンダを下向きに大きく
回動して、カウンタウエイトを地面上に直接積み降ろす
ことができ、作業性を大幅に向上できる。
【0073】一方、請求項3に記載の発明では、昇降用
シリンダとブラケットとのピン結合部を、回動アームと
ブラケットとのピン結合部よりも上側でこれに近付けて
配設することにより、前記昇降用シリンダのロッドを縮
小させたときには該昇降用シリンダを回動アームと共に
上向きに大きく回動でき、前記ロッドを伸長させたとき
には回動アームと共に昇降用シリンダを下向きに大きく
回動できるので、カウンタウエイトを地面上に直接積み
降ろすことができ、カウンタウエイトを昇降するときの
作業性を大幅に向上できる。
【0074】さらに、請求項4に記載の発明では、前記
請求項1に記載の発明とほぼ同様の効果を奏することが
できる上に、請求項5に記載の発明では、第1,第2の
ブラケットを回動アーム用のブラケットとして共用で
き、第2のブラケットによって昇降用シリンダの基端側
を回動可能に支持することができるので、ブラケットの
本数を少なくできると共に、第1,第2のブラケットを
同一部材によって構成することが可能となり、単一のブ
ラケット部材に対してそれぞれ異なる位置で回動アーム
の基端側と昇降用シリンダの基端側とを回動可能にピン
結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧ショベルのカ
ウンタウエイト脱着装置を示す図2中の矢示 I−I 線に
沿った縦断面図である。
【図2】図1に示すカウンタウエイト脱着装置の正面図
である。
【図3】カウンタウエイトを地面に積み降ろした状態を
示す図1と同様の縦断面図である。
【図4】図3に示す回動アームおよび昇降用シリンダ等
の動作説明図である。
【図5】第2の実施例による油圧ショベルのカウンタウ
エイト脱着装置を示す図3と同様の縦断面図である。
【図6】図5に示す回動アームおよび昇降用シリンダ等
の動作説明図である。
【図7】変形例によるカウンタウエイト脱着装置を示す
図2と同様の正面図である。
【図8】従来技術による油圧ショベルを示す全体図であ
る。
【図9】従来技術のカウンタウエイト脱着装置を示す一
部破断の外観図である。
【図10】図9に示す回動アームおよび昇降用シリンダ
等の動作説明図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体(作業機本体) 3 旋回フレーム(フレーム) 5 機械室 7 作業装置 21,41 衝合板 22 カウンタウエイト 23,42 昇降機構 24,25,43,45 ブラケット 26 回動アーム 27,27′,28,33,35,44,47,48
連結ピン(ピン結合部) 29 連結具 31,46 昇降用シリンダ 31A,46A チューブ 31B,46B ロッド

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機本体のフレームと、該作業機本体
    のフレームに着脱可能に設けられるカウンタウエイト
    と、該カウンタウエイトをフレーム上に昇降すべく、前
    記フレームに設けられた昇降機構とからなる作業機のカ
    ウンタウエイト脱着装置において、前記昇降機構は、前
    記フレームに設けられたブラケットと、基端側が該ブラ
    ケットに回動可能にピン結合され、先端側が前記カウン
    タウエイトに連結具を介して回動可能に連結される回動
    アームと、先端側が該回動アームの先端側に回動可能に
    ピン結合され、基端側が前記ブラケットに回動可能にピ
    ン結合された昇降用シリンダとを備え、該昇降用シリン
    ダとブラケットとのピン結合部を、前記回動アームとブ
    ラケットとのピン結合部に近付けることにより、前記カ
    ウンタウエイトをフレーム側に上昇させるときには前記
    昇降用シリンダを回動アームと共に上向きに回動させ、
    前記カウンタウエイトを降下させるときには前記昇降用
    シリンダを回動アームと共に下向きに回動させる構成と
    したことを特徴とする作業機のカウンタウエイト脱着装
    置。
  2. 【請求項2】 前記昇降用シリンダとブラケットとのピ
    ン結合部は、前記回動アームとブラケットとのピン結合
    部よりも下側に配設し、前記昇降用シリンダはロッドの
    伸長時に前記回動アームと共に上向きに回動して前記カ
    ウンタウエイトをフレーム側に上昇させ、前記ロッドの
    縮小時には回動アームと共に下向きに回動して前記カウ
    ンタウエイトを降下させる構成としてなる請求項1に記
    載の作業機のカウンタウエイト脱着装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降用シリンダとブラケットとのピ
    ン結合部は、前記回動アームとブラケットとのピン結合
    部よりも上側に配設し、前記昇降用シリンダはロッドの
    縮小時に前記回動アームと共に上向きに回動して前記カ
    ウンタウエイトをフレーム側に上昇させ、前記ロッドの
    伸長時には回動アームと共に下向きに回動して前記カウ
    ンタウエイトを降下させる構成としてなる請求項1に記
    載の作業機のカウンタウエイト脱着装置。
  4. 【請求項4】 作業機本体のフレームと、該作業機本体
    のフレームに着脱可能に設けられるカウンタウエイト
    と、該カウンタウエイトをフレーム上に昇降すべく、前
    記フレームに設けられた昇降機構とからなる作業機のカ
    ウンタウエイト脱着装置において、前記昇降機構は、前
    記フレームに設けられた第1,第2のブラケットと、基
    端側が該第1のブラケットに回動可能にピン結合され、
    先端側が前記カウンタウエイトに連結具を介して回動可
    能に連結される回動アームと、先端側が該回動アームの
    先端側に回動可能にピン結合され、基端側が前記第2の
    ブラケットに回動可能にピン結合された昇降用シリンダ
    とを備え、該昇降用シリンダと第2のブラケットとのピ
    ン結合部を、前記回動アームと第1のブラケットとのピ
    ン結合部に近付けることにより、前記カウンタウエイト
    をフレーム側に上昇させるときには前記昇降用シリンダ
    を回動アームと共に上向きに回動させ、前記カウンタウ
    エイトを降下させるときには前記昇降用シリンダを回動
    アームと共に下向きに回動させる構成としたことを特徴
    とする作業機のカウンタウエイト脱着装置。
  5. 【請求項5】 前記回動アームの基端側は前記第1,第
    2のブラケット間に位置して該第1,第2のブラケット
    に回動可能にピン結合してなる請求項4に記載の作業機
    のカウンタウエイト脱着装置。
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