JP2000054435A - 建設機械のカウンタウエイト装置 - Google Patents

建設機械のカウンタウエイト装置

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JP2000054435A
JP2000054435A JP10231156A JP23115698A JP2000054435A JP 2000054435 A JP2000054435 A JP 2000054435A JP 10231156 A JP10231156 A JP 10231156A JP 23115698 A JP23115698 A JP 23115698A JP 2000054435 A JP2000054435 A JP 2000054435A
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Japan
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counterweight
cylinder
mounting portion
construction machine
lifting cylinder
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JP10231156A
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English (en)
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Isao Osato
勲 大里
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/18Counterweights

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウンタウエイトの着脱作業を効率良く行う
ことができ、かつ構成の簡素化を図ることができるよう
にする。 【解決手段】 カウンタウエイト11に昇降シリンダ1
5を設け、この昇降シリンダ15によってカウンタウエ
イト11を旋回フレーム3の衝合板6と地面Gとの間で
ほぼ垂直方向に昇降させる構成とする。これにより、作
業現場等において、旋回フレーム3に対してカウンタウ
エイト11を着脱する作業を行う場合に、カウンタウエ
イト11を吊上げるためのクレーン等を不要にでき、着
脱作業を効率良く行うことができる。また、旋回フレー
ム3とカウンタウエイト11との間にリンク機構等を設
ける必要がないため、構成の簡素化を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の建設機械に好適に用いられる建設
機械のカウンタウエイト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械で
は、建設機械本体としての上部旋回体の前部側に作業装
置を俯仰動可能に設け、上部旋回体の後部側には作業装
置との重量バランスをとるためのカウンタウエイトが設
けられている。
【0003】ところで、上述の如き油圧ショベルは、通
常、トレーラ等に積載されて作業現場に搬入されるが、
油圧ショベルの重量がトレーラの積載限度を越える場合
には、上部旋回体とカウンタウエイトとを分解し、それ
ぞれ個別に作業現場に搬入した後、作業現場においてカ
ウンタウエイトを上部旋回体の後部側に取付ける作業を
行うようにしている。また、油圧ショベルを作業現場か
ら搬出する場合には、上部旋回体の後部側からカウンタ
ウエイトを取外す作業を行う。
【0004】ここで、例えば油圧クレーン等を用いてカ
ウンタウエイトを吊下げた状態で該カウンタウエイトの
着脱作業を行う場合には、作業現場でカウンタウエイト
の着脱を行う度に油圧クレーンが必要となり、着脱作業
を効率良く行うことができない。
【0005】これに対し、上部旋回体に対するカウンタ
ウエイトの着脱作業を効率良く行うため、上部旋回体側
にカウンタウエイトを上部旋回体と地面との間で昇降さ
せる構成とした作業機のカウンタウエイト脱着装置が提
案されている(例えば、特開平7−268908号公報
等)。
【0006】そして、このカウンタウエイト脱着装置で
は、上部旋回体のフレーム後端側にリンク機構を設け、
該リンク機構の先端側にカウンタウエイトを連結具等に
より連結した状態で、油圧シリンダを伸縮させることに
よってリンク機構を回動し、カウンタウエイトをフレー
ム後端側に向けて昇降させる構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術によるカウンタウエイト脱着装置では、リンク機構
を用いてカウンタウエイトを吊上げると共に、リンク機
構を油圧シリンダによって回動させる構成としているた
め、全体の構成が複雑化する上に、リンク比の関係でカ
ウンタウエイトから油圧シリンダに加えられる荷重が大
きくなるという問題がある。
【0008】即ち、従来技術では、油圧シリンダでリン
ク機構を回動させることにより、カウンタウエイトは円
弧状の軌跡を描くようにして上,下に昇降されるため、
このときに、油圧シリンダは、リンク機構を介して大き
な曲げモーメントを受けることになる。このため、曲げ
モーメントに対する剛性を高めるために特注品の油圧シ
リンダが必要となってコストの上昇を招くばかりでな
く、フレームのカウンタウエイト取付部側についても特
別な補強を行う必要が生じるという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、カウンタウエイトの着脱作業を効率良く
行うことができ、かつ構成の簡素化を図ることができる
ようにした建設機械のカウンタウエイト装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため本発明は、建設機械のフレームに設けられたカウン
タウエイト取付部と、該カウンタウエイト取付部に着脱
可能に設けられるカウンタウエイトとからなる建設機械
のカウンタウエイト装置に適用される。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記カウンタウエイトには、前記カウンタウエ
イト取付部に対してカウンタウエイトを上,下に昇降さ
せる昇降シリンダを設けたことにある。
【0012】このように構成したことにより、例えばフ
レームのカウンタウエイト取付部に対してカウンタウエ
イトを取付ける場合には、カウンタウエイト取付部の近
傍に位置して地面上にカウンタウエイトを配置する。そ
して、昇降シリンダによってカウンタウエイトを上向き
に上昇させるだけで、複雑なリンク機構等を設けること
なく、カウンタウエイトをカウンタウエイト取付部の位
置まで持上げることができ、カウンタウエイトの取付作
業を容易に行うことができる。
【0013】また、カウンタウエイト取付部からカウン
タウエイトを取外す場合には、昇降シリンダによってカ
ウンタウエイトを下向きに下降させることにより、容易
にカウンタウエイトを取外すことができる。
【0014】また、請求項2の発明は、カウンタウエイ
ト取付部には、昇降シリンダによりカウンタウエイトを
上昇位置に保持した状態で該カウンタウエイトをカウン
タウエイト取付部に取付ける取付部材を設けたことにあ
る。
【0015】このように構成したことにより、カウンタ
ウエイトを昇降シリンダによりカウンタウエイト取付部
の位置まで持上げ、この上昇位置に保持されたカウンタ
ウエイトを取付部材によってカウンタウエイト取付部に
取付けるだけで、カウンタウエイトの取付作業を容易に
行うことができる。
【0016】さらに、請求項3の発明は、カウンタウエ
イトには、上,下方向に延在し前記昇降シリンダを収容
するシリンダ収容空間を設ける構成としたことにある。
【0017】このように構成したことにより、昇降シリ
ンダはシリンダ収容空間内に収容されて地面に対してほ
ぼ垂直な状態でカウンタウエイトに設けられるから、カ
ウンタウエイトの昇降時に昇降シリンダに対してカウン
タウエイトの重量による曲げモーメントが作用するのを
抑えることができる。
【0018】また、請求項4の発明は、昇降シリンダは
外部から圧油が給排されることによりチューブに対して
ロッドを伸縮させる油圧シリンダからなり、該油圧シリ
ンダのロッド先端側には、カウンタウエイトの下面に沿
って延び地面に接地可能となった接地板を設ける構成と
したことにある。
【0019】このように構成したことにより、昇降シリ
ンダによってカウンタウエイト取付部に対してカウンタ
ウエイトを昇降させるときに、地面に接地した接地板が
カウンタウエイトの重量を大きな接地面積をもって支承
するため、カウンタウエイトを安定した状態で昇降させ
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による建設機械のカ
ウンタウエイト装置の実施の形態について、油圧ショベ
ルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図6を参照し
つつ詳細に説明する。
【0021】図1において、1は下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された建設機械本体とし
ての上部旋回体で、該上部旋回体2は、旋回フレーム
3、該旋回フレーム3上に設けられたキャブ4、建屋5
および後述するカウンタウエイト11等から構成されて
いる。
【0022】6は旋回フレーム3の後端部に設けられた
カウンタウエイト取付部としての衝合板で、該衝合板6
は旋回フレーム3の一部をなし、カウンタウエイト11
に対応する寸法をもって旋回フレーム3の幅方向(左,
右方向)に延びている。そして、衝合板6の後面側にカ
ウンタウエイト11の前面部11Cを衝合させた状態
で、後述のボルト20によってカウンタウエイト11を
衝合板6に固着することにより、カウンタウエイト11
が上部旋回体2の後部側に取付けられる構成となってい
る(図2参照)。
【0023】7は上部旋回体2の前部側に設けられた作
業装置で、該作業装置7は、旋回フレーム3の前部中央
に俯仰動可能に設けられたブーム8と、該ブーム8の先
端側に俯仰動可能に設けられたアーム9と、該アーム9
の先端側に回動可能に設けられたバックホウ式のバケッ
ト10とからなっている。そして、作業装置7はブーム
8、アーム9を俯仰動させつつ、アーム9の先端側でバ
ケット10を回動させることにより土砂等の掘削作業を
行うものである。
【0024】11は作業装置7との重量バランスを保つ
ため上部旋回体2の後部側に着脱可能に設けられたカウ
ンタウエイトで、該カウンタウエイト11は、図2およ
び図3に示すように、上面部11A、下面部11B、前
面部11C、後面部11Dおよび左,右の側面部11
E,11Eを有する質量体として形成されている。ま
た、カウンタウエイト11には、前面部11Cから後面
部11Dに向けて前,後方向に貫通する複数(例えば、
2個)のボルト挿通穴12,12が、左,右方向に離間
して穿設されている。
【0025】13はカウンタウエイト11に設けられた
シリンダ収容空間としての凹陥部で、該凹陥部13は、
カウンタウエイト11の上面部11Aから下面部11B
に亘って上,下方向に延在し、前面部11Cの左,右方
向中間部を後面部11D側にえぐることにより矩形状の
溝として形成されている。そして、該凹陥部13内に
は、後述の昇降シリンダ15が上,下方向に伸縮可能に
収容されている。
【0026】14,14はカウンタウエイト11の上面
部11Aに突設された一対のブラケットで、該各ブラケ
ット14は、凹陥部13を挟んで左,右方向で対向する
ように配置されている。
【0027】15はカウンタウエイト11に設けられた
昇降シリンダで、該昇降シリンダ15は、チューブ15
Aと、該チューブ15A内に摺動可能に挿嵌されたピス
トン(図示せず)に取付けられたロッド15Bとからな
る油圧シリンダにより構成され、チューブ15Aの各油
室(図示せず)は、油圧ショベルに搭載された油圧源
(図示せず)に油圧ホース16等を用いて接続されてい
る。
【0028】ここで、チューブ15Aのボトム側には取
付アイ17が固着され、該取付アイ17に挿嵌したピン
18の両端部を上述の各ブラケット14に固着すること
により、昇降シリンダ15が、カウンタウエイト11の
凹陥部13内に収容され、地面Gとほぼ垂直な姿勢を保
った状態でカウンタウエイト11に取付けられる構成と
なっている。
【0029】19は昇降シリンダ15のロッド先端側に
固着された接地板で、該接地板19は、カウンタウエイ
ト11の下面部11Bに沿って延び、該下面部11Bよ
りも僅かに小さな面積を有する矩形の鋼板からなってい
る。そして、接地板19は、昇降シリンダ15のロッド
15Bがチューブ15A内に引込まれて縮小したときに
は、図2および図3中に示すようにカウンタウエイト1
1の下面部11Bに当接し、昇降シリンダ15のロッド
15Bがチューブ15Aから伸長したときには、図5中
に示すように地面Gに接地するものである。
【0030】従って、例えば図4に示すように、昇降シ
リンダ15のロッド15Bを縮小させた状態でカウンタ
ウエイト11を地面Gに配置した後、ロッド15Bを伸
長させることにより、図5に示すように、カウンタウエ
イト11を地面Gから旋回フレーム3の衝合板6に対面
する位置まで垂直方向に上昇させることができる。そし
て、このときのカウンタウエイト11等の重量を、ロッ
ド15Bの先端部に設けた接地板19によって大きな接
地面積をもって支承することにより、カウンタウエイト
11を図5に示す上昇位置に安定して保持できる構成と
なっている。
【0031】20,20はカウンタウエイト11を旋回
フレーム3の衝合板6に締結する取付部材としてのボル
トで、各ボルト20は、カウンタウエイト11の後面部
11D側から各ボルト挿通穴12に挿通され、その先端
側のねじ部を衝合板6に螺着することにより、カウンタ
ウエイト11を衝合板6に締結するものである。
【0032】本実施の形態による油圧ショベルのカウン
タウエイト装置は上述の如き構成を有するもので、以
下、このカウンタウエイト装置を用いたカウンタウエイ
トの着脱方法について説明する。
【0033】まず、油圧ショベルの旋回フレーム3にカ
ウンタウエイト11を取付ける場合には、図4に示すよ
うに、昇降シリンダ15のロッド15Bを縮小させた状
態に保持したカウンタウエイト11をトレーラ等によっ
て搬送し、該カウンタウエイト11を地面G上に載置し
た後、油圧ショベルを走行させて旋回フレーム3の後端
側をカウンタウエイト11に接近させる。
【0034】そして、地面G上に載置したカウンタウエ
イト11に旋回フレーム3の後端側を接近させた状態
で、昇降シリンダ15のチューブ15Aに油圧ホース1
6を接続する。
【0035】次に、油圧ショベルに搭載された油圧源
(図示せず)からの圧油を油圧ホース16を通じて昇降
シリンダ15のチューブ15A内に給排し、チューブ1
5Aからロッド15Bを伸長させる。このとき、ロッド
15Bの先端側に設けられた接地板19は地面Gに接地
しているから、カウンタウエイト11が昇降シリンダ1
5のチューブ15Aと共に垂直上向きに上昇し、旋回フ
レーム3に設けた衝合板6にカウンタウエイト11の前
面部11Cが対面する(図5参照)。
【0036】そして、図5に示すように、衝合板6に設
けたボルト穴の穴位置に対し、カウンタウエイト11に
設けた各ボルト挿通穴12の穴位置を一致させた状態
で、昇降シリンダ15によるカウンタウエイト11の上
昇動作を停止させ、カウンタウエイト11を上昇位置に
保持する。この状態で、カウンタウエイト11の後面部
11D側から各ボルト挿通穴12にボルト20を挿通
し、このボルト20を衝合板6のボルト穴に螺着するこ
とにより、衝合板6にカウンタウエイト11を締結す
る。
【0037】かくして、ボルト20によって旋回フレー
ム3の衝合板6にカウンタウエイト11を締結した後、
昇降シリンダ15のロッド15Bを縮小させ、図2に示
すように、接地板19をカウンタウエイト11の下面部
11Bに当接させることにより、旋回フレーム3に対す
るカウンタウエイト11の取付作業が終了する。
【0038】一方、油圧ショベルの旋回フレーム3から
カウンタウエイト11を取外す場合には、ボルト20に
よってカウンタウエイト11が衝合板6に締結されてい
る状態で、昇降シリンダ15のロッド15Bを伸長させ
ることにより、接地板19を地面Gに接地させる。
【0039】そして、接地板19が地面Gに接地した状
態で、ボルト20を取外すことにより、旋回フレーム3
の衝合板6とカウンタウエイト11との締結を解除す
る。これにより、カウンタウエイト11は旋回フレーム
3から離脱可能な状態となり、接地板19および昇降シ
リンダ15によって地面G上に支持されるようになる。
【0040】次に、この状態で昇降シリンダ15のロッ
ド15Bを縮小させ、接地板19にカウンタウエイト1
1の下面部11Bが当接するまで、カウンタウエイト1
1を垂直下向きに下降させる。
【0041】そして、図4に示すように、接地板19に
カウンタウエイト11の下面部11Bが当接した状態
で、昇降シリンダ15のチューブ15Aから各油圧ホー
ス16を取外すことにより、旋回フレーム3からのカウ
ンタウエイト11の取外し作業が終了する。
【0042】かくして、本実施の形態によれば、カウン
タウエイト11に昇降シリンダ15を設け、この昇降シ
リンダ15によってカウンタウエイト11を旋回フレー
ム3の衝合板6と地面Gとの間でほぼ垂直方向に昇降さ
せる構成としたから、作業現場等において、旋回フレー
ム3に対してカウンタウエイト11を着脱する作業を行
う場合に、カウンタウエイト11を吊上げるためのクレ
ーン等を不要にでき、着脱作業を効率良く行うことがで
きる。また、旋回フレーム3とカウンタウエイト11と
の間にリンク機構等を設ける必要がないため、構成の簡
素化を図ることができる。
【0043】また、昇降シリンダ15のロッド15B先
端側に接地板19を設け、旋回フレーム3の衝合板6と
地面Gとの間でカウンタウエイト11を昇降させるとき
に、地面Gに対して接地板19を接地させることによ
り、カウンタウエイト11の全重量を大きな接地面積を
もって支承する構成としたから、カウンタウエイト11
を安定した状態で昇降させることができる。
【0044】さらに、カウンタウエイト11に上,下方
向に延在する凹陥部13を設け、昇降シリンダ15を、
地面Gに対してほぼ垂直な状態で凹陥部13内に収容す
る構成としたから、カウンタウエイト11の昇降時に、
該カウンタウエイト11の重量は昇降シリンダ15の伸
縮方向に作用することになる。このため、カウンタウエ
イト11の昇降時に昇降シリンダ15に対して曲げモー
メント等が作用するのを抑えることができ、例えば従来
技術のように剛性を高めた特注品の昇降シリンダを用い
る場合に比較して、昇降シリンダ15のコストを低減す
ることができる。
【0045】しかも、カウンタウエイト11に設けた凹
陥部13内に昇降シリンダ15を収容することにより、
昇降シリンダ15を掘削時の落石等から保護すると共
に、カウンタウエイト11を含めた油圧ショベル全体の
美観を高め、商品価値を高めることができる。
【0046】なお、上述した実施の形態では、カウンタ
ウエイト11の左,右方向の中央部に1本の昇降シリン
ダ15を設けた場合を例に挙げたが、本発明はこれに限
るものではなく、例えば図6に示す変形例のように、
左,右方向で対称となる位置に2本の昇降シリンダ1
5,15を設ける構成としてもよく、さらに、3本以上
の昇降シリンダ15を設ける構成としてもよい。
【0047】また、上述した実施の形態では、昇降シリ
ンダ15のチューブ15Aをカウンタウエイト11に取
付け、ロッド15Bの先端側に接地板19を設けた場合
を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えば昇降シ
リンダ15のロッド15Bをカウンタウエイト11に取
付け、チューブ15Aの先端側に接地板19を設ける構
成としてもよい。
【0048】さらに、上述した実施の形態では、カウン
タウエイト装置を備えた建設機械として油圧ショベルを
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば
油圧クレーン等の他の建設機械のカウンタウエイト装置
にも広く適用することができるものである。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、カウンタウエイトに昇降シリンダを設け、この昇
降シリンダによって、カウンタウエイトをフレームのカ
ウンタウエイト取付部に対して上,下に昇降させる構成
としたから、作業現場等において、フレームのカウンタ
ウエイト取付部に対してカウンタウエイトを着脱する作
業を行う場合に、カウンタウエイトを吊上げるためのク
レーン等を不要にでき、着脱作業を効率良く行うことが
できる。また、フレームとカウンタウエイトとの間にリ
ンク機構等を設ける必要がなく、構成の簡素化を図るこ
とができる。
【0050】また、請求項2の発明によれば、カウンタ
ウエイト取付部には、昇降シリンダによりカウンタウエ
イトを上昇位置に保持した状態で該カウンタウエイトを
カウンタウエイト取付部に取付ける取付部材を設けたか
ら、昇降シリンダによって上昇位置に保持したカウンタ
ウエイトを、取付部材によってカウンタウエイト取付部
に取付けるだけで、カウンタウエイトの取付作業を容易
に行うことができる。
【0051】さらに、請求項3の発明によれば、カウン
タウエイトには、昇降シリンダを収容するため上,下方
向に延在するシリンダ収容空間を設ける構成としたか
ら、シリンダ収容空間内に収容することにより、昇降シ
リンダを地面に対してほぼ垂直な状態でカウンタウエイ
トに設けることができる。これにより、カウンタウエイ
トの昇降時に、昇降シリンダに対して曲げモーメント等
が作用するのを抑えることができ、例えば剛性を高めた
特注品の昇降シリンダを用いる場合に比較して、昇降シ
リンダのコストを低減することができる。
【0052】また、昇降シリンダをシリンダ収容空間内
に収容することにより、該昇降シリンダを掘削時の落石
等から保護できると共に、カウンタウエイトを含めた油
圧ショベル全体の美観を高め、商品価値を高めることが
できる。
【0053】また、請求項4の発明によれば、昇降シリ
ンダを構成する油圧シリンダのロッド先端側には、カウ
ンタウエイトの下面に沿って延び地面に接地可能となっ
た接地板を設ける構成としたから、昇降シリンダによっ
てカウンタウエイトを昇降させるときに、地面に接地し
た接地板がカウンタウエイトの重量を大きな接地面積を
もって支承するため、カウンタウエイトを安定した状態
で昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による建設機械のカウンタ
ウエイト装置が適用された油圧ショベルを示す外観図で
ある。
【図2】図1中のカウンタウエイト、昇降シリンダ等を
拡大して示す一部破断の側面図である。
【図3】カウンタウエイト、昇降シリンダ等を示す図2
中の矢示 III−III 方向からみた断面図である。
【図4】昇降シリンダを縮小させてカウンタウエイトを
地面に下ろした状態を示す一部破断の側面図である。
【図5】昇降シリンダを伸長させてカウンタウエイトを
上昇させた状態を示す一部破断の側面図である。
【図6】本発明の変形例によるカウンタウエイト装置を
示す図3と同様位置の断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 旋回フレーム(フレーム) 6 衝合板(カウンタウエイト取付部) 11 カウンタウエイト 13 凹陥部(シリンダ収容空間) 15 昇降シリンダ 15A チューブ 15B ロッド 19 接地板 20 ボルト(取付部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のフレームに設けられたカウン
    タウエイト取付部と、該カウンタウエイト取付部に着脱
    可能に設けられるカウンタウエイトとからなる建設機械
    のカウンタウエイト装置において、 前記カウンタウエイトには、前記カウンタウエイト取付
    部に対してカウンタウエイトを上,下に昇降させる昇降
    シリンダを設けたことを特徴とする建設機械のカウンタ
    ウエイト装置。
  2. 【請求項2】 前記カウンタウエイト取付部には、前記
    昇降シリンダによりカウンタウエイトを上昇位置に保持
    した状態で該カウンタウエイトをカウンタウエイト取付
    部に取付ける取付部材を設けてなる請求項1に記載の建
    設機械のカウンタウエイト装置。
  3. 【請求項3】 前記カウンタウエイトには、上,下方向
    に延在し前記昇降シリンダを収容するシリンダ収容空間
    を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設
    機械のカウンタウエイト装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降シリンダは外部から圧油が給排
    されることによりチューブに対してロッドを伸縮させる
    油圧シリンダからなり、該油圧シリンダのロッド先端側
    には、前記カウンタウエイトの下面に沿って延び地面に
    接地可能となった接地板を設ける構成としてなる請求項
    1、2または3に記載の建設機械のカウンタウエイト装
    置。
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