JP2918735B2 - 図面・部品表作成管理装置 - Google Patents

図面・部品表作成管理装置

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JP2918735B2
JP2918735B2 JP2717392A JP2717392A JP2918735B2 JP 2918735 B2 JP2918735 B2 JP 2918735B2 JP 2717392 A JP2717392 A JP 2717392A JP 2717392 A JP2717392 A JP 2717392A JP 2918735 B2 JP2918735 B2 JP 2918735B2
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD端末による設計
図面作成時に入力される情報を利用して、部品表を自動
的に作成する図面・部品表作成管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、設計図面は、生産部門が製品製
造のための部品発注、材料手配、加工、組み立て及び製
品出荷をする際に参照するため、設計部門により作成さ
れる。そして、設計図面は部品ごとに作成されるが、生
産部門の部品手配、納入管理、管理部門の原価計算、販
売部門のカタログ作成などに利用するため、製品及びそ
の構成部品相互の関係を表わす部品表の作成が必要であ
る。従って、図面を作成した際に部品表が作成され、設
計図面と部品表とを一組として他の部門に引き渡される
のが通例である。製品は、パーツ(部品)、アッセンブ
リ(半組立品)、ユニット(組立品)、セクション(ユ
ニットの集まりで、独立して機能を有するもの)で構成
されている。従って、部品表とは、製品がどのようなパ
ーツ、アッセンブリ、ユニット、及びセクションで構成
されているかを明確に記述したものである。
【0003】従来は、作図完了後、プロッタで出図され
た部品図面に対して、図番を付与してこれを台帳に記録
し、続いて、用紙の所定記入欄に当該部品に係る機種コ
ード、図番、検索品名などを手書きにより記入して部品
表を作成していた。その際、図面への新規図番の付与
は、分類ごとに上位桁番号が決められ、下位桁番号につ
いては連続番号が付与されるが、当該会社のベテランが
部品図面を見て、その部品の該当分類を経験により判断
し、手書き台帳の該当分類の一連の登録番号の次の番号
を新図番として付与し、その番号を前記台帳に記入する
とともに、部品図及び部品表に転記していた。そして、
部品表は、通常、一枚の図面ごとに作成されているの
で、一つの製品を構成する全部品のリスト(総合部品
表)を得るには、各部品表に当該部品に関連する他の部
品の既登録番号も記入することにより、頭脳中に総合部
品表を構成するか、各部品表から総合部品表に転記して
完成するほかなかった。
【0004】
【解決しようとする技術課題】上記のように、従来は、
部品表を作成するには、一機種の製品の全構成部品の図
面が完成した後、その各図面を紙に出力して見て、図番
の付与をまとめて行った後、設計者が品名、組立て順
序、品目番号等を手書きして部品表を作成し、他部門は
出図した部品表の中から自部門で必要なデータを入力し
て使用していたから、(a)出図に紙が必要である、
(b)品名などが担当者により異なるため、発注混乱が
生じる虞がある、(c)ユニット、アッセンブリが不完
全なまま部品手配がされることがあるため、メンテナン
ス遅れのため原価計算が遅れる、(d)転記ミス、入力
ミスが発生し、データのチェック及び修正作業が発生す
る、など、作図から部品表完成まで長時間を要して、効
率が低いことが問題となっていた。
【0005】本発明は、上記の点に鑑み、新規図面作成
時に自動採番機能により登録図面の図番付与を自動的に
行い、かつ、その作成図面に係る部品の属性情報を入力
してデータベースを構築しておき、部品表作成時は、上
記属性情報を用いるとともに所定項目を入力することに
より、紙への出図を全く行わずに、一機種の製品を構成
する全部品のリストである総合部品表を迅速、かつ、効
率的に作成し、その部品表データを図面データとともに
生産部門、管理部門、販売部門など設計部門以外の部門
にリリースすることができるようにした図面・部品表作
成管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る図面・部品表作成管理装置は、 (イ)設計端末と、登録端末と、管理端末とからなり、 (ロ)前記設計端末は、新規図面の作成と登録図面の
変更を行うための図形処理手段と、前記図形処理手段
を用いて作成された図面で表される部品に関する属性情
報を入力するための属性情報入力手段と、前記属性情
報の中の層別記号と検索品名とで構成される検索用デー
タを含む採番要求指令を前記管理端末に与えて作成に係
る図面の図番の付与を要求するための採番要求手段と、
前記図形処理手段を用いて作成又は変更された図面の
図形データと、前記属性情報入力手段より入力された属
性情報と、前記管理端末から与えられた図番とで構成さ
れる図面情報を前記登録端末に登録すべきことを要求す
るための登録要求手段と、前記図面情報を前記登録端
末に転送するための転送手段と、部品表に所定項目を
追加又は変更入力するための部品表項目入力手段とを有
し、 (ハ)前記登録端末は、登録図面ファイル及び属性情
報ファイルと、前記設計端末の登録要求の際に前記転
送手段により転送される図面情報を解析して、図番と図
形データと属性情報とに分別する解析手段と、前記解
析された図面情報のうち、図番と図形データをイメージ
データとして、前記図番と層別記号及び検索品名とで構
成される検索用データを文字データとして、それぞれ前
記登録図面ファイルに登録し、前記解析された図面情報
のうち、前記属性情報を前記属性情報ファイルに登録す
る格納手段と、前記解析された属性情報を前記管理端
末に転送する転送手段とを有し、 (ニ)前記管理端末は、前記属性情報の一部である層
別記号と検索品名とからなる分類基準を記憶している分
類基準テーブルと、層別区分ごとの登録図面の図番を
記憶している登録図番ファイルと、前記設計端末から
受ける採番要求指令に含まれる検索用データを前記分類
基準テーブルから読出した分類基準と照合して対応する
層別区分の最新登録図番の次の連続番号を設定する図番
付与手段と、前記図番付与手段により設定された図番
を前記設計端末に送出する図番送出手段と、前記図番
付与手段により設定された図番を前記登録図番ファイル
に登録する図番登録手段と、前記登録端末より各図面
について与えられる属性情報から品目情報と構成情報を
抽出し格納してデータベースを構成する属性情報ファイ
ルと、前記データベースの品目情報と構成情報を用い
て一機種の製品の品目データと製品構成データを作成編
集処理して、部品表を作成する部品表作成手段と、前
記部品表作成手段により作成された部品表の各品目につ
いての品目番号、品名・規格などを格納する品目ファイ
ルと、製品を構成する品目の親子関係を規定する製品構
成ファイルとからなる部品表ファイルと、前記設計端
末の部品表項目入力手段からの部品表項目入力に基づ
き、前記部品表ファイルを検索し、かつ、項目の追加、
変更をして、変更された部品表を前記部品表ファイルに
格納し、及び、外部に出力する部品表管理手段とを有す
る、ことを特徴としている。
【0007】
【作用】設計端末では、図形処理手段を用いて図面を作
成してその図面の図形データを作図図面ファイルに格納
し、属性情報入力手段により入力した属性情報を属性情
報ファイルに格納した後、採番要求手段により採番要求
を出力すると、層別記号と検索品名からなる検索用デー
タが管理端末に送られる。管理端末の図番付与手段は該
当層別区分の既登録図番の次の連続番号をその図面の新
規図番として付与し、図番送出手段はその付与された図
番を設計端末に転送する。図番は設計端末で図形データ
及び属性情報にそれぞれの検索用データとして付加され
る。設計端末の登録要求手段により登録要求を出力する
と、登録端末は、図番を付加された図形データを登録図
面ファイルに登録し、図番を付加された属性情報を、属
性情報ファイルに登録する。属性情報は、設計端末又は
登録端末から管理端末に与えられ、その属性情報から品
目情報と構成情報が抽出され、管理端末の属性情報ファ
イルに登録されて、データベースを構成する。
【0008】管理端末の部品表作成手段は、前記データ
ベースの品目情報と構成情報を用いて、製品を構成する
部品の相互関係を規定する、層別記号、検索品名、品名
・規格などが記載された部品表を作成する。部品表管理
手段は、設計端末の部品表項目入力手段から不足項目の
品目番号(図番)を入力して、部品表の追加変更が可能
である。こうして、設計端末により図面作成時に入力す
る属性情報を用いて、管理端末において一機種の製品の
総合部品表を自動的に作成し、また、設計端末からの追
加又は変更の入力により、所要の部品表を完成すること
ができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 [システム構成] 図1は、本発明に係る図面・部品表作成管理装置のシス
テム構成を示す模式図である。第1設計部イ、第2設計
部ロ及び管理部ハには、いずれも同様の複数台のCAD
端末A1,A2,…、B1,B2,…、C1、D及び管
理端末Eが設置され、これらの各端末はLAN(ローカ
ル・エリア・ネットワーク)により同軸ケーブル上に接
続されてネットワークを形成している。また、各端末A
1〜Eは、ゲートウェイGW1を介して電算部ニのホス
トコンピュータFに接続されている。 上記構成の図面
・部品表作成管理装置は、機能的には、作図管理部分と
部品表作成管理部分とに大別することができる。まず、
前者について説明し、次いで、後者について説明する。
【0010】CAD端末A〜Dは、上流から下流に向か
って複数の階層に分けられている。図示の例では、作図
端末A1〜A3と、検図端末B1,B2と、承認端末C
1と、登録端末Dの4階層に分けられている。作図端末
A1,A2,A3は、設計者が操作する端末で、専ら設
計図面の作図に用いられ、4階層の中で最上流階層に位
置する。下流階層に属する検図端末B1,B2、承認端
末C1及び登録端末Dも、CAD端末を用いているの
で、作図機能をも有しているから作図端末でもあるが、
検図端末B1,B2は主としてその上流側の作図端末A
1,A2,A3のいずれかにより作成された図面のチェ
ック(検図)のために用いられ、承認端末C1は主とし
てその上流側の検図端末B1,B2の検図を経た図面の
チェック(承認)のために用いられ、また、登録端末D
は主として承認端末により承認OKとなった図面を登録
するために用いられる。この明細書では、便宜的に作図
端末A、検図端末B、承認端末Cを設計端末と総称す
る。登録端末Dには光ディスクMO等を用いる電子ファ
イリングシステムMが接続されているのが好ましく、そ
の場合、登録端末DはCAD端末と電子ファイリングシ
ステム間のゲートウェイの役目も果たしている。また、
管理端末Eは主として本発明の主眼である部品表作成支
援のために用いられる。取扱い部品数が膨大な場合や図
面管理及び部品表管理を、生産管理と一元化する場合
は、管理端末Eの機能をホストコンピュータFで代替さ
せることが好ましい。
【0011】さらに、ホストコンピュータFと光ディス
クMOを用いる電子ファイリングシステムMとはゲ−ト
ウェイGW2を介して接続されており、生産に必要な部
品図面の出図要求に対して光ディスクMOに記憶されて
いる図面情報をプリンタで出力して出図を行なう。
【0012】新規図面の作成、検図、承認及び登録に用
いられる作図端末A1〜A3、検図端末B1,B2、承
認端末C1及び登録端末Dは、それぞれ各階層ごとに同
一の構成機能を有するものであるので、図2に、簡便の
ため、各層について一つの端末で代表させてデータの流
れを示す。
【0013】図2において、Aaは作図端末Aの本体、
Abは作図又は修正の作業中にデータを扱うバッファ、
Acは作図端末Aの作図図面ファイルであり、Baは検
図端末Bの本体、Bbは作図又は検図の作業中にデータ
を扱うバッファ、Bcは検図端末で作成された図面の作
図図面ファイル、Bd,Beはそれぞれ検図端末Bの未
検図図面ファイル、修正注記ファイルであり、Caは承
認端末Cの本体、Cbは作図又は承認の作業中にデータ
を扱うバッファ、Ccは承認端末Cで作成された図面の
作図図面ファイル、Cd,Ceはそれぞれ承認端末Cの
未承認図面ファイル、修正注記ファイルであり、また、
Cfは承認OKになった承認済み図面ファイルであり、
さらにDaは登録端末Dの本体、Dbは作図又は登録の
作業中にデータを扱うバッファ、Dcは登録端末Dの作
図図面ファイル、Ddは登録図面ファイル、Deは図面
枠ファイルである。
【0014】各端末A〜Dは、図3に示すように、いず
れも同一のハード構成を有するCAD端末であり、入力
部であるキーボード31及びマウス32に接続された入
力ポート33と、表示部34に接続された出力ポート3
5と、他の端末との間で送受信する通信制御部36及び
外部メモリであるハードディスク(HDD)37とに接
続された入出力ポート38と、前記各入出力ポート3
3,35,38に接続されたCPU39と、所要のプロ
グラム及びデータを記憶し、CPUとの間でデータの授
受を行う内部メモリであるROM310a,RAM31
0bとを有するマイクロコンピュータで構成されてい
る。
【0015】CPU39は、図4に示すように、後述さ
れる作図、検図、承認又は登録のいずれか一つ又は二つ
の機能を実現するため、プログラム又はデータを内部メ
モリ310a,310b又はHDD37から読出すため
の読出手段41と、読出したデータを表示部34に表示
するための表示手段42と、表示されたデータに対して
所要のデータの加除訂正などをする書込手段43と、表
示されたデータから不要のデータを消去するための消去
手段44と、表示部に表示されている各データを端末番
号で指定された他の所定の端末に通信制御部36を介し
て転送(複写又は移動)するための転送手段45と、加
除訂正などを受けたデータ又は他の端末から受信したデ
ータをメモリ310a,310b又はHDD37に格納
する格納手段46とを周知の機能実現手段として有して
いる。
【0016】内部メモリ(ROM310a,RAM31
0b)には、図5(イ)に示すように、表示プログラム
51、作図、検図、承認、登録又は部品表作成支援など
の作業をするための作業プログラム52、転送プログラ
ム53、図面枠54、基本図形55、及び各端末の専用
者である設計者、検図者、又は承認者のサイン56が、
固定データとして登録されている。
【0017】本発明に係る図面・部品表作成管理装置に
おいて、各図面に関して処理対象とされる情報には、図
番(図面番号)と、図形データと、その図形データで構
成される図面により表された部品に関する属性情報とが
ある。これらを総称する場合は、図面情報という。ま
た、各端末A〜DのHDD37の図面情報を格納するた
めの領域は、図5(ロ)に示すように、複数の領域57
a〜57dに区分されている。すなわち、前記作図図面
ファイルAcを有する作図領域57aと、前記未検図図
面ファイルBdを有する検図領域57bと、前記未承認
図面ファイルCdを有する承認領域57cと、前記承認
済み図面ファイルCf及び登録図面ファイルDdを有す
る登録領域57dとの4領域に区分されている。そし
て、作図端末Aから登録端末Dまでの全ての端末におけ
る格納手段は、当該端末の作図領域57aにその端末で
作成された図面情報を格納する。また、作図端末Aの格
納手段は、後記属性情報入力手段から入力される属性情
報及び検図端末又は承認端末から転送されてくる修正待
ちの図面情報をも作図領域57aに格納することができ
る。また、検図端末Bの格納手段は、作図端末Aから転
送されてくる未検図の図面情報を検図領域57bに、承
認端末Cの格納手段は検図端末Bから転送されてくる未
承認の図面情報を検図領域57bに、また、承認済み図
面情報を承認領域57cに、登録端末Dの格納手段は承
認端末Cから転送されてくる承認済みの図面情報を登録
領域57dにそれぞれ格納するようになっている。
【0018】前記通信制御部36は、上記転送手段45
により端末番号で指定された他の端末との間でデータ送
受を行うための制御を行う。一つの端末から他の端末に
図面情報を転送(複写又は移動)する場合は、転送デー
タフォーマットが、図6に示すように、転送先を特定す
るための端末番号d1と、図面内容を特定するための図
番d2と、その図面の頁数d3と、その図面が新規図面
か修正図面か変更図面かの区別をするための注釈d4と
で構成されている。端末番号d1の指定は、キーボード
31からの入力により行うことができ、また、プログラ
ムにより自動的に指定させることもできる。作図端末A
は、自端末の端末番号を付加した図面情報を、下流階層
である検図端末Bに、その検図端末の端末番号をキー入
力により指定して転送するようになっている。キー入力
により指定する方法は、作図端末が設計される機種に応
じてグループ編成が異なる場合に、グループ編成の変更
に容易に対応することができる利点がある。
【0019】また、検図端末Bと承認端末Cの転送手段
45は、自端末の端末番号を付加した図面情報を、その
図面情報作成源である作図端末Aに、先にその作図端末
から受信した図面情報に付加された端末番号を自動的に
指定して転送するようになっている。
【0020】上記の構成により、各CAD端末A〜Dで
は、作業プログラム52の実行の際に、キーボード31
とマウス32を用いて、図面枠54の引用、基本図形5
5の呼出しなどにより、通常の図面作成を行うことがで
きる。
【0021】また、検図端末Bは、上記の作図機能のほ
か後述のように検図機能を、承認端末Cは、上記の作図
機能のほか後述のように承認機能を、また、登録端末D
は、上記の作図機能のほか後述のように登録機能をそれ
ぞれ有している。
【0022】作図管理部分は、上記構成により作図、検
図、承認及び登録を経て、作図された図面の登録を行う
が、その際に、後の図面利用のための検索及び部品表作
成のための品目番号の利用を可能にするため、作成され
た図面についての自動採番、すなわち、図番の自動付与
を行い、かつ、作図完了後に各部品図で表された一機種
の製品の構成部品の相互関係を表す部品表の自動作成を
行うため、上記設計端末(A,B,C)、登録端末Dに
は、図4の構成要素のほかに、部品表作成管理部分とし
て、図7に示すような構成が付加されている。管理端末
Eも、図7に示されている構成を有している。
【0023】設計端末A〜Cは、同一構成であるので、
作図端末Aについて代表的に説明する。すなわち、作図
端末Aには、作業プログラム52とキーボード31とマ
ウス32とからなる図形処理手段47、図形処理手段4
7により作成される図面で表される部品に関する所定の
属性情報をキーボードから入力するための属性情報入力
手段48、属性情報の一部である層別記号と検索品名と
で構成される検索用データを含む自動採番用データd71
を前記管理端末Eに与えて作成に係る図面の管理用図番
の付与を要求するための採番要求手段49と、前記図形
処理手段を用いて作成又は変更された図面を、また、前
記属性情報入力手段48より入力された属性情報を、前
記管理端末Eから付与された図番とともに、前記登録端
末Dの所定格納領域に登録すべきことを要求するための
登録要求手段410と、部品表の所定の付加項目をキー
ボードから入力するための部品表項目入力手段411と
が設けられている。
【0024】また、登録端末Dには、作図端末Aより登
録要求の際に転送手段45を介して転送されてくる図面
情報d72を登録するためのイメージデータ記憶領域と文
字データ記憶領域とを有する登録図面ファイルDd及び
属性情報ファイルDfと、前記作図端末Aより登録要求
の際に登録端末Dに転送されてくる図面情報d72を解析
して、図番と図形データと属性情報に分別する解析手段
412と、解析された図面情報のうち、図番と図形デー
タをイメージデータとして、図番と層別記号及び検索品
名とで構成される検索用データを文字データとして、そ
れぞれ前記登録図面ファイルに登録し、解析された図面
情報のうち、属性情報を前記属性情報ファイルDfに登
録する格納手段46とが設けられている。解析手段41
2は、また、分別した属性情報から品目情報と構成情報
を抽出する。品目(モジュール)とは、設計、製造、生
産管理の対象とする個々の物品の製品、セクション、ユ
ニット、アッセンブリ、パーツなどの総称である。ま
た、品目情報とは、品目番号(図番と一致)など品目単
位の情報である。構成情報とは、製品がどのような部品
又はその集合で構成されているかを示す関係の情報であ
る。各部品図面作成時に入力される属性情報から登録端
末による登録時に、品目ごとにデータベースが構築され
る。
【0025】さらに、前記管理端末Eには、層別記号と
検索品名とからなる分類基準を記憶している分類基準テ
ーブル413と、各層別区分ごとの登録図面の図番を順
次記憶している登録図番ファイル414と、前記作図端
末Aから受ける自動採番用データに含まれる検索用デー
タを前記分類基準テーブルから読出した分類基準と照合
して対応する層別区分の最新登録図番の次の連続番号を
設定する図番付与手段415と、前記図番付与手段によ
り設定された図番のデータを作図端末Aに送出する図番
送出手段416と、前記図番付与手段により設定された
図番を前記登録図番ファイル414に登録する図番登録
手段417と、前記作図端末Aより与えられる属性情報
(品目情報と構成情報)から構成されるデータベースと
なる属性情報ファイル418と、前記作図端末Aからの
部品表項目入力に基づき前記属性情報ファイルに登録さ
れた情報を用いて一機種の製品の品目番号、検索品名、
品名・規格などを表示する部品表を作成する部品表作成
手段419とが設けられている。
【0026】続いて、上記各端末を用いて作図に始ま
り、検図、承認を経て、その後の利用のための登録まで
の各過程における動作(作図登録)、及び前記作図過程
における自動採番の動作(自動採番)と、図面登録後に
行われる部品表作成の動作(部品表作成)について、図
2及び図8以下のフローチャートを用いて説明する。
【0027】[全体の概略的作用] 図8は、本発明に係る図面・部品表作成管理装置におけ
る全体的な動作を概略的に示すフローチャートである。
すなわち、システムの始動により、作図端末Aにおいて
作図ルーチンR1が実行され、その作図の過程で自動採
番により図番が各部品図ごとに付与され、その図番は、
作成された図面の図形データ及び作図過程で入力された
属性情報とともに図面情報を構成し、その図面情報は、
検図依頼コマンド実行に基づいて検図端末Bに転送さ
れ、検図端末Bにおいて検図ルーチンR2が実行され、
さらに、検図を経た図面の図面情報は承認端末Cに移動
されて、承認端末において承認のための承認ルーチンR
3が実行された後、承認OKとなった図面情報は一旦、
承認端末CのHDDに格納蓄積された後、登録コマンド
に基づいて登録端末Dに転送され、登録端末において登
録のための登録ルーチンR4が実行されて、作図端末で
入力された属性情報の中の層別記号と検索品名からなる
検索用データに基づいてメモリの所定番地に、後の利用
に供しうるように登録され、その後に本発明の要部であ
る部品表作成は、作図端末Aにおける入力操作により、
管理端末Eの支援のもとで行われる。
【0028】[作図] 図9は、作図ルーチンR1、すなわち、前記作図端末A
における設計図面作成及び修正の動作手順を示すフロー
チャートである。図10は作図端末Aの表示部34の表
示内容の一例を示す正面図である。図11は図9のステ
ップ17(S17)の詳細図である。
【0029】各端末A〜Dに電源を投入すると、CPU
39は、まず、読出手段41及び表示手段42に、表示
部34の表示面の作業項目表示欄341に、実行させる
べきコマンドの種類、すなわち、この端末に次に動作さ
せたい作業内容を指定する文字を、所定の配置順序にお
いて表示させる。図示の例の装置では、図10に示すよ
うに、設計端末において実行させる機能を表す「作図」
「検図」「承認」「登録」「図面枠引用」「新規採番」
「図面借用」「廃番」「図面貸出し」「サイン」「作
表」などの文字が表示されて、次に実行させたい作業内
容の入力(選択)を促す。図示の例では、作図端末Aか
ら登録端末Dまでの全ての端末が作図機能をも有してい
るので、上記「検図」「承認」「登録」も併せて表示さ
れる。
【0030】図9は、「作図」の作業を選択した場合の
動作流れを示している。以下、各図においてSと数字の
結合はステップを意味する。作図端末Aは、図面の新規
作成のほかに、検図端末Bから検図NGにより逆送され
てくる図面又は承認端末Cから承認NGにより逆送され
てくる図面の修正にも利用される。そして、「作図」を
選択すると、最初に、検図端末又は承認端末から修正要
求があったか否かをHDD37の作図図面ファイルAc
の修正図面格納の有無を調べて判断する(S10)。修
正要求がない場合は、ROMの作業プログラム(この場
合は作図プログラム)52が実行開始となり、通常のC
ADと同様に、表示画面の所定位置に表示される基本図
形の中からマウス32の操作による所要図形の選択、拡
大率の指定などの作図作業によって、バッフアAbと表
示部34を用いて、その表示画面に、部品図その他の図
面342を表示させてみながら図面作成を行うことがで
きる(S11)。作図中又は作図終了後に、「図面枠引
用」のコマンドを実行すると、登録端末Dの登録領域5
7dに格納されている図面枠ファイルDeから図10の
表示画面に示すように、図面の下側に複数の記入欄から
構成された表題欄343aを有する図面枠343が読出
され、図面と同一表示面に重ね表示される(S12)。
【0031】図面枠343の表題欄343aは、部品図
に表された品目名称、図番及び図面作成日を記入する名
称記入欄と、部品の表面処理の種類、熱処理の種類、材
質などの当該部品の属性に関する事項を記入する属性記
入欄と、設計者、検図者及び承認者のサインをそれぞれ
記入するサイン記入欄とを有している。品目名称は、層
別記号と検索品名とから構成されている。
【0032】層別記号とは、各種部品の材質、形状、加
工方法、用途などの属性に基づいて、共通のものを同一
の層に区分けするためのもの(層別区分の記号)であ
り、一例として1桁又は2桁のアルファベット記号で表
される。例えば、Aは鋳物、Bは板物、Cはシャフト、
Dは歯車、Eはローラ、Fはばね、Mは樹脂、Nはネー
ムプレート、Pは抵抗、Qはコンデンサ、Rはリレー、
Xは集積回路…などである。
【0033】また、検索品名とは、その部品の普通名称
を普通の用語で表したものである。例えば、板物である
場合は、プレートと記入する。検索品名に用途などを表
す品名規格を加えて、例えば、シャッターに用いられる
板物である場合は、プレート・シャッターなどと記入し
ても良い。
【0034】そして、上記「図面枠引用」のコマンド実
行に基づいて、表示部の画面に図10に示すような図面
枠343が表示されたならば、表示画面左側の属性項目
表示欄344に示されているように、図面で表された部
品の属性情報として設定されるべき項目が表示され、そ
の項目をマウス32により選択する度に表題欄343a
の位置に、表題欄に代わって属性情報欄343bが表示
され、これに設定項目を記入することが要求される(S
13)。設計者は、このCADのワープロ機能を用い
て、各記入欄に記入することができる。
【0035】表題欄記入のステップ(S13)において
は、マウス32とキーボード31を用いて、まず名称記
入欄に前記層別記号と検索品名、又はさらに品名規格ま
でが入力される。次に、属性情報欄343bに各属性情
報が入力される。層別記号と検索品名、さらには品名規
格までのデータが上記図面情報の検索用データとされ
る。
【0036】また、ステップS13において設定された
項目は、部品図の属性情報の一部として記憶される。設
定項目の内、表題欄343aの記入事項と一致するもの
(品目番号と図番、層別記号及び検索品名と品目名称)
が、自動的に表題欄の各記入欄に表示される。この場
合、図番も他の一つの検索用データとされるが、図番
は、後述される自動採番方法により、自動的に付与され
るようになっている。属性情報の品目番号はその部品の
所属する上位品目の番号である。この親子関係を表す品
目番号と親品目番号が部品表作成に用いられる。上記設
定項目のうち、品目名称(層別記号と検索品名)をキー
入力し、「新規採番」のコマンドを実行すると、管理端
末Eによる自動採番プログラムが実行されて、同一層別
区分の既登録番号の次の番号がこの部品図の図番として
採用される。
【0037】設計者は、表題欄の記入作業の終了に続
き、「サイン」のコマンドを実行し、予め登録されてい
る当該設計者のサインを呼び出して、図面枠の設計者の
サイン記入欄に書込み、表示させる(S14)。なお、
このサインは、各設計者独自のものであるから、他人に
乱用されることを防止するには、「サイン」のコマンド
を実行した場合に、設計者が自己のパスワードを入力し
た時のみ、そのサインのイメージデータを読出して図面
枠に付加するように、プログラムが組まれている。
【0038】上記のようにして、サインの記入により作
図を終了した場合は、「終了」のコマンドを実行する
と、CPU39の格納手段46により図形データ及び検
索用データがHDD37の作図図面ファイルAcに格納
される(S15)。
【0039】図面の格納に続いて、前記属性情報の登録
作業が設計者により行われる。この属性情報は、上述し
たように、表題欄記入のステップで入力された設定項目
により構成され、属性情報登録コマンドに基づいてHD
D37の属性情報ファイルAdに登録される(S1
6)。
【0040】[自動採番] 作図端末Aで、前記属性情報入力に続く図9のステップ
17において、図11に詳細を示すように、「新規採
番」のコマンドを実行し(S171 )、その後は、後記管
理端末Eから新規図番を受信したか否かを調べ(S172
)、受信した場合は、その新規図番、例えば、図番
「B1001」を作図図面ファイルAcに格納する(S
173 )とともに、図10の表示部34の表示画面に表示
されている表題欄343aの図番記入欄に表示して(S
174 )、自動採番が終了したことを報知するようになっ
ている。
【0041】そして、図9における自動採番(S17)
の終了後、S18の転送データフォーマットの作成ステ
ップにおいて、検図端末の端末番号をキー入力し、転送
先を指定して検図依頼コマンドを実行すると、データ送
出手段45がHDD37から図面情報を読出し、すなわ
ち、作図図面ファイルAcから図形データと検索用デー
タを、属性情報ファイルAdから属性情報をそれぞれ読
出して、その図面情報をこれに作図端末の端末番号を付
加して、通信制御部36を介して前記端末番号により転
送先を指定された検図端末Bに転送して、その検図端末
のHDD37の未検図図面ファイルイBdに格納させ
る。
【0042】図11のS172 において新規図番の受信を
待機している間に、管理端末Eでは、図12に示すよう
に、作図端末Aから採番コマンドが転送されたことに基
づき自動採番のプログラムが実行される。すなわち、管
理端末Eは、いずれかの作図端末Aから採番コマンドを
受信した場合(S21でY)は、図番付与手段415が
その採番コマンドに含まれる検索用データを解析して
(S22)、検索用データの中から層別記号を選択し、
その層別記号を分類基準テーブル413に登録されてい
る分類基準と照合し(S23)、合致する場合(S23
でY)は、登録図番ファイル414のその層別記号に対
応する既登録図面の図番Fnを探し出し(S24)、読
出した図番Fnの次の番号(すなわち、Fn+1の番
号)を新規図番として設定し(S25)、その図番を図
番送出手段416及び図番登録手段417に与える。登
録図番ファイル414の既登録図番台帳(テーブル)に
は、層別記号Bと連続番号が登録される。例えば、最新
登録番号がB1000であるとすると、同一層別区分の
次の番号B1001が、新規図番として付与される。
【0043】図番送出手段416はその新規に付与され
た図番を当該作図端末Aに転送し(S26)、また、図
番登録手段417は同一図番を登録図番ファイル414
に登録して(S27)、自動図番付与を終了する。作図
端末Aから受信した採番コマンドに含まれる検索用デー
タが分類基準と合致しない時(S23でN)は、検索用
データの入力ミスである旨を当該作図端末に転送して
(S28)、その作図端末の表示部に表示させる。
【0044】上記新規図面の作成過程における図面枠引
用(S12)、表題欄記入、属性情報入力(S13)、
サイン記入(S14)、図面格納(S15)、属性情報
登録(S16)、自動採番(S17)の順序は、単なる
一例を示すに過ぎず、全く任意である。例えば、ステッ
プS11において検索用データとその他の属性情報の入
力を行い、引き続いて自動採番を行っても良い。
【0045】図9の作図フローに戻って、作図端末A
が、下流側のCAD端末、すなわち、検図端末B又は承
認端末Cから検図NG又は承認NGの場合に、検図者又
は承認者により付加された修正注記データとともに逆送
されてくる図面情報を受信して、図面修正の要求を受け
ている場合(S10において肯定の場合)は、当該図面
への加除訂正をするためのルーチンS19〜S113,
S18が実行される。
【0046】すなわち、受信した図面情報の内、修正が
必要な部分、項目などを検図端末B又は承認端末Cから
受信した修正注記データの内容から判断し(S19)、
図面NGの場合は、設計者がその図面の修正を前記修正
注記データに従って行った後(S110)、格納コマン
ド実行に基づいてその修正図面(図形データ)を格納す
る(S111)。修正図面の格納に続いて、又は図面N
Gでない場合は図面修正を経ずに、属性情報がNGか否
かを判断し(S112)、NGならばその属性情報につ
いて前記修正注記データに従って修正する(S11
3)。属性情報が修正された場合も、図9には図示を省
略されているが、ステップS13において新規入力され
た属性情報をステップS16において登録した場合と同
様に、修正された属性情報を属性情報ファイルに格納す
るようになっている。そして、修正が行われた図面及び
/又は属性情報を含む図面情報が検図依頼コマンド実行
により、所定の検図端末Bに転送される(S18)。
【0047】作図端末Aは、そこで作成された図面の図
面情報を全て、検図依頼コマンド実行に基づいて、所定
の下流側の検図端末Bに転送するが、検図依頼した図面
の図面情報は、その作図端末にも残される。そして、検
図端末B又は承認端末CからチェックNGのために図面
情報が修正注記データとともに逆送されてきた時は、作
図端末の同一図番の図面の図面情報が、その逆送されて
きた図面情報及び修正注記データと置換される。従っ
て、検図依頼した後、検図、承認を終了するまで、設計
者と検図者又は承認者との間で相互に図面内容の確認を
することができる。
【0048】[検図] 検図端末Bでは、作図端末Aから新規に作成された図面
又は修正された図面の図面情報が転送されてくると、ま
ず、この図面情報を検図端末のHDDの未検図図面ファ
イルBdに格納する。これに引き続き、表示部に表示さ
れているコマンド種類の中から、「検図」を選択する
と、検図プログラムが実行され、図13の検図フローに
示すように、HDD37の未検図図面ファイルBdに格
納された図面情報が読み出されて、表示部に表示される
(S31)。
【0049】次に、検図端末においては、図面全体と修
正項目の全てを同一画面に表示すると、全てが小さく表
示されて、検図者が修正注記を行うのが困難である。そ
こで、この検図端末においては、図面引用後に、表示さ
れた図面に対する修正注記を入力し易い大きさに拡大表
示させるための画面状態の設定をする(S32)。
【0050】検図者は、表示された図面及び表題欄の記
入事項、さらには、他の属性情報を順次チェックし、チ
ェック結果に応じて、検図OK又は検図NGコマンドを
選択する(S33)。チェック結果が良好である場合
は、検図OKを入力をすると、その図面が新規図面であ
るか修正図面であるかが検索用データの図番に基づいて
判断される(S34)。新規図面である場合は、「サイ
ン」のコマンドを実行して、予め登録されているサイン
を読出して、所定の検図者サイン記入欄に記入される
(S36)。
【0051】これに対して、修正図面である場合、すな
わち、一度検図されたものの再検図である場合は、前回
の検図の際に付加された修正注記データがデータ消去手
段により消去を行い(S35)、その後、サイン記入の
ステップS36に進む。サイン記入を終了した後、検図
OKコマンドを入力すると(S37)、HDDに残って
いるデータ、すなわち、作図端末Aから送られた修正後
図面情報が、データ転送手段により通信制御部を介し
て承認端末Cに移動される(S38)。この承認端末C
の指定は、所定の承認端末Cの端末番号が自動設定され
るようにして固定しても良いが、検図者がキー入力によ
りその都度端末番号を指定しても良い。
【0052】また、図面チェックのステップS33で、
チェックの結果がNGである場合は、そのときの図面が
新規図面か修正図面かが判断され(S39)、新規図面
である場合は、修正注記データの記入のためのルーチン
が実行される(S311)。すなわち、修正注記ファイ
ルBeから修正注記に必要な記号などが読出され、これ
を用いて修正注記の記入が行われる。そして、検図者が
図形データ及び属性情報について各修正項目の修正を行
うと、検図端末Bには、検図前の原図と修正注記が合成
されて重ね表示される。修正注記は、検図者の作成に係
るデータであることを分かり易く示するため、作図端末
による原図と異なる色で表示される。
【0053】これに対して、修正図面である場合は、修
正OKと判定した部分を消去するための入力操作(S3
10)をした後、ステップS311の修正注記の記入を
行う。そして、修正注記の記入を終了した後、検図NG
のコマンドを入力すると(S312)、その修正図面の
図面情報がこれに注記データを付加されて、データ転送
手段により通信制御部36を介して、その図面の作成に
係わった作図端末Aに送り返される(S313)。この
場合は、図面情報は作図端末Aへ移動されて、検図端末
には残らない。
【0054】修正注記データが付加された図面情報を送
り返された作図端末Aでは、当初に作成された原図と、
検図者が付加した修正注記が表示部34に重ね合わせて
表示され、かつ、修正注記は、原図と別の色を用いて表
示される。従って、設計者が作成した図面と、検図者が
記入した修正事項及び注記を明確に識別することができ
る。
【0055】[承認] 検図OKにより、検図端末Bから図面情報が転送された
承認端末Cでは、その図面情報を承認端末のHDDの未
承認図面ファイルCdに格納する。そして、承認端末C
の始動に基づき、承認プログラムが実行されて、図14
に示すように、HDDから図面情報が読出されて表示部
に表示される(S41)。そして、承認端末Cでも、検
図端末Bの場合と同様に、図面状態の設定がされる(S
42)。承認者は、表示された図面及び表題欄の記入事
項をチェックし、そのチェックの結果に応じて承認OK
又は承認NGのコマンドを実行する。CPUはそのコマ
ンド実行から承認OKかNGかを判断し(S43)、承
認OKの場合は、サイン記入のためのステップに進み、
承認者の「サイン」のコマンド実行及びパスワード入力
もしくはサインの特定のための入力に基づいて、所定の
サインをメモリから読出して、図面枠のサイン記入欄に
記入する(データを付加する)。このサイン記入に続い
て承認OKのコマンドを実行すると(S45)、HDD
の未承認図面ファイルCdの図面情報は、承認済み図面
ファイルCfに移動される(S46)。一機種の関連部
品の図面作成が完了するまでは、承認済み図面ファイル
Cfに蓄積される。自端末で入力した修正注記データ
は、データ消去手段により消去を行う。
【0056】関連する部品全部、すなわち、一つの機種
の製品の構成部品の全ての作図を終了したとき(S47
においてY)は、承認端末Cからの作図完了コマンドの
実行及び端末番号の指定により、承認済み図面フアィル
Cfに蓄積されていた承認済み図面が一括して所定の登
録端末Dの登録図面ファイルDdに移動されて登録され
る(S48)。
【0057】なお、承認OKにより図面情報は承認済み
図面ファイルCfに移動させるようにしているが、承認
済み図面ファイルCfを持たないで、登録端末Dの登録
図面ファイルDdに直接移動しても良い。しかし、運用
効率の向上を図るには、承認済み図面ファイルCfを用
いる方が良い。
【0058】これに対して、チェックの結果がNGの場
合(S43否定)は、そのコマンド実行に基づいて、修
正注記のためのステップS49に進み、修正注記ファイ
ルから読出される修正注記のための記号を引用して、設
計者の図面に対して訂正すべき部分に対する修正注記デ
ータの記入を、キー操作又はマウス操作により行う。そ
して、承認NGコマンド実行(S410)により、その
前に入力した端末番号で指定された作図端末Aへ、その
図面情報と修正注記データとを、自端末の端末番号を付
加してデータ転送手段及び通信制御部を介して、作図端
末Aに送り返す(すなわち移動する)(S411)。作
図端末Aでは、この承認端末Cからの設計者用データ
(図面情報)及び承認者用データ(修正注記)を表示部
に重ね表示させて、その修正注記に従って図面情報(図
形データ、検索用データ及び属性情報)の加入、書替
え、削除等を行うことができる。
【0059】登録端末Dでの図面の登録が完了すると、
登録端末はその登録完了を作図端末Aに報告するととも
に、その登録図面の図面情報を作図端末へ転送して、作
図図面ファイルのデータをこれに置換する。これによ
り、作図端末では一連の作図図面が登録されたことを表
示画面から確認することができるので、設計者は消去コ
マンドを実行して、作図図面ファイルAcを空にする。
【0060】承認端末Cから承認済み図面の図面情報を
一括して移動された登録端末Dは、さらに、各図面情報
(図番、図形データ及び属性情報)を、一機種ごとに、
イメージデータである図形データと文字データである図
番及び属性情報とに区分し、イメージデータはこれを登
録端末Dに接続されている電子ファイリングシステムを
介して光ディスクMO等に対して、前記図番をアドレス
として光ディスクの所定番地に格納し、属性情報はこれ
を管理端末E(好ましくは、ホストコンピュータF)の
支援による部品表作成に利用するために登録させる。
【0061】[部品表作成] 続いて、本発明の要部である部品表作成について説明す
る。上記のように、作図端末Aでは、新規図面作成の際
に、その部品図に関する属性情報を入力している(図9
のS13)。この属性情報は、一部は図面の表題欄に表
示され、また、登録端末に格納された図面を検索するた
めの検索用データとして用いられるほか、管理端末Eの
支援の下で作図端末Aによる部品表作成に利用される。
【0062】設計者がある製品について新規に設計図面
を作るときは、図15に示すように、設計構想を練る。
すなわち、まず、その製品FPの全体像を想定し、その
製品FPについて機種型名を決定し、その製品の組立品
の集まりで単体で機能をもつもの(S:セクション)、
次いで、それらの組立品(U:ユニット)、さらに、中
間組立品がある場合はその中間組立品(A:アセンブ
リ)、最後に各組立品を構成する部品(P:パーツ)
と、全体の構成関係(ツリー)を配慮しながら、製品を
トップダウン志向で幾つかのモジュール(品目)に分
け、組立順序を決定し、最終的に部品レベルまで落とし
て、上述したように具体的に設計し作図端末で作図す
る。図15の右側のレベルは部品構成の階層順位を示
す。
【0063】設計者は、上記構想に基づき、作図端末に
おいて上記属性情報入力手段48を用いて、属性情報の
うち少なくとも検索用データである層別記号と検索品名
及び品名規格、機種型名を入力すると、検図、承認を経
て管理端末の属性情報ファイル418に格納されて、後
述される部品表作成のためのデータベースが構築され
る。その後、作図端末からの作表コマンド実行に基づい
て、作図端末が作業プログラムの中の部品表作成プログ
ラムの実行が開始され、上記データベースの属性情報を
用いて、図16のフローチャートで示した部品表作成の
ための処理が行われる。
【0064】図16は部品表作成部分を示し、図17は
作成された前記部品表をアクセスして不足項目の追加、
修正をして完成した後、出力させるための部品表管理出
力部分を示す。
【0065】図16において、161は属性情報ファイ
ル418に格納された属性情報データベースであって、
作図された各部品の属性情報が格納される。162は品
目情報抽出処理部であって、属性情報データベースの各
要素から品目情報のみを、例えば、品目番号と検索品名
(親図面の場合)、又は、品目番号と親品目番号と検索
品名(子図面の場合)を抽出する。163は品目情報編
集処理部であって、抽出された品目情報を編集し、品目
ごとの品目番号と検索品名、又は品目番号と親品目番号
と検索品名からなる品目データを作成する。164は、
親子関係セット処理部であって、品目番号と親品目番号
と検索品名と組立順序と一台の製品に組込まれる部品点
数を意味する一機数などの親子関係を表す製品構成デー
タを作成する。165は出力処理部であって、品目情報
編集処理部163及び親子関係セット処理部164によ
り作成処理された品目データを品目ファイル166−1
に出力し、また、製品構成データを製品構成ファイル1
66−2に出力する。166は部品表ファイルであっ
て、上記品目データを格納する品目ファイル166−1
と上記製品構成データを格納する製品構成ファイル16
6−2とからなる。品目データと製品構成データとを用
いて部品表が作成される。
【0066】図17において、170は制御部であっ
て、後に詳述される各種処理の振り分けを行うもの、1
71は照会処理部であって、親と子の関係にあるデータ
の展開チェックや全ての段階の展開チェックなど複数種
類の形式で部品表ファイル照会をするための処理を行
い、かつ、照会結果を出力するもの、172は変更処理
部であって、部品表に対して追加、更新、親子関係の解
消などの処理を行い、部品表を最新の状態にするための
もの、173はリリース処理部であって、部品表を必要
に応じて生産管理部門、原価管理部門などの他の部門に
提供するための出力サービスを行なうもの、174は削
除・復元処理部であって、部品表の不要となった品目情
報を削除して部品表ファイル166を可及的に効率的に
使用できるようにするとともに、削除した情報を退避フ
ァイル175に退避して置き、後に必要となっ時に復元
するためのもの、176は部品表アクセス処理部であっ
て、上記制御部170から削除・復元処理部174など
からの依頼に基づいて部品表ファイル166に対する読
み出し・書き込み処理を行うものである。
【0067】続いて、上記の構成に基づく部品表作成の
ための制御と、作成された部品表のリリース又は変更な
どの管理のための制御について説明する。 (1)部品表作成制御 まず、前記登録端末Dから転送されてきた属性情報を属
性情報データベース161に格納する。品目情報抽出処
理部162は各モジュールごとに属性情報より品目情報
のみを抽出する。抽出された品目情報は、品目情報編集
処理部163により品目ファイル166−1に品目デー
タとしてセットされる。また、親子関係セット処理部1
64は、品目番号と親品目番号に基づいて、親子関係を
製品構成ファイル166−2に製品構成データとしてセ
ットするようになっている。これらの品目データ及び製
品構成データが、出力処理部165により部品表ファイ
ルに格納され、部品表が作成される。
【0068】上記のように、部品表ファィル166に
は、作図過程において入力された属性情報を用いて作成
された部品表が格納されている。しかし、製品は、全て
作図された部品だけで構成されるものではなく、外注品
を用いる場合もあり、また、市販品を用いる場合もあ
る。従って、生産開始のために部品表を生産部門や他の
部門にリリースする前に、上記管理端末により自動作成
された部品表を、特定の品目について呼出して、これに
他の不足品目を追加し、又は、修正、削除する必要があ
る。このような要求に対して、次に説明するような部品
表管理作業が必要となる。
【0069】(2)部品表管理制御 この部品表管理作業モードの実行においては、図18に
示されるフローチャートに沿って制御が行われる。
【0070】すなわち、作図端末Aは管理端末Eに格納
されている部品表管理のための入力画面フォーマットを
引用して、図19に例示されているように、表示部34
に入力画面を表示し、各空白欄に所定項目を記入すべき
ことを促す(S51)。入力画面の空白欄には、親品目
番号(a)、区分/検索品名(b)、更新方式(c)、
更新日(d)、指示(e)、子品目番号(f)、品名規
格(g)、組立順序(h)一機数(i)、指示(j)が
ある。
【0071】指示(e)欄には、その右側の欄に入力さ
れた項目について、追加、変更、組立順序変更、削除の
いずれかをそれぞれ一例としてA,R,J,Dのアルフ
ァベット記号で指定される。一機数とは、一台の製品に
組込まれる部品点数を意味する。また、指示(j)欄に
は、入力画面の頁を指定する数又は更新画面を指定する
記号Uが記入される。
【0072】図19の入力画面が表示されたならば、作
成日欄にはホストコンピュータから作図端末に与えられ
るカレンダーデータにより表示される。続いて、作図端
末の部品表項目入力手段411より所要の親品目番号、
例えば、図20に示すように「S****」を持つ品目
を指定し(S52)、書き込みキーを押下して部品表照
会コマンドを実行させる(S53)と、この親品目番号
が管理端末Eに転送され、管理端末Eでは、照会処理部
171が指定された展開モードにより部品表をアクセス
するようにセットし、部品表アクセス処理部176に対
して、その指定されたモードでの展開処理を指令する。
これに従い、部品表アクセス処理部は、品目ファイル1
66−1を読出し、入力画面の区分・検索品名欄(b)
に「S****」の区分・検索品名である「キンユウタ
ンマツ」を表示し、次に、製品構成ファイル166−2
を読み出して、指定された品目番号を親品目番号とする
部品図面の品目番号及び品名規格を読み出して、これら
をそれぞれ子品目番号欄(f)と品名規格欄(g)に、
例えば、「ZS5」、「SEC,プリンタ」を表示する
(S54)。すなわち、「S****」には「ZS5」
が子品目番号として接続されていることが表示される。
【0073】以上は、指定された一つの品目について登
録されている子品目が画面に表示されたことになる。続
いて、ZS5を親品目番号に指定し(S52)、書き込
みキーを押す(S53)と、先と同様に、紹介処理部1
71が部品表ファイル166をアクセスし、指定された
品目番号を親品目とする品目番号ZU108,110,
113及び組立順序、一機数が表示される。図21で
は、上3行の品目がデータベースから読出されて表示さ
れたものである。
【0074】表示された部品表の構成情報に不足項目が
ある場合は、(e)(f)(h)(i)の各欄に順次入
力する。この入力の際は、変更処理部172が動作す
る。すなわち、表示部34の表示画面を見ながら、指示
欄(e)にはアルファベットA(追加)を入力し(S5
6)、子品目番号欄(f)には、事前に属性情報入力の
際に登録済の品目番号、例えばZU112を入力し(S
57)、組立順序欄(h)には当該製品の全構成部品の
中の当該部品の組立順序を入力する(S58)。そし
て、一機数欄(i)に使用部品点数を入力する(S5
9)。他の構成部品があるときは書き込みキーを押さず
に(S510でN)、同様にして、他の全ての構成部品
(ZU112,114,111)についてもステップS
56〜59を繰返して(e)(f)(h)(i)の各欄
に入力する。
【0075】例えば、外注品などのデータベースに登録
されていない部品を子品目とする場合も、上記の場合と
同様にキーボードから品名・規格、組立順序、一機数を
入力して、部品構成を行うことができる。構成部品の入
力順序は組立順序と一致しなくともよい。
【0076】全ての構成部品の入力を終了したとき、書
き込みキーを押す(S510でY)と、これらの子品目
番号が管理端末Eに送られ、属性情報の中から各品目番
号(図番)に対応する品名・規格が読出されて作図端末
へ送られるので、入力画面の品名・規格欄(g)に図2
2に示されているように、品名・規格が表示される(S
511)。なお、この表示の際に、品目番号順又は組立
順序の順に置換されて表示される。
【0077】全構成部品が1頁の入力画面の表示可能数
よりも多い場合は、画面数が複数頁用いられる。一画面
での入力終了時は、他の頁があるか否かが調べられ(S
512)、他の頁がある場合(S512でY)は、画面
が次頁に切り換えられ(S513)、S56〜S511
が繰り返される。他の頁がない場合(S512でN)
は、入力終了を意味する書込みキーを押下すると(S5
14のY)、以上に入力された各部品表作成に必要な項
目(品目番号、組立順序、一機数)に基づいて、当該機
種型名の製品についての部品表を完成する(S51
5)。
【0078】図24は、上述の要領で、この実施例の図
面・部品表作成管理装置により作成された、機種型名S
BP10の製品「ボールペン」の総合部品表の一例であ
る。最左側のレベル欄には、ツリー型部品表における図
15のレベルに相当するものを数値で入力する。
【0079】図25は図24の同機種型名の製品のツリ
ー型部品表の一例を示している。このツリー型部品表を
作成する場合は、前記レベルの順に品目を並べ変え、か
つ、同一レベルにある品目の数に応じて、同一列におけ
る表示位置又は印字位置を決定し、各品目を枠で囲い、
親子関係にある品目の枠を連結線で結合している。
【0080】部品表の入力項目に変更を加える場合は、
S51において入力画面を表示させ、変更したい製品の
親品目番号を入力し(S52)、書込みキーを押して
(S53)、表示された区分、検索品名を確認し(S5
4)、その画面の子品目番号を親品目番号欄(a)に入
力し(S52)、書込みキーを押して(S53)、図2
3に示すように変更したい項目が含まれている画面を表
示させる(S54)。そして、この画面の変更対象の子
品目番号の指示欄に、例えば組立順序を変更したい場合
は、「J」を入力し、かつ、組立順次欄の「5」「6」
をそれぞれ「6」「5」に変更し、また、指示欄(j)
に更新「U」を入力した後、書込みキーを押下すると、
変更後の項目に基づいた部品表が作成される(S51
5,516)。
【0081】上記の実施例では、管理端末EにCAD端
末の一つを用いたが、本発明は、勿論これに限定される
ものではなく、とくに、管理端末に求められる機能が多
岐複雑になる場合は、図1のホストコンピュータHによ
り、上記管理端末の機能を果たさせることも可能であ
る。上記のようにして作図登録された新規図面、作成登
録された部品表を、設計部門及び管理部門のみでなく、
生産部門、出荷部門などの関連諸部門でも、引用、参照
できるように、リリース処理部173と出力部177を
接続してEDP(電子データプロセッシング)システム
を構築する場合は、管理端末EはホストコンピュータH
で構成することが望ましい。
【0082】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、設計端
末において各図面の作成の際に属性情報を入力して格納
し、一機種の製品について一纏まりの図面を一括して登
録端末に登録することができる。そして、登録すると、
前記属性情報は管理端末に転送され、データベースに格
納される。また、管理端末は設計端末からの作表要求に
基づき、属性情報から品目単位の品目情報と当該品目の
製品構成との関係を表す構成情報を抽出して、それぞれ
を品目データと製品構成データとしてセットして部品表
ファイルに格納し、一機種の製品を構成する全部品につ
いての部品表を作成する。従って、第1に、従来と異な
り、一枚の図面ごとに属性情報を抽出して部品表を作成
し、各部品表から総合部品表を手書きで完成することを
要することなく、一機種の製品を構成する全部品の総合
部品表を一挙に自動的に作成することができ、作図から
部品表作成までの所要時間が大幅に短縮され、設計業務
の効率が著しく向上する。第2に、部品表項目入力手段
を備えたので、最少限の項目を追加変更入力するだけ
で、所望の部品表を得ることができる。第3に、品目番
号の入力ミスさえなければ、設計者の相違に係わらず同
一部品には常に同一の層別区分、検索品名、品名・規格
などが表示入力され、部品表に記載されるので、正確な
部品発注、材料手配、組立、及び出荷等ができる。
【0083】第4に、製品全体の部品表を完成させなく
とも、設計完了したセクション(S)、ユニット(U)
又はアッセンブ(S)単位にリリースすることができる
ので、生産部門などでは生産手配のスピードアップを図
ることができる。第5に、部品表データが上流部門で入
力されるため、部品表データが一元化できるため、生産
効率が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置の一実施例を構成するCA
D−LANシステムの概略図である。
【図2】図1の各階層の端末間のデータの流れを示す概
要図である。
【図3】各端末の概略構成を示すブロック図である。
【図4】各端末のCPUの機能実現手段の一部を示すブ
ロック図である。
【図5】メモリ(ROM,HDD)の格納内容及び格納
領域を示すブロック図である。
【図6】転送データフォーマット及びデータ構成を示す
模式図である。
【図7】各端末の本発明要部である部品表作成及び管理
に必要な機能実現手段を示すブロック図である。
【図8】システム全体の作業の流れを示す概略フローチ
ャートである。
【図9】作図端末の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図10】作図端末の表示部の表示内容を例示する表示
部正面図である。
【図11】図8のS17のステップの詳細図である。
【図12】管理端末の採番のための動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】検図端末の検図のための動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】承認端末の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図15】設計構想の概念図である。
【図16】管理端末の部品表作成部分の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図17】部品表をアクセスして必要な出力をするため
の部品表管理部分の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【図18】作図端末の部品表作成のための動作を説明す
るフローチャートである。
【図19】部品表をアクセスするため、項目入力をする
ための入力画面を示す図である。
【図20】図19の入力画面の親品目番号欄に機種型名
を入力した時の表示状態の一例を示す図である。
【図21】図19の入力画面の親品目番号欄にセクショ
ン名を入力した時の表示状態の一例を示す図である。
【図22】項目の追加入力後に照会コマンドが実行され
た時の表示状態の一例を示す図である。
【図23】項目を変更したときの表示状態の一例を示す
図である。
【図24】作成された部品表の一例を示す図である。
【図25】作成されたツリー型部品表の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
A〜D CAD端末 A 作図端末 B 検図端末 C 承認端末 D 登録端末 E 管理端末 H ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八重樫 くみ子 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新 興製作所内 (56)参考文献 特開 平2−89181(JP,A) 特開 昭59−220867(JP,A) 特開 昭63−244169(JP,A) 特開 昭64−3777(JP,A) 特開 平3−75967(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)設計端末と、登録端末と、管理端末
    とからなり、 (ロ)前記設計端末は、 新規図面の作成と登録図面の変更を行うための図形処
    理手段と、 前記図形処理手段を用いて作成された図面で表される
    部品に関する属性情報を入力するための属性情報入力手
    段と、 前記属性情報の中の層別記号と検索品名とで構成され
    る検索用データを含む採番要求指令を前記管理端末に与
    えて作成に係る図面の図番の付与を要求するための採番
    要求手段と、 前記図形処理手段を用いて作成又は変更された図面の
    図形データと、前記属性情報入力手段より入力された属
    性情報と、前記管理端末から与えられた図番とで構成さ
    れる図面情報を前記登録端末に登録すべきことを要求す
    るための登録要求手段と、 前記図面情報を前記登録端末に転送するための転送手
    段と、 部品表に所定項目を追加又は変更入力するための部品
    表項目入力手段と、 を有し、 (ハ)前記登録端末は、 登録図面ファイル及び属性情報ファイルと、 前記設計端末の登録要求の際に前記転送手段により転
    送される図面情報を解析して、図番と図形データと属性
    情報とに分別する解析手段と、 前記解析された図面情報のうち、図番と図形データを
    イメージデータとして、 前記図番と層別記号及び検索品名とで構成される検索用
    データを文字データとして、それぞれ前記登録図面ファ
    イルに登録し、前記解析された図面情報のうち、前記属
    性情報を前記属性情報ファイルに登録する格納手段と、 前記解析された属性情報を前記管理端末に転送する転
    送手段と、 を有し、 (ニ)前記管理端末は、 前記属性情報の一部である層別記号と検索品名とから
    なる分類基準を記憶している分類基準テーブルと、 層別区分ごとの登録図面の図番を記憶している登録図
    番ファイルと、 前記設計端末から受ける採番要求指令に含まれる検索
    用データを前記分類基準テーブルから読出した分類基準
    と照合して対応する層別区分の最新登録図番の次の連続
    番号を設定する図番付与手段と、 前記図番付与手段により設定された図番を前記設計端
    末に送出する図番送出手段と、 前記図番付与手段により設定された図番を前記登録図
    番ファイルに登録する図番登録手段と、 前記登録端末より各図面について与えられる属性情報
    から品目番号などの品目単位の情報である品目情報と当
    該部品の製品構成との関係を表す構成情報を抽出し格納
    してデータベースを構成する属性情報ファイルと、 前記データベースの品目情報と構成情報を用いて一機
    種の製品の品目データと製品構成データを作成編集処理
    して、部品表を作成する部品表作成手段と、 前記部品表作成手段により作成された部品表の中の各
    品目についての品目番号、 品名・規格などを格納する
    品目ファイルと、製品を構成する品目の親子関係を 規
    定する製品構成ファイルとからなる部品表ファイルと、 前記設計端末の部品表項目入力手段からの部品表項目
    入力に基づき、前記部品表ファイルを検索し、かつ、項
    目の追加、変更をして、変更された部品表を前記部品表
    ファイルに格納し、及び、外部に出力する部品表管理手
    段と、 を有することを特徴とする図面・部品表作成管理装置。
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