JP2914195B2 - 内燃機関のプラグキャップ - Google Patents
内燃機関のプラグキャップInfo
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- H01T13/02—Details
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Description
において、点火プラグの取付孔に抜き差し自在に取り付
けられるプラグキャップに関する。
ば、実開昭61−61778号公報に記載のものが挙げ
られる。上記の従来技術は、図3に示すように、一方端
が点火プラグに嵌合されるプラグキャップパイプ19の
他方端の外周面にレインカバー22が取り付けられて構
成されたプラグキャップである。そして、前記レインカ
バー22には、前記プラグキャップパイプ19外周面に
嵌合されるパイプ保持部15と前記パイプ保持部15の
外周側にあって前記点火プラグ取付孔21開口部内周面
に嵌合されるシール部12とを備え、前記パイプ保持部
15と前記シール部12との間には若干の隙間26が設
けられている。さらに、前記レインカバー22には、点
火プラグ取付孔21開口部の上側端縁部に形成された環
状突起17に嵌合し、かつ点火プラグ取付孔21開口部
を覆う環状補助カバー11がその外周面に備えられる。
そして、前記プラグキャップパイプ19内から前記レイ
ンカバー22内を介して外部に延びる点火ケーブル18
が備えらて、プラグキャップは車両等のエンジン20本
体の点火プラグ取付孔21に抜き差し自在に取り付けら
れる。
カバー11により点火プラグ取付孔21を覆って良好な
シール性を得るとともに、前記パイプ保持部15と前記
シール部12との間に設けられた隙間26により、プラ
グキャップを点火プラグ取付孔21に容易に挿入するた
めに必要な弾性力と、挿入後のレインカバー22の圧縮
歪を防止するのに必要な弾性力を得ていた。
ような従来の技術では、前記パイプ保持部15と前記シ
ール部12との間に設けられた隙間26により、前記パ
イプ保持部15と前記シール部12とはその1部が分割
された構造となる。従って、特に前記シール部12の厚
みが非常に薄くなり、プラグキャップを点火プラグ取付
孔21に取り付ける際等に、前記シール部12が変形
し、めくれあがってしまい、点火プラグ取付孔21の良
好なシール性が得られないことがる。
プを点火プラグ取付孔に挿入する際に、シール部がめく
れあがるようなことがなく、かつプラグキャップを点火
プラグ取付孔に容易に挿入するために必要な弾性力と、
挿入後のレインカバーの圧縮歪を防止するのに必要な弾
性力を確実、かつ容易に得ることのできるようなプラグ
キャップを提供することにある。
め、請求項1記載の内燃機関のプラグキャップは、一方
端が点火プラグ取付孔底面の点火プラグに嵌合されるプ
ラグキャップパイプと、さらに、前記プラグキャップパ
イプの他方端の外周面に挿入されて取り付けられる環状
のパイプ保持部と、点火プラグ取付孔開口部内周面に着
脱自在に圧入されることによって点火プラグ取付孔を閉
塞する、点火プラグ取付孔開口部径よりも僅かに径大な
シール部と、点火ケーブルが挿通する穴部と、を有する
弾性材よりなるレインカバーと、を備えた内燃機関のプ
ラグキャップにおいて、前記シール部は前記パイプ保持
部の外周側に一体的に設けられ、前記パイプ保持部内周
面にはその周方向に沿って環状溝部が備えられていると
ともに、さらに前記パイプ保持部のプラグキャップパイ
プ挿入口側と前記環状溝部との間はパイプ保持部内周面
周方向に沿って間隔を有して中心軸方向に突起した複数
の凸部により構成されていることを特徴とする。
ャップのように、前記レインカバーは、点火プラグ取付
孔開口部を覆った状態で、前記点火プラグ取付孔の開口
部上側端縁部に設けられた環状突起に嵌合する環状補助
カバーをさらに有することを特徴してもよい。
関のプラグキャップは、前記パイプ保持部内周面にはそ
の周方向に沿って環状溝部が備えられているとともに、
前記パイプ保持部のプラグキャップ挿入口側と前記環状
溝部との間はパイプ保持部内周面周方向に沿って間隔を
有して中心方向に突起した複数の凸部により構成されて
いるので、プラグキャップを点火プラグ取付孔に圧入す
る際の挿入力を低減し、かつ挿入後のレインカバーの圧
縮歪を防止するのに必要な弾性力を確実、かつ容易に得
ることができる。そして、前記パイプ保持部と前記シー
ル部とは一体化された構造となり、前記プラグキャップ
を点火プラグ取付孔に圧入する際に、前記シール部がめ
くれあがるようなことはない。さらに、プラグキャップ
が点火プラグ取付孔に挿入されると、シール部と一体化
されたパイプ保持部は、パイプ保持部に設けられた凸部
とともにプラグキャップパイプの外周面により強く押し
付けられる。
カバーは、前記点火プラグ取付孔開口部を覆った状態
で、前記点火プラグ取付孔の開口部上側端縁部に設けら
れた環状突起に嵌合する環状補助カバーをさらに有する
ので、さらに良好な点火プラグ取付孔のシール性を得る
ことができる。
る。図1(a)にレインカバー22の縦断面図、図1
(b)にレインカバー22の下面図、図2に本実施例に
よるプラグキャップをエンジン20本体に取り付けた使
用例を示す。
よりなり、一方端が点火プラグに嵌合するプラグキャッ
プパイプ19の他方端の外周面に嵌合されて取り付けら
れる環状のパイプ保持部15を有し、このパイプ保持部
15は、その内周面にその周方向に沿って環状溝部13
が備えられ、さらに前記パイプ保持部15のプラグキャ
ップパイプ19の挿入口側と前記環状溝部13との間は
その内周面に沿って間隔を有して中心軸方向に突起した
複数の凸部14が形成されている。前記パイプ保持部1
5の外周側には点火プラグ取付孔21を閉塞するため
に、点火プラグ取付孔21開口部の直径より僅かに径大
なシール部12が一体的に備えられ、さらに、前記シー
ル部12の上部外周側には点火プラグ取付孔21開口部
上端縁部に設けられた環状突起17に嵌合し、かつ点火
プラグ取付孔21を覆う傘状の環状補助カバー11が備
えられている。そして、前記プラグキャップパイプ19
の内部から延出する点火ケーブル18は前記レインカバ
ー22の内部からその上部に設けられた穴部16を通っ
て外部に延出する。さらに、前記レインカバー22の一
部には空気抜き孔10が設けられていて、例えば点火プ
ラグ取付孔21内部の空気が熱せられて膨張した時等
に、その膨張した空気は前記空気抜き孔10を介して外
部に放出される。
挿入前においては、そのパイプ保持部15に前記プラグ
キャップパイプ19の他方端側がはめ込まれると、前記
プラグキャップパイプ19の他方側端縁部に設けられた
環状係止部24がパイプ保持部15上側に周溝状に設け
られた被係止部25に係止されるとともに、レインカバ
ー22の前記凸部14の頂点が前記プラグキャップパイ
プ19外周面に接するようにして(図1(b)破線)、
パイプ保持部15がプラグキャップパイプ19に外嵌さ
れる。そしてプラグキャップは、図2に示すように、前
記プラグキャップパイプ19の一方端が点火プラグ取付
孔21底部の点火プラグ23に嵌合されると共に、前記
シール部12が点火プラグ取付孔21開口部に圧入さ
れ、かつ前記環状補助カバー11が点火プラグ取付孔2
1開口部上端縁部に設けられた環状突起17に嵌合され
ることによって、車両等のエンジン20の点火プラグ取
付孔21に着脱自在に取り付けられる。このとき、前記
シール部12が中心方向に強く押し付けられると共に、
前記凸部14もプラグキャップパイプ19外周面に強く
押し付けられて押しつぶされた状態になる。
ラグ取付孔21に挿入されると、前記パイプ保持部15
に前記環状溝部13が設けられているため、前記シール
部12が中心方向にたわむことができ、同時に前記凸部
14はプラグキャップパイプ19に押し付けられると、
容易に押しつぶされる。したがって、上記環状溝部13
と凸部14の協動作用によって、レインカバー22の特
にパイプ保持部15において必要とされる弾性力が確保
でき、プラグキャップを点火プラグ取付孔21に圧入す
る際の挿入力を低減できるとともに、挿入後レインカバ
ー22の圧縮歪が防止できる。さらに、シール部12と
パイプ保持部15との間に隙間を設ける必要がないの
で、シール部12の厚みは厚くなり、プラグキャップを
点火プラグ取付孔21に圧入する際に、シール部12が
めくれあがってしまうようなことはなく、点火プラグ取
付孔21の確実なシール性が得られる。
21に圧入すると、前記シール部12は点火プラグ取付
孔21開口部よりも僅かに径大であるので、前記シール
部12はプラグキャップの中心軸方向に押され、したが
って前記シール部12と一体化されている前記パイプ保
持部15は凸部14とともにプラグキャップパイプ19
の接触外周面に押し付けられてプラグキャップパイプ1
9の保持力が強まる。
グキャップ取付孔21を覆った状態で、点火プラグ取付
孔21開口部上端縁部に設けられた環状突起17に嵌合
する環状補助カバー11が備えられているので、点火プ
ラグ取付孔21のさらに有効なシール性が得られる。
ャップによると、プラグキャップを点火プラグ取付孔に
圧入する際の挿入力の低減と、圧入後の圧縮歪の防止に
必要な弾性力をパイプ保持部に設けられた環状溝部と突
起によって得ているため、従来のようにシール部がめく
れあがったり、またはレインカバーの形状を大きくした
りすることなく、確実かつ容易に点火プラグ取付孔のシ
ール性を得ることができる。さらに、プラグキャップを
点火プラグ取付孔に圧入すると、シール部と一体化して
形成されたパイプ保持部の凸部はプラグキャップパイプ
の外周面に押し付けられるので、プラグキャップパイプ
をより確実に保持することが可能である。
は、点火プラグ取付孔開口部を覆った状態で、点火プラ
グ取付孔開口部上端縁部に設けられた環状突起に嵌合す
るように取り付けられた環状補助カバーを有するので、
点火プラグ取付孔に対するより有効な防水、防塵等のシ
ール性を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 一方端が点火プラグ取付孔底面の点火プ
ラグに嵌合されるプラグキャップパイプと、 前記プラグキャップパイプの他方端の外周面に挿入され
て取り付けられる環状のパイプ保持部と、点火プラグ取
付孔開口部内周面に着脱自在に圧入されることによって
点火プラグ取付孔を閉塞する、点火プラグ取付孔開口部
径よりも僅かに径大なシール部と、点火ケーブルが挿通
する穴部と、を有する弾性材よりなるレインカバーと、 を備えた内燃機関のプラグキャップにおいて、 前記シール部は前記パイプ保持部の外周側に一体的に設
けられ、前記パイプ保持部内周面にはその周方向に沿っ
て環状溝部が備えられているとともに、さらに前記パイ
プ保持部のプラグキャップパイプ挿入口側と前記環状溝
部との間はパイプ保持部内周面周方向に沿って間隔を有
して中心軸方向に突起した複数の凸部により構成されて
いることを特徴とする内燃機関のプラグキャップ。 - 【請求項2】 前記レインカバーは、点火プラグ取付孔
開口部を覆った状態で、前記点火プラグ取付孔の開口部
上側端縁部に設けられた環状突起に嵌合する環状補助カ
バーをさらに有することを特徴とする請求項1記載の内
燃機関のプラグキャップ。
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