JP2914040B2 - 四輪駆動車の駆動力配分制御装置 - Google Patents

四輪駆動車の駆動力配分制御装置

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JP2914040B2
JP2914040B2 JP4252402A JP25240292A JP2914040B2 JP 2914040 B2 JP2914040 B2 JP 2914040B2 JP 4252402 A JP4252402 A JP 4252402A JP 25240292 A JP25240292 A JP 25240292A JP 2914040 B2 JP2914040 B2 JP 2914040B2
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後輪の一方へは直結
駆動で他方へはトルク配分用クラッチを介して駆動力が
伝達される四輪駆動車の駆動力配分制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の四輪駆動車の駆動力配分
制御装置としては、例えば、特開平2−270640号
公報に記載のものが知られている。
【0003】上記従来出典には、後輪駆動ベースで前輪
側への伝達トルクがクラッチの締結力制御により与えら
れる四輪駆動車において、前輪側伝達トルクとして、前
後輪回転速度差に比例した制御伝達トルクT1 ,発進時
にスロットル開度に比例した発進トルクT2 ,車速に比
例した初期トルクT3 をそれぞれ演算し、その最大値を
前輪側伝達トルクとして出力する制御技術が示されてい
る。
【0004】ここで、発進トルクT2 は、低摩擦係数路
での発進時に後輪がスピンせず十分なトラクションを得
るためのトルクである。また、初期トルクT3 は、低温
時(例えば−25℃)でも油圧の応答遅れ影響を受けず
に制御伝達トルクT1 を前輪側に伝達するためのトルク
で、トルク配分用クラッチをごく弱いトルクで接続する
ことで多板クラッチの隙間を埋めるための空走時間を削
減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の四輪駆動車の駆動力配分制御装置にあっては、低摩
擦係数路での発進性や低温下での油圧応答性が得られて
好ましいものの、高摩擦係数路や常温下等の一般走行環
境下においても、本来は必要としない発進トルクT2
初期トルクT3 を常時与えている為、4輪駆動車特有の
燃費が悪化するという問題があった。
【0006】そこで、本出願人は、特願平3−3462
04号(平成3年12月27日:出願)の明細書及び図
面において、上記問題を解決するべく、車両の走行環境
が適切な4輪駆動制御を必要とするか否かを判別し、4
輪駆動制御を必要としないと判別された時、前後輪回転
速度差情報に基づく制御伝達トルクのみを選択し、4輪
駆動制御を必要とすると判別された時、制御伝達トルク
と環境対応伝達トルクのうち最大値を選択する四輪駆動
車の駆動力配分制御装置を提案した。
【0007】この提案技術により、4輪駆動制御を必要
としないと判別され、かつ、制御伝達トルクが零である
時、目標伝達トルクが零となり、理論上はトルク配分用
クラッチが解放状態にあり、燃費の向上と完全2輪駆動
状態が得られることになるが、実際上はユニットの個々
のばらつきにより、トルク配分用クラッチが締結されて
伝達トルクが発生する恐れがあり、この場合、目的であ
る燃費の悪化防止効果を達成できない。
【0008】つまり、トルク配分用クラッチを油圧によ
り締結制御するにあたって、制御圧を作り出す油圧ユニ
ットの電磁比例減圧弁に対する電流値と制御圧は図11
のi−P特性を示し、トルク配分用クラッチの制御圧と
伝達トルクは図12のP−T特性を示し、それぞれの中
央値特性により、図13に示すように、電流値−伝達ト
ルク中央値特性(i−T特性)を決め、所望の目標伝達
トルクが例えばT0 である場合には、テーブルマップで
あるi−T特性に基づき目標伝達トルクT0 を、T0
相当する電流i0 に変換し、この電流i0 を出力するこ
とで得ている。
【0009】ところが、i−P特性,T−P特性は共に
ユニット個々のばらつきがあるため、i−T特性トータ
ルとして、図13のように、目標伝達トルクT0 を得る
ためにi0 を求めて出力した場合、実際に得られる伝達
トルクTは、 T0 ≦8kgm の時 T=T0 ±2kgm T0 >8kgm の時 T=T0 ±25% の範囲でばらつく。したがって、もし、4輪駆動を必要
としない走行環境下で、T0 =0kgm に相当するi0
(例えば、i0 =0.19A)を出力したとしても、実
伝達トルクが上限側にばらついた場合は、2kgm のトル
クがトルク配分用クラッチに印加されることになる。
【0010】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、前後輪の一方へは直結駆動で他方へはト
ルク配分用クラッチを介して駆動力が伝達される四輪駆
動車の駆動力配分制御装置において、適切な4輪駆動制
御の基本性能を確保した上でユニットの個々のばらつき
にかかわらず確実な燃費の向上を図ることを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の四輪駆動車の駆動力配分制御装置では、車両の
走行環境が適切な4輪駆動制御を必要とするか否かを判
別し、不必要時には制御伝達トルクを選択し、必要時に
は、制御伝達トルクと環境対応伝達トルクのうち最大値
を選択すると共に、4輪駆動制御を必要としないと判別
され、かつ、制御伝達トルクが零である時、ディザー振
幅を確保する最小のディザー電流を油圧ユニットの電磁
比例減圧弁に出力する手段とした。
【0012】即ち、図1のクレーム対応図に示すよう
に、前輪あるいは後輪の一方へのエンジン直結駆動系に
対し後輪あるいは前輪の他方への駆動系の途中に設けら
れ、電磁比例減圧弁aを有する油圧ユニットbにより発
生する油圧に基づき伝達トルクを発生するトルク配分用
クラッチcと、前記トルク配分用クラッチcを介して伝
達される伝達トルクとして、前後輪回転速度差情報に基
づいて最適な旋回特性を得る制御伝達トルクを算出する
制御伝達トルク算出手段dと、前記トルク配分用クラッ
チcを介して伝達される伝達トルクとして、特定の走行
環境に応じた環境対応伝達トルクを制御伝達トルクとは
別途に算出する少なくとも1つの環境対応伝達トルク算
出手段eと、車両の走行環境が適切な4輪駆動制御を必
要とするか否かを判別する4輪駆動必要性判別手段f
と、4輪駆動制御を必要としないと判別された時、制御
伝達トルクのみを選択し、4輪駆動制御を必要とすると
判別された時、制御伝達トルクと環境対応伝達トルクの
うち最大値を選択する伝達トルク選択手段gと、4輪駆
動制御を必要としないと判別され、かつ、制御伝達トル
クが零である時、予め与えられた電流値−伝達トルク中
央値特性を用いることなく、最小電流値が零であるディ
ザー振幅を確保する最小のディザー電流を油圧ユニット
bの電磁比例減圧弁aに出力し、それ以外の時には、予
め与えられた電流値−伝達トルク中央値特性を用いて
択された伝達トルクが得られる電流値を決め、決めた電
流値にディザー振幅を付加したディザー電流を油圧ユニ
ットbの電磁比例減圧弁aに出力する指令電流決定手段
hと、を備えていることを特徴とする。
【0013】
【作用】4輪駆動必要性判別手段fにより車両の走行環
境が適切な4輪駆動制御を必要としないと判別された時
には、伝達トルク選択手段gにおいて、トルク配分用ク
ラッチcを介して伝達される伝達トルクとして、前後輪
回転速度差情報に基づいて最適な旋回特性を得る制御伝
達トルクが選択される。
【0014】そして、この制御伝達トルクが零以外の時
は、指令電流決定手段hにおいて、制御伝達トルクが得
られるディザー電流が油圧ユニットbの電磁比例減圧弁
aに出力される。したがって、4輪駆動制御の不必要時
でも制御伝達トルクによる旋回性向上性能が最小限確保
される。
【0015】また、制御伝達トルクが零の時は、指令電
流決定手段hにおいて、最小電流値が零であるディザー
振幅を確保する最小のディザー電流が油圧ユニットbの
電磁比例減圧弁aに出力される。したがって、高摩擦係
数路走行時で前後輪回転速度差の発生がない時には、
め与えられた電流値−伝達トルク中央値特性を用いない
ことで、ユニットの個々のばらつきにかかわらず、トル
ク配分用クラッチcを解放した2輪駆動状態とされ、確
実な燃費の向上が図られる。また、電磁比例減圧弁aへ
はディザー電流を出力し続けることになるので、4輪駆
動制御を必要とせず制御伝達トルクが零である状態から
次の4輪駆動駆動制御に入る時の初期応答性能を確保す
ることができる。
【0016】4輪駆動必要性判別手段fにより車両の走
行環境が適切な4輪駆動制御を必要とすると判別された
時には、伝達トルク選択手段gにおいて、トルク配分用
クラッチcを介して伝達される伝達トルクとして、前記
制御伝達トルクと特定の走行環境に応じた環境対応伝達
トルクのうち最大値が選択され、指令電流決定手段hに
おいて、この選択された伝達トルクが得られるディザー
電流が油圧ユニットbの電磁比例減圧弁aに出力され
る。
【0017】したがって、低摩擦係数路走行時や限界走
行時等のように適切な4輪駆動制御を必要とすると判別
される走行時においては、環境対応伝達トルクが生かさ
れ、低μトラクション性能等の適切な4輪駆動制御の基
本性能が確保される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】(第1実施例)構成を説明する。
【0020】図2は本発明第1実施例のトルクスプリッ
ト制御システム(駆動力配分制御装置に相当)が適用さ
れた四輪駆動車の駆動系を含む全体システム図である。
【0021】第1実施例のトルクスプリット制御システ
ムが適用された車両は、後輪ベースの四輪駆動車であっ
て、その駆動系には、エンジン1,トランスミッション
2,トランスファ入力軸3,リヤプロペラシャフト4,
リヤディファレンシャル5,後輪6,トランスファ出力
軸7,フロントプロペラシャフト8,フロントディファ
レンシャル9,前輪10を備えていて、後輪6へはトラ
ンスミッション2を経過してきたエンジントルクが直接
伝達され、前輪10へは前輪駆動系である前記トランス
ファ入出力軸3,7間に設けてある湿式多板摩擦クラッ
チ11(トルク配分用クラッチに相当)を内蔵したトラ
ンスファクラッチ装置12を介して伝達される。
【0022】そして、駆動性能と操舵性能の両立を図り
ながら前後輪の駆動力配分を最適に制御するトルクスプ
リット制御システムは、湿式多板摩擦クラッチ11を内
蔵した前記トランスファクラッチ装置12(例えば、先
願の特願昭63−325379号の明細書及び図面を参
照)と、クラッチ締結力となる制御油圧Pcを発生する油
圧ユニット20と、油圧ユニット20に設けられた電磁
比例減圧弁28へ各種入力センサ30からの情報に基づ
いて所定のディザー電流i*を出力するトルクスプリッ
トコントローラ40とを備えている。
【0023】前記油圧ユニット20は、リリーフスイッ
チ21により駆動または停止するモータ22と、該モー
タ22により作動してリザーバタンク23から吸い上げ
る油圧ポンプ24と、該油圧ポンプ24からのポンプ吐
出圧(一次圧)をチェックバルブ25を介して蓄えるア
キュムレータ26と、該アキュムレータ26からのライ
ン圧(二次圧)をトルクスプリット制御部40からのソ
レノイド駆動のディザー電流i*により所定の制御油圧
Pcに調整する電磁比例減圧弁28とを備え、制御油圧Pc
の作動油は制御油圧パイプ29を経過してクラッチポー
トに供給される。
【0024】前記各種入力センサ30としては、図3の
システム電子制御系のブロック図に示すように、左前輪
回転センサ30a,右前輪回転センサ30b,左後輪回
転センサ30c,右後輪回転センサ30d,横加速度セ
ンサ30e,前後加速度センサ30f,スロットル開度
センサ30gを有する。
【0025】前記トルクスプリット制御部40は、図3
のシステム電子制御系のブロック図に示すように、左前
輪速演算回路40a,右前輪速演算回路40b,左後輪
速演算回路40c,右後輪速演算回路40d,前輪速演
算回路40e,後輪速演算回路40f,回転速度差演算
回路40g,ゲイン演算回路40h,制御伝達トルク演
算回路40i,発進トルク演算回路40j,初期トルク
演算回路40k,4WD必要性判別回路40m,伝達ト
ルク選択回路40n,T−i変換回路40p,ディザー
電流出力回路40qを有する。
【0026】尚、図中、A/DはA/D 変換器、D/Aは
D/A 変換器である。
【0027】作用を説明する。
【0028】(イ)前後輪駆動力配分制御処理作動 図4は10msecの制御周期によりトルクスプリットコント
ローラ40で行なわれる前後輪駆動力配分制御処理作動
の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップにつ
いて順に説明する。
【0029】ステップ80では、制御情報として、左前
輪速VWFL,右前輪速VWFR,左後輪速VWRL,右後輪速
VWRR,横加速度YG,前後加速度XG,スロットル開度θが
入力される。
【0030】ステップ81では、上記左前輪速VWFLと右
前輪速VWFRとの平均値により前輪速VWF が演算され、上
記左後輪速VWRLと右後輪速VWRRとの平均値により後輪速
VWRが演算される。
【0031】ステップ82では、前輪速VWF と後輪速V
WR から前後輪回転速度差検出値ΔVW(=VWR −VWF
但し、ΔVW≧0)が演算される。
【0032】ステップ83では、前後輪回転速度差ΔVW
に対する制御伝達トルクT1 の制御ゲインKhが横加速度
YGの逆数に基づいて下記の式で演算される。
【0033】Kh=αh /YG(但し、Kh≦βh ) 例えば、αh =1 でβh =10とした場合、図5(A)に
示す特性であらわされ、この制御ゲインKhは、あらゆる
路面摩擦係数において常にリニアなニュートラルステア
特性となる様に選ばれている。
【0034】ステップ84では、制御ゲインKhと前後輪
回転速度差ΔVWとによって制御伝達トルクT1 が演算さ
れる(制御伝達トルク算出手段に相当)。これをトルク
特性マップであらわすと図5(B)に示すようになる。
【0035】ステップ85では、前輪速VWF と前後加速
度XGとの関数により求められた車体速VCARとスロットル
開度θにより発進トルクT2 が下記の式で演算される
(環境対応伝達トルク演算手段の1つに相当)。
【0036】VCAR=f1 (VWF ,XG)で求められ、T2
=f2 (VCAR,θ)で求められる。
【0037】なお、 T2 =0 …VCAR>20km/h T2 =K'・θ+T0 …VCAR≦20km/h (K’,T0 は定数) 例えば、K’=0.5(kgm/deg ),T0 =4(kgm )
に設定した場合、これをトルク特性マップであらわすと
図6に示すようになる。
【0038】ここで、スロットル開度θが所定値以上の
時に発進トルクT2 がでるように、 T2 =0 …VCAR>20km/h T2 =K'・(θ−θ0 )+T0 …VCAR≦20km/h 例えば、θ0 =30deg としてもよい。
【0039】ステップ86では、横加速度YGに応じて初
期トルクT3 が演算される(環境対応伝達トルク演算手
段の1つに相当)。
【0040】この初期トルクT3 は、横加速度が発生す
る旋回時にはクラッチプレート間の滑りを許容するよう
に、横加速度が大きくなるほどトルクレベルを低く設定
されるもので、例えば、直進時初期トルクT0'をT0'=
2(kgm) とし、YG0 =0.45(G),YG1 =0.6(G)とした場
合、これをトルク特性マップであらわすと図7に示すよ
うになる。
【0041】ステップ87では、走行距離L0 以内にT
1 >max (T2 ’,T0 ’)を1回以上経験したか否か
が判断される。
【0042】ここで、車速と時間の積算で監視される走
行距離L0 としては、例えば、L0 =1000kmと設定され
る。
【0043】また、判断に用いられる発進トルクT2
は、 T2 ’=0 …VCAR>20km T2 ’=T0 …VCAR≦20km で与えられる。
【0044】さらに、判断に用いられる初期トルクT3
は、直進時初期トルクT0'で与えられる。
【0045】そして、ステップ87でYESと判断され
た時には、ステップ88へ進み、4WDフラグが4WD
フラグ=1と設定され、ステップ87でNOと判断され
た時には、ステップ89へ進み、4WDフラグが4WD
フラグ=0と設定される。以上のステップ87〜ステッ
プ89は、4輪駆動必要性判別手段に相当する。
【0046】ステップ90では、ステップ89で4WD
フラグ=0と設定され時には、最終伝達トルクTとして
制御伝達トルクT1 が選択され、ステップ88で4WD
フラグ=1と設定された時には、最終伝達トルクTとし
て、制御伝達トルクT1 ,発進トルクT2 ,初期トルク
3 のうち最大値が選択される(伝達トルク選択手段に
相当)。
【0047】ステップ91では、4WDフラグ=0であ
り、かつ、最終伝達トルクTがT=0である時、ディザ
ー振幅を確保する最小のディザー電流i*が決定され、
また、それ以外の時には、予め与えられたi−T特性テ
ーブル(図13)により最終伝達トルクTに応じたソレ
ノイド駆動電流i0 によるディザー電流i*が決定され
る。つまり、 i)4WDフラグ=0かつT=0の時 i*=Δi±Δi・f0 (例えば、Δi=0.1A,f0= 1
00Hz) ii)i)以外の時 i*=i0 ±Δi・f0 とされる。
【0048】ステップ92では、ステップ91で決定さ
れたディザー電流i*が電磁比例減圧弁28へ出力さ
れ、ステップ90で設定された最終伝達トルクTを得る
べく前記湿式多板摩擦クラッチ11の締結力が制御され
る。
【0049】以上のステップ91及びステップ92は指
令電流決定手段に相当する。
【0050】(ロ)適切な4輪駆動制御を必要としない
走行時 高摩擦係数路での通常走行時等であって、4輪駆動必要
性判断ステップであるステップ87でNOと判断された
時には、ステップ80〜ステップ86→ステップ87→
ステップ89→ステップ90→ステップ91→ステップ
92へと進む流れとなり、ステップ90では、最終伝達
トルクTとして、制御伝達トルクT1 が選択され、この
制御伝達トルクT1 が得られるように湿式多板摩擦クラ
ッチ11の締結力が制御される。
【0051】ここで、ステップ87では、走行距離L0
以内にT1 >max (T2 ’,T0 ’)を1回以上経験し
たか否かが判断されるが、この判断は長期的な路面学習
により路面摩擦係数を推定することを意味する。つま
り、低μ路走行時には、微妙なアクセルワークが要求さ
れ、例えば、わずかにアクセル踏み込み過ぎても駆動輪
スリップが発生してしまうことになり、前後輪回転速度
差に比例する制御伝達トルクT1 のレベルが高まり、必
然的にステップ87を満足することになる。尚、この路
面摩擦係数推定で低μ路を主体とする判断を示したが、
高μ路を主体とする判断、例えば、発進停止を50回繰
り返し、その間にT1 =Tmin が所定時間以上継続した
かどうか等により路面摩擦係数を推定するようにしても
良い。
【0052】従って、高摩擦係数路走行時等のように適
切な4輪駆動制御を必要としないと判別される走行時に
おいては、前後輪回転速度差の発生がない限り湿式多板
摩擦クラッチ11を解放した2輪駆動状態とされ、常
時、初期トルクT2 が付与され続けたり、発進時に高い
発進トルクT2 が付与される場合に比べて燃費の向上が
図られる。しかも、4WDフラグ=0であり、かつ、最
終伝達トルクTがT=0である時、ディザー振幅を確保
する最小のディザー電流i*が出力されることで、この
燃費の向上はユニットの個々のばらつきにかかわらず確
実に確保されることになる。
【0053】尚、この不必要時でも前後輪回転速度差の
発生がある時には、前後輪回転速度差に応じた制御伝達
トルクT1 により旋回性向上性能が最小限確保される。
【0054】(ハ)適切な4輪駆動制御を必要とする走
行時 低摩擦係数路走行時や高摩擦係数路での限界走行時等で
あって、4輪駆動必要性判断ステップであるステップ8
7でYESと判断された時には、ステップ80〜ステッ
プ86→ステップ87→ステップ88→ステップ90→
ステップ91→ステップ92へと進む流れとなり、ステ
ップ90では、最終伝達トルクTとして、制御伝達トル
クT1 ,発進トルクT2 ,初期トルクT3 のうち最大値
が選択され、この最終伝達トルクTが得られるように湿
式多板摩擦クラッチ11の締結力が制御される。
【0055】従って、低摩擦係数路走行時や限界走行時
等のように適切な4輪駆動制御を必要とすると判別され
る走行時においては、下記に列挙するように、発進トル
クT2 と初期トルクT3 による環境対応伝達トルクが生
かされ、低μトラクション性能等の適切な4輪駆動制御
の基本性能が確保される。
【0056】1) 発進トルクT2 により低μ路発進時で
あっても発進トラクションが確保される。
【0057】2) 初期トルクT3 により低温時の油圧応
答遅れが解消される。この結果、発進トルクT2 を付与
する発進加速時に応答良く高トルクを付与することで尻
振りが防止されるし、制御伝達トルクT1 による制御時
に応答良く制御伝達トルクT1が付与されることで、低
μ路旋回時や限界旋回時に狙った旋回性能が常に確保さ
れ、操安性が高まる。
【0058】3) 初期トルクT3 により高速直進走行時
に安定性と走破性が高まる。
【0059】以上説明してきたように、第1実施例の四
輪駆動車の駆動力配分制御装置にあっては、下記に記載
する効果が得られる。
【0060】(1)車両の走行環境が適切な4輪駆動制
御を必要とするか否かを判別し、不必要時には制御伝達
トルクT1 を選択し、必要時には、制御伝達トルクT1
と発進トルクT2 と初期トルクT3 のうち最大値を選択
してクラッチ締結力制御を行なう装置とすると共に、4
WDフラグ=0であり、かつ、最終伝達トルクTがT=
0である時、ディザー振幅を確保する最小のディザー電
流i*を出力する装置とした為、適切な4輪駆動制御の
基本性能を確保した上で、ユニットの個々のばらつきに
かかわらず確実な燃費の向上を図ることができる。
【0061】ちなみに、本出願人の実験結果によれば、
重量換算で−200kg、燃費の向上代として−0.2kg
/lを達成できた。また、最小のディザー電流i*を出力
し続けているので次の4輪駆動制御に入る時の初期応答
性能も確保できた。
【0062】(2)環境対応伝達トルクとして、発進ト
ルクT2 と初期トルクT3 を制御伝達トルクT1 とは別
途に付与する装置とした為、車両の走行環境が適切な4
輪駆動制御を必要とすると判断された時、上記1),2),3)
の低μトラクション性能が発揮される。
【0063】(第2実施例)次に、第2実施例について
説明する。
【0064】この第2実施例のハード構成は、第1実施
例と全く同様であるので説明を省略する。
【0065】作用を説明する。
【0066】図8は第2実施例のトルクスプリットコン
トローラ40で行なわれる前後輪駆動力配分制御処理作
動の流れを示すフローチャートである。
【0067】図4に示す第1実施例のフローチャートと
異なるのは、4輪駆動必要性を判断するステップ93の
みである。このステップ93では、発進・停止を5回繰
り返す間に、T1 >max (T2 ’,T0 ’)を1回以上
経験したか否かが判断される。つまり、第1実施例のス
テップ87が長期的な路面学習により路面摩擦係数を推
定していたのに対し、ステップ93の判断は短期的な路
面学習により路面摩擦係数を推定している。これによっ
て、イグニッションをONにしてからOFFにするまで
の1回の走行中に路面摩擦係数が推定され、次の走行時
には改めて路面摩擦係数の推定が開始されることにな
る。尚、この路面摩擦係数推定で低μ路を主体とする判
断を示したが、高μ路を主体とする判断、例えば、イグ
ニッションのONからOFFまでの間にT1 =Tmin が
所定時間以上継続したかどうか等により路面摩擦係数を
推定するようにしても良い。
【0068】以上説明したように、第2実施例の四輪駆
動車の駆動力配分制御装置にあっては、第1実施例の効
果に下記の効果が加えられる。
【0069】(3)4輪駆動必要性を判断するにあたっ
て、短期的な路面学習により路面摩擦係数を推定する装
置とした為、バッテリーバックアップ回路を有さないト
ルクスプリットコントローラ40に採用することができ
る。
【0070】(第3実施例)次に、第3実施例について
説明する。
【0071】この第3実施例のハード構成は、第1実施
例と全く同様であるので説明を省略する。
【0072】作用を説明する。
【0073】図9は第2実施例のトルクスプリットコン
トローラ40で行なわれる前後輪駆動力配分制御処理作
動の流れを示すフローチャートである。
【0074】図4に示す第1実施例のフローチャートと
異なるのは、4輪駆動必要性を判断するにあたって、車
体速VCARに依存する最小限トルクTMIN を設定し(ステ
ップ94)、この最小限トルクTMIN を用いて4輪駆動
必要性を判断するようにしている(ステップ95,ステ
ップ96)。なお、4WDフラグの初期値は、4WDフ
ラグ=1である。
【0075】ステップ93では、最小限トルクTMIN
車体速VCARにより演算される。
【0076】この最小限トルクTMIN は、ステップ93
の枠内に記載のように、 TMIN =4(VCAR≦20km/h) TMIN =8(VCAR>20km/h) としても良いし、図10に示すように、最小限トルクT
MIN を車体速VCARに比例した可変値により与えるように
しても良い。
【0077】ステップ94では、一度、4WDフラグ=
0となった後、制御伝達トルクT1 がT1 ≧TMIN が成
立する時間間隔が250msec 以上連続する状態が、少なく
とも1回でも発生した場合、低μ路と判断し、ステップ
88へ進み、イグニッションOFFまで4輪駆動必要性
を示す4WDフラグ=1に設定される。
【0078】ステップ95では、イグニッションONで
セルフチェック終了後、完全停止〜20km/h以上の発進・
停止を2回経験する間に、T1 ≧TMIN が成立する時間
間隔が250msec 以上連続する状態が1回も発生しない場
合、高μ路と判断し、ステップ89へ進み、4輪駆動を
不要とする4WD=0に設定される。
【0079】以上説明したように、第3実施例の四輪駆
動車の駆動力配分制御装置にあっては、第1実施例の効
果に下記の効果が加えられる。
【0080】(4)車体速VCARに依存する最小限トルク
MIN (高速側で大)を設定し、この最小限トルクT
MIN を用いて4輪駆動必要性を判断するようにしている
ため、タイヤ径差があった場合、高μ路での高速走行時
に低μ路と誤判断されることが防止され、確実に路面摩
擦係数の判断ができる。
【0081】つまり、第1実施例や第2実施例では、低
μ路と高μ路の判別に、車体速VCARに依存しないしきい
値を用いているため、例えば、タイヤ径差があった場合
(特に、VWR >VWF の場合に厳しい)、高μ路での高速
走行時にしきい値を超え、低μ路と誤判断されることが
ある。
【0082】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成及び制御内容はこの実施例に限られ
るものではない。
【0083】例えば、実施例では、環境対応伝達トルク
として、発進トルクT2 と初期トルクT3 を適用した例
を示したが、ハンチング対策トルクやクラッチ保護トル
クやABS作動時トルクや限界トルクや前後加速度感応
トルクや減速トルクやフェイルセーフトルク等を含め、
これらの中から1つあるいは複数組み合せたものを環境
対応伝達トルクとしても良い。
【0084】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明にあっ
ては、前後輪の一方へは直接駆動で他方へはトルク配分
用クラッチを介して駆動力が伝達される四輪駆動車の駆
動力配分制御装置において、請求項1に記載したよう
に、車両の走行環境が適切な4輪駆動制御を必要とする
か否かを判別し、不必要時には制御伝達トルクを選択
し、必要時には制御伝達トルクと環境対応伝達トルクの
うち最大値を選択すると共に、4輪駆動制御を必要とし
ないと判別され、かつ、制御伝達トルクが零である時、
予め与えられた電流値−伝達トルク中央値特性を用いる
ことなく、最小電流値が零であるディザー振幅を確保す
る最小のディザー電流を油圧ユニットの電磁比例減圧弁
に出力する装置とした為、適切な4輪駆動の基本制御を
確保した上でユニットの個々のばらつきにかかわらず確
実な燃費の向上を図ることができるという効果が得られ
る。加えて、ディザー振幅を確保する最小のディザー電
流を油圧ユニットの電磁比例減圧弁に出力し続けている
ことで、4輪駆動制御を必要とせず制御伝達トルクが零
である状態から次の4輪駆動駆動制御に入る時の初期応
答性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の四輪駆動車の駆動力配分制御装置を示
すクレーム対応図である。
【図2】第1実施例のトルクスプリット制御装置(駆動
力配分制御装置)を適応した四輪駆動車の駆動系及び制
御系を示す全体システム図である。
【図3】第1実施例のトルクスプリット制御装置に用い
られた電子制御系を示すブロック図である。
【図4】第1実施例のトルクスプリットコントローラで
行なわれる前後輪駆動力配分制御処理作動の流れを示す
フローチャートである。
【図5】図5(A)は第1実施例のトルクスプリット制
御での制御伝達トルク特性の制御ゲイン特性図であり、
図5(B)は制御伝達トルク特性図である。
【図6】第1実施例のトルクスプリット制御での発進ト
ルク特性である。
【図7】第1実施例のトルクスプリット制御での初期ト
ルク特性である。
【図8】第2実施例のトルクスプリットコントローラで
行なわれる前後輪駆動力配分制御処理作動の流れを示す
フローチャートである。
【図9】第3実施例のトルクスプリットコントローラで
行なわれる前後輪駆動力配分制御処理作動の流れを示す
フローチャートである。
【図10】第3実施例装置で路面μ路判断に用いられる
最小限トルク特性図である。
【図11】制御圧を作り出す油圧ユニットの電磁比例減
圧弁に対する電流値と制御圧のi−P特性図である。
【図12】トルク配分用クラッチの制御圧と伝達トルク
のP−T特性図である。
【図13】制御に用いられる電流値−伝達トルクの中央
値特性(i−T特性)を示す図である。
【符号の説明】
a 電磁比例減圧弁 b 油圧ユニット c トルク配分用クラッチ d 制御伝達トルク算出手段 e 環境対応伝達トルク算出手段 f 4輪駆動必要性判別手段 g 伝達トルク選択手段 h 指令電流決定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪あるいは後輪の一方へのエンジン直
    結駆動系に対し後輪あるいは前輪の他方への駆動系の途
    中に設けられ、電磁比例減圧弁を有する油圧ユニットに
    より発生する油圧に基づき伝達トルクを発生するトルク
    配分用クラッチと、 前記トルク配分用クラッチを介して伝達される伝達トル
    クとして、前後輪回転速度差情報に基づいて最適な旋回
    特性を得る制御伝達トルクを算出する制御伝達トルク算
    出手段と、 前記トルク配分用クラッチを介して伝達される伝達トル
    クとして、特定の走行環境に応じた環境対応伝達トルク
    を制御伝達トルクとは別途に算出する少なくとも1つの
    環境対応伝達トルク算出手段と、 車両の走行環境が適切な4輪駆動制御を必要とするか否
    かを判別する4輪駆動必要性判別手段と、 4輪駆動制御を必要としないと判別された時、制御伝達
    トルクのみを選択し、4輪駆動制御を必要とすると判別
    された時、制御伝達トルクと環境対応伝達トルクのうち
    最大値を選択する伝達トルク選択手段と、 4輪駆動制御を必要としないと判別され、かつ、制御伝
    達トルクが零である時、予め与えられた電流値−伝達ト
    ルク中央値特性を用いることなく、最小電流値が零であ
    ディザー振幅を確保する最小のディザー電流を油圧ユ
    ニットの電磁比例減圧弁に出力し、それ以外の時には、
    予め与えられた電流値−伝達トルク中央値特性を用いて
    選択された伝達トルクが得られる電流値を決め、決めた
    電流値にディザー振幅を付加したディザー電流を油圧ユ
    ニットの電磁比例減圧弁に出力する指令電流決定手段
    と、 を備えていることを特徴とする四輪駆動車の駆動力配分
    制御装置。
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