JP2913801B2 - ショルダーアジャスタ - Google Patents

ショルダーアジャスタ

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JP2913801B2
JP2913801B2 JP2235060A JP23506090A JP2913801B2 JP 2913801 B2 JP2913801 B2 JP 2913801B2 JP 2235060 A JP2235060 A JP 2235060A JP 23506090 A JP23506090 A JP 23506090A JP 2913801 B2 JP2913801 B2 JP 2913801B2
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synthetic resin
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shoulder adjuster
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徹也 前川
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/20Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height
    • B60R22/201Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track
    • B60R22/202Anchoring devices adjustable in position, e.g. in height with the belt anchor connected to a slider movable in a vehicle-mounted track the slider comprising spring-actuated locking means
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Framework For Endless Conveyors (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両の衝突等の緊急時に乗員の拘束、保護を
行なうシートベルト装置用のショルダーアジャスタに関
する。詳しくは、例えば自動車前席の乗員を拘束するシ
ートベルトのショルダーアジャスタに関する。
[従来の技術] 例えば自動車の前席の乗員を保護するためのシートベ
ルト装置の一つとして、自動車のセンターピラーにショ
ルダーアジャスタを取り付け、このショルダーアジャス
タに取り付けられたショルダーアンカでシートベルトを
折り返して乗員側へ該シートベルトを送り出し可能とし
たものがある。
このショルダーアジャスタは、乗員の座高、体型等に
応じて前記ショルダーアンカの高さを変更し得るよう構
成されたものであり、上下方向に延設されるガイドレー
ルと、該ガイドレールに摺動自在な摺動部材とを備え、
該摺動部材にショルダーアンカが取り付けられる。
このショルダーアジャスタの一種として、ガイドレー
ルに多数の切欠部を長手方向に間隔をおいて設け、摺動
部材に該切欠部への係入部及び該係入部を係入方向に付
勢する弾性部材を設けると共に、切欠部の下側の切込辺
部を該長手方向と略直交させ、上側の切込辺部を切込入
口側が拡開するよう該長手方向に斜交させたものがある
(米国特許第4,398,749号)。
同号特許のショルダーアジャスタにあっては、摺動部
材を上方に付勢すると、係入部が切欠部の上側の切込辺
部(長手方向に対し傾斜している。)を乗り越えて移動
し、摺動部材が上方にスライドする。この摺動部材にシ
ートベルトから下向きの外力が加えられたときには、係
入部が切欠部の下側の切込辺部(長手方向と略直交して
いる。)に係止され、摺動部材の下方へのスライドが阻
止される。
なお、同号特許のショルダーアジャスタにおいては、
係入部を係入方向と反対方向(以下、離脱方向というこ
とがある。)に押すための専用部材が設けられており、
この部材を押すと係入部と切欠部との係合が解除され、
摺動部材が下方向へスライド可能となる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のショルダーアジャスタにおいては、摺動部材と
ガイドレールとがメタルタッチとなっており、作動音が
大きい。両者の摺動面に合成樹脂ライニングを施すこと
も考えられるが、車両緊急時に大荷重がかかったとする
と、この合成樹脂ライニングが損傷し、その後はこの損
傷箇所から作動音が発生するという問題がある。
また、上記の如く、米国特許第4,398,749号のショル
ダーアジャスタにあっては、係入部を離脱方向に押すた
めの部材が必要である。この部材はアンカ取付部の上側
に配置されている。このため、摺動部材を下方に引き下
げるには、この部材を押しながら、かつ、摺動部材を下
方に引き下げるという2動作が必要であり、作用しにく
い。
また、同号特許にあっては、使用説明書を熟読する
か、あるいは種々の試行錯誤を繰り返さない限りは、該
専用部材を押すと摺動部材が下方スライド可能となるこ
とは分らず、使用方法が分りにくいという難点もあっ
た。
[課題を解決するための手段] 請求項(1)のショルダーアジャスタは、車両に対し
長手方向が上下方向となるように取り付けられるガイド
レールであって、該長手方向に間隔をおいて複数の切欠
部が設けられたガイドレールと、該ガイドレールの長手
方向に摺動自在であり、ショルダーアンカの取付部及び
前記切欠部への係入部を有する摺動部材と、を備えたシ
ョルダーアジャスタにおいて、該ガイドレールとして合
成樹脂製ガイドレールと金属製ガイドレールとを併設
し、非緊急時には摺動部材が合成樹脂製ガイドレールに
係合しており、緊急時には合成樹脂製ガイドレールが変
形して摺動部材が金属製ガイドレールに係合することを
特徴とするものである。
請求項(2)のショルダーアジャスタは、請求項
(1)のショルダーアジャスタにおいて、前記摺動部材
の合成樹脂製ガイドレールとの摺動面を合成樹脂とする
ことを特徴とするものである。
請求項(3)のショルダーアジャスタは、請求項
(1)又は(2)のショルダーアジャスタにおいて、該
合成樹脂製ガイドレールの前記切欠部は、前記上下方向
の下側の切込辺部がガイドレール長手方向と略直交し、
該上下方向の上側の切込辺部が切欠部入口側を拡開させ
るよう該長手方向と斜交する形状のものであり、前記摺
動部材は、前記アンカの取付部が前記係入方向に進退自
在に設けられていると共に、該アンカ取付部を該係入方
向に付勢する弾性部材を備えており、かつ前記係入部は
該アンカ取付部と一体であって該弾性部材により係入方
向に付勢されていることを特徴とするものである。
請求項(4)のショルダーアジャスタは、請求項
(1)又は(2)のショルダーアジャスタにおいて、合
成樹脂製ガイドレールの前記切欠部は、前記上下方向の
下側の切込辺部がガイドレール長手方向と略直交し、該
上下方向の上側の切込辺部が切欠部入口側を拡開させる
よう該長手方向と斜交する形状のものであり、前記摺動
部材は、前記アンカの取付部に係入部が前記係入方向に
進退自在に設けられていると共に、該係入部を係入方向
に付勢する弾性部材を備えており、かつ前記係入部は該
アンカ取付部と別体であって該弾性部材により係入方向
に付勢されていることを特徴とするものである。
請求項(5)のショルダーアジャスタは、請求項
(1)又は(2)のショルダーアジャスタにおいて、合
成樹脂製ガイドレールの前記切欠部は、前記上下方向の
下側の切込辺部がガイドレール長手方向と略直交し、該
上下方向の上側の切込辺部が切欠部入口側を拡開させる
よう該長手方向と斜交する形状のものであり、前記摺動
部材は、前記係入部の係入方向に対して、かつ前記上下
方向の上側を指向するよう傾斜した傾斜受圧面を有し、
該係入方向移動時に前記係入部を切欠部から離脱する方
向に押圧する受圧部材と、前記係入部を係入方向に付勢
する弾性部材と、該傾斜受圧面に摺接する傾斜与圧面を
有し前記上下方向に進退自在な作動子とを有することを
特徴とするものである。
[作用] かかる本発明のショルダーアジャスタにおいては、非
緊急時には摺動部材が合成樹脂製ガイドレールと係合す
るので、作動音が小さい。車両緊急時には合成樹脂製ガ
イドレールが変形し、摺動部材が金属製ガイドレールに
直接に係合し、強固に保持され、車両乗員を強力に拘束
できる。車両緊急時の大荷重が解除されると、合成樹脂
製ガイドレールが原形状に復帰し、摺動部材と合成樹脂
製ガイドレールとが係合するようになる。
請求項(2)のショルダーアジャスタにおいては、摺
動部材の合成樹脂面が合成樹脂製ガイドレールと係合す
るので、作動音が殆どしなくなると共に作動がより滑ら
かになる。
請求項(3)のショルダーアジャスタにおいては、係
入部を離脱方向に押すための部材が不要である。また、
アンカ取付部を押し込むと係入部が切欠部から離脱し、
その状態のまま摺動部材が下方にスライドする。従っ
て、アンカ取付部を押し込みつつ下げるという1動作だ
けで摺動部材の下方スライドが可能となる。
請求項(4)のショルダーアジャスタにおいては、ア
ンカ取付部と係入部とが別体であるので係入部を押圧す
る際の操作力が少なくてすむ。
請求項(5)のショルダーアジャスタにおいては作動
子を下方に押すと、作動子の傾斜与圧面が受圧部材の傾
斜受圧面を押し、これによって係入部が切欠部から離脱
し、摺動部材が下方にスライドする。従って、作動子を
下方に押すという1動作だけで摺動部材の下方スライド
が可能となる。
請求項(3)、(4)、(5)のショルダーアジャス
タにおいては、アンカ取付部から手を離すと、係入部が
切欠部に係入し、摺動部材はガイドレールに対しロック
された状態となり、乗員の保護が行なわれる。また、ア
ンカ取付部を上方に押すと、前記米国特許第4,398,749
号と同様に、係入部が切欠部の上側辺部を乗り越え、摺
動部材が上方にスライドする。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明の請求項(3)の実施例に係るショル
ダーアジャスタの斜視図、第2図は分解斜視図、第3図
は第1図のIII-III線に沿う断面図、第4図はガイドレ
ールの長手方向に沿ってとった作動説明断面図であり、
第3図のIV-IV線に沿う部分の断面を示している。
まず、第2図を主に参照しながら構成部材について説
明する。符号10は金属製ガイドレールであり、12は合成
樹脂製ガイドレールである。これらガイドレール10、12
は一方向に延在する長尺のものであり、車両に対し長手
方向が上下方向となるように取り付けられる。金属製ガ
イドレール10には、上側となる部分及び下側となる部分
にそれぞれブラケット14、16が延設され、上側ブラケッ
ト14及び下側ブラケット16にはそれぞれ該ガイドレール
10を車両のセンターピラー(図示略)に固定するための
ボルト孔18、20が穿設されている。
合成樹脂製ガイドレール12は、その長手方向の一端
(上端)側に舌片部22が突出されると共に、他端(下
端)側の板面に突起24が突設されている。舌片部22は前
記ブラケット14の付根部分に穿設されたスリット状開口
(図示略)に挿入され、突起24は金属製ガイドレール10
の下端側に突設された小孔26に嵌合され、これら舌片部
22及び突起24の嵌合により合成樹脂製ガイドレール12と
金属製ガイドレール10とが重ね合わされた状態にて一体
とされる。
重ね合わされた状態にて相互に一致するように、ガイ
ドレール10、12にはそれらの長手方向に延在する長孔2
8、30が穿設されている。
金属製ガイドレール10は、その外側の辺部が折り立て
られてフランジ部32が形成された形状のものであり、こ
のフランジ部32には、所定間隔をおいて爪34が突設さ
れ、各爪34同志の間は凹部36となっている。
合成樹脂製ガイドレール12は、その長孔30に沿う長辺
部分が折り立てられた形状のものであり、この折り立て
られたフランジ部38には、所定間隔をおいて切欠部40が
設けられている。切欠部40同志の間は突起42となってい
る。
この切欠部40は、該ショルダーアジャスタが車両に取
り付けられた状態において下側となる切込辺部(以下、
垂直面ということがある。)44がガイドレール12の長手
方向と長孔しており、上側となる切込辺部(以下、傾斜
面ということがある。)46は、切欠部40の入口側を拡開
させるようにガイドレール12の長手方向に対して斜交し
ている。
なお、前記爪34は突起42に隠れる大きさ及び配列とな
っている。
一体とされたガイドレール10、12に沿って長手方向移
動自在な摺動部材50が設けられている。この摺動部材50
は、金属製スライダ52、合成樹脂製スライダ54及びアン
カ取付部としてのナット56から主として構成されてい
る。このナット56にショルダーアンカがボルト止めさ
れ、該ショルダーアンカにシートベルトが掛け通される
(図示略)。
金属製スライダ52は略々コ字形断面形状のものであ
り、折り立てられたフランジ部52aが前記金属製ガイド
レール10のフランジ部32の外側面に沿うように配設され
る。合成樹脂製スライダ54は、該金属製スライダ52に内
嵌する略々コ字形断面形状のものであり、その折り立て
られたフランジ部54aは前記フランジ部32、52aの間に介
在され、金属製ガイドレール10と金属製スライダ52の直
接的なメタルタッチを阻止している。
スライダ52、54を重ね合わせた状態にてそれぞれ一致
した位置に開口するように、ナット56の挿通用の開口5
8、60が各スライダ52、54に穿設されている。同様に、
各スライダ52、54には前記金属製ガイドレール10の爪34
が挿入される係合孔62と透口64が穿設されている。合成
樹脂製スライダ54には、前記開口60の両側部分に沿って
延在する台形形状の係入部66が突設されている。
ナット56は、開口58、60、合成樹脂製ガイドレール12
の長孔30、金属製ガイドレール10の長孔28を通過して挿
通され、その先端側にスライドワッシャ68、ばね70及び
ストップリング72が外嵌される。そして、ナット56の先
端側に穿設された周回溝76にCリング74が嵌合されるこ
とにより、ばね70がナット56に装着される。
第1、3、4図に示す如く、摺動部材50がガイドレー
ル10、12に対して移動阻止状態にて係合しているときに
は、合成樹脂製スライダ54の係入部66は合成樹脂製ガイ
ドレール12の切欠部40に係入している。この状態では、
ばね70はストップリング72、Cリング74を介してナット
56を第3図の上方向に付勢しており、従って、係入部66
はばね70により切欠部40への挿入方向に付勢されてい
る。この状態では、係入部66の垂直面66aが切欠部40の
垂直な切込辺部44と係合しており、摺動部材50が下方向
(矢印B方向)に下がることが阻止される。
この状態で、ナット56を上方(矢印A方向)に押す
と、係入部66はその斜面66bが切欠部40の傾斜面46に沿
って摺動し、第4図の矢印Uに示す如く突部42を乗り越
え隣接する切欠部40に入り込む。そして、ナット56をさ
らに上方向に押すことにより、摺動部材50は所望の高さ
まで押し上げられ、手を離すと略その箇所にて係入部66
が切欠部40に係入して停止する。
摺動部材50を引き下げるには、ナット56を押し込んで
下方(矢印B方向)に引き下げれば良い。即ち、このよ
うにすると、第4図Dで示す如く、係入部66の垂直面66
aが切欠部40の垂直面44から抜け出るまで合成樹脂製ス
ライダ54が離脱方向に移動し、次いで下方向に(B方
向)スライドする。ナット56から手を離すまで摺動部材
50は下方向にスライドし、手を離した時点で係入部66が
切欠部40に入り込み、その箇所にて摺動部材50がガイド
レール12に対して係止される。
上記のようにして、摺動部材50を所望の高さに停止さ
せることができる。車両が通常状態にあるときには、合
成樹脂製ガイドレール12の切欠部40と合成樹脂製スライ
ダ54の係入部66とが係合し、摺動部材50は所定の高さに
て停止する。そして、シートベルト装置のショルダーア
ンカを当該高さに保持する。
この状態にあって、車両に緊急事態(例えば衝突)が
生じた場合、シートベルト及びショルダーアンカを介し
てナット56に強力な引き下げ方向の力が加えられる。そ
うすると、合成樹脂製ガイドレール12の突部42及び合成
樹脂製スライダ54の係入部66が僅かに変形し、金属製ガ
イドレール10の爪34が金属製スライダ52の係合孔62の側
面部分62aに直に当接する。これにより、高強度の金属
製スライダ52が高強度の金属製ガイドレール10に直接に
係止された状態となるので、人体に加わるきわめて大き
な加速度がこのショルダーアジャスタにより対抗され、
人体を強力に拘束することが可能となる。
なお、摺動部材50をスライドさせる場合、合成樹脂製
スライダ54が合成樹脂製ガイドレール12に当り、メタル
タッチがない。このため、スライド時の作動音が小さい
と共に、車両振動が伝わったりしたときでも金属音が発
生しない。
第5図は請求項(4)の発明の実施例に係るショルダ
ーアジャスタの分解斜視図、第6図は組み立てた状態で
あってかつ摺動部材が係止状態にある場合の断面図(第
5図のVI-VI線に沿う部分の断面図)、第7図はこの実
施例に係るショルダーアジャスタの作動説明図(第6図
のVII-VII線に沿う部分の断面図)である。
符号80は金属製ガイドレール、82は合成樹脂製ガイド
レールである。金属製ガイドレール80は、略々コ字形断
面形状のものであり、折り立てられた側辺部分のフラン
ジ部84には爪86が突設されている。爪86の間の部分は凹
部88となっている。合成樹脂製ガイドレール82も略々コ
字形断面形状のものであり、その折り立てられた側辺の
フランジ部90には、長手方向に所定間隔をおいて切欠部
92が形成されている。このショルダーアジャスタは矢印
B方向を下に向けて車両に取り付けられる。この状態に
おいて上側となる切込辺部94はガイドレール82の長手方
向に対して斜交する斜面となっている。なお、以下この
上側の切込辺部94を傾斜面といい、下側の切込辺部96を
垂直面ということがある。符号98は切欠部92同志の間の
突部を示している。
合成樹脂製ガイドレール82は、金属製ガイドレール80
と内嵌される幅となっており、切欠部92が凹部88と一致
するように両ガイドレール80、82が係合され、一体化さ
れる。一体化されたガイドレール80、82に外側から抱き
付くようにして摺動部材100が設けられている。この摺
動部材100は金属製スライダ102と金属製ロックプレート
104から主として構成されている。スライダ102は、略々
コ字形状のベース部106と、該ベース部106と一体に設け
られたアンカ取付部としてのナット108を備えている。
ベース部106の左右側辺部にはフランジ部110、112が設
けられ、フランジ110、112の間にはスリット114となっ
ている。フランジ部110及びフランジ112はその先端側が
L字形状に折曲された形状のものである。このL字形状
部114Lがガイドレール80、82のフランジ部84を抱え込む
ことによりスライダ102がガイドレール80、82に沿って
摺動自在とされている。
ロックプレート104は、前記ナット108が挿通される開
口116を有した本体部118と、該本体部118から張り出す
ように1対設けられたアーム部120を備えており、この
アーム部120は前記スリット114に係合し、スライダ102
のベース部106を抱え込む構成となっている。1対のア
ーム部120、120の先端側は互いに接近する方向に折り返
されており、その先端部分に合成樹脂製のキャップ(サ
イレントキャップ)122が冠着されている。第7図に示
す如く、このサイレントキャップ122はガイドレール82
の切欠部92に係合する大きさとなっている。また、第7
図から明らかな如く、爪86は合成樹脂製ガイドレール82
の突部98に隠れる大きさ及び配置となっている。
第6図に示す如く、ロックプレート104とスライダ102
とが係合された場合、ベース部106と本体部118との間に
コイルばね124が介在される。このばね124は前記ナット
108に外嵌される。
このように構成されたショルダーアジャスタにおいて
は、前記ナット108にショルダーアンカ(図示略)がボ
ルトにより固定される。このショルダーアンカにシート
ベルトが挿通される。
このショルダーアジャスタは、第5図のA方向が上方
となり、B方向が下方向となるように車両のセンターピ
ラーに取り付けられる。そして、車両が平常時にある場
合には、第7図に示す如くサイレントキャップ122が合
成樹脂製ガイドレール82の切欠部92の垂直面96に当接
し、摺動部材100が所定高さに位置される。なお、この
ロック状態にあっては、ばね124がロックプレート104を
付勢し、サイレントキャップ122が切欠部92に押し込ま
れた状態となっている。従って、摺動部材100はこの所
定位置に継続して位置するようになる。
摺動部材100を上方に動かす場合には、摺動部材100を
上方に押し上げるだけで良い。即ち、摺動部材100を上
方に押すと、第7図の矢印Uに示す如く、サイレントキ
ャップ122が合成樹脂製ガイドレール82の傾斜面94に沿
って移動し、やがて突部98を乗り越えて上方に移動す
る。所望高さまで摺動部材100を押し上げた後、手を離
すと、サイレントキャップ122が切欠部92に入り込み、
摺動部材100がロック状態となる。
摺動部材100を下方に引き下げるには、ロックプレー
ト104を押し込むと共に下方に引き下げれば良い。この
場合、第7図の矢印Dの如く、サイレントキャップ122
はまず切欠部92の垂直面96に沿って離脱方向に動き、次
いで突部98を乗り越えて下方に移動する。
このように、摺動部材100を上方に押すか、またはロ
ックプレート104を若干押し込んで下方に引き下げるだ
けで摺動部材100を所望高さに位置させることができ
る。また、この移動に際しては、合成樹脂製のサイレン
トキャップ122が合成樹脂製ガイドレール82と摺動する
ので、作動音もきわめて小さい。さらに、ロック状態に
あっても、合成樹脂製サイレントキャップ122が合成樹
脂製ガイドレール82の切欠部92と係合しており、車両の
振動等があってもショルダーアジャスタからは作動音等
が全く発生しない。
このロック状態において、車両に衝突等の緊急事態が
生じた場合、サイレントキャップ122及び合成樹脂製ガ
イドレール82の切欠辺部96が圧迫により変形し、金属製
ロックプレート104のアーム部120が金属製ガイドレール
80の爪86に直接に当たり、強力に保持される。従って、
車両乗員を強力に拘束することが可能となる。
第8図は請求項(5)の発明の実施例に係るショルダ
ーアジャスタの組立斜視図、第9図はガイドプレートの
底面斜視図、第10図はスライドプレートの底面斜視図、
第11図はショルダーアジャスタの要部正面図、第12図は
摺動部材の組付け斜視図、第13図は摺動部材とガイドレ
ールとの係合説明図、第14図は第11図の14-14線に沿う
断面図、第15図は第11図の15-15線に沿う断面図、第16
図及び第17図はショルダーアジャスタの作動説明図であ
る。
符号210は金属製ガイドレールであり、212は合成樹脂
製ガイドレールである。これらガイドレール210、212は
一方向に延在する長尺のものであり、車両に対し長手方
向が上下方向となるように取り付けられる。金属製ガイ
ドレール210には、上側となる部分及び下側となる部分
にそれぞれブラケット214、216が延設され、上側ブラケ
ット214及び下側ブラケット216にはそれぞれ該ガイドレ
ール210を車両のセンターピラー(図示略)に固定する
ためのボルト孔218、220が穿設されている。
合成樹脂製ガイドレール212は、ビス222及びリベット
224(第9図)により金属製ガイドレール210と重ね合わ
された状態にて一体とされる。
金属製ガイドレール210は、その外側の辺部が折り立
てられたフランジ部232が形成された形状のものであ
り、このフランジ部232には、所定間隔をおいて爪234が
突設され、各爪234同志の間は凹部236となっている。
合成樹脂製ガイドレール212の長辺部分に沿って所定
間隔をおいて突部242が設けられている。突部242同志の
間は切欠部240となっている。
この切欠部240は、該ショルダーアジャスタが車両に
取り付けられた状態において下側となる切込辺部(以
下、垂直面ということがある。)244がガイドレール212
の長手方向と直交しており、上側となる切込辺部(以
下、垂直面ということがある。)246は、切欠部240の入
口側を拡開させるようにガイドレール212の長手方向に
対して斜交している。
なお、合成樹脂製ガイドレール212は金属製ガイドレ
ール210に内嵌される幅となっている。また、前記爪234
は突部242に隠れる大きさ及び配列となっている。
第9図の如く、合成樹脂製ガイドレール212には1対
のブラケット212Aが一体に設けられており、該ブラケッ
ト212A,212A間につる巻コイルばね247が設けられてい
る。このばね247の先端は後述する摺動部材250に止め付
けられており、摺動部材250が上方向に付勢されてい
る。
一体とされたガイドレール210、212に沿って長手方向
移動自在な摺動部材250が設けられている。この摺動部
材250は、金属製スライダ252と、金属製ロックプレート
254と、それぞれ合成樹脂製の固定プレート256及び作動
子としてのスライドプレート258とから主として構成さ
れている。スライダ252には、略々コ字形状のベース部2
52aと、該ベース部256と一体に設けられたアンカ取付部
としてのナット252bを備えている。ベース部252aの左右
側辺部にはフランジ部260、262が設けられ、フランジ部
260、262の間はスリット264となっている。フランジ部2
60はその先端側がベース部256と平行となるように折り
曲げられた形状のものであり、フランジ部262はその先
端側がL字形状に折曲された形状のものである。
1対のフランジ部260に両端が保持されることにより
合成樹脂製のスライドピース263が設けられている。こ
のスライドピース263は合成樹脂製ガイドレール212の主
板面に沿って摺動自在とされている。また、このスライ
ドピース263に前記つる巻コイルばね247の先端が止着さ
れている。
前記フランジ部262の先端のL字形状部262aがガイド
レール210のフランジ部232を抱え込むことによりスライ
ダ252がガイドレール210に沿って摺動自在とされてい
る。なお、第14図の265a、265bはスライダ252の内面側
に設けられた合成樹脂製のスペーサを示す。
ロックプレート254は、前記ナット252bが挿通される
開口266を有した本体部268と、該本体部268から張り出
すように1対設けられたアーム部270を備えており、こ
のアーム部270は前記スリット264に係合し、スライダ25
2のベース部252aの側縁を抱え込む構成となっている。
1対のアーム部270の先端側は互いに接近する方向に
折り返されており、その先端部分に合成樹脂製のキャッ
プ(サイレントキャップ)272が冠着されている。第13
図に示す如く、このサイレントキャップ272はガイドレ
ール212の切欠部240に係合する大きさとなっている。ま
た、第13図から明らかな如く、爪234は合成樹脂製ガイ
ドレール212の突部242に隠れる大きさ及び配置となって
いる。
第12、14、15図に示す如く、ロックプレート254とス
ライダ252とが係合された場合、ベース部252aと本体部2
68との間に弾性部材としてのコイルばね274が介在され
る。このばね274は前記ナット252bに外嵌される。
このショルダーアジャスタにおいては、前記ナット25
2bにショルダーアンカ276のアンカプレート276aがボル
ト278により揺動可能に取付けられる。このショルダー
アンカプレート276aにシートベルト280(第16、17図)
が挿通される。このボルトを被すようにカバー320が被
着される。
第8、10図の如く、スライドプレート258は中央に開
口282を有し、側縁部284に爪286付きの突起288を備えた
略々板形状のものである。爪286及び突起288はカバー32
0を係止するためのものである。前記側縁部284に沿って
スリット290が設けられており、中央の開口282に沿って
このスリット290の延在方向と同方向に延びる台形突起
よりなる与圧部材292が設けられている。台形の斜辺部
分に相当する斜面294が与圧面である。
固定プレート256は、中央に開口298を有し、側縁部分
にガイド壁300、302を有した略々板形状のものである。
この開口298の部分にはリング形状の受圧部材304が配置
されており、固定プレート256と該受圧部材304とは軟質
な波板形状の連結部306を介して一体とされている。な
お、波板形状の連結部材306により受圧部材304が固定プ
レート256と一体とされていることから、受圧部材304は
固定プレート256の板面と垂直方向に移動自在である。
固定プレート256には板ばね係止部308が設けられてお
り、該係止部308に係止されて板ばね310が設けられてい
る。この板ばね310は、後述する如くスライドプレート2
58が固定プレート256と係合した際に該スライドプレー
ト258の後端面258aに当接し、スライドプレート258を矢
印A方向に付勢する機能を有している。
これら固定プレート256、スライドプレート258、ショ
ルダーアンカ276は次のようにして組み立てられる。即
ち、スライドプレート258の側縁部284が固定プレート25
6のガイド壁300、302の間に差し込まれ、ガイド壁302の
上端がスリット290を通り抜けてスライドプレート258の
上面から突出した状態とされる。そして、このスライド
プレート258に被さるようにショルダーアンカ276のアン
カプレート276aが重ね合わされる。そして、スライドプ
レート258及び固定プレート256の開口282、298を通して
ボルト278をナット(アンカ取付部)252bにねじ込む。
そうすると、アンカプレート276aがガイド壁302の上端
を押し付け、固定プレート256及びショルダーアンカ276
がスライダ252と一体とされる。
この状態にあっては、スライドプレート258はその側
縁部284が固定プレート256のガイド壁300、302により保
持され、矢印A、B方向に移動自在とされる。
なお、与圧部材292は、前記固定プレート256の開口29
8に連なるように設けられたスリット312に係合してお
り、スライドプレート258が矢印A、B方向に進退する
ときには与圧部材292の先端側はこのスリット312内を移
動する。そして、スライドプレート258が矢印A方向の
前進限まで移動したときには、与圧部材292の端面292a
(第10図)がスリット312の端面312a(第8図)に当接
し、それ以上のスライドプレート258の移動を阻止す
る。
スライドプレート258が矢印B方向に移動されると、
与圧面294が受圧面305と係合し、受圧部材304を押し下
げる。そうすると、該受圧部材304がロックプレート254
を押し下げ、サイレントキャップ272付きのアーム部270
を切欠部240から離脱させる。
従って、スライドプレート258を矢印B方向に移動さ
せることにより摺動部材250がガイドレール210、212に
沿って矢印B方向に移動可能となる。
このショルダーアジャスタは、第8、12図のA方向が
上方となり、B方向が下方向となるように車両のセンタ
ーピラーに取り付けられる。そして、車両が平常時にあ
る場合には、第13、15図に示す如くサイレントキャップ
272付きのアーム270が合成樹脂製ガイドレール212の切
欠部240の垂直面244に当接し、摺動部材250が所定高さ
にロックされる。なお、このロック状態にあっては、ば
ね274がロックプレート254を付勢し、サイレントキャッ
プ272付きのアーム270先端が切欠部240に押し込まれた
状態となっている。従って、摺動部材250はこの所定位
置に継続して位置するようになる。
摺動部材250を上方に動かす場合には、第17図の如く
摺動部材250を上方に押し上げるだけで良い。即ち、摺
動部材250を上方に押すと、第13図の矢印Uに示す如
く、サイレントキャップ272付きのアーム部270の先端が
合成樹脂製ガイドレール212の傾斜面246に沿って移動
し、やがて突部242を乗り越えて上方に移動する。所望
高さまで摺動部材250を押し上げた後、手を離すと、ア
ーム部270の先端が切欠部240に入り込み、摺動部材250
がロック状態となる。
摺動部材250を下方に引き下げるには、第16図の如く
カバー320を押してスライドプレート258を下方に押すだ
けで良い。この場合、前述の如く、スライドプレート25
8の移動に伴って与圧面294が受圧面305を押し、受圧部
材304が押圧される。そして、この押圧力によりロック
プレート254が移動され、第13図の矢印Dの如く、該ロ
ックプレート254と一体のアーム部270の先端はまず切欠
部240の垂直面244に沿って離脱方向に動き、次いで突部
298を乗り越えて下方に移動する。
このように、摺動部材250を上方に押すか、またはス
ライドプレート258(実際にはカバー320)を下方に押し
下げるだけで摺動部材250を所望高さにまで移動させる
ことができる。
この移動に際しては、合成樹脂製のサイレントキャッ
プ272が合成樹脂製ガイドレール212と摺動する。また、
合成樹脂製のスペーサ265a、265bが設けられていると共
に、合成樹脂製のスライドピース263が合成樹脂製ガイ
ドレール212と摺動する。このため、作動音もきわめて
小さい。さらに、ロック状態にあっても、合成樹脂製サ
イレントキャップ272が合成樹脂製ガイドレール212の切
欠部244と係合しており、車両の振動等があってもショ
ルダーアジャスタからは振動音等が全く発生しない。
このロック状態において、車両に衝突等の緊急事態が
生じた場合、合成樹脂製のサイレントキャップ272及び
突部242が圧迫により変形し、金属製ロックプレート254
のアーム部270が金属製ガイドレール210の爪234に直接
に当たり、強力に保持される。従って、車両乗員を強力
に拘束すことが可能となる。
[効果] 以上の通り、本発明のショルダーアジャスタによる
と、摺動部材の移動時の作動音がきわめて小さい。ま
た、緊急時には乗員を強力に拘束できる。さらに、緊急
時の荷重が解除されたときには通常通り、静穏な作動が
可能である。
特に請求項(3)のショルダーアジャスタによると、
係入部を離脱方向に押すための部材が不要となる。加え
て、摺動部材を上方に押すだけで該摺動部材を押し上げ
ることができ、更に、該摺動部材を若干押し込んで下方
に引き下げるだけで摺動部材を下方に引き下げることが
できる。請求項(5)のショルダーアジャスタによる
と、摺動部材を上方に押すだけで摺動部材を押し上げる
ことができ、また、摺動部材の作動子を下方に押し下げ
るだけで摺動部材を下方に引き下げることができる。従
って、ショルダーアンカの設置高さの調整をきわめて簡
単に行なうことができる。また、使用説明書等を参照す
ることなく、該ショルダーアジャスタの使用方法が分る
ので、きわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るショルダーアジャスタ
の斜視図、第2図は同分解斜視図、第3図は同断面図、
第4図は作動を説明する断面図である。第5図は本発明
の別の実施例に係るショルダーアジャスタの組立斜視
図、第6図は同ショルダーアジャスタの断面図、第7図
は同作動説明図である。第8図は本発明の更に別の実施
例に係るショルダーアジャスタの組立斜視図、第9図は
ガイドプレートの底面斜視図、第10図はスライドプレー
トの底面斜視図、第11図はショルダーアジャスタの要部
正面図、第12図は摺動部材の組付け斜視図、第13図は摺
動部材とガイドレールとの係合説明図、第14図は第11図
の14-14線に沿う断面図、第15図は第11図の15-15線に沿
う断面図、第16図及び第17図はショルダーアジャスタの
作動説明図である。 10……金属製ガイドレール、12……合成樹脂製ガイドレ
ール、40……切欠部、44……下側切込辺部(垂直面)、
46……上側切込辺部(傾斜面)、50……摺動部材、52…
…金属製スライダ、54……合成樹脂製スライダ、56……
ナット(アンカ取付部)、66……係入部、70……ばね、
80……金属製ガイドレール、82……合成樹脂製ガイドレ
ール、92……切欠部、94……上側切込辺部(傾斜面)、
96……下側切込辺部(垂直面)、100……摺動部材、102
……スライダ、104……ロックプレート、120……アーム
部、122……サイレントキャップ、210……金属製ガイド
レール、212……合成樹脂製ガイドレール、240……切欠
部、244……下側切込辺部(垂直面)、246……上側切込
辺部(傾斜面)、250……摺動部材、252……スライダ、
254……ロックプレート、270……アーム部、272……サ
イレントキャップ、292……与圧部材、294……与圧面、
304……受圧部材、305……受圧面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 22/20 B60R 22/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に対し長手方向が上下方向となるよう
    に取り付けられるガイドレールであって、該長手方向に
    間隔をおいて複数の切欠部が設けられたガイドレール
    と、 該ガイドレールの長手方向に摺動自在であり、ショルダ
    ーアンカの取付部及び前記切欠部への係入部を有する摺
    動部材と、を備えたショルダーアジャスタにおいて、該
    ガイドレールとして合成樹脂製ガイドレールと金属製ガ
    イドレールとを併設し、非緊急時には摺動部材が合成樹
    脂製ガイドレールに係合しており、緊急時には合成樹脂
    製ガイドレールが変形して摺動部材が金属製ガイドレー
    ルに係合することを特徴とするショルダーアジャスタ。
  2. 【請求項2】請求項(1)のショルダーアジャスタにお
    いて、前記摺動部材の合成樹脂製ガイドレールとの摺動
    面を合成樹脂とすることを特徴とするショルダーアジャ
    スタ。
  3. 【請求項3】請求項(1)又は(2)のショルダーアジ
    ャスタにおいて、該合成樹脂製ガイドレールの前記切欠
    部は、前記上下方向の下側の切込辺部がガイドレール長
    手方向と略直交し、該上下方向の上側の切込辺部が切欠
    部入口側を拡開させるよう該長手方向と斜交する形状の
    ものであり、 前記摺動部材は、前記アンカの取付部が前記係入方向に
    進退自在に設けられていると共に、該アンカ取付部を該
    係入方向に付勢する弾性部材を備えており、かつ前記係
    入部は該アンカ取付部と一体であって該弾性部材により
    係入方向に付勢されていることを特徴とするショルダー
    アジャスタ。
  4. 【請求項4】請求項(1)又は(2)のショルダーアジ
    ャスタにおいて、合成樹脂製ガイドレールの前記切欠部
    は、前記上下方向の下側の切込辺部がガイドレール長手
    方向と略直交し、該上下方向の上側の切込辺部が切欠部
    入口側を拡開させるよう該長手方向と斜交する形状のも
    のであり、 前記摺動部材は、前記アンカの取付部に係入部が前記係
    入方向に進退自在に設けられていると共に、該係入部を
    係入方向に付勢する弾性部材を備えており、かつ前記係
    入部は該アンカ取付部と別体であって該弾性部材により
    係入方向に付勢されていることを特徴とするショルダー
    アジャスタ。
  5. 【請求項5】請求項(1)又は(2)のショルダーアジ
    ャスタにおいて、合成樹脂製ガイドレールの前記切欠部
    は、前記上下方向の下側の切込辺部がガイドレール長手
    方向と略直交し、該上下方向の上側の切込辺部が切欠部
    入口側を拡開させるよう該長手方向と斜交する形状のも
    のであり、 前記摺動部材は、 前記係入部の係入方向に対して、かつ前記上下方向の上
    側を指向するよう傾斜した傾斜受圧面を有し、該係入方
    向移動時に前記係入部を切欠部から離脱する方向に押圧
    する受圧部材と、 前記係入部を係入方向に付勢する弾性部材と、 該傾斜受圧面に摺接する傾斜与圧面を有し前記上下方向
    に進退自在な作動子とを有することを特徴とするショル
    ダーアジャスタ。
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