JP2908468B2 - 二輪車用ラジアルタイヤ - Google Patents

二輪車用ラジアルタイヤ

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JP2908468B2
JP2908468B2 JP1127750A JP12775089A JP2908468B2 JP 2908468 B2 JP2908468 B2 JP 2908468B2 JP 1127750 A JP1127750 A JP 1127750A JP 12775089 A JP12775089 A JP 12775089A JP 2908468 B2 JP2908468 B2 JP 2908468B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C2200/00Tyres specially adapted for particular applications
    • B60C2200/10Tyres specially adapted for particular applications for motorcycles, scooters or the like

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、二輪車用ラジアルタイヤ、特には、カー
カスの外周に螺旋状に巻回されてタイヤ幅方向に延在す
るコードよりなるベルト層を具備する二輪車用ラジアル
タイヤに関するものである。
(従来の技術) タイヤの赤道面に対して75〜90°の角度範囲で配列し
た有機繊維コードのプライからなるカーカスの外周に、
弾性率の大きなコード、例えば、ハイモジュラスポリエ
ステル、ポリビニルアルコール、レーヨン、又は芳香族
ポリアミド繊維からなり、螺旋状に巻回され、タイヤ幅
方向に延在するコードからなるベルト層を有する二輪車
用ラジアルタイヤにあっては、ベルト層のいわゆる「た
が」効果に基づいて、接地面内でのトレッドゴムの動き
が小さく、バイアスタイヤに比して発熱及び転がり抵抗
が小さく、耐摩耗性に優れ、また、高速走行時にトレッ
ドに大きな遠心力が作用する場合にあってもトレッドの
タイヤ半径方向へのせり出しに起因する、接地面積の減
少が少なく軽量である等の多くの特徴を有している。
なお、そのトレッドには、タイヤの直進安定性、高速
性能及びウェット性能に対する要求に応えるべく、ほぼ
タイヤ周方向に延在する周方向主溝が設けられるのが通
例である。
(発明が解決すべき課題) ところが、ほぼ周方向に配設された主溝の延在方向と
ベルト層を構成するコードの延在方向とがほぼ一致する
上記タイヤにあっては、タイヤのシェーピングに際し、
周方向主溝の形成部分に対し、モールド内面に形成され
た、周方向主溝に対応する形状をした突部が押し付けら
れることから、それによって形状される周方向主溝の溝
底部よりタイヤ半径方向内側に位置するベルト層コード
は、タイヤ半径方向内方に押込まれるとともに、その幅
方向に押し拡げられることとなる。
つまり、製品タイヤにおいて、ベルト層のコードが、
タイヤ幅方向で、粗密なく一様に螺旋状に巻回されてい
ない状態となることから、巻回されたコードに作用する
張力がタイヤ幅方向で異なり、とくに、粗となるコード
部分の張力負担割合が大きくなるため、周方向主溝位置
に対応する部分でコードが比較的短期間で破損し、ま
た、ベルト層としての所定の強度を発揮することができ
ず、タイヤの耐久性が低いと言う問題があった。
この問題は、ベルト層を構成するコードとして、弾性
率の高い繊維を用いたタイヤに特に顕著であり、コード
の伸びが小さいことから、張力がベルト層全体にわたっ
てほぼ均一に分散されにくいことに起因している。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであ
り、従来の製品タイヤに比して、ベルト層コードのより
均一な配役を可能とした二輪車用ラジアルタイヤを提供
することをその目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明にあっては、一対の
サイドウォールとトレッドとがトロイダルに連なり、こ
れらの各部を、タイヤの赤道面に対して75〜90°の角度
範囲で有機繊維コードを配列したプライの少なくとも一
枚からなるカーカスで補強し、カーカスプライの両端部
を、両サイドウォールの径方向内側端部に埋設されたビ
ードリングの周りに内側から外側に向かって巻上げ、ほ
ぼタイヤ周方向に延在する少なくとも一本の周方向主溝
をトレッドに形成し、カーカスの外周に螺旋状に巻回さ
れてタイヤ幅方向に延在するコードからなるベルト層を
少なくとも一層具える二輪車用ラジアルタイヤにおい
て、各周方向主溝を、タイヤ周方向に間隔をおいて位置
する複数本の主溝部分により構成し、それぞれの主溝部
分のタイヤ周方向への投影長の総和Sと、当該周方向主
溝が位置するトレッド部分の直径dとが、S/(πd)≦
0.4(但し、πは円周率)なる関係を満足するように構
成する。
(作用) このような関係を満足する二輪車用ラジアルタイヤで
は、そのトレッドに周方向主溝が形成されるにも拘ら
ず、製品タイヤにおける、ベルト層のコードを、螺旋状
の均一な巻回状態に維持して、タイヤ幅方向での粗密状
態を有効に除去することができるので、当該コードのタ
イヤ幅方向及び半径方向内方への変位、変形等に起因す
る、タイヤの耐久性の低下を十分に防止することができ
る。
(実施例) 以下、本発明二輪車用ラジアルタイヤの好適な実施例
について図面を参照しながら詳述する。
第1図は、この発明の一実施例を示すタイヤの幅方向
断面図であり、二本で一対をなす環状のビードコア10に
両端部が内側から外側に向かって巻き上げられたカーカ
ス12は、タイヤの赤道面に対して75〜90°の角度範囲で
有機繊維コード、例えば、太さ1260d/2の66ナイロンを
配列した二枚のプライ12a及び12bからなる。
そして、タイヤ周方向に延在する、ここでは二本とし
た周方向主溝14が形成されたトレッド16は、トロイダル
にサイドウォール18に連続しており、トレッド16とカー
カス12との間には、弾性率の大きな繊維、例えば、ハイ
モジュラスポリエステル、ポリビニルアルコール、レー
ヨン又は芳香族ポリアミド繊維から選ばれた、弾性率が
600kg/mm2以上のコードを、タイヤ幅方向に螺旋状に巻
回してなるベルト層20が配設され、このベルト層20は、
カーカス12のタイヤ周方向における剛性の向上に寄与す
る。
本実施例にあって、ほぼ周方向に配設された各周方向
主溝14は、タイヤ赤道面Pに関するタイヤ半部の一部を
示す第1図(b)から明らかなように、タイヤ周方向へ
の投影部分、つまり実質的にタイヤ周方向に延在する成
分を有するが、その全周にわたって連続的に延在するも
のではなく、タイヤ周方向に相互に間隔をおいて形成さ
れ、トレッド16の表面に等しい高さとした陸部部分22に
よりそれぞれ画成された複数本の主溝部分L1,L2,…,
Ln(但し、nは整数)からなる。
ここで、説明を容易にするため、それら陸部部分22に
より画成される各主溝部分L1,L2,…,Lnのタイヤ赤道
面Pに対するそれぞれの傾きが一定(α)であるとし、
各主溝部分の投影長をl1,l2,…,lnとする時、それら
主溝部分のタイヤ周方向成分は、l1=L1COSα,l2=L2C
OSα,…,ln=LnCOSαと表されるから、それぞれの主
溝部分の周方向成分の総和Sは、 S=l1+l2+…+ln となる。
そして、それら主溝部分L1,L2,…,Lnが形成された
トレッド部分表面の直径をdとする時に、それら主溝部
分の周方向成分の総和Sと直径dとが、次ぎの関係を満
足するよう選択するものとする。但し、πは円周率を表
す。
S/(πd)≦0.4 ここで、ほぼ周方向に配設された周方向主溝14が形成
された、トレッド部分の表面の全周にわたる長さ、即ち
πdに対する各主溝部分の周方向成分のそれぞれの総和
Sの割合を0.4以下とするのは、その割合が0.4より大き
くなると、それら主溝部分に関連するベルト層部分のコ
ードが、シェーピングに際して、タイヤ幅方向で一様に
配列されなくなるからであり、また、ベルトの単位幅当
たりの強度が大きく低下するからである。
ちなみに、ほぼ周方向に配設された主溝部分の周方向
成分のそれぞれの総和Sの、周方向主溝が形成されたト
レッド部分表面の全周にわたる長さに対する割合(周方
向成分率)を変化させ、周方向主溝に関連するそれぞれ
のベルト層部分のコードの開き、即ち螺旋状に巻回され
てタイヤ幅方向に延在し、互いに隣接するコード間の距
離の大きさと、コード一本当たりの強度から計算により
求めたベルト層コードの単位本数当たりの強度に対する
実際のベルト強度の割合(引き揃え率)を調べた結果を
次表に示す。
◎タイヤ諸元 ・タイヤサイズ:MCR 160/60 R17 ・カーカスコード:66ナイロンからなる太さ1260d/2のコ
ードを、タイヤ赤道面に対して90°の角度をなして配
設。
・ベルト層:ケブラー(商品名)からなる、太さ1500d/
2のコードを、タイヤ周方向に螺旋状に一層に巻回し
て、タイヤ幅方向に延在。
◎評価方法 ・製品(加硫成形後の)タイヤの、ベルト層を構成する
コードの開きの大小、及び引き揃い率を調べた。
この表によれば、周方向成分率、即ち、周方向主溝を
形成する主溝部分の周方向成分の総和Sの、周方向主溝
が形成されたトレッド表面の全周に対する割合が40%を
越えると、コードの開きが大きくなる一方、引き揃え率
が悪化するので、周方向成分率を40%以下とすることが
好ましいことが判る。
なお本発明は、上述した実施例に限定されるものでは
なく、周方向主溝が、タイヤ周方向に間隔をおいて位置
する複数本の主溝部分により構成されることおよび、そ
れぞれの主溝部分のタイヤ周方向への投影長の総和S
と、周方向主溝が位置するトレッド部分の直径dとが、
S/(πd)≦0.4の関係を満足することを条件に、周方
向主溝を構成するそれぞれの主溝部分をタイヤ周方向で
千鳥に形成したもの、すなわち、図1(b)に示すとこ
ろにおいて、それぞれの主溝部分の傾き角が、それらの
一本おきに+αおよび−αとなるように、主溝部分の延
在方向を交互に相違させたものとすることもでき、ま
た、それぞれの主溝部分を分離画成する陸部部分22を、
トレッド16の表面よりタイヤ半径方向内方に幾分ステッ
プダウンさせる一方で、主溝部分の底部よりは半径方向
外方に位置させることもでき、更には、主溝部分を、タ
イヤ周方向で、一回もしくは複数回にわたってジグザグ
状に折曲して延在するものとすることもできる。そして
また、ベルト層を複数層配設したものであっても良く、
特許請求の範囲内で種々の変更が可能である。
(発明の効果) 以上詳述したように、この発明によれば、螺旋状に巻
回されてタイヤ幅方向に延在するコードからなるベルト
層において、コードが、製品タイヤ中でタイヤ幅方向に
一様に巻回され、互いに隣接するコード間に開きを生ず
ることがなく、ほぼ均一な張力がそれぞれのコードに作
用することになるので、耐久性に優れた二輪車用ラジア
ルタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明ラジアルタイヤを断面にして示
す図、 第1図(b)は、第1図(a)に示すタイヤの一部を示
す模式的斜視図である。 10……ビードコア、12……カーカス 14……周方向主溝、16……トレッド 18……サイドウォール、20……ベルト層 22……陸部部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のサイドウォールとトレッドとがトロ
    イダルに連なり、これらの各部を、タイヤの赤道面に対
    して75〜90°の角度範囲で有機繊維コードを配列したプ
    ライの少なくとも一枚からなるカーカスで補強し、カー
    カスプライの両端部を、両サイドウォールの径方向内側
    端部に埋設されたビードリングの周りに内側から外側に
    向かって巻上げ、ほぼタイヤ周方向に延在する少なくと
    も一本の周方向主溝をトレッドに形成し、カーカスの外
    周に螺旋状に巻回されてタイヤ幅方向に延在するコード
    からなるベルト層を少なくとも一層具える二輪車用ラジ
    アルタイヤにおいて、 各周方向主溝を、タイヤ周方向に間隔をおいて位置する
    複数本の主溝部分により構成し、それぞれの主溝部分の
    タイヤ周方向への投影長の総和Sと、各周方向主溝が位
    置するトレッド部分の直径dとが、S/(πd)≦0.4
    (但し、πは円周率)なる関係を満足することを特徴と
    する二輪車用ラジアルタイヤ。
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