JP5767348B2 - 自動二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
前記スパイラルベルト層が、スチールコードがゴムに埋設されてなるゴム−スチールコード複合体からなるとともに、中央部領域と、その両側の両側部領域の3つの領域に分割されており、かつ、前記中央部領域のゴムに埋設されたスチールコードよりも前記両側部領域に埋設されたスチールコードのほうが低弾性であり、
前記両側部領域のスチールコードが、実質的に同一ピッチで型付けされたスチール線状体の複数本を略同位相で撚り合わせずに束ねられ、かつ、螺旋型付けされてなり、
前記スチール線状体がスチールフィラメントであり、
前記中央部領域におけるスチールコードが、実質的に同一ピッチで螺旋型付けされたスチール線状体の複数本を略同位相で撚り合わせてなり、
前記中央部領域のゴムに埋設されたスチールコードが、ゴムが付着した状態での歪−荷重特性において、該スチールコードのスチール部断面積をS(mm2)としたとき、0.5%伸び時の負荷荷重W1(N)と1.0%伸び時の負荷荷重W2(N)とが下記式、
(W2−W1)/S>100
で表される関係を満足し、かつ、
前記両側部領域のゴムに埋設されたスチールコードが、ゴムが付着した状態での歪−荷重特性において、該スチールコードのスチール部断面積をS(mm2)としたとき、0.5%伸び時の負荷荷重W1(N)と1.0%伸び時の負荷荷重W2(N)とが下記式、
(W2−W1)/S<50
で表される関係を満足することを特徴とするものである。
図1に、本発明の自動二輪車用空気入りタイヤの一例の概略断面図を示す。図示するように、本発明のタイヤは、トレッド部1と、トレッド部1の両縁部からタイヤ半径方向内側に配設された一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ半径方向内側に連なるビード部3とからなる。また、これら各部をビード部3内に埋設されたビードコア4相互間にわたり補強し、かつ、タイヤ赤道面に対して60〜90°をなすコードをゴムで被覆した少なくとも1層(図示例では2層)のカーカスプライからなるカーカス層5と、カーカス層5のタイヤ半径方向外側に、タイヤ赤道面に対して実質上平行に螺旋巻き形成されてなり、幅がトレッド部の0.8〜1.1倍であるスパイラルベルト層6を具備する。
(W2−W1)/S>100
で表される関係を満足し、かつ、
両側部領域8のゴムに埋設されたスチールコードが、ゴムが付着した状態での歪−荷重特性において、スチールコードのスチール部断面積をS(mm2)としたとき、0.5%伸び時の負荷荷重W1(N)と1.0%伸び時の負荷荷重W2(N)とが下記式、
(W2−W1)/S<50
で表される関係を満足することが好ましい。
(従来例1〜3および実施例)
下記の表1に従い、図1に示す断面構造を有する自動二輪車用空気入りタイヤを作製した。タイヤサイズを190/50ZR17、リムサイズをMT6.00×17インチ、内圧290kPaとし、各供試タイヤをリヤタイヤとして装着した。これらのタイヤにおいて、中央部領域の幅は、接地幅と同じとした。その後、高速直進安定性、コーナー旋回時操縦安定性および高速耐久性のそれぞれにつき評価した。なお、従来例1〜3および実施例に係るスパイラルベルト層のコード断面図を図3〜5に示す。
高速直進安定性およびコーナー旋回時操縦安定性については、ライダーによるフィーリング評価をおこなった。結果を、従来例1を100とする指数にて示す。いずれも数値が大なるほど安定性に優れ、結果が良好である。また、高速耐久性については、荷重1750Nにてドラム試験を行い、ステップスピード法にて初期速度180km/hから10分ごとに10km/10min速度をアップして、故障が発生したときの速度および走行時間にて評価をおこなった。結果を、従来例1を100とする指数にて示す。数値が大なるほど高速耐久性に優れ、結果が良好である。これらの結果を下記の表1中に併せて示す。
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 ビードコア
5 カーカス層
6 スパイラルベルト層
7 中央部領域
8 両側部領域
Claims (2)
- トレッド部と、該トレッド部の両縁部からタイヤ半径方向内側に配設された一対のサイドウォール部と、該サイドウォール部のタイヤ半径方向内側に連なるビード部とからなり、これら各部をビード部内に埋設されたビードコア相互間にわたり補強し、かつ、タイヤ赤道面に対して60〜90°をなすコードをゴムで被覆した少なくとも1層のカーカスプライからなるカーカス層と、該カーカス層のタイヤ半径方向外側に、タイヤ赤道面に対して実質上平行に螺旋巻き形成されてなり、幅が前記トレッド部の0.8〜1.1倍であるスパイラルベルト層と、を具備する自動二輪車用空気入りタイヤにおいて、
前記スパイラルベルト層が、スチールコードがゴムに埋設されてなるゴム−スチールコード複合体からなるとともに、中央部領域と、その両側の両側部領域の3つの領域に分割されており、かつ、前記中央部領域のゴムに埋設されたスチールコードよりも前記両側部領域に埋設されたスチールコードのほうが低弾性であり、
前記両側部領域のスチールコードが、実質的に同一ピッチで型付けされたスチール線状体の複数本を略同位相で撚り合わせずに束ねられ、かつ、螺旋型付けされてなり、
前記スチール線状体がスチールフィラメントであり、
前記中央部領域におけるスチールコードが、実質的に同一ピッチで螺旋型付けされたスチール線状体の複数本を略同位相で撚り合わせてなり、
前記中央部領域のゴムに埋設されたスチールコードが、ゴムが付着した状態での歪−荷重特性において、該スチールコードのスチール部断面積をS(mm2)としたとき、0.5%伸び時の負荷荷重W1(N)と1.0%伸び時の負荷荷重W2(N)とが下記式、
(W2−W1)/S>100
で表される関係を満足し、かつ、
前記両側部領域のゴムに埋設されたスチールコードが、ゴムが付着した状態での歪−荷重特性において、該スチールコードのスチール部断面積をS(mm2)としたとき、0.5%伸び時の負荷荷重W1(N)と1.0%伸び時の負荷荷重W2(N)とが下記式、
(W2−W1)/S<50
で表される関係を満足することを特徴とする自動二輪車用空気入りタイヤ。 - タイヤの接地幅を、タイヤを適用リムに装着して規定空気圧を充填して平板上に垂直姿勢で静止配置し、最大負荷能力に対応する負荷を加えたときのタイヤの平板への接触面の最大幅としたとき、前記中央部領域の幅が接地幅の70〜130%である請求項1記載の自動二輪車用空気入りタイヤ。
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JP2014004466A JP5767348B2 (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
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JP2014004466A JP5767348B2 (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
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Family Applications (1)
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