JP2906389B2 - 狭線間架空送電線用ジャンパー装置 - Google Patents

狭線間架空送電線用ジャンパー装置

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JP2906389B2
JP2906389B2 JP5303224A JP30322493A JP2906389B2 JP 2906389 B2 JP2906389 B2 JP 2906389B2 JP 5303224 A JP5303224 A JP 5303224A JP 30322493 A JP30322493 A JP 30322493A JP 2906389 B2 JP2906389 B2 JP 2906389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、狭線間架空送電線用の
ジャンパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、架空送電線の用地取得難や用地価
格高騰などの関係から、用地幅が狭くて済む狭線間架空
送電線が検討されている。狭線間架空送電線の基本構成
を図4および図5に示す。図において、1は架空送電線
の本線、3はジャンパー線、5は鉄塔幹体、7は鉄塔ア
ーム、9は耐張碍子連、11はV型碍子である。
【0003】すなわち狭線間架空送電線は、耐張碍子連
9を鉄塔アーム7の付け根付近に取り付けることにより
隣合う本線1の間隔Dを狭くしたものである。しかしこ
の構造ではジャンパー線3を耐張碍子連9の真下に配置
すると、ジャンパー線3と鉄塔幹体5との絶縁間隔が確
保できない。そこで従来の狭線間架空送電線用のジャン
パー装置は、鉄塔アーム7の下にV型碍子11を取り付
け、このV型碍子11の下端でジャンパー線3の中間部
を、上から見てジャンパー線3の中間部が両端部より外
側に位置するように支持し、これによってジャンパー線
3と鉄塔幹体5との絶縁間隔を保つようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の狭線間架
空送電線用ジャンパー装置には次のような欠点がある。 上端が鉄塔アーム長手方向に広がったV型碍子を使
用しているため、ジャンパー線と鉄塔幹体との絶縁間隔
を十分にとるためには鉄塔アームの長さを長くしなけれ
ばならない。154kV以上になると鉄塔アームの長さ
は長大になり、鉄塔が大型化する。 ジャンパー線が、下方への垂れ下がりと外方への膨
らみとが複合された形に屈曲されるため、各ジャンパー
線の形状を一定に保つことが難しく、美観がよくない。
【0005】本発明の目的は、上記のような問題点に鑑
み、鉄塔アームの長さを短くでき、ジャンパー線の形状
も安定する、狭線間架空送電線用ジャンパー装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、鉄塔アームの下の鉄塔幹体に、その側方、前
方および後方の3方に張り出すようにFRP心入りポリ
マー碍子を取り付け、それらの碍子の先端で、1本のア
ルミパイプを中間部が鉄塔幹体の側方に、両端部が鉄塔
幹体の前方および後方に位置するように屈曲成形た剛
性導体を支持し、その剛性導体の耐張碍子連の下に位置
する部分と引留クランプとの間を、弛みを持たせた可撓
性導体により接続した、ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このジャンパー装置では、剛性導体と可撓性導
体によりジャンパー線が構成される。剛性導体は鉄塔幹
体から3方へ張り出した碍子によって鉄塔幹体に固定さ
れる。したがって鉄塔アームは、ジャンパー線の中間部
(剛性導体の中間部)を支持する必要はなく、狭線間架
空送電線の耐張碍子連を支持するのに必要な長さがあれ
ばよいことになる。このため従来のV型碍子を使用する
場合に比べ、鉄塔アームの長さを大幅に短くできる。
た剛性導体は軽量なアルミパイプを屈曲成形したもので
構成され、碍子は軽量で剛性と可撓性のあるFRP心入
りポリマー碍子で構成されているため、ジャンパー装置
が簡素化、軽量化され、コスト低減、取り付け工事簡易
化を図ることができる。 また碍子で剛性導体を固定支持
する構造であっても、FRP心入りポリマー碍子は可撓
性があるため地震や本線の振動に対する強度を高くでき
る。また剛性導体の屈曲形状は一定しており、可撓性導
体もほぼ垂直な面内で屈曲すればよいのでその屈曲形状
が安定する。このためジャンパー装置の美観が向上す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図3は本発明の一実施例を示
す。この狭線間架空送電線用ジャンパー装置では、ジャ
ンパー線が、アルミパイプ(剛性導体)3aと、その両
端付近に接続されたACSRなどの撚線導体(可撓性導
体)3bとで構成される。
【0009】アルミパイプ3aは、鉄塔幹体5との間に
所要の絶縁間隔を保って、中間部が鉄塔幹体5の側方
に、両端部が鉄塔幹体5の前方および後方に位置するよ
うに屈曲成形されている。図示のアルミパイプ3aの屈
曲形状は、中間部が線路方向に伸びる直線で、両端部が
それに対し直角方向に曲がった形となっているが、アル
ミパイプ3aの屈曲形状はこれに限定されるものではな
く、例えば円弧などの形状にすることもできる。
【0010】鉄塔アーム7の下の鉄塔幹体5には、その
側方、前方および後方の3方に張り出すように剛性のあ
る碍子13a、13b、13cが取り付けられている。
碍子13a〜13cとしてはFRP心入りポリマー碍子
を使用する。
【0011】FRP心入りポリマー碍子は、FRP(繊
維強化プラスチック)ロッドを中心に配置し、そのまわ
りにシリコンゴムやEPDM(エチレン−プロピレン−
ジエン三元共重合体)などのポリマーを多段かさ形の碍
子形状にモールド成形したものである。FRP心入りポ
リマー碍子はこのような構造であるため、適度の剛性と
可撓性があり、重量が小さい。
【0012】前記のように屈曲成形されたアルミパイプ
3aは、碍子13a〜13cの先端で支持される。これ
によりアルミパイプ3aはほぼ水平な状態で、鉄塔幹体
7に取り付けられる。碍子13a〜13cの長さは鉄塔
幹体7とアルミパイプ3aとの絶縁間隔を保てる長さに
することは当然である。
【0013】アルミパイプ3aの耐張碍子連9の下に位
置する部分と、引留クランプ15との間は、撚線導体3
bにより接続されている。この撚線導体3bには図2の
ように弛みを持たせてあり、この弛みにより本線1側の
移動を吸収するようになっている。撚線導体3bは、ア
ルミパイプ3aの耐張碍子連9の下に位置する部分と、
耐張碍子連9の先端部に連結されている引留クランプ1
5とを接続するものであるから、ほぼ垂直な平面内で屈
曲すればよく、屈曲形状を一定にすることが容易であ
る。
【0014】このように撚線導体3bの屈曲形状がほぼ
一定となり、アルミパイプ3aの屈曲形状も一定となる
ことから、ジャンパー線全体としての形状が安定し、美
観が向上する。また鉄塔アーム7は、狭線間架空送電線
の耐張碍子連9を引き留めるのに必要な長さがあればよ
いので、従来より長さを短くできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、狭
線間架空送電線の鉄塔のアームの長さを短くすることが
でき、鉄塔を小型化することができる。またジャンパー
装置を簡素化、軽量化できるため、コストが安く、取り
付け工事が簡単になると共に、FRP心入りポリマー碍
子の可撓性により地震や本線の振動に対する強度を高く
できる。さらに剛性導体およびジャンパー線の形状をほ
ぼ一定に保つことができるため、ジャンパー装置の美観
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るジャンパー装置を示
す平面図。
【図2】 図1のジャンパー装置の側面図。
【図3】 図1のジャンパー装置の正面図。
【図4】 従来の狭線間架空送電線とそのジャンパー装
置を示す平面図。
【図5】 図4のジャンパー装置の正面図。
【符号の説明】
1:架空送電線の本線 3a:アルミパイプ(剛性導体) 3b:撚線導体(可撓性導体) 5:鉄塔幹体 7:鉄塔アーム 9:耐張碍子連 13:碍子 15:引留クランプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−23708(JP,A) 特開 平6−276652(JP,A) 実開 平4−38631(JP,U) 特公 昭36−8377(JP,B1) 特公 昭50−19191(JP,B1) 特公 昭50−19190(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 7/00 - 7/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄塔アームの下の鉄塔幹体に、その側方、
    前方および後方の3方に張り出すようにFRP心入りポ
    リマー碍子を取り付け、 それらの碍子の先端で、1本のアルミパイプを中間部が
    鉄塔幹体の側方に、両端部が鉄塔幹体の前方および後方
    に位置するように屈曲成形た剛性導体を支持し、 その剛性導体の耐張碍子連の下に位置する部分と引留ク
    ランプとの間を、弛みを持たせた可撓性導体により接続
    した、 ことを特徴とする狭線間架空送電線用ジャンパー装置。
JP5303224A 1993-11-10 1993-11-10 狭線間架空送電線用ジャンパー装置 Expired - Fee Related JP2906389B2 (ja)

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