JP2901230B2 - 洗浄用シートロールの芯管材 - Google Patents

洗浄用シートロールの芯管材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット印刷機
のブランケット胴などの印刷機シリンダを洗浄する際に
用いられる洗浄シートロールの芯管材に関する。
【0002】
【従来の技術】ブランケット胴などのような印刷機シリ
ンダに対しては、印刷作業により経時的に表面汚れが生
じるために定期的に表面洗浄が行われている。このよう
な印刷機シリンダの表面洗浄のために、洗浄シートを用
いた洗浄装置が用いられている。これは印刷機シリンダ
の表面に接離可能とした押圧部に洗浄液を含浸させた不
織布からなる洗浄シートを走行できるようにしておき、
洗浄作業時に押圧部をシリンダ表面に接触移動させるこ
とにより押圧部のニップ圧と印刷シリンダの回転を利用
して表面汚れを払拭除去するものである。従来、この種
の洗浄装置は、洗浄対象となる印刷機シリンダの胴長相
当長さを有する押圧部の後方に、供給ロールとなる洗浄
用シートロールを配置する。当該洗浄用シートロールと
は芯管材に紙管を用い、当該紙管の表面と洗浄シートの
巻き上げ始端とを固定手段となる接着剤にて固定し、洗
浄シートを紙管にロール状に巻き上げたものである。ま
た巻き取り側には、巻取管となる巻取用金属製シャフト
を配置する。当該巻取用金属製シャフトには、洗浄シー
トを取り付け可能にするために、表面に摩擦係数の高い
ブラスト処理が施されたり、凹凸加工を施したラップを
接着固定する方法がなされている。あるいは巻取用金属
製シャフトと洗浄シートとを直接テープで貼りつける方
法も用いられている。このテープを用いて巻取用金属製
シャフトと洗浄シートとを貼りつける方法では、まず固
定用のテープを用意し、当該テープを洗浄シート幅に相
当するよう切断する。次いで洗浄シートを巻取用金属製
シャフト上で位置決めするとともに切断されたテープに
て両者を固定するのである。
【0003】このように洗浄シートを洗浄装置に設置し
た後は、巻取用金属製シャフトを間欠的に回転させて洗
浄シートを巻取用金属製シャフトに巻き取りつつ、シリ
ンダの洗浄作業を行っている。
【0004】ここで巻取用金属製シャフトにおける洗浄
シートの巻き取りが進み、洗浄用シートロールに洗浄シ
ートが無くなると、印刷機シリンダより洗浄装置の押圧
部を離脱させ、洗浄装置を停止させる。当該洗浄装置の
停止後は、作業者によって洗浄用シートロールにおける
紙管の接着部を剥すか、もしくは洗浄シートの巻き上げ
始端をテープカッタ等で切断し、当該紙管より洗浄シー
トを取り外すのである。そして紙管と使用済み洗浄シー
トが巻かれた巻取用金属製シャフトとを洗浄装置より取
り外し、別な場所に移動させて、巻取用金属製シャフト
から洗浄シートを巻きほぐし、再び元の紙管に巻き付け
るのである。このように元の紙管に巻き付けられた使用
後の洗浄シートは、紙管とともに破棄されるのである。
または巻取用金属製シャフトから洗浄シートを巻きほぐ
し、この洗浄シートと紙管はともに破棄される。これら
破棄作業終了後は、新規の洗浄用シートロールを洗浄装
置に配置し、再び洗浄シートを巻取用金属製シャフトに
取り付けて、印刷機シリンダの洗浄を行うのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで使用済み洗浄
シートを洗浄装置より取り外すには、作業員による手作
業が伴っており、特に巻取用金属製シャフトから洗浄シ
ートを巻きほぐし、再び紙管へ巻き付ける作業には多大
な時間を必要としていた。このため洗浄作業の効率を向
上させる妨げとなっていた。また洗浄シートは使用済み
であることから当該洗浄シートの表面には、印刷機シリ
ンダからの紙粉や印刷インクが付着しており、これら付
着物が作業者の服や服からの露出部を汚す可能性もあっ
た。このため作業者にとっては、快適な作業環境とはい
えず、作業環境の改善が求められていた。
【0006】また洗浄シートの巻き取りには巻取用金属
製シャフトを用いているが、当該巻取用金属製シャフト
の表面には、摩擦係数を高くするために表面処理を施し
たり、凹凸状のラップを接着固定する必要があった。こ
のため高価な巻取用金属製シャフトを購入しなければな
らないとの問題があった。また巻取用金属製シャフトと
洗浄シートとを直接テープで貼りつける方法では、洗浄
シートを巻取用金属製シャフト上で位置決めするととも
にテープにて両者を固定するという同時作業が必要にな
る。しかしこの同時作業は難易度が高く、テープを貼り
つける際、洗浄シートと巻取用金属製シャフトとの相対
位置が変動してしまう可能性があった。そして前記相対
位置の変化により、使用済みの洗浄シートを巻取用金属
製シャフトにて巻きとる際、巻き乱れが発生する可能性
があった。またテープを貼りつけるための手間がかか
り、作業の妨げにもなっていた。
【0007】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、洗浄シートの交換に係る作業効
率を改善するとともに、作業環境をも改善することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄シートの
巻き取り側に破棄可能の巻取管を用いれば、使用済み洗
浄シートを巻取管より巻きほぐす作業が無くなり、また
当該巻取管に洗浄シートを固定する固定手段を予め設け
ておけば、洗浄シートの取り付けが容易になることに着
目してなされたものである。すなわち本発明に係る洗浄
用シートロールの芯管材は、印刷機シリンダ洗浄装置に
用いられる洗浄用シートロールの芯管材であって、前記
芯管材には、洗浄シート巻き上げ始端の固定手段と別に
第2の固定手段を設け、前記洗浄用シートロールを供給
ロールとして使用した後に前記芯管材を前記印刷機シリ
ンダ洗浄装置の巻取管に用いて新規供給ロールから繰り
出される前記洗浄シート先端を前記第2の固定手段に固
定可能とするように構成したのである。
【0009】ここで前記第2の固定手段には、接着手段
を用いるように構成するか、あるいは、係止手段を用い
るように構成したのである。また前記芯管材には、紙管
を用いるように構成したのである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、まず供給ロールとして洗浄
シートを送りだした後、芯管材と洗浄シートとを固定し
ている固定手段を剥す。そして芯管材と洗浄シートとを
分離させた後、今度は芯管材を巻取管として印刷シリン
ダ洗浄装置に再び装着するのである。ここで巻取管とし
て用いられた芯管材の表面には、接着手段あるいは係止
手段を用いた第2の固定手段が設けられているので、新
規ロールから繰り出された洗浄シートを容易に芯管材へ
固定させることが可能になる。すなわち第2の固定手段
に接着手段を用いれば、洗浄シートの先端を接着手段に
押しつけるだけで、芯管材を洗浄シートとの固定が可能
となり、また第2の固定手段に係止手段を用いれば、洗
浄シートの先端を係止手段を構成する突起部分に掛ける
ことで、芯管材を洗浄シートとの固定が可能となる。以
上上述したように芯管材に洗浄シートの先端を容易に取
り付け可能にしたことから、洗浄用シートロールの交換
効率が高まり、交換作業時間を短縮させることができる
のである。
【0011】また芯管材に予め第2の固定手段が設けら
れているので、芯管材に洗浄シートを取り付ける際、洗
浄シートを芯管材上で位置決めするとともにテープにて
両者を固定するといった同時作業を行う必要が無くな
る。このため取り付け作業時における芯管材と洗浄シー
トとの相対位置変動が発生せず、使用済み洗浄シートを
巻き取る際、巻き乱れを防止することができるのであ
る。
【0012】さらに巻取管に洗浄用シートロールの芯管
材を用いたことから、従来行っていた洗浄後の洗浄シー
トを巻取管から巻きほぐす等の作業を削除することがで
き、芯管材とともに洗浄シートを破棄することが可能に
なる。このことからも作業時間の短縮が達成できるので
ある。また巻きほぐし作業等で発生する紙粉や印刷イン
クの飛散あるいは付着等を防止でき、作業環境の改善を
行うことができる。
【0013】また巻取管に洗浄用シートロールの芯管材
を用い、第2の固定手段にて容易に洗浄シートを取り付
け可能にしたことから、従来使用されていた高価な巻取
用金属製シャフトを用いる必要が無くなるのである。
【0014】また芯管材に紙管を適用すれば、芯管材と
ともに洗浄シートを破棄する際、特別な処理設備を設け
る必要がない。このため破棄を容易におこなうことがで
きるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る洗浄用シート
ロールの芯管材および同洗浄用シートロールの芯管材を
使用した印刷機シリンダ洗浄方法を用いる洗浄装置の実
施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図2、図3は、印刷機シリンダ洗浄装置の
全体構成を示す構造図である。同図に示すように印刷機
シリンダ洗浄装置10は洗浄対象の印刷機シリンダとな
るブランケット胴12に対向して配置されており、これ
は一対の側板14と、この側板間に渡しかけられた断面
H形のステー16とからなるフレームとを有している。
ステー16はブランケット胴12に対向し押圧部18が
取り付けられるメインステー20と、上下一対の洗浄シ
ートガイドステー22とからなっている。ステー16の
後方には不織布からなる洗浄シート24をロール状に巻
いた供給ロールとなる洗浄用シートロール26と巻取管
28とが配置され、洗浄シート24は洗浄用シートロー
ル26から繰り出され、図中上部ガイドステー22Uか
ら押圧部18を経由して、下部ガイドステー22Dを経
て後方の巻取管28にて巻き取られるようになってい
る。また洗浄対象によっては、洗浄シート24を繰り出
し、下部ガイドステー22Dから押圧部18を経由し
て、上部ガイドステー22Uを経て後方の巻取管28に
て巻き取る場合もある。洗浄シート24の巻き取りは、
巻取管28を間欠回転駆動することにより行われ、その
ための駆動機構が側板14に設備されている。また前記
ステー16の内部における押圧部18の側方(図中上
部)には洗浄液供給ノズル30が配置され、洗浄シート
24に対して洗浄液を適宜噴射供給するようにしてい
る。これにより、間欠的に送り出される洗浄シート24
は洗浄液で湿潤状態にされながら押圧部18の先端部に
達し、そのとき装置フレームを図示しない機構により前
進させてブランケット胴12の表面に押圧部18を接触
させることにより、洗浄作用をなすのである。
【0017】側板14には、巻取管28を間欠回転駆動
するための電動モータ32が据え付けられており、当該
電動モータ32の回転軸34には駆動歯車36が取り付
けられている。さらに側板14には、巻取管28の開口
に挿入されるスピンドル38と洗浄用シートロール26
の芯管材の開口に挿入されるスピンドル40とが回転可
能に据え付けられており、両者スピンドル38、40に
はそれぞれ歯車38A、40Aが取り付けられているの
である。そしてこれらの歯車38A、40Aは駆動歯車
36からの駆動力により回転し、洗浄シート24を搬送
させるのである。
【0018】図1は洗浄用シートロール26の全体構成
を示す状態図である。同図に示されるように、洗浄用シ
ートロール26は洗浄シート24をロール状に巻いたも
のであるが、その中央部分には芯管材となる紙管42が
置かれている。すなわち洗浄用シートロール26とは、
紙管42の表面に設けられた固定手段となる接着剤44
によって洗浄シート24の巻き上げ始端を紙管42に固
定し、洗浄シート24を紙管42を中心にロール状に巻
いたものである。また紙管42の表面には、前述した接
着剤44の他に、第2の固定手段であり接着手段となる
粘着テープ46が設けられている。この粘着テープ46
は、接着剤44の反対側に位置されており、また洗浄シ
ート24と当接する部分には、被覆材となる剥離紙46
Aが取り付けられ、洗浄シート24を紙管42に巻いた
際、洗浄シート24が粘着テープ46に貼りつかないよ
うになっている。
【0019】また洗浄シート24を巻き取る巻取管28
には、洗浄シートを送りだした後の紙管48(図4参
照)を用いる。ここで紙管48と前述の紙管42とは使
用前後の違いだけであり、紙管48と関連する部材も同
一構成であることから、紙管48と関連する部材は、紙
管42側と同一の番号を付与して説明を行う。すなわち
紙管48側が新規ロールとなる前回のブランケット胴1
2の洗浄作業において、洗浄シート24を全て送りだし
た後は、紙管48と洗浄シート24とを分離する。次い
で洗浄シート24を切り放した紙管48をスピンドル4
0から取り外す。そして今度は紙管48をスピンドル3
8に装着し、印刷シリンダ洗浄装置10に備え付ける。
この状態から剥離紙46Aを粘着テープ46から剥離さ
せ、押圧部を経由させた未使用の洗浄シート24の先端
側を粘着テープ46に貼りつけ、紙管48に固定するの
である。
【0020】このように構成された印刷機シリンダ洗浄
装置10を用いて、ブランケット胴12を洗浄する作業
手順を説明する。
【0021】図4はブランケット胴12の洗浄作業中か
ら洗浄用シートロール26を交換するまでの経過を示し
た状態図である。そして同図における(1)は、ブラン
ケット胴12の洗浄作業中を示す状態図である。同図に
示すように印刷機シリンダ洗浄装置10には、未使用の
洗浄用シートロール26が、スピンドル40によって回
転可能に装着されている。また巻取管28として用いら
れる紙管48もスピンドル38によって、印刷機シリン
ダ洗浄装置10に回転可能に装着されているのである。
ここで洗浄用シートロール26から引き出された洗浄シ
ート24は、押圧部18にてブランケット胴12の洗浄
作業を行いながら紙管48側へ間欠動作にて巻き取られ
ていくのである。
【0022】同図(2)は、洗浄用シートロール26か
ら洗浄シート24を全て送りだした際の状態図である。
ここで洗浄シート24は、紙管48に殆ど巻き取られて
おり、洗浄用シートロール26は、紙管42表面が露出
し、洗浄シート24の巻き上げ始端だけが、接着剤44
を介して紙管42に固定されている状態となっている。
この状態になると作業者は、印刷機シリンダ洗浄装置1
0の洗浄作業を停止させ、洗浄用シートロール26の交
換作業を行うのである。まず紙管42と洗浄シート24
とを固定している接着剤44を剥すか、もしくは洗浄シ
ート24の巻き上げ始端をテープカッタ等で切断し、紙
管42と洗浄シート24とを分離させる。そして紙管4
2から分離した洗浄シート24は、全て紙管48に巻き
付け、紙管48とともに印刷機シリンダ洗浄装置10よ
り取り外し、破棄処分を行うのである。そして紙管48
をスピンドル38から取り外した後、今度は紙管42を
スピンドル38に装着させ、巻取管28として用いるの
である。すなわち紙管42に設けられている粘着テープ
46から剥離紙46Aを剥し、新規ロールとなる洗浄用
シートロール26から洗浄シート24の先端を引きだ
し、押圧部18を経由して、紙管42の粘着テープ46
に貼りつけ固定するのである。紙管42を巻取管28と
して用い、スピンドル40には新たな洗浄用シートロー
ルを装着した状態図を(3)に示す。
【0023】このように上述した(1)、(2)、
(3)の手順を繰り返し行う際、巻取管28には、第2
の固定手段を持たせることとしたので、洗浄シート24
の巻頭側先端と巻取管28との固定が容易に行えるので
ある。このことから洗浄用シートロール26の交換時間
を短縮することができるのである。また巻取管28には
第2の固定手段を設けてあることから、洗浄シート24
の先端を巻取管28に位置決めするだけで、両者の固定
が可能となる。このため取り付け作業において両者の相
対位置変動が発生せず、使用済み洗浄シートの巻き乱れ
を防止することができるのである。
【0024】さらに巻取管28に芯管材となる紙管を用
いたことから、洗浄後の洗浄シート24を紙管から巻き
ほぐす必要が無くなり、紙管とともに洗浄シート24を
破棄することが可能となる。このことからも洗浄用シー
トロール26の交換時間を短縮させることができるので
ある。
【0025】また洗浄シート24と紙管42とを同時に
破棄することから、巻きほぐし作業等における紙粉や印
刷インクの飛散や付着等を防止でき、作業者に快適な作
業環境を提供することができる。
【0026】また洗浄作業を新規に行う際、例えば、洗
浄用シートロール26を購入し、ブランケット胴12の
1回目の洗浄を行うときには、使用済みの洗浄用シート
ロール26が無いため、当該使用済みの洗浄用シートロ
ール26から紙管42を取りだし巻取管28として使用
することができない。しかし購入した未使用の洗浄用シ
ートロール26を巻きほぐし、紙管42を取り出して巻
取管28として用いる必要はなく、紙管42と同様の破
棄可能な管を巻取管28として用いれば、初回の洗浄作
業も問題なく行うことができるのである。そして2回目
以降の洗浄作業は、前述した通り使用済みの洗浄用シー
トロール26から取りだした紙管42を巻取管28とし
て使用すればよい。
【0027】さらに巻取管28に紙管42を用い、第2
の固定手段にて容易に洗浄シートを取り付け可能にした
ことから、従来使用されていた高価な巻取用金属製シャ
フトを用いる必要が無くなる。
【0028】本実施の形態では、第2の固定手段に接着
手段となる粘着テープ46を用いて説明を行ったが、接
着手段として接着剤やその他の接着手段を用いてもよ
い。また第2の固定手段をして係止手段を用いる場合に
は、芯管材表面に突起部を形成する。そして当該突起部
により芯管材表面の摩擦係数を高め、洗浄シートを芯管
材に固定するのである。具体的には芯管材表面に切込み
加工や切起こし加工を行い突起部を形成したり、凹凸加
工を施したラップを芯管材表面に接着固定したり、ある
いは芯管材表面に圧入穴を設け、当該圧入穴にピンを挿
入することで芯管材表面に突起部を形成する方法が考え
られるのである。
【0029】また本実施の形態では、芯管材に紙管42
を用いたが、紙管42と同様に破棄可能な材料を用いた
管を芯管材として適用してもよい。例えば芯管材の材質
にプラスチック材を用いれば、芯管材の成形時に芯管材
表面の突起部も同時に成形することができる。このため
芯管材に突起を設ける後作業が廃止され、製作コストの
低減を達成することが可能になるのである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、芯
管材には、洗浄シート巻き上げ始端の固定手段と別に第
2の固定手段を設け、洗浄用シートロールを供給ロール
として使用した後に芯管材を印刷機シリンダ洗浄装置の
巻取管に用いて新規供給ロールから繰り出される洗浄シ
ート先端を第2の固定手段に固定可能としたのである。
このことより新規ロールから繰り出される洗浄シートの
先端を容易に固定することができ、洗浄用シートロール
の交換作業時間を短縮させることが可能になるのであ
る。
【0031】また芯管材には、予め第2の固定手段が設
けられているので巻取管に洗浄シートを取り付ける際、
洗浄シートを巻取用金属製シャフト上で位置決めすると
ともにテープにて両者を固定するといった同時作業を行
う必要が無くなる。このため取り付け作業における両者
の相対位置が安定し、使用済み洗浄シートの巻き乱れを
防止することができるのである。
【0032】また使用済み洗浄シートの巻き取り終了後
は、洗浄シートを芯管材から巻きほぐす必要が無く、芯
管材とともに破棄を行うことが可能である。このため巻
きほくしにかかる時間が削除でき洗浄作業の高効率化が
望めるとともに、快適な作業環境を提供することが可能
となる。さらに従来用いていた高価な巻取用金属製シャ
フトを洗浄装置に用いる必要も無くなるのである。
【0033】また芯管材に紙管を適用すれば、芯管材と
ともに洗浄シートを破棄する際、特別な処理設備を設け
る必要がない。このため破棄を容易におこなうことがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄用シートロール26の全体構成を示す状態
図である。
【図2】印刷機シリンダ洗浄装置の全体構成を示す構造
図である。
【図3】印刷機シリンダ洗浄装置の全体構成を示す構造
図である。
【図4】ブランケット胴の洗浄作業中から洗浄用シート
ロールを交換するまでの経過を示した状態図である。
【符号の説明】
10 印刷機シリンダ洗浄装置 12 ブランケット胴 14 側板 16 ステー 18 押圧部 20 メインステー 22(22U、22D) ガイドステー 24 洗浄シート 26 洗浄用シートロール 28 巻取管 30 洗浄液供給ノズル 32 電動モータ 34 回転軸 36 駆動歯車 38 スピンドル 38A 歯車 40 スピンドル 40A 歯車 42 紙管 44 接着剤 46 粘着テープ 46A 剥離紙 48 紙管

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機シリンダ洗浄装置に用いられる洗
    浄用シートロールの芯管材であって、前記芯管材には、
    洗浄シート巻き上げ始端の固定手段と別に第2の固定手
    段を設け、前記洗浄用シートロールを供給ロールとして
    使用した後に前記芯管材を前記印刷機シリンダ洗浄装置
    の巻取管に用いて新規供給ロールから繰り出される前記
    洗浄シート先端を前記第2の固定手段に固定可能とした
    ことを特徴とする洗浄用シートロールの芯管材。
  2. 【請求項2】 前記第2の固定手段には、接着手段を用
    いたことを特徴とする請求項1に記載の洗浄用シートロ
    ールの芯管材。
  3. 【請求項3】 前記第2の固定手段には、係止手段を用
    いたことを特徴とする請求項1に記載の洗浄用シートロ
    ールの芯管材。
  4. 【請求項4】 前記芯管材には、紙管を用いたことを特
    徴とする請求項1に記載の洗浄用シートロールの芯管
    材。
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