JP2890240B2 - 車両の清浄装置 - Google Patents
車両の清浄装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両移送手段で車両を
移送しながら、走行フレームに設けたサイドブラシで車
両の後面を洗浄し、或いは走行フレームに設けたサイド
バフで車両の後面を艶出しする車両の清浄装置に関す
る。
移送しながら、走行フレームに設けたサイドブラシで車
両の後面を洗浄し、或いは走行フレームに設けたサイド
バフで車両の後面を艶出しする車両の清浄装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両を移送する車両移送手段と、
車両の移送方向に往復走行する走行フレームと、この走
行フレームに前記車両の移送方向と交差する方向に設け
た案内レールと、この案内レールに沿って移動可能に設
けた回転可能な側面清浄体とを備えてなり、この側面清
浄体で車両の側面及び前後面を清浄処理する車両の清浄
装置は、特開昭４９−９０６６号公報、特公昭４８−２
１２７０号公報、特公昭５２−１６３５６号公報により
公知である。
車両の移送方向に往復走行する走行フレームと、この走
行フレームに前記車両の移送方向と交差する方向に設け
た案内レールと、この案内レールに沿って移動可能に設
けた回転可能な側面清浄体とを備えてなり、この側面清
浄体で車両の側面及び前後面を清浄処理する車両の清浄
装置は、特開昭４９−９０６６号公報、特公昭４８−２
１２７０号公報、特公昭５２−１６３５６号公報により
公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭４９−９０６６号公報及び上記特公昭４８−２１２
７０号公報に記載されたものは、車両移送手段を駆動す
る移送駆動手段が速度可変型でないため、車両の移送速
度を変えて洗車時間を調整することができなかった。
開昭４９−９０６６号公報及び上記特公昭４８−２１２
７０号公報に記載されたものは、車両移送手段を駆動す
る移送駆動手段が速度可変型でないため、車両の移送速
度を変えて洗車時間を調整することができなかった。
【０００４】また、上記特公昭５２−１６３５６号公報
に記載されたものは、車両の移送速度の変化に走行フレ
ームの走行速度を同調させることができるが、機械的摩
擦の変化によって走行フレームの走行速度が変化した
り、側面清浄体と車体との接触面圧が変化したりして清
浄効果が不均一になる問題があった。しかも、軽自動車
のような重量の小さい車両の場合、走行フレームが車両
を後方から押して暴走させ、車両や清浄装置を損傷させ
る可能性があった。
に記載されたものは、車両の移送速度の変化に走行フレ
ームの走行速度を同調させることができるが、機械的摩
擦の変化によって走行フレームの走行速度が変化した
り、側面清浄体と車体との接触面圧が変化したりして清
浄効果が不均一になる問題があった。しかも、軽自動車
のような重量の小さい車両の場合、走行フレームが車両
を後方から押して暴走させ、車両や清浄装置を損傷させ
る可能性があった。
【０００５】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、清浄処理時間を変えても車両の後面を均一に清浄処
理することができ、しかも車両を後方から押して暴走さ
せる虞のない車両の清浄装置を提供することを目的とす
る。
で、清浄処理時間を変えても車両の後面を均一に清浄処
理することができ、しかも車両を後方から押して暴走さ
せる虞のない車両の清浄装置を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車両を移送する車両移送手段と、車両の
移送方向に往復走行する走行フレームと、この走行フレ
ームに前記車両の移送方向と交差する方向に設けた案内
レールと、この案内レールに沿って移動可能に設けた回
転可能な側面清浄体とを備えてなり、この側面清浄体で
車両の側面及び前後面を清浄処理する車両の清浄装置に
おいて、前記車両移送手段の移送速度が速度可変移送駆
動手段により調整可能であり、且つ前記車両移送手段が
移送する車両の移送方向と同方向に前記走行フレームが
走行して、該車両の後を追いながら前記側面清浄体で車
両の後面を清浄処理し、そのときの該走行フレームの走
行速度が速度可変走行駆動手段により、該車両移送手段
による車両の移送速度に応 じて調整可能であることを特
徴とする。
に、本発明は、車両を移送する車両移送手段と、車両の
移送方向に往復走行する走行フレームと、この走行フレ
ームに前記車両の移送方向と交差する方向に設けた案内
レールと、この案内レールに沿って移動可能に設けた回
転可能な側面清浄体とを備えてなり、この側面清浄体で
車両の側面及び前後面を清浄処理する車両の清浄装置に
おいて、前記車両移送手段の移送速度が速度可変移送駆
動手段により調整可能であり、且つ前記車両移送手段が
移送する車両の移送方向と同方向に前記走行フレームが
走行して、該車両の後を追いながら前記側面清浄体で車
両の後面を清浄処理し、そのときの該走行フレームの走
行速度が速度可変走行駆動手段により、該車両移送手段
による車両の移送速度に応 じて調整可能であることを特
徴とする。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【０００８】図１〜図６は本発明の一実施例を示すもの
で、図１は洗車装置の全体平面図、図２は図１の２−２
線拡大断面図、図３は図２の３方向矢視図、図４及び図
５は前面洗浄時の作用説明図、図６は後面洗浄時の作用
説明図である。
で、図１は洗車装置の全体平面図、図２は図１の２−２
線拡大断面図、図３は図２の３方向矢視図、図４及び図
５は前面洗浄時の作用説明図、図６は後面洗浄時の作用
説明図である。
【０００９】図１〜図３に示すように、洗車装置本体Ｗ
Ｐの内部を通過するように車両Ｖを移送するコンベアＶ
Ｃ（車両移送手段）は、床面に掘設したピット内に設け
られた移送フレーム１を備える。移送フレーム１の一端
には駆動軸２が回転自在に設けられており、この駆動軸
２には一対の駆動スプロケット３，３が固定されてい
る。移送フレーム１の他端には従動軸４が設けられてお
り、この従動軸４には一対の従動スプロケット５，５が
固定されている。前記駆動スプロケット３，３及び従動
スプロケット５，５間に巻き掛けた一対のチェン６，６
には、車両Ｖの右前輪を押圧して移動させる複数個の押
圧ローラ７…が等間隔で設けられる。前記駆動軸２はイ
ンバータＦ1 により回転数が可変なモータ８（速度可変
移送駆動手段）に接続される。従って、インバータＦ1
でモータ８の回転数を調整することにより、コンベアＶ
Ｃによる車両Ｖの移送速度を制御することができる。
Ｐの内部を通過するように車両Ｖを移送するコンベアＶ
Ｃ（車両移送手段）は、床面に掘設したピット内に設け
られた移送フレーム１を備える。移送フレーム１の一端
には駆動軸２が回転自在に設けられており、この駆動軸
２には一対の駆動スプロケット３，３が固定されてい
る。移送フレーム１の他端には従動軸４が設けられてお
り、この従動軸４には一対の従動スプロケット５，５が
固定されている。前記駆動スプロケット３，３及び従動
スプロケット５，５間に巻き掛けた一対のチェン６，６
には、車両Ｖの右前輪を押圧して移動させる複数個の押
圧ローラ７…が等間隔で設けられる。前記駆動軸２はイ
ンバータＦ1 により回転数が可変なモータ８（速度可変
移送駆動手段）に接続される。従って、インバータＦ1
でモータ８の回転数を調整することにより、コンベアＶ
Ｃによる車両Ｖの移送速度を制御することができる。
【００１０】コンベアＶＣを跨ぐように設けられた門型
の走行フレームＲＦは、コンベアＶＣと平行に敷設され
た一対の走行レール９，９上に一対の駆動輪１０，１０
及び一対の遊輪１１，１１を介して走行可能に支持され
る。各駆動輪１０，１０に接続されたモータ１２，１２
（速度可変走行駆動手段）はインバータＦ2 により回転
数が可変であり、従って走行フレームＲＦは任意の速度
で走行レール９，９上を往復走行可能である。
の走行フレームＲＦは、コンベアＶＣと平行に敷設され
た一対の走行レール９，９上に一対の駆動輪１０，１０
及び一対の遊輪１１，１１を介して走行可能に支持され
る。各駆動輪１０，１０に接続されたモータ１２，１２
（速度可変走行駆動手段）はインバータＦ2 により回転
数が可変であり、従って走行フレームＲＦは任意の速度
で走行レール９，９上を往復走行可能である。
【００１１】走行フレームＲＦには左右両端を支持軸１
３，１３で枢支した案内レール１４が設けられており、
この案内レール１４に左右一対のサイドブラシ１５，１
５（側面清浄体）を回転可能に支持した左右一対の台車
１６，１６が相互に接近・離間可能に支持されている。
各サイドブラシ１５，１５は、支持軸１３，１３に固定
されたバネアーム１７，１７と走行フレームＲＦとの間
に設けたバネ１８，１８により垂直位置に保持されてい
る。
３，１３で枢支した案内レール１４が設けられており、
この案内レール１４に左右一対のサイドブラシ１５，１
５（側面清浄体）を回転可能に支持した左右一対の台車
１６，１６が相互に接近・離間可能に支持されている。
各サイドブラシ１５，１５は、支持軸１３，１３に固定
されたバネアーム１７，１７と走行フレームＲＦとの間
に設けたバネ１８，１８により垂直位置に保持されてい
る。
【００１２】各サイドブラシ１５，１５は、台車１６，
１６に設けたモータ１９，１９により回転駆動される。
台車１６，１６と走行フレームＲＦとの間にはサイドブ
ラシ１５，１５を開方向に移動させるシリンダ２０，２
０が設けられており、台車１６，１６にはシリンダ２
０，２０が不作動のときにサイドブラシ１５，１５を閉
方向に移動させるウエート２１，２１をつり下げたワイ
ヤ２２，２２が接続されている。
１６に設けたモータ１９，１９により回転駆動される。
台車１６，１６と走行フレームＲＦとの間にはサイドブ
ラシ１５，１５を開方向に移動させるシリンダ２０，２
０が設けられており、台車１６，１６にはシリンダ２
０，２０が不作動のときにサイドブラシ１５，１５を閉
方向に移動させるウエート２１，２１をつり下げたワイ
ヤ２２，２２が接続されている。
【００１３】一方のバネアーム１７に近接して設けられ
た振れ検出スイッチ２３は、サイドブラシ１５，１５が
車両Ｖの前面に接触して前記垂直位置から所定角度揺動
したことを検出する。また、案内レール１４には、サイ
ドブラシ１５，１５が開限位置に達したことを検出する
一対の開き検出スイッチ２４，２４と、サイドブラシ１
５，１５が閉限位置に達したことを検出する一対の閉じ
検出スイッチ２５，２５とが設けられる。更に、走行フ
レームＲＦがスタート位置又は終端位置にあることを検
出すべく、走行フレームＲＦに設けた位置検出スイッチ
２６を作動させるスタート位置カム２７及び終端位置カ
ム２８が一方の走行レール９に隣接して設けられてい
る。
た振れ検出スイッチ２３は、サイドブラシ１５，１５が
車両Ｖの前面に接触して前記垂直位置から所定角度揺動
したことを検出する。また、案内レール１４には、サイ
ドブラシ１５，１５が開限位置に達したことを検出する
一対の開き検出スイッチ２４，２４と、サイドブラシ１
５，１５が閉限位置に達したことを検出する一対の閉じ
検出スイッチ２５，２５とが設けられる。更に、走行フ
レームＲＦがスタート位置又は終端位置にあることを検
出すべく、走行フレームＲＦに設けた位置検出スイッチ
２６を作動させるスタート位置カム２７及び終端位置カ
ム２８が一方の走行レール９に隣接して設けられてい
る。
【００１４】洗車装置を制御する制御装置２９には、前
記インバータＦ1 ，Ｆ2 に加えて、コンベアＶＣの移送
速度Ｓ1 を選択する操作入力スイッチ３０が設けられて
いる。
記インバータＦ1 ，Ｆ2 に加えて、コンベアＶＣの移送
速度Ｓ1 を選択する操作入力スイッチ３０が設けられて
いる。
【００１５】尚、図中の符号３１はトップブラシ、符号
３２，３２は左右一対のロッカーブラシ、符号３３はト
ップノズル、符号３４，３４は左右一対のサイドノズル
である。
３２，３２は左右一対のロッカーブラシ、符号３３はト
ップノズル、符号３４，３４は左右一対のサイドノズル
である。
【００１６】次に、本実施例の作用を説明する。
【００１７】車両Ｖを全装置が待機状態にある洗車装置
に乗り入れて停止させ、ギヤをニュートラルにしてブレ
ーキを放し、押されて移動し得る状態にして待機する
と、コンベアＶＣのモータ８の作動により１個の押圧ロ
ーラ７が右前輪の後面に当り、車両Ｖを押して前進させ
る。これにより、洗車装置の各装置が順次作動して所定
の洗車を行なう。
に乗り入れて停止させ、ギヤをニュートラルにしてブレ
ーキを放し、押されて移動し得る状態にして待機する
と、コンベアＶＣのモータ８の作動により１個の押圧ロ
ーラ７が右前輪の後面に当り、車両Ｖを押して前進させ
る。これにより、洗車装置の各装置が順次作動して所定
の洗車を行なう。
【００１８】図５において、操作入力スイッチ３０から
の入力に応じた移送速度Ｓ1 でコンベアＶＣが車両Ｖを
左方向に移送すると、車両Ｖの前面との接触によりサイ
ドブラシ１５，１５が揺動し、振れ検出スイッチ２３が
作動する（図４の（ａ）位置及び図５（Ａ）参照）。振
れ検出スイッチ２３の出力に基づいてモータ１２，１２
が駆動され、走行フレームＲＦがスタート位置から前記
コンベアＶＣの移送速度Ｓ1 よりもαだけ速い速度Ｓ2
（Ｓ2 ＝Ｓ1 ＋α）で往行を開始し、これと同時に制御
装置２９に設けたタイマーＴ1 がカウントを開始する。
の入力に応じた移送速度Ｓ1 でコンベアＶＣが車両Ｖを
左方向に移送すると、車両Ｖの前面との接触によりサイ
ドブラシ１５，１５が揺動し、振れ検出スイッチ２３が
作動する（図４の（ａ）位置及び図５（Ａ）参照）。振
れ検出スイッチ２３の出力に基づいてモータ１２，１２
が駆動され、走行フレームＲＦがスタート位置から前記
コンベアＶＣの移送速度Ｓ1 よりもαだけ速い速度Ｓ2
（Ｓ2 ＝Ｓ1 ＋α）で往行を開始し、これと同時に制御
装置２９に設けたタイマーＴ1 がカウントを開始する。
【００１９】タイマーＴ1 のカウント時間が予め設定し
た時間ｔ1 に達すると（図４の（ｂ）位置及び図５
（Ｂ）参照）、インバータＦ2 により走行フレームＲＦ
の走行速度Ｓ2 をコンベアＶＣの移送速度Ｓ1 と略同一
まで低下させるともに、シリンダ２０，２０を作動させ
て左右のサイドブラシ１５，１５を閉限位置（図４の
（ｂ）位置）から開限位置（図４の（ｃ）位置）へ向け
て移動させ、車両Ｖの前面を洗浄する。
た時間ｔ1 に達すると（図４の（ｂ）位置及び図５
（Ｂ）参照）、インバータＦ2 により走行フレームＲＦ
の走行速度Ｓ2 をコンベアＶＣの移送速度Ｓ1 と略同一
まで低下させるともに、シリンダ２０，２０を作動させ
て左右のサイドブラシ１５，１５を閉限位置（図４の
（ｂ）位置）から開限位置（図４の（ｃ）位置）へ向け
て移動させ、車両Ｖの前面を洗浄する。
【００２０】サイドブラシ１５，１５が開限位置に達し
て開き検出スイッチ２４，２４が作動すると、所定時間
の経過後にサイドブラシ１５，１５を逆転にしてシリン
ダ２０，２０を不作動にし、走行フレームＲＦを復行さ
せながら車両Ｖの側面を洗浄する。
て開き検出スイッチ２４，２４が作動すると、所定時間
の経過後にサイドブラシ１５，１５を逆転にしてシリン
ダ２０，２０を不作動にし、走行フレームＲＦを復行さ
せながら車両Ｖの側面を洗浄する。
【００２１】而して、サイドブラシ１５，１５が車両Ｖ
の前面に接触して傾斜する図４の（ａ）位置からサイド
ブラシ１５，１５が開き始める図４の（ｂ）位置までの
間、コンベアＶＣによる車両Ｖの移送速度Ｓ1 よりも速
い走行速度Ｓ2 で走行フレームＲＦを往行させているの
で、その間にサイドブラシ１５，１５は図５（Ａ）の傾
斜位置から図５（Ｂ）の垂直位置に姿勢変換することが
できる。その結果、サイドブラシ１５，１５が図４の
（ｂ）位置から（ｃ）位置へ移動する際に、車両Ｖの前
面を洗浄するサイドブラシ１５，１５の面圧が適切な大
きさになり、そのブラシ毛が車両Ｖの前面に引っ掛かる
ことが防止される。これにより、サイドブラシ１５，１
５は遅滞なく開限位置に達することができるため、走行
フレームＲＦを案内する走行レール９，９の長さを最小
限に抑えて洗車装置の小型化を図ることができる。
の前面に接触して傾斜する図４の（ａ）位置からサイド
ブラシ１５，１５が開き始める図４の（ｂ）位置までの
間、コンベアＶＣによる車両Ｖの移送速度Ｓ1 よりも速
い走行速度Ｓ2 で走行フレームＲＦを往行させているの
で、その間にサイドブラシ１５，１５は図５（Ａ）の傾
斜位置から図５（Ｂ）の垂直位置に姿勢変換することが
できる。その結果、サイドブラシ１５，１５が図４の
（ｂ）位置から（ｃ）位置へ移動する際に、車両Ｖの前
面を洗浄するサイドブラシ１５，１５の面圧が適切な大
きさになり、そのブラシ毛が車両Ｖの前面に引っ掛かる
ことが防止される。これにより、サイドブラシ１５，１
５は遅滞なく開限位置に達することができるため、走行
フレームＲＦを案内する走行レール９，９の長さを最小
限に抑えて洗車装置の小型化を図ることができる。
【００２２】さて、図６（Ａ）に示すように、走行フレ
ームＲＦはサイドブラシ１５，１５で車両Ｖの側面を洗
浄しながらコンベアＶＣによる車両Ｖの移送方向と逆方
向に復行し、スタート位置に戻ると復行を停止する。車
両Ｖの後端に達したサイドブラシ１５，１５はウエート
２１，２１の付勢力で車両Ｖの後面に沿って閉じ方向に
移動を開始し、この移動を図示せぬスイッチが検出する
とモータ１２，１２が作動して走行フレームＲＦが再び
往行する。即ち、図６（Ｂ）に示すように、サイドブラ
シ１５，１５が閉じ方向に移動すると同時に走行フレー
ムＲＦが車両Ｖの移送方向と同方向に往行し、車両Ｖの
後を追いながらサイドブラシ１５，１５で車体後面を洗
浄する。そして、図６（Ｃ）に示すように、左右のサイ
ドブラシ１５，１５が閉限位置に達すると走行フレーム
ＲＦが往行を停止する。
ームＲＦはサイドブラシ１５，１５で車両Ｖの側面を洗
浄しながらコンベアＶＣによる車両Ｖの移送方向と逆方
向に復行し、スタート位置に戻ると復行を停止する。車
両Ｖの後端に達したサイドブラシ１５，１５はウエート
２１，２１の付勢力で車両Ｖの後面に沿って閉じ方向に
移動を開始し、この移動を図示せぬスイッチが検出する
とモータ１２，１２が作動して走行フレームＲＦが再び
往行する。即ち、図６（Ｂ）に示すように、サイドブラ
シ１５，１５が閉じ方向に移動すると同時に走行フレー
ムＲＦが車両Ｖの移送方向と同方向に往行し、車両Ｖの
後を追いながらサイドブラシ１５，１５で車体後面を洗
浄する。そして、図６（Ｃ）に示すように、左右のサイ
ドブラシ１５，１５が閉限位置に達すると走行フレーム
ＲＦが往行を停止する。
【００２３】サイドブラシ１５，１５で車体後面を洗浄
するとき、走行フレームＲＦが往行する走行速度Ｓ
3 は、操作入力スイッチ３０で選択されたコンベアＶＣ
の移送速度Ｓ1 よりも所定速度βだけ遅い速度（Ｓ3 ＝
Ｓ1 −β）に設定されているので、サイドブラシ１５，
１５が車体後面に強く押しつけられることがない。これ
により、操作入力スイッチ３０でコンベアＶＣの移送速
度Ｓ1 を任意に選択してもサイドブラシ１５，１５の面
圧が適切に保持されて車体後面の洗浄効果が高められる
ばかりか、コンベアＶＣが車両Ｖを押圧して該車両Ｖの
車輪を転動させながら移送する場合に、軽自動車のよう
な重量の小さい車両Ｖがサイドブラシ１５，１５に後方
から押されて暴走する虞がない。
するとき、走行フレームＲＦが往行する走行速度Ｓ
3 は、操作入力スイッチ３０で選択されたコンベアＶＣ
の移送速度Ｓ1 よりも所定速度βだけ遅い速度（Ｓ3 ＝
Ｓ1 −β）に設定されているので、サイドブラシ１５，
１５が車体後面に強く押しつけられることがない。これ
により、操作入力スイッチ３０でコンベアＶＣの移送速
度Ｓ1 を任意に選択してもサイドブラシ１５，１５の面
圧が適切に保持されて車体後面の洗浄効果が高められる
ばかりか、コンベアＶＣが車両Ｖを押圧して該車両Ｖの
車輪を転動させながら移送する場合に、軽自動車のよう
な重量の小さい車両Ｖがサイドブラシ１５，１５に後方
から押されて暴走する虞がない。
【００２４】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことができる。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことができる。
【００２５】例えば、本発明の車両の清浄装置とは、回
転バフで車両の艶出しを行う艶出し装置を含むものであ
る。また、モータ８及びモータ１２，１２は極数可変モ
ータであっても良く、サイドブラシ１５，１５（側面清
浄体）の数は１個であっても良い。
転バフで車両の艶出しを行う艶出し装置を含むものであ
る。また、モータ８及びモータ１２，１２は極数可変モ
ータであっても良く、サイドブラシ１５，１５（側面清
浄体）の数は１個であっても良い。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両を移
送する車両移送手段が速度可変移送駆動手段により移送
速度を調整可能であり、且つ車両移送手段が移送する車
両の移送方向と同方向に走行フレームが走行して、該車
両の後を追いながら側面清浄体で車両の後面を清浄処理
し、そのときの該走行フレームの走行速度が速度可変走
行駆動手段により、該車両移送手段による車両の移送速
度に応じて調整可能であるので、車両移送手段による車
両の移送速度を調整して清浄処理時間を変化させても、
それに応じて走行フレームの走行速度を調整することに
より車体後面を均一に清浄処理することが可能となる。
また、側面清浄体が後方から車両を強く押すことが防止
されるので、車両移送手段が車両を押圧して該車両の車
輪を転動させながら移送する場合に、軽自動車のような
重量の小さい車両が側面清浄体の押圧力で暴走する虞が
なく、これにより車両や清浄装置の破損を未然に回避す
ることができる。
送する車両移送手段が速度可変移送駆動手段により移送
速度を調整可能であり、且つ車両移送手段が移送する車
両の移送方向と同方向に走行フレームが走行して、該車
両の後を追いながら側面清浄体で車両の後面を清浄処理
し、そのときの該走行フレームの走行速度が速度可変走
行駆動手段により、該車両移送手段による車両の移送速
度に応じて調整可能であるので、車両移送手段による車
両の移送速度を調整して清浄処理時間を変化させても、
それに応じて走行フレームの走行速度を調整することに
より車体後面を均一に清浄処理することが可能となる。
また、側面清浄体が後方から車両を強く押すことが防止
されるので、車両移送手段が車両を押圧して該車両の車
輪を転動させながら移送する場合に、軽自動車のような
重量の小さい車両が側面清浄体の押圧力で暴走する虞が
なく、これにより車両や清浄装置の破損を未然に回避す
ることができる。
【図１】洗車装置の全体平面図
【図２】図１の２−２線拡大断面図
【図３】図２の３方向矢視図
【図４】前面洗浄時の作用説明図
【図５】前面洗浄時の作用説明図
【図６】後面洗浄時の作用説明図
Ｖ 車両 ＶＣ コンベア（車両移送手段） ＲＦ 走行フレーム ８ モータ（速度可変移送駆動手段） １２ モータ（速度可変走行駆動手段） １４ 案内レール １５ サイドブラシ（側面清浄体）
Claims (1)
- 【請求項１】 車両（Ｖ）を移送する車両移送手段（Ｖ
Ｃ）と、車両（Ｖ）の移送方向に往復走行する走行フレ
ーム（ＲＦ）と、この走行フレーム（ＲＦ）に前記車両
（Ｖ）の移送方向と交差する方向に設けた案内レール
（１４）と、この案内レール（１４）に沿って移動可能
に設けた回転可能な側面清浄体（１５）とを備えてな
り、この側面清浄体（１５）で車両（Ｖ）の側面及び前
後面を清浄処理する車両の清浄装置において、 前記車両移送手段（ＶＣ）の移送速度が速度可変移送駆
動手段（８）により調整可能であり、且つ前記車両移送
手段（ＶＣ）が移送する車両（Ｖ）の移送方向と同方向
に前記走行フレーム（ＲＦ）が走行して、該車両（Ｖ）
の後を追いながら前記側面清浄体（１５）で車両（Ｖ）
の後面を清浄処理し、そのときの該走行フレーム（Ｒ
Ｆ）の走行速度が速度可変走行駆動手段（１２）によ
り、該車両移送手段（ＶＣ）による車両（Ｖ）の移送速
度に応じて調整可能であることを特徴とする車両の清浄
装置。
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|---|---|---|---|
| JP14656394A JP2890240B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 車両の清浄装置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14656394A JP2890240B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 車両の清浄装置 |
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|---|---|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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- 1994-06-28 JP JP14656394A patent/JP2890240B2/ja not_active Expired - Fee Related
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