JP2889806B2 - 物品の積付け方法及び装置 - Google Patents

物品の積付け方法及び装置

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JP2889806B2
JP2889806B2 JP35059793A JP35059793A JP2889806B2 JP 2889806 B2 JP2889806 B2 JP 2889806B2 JP 35059793 A JP35059793 A JP 35059793A JP 35059793 A JP35059793 A JP 35059793A JP 2889806 B2 JP2889806 B2 JP 2889806B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定サイズのコンテナ
と、品種によって独自サイズのケースとをパレットに混
載積付けする物品の積付け方法及び装置、更には、この
パレット荷姿を配送車に積込む物品の積付け方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭62-264116 号公報には、配送車に
積込まれる多数の物品を積付けステーションにて仕分け
るに際し、配送車による1回の配送当たりの配送先数及
び各配送先毎への配送品種、数量等に応じ、配送車に後
降ろし先積込みで順次積込みできるように物品を仕分け
るものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、複数品種の物品を収納した一定サイズのプラスチ
ックコンテナと、単一品種の物品を収納し、品種によっ
て独自に定められたサイズのダンボール箱からなるケー
スとを混在させて、仕分けコンベヤにより荷揃えコンベ
ヤに仕分け、パレットに積付けていた。この場合、下記
〜の問題点がある。
【0004】コンテナを先に積むと、その上面が開口
のため、その上にケースを載せられない。
【0005】ケースを先に積むと、その上にコンテナ
を載せると、弱いケースが傷む。また、柔らかいケース
の上に硬いコンテナが載るので、荷崩れし易い。
【0006】仕分けの際、ケースの後にコンテナを流
すと、柔らかいケースが潰れることがある。また、コン
テナだけを先に流そうとすると、コンテナへの各種物品
のバラピッキングがすべて終了した後でなければ、ケー
スのピッキングを始めることができず、作業能率が悪く
なる。
【0007】道路は側溝への排水のために車両の通行
帯域外縁側に傾斜(日本のように左側通行の道路では左
傾斜)しているため、配送車に積込まれた荷はその傾斜
方向(左側)に傾き、配送中に荷崩れし易い。
【0008】パレット上における荷の積付け高さを無
作為とするとき、積付け高さが不均等になって荷崩れし
易い。
【0009】コンテナを先に届けられるものが上にな
るように積付けることの考慮がないため、コンテナを配
送車に積込んだ後、届け先において取り出しにくい。
【0010】本発明は、コンテナとケースとをパレット
上に混載するに際し、そのパレット荷姿を整然とし、積
付け状態の安定を図ることを目的とする。
【0011】また、本発明は、コンテナへのバラピッキ
ングとケースのピッキングとを並行処理可能とし、積付
作業能率を向上することを目的とする。
【0012】また、本発明は、配送車に積込んだコンテ
ナ、ケースを配送先で取り出し易くすることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の品種の物品を収納した一定サイズのコンテナ
と、単一品種の物品を収納し、品種によって独自に定め
られたサイズのケースと、をパレットに積付け、そのパ
レット荷姿を保つように配送車に積込む物品の積付け方
法において、一定サイズのコンテナを、パレットの一側
寄りに、複数段積層して積付けた後、異なるサイズのケ
ースを、パレットの残りスペースに、ほぼ均等な高さと
なるように積み足してパレット荷姿を形成するととも
に、コンテナは、配送車の進行方向に向かって該配送車
の通行帯域外縁側寄りに積付けるようにしたものであ
る。
【0014】請求項2に記載の本発明は、請求項1記載
の本発明において更に、前記パレットにコンテナを積付
けるコンテナ積付けラインと、上記パレットにケースを
積み足すケース積付けラインとを並列配置してなるよう
にしたものである。
【0015】
【0016】請求項に記載の本発明は、請求項1又は
に記載の本発明において更に、前記コンテナのうち届
け先順がより後となるものを、配送車のより通行帯域外
縁側寄りに積付けるようにしたものである。
【0017】請求項に記載の本発明は、請求項1〜
に記載の本発明において更に、前記ケースは、パレット
の複数の積付け区分にそれぞれ対応して設置された複数
の荷揃えコンベヤに分配して荷揃えした後、パレットに
積付けるものであり、各荷揃えコンベヤへのケースの分
配は、前記コンテナを積付けたパレットの残余スペース
に、比例配分するように行なうようにしたものである。
【0018】請求項に記載の本発明は、複数のコンテ
ナをパレットに積付ける物品の積付け装置において、積
付けようとするコンテナの個数から、コンテナの積層段
数及びパレット上への積付け位置を決定し、コンテナ
を、上記の結果に従った積層段数まで、先に届けるもの
を上にするように積層し、積層したコンテナを、パレッ
トの一側から他側に届け先順となるように配列して、パ
レットへ移載するに際し、コンテナの積付け個数からそ
の積付けパターンを決定する演算装置と、コンテナを、
先に届けられるものから順次持ち上げて、先に持ち上げ
たコンテナの下へと後のものを順に積層するコンテナ積
層装置と、積層したコンテナを搬送するコンベヤと、該
積層したロンテナを複数列に配列する複列化装置と、複
数列に配列したコンテナをパレットへ移載する移載装置
と、上記コンテナを移載されたパレットを搬送するコン
ベヤとを有してなるようにしたものである。
【0019】
【0020】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。パレット上でのコンテナの積付け領域
と、ケースの積み足し領域とが上下に重ならない。コン
テナは一定サイズであり、その上面が開口であっても、
複数のコンテナを安定的に段積みできる。
【0021】ケースの上にコンテナが載ることがない
から、弱いケースがコンテナの重みによって傷むことが
ない。また、柔らかいケースの上に硬いコンテナが載る
こともないから、荷崩れしない。コンテナが、配送車
の進行方向に向かって該配送車の進行帯域外縁側寄り
(日本のように左側通行の道路では左側寄り)に積み付
けられる。従って、道路が側溝への排水のために車両の
通行帯域外縁側に傾斜(左傾斜)している場合、配送車
の荷台がその傾斜方向(左側)に傾いても、コンテナは
配送車の側壁に寄りかかって安定し、荷崩れしにくい。
また、コンテナは積み重ねても安定しているし、一定サ
イズなので、積み上げると壁のようになり、ケースをこ
のコンテナの壁に寄りかからせて安定的に高く積むこと
ができる。
【0022】請求項2に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 コンテナ積付けラインとケース積付け
ラインとを並列配置した。従って、コンテナ積付けライ
ンで、バラピッキング品をコンテナに収納した後、コン
テナだけを直接パレットに積付ける。そして、ケース積
付けラインでは、ケースを従来のように仕分けコンベヤ
で仕分けておき、既にコンテナが積まれたパレットの到
着時に、これらのケースをパレットの残りスペースに積
み足すものとなる。即ち、コンテナへのバラピッキング
と、ケースピッキングとを並行処理でき、作業能率が良
い。
【0023】
【0024】請求項 に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。上記において、届け先順が後になる
コンテナを、配送車のより通行帯域外縁側寄り(日本の
ように左側通行の道路ではより左側寄り)に積付ける。
従って、配送車の通行帯域外縁側の側壁のより安定する
積付け領域のコンテナを配送順のより後に残すので、配
送中により荷崩れしにくい。
【0025】請求項に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。ケースが、パレット上でコンテナを積
付けた後の残りスペースに比例配分するようにしたか
ら、パレット上における荷の積付け高さがほぼ均等にな
り、荷崩れしにくい。
【0026】請求項に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。コンテナを先に届けられるものが上に
なるように積層し、かつ積層したコンテナをパレットの
一側から他側に届け先順となるように配列して、パレッ
トに積付ける。従って、パレットの一側から他側の向き
を配送車の荷台前後方向になるように積込むことによ
り、先に届けられるコンテナが荷台の後部(扉側)かつ
上部に来るので、届け先において取り出し易い。
【0027】
【実施例】図1は積付け設備の全体を示す模式図、図2
はパレット荷姿形成フローを示す流れ図、図3はパレッ
ト荷姿を示す模式図、図4はコンテナ積付けパターンを
示す模式図、図5は配送車への積込み方向を示す模式
図、図6はパレット積付け計画フローを示す流れ図、図
7はコンテナ積付け計画例を示す模式図、図8はケース
積付け計画例を示す模式図、図9はコンテナ積層装置を
示す模式図、図10はコンテナ移載装置を示す模式図、
図11はコンテナ積付け工程を示す模式図、図12はケ
ース積付け装置を示す模式図である。
【0028】物品積付け設備10は、複数の品種の物品
を収納した一定サイズのコンテナ1と、単一品種の物品
を収納し、品種によって独自に定められたサイズのケー
ス2とを、パレット3に積付ける。コンテナ1は、プラ
スチック、金属、段ボール箱等から形成され、ケース2
はダンボール箱等から形成されている。物品積付け設備
10は、図1に示す如く、バラピッキング設備11でピ
ッキングされた各種物品を収納したコンテナ1をパレッ
ト3に積付けるコンテナ積付けライン10Aと、ケース
ピッキング設備12でピッキングされたケース2を上記
パレット3に積み足すケース積付けライン10Bとを並
列配置している。そして、コンテナ積付けライン10A
とケース積付けライン10Bとの間に、コンテナ積付け
ライン10Aへコンテナ1を積付けたパレット3をケー
ス積付けライン10Bの積付けステーション13に搬送
するパレット搬送ライン10Cを設置している。
【0029】コンテナ積付けライン10Aはコンテナ積
付け装置21を有している。また、ケース積付けライン
10Bは、ケース2を各パレット3毎に仕分ける仕分け
コンベヤ31、各パレット3後とに仕分けられたケース
2を当該パレット3の各積付け区分に分配する荷揃えコ
ンベヤ32、ケース積付け装置33を有している。ま
た、パレット搬送ライン10Cはパレット3を搬送する
パレット搬送台車41を有している。
【0030】以下、(A) パレット荷姿、(B) コンテナ積
付けパターン、(C) ケース積付け位置、(D) 積付け計画
例、(E) コンテナ積付け装置、(F) パレット搬送台車、
(G)ケース積付け装置、(H) パレット荷姿形成フローの
それぞれについて詳述する。
【0031】(A) パレット荷姿(図3) パレット3はスリップシート4を敷いて、その上にコン
テナ1、ケース2を載せる。
【0032】パレット3はその前後方向(一側から他側
に向かう方向)を配送車5の荷台長手方向に合致させ、
かつ当該パレット3のための複数(本実施例では4個)
で1組をなす荷揃えコンベヤ32のそれぞれに対応する
複数の積付け区分〜を当該パレット3の前後方向に
て複数分割(4分割)して定めている。
【0033】即ち、コンテナ1とケース2をパレット3
上にスリップシート4を介して積付け、そのパレット荷
姿を保つようにスリップシート4毎、配送車5に積込む
ようにしている。
【0034】コンテナ1は、パレット5の荷台扉側から
見て左側寄り(配送車5の進行方向に向かって配送車5
の通行帯域外縁側寄り、日本では左側通行であるから以
下左側寄りとする、但し、右側通行の場合には右側寄り
となる)に、複数段積層して積付けられる。また、ケー
ス2は、上記コンテナ1を積付けた後のパレット3の残
りスペースに、ほぼ均等な高さとなるように積み足され
る。
【0035】このとき、コンテナ1のうち、届け先順が
より後となるものを、配送車5のより左側寄りに積付け
る。
【0036】また、コンテナ1は先に届けるものを上に
するように積層し、積層したコンテナ1をパレット3の
前後方向に届け先順(a、b、c…)となるように配列
して、パレット3に積層される。これにより、コンテナ
1は、配送車5の荷台扉側、かつ上部に、先に配送され
るものを積込むように積付けられる。図3において、各
コンテナ1に付した通し番号a、b、c…は、届け先順
の説明のために書いたものであり、実際のコンテナ1に
は必要ない。各コンテナ1には店番号を記入したラベル
が添付されている。
【0037】他方、ケース2は、パレット3の複数の積
付け区分〜にそれぞれ対応して設置された複数の荷
揃えコンベヤ32に分配して荷揃えした後、パレット3
に積付けられる。このとき、先に配送されるケース2が
配送車5の荷台扉側に対応する積付け区分、…に積
まれるように、各ケース2は荷揃えコンベヤ32に仕分
けられている。また、仕分けコンベヤ31から各荷揃え
コンベヤ32へのケース2の分配は、前記コンテナ1を
積付けたパレット3の残余スペースに、比例配分し、パ
レット3上での荷の積付け高さをほぼ均等化するように
なされる。
【0038】(B) コンテナ積付けパターン(図4) パレット3へのコンテナ1の積層段数及びパレット3上
への積付け位置(積付けパターン)は、当該パレット3
に積付けようとするコンテナ1の個数から決定される。
【0039】積付け位置の原則は、前述(A) パレット荷
姿を形成するため、(a) 先に配送する店のコンテナ1を
荷台扉側に、(b) 荷台左側にコンテナ1をまとめる、
(c) 後で配送する店のコンテナ1をより左側に積む(扉
側からの距離が同じものについて)、である。
【0040】また、コンテナ1の積層段数は、原則的に
は、 5個づつ積み、最後のだけ残り( 5個未満の個数)
を積む。但し、コンテナ個数が 2〜10個の場合、荷の安
定を図るため、積層高さを平均化する(例えば、図4
(B)に示す如く、全 6個のコンテナ1は 3個とす
る)。
【0041】図4のパターン表は、以上の積付け位置、
積層段数の原則に従った積付けパターンである。尚、図
4において、最上層のコンテナ1に付した番号は配送順
を示す。
【0042】図4において、例えばコンテナ数11個の場
合には、配送順1番のコンテナ数は5個、配送順2番の
コンテナ数は 5個、配送順3番のコンテナ数は 1個とな
っている。また、コンテナ数41〜45個の場合、同一列
(荷台前後方向)では配送順の若いものを荷台扉側に配
置し、同一行(荷台左右方向)では配送順の若いものを
右側に配置している。
【0043】(C) ケース積付け位置(図5) パレット3へのケース2の積付け位置の原則は、前述
(A) のパレット荷姿を形成するため、前記コンテナ1を
積付けたパレット3の残りスペースにおいて、(a) 先に
配送する店のケース2を荷台扉側の積付け区分、…
に、(b) 同一店についての同一品種のケース2は同一の
積付け区分〜に(同一店についての同一品種のケー
ス2が異なる積付け区分に分かれると配送先での取出し
時に、当該ケース2が見つけにくくなるから、これを防
ぐため)、(c) パレット3に積付けられる全ケース2の
総容量を各積付け区分〜に比例配分してパレット3
上での荷の積付け高さがほぼ均等になるように積む。
【0044】(D) 積付け計画例(図6〜図8) 前記(B) コンテナ積付けパターン、(C) ケース積付け位
置の原則に従って、前記(A) のパレット荷姿を形成する
積付け計算例について説明する。
【0045】(1) 1パレット分の注文を注出する。 注文から図7(A)に示す如く、配送順に並べたA店〜
I店の各店毎に、注文品をケース単位とばら単位(ケー
ス未満の注文)とに分離する。ケース注文については、
各品種のケース個数とケース容量を計算する。ばら注文
については、容量を計算する。
【0046】(2) ばら注文の物品を収納するコンテナ1
の個数を求める。 当該店のばら注文容量をコンテナ1の収納可能量(ここ
では40L)で割り、当該店に割り当てられるコンテナ
1の個数を計算する(端数は切り上げ)
【0047】1パレット分のA店〜I店の各コンテナ個
数を合計し、1パレット分の全コンテナ個数を求める。
ここでは43個となる。
【0048】(3) コンテナ積付けパターン表(図4)か
ら、コンテナ積付けパターンを決定する。
【0049】1パレット分の全コンテナ数が43個の場
合、図4のパターン表における[41〜45個]の配列(図
7(B))が選定される。
【0050】このとき、図7(C)に示す如く、配送順
1〜8番の各コンテナ群は 5個のコンテナ1を積層し、
配送順9番のコンテナ群は残り 3個のコンテナ1を積層
するものとなる。各コンテナ群は先に届ける店(B店よ
りA店が先)のものが上に積まれる。
【0051】(4) パレット3における各積付け区分〜
の残りスペースを求める。 各積付け区分〜の残りスペースに、図8(A)に示
す如く、〜のそれぞれについては当該区分の 1/2
(0.8 m3 )、については当該区分の1/4 (0.4 m
3 )であり、パレット3の総残りスペースは2.8 m3
なる。
【0052】1パレット分についてのケース注文の総容
量を、図7(A)で求めてある各品種のケース容量を合
計して求める。ここでは、2.01m3 である(図7
(A))。
【0053】ケース注文の総容量(2.01m3 )を、パレ
ット3の各積付け区分〜の残りスペースの大きさに
応じて比例配分する。ここでは、〜のそれぞれにつ
いては0.57m3 、については0.3 m3 が残りスペース
比例配分量となる(図8(A))。
【0054】(5) ケース2の仕分け先決定 1パレット分についてのケース注文を、上記(4) で求め
た積付け区分〜の残りスペース比例配分量を目安に
して、各積付け区分〜のそれぞれに割り当てる(図
8(B))。この割り当ては、先に配送する店から順
に、品種毎に、ケース容量を積算し、積算結果が当該積
付け区分〜の残りスペース比例配分量に最も近くな
るところまでの品種を、その積付け区分〜に割り付
ける。
【0055】これにより、図5において、1パレット分
に対応している 4個の荷揃えコンベヤ32のうち、1番
目(右側)の荷揃えコンベヤ32に、A店〜C店分のα
品計8個、A店分のβ品 5個、A店とB店分のγ品計 5
個が仕分けコンベヤ31から仕分けられて荷揃えされる
ことになる。図5では、右側に荷揃えコンベヤ32から
パレット3の右側に積付けられるケース2が配送車5に
積込まれた状態で荷台扉側となり、先に配送されるA店
〜C店の注文品が積付けられて配送先で取出し易くな
る。
【0056】(E) コンテナ積付け装置(図1、図9〜図
11) コンテナ積付け装置21は、コンテナ搬入コンベヤ2
2、バーコードリーダ23、演算装置24、コンテナ積
層装置25、積層コンテナ搬送コンベヤ26、2列化装
置(複列化装置)27、移載装置28、パレット搬送コ
ンベヤ29とを有している。
【0057】(E-1) コンテナ搬入コンベヤ22 コンテナ搬入コンベヤ22は、バラピッキング設備11
でピッキングされた複数品種の物品を収納しているコン
テナ1を搬入する。
【0058】(E-2) バーコードリーダ23と演算装置2
4 コンテナ1にはバーコードラベルを添付してあり、この
コンテナ1とともに1パレットに積付けられる総コンテ
ナ数が記入されている。バーコードリーダ23は、コン
テナ積層装置25の入側でこのバーコード情報を読み取
る。
【0059】演算装置24は、バーコードリーダ23の
読取り結果に基づき、前述図4のパターン表から、総コ
ンテナ数に対応するコンテナ積付けパターンを決定す
る。
【0060】(E-3) コンテナ積層装置25(図9) コンテナ積層装置25は、演算装置24が決定した積付
けパターンに従い、コンテナ1を所定段数まで積付け
る。
【0061】コンテナ積層装置25は、コンテナ搬入コ
ンベヤ22からコンテナ1を受入れるチェーンコンベヤ
51、そのコンテナ1を把持して持ち上げるリフト装置
52、リフト装置52が持ち上げたコンテナ1を支持す
る支持装置53、リフト装置52が持ち上げ、支持装置
53が支持するコンテナ1を両側から保持するコンテナ
ガイド54とを有する。
【0062】リフト装置52は、モータ55と、モータ
55によって回動せしめられる原動軸56と、原動軸5
6に固定の左右のクランクアーム57と、各クランクア
ーム57に連接する連接リンク58を介して昇降せしめ
られ左右の昇降フレーム59と、各昇降フレーム59を
ガイドレール60に添って昇降方向にガイドする左右の
リニアガイド61と、各昇降フレーム59に揺動可能に
連結されてコンテナ1の底部を把持する左右のコンテナ
把持アーム62と、各昇降フレーム59に配設されて左
右のコンテナ把持アーム62をコンテナ1に対する把持
位置の内外に揺動する開閉シリンダ63とを有する。リ
フト装置52は、モータ55の回動により、左右のコン
テナ把持アーム62をチェーンコンベヤ51の下の下降
位置からチェーンコンベヤ51上のコンテナ搬入領域の
上の上昇位置との間で昇降可能とする。これにより、リ
フト装置52は、開閉シリンダ63により閉じ位置に設
定された左右のコンテナ把持アーム62をその下降位置
から上昇位置へ上昇せしめ、その上昇過程で、チェーン
コンベヤ51上のコンテナ1をそのコンテナ搬入位置の
上にまで持ち上げる。そして、リフト装置52は、開閉
シリンダ63により開き位置に設定された左右のコンテ
ナ把持アーム62をその上昇位置から下降させ、チェー
ンコンベヤ51上に搬入済の次のコンテナ1に干渉する
ことなく、該把持アーム62を下降位置に復帰せしめ
る。また、リフト装置52は、支持装置53により支持
された複数段のコンテナ1の最下層のものを、閉じ位置
に設定された左右のコンテナ把持アーム62に受取り、
この把持アーム62をその上昇位置から下降位置に移動
することにて、それらの積層状態のコンテナ1をチェー
ンコンベヤ51に移載可能とする。
【0063】支持装置53は、左右の支持ロッド64
と、各支持ロッド64に枢着されて一定角度範囲を揺動
し、コンテナ1の側壁凹部1Aに係合してコンテナ1を
支持する支持爪65と、各支持爪65をコンテナ1に対
する係合位置の内外に振り替え移動する支持爪解除シリ
ンダ66とを有する。支持装置53は、シリンダ66に
より支持爪65をコンテナ1に対する係合位置に設定し
た状態で、リフト装置52に対するコンテナ1の持ち上
げ過程で、支持爪65の前面を上方に通過するコンテナ
1の側壁に当接してコンテナ1の外方に逃げるように揺
動し、リフト装置52によるコンテナ1の持ち上げ後の
下降開始直後に、コンテナ1の凹部1Aに係合して揺動
ロックし、当該コンテナ1を空中に支持する。支持装置
53は、当該支持装置53により支持した複数段のコン
テナ1の最下層のものをリフト装置52の把持アーム6
2に預けた状態で、シリンダ66により支持爪65をコ
ンテナ1に対する非係合位置に設定し、それら積層状態
のコンテナ1をリフト装置52によってチェーンコンベ
ヤ51の側に下降せしめることを可能とする。
【0064】尚、コンテナ積層装置25は、チェーンコ
ンベヤ51の入側に搬入コンテナ数カウント装置(フォ
トスイッチ)67を設置してある。
【0065】従って、コンテナ積層装置25によるコン
テナ1の積層作業は以下の如くになされる。
【0066】(1) 先ず最初は、リフト装置52により昇
降フレーム59を下降位置とし、コンテナ把持アーム6
2をチェーンコンベヤ51の下に隠す。
【0067】(2) そして、1つ目のコンテナ1を搬入し
た後、昇降フレーム59を上昇し、コンテナ1を持ち上
げる。
【0068】(3) 昇降フレーム59の上昇端付近で、コ
ンテナ支持爪65がコンテナ1の凹部1Aに引っ掛かる
ので、把持アーム62を開閉用シリンダ63により開放
して、昇降フレーム59を下降する。
【0069】尚、昇降動作は、コンテナ1が搬入された
ことを検出した後、モータ55により原動軸56を1回
転させて行なう。
【0070】(4) コンテナ1はコンテナ支持爪65によ
り支えられ、コンベヤ51の上方にて保持される。
【0071】(5) 昇降フレーム59が上昇端に達した
後、上記開閉動作と並行して、2番目のコンテナ1を搬
入する。
【0072】この際、コンテナ把持アーム62は開放さ
れているので、下降してきても、2番目のコンテナ1に
当たることはない。
【0073】(6) 1番目のコンテナ1と同様に2番目の
コンテナ2を持ち上げ、1番目のコンテナ1を押し上げ
る。今度は2番目のコンテナ1がコンテナ支持爪65で
支持される。
【0074】(7) コンテナ数カウント装置67によりコ
ンテナ数を数え、所定段数になると、今度は上昇端で把
持アーム62を開放せず、コンテナ支持爪解除シリンダ
66により爪65を開放する。
【0075】昇降フレーム59をそのまま下降し、積み
上げたコンテナ1をコンベヤ51に降ろし、搬出する。
【0076】(E-4) 積層コンテナ搬送コンベヤ26、2
列化装置27(図1) コンテナ積層装置25により積上げたコンテナ1は、積
層コンテナ搬送コンベヤ26で搬送し、パレット積付け
パターンに応じて必要なら、2列化装置27の2列化プ
ッシャ27Aにより、積層コンテナ搬送コンベヤ26に
隣接する2列化コンベヤ26Aへ移載する。こうして、
2列×2列のコンテナ積層群の配列をコンベヤ26、2
6Aの出側にて構成する。
【0077】(E-5) 移載装置28(図1、図10) 移載装置28は、その移載プッシャ28Aにより、積層
コンテナ搬送コンベヤ26、2列化コンベヤ26Aの出
側にて構成された2列×2列のコンテナ積層群を、2列
化コンベヤ26Aの側部からパレット搬送コンベヤ29
上のパレット3に移載する。2列化したコンテナ1を搬
送する2列化コンベヤ26Aと、パレット搬送コンベヤ
29上のパレット3との間には隙間があるので、2列化
コンベヤ26Aの側部にこの隙間を塞ぐ可撓式の渡し板
68が設けられ、コンテナ1のつまづきを防止してい
る。渡し板68は、コンテナ1の非形成時にはばねによ
り図10に示す如くに跳ね上げられており、コンテナ1
の移載時にコンテナ1によって押し倒される。
【0078】(E-6) パレット搬送コンベヤ29(図1) パレット3は、パレットスタッカ69に複数段積層して
ストックされており、必要に応じて下から1枚ずつパレ
ット搬送コンベヤ29に取り出される。
【0079】尚、移載装置28がパレット搬送コンベヤ
29上のパレット3に移載する2列×2列のコンテナ積
層群は、1パレットの面積の1/4 、1パレットの前後方
向長さの1/2 に当たる。このため、パレット搬送コンベ
ヤ29は、最初にパレット3の前半部を2列化コンベヤ
26Aの側方に位置付けて、この前半部にコンテナ1を
移載する。次に、パレット搬送コンベヤ29は、パレッ
ト3を半分だけ搬送し、次のコンテナ1をその後ろ半部
に積み増しする。
【0080】(E-7) パレット3へのコンテナ1の積付け
工程例(図11) 前記(D) の積付け計画例(図7のコンテナ積付けパター
ン)の場合について、コンテナ積付け装置21による積
付け工程を説明する。
【0081】(1) 図7のコンテナ積付けパターンの配送
順1〜9の各コンテナ群を、順次、コンテナ積層装置2
5により積層形成し、積層コンテナ搬送コンベヤ26に
搬出する(図11(A))。
【0082】(2) 配送順1番のコンテナ積層群を、2列
化装置27により積層コンテナ搬送コンベヤ26から2
列化コンベヤ26Aに押し出す。同様に、配送順2番の
コンテナ積層群も、2列化装置27により積層コンテナ
搬送コンベヤ26から2列化コンベヤ26Aに押し出
す。2列化コンベヤ26Aは、コンテナ1が搬入される
と自動的に駆動し、配送順1番のコンテナ1が2列化コ
ンベヤ26Aの先端側ストッパに当たる位置に、配送順
1、2番のコンテナ1を2列化コンベヤ26Aの先端側
に位置付ける(図11(B))。
【0083】(3) 配送順3、4番のコンテナ1は、2列
化コンベヤ26Aに押し出さず、配送順3番のコンテナ
1が積層コンテナ搬送コンベヤ26の先端側ストッパに
当たる位置に、配送順3、4番のコンテナ1を積層コン
テナ搬送コンベヤ26の先端側に位置付ける(図11
(C))。
【0084】(4) 積層コンテナ搬送コンベヤ26、2列
化コンベヤ26Aの出側に構成された配送順1〜4番
の、2列×2列のコンテナ積層群を移載装置28によ
り、パレット搬送コンベヤ29上のパレット3に移載す
る(図11(D))。
【0085】(5) 上記(4) によりパレット3の前半部の
パターンが完成したので、パレット搬送コンベヤ29に
よりパレット3を半分の長さだけ搬送する(図11
(E))。
【0086】(6) 上記(5) と並行して、積層コンテナ搬
送コンベヤ26、2列化コンベヤ26A上に、上記(2)
、(3) と同様にして配送順5〜7番のパターンを配列
し、これを移載装置28により、パレット搬送コンベヤ
29上のパレット3の後ろ半部に移載する(図11
(E)、(F))。
【0087】(7) 続いて、積層コンテナ搬送コンベヤ2
6上に上記(3) と同様にして残りの配送順8、9番のパ
ターンを配列し、これを移載装置28により、パレット
搬送コンベヤ29上のパレット3の後ろ半部で配送順5
〜7番のパターンの左側に積増す(図11(F)、
(G))。
【0088】(F) パレット搬送台車41(図1) コンテナ1を積付けられたパレット3は、パレット搬送
コンベヤ29により、その出側の方向転換装置71に移
載される。方向転換装置71はパレット3を90度転回
し、このパレット3をパレット搬送台車41に移載す
る。パレット搬送台車41は、レール72に沿って走行
し、パレット3を予め計画してある積付けステーション
13に搬送する。
【0089】尚、図1において、積付けステーション1
3は本実施例では 4個あり、パレット搬送台車41上の
パレット3は、積付けステーション13のパレット搬送
コンベヤ73によりその積付け作業位置に位置付けられ
る。 4個の各積付けステーション13は、前述の如く 4
個で 1組をなす荷揃えコンベヤ32の各組のそれぞれに
対応して設定されている。本実施例では、 4組の荷揃え
コンベヤ32(全16個)が並列配置されている。
【0090】(G) ケース積付け装置33(図1、図1
2) ケース積付け装置33は積付けコンベヤ81を有してい
る。積付けコンベヤ81は、各荷揃えコンベヤ32の排
出端に接続可能とされ、各荷揃えコンベヤ32に一時貯
留されたケース2を搬入し、パレット3の積付け位置近
くまで搬送可能とする。
【0091】積付けコンベヤ81は、前述の如く 4個で
1組をなしている荷揃えコンベヤ32の全組の前面に沿
って延在されているレール82上に配置される走行フレ
ーム83と、走行フレーム83をレール82上にて各荷
揃えコンベヤ32の前面に沿って走行可能とする走行装
置84とを備える。積付け作業者は、荷揃えコンベヤ3
2のケース2の溜り具合を見て、積付け開始する荷揃え
コンベヤ32を選択し、積付けコンベヤ81をレール8
2に沿って走行し、選択した荷揃えコンベヤ32の対面
位置に位置決めする。また、積付けコンベヤ81にあっ
て、作業者によりコンベヤ81を前述の 4個の積付けス
テーション13の各パレット3のいずれかに位置付ける
ように移動する。
【0092】積付けコンベヤ81は、上述の選択された
荷揃えコンベヤ32の対面位置に位置決めされた後、荷
揃えコンベヤ32の側にケース2の排出を支持し、ケー
ス2を受け取る。
【0093】積付けコンベヤ81は、荷揃えコンベヤ3
2から排出されたケース2をベルトコンベヤ85により
先端部まで搬送する。このとき、積付けコンベヤ81
は、ベルトコンベヤ85を揺動及び伸縮可能とし、その
先端部において、ケース2をパレット3上に定めた積付
け区分位置の手前やや上方に搬送する。
【0094】積付けコンベヤ81は、走行フレーム83
に揺動支軸を介して揺動フレーム86を揺動可能に支持
するとともに、揺動フレーム86の中間部に連結した引
上げフレーム87に連結してあるチェーンを揺動用巻上
げモータ88にて巻上げることにより、揺動フレーム8
6を揺動支軸回りにて揺動し、結果としてベルトコンベ
ヤ85の搬送経路角を適宜揺動可能とする。
【0095】積付けコンベヤ81は、揺動フレーム86
に伸縮フレーム89を走行可能に支持している。伸縮フ
レーム89は、揺動フレーム86に伸縮可能に支持され
る。そして、揺動フレーム86は、伸縮駆動モータの伸
縮駆動力を伸縮フレーム89に伝え、伸縮フレーム89
を揺動フレーム86のガイドレールに沿って走行させる
ことにて伸縮フレーム89を伸縮し、結果としてベルト
コンベヤ85の搬送経路長を適宜伸縮可能としている。
【0096】積付けコンベヤ81は、伸縮フレーム89
の先端部に荷渡し台91を傾動及びスライド自在に支持
してある。荷渡し台91は、上面に多数のボールキャス
タからなる物品滑動面92を設けている。これにより、
ベルトコンベヤ85から搬送されてきたケース2は、そ
の搬送慣性力を殺されることなく物品滑動面92上を積
付け位置方向に滑り、且つ作業者にて積付け位置に導か
れる途中で、少し回転操作力を加えるだけで、簡単に物
品滑動面92上でその姿勢を積付けに適した向きに整え
られる。
【0097】荷渡し台91は姿勢制御装置により、その
物品滑動面92を水平に対しやや下向き(ケース2の流
れを良くし得る角度、例えば 0〜 2度)の略一定姿勢に
保たれる。
【0098】荷渡し台91は、積付けコンベヤ81の搬
送方向に直交する方向にスライド自在であり、作業者は
荷渡し台91上のケース2をすでに積付けた邪魔ケース
を避ける方向からパレット3上の積付け区分位置に導く
ことができる。
【0099】然るに、積付けコンベヤ81の先端の荷渡
し台91に搬送されたケース2は、作業者にて、下記
(1) 〜(3) の如くにパレット3上の積付け区分位置に積
付けられる。
【0100】(1) 作業者は、ベルトコンベヤ85が付与
した搬送慣性力を利用して、ケース2を積付け区分位置
に導く。ケース2の後部に軽く手を沿え、ケース2を積
付け位置に飛び移らせるようにすると楽である。このと
き、ケース2の前部にも手を沿えて、ケース2が所望位
置にて停止するように規制するとスピーディに作業でき
る。
【0101】(2) 作業者は、積付け区分位置に導く途中
で、物品滑動面92上のケース2に少し回転力を加える
ことにより、ケース2を滑動面92上で簡単に、積付け
に適した向きにすることができる。
【0102】(3) 荷渡し台91を横方向にスライドする
ことにより、既に積付けてある邪魔な先行ケースを避け
て積付けることができる。
【0103】(H) パレット荷姿形成フォーム(図1、図
2) 物品積付け設備10によるパレット荷姿の形成は、以下
の如くなされる。
【0104】(1) コンテナ1の積付け コンテナ1には前工程のばらピッキング設備11でばら
ピッキングしたばら物品が収納され、同一配送者毎にま
とめて、先に配達する届け先のコンテナ1から順に搬送
されてくる(1台の配送車にはそのボディサイズに応じ
て、 1枚、 1枚半、或いは 2枚のパレット分の荷を積付
ける)。
【0105】コンテナ1にはバーコードラベルを添付し
てあり、パレット1に積付ける総コンテナ数を記入して
ある。コンテナ積層装置25の手前のバーコードリーダ
23でこのバーコード情報を読取り、演算装置24でコ
ンテナ数に対応する積付けパターン(積付け段数、配
列)をコンテナ積付けパターン表(図4)から決定す
る。
【0106】この結果に基づいて、コンテナ積層装置2
5により、コンテナ1を所定段数まで積付ける。
【0107】積付けたコンテナはコンベヤ26で搬送
し、パレット積付けパターンに応じて必要なら、2列化
装置27により隣接するコンベヤ26Aへ移載する。こ
うして2列×2列までの配列を構成してパレット3へ荷
を移載する。
【0108】2列×2列はパレットの前後方向長さの1/
2 に当たる。最初にパレット3の前半部にコンテナ1を
移載し、次にパレット3をパレット半分だけ移動して、
後ろ半部へ積み足す。
【0109】尚、パレット3は複数段積層してパレット
スタッカ69に保持しており、必要に応じて下から 1枚
ずつ取り出す。
【0110】コンテナ1を積んだパレット3は、方向転
換装置71で向きを90度転換し、パレット搬送台車41
により各積付けステーション13へ搬送する。どの積付
けステーション13へ搬送するかは予め計画してある。
【0111】(2) ケース2の積付け コンテナ1の積付けと並行して、ケース2を、パレット
3が搬送されてくる積付けステーション13に対応する
荷揃えコンベヤ32へ仕分ける。
【0112】ケース2は、複数パレット分の注文をまと
めて、ケースピッキング設備12で品種毎に取り出し
(バッチピッキング)、仕分けコンベヤ31で各積付け
ステーション13に対応する荷揃えコンベヤ32へ分配
する。
【0113】荷揃えコンベヤ32は 4個で 1枚のパレッ
ト3に対応する。各荷揃えコンベヤ32に荷揃えしたケ
ース2は、ケース積付け装置33により取り出して、パ
レット3の対面部周辺に積付ける。図5において、右側
の荷揃えコンベヤ32に、先に配達する物品を仕分ける
(積付けステーション13ではパレット3の右側が配送
車5の荷台後部に当たる)。
【0114】各荷揃えコンベヤ32へのケース2の分配
量は、コンテナ3を積付けた後の残りスペースに比例す
るように配分する。例えば、前述(D) の積付け計画例の
場合、積付け区分〜が2/7 ずつ、積付け区分が 1
/7の容積となるように物品を各荷揃えコンベヤ32へ配
分する(図8)。
【0115】ケース2を積み足したパレット3は、フォ
ークリフト101で取り出して、配送車5へ積込む。こ
の際、コンテナ1が配送車5の進行方向に向かって左側
となるように積込む。
【0116】以下、本実施例の作用について説明する。 パレット3上でのコンテナ1の積付け領域と、ケース
2の積み足し領域とが上下に重ならない。コンテナ1は
一定サイズであり、その上面が開口であっても、複数の
コンテナ1を安定的に段積みできる。
【0117】ケース2の上にコンテナ1が載ることが
ないから、弱いケース2がコンテナ1の重みによって傷
むことがない。また、柔らかいケース2の上に硬いコン
テナ1が載ることもないから、荷崩れしない。
【0118】コンテナ積付けライン10Aとケース積
付けライン10Bとを並列配置した。従って、コンテナ
積付けライン10Aで、ばらピッキング品をコンテナ1
に収納した後、コンテナ1だけを直接パレット3に積付
ける。そして、ケース積付けライン10Bでは、ケース
2を従来のように仕分けコンベヤ31で仕分けておき、
既にコンテナ1が積まれたパレット3の到着時に、これ
らのケース2をパレット3の残りスペースに積み足すも
のとなる。即ち、コンテナ1へのばらピッキングと、ケ
ースピッキングとを並行処理でき、作業能率が良い。
【0119】コンテナ1が、配送車5の進行方向に向
かって該配送車5の進行帯域外縁側寄り(日本のように
左側通行の道路では左側寄り)に積み付けられる。従っ
て、道路が側溝への排水のために車両の通行帯域外縁側
に傾斜(左傾斜)している場合、配送車5の荷台がその
傾斜方向(左側)に傾いても、コンテナ1は配送車の側
壁に寄りかかって安定し、荷崩れしにくい。また、コン
テナ1は積み重ねても安定しているし、一定サイズなの
で、積み上げると壁のようになり、ケース2をこのコン
テナ1の壁に寄りかからせて安定的に高く積むことがで
きる。
【0120】上記において、届け先順が後になるコ
ンテナ1を、配送車5のより通行帯域外縁側寄り(日本
のように左側通行の道路ではより左側寄り)に積付け
る。従って、配送車5の通行帯域外縁側の側壁のより安
定する積付け領域のコンテナ1を配送順のより後に残す
ので、配送中により荷崩れしにくい。
【0121】請求項5に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。 ケース2が、パレット3上でコンテナ1を積付けた後
の残りスペースに比例配分するようにしたから、パレッ
ト3上における荷の積付け高さがほぼ均等になり、荷崩
れしにくい。
【0122】コンテナ1を先に届けられるものが上に
なるように積層し、かつ積層したコンテナ1をパレット
3の一側から他側に届け先順となるように配列して、パ
レット3に積付ける。従って、パレット3の一側から他
側の向きを配送車5の荷台前後方向になるように積込む
ことにより、先に届けられるコンテナ1が荷台の後部
(扉側)かつ上部に来るので、届け先において取り出し
易い。
【0123】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コンテナ
とケースとをパレット上に混載するに際し、そのパレッ
ト荷姿を整然とし、積付け状態の安定を図ることができ
る。
【0124】また、本発明によれば、コンテナへのばら
ピッキングとケースのピッキングとを並行処理可能と
し、積付作業能率を向上することができる。
【0125】また、本発明によれば、配送車に積込んだ
コンテナ、ケースを配送先で取り出し易くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は積付け設備の全体を示す模式図である。
【図2】図2はパレット荷姿形成フローを示す流れ図で
ある。
【図3】図3はパレット荷姿を示す模式図である。
【図4】図4はコンテナ積付けパターンを示す模式図で
ある。
【図5】図5は配送車への積込み方向を示す模式図であ
る。
【図6】図6はパレット積付け計画フローを示す流れ図
である。
【図7】図7はコンテナ積付け計画例を示す模式図であ
る。
【図8】図8はケース積付け計画例を示す模式図であ
る。
【図9】図9はコンテナ積層装置を示す模式図である。
【図10】図10はコンテナ移載装置を示す模式図であ
る。
【図11】図11はコンテナ積付け工程を示す模式図で
ある。
【図12】図12はケース積付け装置を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 コンテナ 2 ケース 3 パレット 4 スリップシート 5 配送車 10 物品積付け設備 10A コンテナ積付けライン 10B ケース積付けライン 21 コンテナ積付け装置 24 演算装置 25 コンテナ積層装置 26 積層コンテナ搬送コンベヤ 27 2列化装置(複列化装置) 28 移載装置 29 パレット搬送コンベヤ 31 仕分けコンベヤ 32 荷揃えコンベヤ 33 ケース積付け装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 67/00 - 67/56 B65G 57/00 - 57/32 B65G 61/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の品種の物品を収納した一定サイズ
    のコンテナと、単一品種の物品を収納し、品種によって
    独自に定められたサイズのケースと、をパレットに積付
    、そのパレット荷姿を保つように配送車に積込む物品
    の積付け方法において、 一定サイズのコンテナを、パレットの一側寄りに、複数
    段積層して積付けた後、異なるサイズのケースを、パレ
    ットの残りスペースに、ほぼ均等な高さとなるように積
    み足してパレット荷姿を形成するとともに、 コンテナは、配送車の進行方向に向かって該配送車の通
    行帯域外縁側寄りに積付ける ことを特徴とする物品の積
    付け方法。
  2. 【請求項2】 前記パレットにコンテナを積付けるコン
    テナ積付けラインと、上記パレットにケースを積み足す
    ケース積付けラインとを並列配置してなる請求項1記載
    の物品の積付け方法。
  3. 【請求項3】 前記コンテナのうち届け先順がより後と
    なるものを、配送車のより通行帯域外縁側寄りに積付け
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の物品積付け方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ケースは、パレットの複数の積付け
    区分にそれぞれ対応して設置された複数の荷揃えコンベ
    ヤに分配して荷揃えした後、パレットに積付けるもので
    あり、 各荷揃えコンベヤへのケースの分配は、前記コンテナを
    積付けたパレットの残余スペースに、比例配分するよう
    に行なうことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記
    載の物品の積付け方法。
  5. 【請求項5】 複数のコンテナをパレットに積付ける物
    品の積付け装置において、 積付けようとするコンテナの個数から、コンテナの積層
    段数及びパレット上への積付け位置を決定し、 コンテナを、上記の結果に従った積層段数まで、先に届
    けるものを上にするように積層し、 積層したコンテナを、パレットの一側から他側に届け先
    順となるように配列して、パレットへ移載するに際し、 コンテナの積付け個数からその積付けパターンを決定す
    る演算装置と、 コンテナを、先に届けられるものから順次持ち上げて、
    先に持ち上げたコンテナの下へと後のものを順に積層す
    るコンテナ積層装置と、 積層したコンテナを搬送するコンベヤと、 該積層したコンテナを複数列に配列する複列化装置と、 複数列に配列したコンテナをパレットへ移載する移載装
    置と、 上記コンテナを移載されたパレットを搬送するコンベヤ
    とを有してなることを特徴とする物品の積付け装置。
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