JP2880048B2 - 半導体パッケージ用ステムの製造方法 - Google Patents
半導体パッケージ用ステムの製造方法Info
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Description
テムの製造方法に関し、特に、発光デバイス用パッケー
ジのステムに適用して有用な製造方法に関する。
及び平面図であり、1はFe(鉄)を主原料とするアイ
レット本体、2はアイレット本体1に立設されたCu
(銅)を主原料とするブロック状のヒートシンクであ
る。ヒートシンク2の立面2aは、半導体チップ(発光
デバイス等)を搭載するための面であり、例えば、発光
デバイスは、この立面2aと平行な軸線L1 に沿って光
を発射する。また、1a〜1cは何れも切り欠き部であ
り、断面コの字状の切り欠き部1aは、アイレット本体
の回転方向の位置出し用、断面V字状の対向一対の切り
欠き部1b、1cは、半導体チップ搭載時における立面
2aの位置出し用である。なお、アイレット本体1に
は、リード装着用の複数の穴がアイレット本体1の上下
面を貫通して形成されているが、図では省略している。
通る直線L2 から立面2aまでの距離Dは「X±ΔX」
で与えられる。但し、Xは発光デバイスの素子背面(立
面2aに当接する面)から素子正面までの距離、ΔXは
アイレット本体1にヒートシンク2をろう付けする際の
取り付け誤差である。
従来の半導体パッケージ用ステムの製造方法にあって
は、アイレット本体1にヒートシンク2を『ろう付け』
するものであったため、取り付け誤差ΔXを要求精度
(例えば±0.03mm)以内に抑えることが困難で、ど
うしても修正のための後工程(平押し工程)が必要にな
るといった問題点がある。
突出するようなステムにあっては、リードが邪魔になっ
て平押し用のポンチを使用できないから、後工程そのも
ののが実行不可能であり、所望の精度を得ることがきわ
めて困難であった。 [目的]そこで、本発明は、後工程(平押し工程)を行
うことなく、ヒートシンクの位置精度を充分に高めるこ
とのできる技術の提供を目的とする。
搭載用のアイレット本体上に、半導体チップを支持する
ブロック状に形成した支持部材を立設してなる半導体パ
ッケージ用ステムの製造方法において、前記アイレット
本体用の第1の材料と熱伝導性に優れる第2の材料とか
らなるクラッド材を用意し、該クラッド材をプレス成形
して前記第2の材料のみからなる前記支持部材を前記ア
イレット本体と一体形成することにより該支持部材に半
導体チップ用のヒートシンクを構成させることを特徴と
するものである。
材料の上に抵抗溶接に適した第3の材料を接合したクラ
ッド材を用意し、該クラッド材をプレス成形して、前記
第2の材料の表面に少なくとも溶接面を構成する第3の
材料が積層された状態となるようにしたことを特徴とす
るものである。
るだけで、充分な位置精度の半導体チップの支持部材が
アイレット本体と一体的に形成され、修正のための後工
程(平押し工程)が不要になるとともに、その支持部材
はヒートシンクとして全体を熱伝導性に優れる第2の材
料のみにより形成される。又は、抵抗溶接に適した第3
の材料を有するクラッド材を使用すれば、第2の材料表
面に抵抗溶接に適した第3の材料による溶接面が確保さ
れ、キャップ溶接が可能になる。
する。第1実施例 図1は本発明に係る半導体パッケージ用ステムの製造方
法の第1実施例を示す図である。
クラッド材10は、基材となる第1の材料10aの表面
に基材とは異なる第2の材料10bを圧着、鍛接又は溶
接等によって層状に接合したもので、クラッドメタル
(clad metal)とも呼ばれる複合材料である。第1の材
料10aは従来のアイレット本体形成用部材と同じ材料
であり、一般的にはFe(鉄;Iron)を用いる。また、
第2の材料10bは従来のヒートシンク形成用部材と同
じ材料であり、一般的には熱伝導性に優れるCu(銅;
Copper)を用いる。すなわち、本実施例のクラッド材1
0はFeを基材とし、その表面にCuを層状に接合した
複合材料である。因みに、Feの厚さは約1.3mm、
Cuの厚さは約1.2mmである。
プレス成形して打ち抜くと、その金型の形状に相似の一
体成形品が作られる。すなわち、金型の形状が図3のス
テムに対応した雌型であれば、図1に示すように、アイ
レット本体11の上にヒートシンク12を一体的に立設
した半導体用パッケージが作られる。
型の精度に依存するから、例えば、荷重=約35t、ス
タンプ数=80〜100SPM 、せん断面クリアランス=
2.5%程度というようにプレス条件を最適化すること
により、ヒートシンク12の取り付け誤差ΔXを要求精
度(例えば±0.03mm)以内に抑えることができ、距
離Dを正確に値Xに一致させて、修正のための後工程
(平押し工程)を不要にすることができる。
が下げられると共に、例えば、ヒートシンク2の周囲に
リードが突出するようなステムであっても充分な精度を
出すことができる。なお、実施例では、第1の材料10
aをFe(鉄)、第2の材料10bをCu(銅)として
いるが、これに限定されるものではない。要は、アイレ
ット本体11とヒートシンク12の各材料と同じ材料か
らなるクラッドメタルであればよい。また、プレス成形
の際に複数の切り欠き穴(図3の切り欠き穴1a〜1c
に相当する)11a〜11cを同時に成形してもよい。
法の第2実施例を示す図である。20はクラッド材であ
り、クラッド材20は、第1の材料20aと第2の材料
20bとを層状に接合すると共に、さらに、この第2の
材料20bの上に第3の材料20cを接合している。
レット本体形成用部材と同じ材料(例えば、Fe)であ
り、第2の材料20bは従来のヒートシンク形成用部材
と同じ材料(例えば、、Cu)であり、また、第3の材
料20cは、抵抗溶接に適した材料(例えば、Fe又は
コバール)である。すなわち、本実施例のクラッド材2
0はFeを基材とし、その表面にCuを層状に接合し、
かつ、Cuの表面にFe又はコバール(本実施例では
0.2mm厚のFeを使用した)を接合した3層構造の
複合材料である。
を所定形状の金型(図3のステムに対応した雌型)でプ
レス成形して打ち抜くことにより、アイレット本体21
の上にヒートシンク22を一体的に立設した半導体用パ
ッケージを精度よく製作できるという第1実施例と同様
な効果が得られる他、アイレット本体21とヒートシン
ク22の上面に溶接面23を形成できるという特有の効
果がある。
1の間の抵抗溶接を支障なく行うことができ、実用上、
好適な半導体パッケージ用ステムの製造方法を提供でき
る。
形して全体が熱伝導性に優れる材料のみからなる支持部
材をヒートシンクとしてアイレット本体と一体形成する
ようにしたので、後工程(平押し工程)を行うことな
く、支持部材の位置精度を充分に高めることができると
ともに、その支持部材にヒートシンクとしての十分な放
熱性を確保することができる。又は、抵抗溶接に適した
第3の材料を有するクラッド材を使用すれば、第2の材
料表面に溶接面を確保でき、キャップ溶接が可能になる
から、実用上、好適な半導体パッケージ用ステムの製造
方法を提供できる。
テム外観図である。
テム外観図である。
Claims (2)
- 【請求項1】半導体チップ搭載用のアイレット本体上
に、半導体チップを支持するブロック状に形成した支持
部材を立設してなる半導体パッケージ用ステムの製造方
法において、 前記アイレット本体用の第1の材料と熱伝導性に優れる
第2の材料とからなるクラッド材を用意し、 該クラッド材をプレス成形して前記第2の材料のみから
なる前記支持部材を前記アイレット本体と一体形成する
ことにより該支持部材に半導体チップ用のヒートシンク
を構成させることを特徴とする半導体パッケージ用ステ
ムの製造方法。 - 【請求項2】前記クラッド材として、前記第2の材料の
上に抵抗溶接に適した第3の材料を接合したクラッド材
を用意し、 該クラッド材をプレス成形して、前記第2の材料の表面
に少なくとも溶接面を構成する第3の材料が積層された
状態となるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
半導体パッケージ用ステムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5210803A JP2880048B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-08-26 | 半導体パッケージ用ステムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1779993 | 1993-02-05 | ||
JP5-17799 | 1993-02-05 | ||
JP5210803A JP2880048B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-08-26 | 半導体パッケージ用ステムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06291224A JPH06291224A (ja) | 1994-10-18 |
JP2880048B2 true JP2880048B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=26354364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5210803A Expired - Fee Related JP2880048B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-08-26 | 半導体パッケージ用ステムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2880048B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005019973A (ja) * | 2003-05-30 | 2005-01-20 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 光半導体素子用ステムの製造方法 |
JP4649172B2 (ja) * | 2004-11-09 | 2011-03-09 | 新光電気工業株式会社 | 半導体パッケージ用ステムの製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62213191A (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-19 | Sharp Corp | 光半導体用ステム |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP5210803A patent/JP2880048B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06291224A (ja) | 1994-10-18 |
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