JP2875098B2 - 貨幣補充回収システム - Google Patents

貨幣補充回収システム

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JP2875098B2
JP2875098B2 JP4103263A JP10326392A JP2875098B2 JP 2875098 B2 JP2875098 B2 JP 2875098B2 JP 4103263 A JP4103263 A JP 4103263A JP 10326392 A JP10326392 A JP 10326392A JP 2875098 B2 JP2875098 B2 JP 2875098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、銀行等の金融機関に
おける窓口、自動化コーナーなどで使用される一線機械
(テラー機、自動入出金機)と、これらの一線機械に対
して、金融機関の内部、元方側で使用される元方側機械
(整理機、出納機)との間、及び/または同一金融機関
において一定の地域内の統括する店舗(母店)と、統括
される店舗(支店)との間で貨幣の補充もしくは回収を
効率的に行う貨幣補充回収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカセットに関する技術と
して、特開平1−92892号公報、特開平1−103
791号公報が知られている。前者の特開平1−928
92号公報は、自動入金機、自動出金機などの一線機械
に脱着自在に取り付けられて、その内部に貨幣を収納す
るカセットに関するものであって、該カセット内に収納
された貨幣量は、該カセットに設けられた記憶手段に在
高データとして記憶され、さらに、この記憶手段に記憶
される在高データは、該カセットに対する貨幣の入金、
出金が行われる毎に書き換えられるようになっている。
そして、この在高データはカセットに設けられた表示部
に表示され、この表示部を作業者が見ることにより、該
カセット内にいくらの貨幣が収納されているかを直に認
識できるようなっている。
【0003】後者の特開平1−103791号公報は、
上記公報と同様に、自動入金機、自動出金機などの一線
機械に脱着自在に取り付けられて、その内部に貨幣を収
納するカセットに関するものであって、該カセット内に
収納された貨幣量は、該カセットに設けられた記憶手段
に在高データとして記憶されている。一方、このカセッ
ト内に収納された貨幣は、整理機、出納機などの元方側
機械に送られるようになっており、該元方側機械に貨幣
を送る際には該貨幣が計数され、この計数結果が精査デ
ータとして精査データとして元方側機械の精査データ一
時記憶手段に記憶されるようになっている。そして、こ
の精査データ一時記憶手段に記憶された精査データと、
前記記憶手段に記憶された在高データとは、元方側機械
の比較手段にて比較され、この比較手段での比較によ
り、貨幣が、カセットから元方側機械に確実に送られた
か否かを判定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に
は、銀行などの金融機関の1つの店舗内では、窓口また
は自動化コーナーなどで使用される複数の一線機械(テ
ラー機、自動入出金機)に対して、金融機関の内部、元
方側で使用される1台の元方側機械(整理機、出納機)
との間で、貨幣の補充・回収を行なっている。そして、
このような貨幣の補充・回収に際しては、前述した公報
のカセットが使用され、このカセット内の貨幣量を在高
データとして表すことにより、一線機械と元方側機械と
の間の貨幣運搬を確実に行なえるようにはなったが、依
然として以下のような問題が未解決であった。
【0005】すなわち、業務終了時に一線機械から元方
側機械に貨幣をすべて回収してから、業務開始時に、再
度、元方側機械から一線機械に貨幣を装填するため、作
業能率が悪く、さらに、複数の一線機械への貨幣の補充
・回収作業を、1つの一線機械と、1つの元方側機械と
の関係にのみ基づいて行っており、その結果、個々のカ
セットにより、個々の一線機械と1つの元方側機械との
間でそれぞれ貨幣の補充・回収がなされるだけで、貨幣
の効率的な運用がなされていないという問題があった。
【0006】また、一線機械と元方側機械との関係を、
同一金融機関の各店舗間として大きく捉えた場合には、
ある一定の地域内の統括する母店と、統括される複数の
支店とに分類でき、支店において貨幣の過不足が生じ無
いように、これらの店舗の間においても貨幣の補充・回
収が行なわれている。しかしながら、このような統括す
る母店と、統括される複数の支店という関係であったと
しても、支店と母店との間は、1つの支店と1つの母店
という1対1間で、貨幣の補充・回収を行なうような資
金運用しかしておらず、資金の効率的な運用が不十分で
あった。
【0007】この発明では、複数の一線機械(支店)と
1つの元方側機械(母店)との間での貨幣の補充・回収
を効率良く行なう貨幣補充回収システムを提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明では、銀行などの金融機関における窓口、
自動化コーナー等で使用される複数の一線機械と、金融
機関の内部の元方側で使用され、これら一線機械に対し
て補充させる貨幣、これら一線機械から回収された貨幣
が収納される元方側機械とを有し、これら一線機械と元
方側機械の間で、ボックス等の貨幣運搬手段を介して貨
幣の補充回収を行う貨幣補充回収システムであって、前
記一線機械のそれぞれには、各一線機械が必要としてい
る貨幣量、不要としている貨幣量を補充回収データとし
て算出する補充回収データ算出手段が設けられ、前記元
方側機械には、前記各一線機械の補充回収データ算出手
段によって算出された貨幣の補充回収データを記憶する
補充回収データ記憶手段と、該補充回収データ記憶手段
に記憶された補充回収データに基づき、貨幣運搬手段内
に当初に準備する貨幣の補充量を一時的に決定する当初
補充量判定手段と、前記補充回収データ記憶手段に記憶
された補充回収データ及び前記当初補充量判定手段によ
り一時的に決定された当初補充量の組み合わせに基づい
て、前記複数の一線機械に対する補充回収順位及び各
線機械に対する貨幣の補充回収を判定する補充回収順位
判定手段と、該補充回収順位判定手段により判定された
補充回収順位及び当初補充量を表示及び/または印字出
力する出力手段とを設けるようにしている。
【0009】
【0010】第2の発明では、第1の発明において、貨
幣の補充回収データを、一線機械毎に収納される基準と
なる貨幣量を示す残置基準データと、一線機械の現時点
の貨幣量を示す現収納量データとに基づいて算出するよ
うにしている。
【0011】第3の発明では、第1及び第2の発明にお
いて、貨幣の補充回収データを、金種別に算出させるよ
うにしている。
【0012】第4の発明では、銀行等の複数の金融機関
店舗群により構成され、これらの店舗群間の資金管理を
統括する母店と該母店により統括される複数の店舗よ
りなる支店群と、これら母店と支群の間で、ボックス
等の貨幣運搬手段を介して貨幣の補充回収を行う貨幣補
充回収システムであって、前記支群のそれぞれには、
各支店が必要としている貨幣量、不要としている貨幣量
を補充回収データとして算出する補充回収データ算出手
段が設けられ、前記母店には、前記各支店の補充回収デ
ータ算出手段によって算出された貨幣の補充回収データ
を記憶する補充回収データ記憶手段と、該補充回収デー
タ記憶手段に記憶された補充回収データに基づき、貨幣
運搬手段内に当初に準備する貨幣の補充量を一時的に決
定する当初補充量判定手段と、該補充回収データ記憶手
段に記憶された補充回収データ及び前記当初補充量判定
手段により一時的に決定された当初補充量の組み合わせ
に基づいて、前記支店群に対する補充回収順位及び各支
に対する貨幣の補充回収を判定する補充回収順位判定
手段と、該補充回収順位判定手段により判定された補充
回収順位及び当初補充量を表示及び/または印字出力す
る出力手段とを設けるようにしている。
【0013】
【0014】第5の発明では、第4の発明において、貨
幣の補充回収データを、支店毎に収納される基準となる
貨幣量を示す残置基準データと、支店の現時点の貨幣量
を示す現収納量データとに基づいて算出させるようにし
ている。
【0015】第6の発明では、第4及び第5の発明にお
いて、貨幣の補充回収データを、金種別に算出させるよ
うにしている。
【0016】
【作用】第1の発明によれば、各一線機械の補充回収デ
ータ算出手段によって算出された貨幣の補充回収データ
を、元方側機械内の補充回収データ記憶手段に記憶させ
るようにし、この元方側機械内の補充回収順位判定手段
において、当初補充量判定手段により一時的に決定され
た当初補充量と補充回収データの組み合わせに基づき、
複数の一線機械に対する補充回収順位及び各一線機械に
対する貨幣の補充回収を判定し、更にこの判定結果を補
充回収順位及び当初補充量として出力手段にて表示及び
/または印字出力するようにした。そして、作業員はこ
の出力手段を参照することにより、補充回収順位判定手
段にて判定された補充回収順位及び当初補充量に基づ
き、最適な順序で一線機械に対する貨幣の補充回収を行
わせることが可能となる。
【0017】
【0018】また第1の発明によれば、補充回収データ
記憶手段に記憶された補充回収データに基づき、貨幣運
搬手段内に当初に準備する貨幣の補充量を一時的に決定
する当初補充量判定手段を備えているので、当初に準備
する貨幣の補充量を最も少なくすることができ、これに
より上述した貨幣の補充・回収作業を一層効率よく行う
ことができる。
【0019】第2の発明によれば、補充回収データを、
一線機械毎に収納される基準となる貨幣量を示す残置基
準データと、一線機械の現時点の貨幣量を示す現収納量
データとに基づいて算出するようにしたから、各一線機
械が必要としている貨幣量、不要としている貨幣量を正
確に算出できる。
【0020】第3の発明によれば、貨幣の補充回収デー
タを金種別に算出するようにしたので、例えば、貨幣運
搬手段内にはじめに補充する貨幣について、金種を特定
して収納することができ、更にその後の補充回収作業も
金種毎に行うことができ、これにより貨幣の補充・回収
作業を一層効率よく行うことができる。
【0021】第4の発明によれば、各支店の補充回収デ
ータ算出手段によって算出された貨幣の補充回収データ
を、母店内の補充回収データ記憶手段に記憶させるよう
にし、この母店内の補充回収順位判定手段において、
初補充量判定手段により一時的に決定された当初補充量
補充回収データの組み合わせに基づき、支店群に対す
補充回収順位及び各支店に対する貨幣の補充回収を判
定し、更にこの判定結果を補充回収順位及び当初補充量
として出力手段にて表示及びまたは印字出力するように
した。そして、作業員はこの出力手段を参照することに
より、補充回収順位判定手段にて判定された補充回収順
及び当初補充量に基づき、最適な順序で支店に対する
貨幣の補充回収を行わせることが可能となる。すなわ
ち、この発明では、各支店内の貨幣の過不足量を示す補
充回収データと一時的に決定された当初補充量の組み合
わせに基づき、支店群に対する貨幣の補充回収順位を、
母店において決定するようにした。これによって、支店
群と1つの母店との間で貨幣の効率よい補充・回収を行
うことができる。
【0022】また第4の発明によれば、補充回収データ
記憶手段に記憶された補充回収データに基づき、貨幣運
搬手段内に当初に準備する貨幣の補充量を一時的に決定
する当初補充量判定手段を備えているので、当初に準備
する貨幣の補充量を最も少なくすることができ、これに
より上述した貨幣の補充・回収作業を一層効率よく行う
ことができる。
【0023】第5の発明によれば、補充回収データを、
支店毎に収納される基準となる貨幣量を示す残置基準デ
ータと、支店の現時点の貨幣量を示す現収納量データと
に基づいて算出するようにしたから、各支店が必要とし
ている貨幣量、不要としている貨幣量を正確に算出でき
る。
【0024】第6の発明によれば、貨幣の補充回収デー
タを金種別に算出するようにしたので、例えば、貨幣運
搬手段内にはじめに補充する貨幣について、金種を特定
して収納することができ、更にその後の補充回収作業も
金種毎に行うことができ、これにより貨幣の補充・回収
作業を一層効率よく行うことができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。図1は、テラー機、自動入出金機等の一
線機械A〜Eと、金融機関の内部、元方側で使用される
整理機、出納機等の元方側機械10との関係を示すブロ
ック図であって、1つの元方側機械10に対して5つの
一線機械A〜Eが通信線あるいは無線を利用した通信手
段1〜5により接続され、これらの間でデータの授受が
行われるようになっている。
【0026】また、この図1では、銀行内で使用される
一線機械A〜Eと元方側機械10との関係とともに、同
一金融機関において一定の地域内の統括する母店10
と、統括される支店A〜Eという関係も含めている。す
なわち、図1は、銀行間の支店A〜Eと母店10との関
係をも示すブロック図であって、1つの母店10に対し
て5つの支店A〜Eが通信線あるいは無線を利用した通
信手段1〜5により接続され、これら支店A〜Eと母店
10との間でデータの授受が行われるようになってい
る。なお、以下の説明では、符号A〜Eを「一線機械
(支店)」と表現し、符号10を「元方側機械(母
店)」と表現する。
【0027】次に、図2を参照して、一線機械(支店)
A〜Eと、元方側機械(母店)10との機能ブロックを
説明する。この図2において符号6で示すものは、一線
機械(支店)Aに収納される基準となる貨幣量を、残置
基準データ(a)として金種別に記憶する残置基準デー
タ記憶手段であって、業務開始時においては、残置基準
データ(a)に等しい貨幣量の貨幣を、一線機械(支
店)Aに収納(準備)するようにしている。すなわち、
前日の終業時に、この残置基準データ(a)に等しい金
種別の収納枚数が、各一線機械(支店)Aに収納状態で
残される(これを残置という)ことにより、翌日の一線
機械(支店)Aの取り扱いを直ちに開始し得るようにし
ているものであり、本実施例に係る貨幣補充回収システ
ムは、前日の終業後、当日の業務開始前に機能すること
を前提としている。
【0028】符号7で示すものは、一線機械(支店)A
に現時点で収納されている貨幣量を、現収納量データ
(b)として金種別に記憶する現収納量データ記憶手段
であって、各一線機械(支店)Aに対して、入金、出
金、補充、回収等の取引がある毎に、該現収納量データ
(b)は書き換えられるようになっている。符号8で示
すものは補充回収データ算出手段であって、この補充回
収データ算出手段8では、残置基準データ記憶手段6に
記憶されている残置基準データ(a)と、現収納量デー
タ記憶手段7に記憶されている現収納量データ(b)と
の差を金種別に取り、これらの差に基づき、一線機械
(支店)Aが必要としている貨幣量、不要としている貨
幣量を、補充回収データ(c)として算出するものであ
る。
【0029】以上説明した残置基準データ記憶手段6、
現収納量データ記憶手段7、補充回収データ算出手段8
は、一線機械(支店)Aの他、一線機械(支店)B〜E
にそれぞれ設けられるものであって、これら一線機械
(支店)A〜E内の補充回収データ算出手段8は、通信
手段1〜5をそれぞれ介して元方側機械(母店)10に
接続されている。一方、元方側機械(母店)10には、
各一線機械(支店)A〜Eからの通信手段1〜5が全て
接続された機器(支店)別補充回収データ記憶手段11
と、当初補充量判定手段12と、補充回収順位判定手段
13と、出力手段14とが設けられている。
【0030】機器(支店)別補充回収データ記憶手段1
1は、各一線機械(支店)A〜Eから通信手段1〜5を
介して供給された補充回収データ(c)が、一線機械
(支店)A〜E別に記憶されるものである。当初補充量
判定手段12は、機器(支店)別補充回収データ記憶手
段11に記憶された補充回収データ(c)及び後述する
補充貨幣順位判定手段13から出力される補充回収順位
データ(e)とに基づき、補充回収に際して当初に準備
する貨幣の補充量を判定するものであり(図3〜図4を
参照して後述する)、その判定結果は、当初補充量デー
タ(d)として出力手段14に出力されるようになって
いる。また、補充回収順位判定手段13は、機器(支
店)別補充回収データ記憶手段11に記憶された補充回
収データ(c)及び前記当初補充量判定手段13から出
力される当初補充量データ(d)とに基づき、一線機械
(支店)A〜Eにおける貨幣の補充回収順位を判定する
ものであり(図3〜図4を参照して後述する)、その判
定結果は、補充回収順位データ(e)として出力手段1
4に出力されるようになっている。
【0031】なお、後述する説明から明らかになるが、
当初補充量判定手段12と補充回収順位判定手段13と
は、互いに一方から出力される補充回収順位データ
(e)と当初補充量データ(d)とに基づいて、最終的
な当初補充量データ(d)と補充回収順位データ(e)
とを協同して判定するものであるが、その原則となるも
のは、当初補充量データ(d)が最小(ゼロを含む)と
なるような補充回収順位データ(e)を判定することで
ある。出力手段14は、当初補充量判定手段12から最
終的に出力される当初補充量データ(d)と、補充回収
順位判定手段13から最終的に出力される補充回収順位
データ(e)とを表示する表示手段、及び/またはこれ
らを印字する印字手段により構成される。
【0032】次に、当初補充量判定手段12及び補充回
収順位判定手段13の制御内容を図3及び図4をそれぞ
れ参照して説明する。 (1)当初補充量判定手段12の制御内容について 図3の表1は、各一線機械(支店)A〜Eに対する貨幣
の補充量及び回収量を示す補充回収データ(c)であっ
て、金種1(例えば千券)、金種2(例えば5千券)、
金種3(例えば万券)といった金種別に枚数で示されて
いる。なお、この表において、プラスは回収を必要とす
る貨幣量、すなわち貨幣の回収量を示し、また、マイナ
スは補充を必要とする貨幣量、すなわち貨幣の補充量を
示している。
【0033】そして、当初補充量判定手段12では、補
充を必要とする貨幣の補充量を互いに比較し、これらの
補充量の中で最も小さい(絶対値が最も小さい)ものを
当初補充量データ(d)と一時的に決定する。なお、本
実施例では、一線機械(支店)Aの金種2、一線機械
(支店)Cの金種2が補充量の中で絶対値の最も小さい
値(共に10枚)であり、これにより、当初補充量判定
手段12では、当初補充量データ(d)を、「金種2、
補充量10枚」と一時的に決定する。また、表1の本実
施例では、後述する説明から明らかになるように、上記
のように一時的に決定された当初補充量データ(d)
が、最終的に判定される当初補充量データ(d)とたま
たま等しくなるものである。そして、最終的に判定され
た当初補充量データ(d)は出力手段14に出力され、
この出力手段14では、この当初補充量データ(d)に
基づき、後述する貨幣運搬手段100内に、最初に入れ
ておくべき金種(金種2)及びその収納量(10枚)を
表示させ、これを作業員に参照させて作業を行わせるよ
うにしている。
【0034】(2)補充回収順位判定手段13の制御内
容について 補充回収順位判定手段13は、一線機械(支店)A〜E
に対する貨幣の補充回収順位(1位〜5位)を決定する
ものであって、特に、1位については、貨幣の補充量の
最も小さい一線機械(支店)A〜Eを選択する。なお、
本実施例では、貨幣の補充量の最も小さい一線機械(支
店)は、符号(イ)で示すように、AとCであるので、
これらAとCとの中から1位の一線機械(支店)を選択
する。
【0035】なお、一線機械(支店)A〜Eに対する貨
幣の補充回収は上記公報に記載したようなカセット等の
貨幣運搬手段100内を作業員が持ち回ることにより行
ない、更に貨幣運搬手段100の出発点及び終着点は共
に元方側機械(母店)10とする。すなわち、まず始め
に貨幣運搬手段100内に、元方側機械(母店)10か
ら出金した当初補充量分の貨幣を収納(本例では後述す
るように最終的に金種2を10枚収納)した後、該貨幣
運搬手段100を用いて、補充回収順位判定手段13で
決定した補充回収順位に従って、一線機械(支店)A〜
Eにおいて貨幣の補充回収作業を順番に行うようにし、
この後、各一線機械(支店)A〜Eにて回収した貨幣
(すなわち、補充回収後の残りの貨幣)を、最初の元方
側機械(母店)10に戻すようにしている。
【0036】以下、図4の表2〜表5、図5の表6〜表
10を参照して、補充回収順位判定手段13の制御内容
である、一線機械(支店)A〜Eに対する貨幣の補充回
収順位(1位〜5位)を決定するための手順(一)及び
(二)について説明する。なお、以下の説明は、補充回
収順位判定手段13が行うシミュレーションであり、実
際の貨幣補充回収作業を想定したものである。(一)
一線機械(支店)Aを補充回収順位の1位とし、一線機
械(支店)B〜Eの中から補充回収順位が2位の一線機
械(支店)B〜Eを決定する場合の例。
【0037】 一線機械(支店)Aの補充回収順位を
1位とし、かつ一線機械(支店)Bの補充回収順位を2
位とした場合(表2参照)。 この例では、まず始めに、当初補充量判定手段12で一
時的に決定した当初補充量データ(d)に基づき、元方
側機械(母店)10から「金種2を10枚」出金して、
該貨幣を貨幣運搬手段100内に収納し、更にこの貨幣
運搬手段100を、1位である一線機械(支店)Aに装
填し直して貨幣の補充回収作業を行う。そして、この一
線機械(支店)Aでは、該一線機械(支店)Aに対応し
た補充回収データ(c)は、「A」の欄に示すように、
「金種1の50枚回収、金種2の10枚補充、金種3の
70枚回収」を指示する内容であるので、この補充回収
データ(c)に従って貨幣の補充回収作業を行わせる。
そして、このような一線機械(支店)Aでの貨幣の補充
回収作業を終了した場合には、貨幣運搬手段100内の
貨幣量は「金種1が50枚、金種2が0枚、金種3が7
0枚」となる。
【0038】そして、この後、該貨幣運搬手段100
を、一線機械(支店)Aから一線機械(支店)Bに装填
し直して貨幣の補充回収作業を行う。そして、この一線
機械(支店)Bでは、該一線機械(支店)Bに対応した
補充回収データ(c)は、「金種1の90枚補充、金種
2の20枚回収、金種3の100枚補充」を指示する内
容であるので、この補充回収データ(c)に従って貨幣
の補充回収作業を行わせる。そして、このような一線機
械(支店)Bでの貨幣の補充回収作業を終了した場合に
は、貨幣運搬手段100内の貨幣量は「A+B」欄に示
されるように、「金種1がマイナス40枚、金種2が2
0枚、金種3がマイナス30枚」となって、貨幣の不足
する金種(金種1及び金種3)が発生してしまう。よっ
て、一線機械(支店)Aを1位とし、一線機械(支店)
Bを2位とした補充回収順位は不適当であると判定す
る。
【0039】 一線機械(支店)Aの補充回収順位を
1位とし、かつ一線機械(支店)Cの補充回収順位を2
位とした場合(表3参照)。 と同様に、一線機械(支店)Aにて補充回収作業を行
なった後、一線機械(支店)Cにて貨幣の補充回収作業
を行った場合に、一線機械(支店)Cでの貨幣の補充回
収作業を終了した時点で、貨幣運搬手段100内の貨幣
量は「A+C」の欄に示すように「金種1が160枚、
金種2がマイナス10枚、金種3が120枚」となっ
て、貨幣の不足する金種(金種2)が発生してしまう。
よって、一線機械(支店)Aを1位とし、一線機械(支
店)Cを2位とした補充回収順位は不適当であると判定
する。
【0040】 一線機械(支店)Aの補充回収順位を
1位とし、かつ一線機械(支店)Dの補充回収順位を2
位とした場合(表4参照)。 と同様に、一線機械(支店)Aにて補充回収作業を行
なった後、一線機械(支店)Dにて貨幣の補充回収作業
を行った場合に、一線機械(支店)Dでの貨幣の補充回
収作業を終了した時点で、貨幣運搬手段100内の貨幣
量は「A+D」欄に示すように「金種1が200枚、金
種2がマイナス20枚、金種3が20枚」となって、貨
幣の不足する金種(金種2)が発生してしまう。よっ
て、一線機械(支店)Aを1位とし、一線機械(支店)
Dを2位とした補充回収順位は不適当であると判定す
る。
【0041】 一線機械(支店)Aの補充回収順位を
1位とし、かつ一線機械(支店)Eの補充回収順位を2
位とした場合(表5参照)。 と同様に、一線機械(支店)Aにて補充回収作業を行
なった後、一線機械(支店)Eにて貨幣の補充回収作業
を行った場合に、一線機械(支店)Eでの貨幣の補充回
収作業を終了した時点で、貨幣運搬手段100内の貨幣
量は「A+E」欄に示すように「金種1がマイナス30
枚、金種2が50枚、金種3が150枚」となって、貨
幣の不足する金種(金種1)が発生してしまう。よっ
て、一線機械(支店)Aを1位とし、一線機械(支店)
Eを2位とした補充回収順位は不適当であると判定す
る。
【0042】すなわち、この補充回収順位判定手段13
では、上記〜(表2〜表5を参照)で示したよう
に、当初補充量として、最初に貨幣運搬手段100内に
金種2を10枚装填した状態で、1位を一線機械(支
店)Aとし、2位を一線機械(支店)B〜Eのいずれか
とした補充回収順位は不適当であると判定する。この結
果、先に一時的に決定した当初補充量データ(d)が不
適当であったとして、この当初補充量をデータ(d)を
増加させてシュミレーションをやり直すことが考えられ
るが、本実施例の補充回収データ(c)では、先に一時
的に決定した当初補充量データ(d)でシュミレーショ
ンをやり残したケース、すなわち、一線機械(支店)C
の補充回収順位を1位とした場合が考えられるので、次
にそのシュミレーションが実行される。
【0043】(二) 一線機械(支店)Cの補充回収順
位を1位とし、一線機械(支店)A・B・D・E中から
補充回収順位の2位〜5位を決定する場合の例。 一線機械(支店)Cを補充回収順位の1位とし、か
つ一線機械(支店)Aを補充回収順位の2位とした場合
(表6参照)。 一線機械(支店)Aでの貨幣の補充回収作業を終了した
時点で、貨幣運搬手段100内の貨幣量は「C+A」欄
に示されるように、「金種1が160枚、金種2がマイ
ナス10枚、金種3が120枚」となって、貨幣の不足
する金種(金種2)が発生してしまう。よって、一線機
械(支店)Cを1位とし、一線機械(支店)Aを2位と
した補充回収順位は不適当であると判定する。
【0044】 一線機械(支店)Cの補充回収順位を
1位とし、かつ一線機械(支店)Bの補充回収順位を2
位とした場合(表7参照)。 一線機械(支店)Bでの貨幣の補充回収作業を終了した
時点で、貨幣運搬手段100内の貨幣量は「C+B」欄
に示されるように「金種1が20枚、金種2が20枚、
金種3がマイナス50枚」となって、貨幣の不足する金
種(金種3)が発生してしまう。よって、一線機械(支
店)Cを1位とし、一線機械(支店)Bを2位とした補
充回収順位は不適当であると判定する。
【0045】 一線機械(支店)Cの補充回収順位を
1位とし、かつ一線機械(支店)Dの補充回収順位を2
位とした場合(表8参照)。 一線機械(支店)Dでの貨幣の補充回収作業を終了した
時点で、貨幣運搬手段100内の貨幣量は「C+D」欄
に示されるように、「金種1が260枚、金種2がマイ
ナス20枚、金種3が0枚」となって、貨幣の不足する
金種(金種2)が発生してしまう。よって、一線機械
(支店)Cを1位とし、一線機械(支店)Dを2位とし
た補充回収順位は不適当であると判定する。
【0046】 一線機械(支店)Cの補充回収順位を
1位とし、かつ一線機械(支店)Eの補充回収順位を2
位とした場合(表9参照)。 一線機械(支店)Eでの貨幣の補充回収作業を終了した
時点で、貨幣運搬手段100内の貨幣量は、「C+E」
欄に示すように「金種1が30枚、金種2が50枚、金
種3が130枚」となって、上記〜で示したような
貨幣の不足する金種が発生せず、よって一線機械(支
店)Cを1位とし、一線機械(支店)Eを2位とした補
充回収順位は適当であると判定する。
【0047】この後、一線機械(支店)Aを補充回収順
位の3位とした場合を試行する。一線機械(支店)Cを
1位とし、一線機械(支店)Eを2位とし、一線機械
(支店)Aを3位として貨幣の補充回収作業を順次行
い、3位の一線機械(支店)Aでの補充回収作業が終了
した時点では、貨幣運搬手段100内の貨幣量は、「C
+E+A」欄に示すように「金種1が80枚、金種2が
40枚、金種3が200枚」となって、貨幣の不足する
金種が発生せず、よって一線機械(支店)Cを1位と
し、一線機械(支店)Eを2位とし、一線機械(支店)
Aを3位とした補充回収順位は適当であると判定する。
【0048】この後、一線機械(支店)Bを補充回収順
位の4位をとした場合を試行する。一線機械(支店)C
を1位とし、一線機械(支店)Eを2位とし、一線機械
(支店)Aを3位とし、一線機械(支店)Bを4位とし
て貨幣の補充回収作業を順次行い、4位の一線機械(支
店)Bでの補充回収作業が終了した時点では、貨幣運搬
手段100内の貨幣量は、「C+E+A+B」欄に示す
ように「金種1がマイナス10枚、金種2が60枚、金
種3が100枚」となって、貨幣の不足する金種(金種
1)が発生し、よってこのような補充回収順位は不適当
であると判定する。
【0049】 一線機械(支店)Cを1位とし、一線
機械(支店)Eを2位とし、一線機械(支店)Aを3位
とし、一線機械(支店)Dを4位とした場合(表10参
照)。 上記で説明したように、一線機械(支店)Cを1位と
し、一線機械(支店)Eを2位とし、一線機械(支店)
Aを3位とした補充回収順位は適当であることから、次
に4位を一線機械(支店)Dとして試行する。そして、
このような順序で補充回収作業を行った場合には、貨幣
運搬手段100内の貨幣量は最終的には「C+E+A+
D」欄に示すように「金種1が230枚、金種2が20
枚、金種3が150枚」となって、貨幣の不足する金種
が発生せず、よってこのような、一線機械(支店)Dを
4位とした補充回収順位は適当であると判定する。
【0050】この後、一線機械(支店)Bを補充回収順
位の5位として試行する。そして、一線機械(支店)B
を5位とした試行を行った場合には、貨幣運搬手段10
0内の貨幣量は最終的には、「C+E+A+D+B」欄
に示すように「金種1が140枚、金種2が40枚、金
種3が50枚」となって、貨幣の不足する金種が発生せ
ず、よってこのような一線機械(支店)Bを5位とした
補充回収順位は適当であると判定する。すなわち、この
補充回収順位判定手段13では、一線機械(支店)にお
ける貨幣の補充回収作業の順位が「C→E→A→D→
B」であり、且つ先に一時的に決定した当初補充量デー
タ(d)が「金種2、当初補充量10枚」としたことが
最適と最終的に判定することができ、この最終的な判定
結果を、当初補充量判定手段12からの当初補充量デー
タ(d)として、補充回収順位判定手段13からの補充
回収順位データ(e)としてそれぞれ出力手段14に出
力させるものである。
【0051】なお、上記補充回収順位判定手段13で
は、一線機械(支店)A〜Eにおける貨幣の補充回収順
位を、始めに一時的に決定した当初補充量データ(d)
「金種2、当初補充量10枚」に基づいて、「C→E→
A→D→B」と決定することができたが、このような補
充回収作業の途中で不足する貨幣が出ないような補充回
収順位が判定できない場合には、始めに一時的に決定し
た当初補充量データ(d)が不適当であるとして、新た
な当初補充量データ(d)を設定して、上記のようなシ
ュミレーションを再度行うものである。その場合の原則
となるものは、前記したように、当初補充量データ
(d)が最小(ゼロを含む)となるような補充回収順位
データ(e)を判定することである。すなわち、例え
ば、図3の表2乃至表5までの判定で、新たな当初補充
量データ(d)を決定しなければならないとした場合に
は、表2ではさらに「金種1、40枚」「金種3、30
枚」の計70枚、表3ではさらに「金種2、10枚」、
表4ではさらに「金種2、20枚」、表5ではさらに
「金種1、30枚」が必要となり、これらの比較から、
表3の「金種2、10枚」が選択され、これに基づいて
新たな当初補充量データ(d)として「金種2、20
枚」が再度一時的に決定されて、シュミレーションが繰
り返されるものである。これに対し、始めに一時的に決
定した当初補充量データ(d)に基づいて2つ以上の補
充回収順位を判定できるケースも有り得るもので、その
ような場合には、1つの補充回収順位が判定されれば、
それ以後のシュミレーションを中止して、直ちに作業に
入ることが好ましい。
【0052】以上詳細に説明したように本実施例の貨幣
補充回収システムによれば、元方側機械(母店)10内
の補充回収順位判定手段13において、補充回収データ
(c)に基づき、一線機械(支店)A〜Eに対する貨幣
の補充回収を行なう順位を判定し、更にこの判定結果を
補充回収順位として出力手段14にて表示、印字出力す
るようにした。そして、作業員はこの出力手段14の出
力を参照することにより、補充回収順位判定手段13に
て判定された補充回収順位に基づき、最適な順序で一線
機械(支店)A〜Eに対する貨幣の補充回収を行わせる
ことが可能となる。すなわち、この貨幣補充回収システ
ムによれば、一線機械(支店)A〜E内の貨幣の過不足
量を示す補充回収データ(c)の組み合わせに基づき、
補充回収作業の途中において、貨幣運搬手段内の貨幣が
不足しないような順位で、元方側機械(母店)10から
一線機械(支店)A〜Eへの貨幣の補充回収順位を決定
することができ、これら一線機械(支店)A〜Eと1つ
の元方側機械(母店)10との間での貨幣の効率よい補
充・回収を行なうことができる効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように第1〜第
の発明では、一線機械内の貨幣の過不足量を示す補充
回収データと一時的に決定された当初補充量の組み合わ
せに基づき、複数の一線機械に対する貨幣の補充回収順
及び各一線機械に対する貨幣の補充回収を、元方側機
械において決定するようにしたので、例えば一線機械で
の補充回収に際して、補充回収作業の途中において、貨
幣運搬手段内の貨幣が不足しないような補充回収順位の
決定も可能であり、これによって、複数の一線機械と1
つの元方側機械との間で貨幣の効率よい補充・回収を行
うことができる。
【0054】第4〜第6の発明によれば、各支店内の貨
幣の過不足量を示す補充回収データと一時的に決定され
た当初補充量の組み合わせに基づき、支店群に対する貨
幣の補充回収順位及び各支店に対する貨幣の補充回収
を、母店において決定するようにしたので、例えば支店
群での貨幣の補充回収に際して、補充回収作業の途中に
おいて、貨幣運搬手段内の貨幣が不足しないような補充
回収順位の決定も可能であり、これによって、支店群と
1つの母店との間で貨幣の効率よい補充・回収を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる貨幣補充回収システムのブロッ
ク図。
【図2】図1を詳細に説明した機能ブロック図。
【図3】一線機械(支店)A〜Eに対する貨幣の補充回
収順位を決定するための表1〜表5である。
【図4】一線機械(支店)A〜Eに対する貨幣の補充回
収順位を決定するための表6〜表10である。
【符号の説明】
A〜E 一線機械(支店) 1〜5 通信手段 6 残置基準データ記憶手段 7 現収納量データ記憶手段 8 補充回収データ算出手段 10 元方側機械 11 機器(支店)補充回収データ記憶手段(補充回収
データ記憶手段) 12 当初補充量判定手段 13 補充回収順位判定手段 14 出力手段 100 貨幣運搬手段 (a) 残置基準データ (b) 現収納量データ (c) 補充回収データ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀行などの金融機関における窓口、自動
    化コーナー等で使用される複数の一線機械と、 金融機関の内部の元方側で使用され、これら一線機械に
    対して補充させる貨幣、これら一線機械から回収された
    貨幣が収納される元方側機械とを有し、 これら一線機械と元方側機械の間で、ボックス等の貨幣
    運搬手段を介して貨幣の補充回収を行う貨幣補充回収シ
    ステムであって、 前記一線機械のそれぞれには、各一線機械が必要として
    いる貨幣量、不要としている貨幣量を補充回収データと
    して算出する補充回収データ算出手段が設けられ、 前記元方側機械には、 前記各一線機械の補充回収データ算出手段によって算出
    された貨幣の補充回収データを記憶する補充回収データ
    記憶手段と、該補充回収データ記憶手段に記憶された補充回収データ
    に基づき、貨幣運搬手段内に当初に準備する貨幣の補充
    量を一時的に決定する当初補充量判定手段と、 前記補充回収データ記憶手段に記憶された補充回収デー
    及び前記当初補充量判定手段により一時的に決定され
    た当初補充量の組み合わせに基づいて、前記複数の一線
    機械に対する補充回収順位及び各一線機械に対する貨幣
    の補充回収を判定する補充回収順位判定手段と、 該補充回収順位判定手段により判定された補充回収順位
    及び当初補充量を表示及び/または印字出力する出力手
    段とが設けられていることを特徴とする貨幣補充回収シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 貨幣の補充回収データは、一線機械毎に
    収納される基準となる貨幣量を示す残置基準データと、
    一線機械の現時点の貨幣量を示す現収納量データとに基
    づいて算出されることを特徴とする請求項記載の貨幣
    補充回収システム。
  3. 【請求項3】 貨幣の補充回収データは、金種別に算出
    されることを特徴とする請求項1または2記載の貨幣補
    充回収システム。
  4. 【請求項4】 銀行等の複数の金融機関店舗群により構
    成され、これらの店舗群間の資金管理を統括する母店
    該母店により統括される複数の店舗よりなる支店群と、 これら母店と支群の間で、ボックス等の貨幣運搬手段
    を介して貨幣の補充回収を行う貨幣補充回収システムで
    あって、 前記支群のそれぞれには、各支店が必要としている貨
    量、不要としている貨幣量を補充回収データとして算
    出する補充回収データ算出手段が設けられ、 前記母店には、 前記各支店の補充回収データ算出手段によって算出され
    た貨幣の補充回収データを記憶する補充回収データ記憶
    手段と、該補充回収データ記憶手段に記憶された補充回収データ
    に基づき、貨幣運搬手段内に当初に準備する貨幣の補充
    量を一時的に決定する当初補充量判定手段と、 該補充回
    収データ記憶手段に記憶された補充回収データ及び前記
    当初補充量判定手段により一時的に決定された当初補充
    の組み合わせに基づいて、前記支に対する補充回
    収順位及び各支店に対する貨幣の補充回収を判定する補
    充回収順位判定手段と、 該補充回収順位判定手段により判定された補充回収順位
    及び当初補充量を表示及び/または印字出力する出力手
    段とが設けられていることを特徴とする貨幣補充回収シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 貨幣の補充回収データは、支店毎に収納
    される基準となる貨幣量を示す残置基準データと、支店
    の現時点の貨幣量を示す現収納量データとに基づいて算
    出されることを特徴とする請求項記載の貨幣補充回収
    システム。
  6. 【請求項6】 貨幣の補充回収データは、金種別に算出
    されることを特徴とする請求項4または5記載の貨幣補
    充回収システム。
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