JPH039072Y2 - - Google Patents

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JPH039072Y2
JPH039072Y2 JP1981187299U JP18729981U JPH039072Y2 JP H039072 Y2 JPH039072 Y2 JP H039072Y2 JP 1981187299 U JP1981187299 U JP 1981187299U JP 18729981 U JP18729981 U JP 18729981U JP H039072 Y2 JPH039072 Y2 JP H039072Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、現金自動支払機、自動預金機、自
動預金支払機などを含む銀行取引処理装置、その
他の取引処理装置であつて、遠隔監視制御装置を
備えた取引処理装置に関する。
取引処理装置の遠隔監視システムは、取付端末
機と、この端末機とは別の場所に設置されかつ端
末機と伝送回線で結ばれた遠隔監視制御装置(以
下RMCという)とから構成され、端末機の各種
の情報がRMCに伝送され、その表示装置に表示
される。また必要に応じてRMCから端末機に所
要の指令が送られる。
取引端末機からRMCに伝送される情報の1つ
に、端末機内の出金紙幣および入金紙幣に関する
情報がある。出金紙幣とは支払の取引において顧
客に支払うべき紙幣であつて、端末機内の出金紙
幣収納箱内に金種別にあらかじめ収納されてい
る。入金紙幣とは、預金の取引において顧客によ
つて預金された紙幣であつて、端末機内に設けら
れた入金紙幣収納箱内に金種別にまたは金種に関
係なく一括して収納される。これらの出金紙幣収
納箱には、収納箱内の紙幣が残少になつたことを
検出する切れ検出器および残少に近づいたこと
(予報)を検出する検出器が設けられている。同
じように、入金紙幣収納箱にも、紙幣が収納箱に
満杯になつたことを検出するあふれ検出器および
必要ならばその予報検出器が設けられている。そ
して、このような収納箱の切れまたは満杯状態の
予報が第1次警報として、切れまたは満杯になつ
たことが第2次警報としてRMCに通報されかつ
表示され、RMCがわでは第2次警報によつてそ
の端末機の取扱いを中止していた。
取引端末機が取扱い中止になることは極力避け
なければならない。そこで従来は、第1次警報が
出たとき、または第1次警報が出される前に、早
目早目に出金収納箱内に紙幣を補充したり、入金
収納箱から紙幣を回収したりしていたので、その
ために逐一係員が端末機まで出向かなければなら
ず、係員の負担が重かつた。また、出金収納箱内
に紙幣を早目に補充してしまうと、その分だけ準
備金が余分に必要となり、取引端末機が多数台あ
る場合には多額の運用資金が必要となる。
この考案は、端末機の保有する現金の数量を遠
隔監視制御装置において常に把握することがで
き、したがつて端末機への現金の補充および端末
機からの現金の回収をタイミングよく行なうこと
のできる取引処理装置を提供することを目的とす
る。
以下、図面にもとづいてこの考案の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は、取引端末機とRMCとの接続の様子
を示すものである。銀行等には、顧客の入出金等
を行なう現金自動支払機(以下CDという)、自動
預金支払機(以下ATMという)、自動預金機
(以下ADという)、現金自動両替機などの取引端
末機2が設置されている。RMC1は、これらの
端末機2から離れた場所に設置され、複数のこれ
らの端末機2の動作状態や異常状態を集中して表
示するとともに、電源のオン,オフや、取扱状態
の制御を集中して行なうものである。複数台の
ATM等(以下端末機をATMで代表する)2が
伝送回線によりRMC1に接続されている。これ
らの間の伝送方式は、4線式調歩同期またはモデ
ム・インターフエース方式が用いられる。
第2図はRMC1の内部構成を示している。
RMC1は、後に詳述するATMの監視制御を行
なう中央処理装置(以下CPUという)11、
CPU11の実行プログラムおよび各種データを
記憶するメモリ12、ATM2の接続用の伝送制
御回路13、電源14、ATM2の動作状態や異
常状態を表示する表示装置15、およびATM2
に指令を与える操作部16から構成されている。
第3図は、端末機の内部構成をATMを例にと
つて示している。ATMは、入出金取引処理およ
びRMCとの間のデータ伝送制御を行なうCPU2
1、CPU21のプログラムおよび必要なデータ
を記憶するメモリ22、伝送制御回路23,2
5、分配装置24、電源26、通帳ストライプの
読取りおよび通張への取引データの印字を行なう
通帳装置31、接客パネル32、カード・リーダ
および伝票印字装置を含む伝票装置33、紙幣放
出機34、ビルチエツカを含む入金機35、なら
びに係員操作用のモニタ・パネル36から構成さ
れている。各入出力機器31〜36にはこれらを
制御するスレーブCPU(SCPU)がそれぞれ設け
られており、CPU21をマスタCPU(MCPU)
として、マスタ・スレーブ・システムを構成して
いる。伝送制御回路23および分配装置24は、
このマスタ・スレーブ・システムの伝送制御を行
なう。伝送制御回路25は、RMC1との間のデ
ータ伝送を制御する。この実施例においては、
ATM2には、出金紙幣収納箱は万円用および千
円用の2つがあり、入金紙幣収納箱は全金種を一
括して収納する収納箱が1つ設けられているもの
とする。
第4図は、RMC1の表示装置15および操作
部16のパネル40を示している。このパネル4
0には、ATM2の状態を監視するための表示灯
群41,42,43、ATM2に各種の指令を入
力するためのスイツチ群44、電源スイツチ4
5、係員要処理を報知するブザー46、ATM2
内の各種紙幣収納箱内の紙幣の枚数などを表示す
る表示器48、および表示器48への表示情報の
項目を指定するためのスイツチ群47が設けられ
ている。表示器48としては、たとえばプラズ
マ・キヤラクタ・デイスプレイが用いられる。こ
のようなパネル40は、複数台のATM2に対応
して複数設けられている。
第5図は、ATM2のモニタ・パネル36を示
している。モニタ・パネル36には、ATM2の
動作状態を表示する表示灯群41,43と同じよ
うな表示灯群51,52、異常状態を表示する表
示灯群53、ATM2の各種の指令を入力するた
めのスイツチ群54、日付設定器57、および処
理進行ステツプCTRの値を表示する表示器など
が設けられている。日付設定器57は、年,月お
よび日の各2桁ずつの表示器58と、年,月およ
び日をそれぞれ設定するための3個の設定スイツ
チ59から構成されている。スイツチ59を上側
に倒すと年,月,日の第2桁目が1だけ歩進さ
れ、下側に倒すと第1桁目が1歩進される。日付
設定器57は、ATM2内の各紙幣収納箱の紙幣
枚数を設定するために兼用される。スイツチ群5
4のうちのスイツチ55は、設定器57の機能変
更スイツチであつて、このスイツチ55が下側に
倒されていると設定器57は日付設定器として機
能し、スイツチ55が上側に倒されていると設定
器57は紙幣枚数設定器として機能する。また、
スイツチ56は、設定器57によつて設定された
紙幣枚数をメモリ22に記憶させる機能をもつも
のである。
第6図は、ATM2のメモリ22およびRMC
1のメモリ12の内容の一部を示している。メモ
リ22には、RMC1へ取引情報を送信するため
のエリヤMA0,MA1、RMC1より受信した
ATM指令情報を記憶するエリヤMA2、および
ATMの内部情報記憶エリヤMA3,MA4,
MA5が設けられている。
取引情報には、エリヤMA0の状態情報とエリ
ヤMA1の紙幣枚数情報とがある。状態情報に
は、第6図に記入されている各項目があり、これ
らの主要なものはRMC1においてパネル40の
表示灯群41,42,43に表示される。これら
の項目のうちで、時間内・外とは係員呼出が可能
な時間帯内か外かを表わす情報であり、締内・締
後とは取引データの集計前か後かを表わす情報で
ある。ATM・CD・ADモードとは、ATMが預
金支払モード、支払専用モード、預金専用モード
のどのモードで運用されているかを表わすもので
ある。処理進行ステツプCTRとは、1つの取引
の進行状態を段階的に表わすものである。すなわ
ち、たとえば支払の取引は、カード挿入、カード
のチエツク、暗証番号入力、暗証番号の照合、支
払請求金額入力、コントロール・センタへの取引
データ送信、センタからの電文の受信、伝票や通
帳への印字、支払紙幣放出、カードや通帳の返却
という一連のステツプから構成されるが、CTR
の内容によつてこれらのステツプのどの段階にあ
るかが認識される。予報、切レ・アフレは、
ATM内の出金紙幣収納箱内の放出紙幣や伝票等
が残少になつたこと(切レ)およびその予報、入
金紙幣収納箱内が満杯になつたこと(アフレ)な
どを表わすものである。
紙幣枚数情報とは、ATM内の各種紙幣収納箱
内の紙幣の枚数に関する情報であり、具体的に
は、入金紙幣収納箱内にあと何枚の紙幣の収納が
可能かを表わす入金紙幣収納可能枚数、ならびに
万円用および千円用の各出金紙幣収納箱内にあと
何枚の紙幣がそれぞれ収納されているかを表わす
出金万円札および出金千円札残枚数がある。これ
らの紙幣枚数情報は、RMC1において表示器4
8に表示される。
ATM指令情報は、RMC1のパネル40のス
イツチ群44によつて入力された指令であつて、
状態情報とほぼ対応している。
内部情報には、エリヤMA3の日付情報と、エ
リヤMA4の顧客情報と、エリヤMA5の送信要
求有無情報とがある。日付情報は、日付設定器5
7によつて設定された情報である。顧客情報と
は、取引の実質的な内容であつて、顧客が選択し
た取引種別、その取引の取引金額、支払の取引に
おいて放出すべき万円札および千円札の枚数、預
金の取引において挿入された収納すべき紙幣の枚
数、ATM内部に保留されている放出すべき媒体
の種類、および銀行番号、支店番号、科目、口座
番号などのカードまたは通帳情報などがある。取
引終了の時点で放出すべき媒体には、伝票、放出
(出金)紙幣、カード、通帳、出入表などがあり、
これらのうちでATM内部に保留されているもの
が保留媒害である。送信要求情報には、状態およ
び紙幣枚数情報送信要求(プツト文送信要求)
と、ATM指令情報受信要求(ゲツト文送信要
求)とがある。
RMC1のメモリ12には、ATM2より受信
した状態情報を記憶するエリヤMS0と紙幣枚数
情報を記憶するエリヤMS1とがあり、これらの
エリヤの情報は、表示灯群41〜43および表示
器48への表示データとして用いられる。メモリ
12にはまた、RMC1のパネル40のスイツチ
群44によつて入力された指令を、ATM2への
送信データとして記憶するエリヤMS2がある。
これらのエリヤMS0〜MS2の内容は、メモリ
22のエリヤMA0〜MA2の内容にそれぞれ対
応している。メモリ12には、このようなエリヤ
MS0〜MS2が複数のATMに対してそれぞれ設
けられている。
RMC1とATM2との間で交信される電文の
フオーマツトは標準化されており、開始フラグ、
アドレス(ATMのアドレス)、制御フイールド、
情報、検査フイールドおよび終止フラグからな
る。ATM2から送信される電文にはゲツト文
(以下G文という)とプツト文(以下P文という)
とがある。G文は問い合わせをするものである。
このG文に対するレスボンスとして、RMC1は、
エリヤMS2の情報をATM2に送る。P文は、
ATM2の状態情報(エリヤMA0)または紙幣
枚数情報(エリヤMA1)をRMC1に送るもの
である。
第7図は、ATM2におけるRMC1との情報
送受信処理の手順を示している。この交信制御
は、後述するATM2の取引処理と全く別個独立
に行なわれる。まず、メモリ22の送信要求有無
情報エリヤMA5に送信要求がセツトされている
かどうかが判定され(ステツプ61)、何らかの送
信要求がセツトされていれば、次にそれがP文送
信要求かG文送信要求かが判定される(ステツプ
62)。P文送信要求であれば、さらにそれが紙幣
枚数情報送信要求かどうかが判定される(ステツ
プ66)。枚数情報送信要求の場合には、エリヤ
MA1の枚数情報がRMC1に送信され(ステツ
プ67)、ステツプ61に戻る。枚数情報送信要求で
なければ状態情報送信要求であるから、エリヤ
MA0の状態情報がRMC1に送信され(ステツ
プ68)、ステツプ61に戻る。
エリヤMA5が送信要求がG文送信要求である
場合には、RMC1にG文が送信され(ステツプ
63)、そのレスポンスとしてRMC1からエリヤ
MS2の内容が送信されるのでこれを受信すると
(ステツプ64)、受信した電文の内容によつて
ATM指令情報エリヤMA2が更新され(ステツ
プ65)、ステツプ61に戻る。
第8図は、RMC1におけるATM2との間の
交信処理の手順を示している。まずATM2から
何らかの電文が送信されたかどうかを待ち、電文
を受信すると(ステツプ71)、それがP文かG文
かが判定される(ステツプ72)。G文の場合には、
エリヤMS2に記憶されているスイツチ操作情報
が、G文のレスポンスとしてATM2に送信され
(ステツプ73、ステツプ64に対応)、ステツプ71に
戻る。P文の場合には、それが枚数情報かどうか
が検査され(ステツプ74)、枚数情報であれば、
受信した情報によつてエリヤMS1が更新され
(ステツプ75)、この後ステツプ71に戻る。枚数情
報でなければ状態情報であるから、受信した電文
によつてエリヤMS0の内容が更新され(ステツ
プ76)、エリヤMS0に記憶された情報にもとづ
いて表示灯群41〜43の表示灯が点灯または消
灯される(ステツプ77)。また状態情報中に、係
員待、予報、切レ・アフレのデータがあればブザ
ー46が警鳴される。この後、ステツプ71に戻
る。このATMとの交信処理は、複数台のATM
に対して均等になるように制御される。
第9図は、RMC1における係員によるスイツ
チ操作に対する処理手順を示している。係員の行
なうスイツチ操作には、ATM2の各種紙幣収納
箱内の状態を表示器48に表示させるための操作
(これを表示操作という)と、ATM2の運用状
態の変更、すなわち開局、オン・オフ・ライン・
モード変更、時間内・外の切換、締内・締後の切
換、ATM・CD・ADモードの変更、取扱中止を
指令するために、スイツチ群44を用いて行なう
操作(これを指令操作という)とがある。
表示操作において、紙幣枚数情報を表示器48
に表示させるためにスイツチ群47が用いられ
る。スイツチ群47は、0〜9までの数字入力ス
イツチと、訂正および完了のスイツチからなる。
これらの入力順序の組合せで枚数情報が特定され
る。たとえば、0107完了というスイツチ入力によ
つてNo.1のATMの紙幣枚数情報が指定される。
このうちで01は、ATMの機番を表わし、07が枚
数情報を表わしている。この表示の例が第11図
に示されている。この図において、表示面の右側
のCTRは、上述の処理進行ステツプCTRの内容
を示し、常時表示される。また、第1行の0107ゲ
ンキンは、0107完了というスイツチ操作で、No.1
のATMの紙幣枚数情報を表示していることを示
している。第2行目のマン0123は、出金万円札残
枚数が123枚であることを、セン0456は出金千円
札残枚数が456枚であることを、イリ1230は入金
紙幣収納可能枚数が1230枚であることをそれぞれ
表わしている。完了スイツチのみの操作の場合に
は、表示器48の表示がクリヤされる。顧客情報
やエラー・コードなどをATMからRMCに伝送
するようにした場合には、同じようにスイツチ4
7の操作によつてこれらの情報を表示器48に表
示することもできる。
第9図において、スイツチ44,47のうちい
ずれかがオンとされたかどうかが判定され(ステ
ツプ81)、いずれかがオンとなれば次にどのよう
なスイツチ操作入力があつたかどうかが順次検査
される(ステツプ82〜84)。上述のような、紙幣
枚数情報表示の指定入力があつた場合には(ステ
ツプ82)、メモリ12のエリヤMS1の内容が読
出され、第11図に示すように表示器48に表示
される(ステツプ85)。完了スイツチのみが操作
されたときには(ステツプ83)表示器48に表示
されている内容が消去される。係員は表示器48
の表示内容を目視確認して、紙幣の補充または回
収が必要であるかどうかを判断する。もし補充ま
たは回収が必要であれば係員はATMの設置場所
まで出向き、補充、回収操作および後述する枚数
設定操作を行なう。係員がATMの設置場所へす
ぐには行けない場合には、パネル40のスイツチ
群44を用いて暫定的に運用モードの変更を行な
つてもよい。たとえば、入金紙幣収納可能枚数が
少なく紙幣回収が必要な場合にはCDモードとし
て出金取引のみを行なわせ、出金万円札または千
円札枚数が残り少なくなつて紙幣の補充が必要な
場合には、ADモードとして入力取引のみを行な
わせる。
スイツチ群44が操作された場合には、操作さ
れたスイツチに対応するデータがエリヤMS2に
記憶される(ステツプ87)。このステツプ84でエ
リヤMS2に記憶された指令は、上述のようにス
テツプ73でATM2に送信される。ATM2は、
ステツプ63〜65で常時スイツチ操作指令の変化を
監視しているから、ATM2のメモリ22のエリ
ヤMA2には常に最新の指令が記憶されているこ
とになる。
第10図は、ATM2における取引処理ならび
に日付設定および枚数設定処理の手順を示してい
る。まず、ATMの状態チエツクが行なわれ、入
出力機器31〜35に問に合わせることにより取
引処理の続行が可能かどうかが検査されるととも
に、運用モードに変更があればそのモードに切替
えられる(ステツ101)。状態検査には、入出力機
器31〜35に異常がないかどうか、伝票、出金
用紙幣、ジヤーナル、出入表に切れはないか、入
金紙幣収納箱は満杯になつていないか、カード、
紙幣、伝票の回収箱は満杯になつていないかなど
の項目がある。またモードの指定には、オン,オ
フライン・テスト・モード、時間内・外などがあ
り、これらの指定が現行のものと異なれば、指定
されたものに切替えられる。
ステツプ101で処理続行が可能であることが確
認されると、機能変更スイツチ55が上側に倒さ
れて日付設定器57の機能が枚数設定となつてい
るかどうかが検査される(ステツプ102)。このス
イツチ55は通常は下側に倒されており、日付設
定の機能を指定している。スイツチ55が枚数設
定を指定していなければ日付設定器57の機能は
日付設定であるから、その設定スイツチ59が操
作されたかどうかが次に検査される(ステツプ
114)。このスイツチ59は、上側、下側、および
中立の3位置をとる。スイツチ59が中立位置で
あれば、続いで顧客による取引要求があるかどう
かが検査される(ステツプ116)。顧客が所望の取
引を選択して指定すると、その取引に応じた取引
処理に進む(ステツプ117)。取引処理において
は、カードや通帳の読取り、取引金額の顧客によ
るキー入力、紙幣の鑑別や計数、通帳や伝票等へ
の印字、およびカード、通帳、紙幣、伝票等の放
出が行なわれるが、この処理で生じた取引情報、
すなわち取引種別、取引金額、各金種の紙幣の放
出枚数、入金紙幣収納枚数、カードや通帳の読取
データ、取引において使用され顧客に返却または
放出しなければならない媒体であつてATM内に
保留されている媒体の情報が、検知されるごと
に、メモリ22のエリヤMA4に記憶される。ま
た取引処理の進行ステツプに応じて更新される
CTR値がエリヤMA0に記憶される。さらに取
引処理中に、入出力機器31〜35で何らかの障
害が発生した場合には、そのエラーの内容がメモ
リ22(エリヤは図示略)にセツトされる。よく
知られているように、この取引処理でコントロー
ト・センタとの交信が行なわれ、センタの顧客別
情報フアイルが更新される。
取引が理が終了すると、この取引処理において
出金紙幣の放出があつたかどうかが検査される
(ステツプ118)。取引が支払であつて紙幣が放出
された場合には、放出された万円札および千円札
の枚数(これはエリヤMA4に記憶されている)
がエリヤMA1の出金万円札および千円札残枚数
からそれぞれ減算され、この残枚数が更新される
(ステツプ119)。そして、エリヤMA5に枚数情
報送信要求がセツトされる(ステツプ120)。この
ことにより、上述した第7図および第8図の交信
処理によつてエリヤMA1の更新された枚数情報
がRMC1に伝送される。同じように、取引が預
金であつて、顧客によつて投入され入金紙幣収納
箱内に収納された紙幣があるかどうかが検査され
(ステツプ121)、収納紙幣があればその枚数(エ
リヤMA4に記憶されている)がエリヤMA1の
入金紙幣収納可能枚数から減算され、この可能枚
数が更新される(ステツプ122)。そして、エリヤ
MA5に枚数情報送信要求がセツトされ(ステツ
プ123)、最後に顧客情報記憶エリヤMA4がクリ
ヤされる(ステツプ124)。ステツプ123の処理に
よつてエリヤMA1の枚数情報がRMC1に伝送
されるのは言うまでもない。
ステツプ102において、機能変更スイツチ55
によつて枚数設定の機能が指定されるのは、
ATM2の各紙幣収納箱内の紙幣が回収され、も
しくは補充された場合か、または一日の取引の開
始時もしくは時間内・外の切替え時において初期
セツトされる場合である。上述のように、RMC
1がわにおいて係員はATM2の紙幣収納箱の収
納可能枚数や残枚数を知ることができる。また、
ATM2の紙幣収納箱の紙幣がアフレまたはキレ
になつた場合にはその旨がRMC1に通報され、
表示灯43が点灯しブザー46が警鳴されるので
(第8図ステツプ77)、係員はそのことを知る。
ATM2内の紙幣収納箱の収納可能枚数や残枚数
が少なくなつて紙幣の回収もしくは補充が必要で
あると係員が判断した場合、またはパネル40に
アフレもしくはキレが報知された場合には、一般
に係員はATM2に出向いて収納箱の紙幣の回収
もしくは補充を行なう。そして、回収の結果新し
くなつた収納可能枚数、または補充の結果新しく
なつた残枚数を設定するために、機能変更スイツ
チ55を上側に倒す。
スイツチ55によつて枚数設定の機能に変更さ
れると、表示器58の表示内容が日付データから
設定枚数データに変更されるために、一旦表示器
58の表示内容が0表示にクリヤされる(ステツ
プ103)。
設定される紙幣の枚数データには、入金紙幣収
納可能枚数、出金万円札残枚数および出金千円札
残枚数がある。これらの区別(項目)は、日付設
定器57の年の場所で表わされ、設定される枚数
が月および日の場所の4桁で表わされる。年の2
桁が01であれば出金万円札残枚数、02であれば千
円札残放数、03であれば収納可能枚数である。
まず係員は、年の設定スイツチ59を上、下側
に倒して年の表示内容を1づつ歩進させながら項
目を設定するから、このスイツチ59の状態が検
査される(ステツプ104)。そして、年のスイツチ
59によつて01〜03のうちのいずれかが設定され
ると、その設定された項目の回収または補充前の
枚数データがメモリ22のエリヤMA1から読出
され、表示器58の月および日の部分に表示され
る(ステツプ105)。
続いて係員は、月および日のスイツチ59によ
つて、紙幣回収の結果新しくなつた収納可能枚
数、または補充の結果新しくなつた万円札もしく
は千円札の残枚数を設定し、設定終了後にメモ
リ・ストア用スイツチ56をオンとする。入金紙
幣収納箱内のすべての紙幣が回収された場合に
は、収納可能枚数として入金紙幣収納箱の最大収
納枚数が設定される。出金紙幣収納箱内に紙幣が
補充された場合には、収納箱内に残つている残枚
数と補充された枚数との和が残枚数として設定さ
れる。
月または日のスイツチ59が上または下側に倒
されるごとに、月または日の表示器58の表示が
更新され(ステツプ107,108)、メモリ・ストア
用スイツチ56がオンとされると(ステツプ
106)、スイツチ59によつて設定されかつ表示器
58に表示されている枚数データが、メモリ22
のエリヤMA1の対応する項目の場所に記憶され
る(ステツプ110)。そして、エリヤMA5に枚数
情報送信要求がセツトされ(ステツプ111)、再び
機能変更スイツチ55の状態が検査され(ステツ
プ112)、依然として枚数設定の機能が指定されて
いる場合には(ステツプ104)に戻る。
枚数を設定すべき項目が2以上ある場合には、
1つの項目についての枚数設定が終了すると、係
員は再び年のスイツチ59によつて他の項目を設
定し、同様の手順によつて枚数を設定していくの
で、ステツプ104〜111の処理が繰返される。そし
て、すべての項目についての枚数設定が終了する
と、係員は機能変更スイツチ55を日付設定に戻
すのでステツプ112でNOとなり、ステツプ113に
進み、表示器58にはメモリ22のエリヤMA3
のデータが表示され(ステツプ113)、ステツプ
101に戻る。エリヤMA1に記憶された新たな枚
数データは、RMC1に送信されるのは言うまで
もない。
紙幣収納箱の紙幣の回収または補充をすること
なく、ATMにおいて現在の枚数データを知りた
い場合には、係員は機能変更スイツチ55で枚数
設定を指定し、スイツチ59のうちの年のスイツ
チによつて知りたい項目を設定する。すると、ス
テツプ102からステツプ103,104を経てステツプ
105でメモリ22のエリヤMA1に記憶されてい
る枚数データが表示器58に表示される。この
後、係員がスイツチ59のうちの月および日のス
イツチ、ならびにスイツチ56を操作することな
く、スイツチ55を日付設定に戻すと、ステツプ
106,107を経てステツプ109でYESとなり、ステ
ツプ113に進むので、日付設定機能に戻る。
機能変更スイツチ55が日付設定を指定してい
るときに設定スイツチ59が操作されると(ステ
ツプ114)、スイツチ59の操作に応じて、表示器
58の表示内容とメモリ22のエリヤMA3の記
憶内容とが更新される。これにより、日付設定が
行なわれる。
なお、日付設定器57の表示器58は、ATM
2に発生した障害のエラー・コードの表示などに
も兼用しうる。
この考案は、紙幣のみならず硬貨の枚数監視に
も適用しうるのはいうまでもない。
以上詳細に説明したように、この考案では取引
端末機とこれに伝送回線で結ばれた遠隔監視制御
装置とを含む取引処理装置において、取引端末機
には、複数の設定スイツチと各設定スイツチに対
応する表示器とを含み、現金収納箱の現金数量に
関するデータ、たとえば入金現金収納箱に収納し
うる現金の収納可能数量や出金現金収納箱内に残
つている現金の残数量の初期値を設定かつ表示す
るための現金数量設定器としても用いられる、日
付を設定かつ表示するための日付設定器と、日付
設定器を現金数量設定器として用いる現金数量設
定モードを設定するための機能変更スイツチと、
機能変更スイツチによつて現金数量設定モードが
設定されているときに日付設定器に設定された現
金に数量に関するデータを記憶するメモリとが設
けられ、取引端末機における入出金取引処理ごと
にその取引で入出金される現金の数量によつて、
メモリの現金の数量に関するデータが更新され、
メモリ内の現金の数量に関するデータが遠隔監視
制御装置に適宜伝送されている。そして、遠隔監
視制御装置には、端末機から伝送された現金の数
量に関するデータを表示する表示装置が設けられ
ているので、係員は端末機から遠く離れた場所に
おいても、取引端末機の現金の数量に関するデー
タが一目して分る。したがつて、端末機への現金
の補充または回収をタイミングよく行なうことが
でき、取引端末機を取扱中止にさせることなく、
常に効率のよい運用が可能となる。
また、この考案によると、取引端末機に、現金
収納箱の現金数量に関するデータを設定しかつ表
示するための現金数量設定器と、この現金数量設
定器に設定された現金の数量に関するデータを記
憶するメモリとが備えられているから、係員は取
引端末機から現金を回収、または取引端末機に現
金を設定もしくは補充したときにその場で現金数
量を設定することができ、かつ表示器で確認する
ことができるので、係員は誤りなく現金数量設定
を行なうことが可能となる。さらに、メモリの現
金の数量に関するデータは取引端末機において取
引ごとに更新されているので、取引端末機側で常
に正確に現金数量を把握することができ、遠隔監
視制御装置への現金数量に関するデータの伝送は
任意のときに行なうこともできるようになる。そ
うして、この考案によると、現金数量設定器は取
引端末機に通常備えられている日付設定器と兼用
されているので、現金数量設定のための設定スイ
ツチおよびその確認のための表示器を配置するス
ペースを別途設ける必要がなく、スペースの有効
利用が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、遠隔監視システムを示すブロツク
図、第2図は遠隔監視制御装置の構成を示すブロ
ツク図、第3図は取引端末機の構成を示すブロツ
ク図、第4図は遠隔監視制御装置の表示および操
作パネルを示す図、第5図は取引端末機のモニ
タ・パネルを示す図、第6図は取引端末機と遠隔
監視制御装置のメモリの内容を示す図、第7図は
取引端末機における交信処理を示すフロー・チヤ
ート、第8図は遠隔監視制御装置における交信処
理を示すフロー・チヤート、第9図は遠隔監視制
御装置における表示および操作に関する処理を示
すフロー・チヤート、第10図は取引端末機にお
ける取引処理および紙幣枚数設定処理を示すフロ
ー・チヤート、第11図は遠隔監視制御装置の表
示装置の表示例を示す図である。 1…遠隔監視制御装置、2…取引端末機、1
1,21…CPU、12,22…メモリ、13,
25…伝送制御回路、15…表示装置、16…操
作部、36…モニタ・パネル、40…表示器、5
5…機能変更スイツチ、57…日付設定器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 取付端末機,および取付端末機と伝送回線で
    結ばれた遠隔監視制御装置を含み、 取引端末機は、 複数の設定スイツチと各設定スイツチに対応
    する表示器とを含み、現金収納箱の現金数量に
    関するデータを設定かつ表示するための現金数
    量設定器としても用いられる、日付を設定かつ
    表示するための日付設定器と、 日付設定器を現金数量設定器として用いる現
    金数量設定モードを設定するための機能変更ス
    イツチと、 機能変更スイツチによつて現金数量設定モー
    ドが設定されているときに日付設定器に設定さ
    れた現金の数量に関するデータを記憶するメモ
    リと、 取引ごとに入出金される現金の数量によつ
    て、メモリの現金の数量に関するデータを更新
    する手段と、 メモリの現金の数量に関するデータを遠隔監
    視制御装置に伝送する手段とを有し、 遠隔監視制御装置は、取付端末機から伝送さ
    れた現金の数量に関するデータを表示する表示
    装置を備えている、 取引形処理装置。 (2) 日付設定器が年,月および日を設定しかつ表
    示するための複数の設定スイツチと表示器とを
    含み、現金数量設定モードが設定されていると
    きに、複数の設定スイツチと表示器のうちいず
    れかが設定項目の設定と表示に用いられ、他が
    現金数量の設定と表示に用いられる実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の取引処理装置。
JP18729981U 1981-12-15 1981-12-15 取引処理装置 Granted JPS5894043U (ja)

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