JP2867127B2 - 木製柱状部材の軸組構造及び軸組具 - Google Patents

木製柱状部材の軸組構造及び軸組具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は木造建築用として
の軸組構造とその軸組に用いる軸組具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に日本の木造建築においては構造材
の組み立てには独特の軸組工法が用いられ、特に複雑は
凹凸形状を嵌合するための仕口の加工が行われており、
これらの加工には高度に熟練した技能が求められる。ま
た在来の軸組構造の単純化や作業性の向上、コスト低減
等のために金具を用いて「重ね継ぎ」、「相継ぎ」、
「組み合わせ継ぎ」、「突付け継ぎ」等の軸組を行うこ
とも数多く試みられているが、これらの複強金具使用の
軸組では柱や梁等の接合部に多量でしかも複雑な構造の
金具と多量のボルトを使用しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の伝統的な
軸組工法では既述のように複雑な仕口加工を要するの
で、その作業には高度な熟練を要するため人手不足をも
たらすほか、多くの人手を要するためにコスト高や工期
の遅れ等の問題点があり、組み立て作業も複雑で軸組時
のトラブルも多い。また建築金具を用いた軸組でも多量
の複雑な構造の金具や帯板を用い、多数のボルト類を用
いるので工期の面でもコストの面でも十分な改善が図ら
れているとは言い難く、軸組の精度の面でも不十分であ
る。この発明はこれらの諸問題を解決する軸組構造と軸
組具を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の軸組構造は、第1に柱状の木製受部材2
7,30の軸組面に対し、柱状の木製交差部材29の端
部を交差状に突き合わせ、上記受部材27,30の軸受
面と交差部材29の木口側の相対応する位置にスリット
28,31をそれぞれ形成し、両スリット28,31内
にまたがるようにプレート状をなすフックプレート26
を挿入するとともに、該フックプレート26と受部材2
7,30及び交差部材29とに係止具41を貫通せしめ
て一体的に軸組固定する構造において、上記フックプレ
ート26の外周面を円弧状に形成するとともに受部材2
9側のスリット28の内周を前記フックプレート26の
外周を収容する円弧状に形成してなることを特徴として
いる。
【0005】第2に受部材29側スリット28の内周と
フックプレート26の外周の円弧を略同一半径の円弧状
をなすように形成したことを特徴としている。
【0006】また上記手段における軸組具は、柱状の木
製受部材27,30の周面である軸受面と該軸受面に木
口面を当接させる柱状の木製交差部材29の木口とにそ
れぞれ形成されたスリット28,38にまたがって挿入
されるプレート状部材であって、外周面が円弧状に形成
され、縦方向に突出する縦辺26aと横方向に突出する
横辺26bとからなり、該縦辺26aと横辺26bに
は、棒状の係止具41を挿通して交差部材29及び受部
材27,30を共に連結固定する孔32,33,34を
穿設してなることを特徴としている。
【0007】
【作用】受部材27,30と交差部材29は、相互にフ
ックプレート26によって連結されるだけでなく、平坦
な軸組面同士が当接し合っているほか、スリット28,
31にフックプレート26が嵌合しているので、係合具
21による連結係止状態では受部材27,30と交差部
材29は互いに直交状態を保持して軸組みされる。
【0008】またフックプレート26の円弧状の外周は
受部材29側に半月状に切削形成されたスリット28の
円弧状の内周に対応して嵌合されるが、フックプレート
26とスリット28の円弧が略同一に形成されるとフッ
クプレート26をスリット28内に挿入して、係止具4
1でフックプレート26と受部材27,30及び交差部
材29とを一体的に係止するだけで各部材の軸組みが完
了する。
【0009】
【発明の実施の形態】図面は本発明の軸組構造と軸組具
の具体例を示すもので、図1〜3は柱の周面(軸組面)
に梁等の交差部材を交差させて軸組みする場合の例を示
している。図1は1本の受部材(柱)1に対して4本の
交差部材(梁)を交差状に軸組した例を示し、縦方向の
受部材1の四面に対し、4本の交差部材2の木口(端
面)5が押接され、基端部を受部材1側の各面に挿入し
たフックプレート3のフック状突出端(フック)4を、
交差部材2の木口に設けたスリット6に挿入させ、交差
部材2側に貫通させた係止具であるボルト7をフック4
に係止させて接合するものである。
【0010】上記フックプレート3は図2(A)〜
(C)に示すように1枚の鉄板からなる長方形のフック
プレート3の先端をフック4とするように、先端上部に
少なくとも先端側内面が傾斜したV字形のボルト落とし
込み用の溝8を形成しており、基端部側には上下2個の
差込用の突起9,9を突設している。上記各突起9の突
出端には、円形プレートの外周の片側に垂直方向の切欠
部11aを形成したフランジ状の係止プレート11が固
着して設けられるとともに、上記各突起9の下端にはピ
ン状の丸棒からなるアタッチメント12が溶着され該ア
タッチメント12の端面とフックプレート3の基端面と
の間には後述するように、交差部材2の木工面との間の
締付代Sとして僅かな隙間が形成されている。
【0011】上記フックプレート3に対し、受部材1の
周面には上記係止プレート11,11を嵌合する2個の
円形の挿入孔13が上下所定のピッチで穿設され、該挿
入孔13の最深部には、嵌合挿入された各係止プレート
11が嵌合状態のまま下降スライドできるように下方に
向かって延びており、内部においては係止プレート11
と同一厚みの縦長の長円形の係止孔13aをなしてい
る。他方、上記係止孔13aと受部材3の周面との間に
残された所定肉厚の係合部14には、前記アタッチメン
ト12と同幅のスリット16が、係止プレート11を最
深部まで挿入した状態でフックプレート3を下限位置ま
で下降スライドさせるのを許容できるように設けられて
おり、該スリット16の底面は前述したアタッチメント
12の底面に沿ったアールを形成し、係止孔13aの底
面と共にフックプレート3の突出端(フック4)に加わ
る荷重の受け面となっている。そして該アタッチメント
12の径は突起9の板厚より大きくして、フックプレー
ト3にかかる荷重の受部材1側の受厚面積が大きくなる
ように構成されている。
【0012】上記のような挿入孔13、係止孔13a及
びスリット16は、例えば係止プレート11と同一円形
のカッターに、アタッチメント12と同形のカッター
(いずれも図示しない)を同一心的に一体形成したミー
リングカッターにより、一工程で簡単に切削加工できる
利点がある。上記構造に対し、交差部材2の木口面5に
は前記フックプレート3を挿入嵌合せしめる同一厚みの
スリット6が縦方向に形成され、さらに交差部材2には
前記ボルト落とし用の溝8の底部と、その下方に穿設し
たボルト孔15と対応する横断方向のボルト孔18,1
9が貫通するように穿設されている。
【0013】上記構造による軸組方法は、先ず図3
(A)に示すようにフックプレート3の係止プレート1
1を、受部材1の挿入孔13、挿入して下限位置まで下
向きにスライド下降させることにより、フックプレート
3を係合部14に係止させて受部材1側に固定する。続
いて上段のボルト孔18に係止具であるボルト21を挿
通した状態で係止プレート3をスリット6に嵌合させな
がら交差部材2の木口面5を受部材1の柱面に当接し、
上方から柱面に沿って下降させると、係止具であるボル
ト21がフック4の溝8に収容されながら下降する。こ
のときボルト21は溝8の先端側の傾斜したガイド面8
aに案内されながら、交差部材2を受部材1側に押接締
着するように作用する。さらにフックプレート3側のア
タッチメント12とフックプレート3の基端面との間の
隙間Sは交差部材2と受部材1との締付代として作用す
る。
【0014】上記動作により交差部材2の位置決めが行
われた後、ボルト孔19及び15に2本目の係止具であ
るボルト22を挿通して締着固定される。図2(B)に
おける受部材1には四方の柱面すべてに係止孔13が形
成され、四方から交差部材2が組み付けられるようにな
っているが、係止プレート11の片側に形成された切欠
部11aは、四方から挿入されたフックプレート3の係
止プレート11が相互に干渉しないために設けられたも
のであり、受部材1の断面が大きい場合は係止孔13a
自体が干渉し合わないので必ずしも上記切欠部11aは
必要ないものとなる。
【0015】図4〜図6は柱の上下端でT字形又はL字
形等に組み付ける場合の軸組構造と軸組具の例を示し、
この例では図5に示すように1枚の板状部材を周面が半
径Rの円弧状をなし、その外周の一部を約90°の鈎形
に切欠いた切欠部26cを形成して縦辺26aと横辺2
6bとからなるフックプレート26を用いている。この
縦横の各辺26a,26bの先端は材料の歩止まりと軽
量化等のために切欠部26d,26eとなっている。上
記フックプレート26に対し、図5に示す例では受部材
(土台)27側にフックプレート26を挿入嵌合するた
めに、フックプレート26の外周と同一円弧の内周を形
成した円弧状のスリット28が形成され、交差部材
(柱)29側の下端木口にもフックプレート26を嵌合
するためのスリット31が切削形成されている。上記ス
リット28,29はいずれも鋸によって一工程で加工で
きるが、特に円弧状のスリット28にすることで丸鋸を
用いた一工程加工ができる利点がある。そしてフックプ
レート26の縦辺26a,26bと受部材27、交差部
材29の相互に対応する適宜位置にボルト孔32〜34
及び同36〜38が穿設されている。
【0016】図5に示す例は図4(B)及び図6(A)
と対応しており、同図に示すようにフックプレート2を
受部材27のスリット28に挿入し、係止具である2本
のボルト41をボルト孔33,34,37,38に挿通
して予め締着固定した後、交差部材29の木口を上方か
ら下降させ、スリット31にフックプレート26を挿入
せしめた後、ボルト41をボルト孔32,36に挿通し
て締着することにより交差部材29と受部材27との軸
組みが完了する。フックプレート26の切欠部26cの
切欠面は軸組後の交差部材29と受部材27の交差面と
略一致する。42は直交する他の土台25と土台27を
固定する羽子板ボルトである。
【0017】図4(A),図6(C),(D)は上記フ
ックプレート26例えば柱29(受部材)の上端に梁3
0(交差部材)を載置固定する場合に応用したもので、
この例では受部材と交差部材の関係が図4(B),図
5,図6(A),(B)の場合と逆になっている。即ち
柱29の上端に予めフックプレート26をボルト41で
締着して取り付け、梁30側に形成した円弧状の内周を
形成したスリット31にフックプレート26の円弧状の
上部端を嵌合するように梁30を載置し、ボルト41で
締着固定するものである。上記いずれの場合もフックプ
レート26の円弧状外周がスリット28の内周と一致し
ているので軸組時の各部材の位置合わせが簡単である。
【0018】図7(A),(B)は基礎45上に載置固
定した土台27に対する根太43の接合構造を示すもの
で、根太43の端部を収容するチャンネル状断面のプレ
ート44の側壁46の先端を、端部側に延出させて差込
端46aとし、これに対して根太27の底面には差込端
46aを差込む2本のスリット47を形成している。同
図(B)に示すように上記差込端46aをスリット47
に差し込んだ状態でプレート44上に根太43を載置す
ることによって組み立て固定される。
【0019】図8〜図12は本発明の軸組構造を利用し
て行う家屋の組み立て方法を工程毎に示すもので、上述
した軸組工法の使用と軸組材への乾燥材又は集成材の使
用等を組み合わせることにより、組立後の寸度の安定性
が確保される点に着目し、家屋の壁材や床材にパネルを
用いた例を示している。この例ではコンクリート基礎4
5上に土台27と根太43を組付固定した後、クレーン
等を用いてパネル状の床材51を敷設固定し、続いてフ
ックプレート3,26等を使用した軸組を図9に示すよ
うに行い、さらに2階のフロアをパネル状の床材51を
敷設して形成する。そして図11に示すように周壁53
又は仕切壁等を在来のパネル工法又はツーバイフォー工
法等と同様に図12に示す状態に順次組み付け、屋根部
材(図示しない)を同様にパネル状部材にて組み付ける
ものである。
【0020】上記組み立ては床や天井及び壁のすべてを
パネル材で組み付けることが可能な点に特徴があり、図
9〜11に示すように組み立て時にクレーンを使用で
き、軸組後においても、建物内部にパネル部材を吊込ん
で組み立てることが可能となり、組み立て作業の容易化
及び作業性の向上及び迅速化等の利点を生じるものであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれば
以下のような技術的効果を奏するものである。 (1)加工費の節減と工期の短縮化ができる。柱や桁、
梁等の仕口加工が単純化され且つすべて機械加工によっ
て行うこと及びプレカットが可能なために、作業に熟練
を必要とせず軸組みも簡単で迅速化されるほか、加工費
や軸組みの人件費の節減、工期の大幅な短縮化が可能と
なる。その他軸組構造が簡単なので解体も容易で部材の
再利用度も高くなる。
【0022】(2)軸組具の数が少なくてすみ、構造材
の寸法及び仕口加工の種類が少なくなるので構造材の規
格化が可能となる。即ち軸組具のパターン、寸法を規格
化することにより、仕口加工が単純で単一となり、加工
機械設備に対する投資が少なくて済むうえに、規格部材
の在庫管理が容易となり、受注から納入までの納期を短
縮化することができる。また規格化された構造材は在庫
管理及びコストの把握が容易となり、部材数が多く、部
材見積もりに時間がかかっていた従来の方法に比して、
瞬時の内に見積もりを行うことができる利点がある。
【0023】(3)接合部の木材断面の破壊欠損が少な
い。複雑な従来の仕口加工は、部材の欠き込み発生率が
高く、補強金具と併用して使用されてきたが、ほぞを付
けた男木の部分を軸組具を用いることにより、この発生
率を小さくすることができる。
【0024】(4)建て上げ後の調整が容易である。柱
と桁等が少ない係止具で接合されており、建て上げ後調
節を必要とする時にも、この係止具を調整するだけで可
能となる。
【0025】(5)金具によって、柱と桁の接合部がよ
り強固となる。従来、木造軸組工法では補強金具を用い
て、接合部をボルト締めすることによって、強固な接合
部を作っていたが、ミリメートル単位の精度を出すこと
は困難とされてきた。本発明の軸組具は、桁上段部の係
止具を金具の切り込み部分を滑らせることにより、柱と
桁の接着面をより密着させ、強固に且つ高精度の寸法で
固定することを可能とさせ、この精度によって、胴差、
筋違を打ち、真壁、大壁を作っていた従来の方法と異な
り、軽構造壁体(パネル)を構造材間に嵌着することに
よって容易に壁を作っていくことが可能となる。
【0026】(6)パネル化による間取り及び増改築の
自由度が高まる。壁をパネル化することにより柱の数も
少なくてすみ、間取りの自由度が高まるほか、増改築に
おける設計上の変更の自由度が高まる。また増改築時の
解体も容易である。
【0027】(7)その他 本発明の軸組構造及び軸組具を集成材の構造材と併せて
使用することにより、構造材の小径化及び建物の軽量化
と強度アップが可能となるほか、前述した寸法精度の一
層の向上とパネル化の実現性がより高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸組構造と軸組具の第1実施例を示す斜視図。
【図2】(A),(B)は軸組具と仕口加工の構造を示
す一部断面正面図及び平面図、(C)は軸組具の端面
図。
【図3】(A),(B)は軸組作業の工程を示す正面
図。
【図4】(A),(B)は軸組構造と軸組具の第2実施
例を示す斜視図。
【図5】(A)は軸組構造と軸組具の詳細構造を示す正
面図、(B)は交差部材と受部材の端面図。
【図6】(A)〜(D)は第2実施例による軸組工程を
示す正面図。
【図7】(A),(B)は構造物の土台部の組み立て構
造を示す斜視図と正面断面図。
【図8】建築物の土台と床構造を示す全体斜視図。
【図9】軸組作業状態を示す斜視図。
【図10】床の敷設作業状態を示す斜視図。
【図11】壁パネルの組付作業状態を示す斜視図。
【図12】軸組と周壁組み立て状態を示す全体斜視図。
【符号の説明】
1: 受部材 2: 交差部材 3: フックプレート 4: フック 6: 差込溝(スリット) 8: 係合溝 9: 突起 11:係止プレート 21:ボルト 26:フックプレート 26a:縦片 26b:横片 32,33,34:ボルト孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の木製受部材(27),(30)の
    軸組面に対し、柱状の木製交差部材(29)の端部を交
    差状に突き合わせ、上記受部材(27),(30)の軸
    受面と交差部材(29)の木口側の相対応する位置にス
    リット(28),(31)をそれぞれ形成し、両スリッ
    ト(28),(31)内にまたがるようにプレート状を
    なすフックプレート(26)を挿入するとともに、該フ
    ックプレート(26)と受部材(27),(30)及び
    交差部材(29)とに係止具(41)を貫通せしめて一
    体的に軸組固定する構造において、上記フックプレート
    (26)の外周面を円弧状に形成するとともに受部材
    (29)側のスリット(28)の内周を前記フックプレ
    ート(26)の外周を収容する円弧状に形成してなる木
    造建築用軸組構造。
  2. 【請求項2】 受部材(29)側スリット(28)の内
    周とフックプレート(26)の外周の円弧を略同一半径
    の円弧状をなすように形成した請求項1の建築用軸組構
    造。
  3. 【請求項3】 柱状の木製受部材(27),(30)の
    周面である軸受面と該軸受面に木口面を当接させる柱状
    の木製交差部材(29)の木口とにそれぞれ形成された
    スリット(28),(38)にまたがって挿入されるプ
    レート状部材であって、外周面が円弧状に形成され、縦
    方向に突出する縦辺(26a)と横方向に突出する横辺
    (26b)とからなり、該縦辺(26a)と横辺(26
    b)には、棒状の係止具(41)を挿通して交差部材
    (29)及び受部材(27),(30)を共に連結固定
    する孔(32),(33),(34)を穿設してなる木
    造建築用軸組具。
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