JP2852520B2 - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

Info

Publication number
JP2852520B2
JP2852520B2 JP63277103A JP27710388A JP2852520B2 JP 2852520 B2 JP2852520 B2 JP 2852520B2 JP 63277103 A JP63277103 A JP 63277103A JP 27710388 A JP27710388 A JP 27710388A JP 2852520 B2 JP2852520 B2 JP 2852520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
diazo
printing plate
photosensitive
lithographic printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63277103A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02123361A (ja
Inventor
昌則 今井
則章 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63277103A priority Critical patent/JP2852520B2/ja
Publication of JPH02123361A publication Critical patent/JPH02123361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2852520B2 publication Critical patent/JP2852520B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版に関するものである。更に
詳しくは、親水性表面を有する支持体との接着性を改良
した、光網状化可能な重合体からなる感光層を設けた感
光性平版印刷版に関するものである。
〔従来の技術〕
環付加反応によって架橋する光架橋性材料はよく知ら
れており、これらは、感光性平版印刷版等の製造に用い
る感光性組成物の主要成分として数多く用いられてい
る。これらの架橋材料のうちマレイミド基を側鎖に有す
る光架橋性ポリマーは高感度でありホトレジストとして
有用であるにもかかわらず、支持体や他の層との接着性
が良好でないという問題があるために実用化されていな
い。接着性が悪いと、現像中ブラシなどにより画像が剥
離したり、傷を生じたりして、十分な耐刷力を得ること
が出来ない。又、低露光時では、この傾向が顕著な為、
結果的に感度が低くなる。
接着性を改良しようという試みは、特開昭62−78544
号に開示されているように、感光層中へネガ作用ジアゾ
樹脂を加える試みや、特開昭62−85255号に記載されて
いるように、アルミニウム支持体上に設けた、陽極酸化
皮膜のポアを拡げ、物理的なアンカー効果によって接着
力を得る試みが知られている。
しかしながら、ジアゾ樹脂の感光層中への添加は、感
度を低下させる他、塗布液の状態での顔料(着色材)の
安定性を損う等の問題がある。又、支持体表面のアンカ
ー効果を高める方法は、印刷時に、非画像部がインキを
受けつけ易くなり、印刷汚れを起こし易いという欠点を
有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明はマレイミド基を側鎖に有する光網状
化可能な重合体のすぐれた感度を保持しつつ、印刷性能
にすぐれた平版印刷版を与える感光性平版印刷版を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、親水化処理された支持体とマレイミド基を
側鎖に有する光網状化可能な重合体を有する感光層の中
間に、ネガ作用ジアゾ樹脂層を設ける事により上記目的
が解決出来るとの知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明は、親水性表面を有する支持体上
に、中間接着性層としてのネガ作用ジアゾ樹脂層と、マ
レイミド基を側鎖に有する光網状化可能な重合体を有す
る感光層を設けた事を特徴とする感光性平版印刷版であ
る。
本発明に用いるマレイミド基を側鎖に有する光網状化
可能な重合体としては、特開昭52−988号(対応米国特
許4,079,041号)明細書や、独国特許2,626,769号明細
書、ヨーロッパ特許21,019号明細書、ヨーロッパ特許3,
552号明細書やディー・アンゲバンドゥテ・マクロモレ
クラーレ・ケミー(Die Angewandte Makromolokulare C
hemie)115(1983)の163〜181ページに記載されている
下記一般式(I) (式中RおよびR1はそれぞれ独立して最高4個の炭素原
子を有するアルキル基を表わすか、又はRとR1が一緒に
なって5員又は6員の炭素環を形成してもよい。) で表わされるマレイミド基を側鎖に有する重合体や、特
開昭49−128991号、同49−128992号、同49−128993号、
同50−5376号、同50−5377号、同50−5379号、同50−53
78号、同50−5380号、同53−5298号、同53−5299号、同
53−5300、同50−50107号、同51−47940号、同52−1390
7号、同50−45076号、同52−121700号、同50−10884
号、同50−45087号、独国特許第2,349,948号、同第2,61
6,276号各明細書に記載されている下記一般式(II) (式中R2は芳香族基を表わし、R3は水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基又はシアノ基を表わす) で表わされるマレイミド基を側鎖に有する重合体等をあ
げることが出来る。これらの重合体の平均分子量は1000
以上、好ましくは3〜4万である。またこれらの重合体
は1分子当り平均2個以上のマレイミド基を側鎖に有す
る。これらのマレイミド基を側鎖に有する重合体中でも
特に酸基を有する重合体が、現像時アルカリ水を用いる
ことが出来、公害防止の観点から有利である。酸基を有
するマレイミド基重合体の酸価は20〜250の範囲が好ま
しく、更に好ましくは50〜150の範囲である。特にこれ
らの酸価を有する重合体の中でもディー・アンゲハンド
ゥテ・マクロモレクラーレ・ケミー(Die Angewandte M
akromolekulare Chemie)128(1984)の71〜91ページに
記載されている様なN−〔2−(メタクリロイルオキ
シ)エチル〕−2,3−ジメチルマレイミドとメタクリル
酸あるいはアクリル酸の共重合体が有用である。更にこ
の共重合体の合成に際して第3成分のビニルモノマーを
共重合することによって目的に応じた多元共重合体を用
意に合成することができる。たとえば第3成分のビニル
モノマーとして、そのホモポリマーのガラス転移点が室
温以下のアルキルメタアクリレートやアルキルアクリレ
ートを用いることによって共重合体に柔軟性を与えるこ
とが出来る。
本発明において必要に応じて用いられる光増感剤は30
0nm以上の範囲で実際に充分な光吸収を可能にする極大
吸収を有する三重項増感剤が好ましい。この様な増感剤
としてはチオキサントン、チオキサントン誘導体、たと
えば2−クロルチオキサントン、2−イソプルリウチオ
キサントン、ジメチルチオキサントン、メチルチオキサ
ントン−1−エチルカルボキシレート等や5−ニトロア
セナフテン等をあげることが出来る。この他特開昭59−
206425号公報に記載されている1,2−ジシアノベンゼ
ン、クロラニル、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾ
キノン等の電子受容化合物も有効である。これらの増感
剤の添加量は全組成物の1〜20重量%、より好ましくは
3〜10重量%である。
以上の他に感光層には更に酸化防止剤加えておくこと
が好ましく、例えばジ−t−ブチル−p−クレゾール、
ベンゾキノン、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t
−ブチルフェノール)、2−メルカプトベンゾイミダゾ
ール等が有用であり、また場合によっては感光層の着色
を目的として染料もしくは顔料や焼出剤として光酸発生
剤(例えばトリアジン系、オキサゾール系のトリハロメ
チル化合物)とpH指示薬、アジド化合物とロイコ染料や
スピロピラン化合物等を添加することが出来る。
上述のごとき感光性組成物を、例えば、2−メトキシ
エタノール、2−メトキシエチルアセテート、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシプロパ
ノール、3−メトキシプロピルアセテート、メチルエチ
ルケトン、エチレンジクロライドなどの適当な溶剤の単
独またはこれらを適当に組合せた混合溶媒に溶解して支
持体上に塗設する。その被覆量は乾燥後の重量で約0.1g
/m2〜約10g/m2の範囲が適当であり、より好ましくは0.5
〜5g/m2である。
本発明に用いる親水性を有する表面を有する支持体
は、寸度的に安定な板状物である事が望ましい。かかる
寸度的に安定な板状物としては、従来印刷物の支持体と
して使用されたものが含まれ、それらは本発明に好適に
使用することができる。かかる支持体としては、紙、プ
ラスチックス(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレンなど)がラミネートされた紙、アルミニウ
ム(アルミニウム合金も含む。)、亜鉛、銅などのよう
な金属の板、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プ
ロピオン酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セル
ロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リカーボネート、ポリビニルアセタールなどのようなプ
ラクチックのフィルム、上記の如き金属がラミネートも
しくは蒸着された紙もしくはプラクチックフィルムなど
が含まれる。これらの支持体のうち、アルミニウム板は
寸度的に著しく安定であり、しかも安価であるうえ、本
発明の組成物との接着性が特に良好なので好ましい。さ
らに、特公昭48−18327号公報に記載されているような
ポリエチレンテレフタレートフィルム上にアルミニウム
シートが結合された複合体シートも好ましい。
また、金属、特にアルミニウムの支持体の場合には、
砂目立て処理、陽極酸化処理などの表面処理がなされて
いる事が好ましい。
さらに、表面の親水性を高める為に、珪酸ソーダ、弗
化ジルコニウム酸カリウム、燐酸塩等の水溶液への浸漬
処理が、行なわれる事が好ましい。米国特許第2,714,06
6号明細書に記載されている如く、砂目立てしたのち珪
酸ナトリウム水溶液に浸漬されたアルミニウム板、特公
昭47−5125号公報に記載されているようにアルミニウム
板を陽極酸化処理したのちに、アルカリ金属珪酸塩の水
溶液に浸漬処理したものも好適に使用される。
また、米国特許第3,658,662号明細書に記載されてい
るようなシリケート電着も有効である。
更には特公昭46−27481号公報、特開昭52−58602号公
報、特開昭52−30503号公報に開示されているような電
解グレインを施した支持体と、上記陽極酸化処理及び珪
酸ソーダ処理を組合せた表面処理も有用である。
更には、特開昭56−28893号公報に開示されているよ
うな、ブラシグレイン、電解グレイン、陽極酸化処理さ
らに珪酸ソーダ処理を順に行ったものも好適である。更
にこれらの処理を行った後に、水溶性の樹脂、たとえば
ポリビニルフォスルホン酸、スルホン酸基を側鎖に有す
る重合体および共重合体、ポリアクリル酸等を下塗りし
たものも好適である。
これらの親水化処理は、支持体の表面を親水性とする
ために施される以外に、その上に設けられる感光性組成
物との有害な反応を防ぐため、更には感光層との密着性
の向上等のために施される。ものである。
中間接着性層として存在するネガ作用ジアゾ樹脂とし
ては、各種公知の物が使用出来る。このようなジアゾ樹
脂としては4−ジアゾ−ジフェニルアミン、1−ジアゾ
−4−4−N,N−ジメチルアミノベンゼン、1−ジアゾ
−4−N,N−ジエチルアミノベンゼン、1−ジアゾ−4
−N−エチル−N−ヒドロキシエチルアミノベンゼン、
1−ジアゾ−4−N−メチル−N−ヒドロキシエチルア
ミノベンゼン、1−ジアゾ−2,5−ジエトキシ−4−ベ
ンゾイルアミノベンゼン、1−ジアゾ−4−N−ベンジ
ルアミノベンゼン、1−ジアゾ−4−N,N−ジメチルア
ミノベンゼン、1−ジアゾ−4−モルフォリノベンゼ
ン、1−ジアゾ−2,5−ジメトキシ−4−p−トリメル
カプトベンエン、1−ジアゾ−2−エトキシ−4−N,N
−ジメチルアミノベンゼン、p−ジアゾ−ジメチルアニ
リン、1−ジアゾ−2,5−ジブトキシ−4−モルフォリ
ノベンゼン、1−ジアゾ−2,5−ジエトキシ−4−モル
フォリノベンゼン、1−ジアゾ−2,5−ジメトキシ−4
−モルフォリノベンゼン、1−ジアゾ−2,5−ジエトキ
シ−4−モルフォリノベンゼン、1−ジアゾ−2,5−ジ
エトキシ−4−p−トリルメルカプトベンゼン、1−ジ
アゾ−3−エトキシ−4−N−メチル−N−ベンジルア
ミノベンゼン、1−ジアゾ−3−クロロ−4−N,N−ジ
エチルアミノベンゼン、1−ジアゾ−3−メチル−4−
ピロリジノベンゼン、1−ジアゾ−2−クロロ−4−N,
N−ジメチルアミノ−5−メトキシベンゼン、1−ジア
ゾ−3−メトキシ−4−ピロリジノベンゼン、3−メト
キシ−4−ジアゾジフェニルアミン、3−エトキシ−4
−ジアゾジフェニルアミン、3−(n−プロポキシ)−
4−ジアゾジフェニルアミン、3−イソプロポキシ−4
−ジアゾジフェニルアミンのようなジアゾモノマーと、
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアル
デヒド、ブチルアセトアルデヒド、イソブチルアルデヒ
ド、またはベンズアルデヒドのような縮合剤をモル比で
各々1:1〜1:0.5〜好ましくは1:0.8〜1:0.6とし、これを
通常の方法で縮合して得られた縮合物と陰イオンとの反
応生成物があげられる。陰イオンとしては、四フッ化ホ
ウ酸、六フッ化燐酸、トリイソプロピルナフタレンスル
ホン酸、5−ニトロオルト−トルエンスルホン酸、5−
スルホサリチル酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホン
酸、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸、2−ニト
ロベンゼンスルホン酸、3−クロロベンゼンスルホン
酸、3−ブロモベンゼンスルホン酸、2−フルオロカプ
リルナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン
酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、2−メトキシ−
4−ヒドロキシ−5−ベンゾイル−ベンゼンスルホン
酸、及びパラトルエンスルホン酸Y2ZnCl2、等をあげる
ことができる。これらの中でも特に六フッ化燐酸、トリ
イソプロピルナフタレンスルホン酸や2,5−ジメチルベ
ンゼンスルホン酸のごときアルキル芳香族スルホン酸が
好適である。
このジアゾ樹脂層の厚みは広範囲に変更可能である
が、露光した時に、上層の感光層と均一な結合形成反応
を行い得る厚みでなければならない。
通常乾燥固体で1〜50mg/m2の塗布割合が良く、5〜2
0mg/m2が特に良好である。
更に、ジアゾ樹脂層及び感光層中にジアゾ樹脂の安定
化剤として、りん酸、亜りん酸、酒石酸、クエン酸、り
んご酸、ジピコリン酸、多核芳香族スルホン酸およびそ
の塩、スルホサリチル酸等を必要に応じて添加すること
ができる。
本発明の感光性平版印刷版をメタルハライドランプ、
高圧水銀灯などのような紫外線に富んだ光源を用いて画
像露光し、現像液で処理して感光層の未露光部を除去
し、最後にガム液を塗布することにより平版印刷版とす
る。更に耐刷力を上げる為に現像後、後露光してもよ
い。上記現像液として好ましいものは、ベンジルアルコ
ール、2−フェノキシエタノール、2−ブトキシエタノ
ールのような有機溶媒を少量含むアルカリ水溶液であ
り、例えば米国特許第3,475,171号および同第3,615,480
号に記載されているものを挙げることができる。更に、
特開昭50−26601号、特公昭56−39464号、同56−42860
号の各公報に記載されている現像液も本発明の感光性平
版印刷版の現像液として優れている。
〔発明の効果〕
本発明の感光性平版印刷版は高感度であり、かつ、耐
刷性にすぐれた平版印刷板を与える。
〔実施例〕
以下、実施例に基づいて更に詳細に説明する。
実施例1 厚さ0.30mmのアルミニウム板をナイロンブラシと400
メッシュのパミストンの水懸濁液を用いその表面を砂目
立てした後、よく水で洗浄した。10%水酸化ナトリウム
に70℃で60秒間浸漬してエッチングした後、流水で水洗
後、20%HNO3で中和洗浄、水洗した。これをVA=12.7V
の条件下で正弦波の交番波形電流を用いて1%硝酸水溶
液中で160クーロン/dm2の陽極時電気量で電解粗面化処
理を行った。その表面粗さを測定したところ、0.6μ(R
a表示)であった。ひきつづいて30%のH2SO4水溶液中に
浸漬し55℃で2分間デスマット処理した後、20%H2SO4
水溶液中、電流密度2A/dm2において厚さが2.7g/m2とな
るように2分間陽極酸化処理した。その後70℃のケイ酸
ソーダ2.5%水溶液に1分間浸漬し、水洗し、乾燥させ
た。
次に下記のジアゾ樹脂液を調製した。
この液を回転塗布機を用いて、先の基板上に乾燥後の重
量にして10mg/m2となるように塗布した。
次いで、80℃で1分間乾燥した。
次に、下記感光性組成物Iを調製した。
この感光性組成物を先のジアゾ樹脂を設けた基板の上
に回転塗布機を用いて、乾燥後の重量にして、1.5g/m2
となるように塗布した。
次いで、80℃で2分間乾燥した。
こうして得られた印刷版をAとする。
(比較例) 実施例1と同じ基板上に、ジアゾ樹脂層を設けず、こ
の感光液を乾燥重量で1.5g/m2となるように塗布、乾燥
して印刷版Bを得た。
これらの感光板にステップウェッジ(濃度段差0.15、
濃度段数15段)を密着させ、米国ヌアーク社製プリンタ
ー(2KWメタルハライドランプ)で10カウント露光し
た。露光後下記の現像液で25℃、1分間現像し印刷版を
得た。
現像液 ベンジルアルコール 4.5g イソプロピルナフタレンスルオン酸 のナトリウム塩の38%水溶液 4.5g トリエタノールアミン 1.5g モノエタノールアミン 0.1g 亜硫酸ナトリウム 0.3g 純 水 100g 本発明の印刷版Aは、画像もしっかりしており感度も
高いが、Bは基板との密着が悪い為、感度が低いばかり
でなく、画像部に、現像時にわずかにこすった時のキズ
が無数についていた。
これら印刷版を、ハイデルSOR印刷機に取り付け印刷
した所、Aは5万枚の印刷物を得る事が出きたが、Bの
印刷枚数は1,000枚で、細部の網がとび、調子再現性の
悪いサンプルしか得られず、又、10,000枚で画像全体に
摩擦が生じた。
〔実施例2〕 実施例1で用いたのと同じ基板に、下記のジアゾ樹脂
液を塗布乾燥した。乾燥重量は10mg/m2なるよう調整し
た。
次に下記感光液IIを調製した。
この感光性組成物を先のジアゾ樹脂を塗布した基板に
回転塗布機を用いて、乾燥後の重量にして、1.5g/m2
なるように塗布した。この印刷版をCとした。
(比較例2) 感光液IIの中へP−ジアゾジフェニルアミンとホルム
アルデヒドとの縮合物のPF6塩を0.2g添加した、感光液I
IIを作成した。
実施例1で用いた基板に、ジアゾ樹脂層を設けずに、
感光液IIIを塗布・乾燥した。乾燥重量は1.5g/m2であっ
た。この印刷版をDとした。
又、この感光液IIIを室内で一晩放置した所、底に顔
料の沈でんが生じた。
(結果) 実施例1と同様に、露光・現像した結果を示す。又、
印刷時間に得られた耐刷枚数を示す。
本発明の印刷版Cの方が、高感度であり、高耐刷性を
示した。又、塗布液の安定性にもすぐれていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−294238(JP,A) 特開 昭62−85255(JP,A) 特開 昭55−160010(JP,A) 特開 昭59−208552(JP,A) 特開 昭59−53836(JP,A) 特開 昭53−145706(JP,A) 特公 昭50−7481(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親水性表面を有する支持体上に、中間接着
    性層としての、5〜20mg/m2の厚みを有するネガ作用ジ
    アゾ樹脂層と、マレイミド基を側鎖に有する光網状化可
    能な重合体を有する感光層を設けたことを特徴とする感
    光性平版印刷版。
JP63277103A 1988-11-01 1988-11-01 感光性平版印刷版 Expired - Lifetime JP2852520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63277103A JP2852520B2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01 感光性平版印刷版

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63277103A JP2852520B2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01 感光性平版印刷版

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02123361A JPH02123361A (ja) 1990-05-10
JP2852520B2 true JP2852520B2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=17578821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63277103A Expired - Lifetime JP2852520B2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01 感光性平版印刷版

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2852520B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2687047B2 (ja) * 1990-12-20 1997-12-08 富士写真フイルム株式会社 平版印刷版の製造方法
JP2709532B2 (ja) * 1991-03-01 1998-02-04 富士写真フイルム株式会社 感光性平版印刷版

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5637695B2 (ja) * 1973-05-18 1981-09-02
US4104072A (en) * 1977-05-19 1978-08-01 Polychrome Corporation Water developable lithographic printing plate having dual photosensitive layering
EP0021019B1 (de) * 1979-05-18 1984-10-17 Ciba-Geigy Ag Lichtvernetzbare Copolymere, sie enthaltendes lichtempfindliches Aufzeichnungsmaterial, seine Verwendung zur Herstellung photographischer Abbildungen und Verfahren zur Herstellung von photographischen Abbildungen
JPS5953836A (ja) * 1982-09-21 1984-03-28 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版
JPS59208552A (ja) * 1983-05-12 1984-11-26 Fuji Yakuhin Kogyo Kk 感光性平版印刷版
JPS6285255A (ja) * 1985-10-09 1987-04-18 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版
JPS62294238A (ja) * 1986-06-13 1987-12-21 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02123361A (ja) 1990-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4845009A (en) Photosensitive composition comprising a polymer with maleimido group in side chain and a diazo resin
US4511640A (en) Aqueous developable diazo lithographic printing plates with admixture of polyvinyl acetate and styrene maleic acid ester copolymer
AU604815B2 (en) Improved recording material
US5080999A (en) Light-sensitive diazo resin composition containing a higher fatty acid or higher fatty acid amide
JP2002080528A (ja) アセタールコポリマー、及び感光性組成物におけるその使用
JPH0642074B2 (ja) 感光性組成物
EP0778497B1 (en) Aqueous developable negative acting photosensitive composition having improved image contrast
CA2036471C (en) Presensitized plate for use in making lithographic printing plate
JP2852520B2 (ja) 感光性平版印刷版
US4539285A (en) Photosensitive negative diazo composition with two acrylic polymers for photolithography
JP2709532B2 (ja) 感光性平版印刷版
US5328797A (en) Process for producing a negative-working lithographic printing form utilizing solvent mixture of mono-(C1 -C4) alkyl ether of diethylene glycol and a solvent having boiling point between 50° and 150° C.
JP2736933B2 (ja) 感光性平版印刷版
JP2599003B2 (ja) 感光性組成物
JPH0421184B2 (ja)
JPH061380B2 (ja) 感光性組成物
JP2652804B2 (ja) 感光性平版印刷版
JPH0544018B2 (ja)
JPH0766186B2 (ja) 感光性組成物
JPS6211851A (ja) 感光性組成物
JP2835728B2 (ja) 感光性平版印刷版
JPH06105353B2 (ja) 感光性組成物
JP2655351B2 (ja) 平版印刷版の製造方法
JPS61284758A (ja) 感光性組成物
JPS626253A (ja) 感光性組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071120

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071120

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term