JP2848924B2 - 棒状物繰出装置付筆記具 - Google Patents

棒状物繰出装置付筆記具

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JP2848924B2
JP2848924B2 JP15691090A JP15691090A JP2848924B2 JP 2848924 B2 JP2848924 B2 JP 2848924B2 JP 15691090 A JP15691090 A JP 15691090A JP 15691090 A JP15691090 A JP 15691090A JP 2848924 B2 JP2848924 B2 JP 2848924B2
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eraser
cap
feeding
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秀平 陰山
良英 光谷
忠義 海老沼
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Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、消しゴムをキャップの後端から出し入れ
自在に構成したシャープペンシルやボールペン等の棒状
物繰出装置付筆記具に関する。
【従来の技術】 従来の消しゴム繰出装置付筆記具としては、例えば実
開昭63−63489号に記載されたものがある。この筆記具
は、外筒内にらせん溝が形成されたネジ部材が配置さ
れ、このネジ部材のらせん溝に突起を係合させた消しゴ
ム受台を配置したものであり、キャップの回動によって
消しゴム受台を回動させ、ネジ部材上を軸方向に移動
し、消しゴムの突出・退没を行うものである。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のこの種消しゴム付筆記具は、外筒の後
端の内部がネジ部材で閉塞されているために、先端に筆
記部が設けられて外筒の内部に挿入される芯パイプ(シ
ャープペンシルの場合)やインキパイプ(ボールペンの
場合)等のレフィールが非常に短くなってしまう。な
お、レフィールを長くしようとすれば、筆記具全体が必
要以上に長くなってしまうと言う課題があった。 この発明は、上記のような課題を解消するためになさ
れたもので、レフィールを十分に長くすることができる
にも拘わらず、筆記具全体を十分に短くすることがで
き、また、棒状物をスムーズに出し入れすることができ
る棒状物繰出装置付筆記具を提供することを目的とす
る。
【発明の概要】
この発明は、レフィールを内部に挿入嵌合し、外周に
らせん溝を形成した繰出基部を設け、このらせん溝に棒
状物受台を移動可能に係合したものである。
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。 まず、第1図によってこの発明の第1実施例によるシ
ャープペンシルの概要を説明する。 外筒1の先端には先具2が同軸状で着脱自在に取付け
られ、また、外筒1の内部には、芯パイプ(レフィー
ル)3が摺動可能に配置されている。 そして、この芯パイプ3の先端には公知の芯送出機構
Aが、また、後端にはキャップ4が同軸状で着脱自在に
取付けられている。 上記キャップ4内には消しゴム(棒状物)5が同軸状
に配置されていて、外筒1に対してキャップ4が回転さ
れることによって、消しゴム5がキャップ4の後端から
軸方向である矢印方向に自動的に出し入れされるように
構成されている。 次に、この発明の第1実施例による消しゴム(棒状
物)繰出機構6を説明する。 消しゴム繰出機構6は、芯パイプ3の後端に着脱可能
に嵌合され、らせん溝7が形成された繰出基部8と、こ
の繰出基部8のらせん溝7に係合し、軸方向に摺動する
消しゴム受台(棒状物受台)9とから成る。 上記繰出基部8は、第2図(a)示のように、外周の
らせん溝7が形成されている。このらせん溝7の両端に
は、このらせん溝7より深さの浅い部分を有する環状溝
7aが形成され、キャップ4を過大に回動しても後述する
突起9aがこの環状溝7aを空回りするだけで消しゴム5が
らせん溝7から外れないようになっていると共に、環状
溝7aの溝の深さは、らせん溝7の溝より部分的に浅くな
っているので、使用者に違和感のある回動を感じさせ、
回転を停止させる気持を生じさせる。 また、このらせん溝7,環状溝7aは、第2図(b)示の
ように、切欠き7bを設け、ここから突起9aを両溝7,7a内
に挿入し、突起9aと両溝7,7aとを係合させてもよい。 また、10は環状段部であって、キャップ4の先端に設
けられた環状の係合段部4aを回動可能に係合している。
従って、キャップ4を後方へ引っ張れば、繰出基部8が
一体的に芯パイプ3から外せるようになっている。尚、
キャップ4は、繰出基部8に後方からスムーズに挿入で
きるようにスリット4dが形成されている。 さらに、この繰出基部8は、突片8aが外筒1の軸方向
溝1aと係合し、軸方向には摺動できるが回動はできない
ように形成されている。尚、外筒1に対する繰出基部8
の回り止め手段は、両者を多角形として回り止め構造と
してもよい。 また、繰出基部8およびキャップ4に対して、軸方向
に摺動可能な消しゴム受台9は、その先端に形成された
突起9aがらせん溝7と係合している。 そして、この消しゴム受台9の後部の消しゴム5を支
持する受部9bには、キャップ4の軸方向溝4c(第3図参
照)と係合している爪部(この実施例では2つ形成され
ている)9cが形成され、回り止めされている。ここで、
消しゴム受台9も繰出基部8に後方からスムーズに挿入
できるようにスリット9dが形成されている。ここで、爪
部9cおよびキャップ4の軸方向溝4cは消しゴム受台9の
回り止めが行えればその数は問わない。 また、消しゴム受台9の内部に圧入嵌合された消しゴ
ム5には、爪部9cの内部に一体に成形された小突起9eが
食い込んでいて、消しゴム5の抜け止めがなされてい
る。 また、らせん溝7は1条溝又は2状溝の何れでも良
い。そして、らせん溝7を1条溝とし、突起9aを180゜
の位相で2個設けても良いし、らせん溝7を2条溝と
し、2個の突起9aを180゜で相対向する位置や180゜で1
ピッチ又は半ピッチずらせた位置に設けても良い。 次に、この消しゴム繰出機構6の組立動作について説
明する。 まず、繰出基部8の環状段部10にキャップ4の係合段
部4aを係合させ、両者を連結する。この際、スリット4a
によってキャップ4の前方が拡径し、両者の組付けはス
ムーズに行える。次に、消しゴム5を装着した消しゴム
受台9をキャップ4の軸方向溝4cと、消しゴム受台9の
爪部9cを係合させながら、消しゴム5を挿着した消しゴ
ム受台9をキャップ4の後方から挿入する。ここでも、
スリット9dによって、消しゴム受台9の前方が拡径する
ので、組付けはスムーズに行われる。このようにして消
しゴム繰出機構6を組立てた後、芯パイプ3の後端に繰
出基部8を嵌合させて、組立動作は終了する。 次に、消しゴム5の出入れ動作を説明する。 外筒1に対してキャップ4を回転操作すると、その回
転力は、キャップ4の軸方向溝4c→消しゴム受台9の爪
部9cに伝わる。一方、繰出基部8は、外筒1の軸方向溝
1aに係合している突片8aによって、外筒1に対して回り
止めされている。従って、回転力によって、消しゴム5
の突起9aがらせん溝7に対して回転される。すると、そ
のらせん溝7と突起9aとによる送り作用によって、消し
ゴム5が爪部9cと軸方向溝4cとによって案内されつつ外
筒1の軸方向である矢印方向に移動される。そして、消
しゴム受台9を介して取付けられている消しゴム5がキ
ャップ4の後端から軸方向である矢印方向に出し入れさ
れる。 芯Sの交換時には、キャップ4を外筒1に対して軸方
向である矢印c′方向にやや強く引っ張ると、環状段部
10と係合段部4aの係合によって、消しゴム受台9が芯パ
イプ3から外れるので、キャップ4を外筒1から矢印方
向に抜き取ることができ、芯パイプ3内に替え芯Sを挿
入することができる。 次に、この筆記具の芯送出動作は、キャップ4をノッ
ク動作すれば、そのノック力は、キャップ4→繰出基部
8→芯パイプ3の順で伝達される。 ここで、繰出基部8は、外筒1の軸方向溝1aに対し
て、軸方向には摺動可能なので、キャップ4、繰出基部
8、消しゴム受台9、消しゴム5および芯パイプ3全体
が前方へ移動し、通常の芯送出動作が行える。 第4図および第5図は、第1図に示したノック式の芯
送出機構Aに換えて、公知の回動式繰出機構B,Cを示
す。この回動式繰出機構B,Cの詳細については、本出願
人の既出願(実願昭62−91654号)に記載されている。 ここで、回転式繰出機構BとCとの差異は、第4図示
のリターンスプリング15を有するか否かの点のみであ
る。 また、第4図および第5図示のように、芯パイプ3の
先端には、芯抜出防止装置16が設けられている。 第6図はこの発明に係るシャープペンシルの第2の実
施例を示す。 この第2の実施例と上述の第1の実施例との差異は、
キャップ4と繰出基部8との回動可能な係合手段の点の
みである。 即ち、この第2の実施例では、キャップ4の環状係合
段部4aと回動可能に係合する繰出基部8側には、第7図
示のように切突起片12が突設されている。この切起突片
12は、支点12aを中心として、撓みが可能な弾性片で形
成されている。 従って、繰出基部8にキャップ4を組立てる場合、繰
出基部8の前端からキャップ4を後方側へ向けて挿入し
て行う。ここで、環状係合段部4aが切起突片12を乗り越
える際、切起突片12が径方向に縮径し、移動がスムーズ
に行えると共に、その後は、再び元の状態に復帰し、そ
の場合には両者の係合は不用意に係合が解けることはな
い。 この第2の実施例のものも、第1の実施例と全く同様
に動作する。 なお、上記実施例では、シャープペンシルについて説
明したが、芯パイプ3をインキパイプに置換して、ボー
ルペン等の筆記具にも全く同様に適用することができ
る。
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、レフィールを内部
に挿入嵌合できる繰出基部を設け、芯パイプの長さが繰
出基部によって何等制約されないように構成したので、
レフィールを十分に長くすることができるにも拘わら
ず、筆記具全体を十分に短くすることができる効果があ
る。 また、らせん溝による棒状物受台の送り作用によって
棒状物をキャップの後端から出し入れするように構成し
たので、棒状物の出し入れ時に引っ掛かり等が全く発生
せず、棒状物をスムーズに出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例によるシャープペンシル
全体の断面図、第2図は繰出基部の平面図、第3図は第
1図の(イ)−(イ)線断面図、第4図,第5図は回転
式芯送出機構の要部断面図、第6図はこの発明の第2の
実施例の断面図、第7図は繰出基部の平面図を示す。 1は外筒、2は先具、3はレフィール(芯パイプ)、4
はキャップ、5は消しゴム(棒状物)、7はらせん溝、
8は繰出基部、9は消しゴム受台(棒状物受台)を示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にレフィール(3)挿入嵌合部を有
    し、外周にらせん溝(7)が形成された繰出基部(8)
    と、この繰出基部(8)のらせん溝(7)に移動可能に
    係合する棒状物受台(9)と、この棒状物受台(9)に
    支承された棒状物(5)と、上記繰出基部(8)に回動
    可能に係合され、上記棒状物受台(9)を軸方向に摺動
    可能で且つ回り止め係合するキャップ(4)とを有する
    消しゴム繰出装置を備えた棒状物繰出装置付筆記具。
JP15691090A 1990-06-15 1990-06-15 棒状物繰出装置付筆記具 Expired - Lifetime JP2848924B2 (ja)

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