JP3877559B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、デジタルバーサタイルディスク(DVD)やコンクトディスク(C
D)の再生を行うディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ディスクによっては、直径12cmの大ディスクと直径8cmの小ディスクがある。
ディスク再生装置の再生メカニズムへディスクを搬送するには、トレイ方式やスロットイン方式が多く採用されている。
トレイ方式は、キャビネットから引出し式に突出したトレイにディスクを投入し、トレイをキャビネット内に引っ込めることによって、ディスクを再生メカニズムとの対応位置に搬送する。
トレイにはディスクの大きさに対応して大小2つの円形の浅い凹みが同心に形成されており、対応する大きさの凹みにディスクを位置合わせしなければならない。
トレイ方式でも、ディスクを縦向きセットする縦型もあるが、小ディスクの場合、アタブターを装着してからトレイにセットしなければならず面倒である。
スロットイン方式は、ディスクを一対の引込みローラによる引き込み装置によって再生メカニズムに引き込む方式である。
スロットイン方式は、再生メカニズム側へディスクを引き込むための引き込み装置等が必要で構成が複雑になり、又、この引き込み装置を駆動するためのモータが必要となり、高価であった。
【0003】
出願人は、液晶テレビジョン等、薄型のモニターにディスク再生装置を一体に組み込むことを計画した。
しかし、トレー方式のディスク再生装置では、ディスク投入の容易なディスク横置き型とすれば、該再生装置の横長さはディスクの直径以上となり、モニターの横長さが大きくなってしまう問題がある。
スロットイン方式のディスク再生装置は、該再生装置の奥行及び横長さの面では問題ないが、前記の如く、コスト面では不利となってしまう問題がある。
【0004】
本発明は、縦向きにディスクをセットすることで小型化が画れ、薄型モニターに一体に組み込むことに適し、しかも、大ディスクであっても小ディスクであっても、位置合わせすることなくディスクを投入できるディスク再生装置を明らかにするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】
本発明のディスク再生装置は、ディスクを縦向きに収容するディスク収容部(3)を有しキャビネット(1)外に突出してディスクを投入可能なオープン位置とキャビネット(1)に収納されるクローズ位置をとり得るストッカー(2)と、キャビネット(1)内に配備されストッカー(2)によってキャビネット(1)内へ搬送されるディスクを再生するディスク再生メカニズム(5)と、ディスク再生メカニズム(5)のターンテーブル(51)上にディスクをクランプするクランプ手段(50)とを具えたディスク再生装置において、
上記ストッカー(2)は該ストッカー(2)に収容されるディスクに沿う面内で回動してキャビネット(1)に出没可能に配備され、
ディスク収容部(3)は、大ディスクD1を保持する大ディスク保持手段(30)と小ディスクD2を保持する小ディスク保持手段(34)を別個に具え、ストッカー(2)のクローズ位置にて大ディスクD1と小ディスクD2の中心位置を同じ位置に保持し、
小ディスク保持手段 (34) には、ストッカー ( ) の内側面に高さ位置を違えて起伏可能に配備されディスクの周面を支える支え部材 (35)(36) と、該支え部材 (35)(36) が起立状態では大ディスク保持手段 (30) は機能せず小ディスク保持手段 (34) が機能し、支え部材 (35)(36) が倒れ状態では小ディスク保持手段 (34) は機能せず大ディスク保持手段 (30) が機能するように支え部材 (35)(36) の起伏状態を切り換える切換保持手段 (88) が設けられ、
両ディスク保持手段 (30)(34) は、何れもストッカー ( ) がオープン位置では二点当りでディスクを支え、ストッカーがクローズ位置では、前記二点当りの内、後方の一点を含み、更に後方の一点の二点支持でディスクを支え、ストッカー ( ) の回動によるディスクの重心の移動によって、ストッカーのオープン時とストッカーのクローズ時とではストッカーに対するディスクの位置が変化することを特徴とする。
【0006】
【作用及び効果】
ストッカー(2)の大ディスク保持手段(30)と小ディスク保持手段(34)をディスクの大きさに合わせて切り換えておく。
オープン位置のストッカー(2)のディスク収容部(3)にディスクを投入する。ストッカー(2)が回動してクローズ位置に達すれば、ディスクはキャビネット(1)内に搬送される。
ディスククランプ手段(50)によって、ディスクは再生メカニズム(5)のターンテーブル(51)上にクランプされ、再生がなされる。
大ディスク保持手段(30)に支持されて大ディスクD1がキャビネット(1)内に搬送されたときも、小ディスク保持手段(34)に支持されて小ディスクD2が搬送されたときも、ディスクの中心位置がディスククランプ位置に一致する様に、大ディスク保持手段(30)と小ディスク保持手段(34)はディスク収容部(3)に設けられているから、ストッカー(2)にディスクを投入する際、位置合わせの必要はなく、単に投入するだけで済む。
ディスクを取り出すには、ストッカー(2)を再びオープン位置に回転させれば可い。
【0007】
ディスクを縦向きに収容するストッカー(2)が、ストッカー(2)に縦向きに収容したディスクに沿う面内で回転してキャビネット(1)へ出没する構成であるから、ディスク再生装置の横幅及び奥行きを、従来のディスク横置型のトレー方式のディスク再生装置よりも小さく設計出来、又、従来のスロットイン方式のディスク再生装置よりも安価にできる。そのため、薄型のモニターにディスク再生装置を一体に組み込んでも、モニター全体の横幅の大型化を抑えることが出来、又、モニターの薄型の利点を損なうこともない。
ストッカー(2)が回動してキャビネット(1)に出没する方式は、従来のトレー方式でもなく、スロットイン方式でもない特異な方式であって、目新しさ、奇抜性があり、興味を引きつけることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1A、Bに示す如く、ディスク再生装置は、中空キャビネット(1)内に、ディスクストッカー(2)、ディスク再生メカニズム(5)を搭載したブラケット(4)、ブラケット(4)と協働してディスクをディスク再生メカニズム(5)のターンテーブル(51)上にクランプするチャックレバー(6)を配備している。
尚、図1乃至図9、図14乃至図17では、メカニズムを構成する部品は、位置の前後を問わず(隠れている部分も)実線で示している。
【0009】
キャビネット(1)は、正面側(図1A、図1Bでは右側)から見て、奥行きと高さがほぼ同じで横幅の小さい扁平筺体に形成されている。
キャビネット(1)の前面(図1Aでは右側面)には、ストッカー(2)が回動して出没する縦長の開口(11)が設けられており、開口縁にストッカー(2)のクローズ位置を決める当り段部(13)が形成されている。
以下の説明で、前とは、図3に示す如くストッカー(2)がキャビネット(1)から回転して飛び出す側であり、後とは、飛び出したストッカー(2)をキャビネット(1)へ押し込む側である。
【0010】
ストッカー(2)は、図3、図10、図12に示す如く、略L字状の2枚の側板(21)(22)を接近して対向させ、両側板の一辺を縦長帯板状の前板(23)にて連結して構成される。該前板(23)は前記キャビネット(1)の開口(11)に対応する大きさである。
側板(21)(22)間はディスクを縦向きに収容できる幅狭のディスク収容部(3)となっており、実施例では直径12cmの大ディスクD1と直径8cmの小ディスクD2の2種類のディスクを選択的に保持出来る大ディスク保持手段(30)と小ディスク保持手段(34)を具えている。
【0011】
ストッカー(2)は、図1Aに示す如く、キャビネット(1)内の前板(23)側の下隅部に位置する枢軸(20)を中心に、キャビネット(1)の下面(10)に対して垂直面内で回動可能、即ち、ストッカー(2)に収容したディスクに沿う面内で回動可能に設けられており、回動してクローズ位置とオープン位置の2位置をとることができる。
図1Aに示す如く、クローズ位置のストッカー(2)は、キャビネット(1)に収容されて該キャビネット(1)の開口(11)をストッカー(2)の前板(23)で塞いでいる。
図3に示す如く、オープン位置のストッカー(2)は、キャビネット(1)の開口(11)下部のストッパ部(12)に当たるまで前方に倒れている。
ストッカー(2)はバネ(図示せず)によって常時飛び出し方向に付勢されている。ストッカー(2)の回転中心近傍には枢軸(20)を半径中心として円弧状に歯列(24)が形成され、該歯列(24)に噛合したピニオン(26)にオイルダンパ(25)が連繋されており、ストッカー(2)の飛び出し速度を緩やかにしている。
【0012】
図3に示す如く、オープン位置のストッカー(2)は、キャビネット(1)の下面(10)の延長面に対して前板(23)が約40°を成す様に傾いており、この状態でストッカー(2)のディスク収容部(3)に斜め上方からディスクの投入が可能である。
ディスク収容部(3)の大ディスク保持手段(30)は、ストッカー(2)の側板(21)(22)間に跨る第1ピン(31)、第2ピン(32)、第3ピン(33)の3本のピンにて構成される。
【0013】
図1Aに示す如く、クローズ位置のストッカー(2)に対して、第1ピン(31)は前板(23)に接近して上部に位置し、第2ピン(32)は前板寄りの下部に位置し、第3ピン(33)は第2ピン(32)から後方へ遠ざかって下部に位置している。図3に示す如く、オープン位置のストッカー(2)に対して、大ディスクD1を投入すると、ディスクは第1ピン(31)と第2ピン(32)の二点当たりで支えられ、第3ピン(33)と大ディスクD1との間に少し隙間が存する。
【0014】
図1Aに示す如く、ストッカー(2)をキャビネット(1)内へ収容すると、ストッカー(2)の回転途上で、大ディスクD1の重心は第2ピン(32)を中心に第1ピン(31)側から第3ピン(33)側へ移動する。これにより、大ディスクD1は第2ピン(32)を中心に第3ピン(33)側へ回転して、第2ピン(32)と第3ピン(33)の二点当たりで支えられ、大ディスクD1と第1ピン(31)との間に隙間Sが生じる。
上記隙間Sの大きさは、後記し図5に示す様に、キャビネット(1)内で大ディスクD1がクランプされて再生位置に少し持ち上げられた際に、該大ディスクD1と第1ピン(31)が接することのない様に決められている。
【0015】
小ディスク保持手段(34)は、図6A、図7A、図13に示す如く、ストッカー(2)の一方の側板(21)内面に起伏可能に平行に設けた短尺帯板状の第1支え部材 (35)( 以下、「第1部材 (35) )と、長尺板状の第2支え部材 (36)( 以下、「第2部材」 )と両部材(35)(36)を起伏させる操作スライド(8)とによって構成される。
【0016】
図7Aに示す、ストッカー(2)のクローズ位置において、第1部材(35)はストッカー(2)の前板(23)の略中央部の高さに位置し、第2部材(36)は前板(23)の下端寄りに位置している。第1部材(35)及び第2部材(36)は、夫々ストッカー(2)の前板(23)に直交する方向を向いており、部材(35)(36)の長手方向に沿う側縁がストッカー(2)の側板(21)に蝶着(35a)(36a)されて、側板(21)と直角を成す方向と、図1Aに示す下向き方向の2位置をとり得る。
【0017】
図3に示す如く、第1部材(35)の後端に小ディスクD2の縁が侵入可能な切欠(37)が設けられ、第2部材(36)に小ディスクD2の一部が嵌まり込み可能な溝孔(38)が開設されている。
図13に示す如く、第1部材(35)と第2部材(36)の前端には、起立方向に突片(83)を突設して該突片(83)の先端に丸軸(84)を前方に突設している。
【0018】
図3に示す如く、ストッカー(2)内にて、前板(23)に接近して該前板の長手方向にスライド可能に帯板状の操作スライド(8)が配備される。
図13、図14に示す如く、操作スライド(8)には、前記第1部材(35)及び第2部材(36)の間隔を存して横向きに切欠(81)(81)が開設され、該切欠(81)に第1部材(35)及び第2部材(36)の丸軸(84)(84)がスライド可能に嵌まっている。
【0019】
操作スライド(8)に操作片(80)が突設され、図12に示す如く、操作片(80)はストッカー(2)の側板(21)に開設したスリット孔(21a)から外部に臨出して側板(21)に沿って後方に屈曲している。操作片(80)は側板(21)に形成した凹み部(21b)内で上下に移動するため、ストッカー(2)をキャビネット(1)に収納する際に、操作片(80)が邪魔になることはない。
尚、ストッカー(2)の側板(21)には、上記凹み部(21b)の下方に、後記するストッカーストッパ(27)が係脱可能な掛り部(28)が凹設されている。
【0020】
操作片(80)を上向きにスライドさせると、操作スライド(8)も上向きに移動して、第1部材(35)及び第2部材(36)を側板(21)に対して直角を成す様に起立させることが出来、この状態から操作片(80)を下向きにスライドさせると、第1部材(35)及び第2部材(36)を側板(21)に沿う様に倒すことが出来る。
【0021】
図6に示す如く、第1部材(35)と第2部材(36)が起立した状態で、ストッカー(2)がオープン位置にあるとき、ストッカー(2)に小ディスクD2を投入すると、小ディスクD2は、第1部材(35)の切欠(37)と第2部材(36)の溝孔(38)の前端(38a)の二点当たりで支えられる。
ストッカー(2)をキャビネット(1)内へ収容すると、ストッカー(2)の回転途上で、小ディスクD2の重心は第2部材(36)の溝孔(38)の前端(38a)を中心に前方から後方へ移動する。これにより、小ディスクD2は溝孔(38)の前端(38a)と後端(38b)の二点当たりで支持され、小ディスクD2と第1部材(35)の切欠(37)との間に隙間が生じる。
上記隙間の大きさは、後記し図8に示す様に、キャビネット(1)内で小ディスクD2がクランプされから再生位置に少し持ち上げられた際に、該ディスクが第1部材(35)に接することのない様に決められている。図8では、小ディスクD2と第1部材(35)は接触している様に見えるが、小ディスクD2は第1部材(35)の切欠(37)に侵入しているが、第1部材(35)には接触していない。
【0022】
ストッカー(2)のクローズ位置において、小ディスク保持手段(34)にて小ディスクD2が保持されていても、或いは大ディスク保持手段(30)によって大ディスクD1が保持されていても、ディスクの中心は同じ位置となる様に、大ディスク保持手段(30)及び小ディスク保持手段(34)の取り付け位置が決められている。
【0023】
前記操作スライド(8)及び第1部材(35)、第2部材(36)は、図13、図14に示す切換保持手段(88)によって上位置と下位置の2位置に切換え可能に保持される。
切換保持手段(88)は、V字状のトーションバネ(85)の一端をストッカー(2)の前板(23)内面に突設した支点軸(86)に回転可能に係止し、他端を前記小ディスク保持手段(34)の第2部材(36)の前端に突設したピン(87)に回転可能に係止している。
【0024】
図14に示す如く、第1部材(35)と第2部材(36)が下向きで、ストッカー(2)が大ディスクD1の投入に備えている状態では、トーションバネ(85)は両端を拡げて上向き状態であり、このバネ力で第1部材(35)と第2部材(36)は下向きにロックされた状態である。
操作片(80)をスライド操作して操作スライド(8)を上方へ移動させると、移動途上で第2部材(36)のピン(87)に押されてトーションバネ(85)の両端間隔は狭まり、更に図16に示す如く、トーションバネ(85)は両端を右向きにして横向きとなる。この瞬間にスナップアクションが利いて、図17に示す如く、トーションバネ(85)は横向きのまま両端間を拡げ、第2部材(36)を起こしてストッカー(2)の側板(21)に対して直角となる様に保持する。これによって操作スライド(8)は上位置に保持される。
操作スライド(8)によって第2部材(36)と連動する第1部材(35)も起立して側板(21)に対して直角に保持される。
【0025】
操作片(80)を下向きにスライドさせると、上記とは逆の動作により、図14に示す如く、操作スライド(8)は下位置に保持され、第1部材(35)及び第2部材(36)は下向きに倒れた状態となり、ストッカー(2)への大ディスクD1の投入の邪魔にならない。
【0026】
尚、第1部材(35)と第2部材(36)は、ストッカー(2)の側板(21)内面の凹み部(図示せず)に沈み込み可能に取り付けられており、第1部材(35)と第2部材(36)が下向きに倒れた状態では、第1部材(35)及び第2部材(36)は側板(21)内面から臨出せず、大ディスクD1の投入の邪魔に成らず、又、第1部材(35)と第2部材(36)で大ディスクD1が傷つくこともない。
又、図面には表していないが、ストッカー(2)の両側板(21)(22)間は、ディスクの外周側が狭まる所謂シェル形状となっており、ディスクの外周縁以外の部分にストッカー(2)が接してディスクを傷付けることを防止している。
【0027】
図4、図10に示す如く、キャビネット(1)内のストッカー(2)の回動移行路を挟んでブラケット(4)及びチャックレバー(6)が互いに接近離間可能に配備される。
ブラケット(4)及びチャックレバー(6)は、キャビネット(1)の後部に位置する縦軸(40)(60)に支持され、ブラケット(4)は軸(40)を中心に回転可能且つ軸(40)をスライドして昇降可能であり、バネ(図示せず)にて下方へ付勢されている。チャックレバー(6)は、軸(60)を中心に回転可能であり、バネ(図示せず)によってブラケット(4)側へ回転付勢されている。
【0028】
ブラケット(4)にはストッカー(2)の移行路に面して、ターンテーブル(51)、ピックアップ(53)を含む公知のディスク再生メカニズム(5)を搭載したシャーシ(52)が取り付けられている。
ディスク再生メカニズム(5)のターンテーブル(51)は、ストッカー(2)のクローズ位置における搭載ディスクの中心との対応位置にある。
ブラケット(4)の下面中央にブラケット回転用のピン(42)が突設され、該下面の先端側及び基端側にブラケット昇降用の突起(41)(41)が突設されている。
【0029】
チャックレバー(6)は、自由端側の前記ターンテーブル(51)との対向位置に円板状のチャックプーリ(63)を具えている。
チャックプーリ(63)はターンテーブル(51)に吸着するマグネット(図示せず)を具え、外周面に周溝(64)を有している。
チャックレバー(6)の自由端には上下方向に少し長い長孔(61)が開設され、該長孔(61)内面に突設した内向きフランジ(62)が上記チャックプーリ(63)の周溝(64)に余裕のある状態に嵌まっている。
チャックレバー(6)の基端側下部に、該チャックレバー(6)を回転させるための突部(65)が前記ブラケット(4)側に張り出す様に設けられている。
上記、ブラケット(4)、ディスク再生メカニズム(5)、チャックレバー(6)及びチャックプーリ(63)によって、ディスクをターンテーブル(51)にクランプするクランプ手段(50)を構成している。
【0030】
図10に示す如く、キャビネット(1)内のストッカー(2)の移行路の下方にて、帯板状のスライド部材(7)が前後方向にスライド可能に配備されている。
スライド部材(7)の長手方向に沿う一側縁にラック(75)が形成され、該ラックに噛合するピニオンギア(76)がモータ(図示せず)によって、正、逆回転することにより、スライド部材(7)は前進或いは後退する。モータ(図示せず)は後記するオープンスイッチ(91)、第1制御スイッチ(92)及び第2制御スイッチ(93)を含む制御部(図示せず)からの信号によって制御される。
【0031】
スライド部材(7)の略中央部にブラケット(4)回転駆動用のカム溝(72)が開設され、該カム溝(72)に前記ブラケット(4)下面のピン(42)がスライド可能に嵌まっている。
カム溝(72)は、スライド部材(7)のスライド方向に対して斜めに延る駆動溝部(72a)と、駆動溝部(72a)の両端に連続しスライド部材(7)のスライド方向と平行に延びる停止溝部(72b)(72c)からなる。
駆動溝部(72a)は、スライド部材(7)が矢印Aで示す後退方向にスライドしたときブラケット(4)をチャックレバー(6)に接近する方向に回転させ、停止溝部(72b)(72c)はスライド部材(7)がスライドしてもブラケット(4)をチャックレバー(6)に接近離間させることはない。
【0032】
スライド部材(7)の上面の前後端に、前記ブラケット(4)下面の突起(41)(41)が乗り上げ可能な突起(71)(71)が突設されている。該突起(71)の後部は徐々に低くなる斜面(71a)となっている。
スライド部材(7)が後退すると、ブラケット(4)の突起(41)がスライド部材(7)の突起(71)に乗り上げてブラケット(4)全体が所定量、実施例では2mm程度上昇する。
【0033】
スライド部材(7)の後端にチャックレバー(6)側へ徐々に膨らむカム面(74)が形成されている。
スライド部材(7)が矢印Bに示す前進方向にスライドすると、カム面(74)がチャックレバー(6)の突部(65)を押す。チャックレバー(6)はバネ(図示せず)に抗して軸(60)を中心に自由端がブラケット(4)から離れる方向に回転する。
スライド部材(7)が矢印Aに示す後退方向にスライドすると、チャックレバー(6)の突部(65)はスライド部材(7)のカム面(74)を滑って谷部に対応し、チャックレバー(6)はバネ(図示せず)の付勢力でブラケット(4)に接近する方向に徐々に回転する。
スライド部材(7)の先端面に下記のストッカーストッパ(27)を動作させる押し片(73)が突設される。
【0034】
図5B、図10に示す如く、ストッカーストッパ(27)は、スライド部材(7)の押し片(73)が当接可能な当り片(27a)と、前記ストッカー(2)の側板(21)の掛り部(28)に出没可能なロック片(27b)とが90°〜110°の角度を成す様にV字状に形成されている。
ストッカーストッパ(27)は、当り片(27a)とロック片(27b)の交差部がキャビネット(1)上の軸(27c)に水平面内で回転可能に支持されており、ストッカーストッパ(27)はバネ(図示せず)によって、ロック片 (27b)が前記ストッカー(2)の掛り部(28)に嵌まり込む方向に回転付勢されている。
スライド部材 ( )が前進して押し片(73)がストッカーストッパ(27)の当り片(27a)を押すと、ストッカーストッパ(27)は、バネ(図示せず)に抗してロック解除方向に回転する。
【0035】
キャビネット(1)内に、オープンスイッチ(91)、第1制御スイッチ(92)及び第2制御スイッチ(93)が配備される。
オープンスイッチ(91)はストッカー(2)がクローズ位置でONとなり、オープン位置の動作が開始されるとOFFとなる。
第1制御スイッチ(92)は、スライド部材(7)が前進してストッカーストッパ(27)に当たる少し手前に達するとスライド部材(7)を検出してONとなり、その位置よりスライド部材(7)が後退とするとOFFとなる。但し前記オープンスイッチ(91)がONのとき、第1制御スイッチ(92)はスライド部材(7)を検出しても動作しない様に設定されている。
第2制御スイッチ(93)は、ブラケット(4)が上昇してディスクをクランプ位置から再生位置に持ち上げたときにブラケット(4)を検出してONとなり、ブラケット(4)が下がるとOFFとなる。
【0036】
次に、上記ディスク再生装置のイニシャル状態からディスク再生までの一連の動作を説明する。
図1A、図1Bに示す如く、ストッカー(2)がクローズ位置にあってストッカーストッパ(27)によってロックされ、ブラケット(4)とチャックレバー(6)はディスククランプ位置にあるときがイニシャル状態である。
【0037】
オープン釦(図示せず)を押すと、スライド部材(7)が前進する。
スライド部材(7)の前進により、ブラケット(4)下端のピン(42)はスライド部材(7)のカム溝(72)の前側停止溝部(72b)から駆動溝部(72a)に嵌まり込み、軸(40)を中心にチャックレバー(6)側から遠ざかる方向に回転する。
又、スライド部材(7)の後部カム面(74)がチャックレバー(6)の突部(65)を押して、チャックレバー( )を軸(60)を中心にブラケット(4)から遠ざかる方向に回転させる。
上記動作により、ブラケット(4)とチャックレバー(6)はディスククランプ解除位置に待機し、ストッカー(2)の回動移行路を開放する。
ブラケット(4)下端のピン(42)は、スライド部材(7)のカム溝(72)の後側停止溝部(72b)に達している。
スライド部材(7)が更に前進すると第1制御スイッチ(92)がONになるが、ストッカー(2)がクローズ位置にあり、オープンスイッチ(91)がONであるから第1制御スイッチ(92)がONになっても動作はそのまま継続され、スライド部材(7)はストッカーストッパ(27)の当り片(27a)を押す様にオーバストロークする。これにより、ストッカー(1)のロックは解除され(図2A、図2B参照)、ストッカー(2)はバネ(図示せず)の付勢力によってオープン位置まで開く。
【0038】
ストッカー(2)が開き始めたとき、オープンスイッチ(91)がOFFとなる。このOFF信号を受けてスライド部材(7)は後退する。
スライド部材(7)の後退により第1制御スイッチ(92)がOFFとなった時に、スライド部材(7)を再び前進させる。スライド部材(7)の前進によって第1制御スイッチ(92)がONとなったところでスライド部材(7)は停止する(図4参照)。
【0039】
上記状態でストッカー(2)にディスクが残っていれば、該ディスクを取り出してから所望のディスクを挿入する。
図3に示す如く、大ディスクD1を投入する場合、小ディスク保持手段(34)の第1部材(35)と第2部材(36)は下向きに倒しておく。
大ディスクD1は、大ディスク保持手段(30)の第1ピン(31)と第2ピン(32)の二点当たりで支持される。
【0040】
図6に示す如く、ストッカー(2)に小ディスクD2を挿入する場合、ストッカー(2)の側板(21)に臨出した操作片(80)を上向きにスライドさせて、前述の如く、小ディスク保持手段(34)の第1部材(35)と第2部材(36)を側板(21)に対して直角となる様に起立させておく。
小ディスクD2をストッカー(2)のディスク収容部(3)に投入すると、該ディスクは第1部材(35)の切欠(37)と第2部材(36)の溝孔(38)の前端(38a)の二点当たりで支持される(図6参照)。
【0041】
上記状態から手でストッカー(2)を押し込こむと、ストッカー(2)の回転途上で、ディスクの重心位置がストッカー(2)に対して相対的に後方に移動し、ストッカー(2)がクローズ位置に達すると、大ディスクD1の場合は、大ディスク保持手段(30)の第2ピン(32)と第3ピン(33)の二点当たりで支持され、小ディスクD2の場合は、小ディスク保持手段(34)の第2部材(36)上の溝孔(38)の前後端(38a)(38b)の二点当たりで支持される。
【0042】
又、ストッカー(1)がクローズ位置に達すると、ストッカーロック方向にバネ付勢されてロック片(27b)をストッカー(2)の側板(21)に摺接させているストッカーストッパ(27)の、該ロック片(27b)が該側板(21)上の凹み掛り部(28)に嵌まり込んでストッカー(2)はクローズ位置に自動的にロックされる。
又、ストッカー(2)がクローズ位置に達することによって、オープンスイッチ(91)がONとなり、スライド部材(7)が後退し始める。
スライド部材(7)の後退により、ブラケット(4)下端のピン(42)はスライド部材(7)のカム溝(72)の後側停止溝部(72c)から駆動溝部(72a)に嵌まり込み、軸(40)を中心にチャックレバー(6)側に回転する。
又、スライド部材(7)の後部カム面(74)の谷部がチャックレバー(6)の突部(65)に対応し、チャックレバー(8)はバネ(図示せず)の付勢力により軸(60)を中心にブラケット(4)側に回転する。
【0043】
ブラケット(4)とチャックレバー(6)が互いに接近することにより、ブラケット(4)上のターンテーブル(51)とチャックレバー(6)上のチャックプーリ(63)がディスクを挟んだ状態でマグネット吸着して、ストッカー(2)上のディスクは、ターンテーブル(51)と同心にターンテーブル(51)にクランプされる(図1A、図1B)。ブラケット(4)下端のピン(42)は、カム溝(72)の前側停止溝部(72b)に嵌まっている。
【0044】
更にスライド部材(7)が後退すると、スライド部材(7)の前後部の突起(71)(71)の斜面(71a)にブラケット(4)の突起(41)(41)が乗り上げてブラケット(4)は軸(60)をスライドして持ち上がる。即ち、大ディスクD1の場合は、大ディスク保持手段(30)の第1ピン(31)と第2ピン(32)から離れ、小ディスクD2の場合は、小ディスク保持手段(34)の第2部材(36)の溝孔(38)の前後端(38a)(38b)から離れて、ディスクはストッカー(2)と無接触となる(図5A、図8A参照)。
ブラケット(4)が所定高さまで上昇すれば第2制御スイッチ(93)がONして、スライド部材(7)は停止する。
この状態では、チャックレバー(6)の長孔(61)内面の内向きフランジ(62)は、チャックプーリ(63)の周溝(64)に無接触状態で嵌まっている。
上記状態で、ディスクが高速回転してディスクの再生が開始される。
再生が終了すれば、メカニズムは前記イニシャル位置に戻る様に制御される。
【0045】
オープン位置のストッカー(2)を空のままキャビネット(1)内へ押し込んだ場合、前述のディスククランプ動作からディスク再生位置への持ち上げ動作を行い、そこでディスク無しを検出して、前記イニシャル位置に戻って動作を完了する。
【0046】
上記の如く、本発明のディスク再生装置は、ディスクを縦向きに収容するストッカー(2)が、縦向きのまま回転してキャビネット(1)へ出没する構成であるから、ディスク再生装置の横幅を、従来のディスク横置型のトレー方式のディスク再生装置よりも小さく設計出来、又、奥行きもトレー方式のディスク再生装置よりも小さくできる。そのため、薄型のモニターにディスク再生装置を一体に組み込んでも、モニター全体の大型化することを抑えることが出来、又、モニターの薄型の利点を損なうこともない。更に、スロットイン方式のように引き込み装置のためにモータを必要とせず、安価に提供できる。
【0047】
ストッカー(2)が出没するキャビネット(1)の開口(11)は、ストッカー(2)の前板(23)によって塞がれるため開口(11)の存在がキャビネット(1)の外観を悪くしたり、開口(11)からの埃の侵入や異物の投入を防止できる。
ストッカー(2)が、縦向きに回動してキャビネット(1)に出没する方式は、従来の引出しトレー方式でもなく、スロットイン方式でもない特異な方式であって、目新しさ、奇抜性があり、興味を引きつけることが出来る。
【0048】
又、ストッカー(2)のディスク収容部(3)は、ディスクの大小に係わらず、ディスク中心を一定にして保持できる、大ディスク保持手段(30)と小ディスク保持手段(34)を有しているため、オープン位置のストッカー(2)に対してディスクを上方から投入するだけで済み、ストッカー(2)に対するディスクの位置合わせの煩わしさがない。
従来の縦置型トレー方式では、小ディスクにアダプターを装着してからトレーにセットしなければならなったが、この手間も必要としない。
【0049】
大ディスク保持手段(30)も小ディスク保持手段(34)も、ディスクを二点当たりで支持するから、極めて正確にディスクをクランプ位置に搬送出来る。
又、大ディスク保持手段(30)も小ディスク保持手段(34)も、ディスクに当接可能な3点の当たり部を有し、ストッカー(2)のオープン位置では、夫々前部の当たり部(第1ピン(31)と切欠(37)を指す)と中央の当たり部(第2ピン(32)と溝孔(38)の前端(38a)を指す)の二点で、クローズ位置では、中央の当たり部と後部の当たり部(第3ピン(33)と溝孔(38)の後端(38b)を指す)の二点でディスクを支持でき、ストッカー(2)の回転動作中にストッカー(2)に対してディスクの重心位置が移動する様に当たり部を配置したため、ディスクをクランプ位置から再生位置に移動させるのに、単にディスクを真っ直ぐ上方へ持ち上げれば可く、メカニズムの構成が簡単になる。
【0050】
本発明の様に、ストッカー(2)が縦向きで回動してキャビネット(1)に出没するストッカー(2)にあっては、ストッカー(2)がオープン位置からクローズ位置に回転移動する間に、ストッカー(2)に対してディスクが相対に移動しない状態にディスクを支持した場合、クランプ手段(50)でディスクをクランプした状態で再生位置(ディスクがストッカー(2)に接触しない位置)へ移動させるためには、ディスクを真上に持ち上げるだけでは実現せず、ディスクを斜め上方へ移動させねばならず、ディスクをクランプ位置から再生位置へ移動させるためのメカニズムが複雑となり、又、装置も大型化する。
【0051】
又、ディスク保持手段(30)(34)の切換えは、小ディスク保持手段(34)の第1部材(35)と第2部材(36)を起伏させるだけの簡単なメカニズムで済み、且つ、ストッカー(2)上の操作スライド(8)をスライド操作するワンタッチ操作で済む。
操作スライド(8)を操作する操作片(80)は、ストッカー(2)の側板(21)上にあり、ストッカー(2)がキャビネット(1)の外側に飛び出した状態でなければ操作できない。このため、ストッカー(2)がキャビネット(1)に収納された状態、つまり、ディスク再生中に不用意に小ディスク保持手段(34)の第1部材(35)と第2部材(36)を起伏させて、大きなトラブルを起こすことを確実に防止できる。
【0052】
ストッカー(2)は、キャビネット(1)に収容されたクローズ位置では常にロック状態にあり、ストッカー(2)のロック解除は、スライド部材(7)のスライドによるディスククランプ動作、再生位置へのディスク持ち上げ動作、ディスククランプ解除動作の一連の動作において、スライド部材(7)がディスククランプ解除位置を越えてスライドするオーバストロークによって行われるため、ディスク再生中、即ち、ディスクがクランプされた状態で、不用意にストッカー(2)が開いてトラブルを招来することはない。ロック解除用の特別の部品も必要としない。但し、クランプ手段(50)によるディスクのクランプが解除されている状態のときのみストッカー(2)のロックが解除可能な構成であれば、ソレノイド等で動作するストッカーストッパによってストッカー(2)をロックすることもできる。
【0053】
尚、本発明は、ディスク再生専用に限定されることはなく、記録も出来るディスクの記録・再生装置に実施できるのは勿論であり、又、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】A図は、ディスク再生装置の右側から見たメカニズム(イニシャル状態)を表した図である。
B図は、同上の上方から見たメカニズムを表した図である。
【図2】A図は、ディスク再生装置の右側から見たメカニズム(大ディスクククランプ開放状態)を表した図である。
B図は、同上の上方から見たメカニズムを表した図である。
【図3】ディスク再生装置の右側から見たメカニズム(飛出し状態のストッカーに大ディスク投入)を表した図である。
【図4】同上の上方から見たメカニズムを表した図である。
【図5】A図は、ディスク再生装置の右側から見たメカニズム(大ディスク再生位置の状態)を表した図である。
B図は、同上の上方から見たメカニズムを表した図である。
【図6】A図は、ディスク再生装置の上方から見たメカニズム(ストッカー飛出し状態のストッカーに小ディスク投入状態)を表した図である。
B図は、同上の上方から見たメカニズムを表した図である。
【図7】A図は、ディスク再生装置の右側から見たメカニズム(小ディスククランプ状態)を表した図である。
B図は、同上の上方から見たメカニズムを表した図である。
【図8】A図は、ディスク再生装置の右側から見たメカニズム(小ディスク再生位置の状態)を表した図である。
B図は、同上の上方から見たメカニズムを表した図である。
【図9】ディスク再生装置の正面側から見たメカニズムを表した図である。
【図10】メカニズムの分解斜面図である。
【図11】ストッカーロック部の平面図である。
【図12】ストッカーの前方左側から見た斜面図である。
【図13】小ディスク保持手段の起伏メカニズムの斜面図である。
【図14】操作スライドが下降位置にあるときの小ディスク保持手段の起伏メカニズムを正面から表した図。
【図15】操作スライドが少し上昇したときの小ディスク保持手段の起伏メカニズムを正面側から表した図。
【図16】操作スライドが図15の位置から更に少し上昇したときの小ディスク保持手段の起伏メカニズムを正面側から表した図。
【図17】操作スライドが上昇位置にあるときの小ディスク保持手段の起伏メカニズムを正面から側から表した図。
【符号の説明】
(1) キャビネット
(2) ストッカー
(27) ストッカーストッパ
(28) 掛り部操作スライド
(3) ディスク収容部
(30) 大ディスク保持手段
(31) 第1ピン
(32) 第2ピン
(33) 第3ピン
(34) 小ディスク保持手段
(35) 第1部材
(36) 第2部材
(37) 切欠
(38) 溝孔
(7) スライド部材
(8) 操作スライド

Claims (4)

  1. ディスクを縦向きに収容するディスク収容部(3)を有しキャビネット(1)外に突出してディスクを投入可能なオープン位置とキャビネット(1)に収納されるクローズ位置をとり得るストッカー(2)と、キャビネット(1)内に配備されストッカー(2)によってキャビネット(1)内へ搬送されるディスクを再生するディスク再生メカニズム(5)と、ディスク再生メカニズム(5)のターンテーブル(51)上にディスクをクランプするクランプ手段(50)とを具えたディスク再生装置において、
    上記ストッカー(2)は該ストッカー(2)に収容されるディスクに沿う面内で回動してキャビネット(1)に出没可能に配備され、
    ディスク収容部(3)は、大ディスクD1を保持する大ディスク保持手段(30)と小ディスクD2を保持する小ディスク保持手段(34)を別個に具え、ストッカー(2)のクローズ位置にて大ディスクD1と小ディスクD2の中心位置を同じ位置に保持し、
    小ディスク保持手段 (34) には、ストッカー ( ) の内側面に高さ位置を違えて起伏可能に配備されディスクの周面を支える支え部材 (35)(36) と、該支え部材 (35)(36) が起立状態では大ディスク保持手段 (30) は機能せず小ディスク保持手段 (34) が機能し、支え部材 (35)(36) が倒れ状態では小ディスク保持手段 (34) は機能せず大ディスク保持手段 (30) が機能するように支え部材 (35)(36) の起伏状態を切り換える切換保持手段 (88) が設けられ、
    両ディスク保持手段 (30)(34) は、何れもストッカー ( ) がオープン位置では二点当りでディスクを支え、ストッカーがクローズ位置では、前記二点当りの内、後方の一点を含み、更に後方の一点の二点支持でディスクを支え、ストッカー ( ) の回動によるディスクの重心の移動によって、ストッカーのオープン時とストッカーのクローズ時とではストッカーに対するディスクの位置が変化することを特徴とするディスク再生装置。
  2. 大ディスク保持手段 (30) は、ストッカー ( ) 上に設けた3本のピン (31)(32)(33) から成る請求項1に記載のディスク装置。
  3. 支え部材 (35)(36) は、第1部材 (35) と該第1部材 (35) に連動する第2部材 (36) から成り、前記切換保持手段 (88) は第1部材 (35) と第2部材 (36) の少なくとも一方に連繋したトーションバネ (85) であって、該バネのスナップアクション作用によって、第1部材 (35) 及び第2部材 (36) を起立状態と倒れ状態に切り換え可能な請求項1又は2に記載のディスク再生装置。
  4. 第1部材 (35) 及び第2部材 (36) を連動させる操作スライド ( ) を有し、操作スライド(8)の操作片(80)はストッカー(2)の側面に露出しており、ストッカー(2)のクローズ状態では操作片(80)はキャビネット(1)の内部に位置して外部から操作できない請求項1乃至請求項3の何れかに記載のディスク再生装置。
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