JP2843345B2 - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JP2843345B2 JP63334908A JP33490888A JP2843345B2 JP 2843345 B2 JP2843345 B2 JP 2843345B2 JP 63334908 A JP63334908 A JP 63334908A JP 33490888 A JP33490888 A JP 33490888A JP 2843345 B2 JP2843345 B2 JP 2843345B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスクに記録された情報信号を再生す
るときに用いられる光ピックアップに関する。
〔発明の概要〕
本発明は、レーザ光源からのレーザ光を対物レンズを
介して光ディスクに照射し、上記光ディスクから反射さ
れる戻りの光ビームを光検出器で検出する光ピックアッ
プにおいて、レーザ光源から出射されるレーザ光の一部
を遮蔽して光ディスクに照射することにより、対物レン
ズの移動時の光軸のずれに起因する再生信号のジッタの
低減及び出力レベルの低下を抑えて光ディスクの再生を
行う。
〔従来の技術〕
光ディスクの再生を行う場合において、トラッキング
サーボ制御やランダムアクセスを行うときに、対物レン
ズのみを光ディスクの半径方向であるラジアル方向に移
動させるタイプの光ピックアップが広く採用されてい
る。この光ピックアップは、有限光学系は勿論のこと、
無限光学系においても光ピックアップに使用するコリメ
ータレンズ及び対物レンズが理想的でない限り、光軸の
ずれが生じる。この光軸のずれにより、所謂非点収差及
びコマ収差を主とする収差が生じ、再生信号にジッタ
(Jitter)が発生し、再生信号のレベルを低下させ、ひ
いてはアクセスタイムが長くなったり、アクセス不可能
となったりする。
また、光ピックアップのコリメータレンズとして単玉
のコリメータレンズが広く採用されるようになり、上述
したような光軸のずれに起因する収差の発生が一層顕著
なものとなっている。
このような光軸のずれに起因する収差の発生を抑える
ため、対物レンズのみを移動させるタイプの光ピックア
ップを用いる方法がある。光ピックアップ全体を動かす
ためには、大きな駆動力が必要であり、消費電力の増
大、ピックアップ全体の大型化を招く結果となってしま
う。また、光ピックアップの組立、調整の時の機械的寸
法の誤差によっても、光軸のずれがあり、上述と同様な
現象が発生する。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、本発明は、上記の如き従来の実情に鑑み、光
ピックアップの対物レンズのみを移動するタイプの光ピ
ックアップであっても、光軸ずれに起因する再生信号の
ジッタ及びレベル低下のない、小型でかつ消費電力の小
さい光ピックアップの提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本発明は、レーザ光源
からのレーザ光を集光手段を介して光ディスクに照射
し、この光ディスクからの光を光検出器で検出する光ピ
ックアップにおいて、上記集光手段をこの集光手段の光
軸に対して平行な方向及び垂直な方向に移動する駆動手
段と、上記レーザ光源からのレーザ光を平行光化するコ
リメータレンズと、上記コリメータレンズと上記集光手
段との間に上記レーザ光源からのレーザ光の一部を遮蔽
するマスクを備え、上記マスクが、上記レーザ光源から
出射され上記コリメータレンズを介して平行光とされて
入射されたレーザ光のうち、上記光ディスクの記録トラ
ック方向に対して左右両側に対応する部分を遮蔽して上
記集光手段に入射させ、上記集光手段によって上記光デ
ィスクに照射されるレーザ光のスポットの形状が上記記
録トラック方向に対して直交する方向に長くなるように
構成されたものである。
また、本発明は、レーザ光源からのレーザ光を対物レ
ンズを介して光ディスクに照射し、この記光ディスクか
らの光を光検出器で検出する光ピックアップにおいて、
上記対物レンズを保持する対物レンズホルダと、上記対
物レンズホルダを対物レンズの光軸に対して平行な方向
及び垂直な方向に移動する駆動手段を備え、上記レンズ
ホルダが、上記レーザ光源から出射されるレーザ光のう
ち、上記光ディスクの記録トラック方向に対して左右両
側に対応する部分を遮蔽して上記対物レンズに入射さ
せ、上記対物レンズによって上記光ディスクに照射され
るレーザ光のスポットの形状が上記記録トラック方向に
対して直交する方向に長くなるように構成されたもので
ある。
〔作用〕
本発明に係る光ピックアップは、光ディスクに照射さ
れるレーザ光の周辺部の球面収差の大きい部分を遮蔽す
ることにより、対物レンズの移動時の光軸のずれに起因
する再生信号のジッタの低減及び出力レベルの低下を抑
える。
〔実施例〕
以下、本発明に係る光ピックアップの具体的な実施例
を図面を参照しながら説明する。
第1図は光ピックアップの主要部の構成図である。こ
の図において、レーザ光源11から出射されたレーザ光
は、コリメータレンズ12を介して平行光線とされた後、
光ディスクに照射されるレーザ光のスポットの形状を当
該レーザ光のトラック走査方向(タンジェンシャル方
向)に対して直交する方向(ラジアル方向)に長くする
ような作用をするマスク13及び対物レンズ14を介して光
ディスク10に照射される。この場合の上記レーザ光のス
ポットの形状を第3図に示す。なお、第2図は、上記マ
スク13を用いない場合のレーザ光のスポット22の形状を
示しており、スポット22は円形状となされている。
第2図及び第3図において、光ディスク10上には、所
謂ピット21が図に示すようにタンジェンシャル方向に設
けられており、レーザ光のスポット22、23が該ピット21
上を走査するものである。第3図において、上記マスク
13を用いることにより、光ディスク上のレーザ光のスポ
ット形状は、光ディスクのタンジェンシャル方向の長さ
に対して、光ディスクのラジアル方向の長さが広がり、
ラジアル方向にややぼけたような楕円形状のスポット23
となる。また、この場合の上記光ディスク上における、
レーザ光の強度分布を第4図に示す。この図において、
横軸は上記スポットの中心を通り、ラジアル方向を表
す。曲線a(破線)は上記マスク13を用いた場合の特性
を示し、曲線bは該マスク13を用いない従来の特性を示
し、比較のためにそれぞれのスポットの中心(最大値)
の光量が同じ高さになるように表されている。すなわち
マスク13を用いた場合、スポットの周辺部において、光
量の強度変化がなだらかになり、かつ広がった状態とな
りぼけ気味の状態となる。
上述のように、光ディスクのラジアル方向に対しての
み、レーザ光のスポットを広げた状態にすると、上述の
コマ収差に対し感度が鈍感になる。また、上記マスク13
は、レーザ光の周辺部の球面収差が大きい光線部分を遮
断する効果も有する。換言すると、対物レンズを移動し
光軸ずれが生じた場合であっても、収差発生量が少な
く、視野特性のトレランスが広くなる。また光ディスク
のラジアル方向のスキュー(Skew)に対する特性も向上
する。
次に、上記実施例で用いるマスク13の開口部の形状を
第5図及び第6図に示す。これらの図において、斜線部
13aが光を遮断する部分を、空白部13bが光を透過させる
部分を表す。ここで第5図に示すマスク13の開口部の形
状は、円形の開口部の縁部が光を遮断する部材(斜線部
13a)で覆われた形状になっており、上記斜線部13aの2
つの直線部分が平行であり、光ディスクのタンジェンシ
ャル方向と平行になるようにレーザビームの光路に配置
される。また第6図に示すマスク13の開口部の形状は、
上記第5図に示したマスク13の開口部の形状において斜
線部13aの直線部が円弧状になった形状である。これら
の斜線部13aが対物レンズの周辺部の一部を覆い(マス
キング)、レーザ光の一部を遮断することにより、光デ
ィスクのラジアル方向に、レーザ光のスポットを広げる
働きをするのである。これらの第5図及び第6図におい
て、マスク13の開口部の寸法は、例えば直径4.05mmであ
り、斜線部13aの幅Δは最大のところで0.1〜0.4mmであ
り、好ましくは0.2〜0.3mmである。すなわち、この幅Δ
があまり大きいと光ディスクに照射される光量が少なく
なり、また逆に該幅Δが小さすぎると、上述のラジアル
方向のレーザ光のスポットの広がり効果が期待できなく
なる。
一般に、レンズを用いて平行光線を集光させる場合、
そのスポットの径は、レンズの開口数(NA)に反比例す
るものである。すなわち、上記のマスク13は、対物レン
ズのラジアル方向のNAを見かけ上小さくする働きがあ
り、対物レンズのNAを光ディスクのラジアル方向に対し
て見かけ上小さくすることによって、光ディスク上のレ
ーザ光のスポット形状を、光ディスクのラジアル方向に
広げるのである。なお、これらの第5図及び第6図に示
すマスク13の形状において、第6図に示す形状は光ディ
スクのタンジェンシャル方向のレーザ光の一部も遮断し
てしまうので、第5図に示すマスク形状がよりよい。
ところで、上記実施例では、第1図において、マスク
13をコリメータレンズ12と対物レンズ14との間に配置し
たが、光ピックアップの対物レンズを支持するための所
謂レンズボビンの開口部の形状を、上記マスク13の開口
部の形状としてもよい。
〔発明の効果〕
上述の説明からも明らかのように、本発明によれば、
光ディスクに照射されるレーザ光の周辺部分の球面収差
が大きい部分を遮蔽することができるので、トラッキン
グサーボ制御及びランダムアクセス時の光軸ずれに起因
する再生信号のジッタやレベルの低下が防止でき、対物
レンズ駆動タイプの小型な光ピックアップを提供するこ
とができる。また、組立、調整時の機械的な寸法精度も
緩和することができる。
特に、本発明は、レーザ光源から出射されるレーザ光
のうち、上記光ディスクの記録トラック方向に対して左
右両側に対応する部分を遮蔽して対物レンズ等の集光手
段に入射するようにしているので、ピットに照射される
光量を制限することがなく、情報に読み取りを行うため
の光ディスクから反射される戻りのレーザ光を十分に確
保でき、安定した再生を実現できる。
さらに、対物レンズを保持する対物レンズホルダにレ
ーザ光を遮蔽する手段を設けているので、対物レンズが
移動された場合であっても、光ディスクに照射されるレ
ーザ光のスポット形状が安定し、正確に光ディスクのピ
ット上にレーザ光を収束させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る光ピックアップの光学
系の構成図を示し、第2図及び第3図は光ディスクの要
部を示す平面図であり、第4図はレーザスポット強度分
布を示す図であり、第5図は本発明に係るマスクの一例
を示す平面図であり、第6図はマスクの他の例を示す平
面図である。 11……レーザ光源 12……コリメータレンズ 13……マスク 14……対物レンズ 15……光ディスク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源からのレーザ光を集光手段を介
    して光ディスクに照射し、上記光ディスクからの光を光
    検出器で検出する光ピックアップにおいて、 上記集光手段をこの集光手段の光軸に対して平行な方向
    及び垂直な方向に移動する駆動手段と、 上記レーザ光源からのレーザ光を平行光化するコリメー
    タレンズと、 上記コリメータレンズと上記集光手段との間に上記レー
    ザ光源からのレーザ光の一部を遮蔽するマスクを備え、 上記マスクは、上記レーザ光源から出射され上記コリメ
    ータレンズを介して平行光とされて入射されたレーザ光
    のうち、上記光ディスクの記録トラック方向に対して左
    右両側に対応する部分を遮蔽して上記集光手段に入射さ
    せ、上記集光手段によって上記光ディスクに照射される
    レーザ光のスポットの形状が上記記録トラック方向に対
    して直交する方向に長くなるように構成されたことを特
    徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】レーザ光源からのレーザ光を対物レンズを
    介して光ディスクに照射し、上記光ディスクからの光を
    光検出器で検出する光ピックアップにおいて、 上記対物レンズを保持する対物レンズホルダと、 上記対物レンズホルダを対物レンズの光軸に対して平行
    な方向及び垂直な方向に移動する駆動手段を備え、 上記レンズホルダは、上記レーザ光源から出射されるレ
    ーザ光のうち、上記光ディスクの記録トラック方向に対
    して左右両側に対応する部分を遮蔽して上記対物レンズ
    に入射させ、上記対物レンズによって上記光ディスクに
    照射されるレーザ光のスポットの形状が上記記録トラッ
    ク方向に対して直交する方向に長くなるように構成され
    たことを特徴とする光ピックアップ。
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