JP2838359B2 - 自動車部品の取付け構造 - Google Patents

自動車部品の取付け構造

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JP2838359B2
JP2838359B2 JP6081774A JP8177494A JP2838359B2 JP 2838359 B2 JP2838359 B2 JP 2838359B2 JP 6081774 A JP6081774 A JP 6081774A JP 8177494 A JP8177494 A JP 8177494A JP 2838359 B2 JP2838359 B2 JP 2838359B2
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明彦 小塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車部品の取付け構
造に関し、とくにカウルルーバおよびフードシールを車
両ボデー本体へ取付けるための部品を低減するようにし
た自動車部品の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントガラス下部の近傍に
は、外気を車室内に取入れるためのカウルルーバが設け
られている。カウルルーバは合成樹脂から構成されてお
り、たとえば一体化タイプのものと2分割タイプのもの
とがある。
【0003】図および図は、従来のカウルルーバの
一例を示しており、とくに一体化タイプのものを示して
いる。カウルルーバ2は、合成樹脂から構成されてお
り、異物の侵入を防ぐための格子部が設けられている。
カウルルーバ2の一側には、複数の取付穴4が形成され
ている。車両ボデー本体6には、カウルルーバ2の取付
穴4と対向する位置に取付穴8が形成されている。カウ
ルルーバ2と車両ボデー本体6との間には、自動車のフ
ード12に接触可能なフードシール14の端部が位置し
ている。フードシール14には、取付穴16が形成され
ている。各取付穴4、8、16には固定用のクリップ1
8が挿入されている。これにより、カウルルーバ2およ
びフードシール14は、車両ボデー本体6に固定されて
いる。
【0004】図および図は、従来のカウルルーバの
別の例を示しており、分割タイプのカウルルーバを示し
ている。カウルルーバ22は、合成樹脂から構成されて
おり、上述と同様に異物の侵入を防ぐための格子部が設
けられている。カウルルーバ22の一側には、複数の取
付穴24が形成されている。車両ボデー本体26には、
カウルルーバ22の取付穴24と対向する位置に取付穴
28が形成されている。カウルルーバ22の端部上方に
は、自動車のフード32に接触可能なフードシール34
が配置されている。フードシール34には、取付穴36
が形成されている。各取付穴24、28、36には固定
用のクリップ38が挿入されている。これにより、カウ
ルルーバ22およびフードシール34は、車両ボデー本
体26に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図ないし図
に示す従来構造の場合は、クリップ18、38を用い
てカウルルーバ2、22およびフードシール14、34
を車両ボデー本体10、26に固定するため、取付部品
が多くなり、コストが高くなるという問題がある。とく
に、図の構造の場合は、クリップ38をフードシール
34に予め組付ける必要があり、さらにコストの上昇を
招くという問題がある。
【0006】本発明の目的は、カウルルーバおよびフー
ドシールを車両ボデー本体に組付けるのに必要な部品を
削減することが可能な自動車部品の取付け構造を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る自動車部品の取付け構造は、外気を車室
内に取入れるカウルルーバと、該カウルルーバと隣接し
て設けられエンジンルームを覆うフードと密着可能なフ
ードシールとを、車両ボデー本体に取付ける自動車部品
の取付け構造であって、前記車両ボデー本体に取付穴を
形成しておき、前記カウルルーバに、一端を自由端とさ
れ該自由端に段付部が形成されたほぼU字状の弾性変形
可能な爪をカウルルーバに一体に形成しておき、前記フ
ードシールに被保持部を形成しておき、前記フードシー
ルには穴があけられておらず、前記フードシールの被保
持部を前記カウルルーバと前記爪の自由端との間に差し
込んで前記フードシールを前記カウルルーバに保持し、
前記爪を前記車両ボデー本体に形成しておいた取付穴に
挿通した後に弾性で復元させ前記段付部を前記取付穴の
縁部に係合させると共に、前記カウルルーバと前記車両
ボデー本体とで前記被保持部を挾持したものから成る。
【0008】
【作用】本発明に係る自動車部品の取付け構造において
は、カウルルーバに形成された爪が車両ボデー本体に形
成された爪と係合することにより、カウルルーバは車両
ボデー本体に取付けられる。カウルルーバが爪を介して
車両ボデー本体に取付けられた状態では、カウルルーバ
と隣接して設けられるフードシールは、一部がカウルル
ーバと車両ボデー本体とによって挾持される。これによ
り、従来構造のようなクリップやクリップを挿入する取
付穴が不要になり、カウルルーバおよびフードシールの
取付け構造が簡素化される。したがって、取付け部品の
削減が可能になるとともに、フードシールの穴加工等も
不要となる。
【0009】
【実施例】図1ないし図5は、本発明の実施例を示して
いる。図1において、40は車両ボデー本体を示してい
る。車両ボデー本体40の上方には、自動車のエンジン
ルーム(図示略)を覆うフード42が配置されている。
金属材料からなる車両ボデー本体40には、所定の間隔
をおいて複数の取付穴44が形成されている。車両ボデ
ー本体40には、車室内に外気を導入するカウルルーバ
50が取付けられている。
【0010】図5は、2分割タイプのカウルルーバ50
の全体を示している。カウルルーバ50は、合成樹脂か
ら構成されている。カウルルーバ50には、異物の侵入
を防ぐため格子部51が形成されている。カウルルーバ
50の幅方向端部53には、複数の爪52が形成されて
いる。各爪52は合成樹脂から構成されており、カウル
ルーバ50と一体成形されている。爪52は、カウルル
ーバ50の下面側に位置しており、車両ボデー本体40
の各取付穴44と対応した位置に設けられている。カウ
ルルーバ50の端部53の上面には、後述するフードシ
ール60が係合可能な円弧状の凹部53bが形成されて
いる。
【0011】爪52は、側面形状がU字状となってい
る。爪52は、一方がカウルルーバ50と連結される固
定端部52aとなっており、他方は自由端部52bとな
っている。爪52の自由端部52bには、係合段差部5
2dが形成されている。爪52は、固定端部52aと自
由端部52bの肉厚が大となっており、中間の湾曲部5
2cは薄肉となっている。爪52の固定端部52aは、
カウルルーバ50の端面53aから一定の距離だけ離れ
た位置に配置されている。係合段差部52dが形成され
る爪52の自由端部52bは、固定端部52a側に弾性
変形可能となっている。
【0012】カウルルーバ50の幅方向端部53の上方
には、フードシール60が配置されている。フードシー
ル60は、弾性体としてのゴムから構成されている。フ
ードシール60は、上部が弓形のシール部62に形成さ
れ、下部がコの字形の保持部64に形成されている。フ
ード42を閉じた際には、シール部62はフード42と
密着するようになっている。保持部64の凹部64aに
は、カウルルーバ50の端部53が差込まれている。カ
ウルルーバ50の車両ボデー本体40への組付け時に
は、保持部64の保持片64bはカウルルーバ50の端
部53と車両ボデー本体40とによって挾持される。保
持部64には、カウルルーバ50の端部53の凹部53
bと係合可能な突起64cが形成されている。
【0013】つぎに、本発明実施例における作用につい
て説明する。カウルルーバ50は、図示しない樹脂成形
用金型によって成形される。爪52もカウルルーバ50
と一体成形される。フードシール60もゴム成形用金型
(図示略)によって所定の形状に成形される。図2に示
すように、成形されたフードシール60はカウルルーバ
50に組付けされる。この組付けは、フードシール60
の凹部64aにカウルルーバ50の端部53を挿入する
ことによって行われる。この状態では、フードシール6
0の保持部64は自己弾性によってカウルルーバ50の
端部53を保持することになるので、カウルルーバ50
の車両ボデー本体40への組付け時に、フードシール6
0がカウルルーバ50から脱落することはない。また、
この状態では、カウルルーバ50の凹部53bとフード
シール60の突起64cが係合するので、フードシール
60のカウルルーバ50からの脱落は確実に防止され
る。
【0014】カウルルーバ50にフードシール60が取
付けられると、カウルルーバ50の車両ボデー本体40
への取付けが行われる。まず、カウルルーバ50が車両
ボデー本体40の直上に移動され、車両ボデー本体40
の取付穴44に対するカウルルーバ50の爪52の位置
合わせが行われる。取付穴44に対する爪52の位置決
めが完了すると、カウルルーバ50が車両ボデー本体4
0に向けて押圧される。これにより、爪52が取付穴4
4に進入する。
【0015】外力を与えない状態での爪52の幅W
1 は、取付穴44の幅W2 よりも大であるので、爪52
が取付穴44に進入する際には爪52が幅方向に縮小す
るように弾性変形する。爪52が取付穴44に完全に進
入した状態では、爪52が自己弾性により元の形状に復
元しようとする。これにより、爪52の係合段差部52
dが取付穴44の周縁と係合し、カウルルーバ50の車
両ボデー本体40からの離脱が阻止される。この状態で
は、フードシール60の保持片64bがカウルルーバ5
0の端部53と車両ボデー本体40とによって挾持され
るので、フードシール60も車両ボデー本体40からの
離脱が防止される。
【0016】ここで、フードシール60の保持片64b
は、若干弾性変形する程度に挾持されるので、爪52の
係合段差部52dはその反力によって車両ボデー本体4
0の取付穴44の周縁に密着した状態となり、カウルル
ーバ50の車両ボデー本体40に対するガタつきの発生
が防止される。また、フードシール60の保持片64b
が若干弾性変形する程度に挾持されることから、フード
シール60はカウルルーバ50および車両ボデー本体4
0の双方に密着した状態となり、フードシール60のガ
タつきの発生も防止される。
【0017】本発明実施例においては、図ないし図
に示す従来構造のように、クリップやクリップを挿入す
る取付穴が不要になり、取付構造が簡素化される。した
がって、取付部品の削減が可能になるとともに、フード
シール60の穴加工も不要となる。なお、カウルルーバ
50の他方の端部も、本実施例と同様に爪により車両ボ
デー側に固定される。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、外気を取入れるカウル
ルーバに、車両ボデー本体に形成された取付穴に係合可
能な爪を形成し、フードと密着可能なフードシールの一
部を、爪を介して車両ボデー本体に取付けられたカウル
ルーバと車両ボデー本体とによって挾持し、フードシー
ルに穴をあけない構造としたので、従来構造に比べてカ
ウルルーバおよびフードシールを車両ボデー本体に組付
けるための部品を削減することができるとともに、従来
構造のようなクリップやクリップを挿入する取付穴をあ
ける作業も不要となる。したがって、カウルルーバおよ
びフードシールの取付構造を簡素化することが可能とな
り、コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動車部品の取付け
構造におけるカウルルーバの組付完了状態を示す部分拡
大断面図である。
【図2】図1のカウルルーバとフードシールとを組付け
る前の状態を示す断面図である。
【図3】図2のカウルルーバとフードシールとの組付け
状態を示す断面図である。
【図4】図3のカウルルーバの爪を車両ボデー本体の取
付穴への挿入状態を示す断面図である。
【図5】図1のカウルルーバの全体斜視図である。
【図6】従来のカウルルーバの一例を示す斜視図であ
る。
【図7】図のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図8】従来のカウルルーバの別の例を示す斜視図であ
る。
【図9】図のY−Y線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
40 車両ボデー本体 42 フード 44 取付穴 50 カウルルーバ 52 爪 60 フードシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/26,1/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を車室内に取入れるカウルルーバ
    と、該カウルルーバと隣接して設けられエンジンルーム
    を覆うフードと密着可能なフードシールとを、車両ボデ
    ー本体に取付ける自動車部品の取付け構造であって、 前記車両ボデー本体に取付穴を形成しておき、 前記カウルルーバに、一端を自由端とされ該自由端に段
    付部が形成されたほぼU字状の弾性変形可能な爪をカウ
    ルルーバに一体に形成しておき、 前記フードシールに被保持部を形成しておき、前記フー
    ドシールには穴があけられておらず、 前記フードシールの被保持部を前記カウルルーバと前記
    爪の自由端との間に差し込んで前記フードシールを前記
    カウルルーバに保持し、 前記爪を前記車両ボデー本体に形成しておいた取付穴に
    挿通した後に弾性で復元させ前記段付部を前記取付穴の
    縁部に係合させると共に、前記カウルルーバと前記車両
    ボデー本体とで前記被保持部を挾持したことを特徴とす
    る自動車部品の取付け構造。
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