JP2830630B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置およびその製
造方法に係わり、特に半導体装置における保護素子およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来技術のバイポーラトランジス
タを用いた内部回路保護素子の断面構造図および一部概
略回路図であり、図9はその等価回路図である。
【0003】N型半導体基板1上に信号入出力端子1
0,内部回路8,バイポーラトランジスタ(パンチスル
ートランジスタ)を用いた内部回路保護素子12が形成
されている。
【0004】保護素子12は、N型半導体基板1に形成
されたP型ウェル2内のN+ コレクタ領域6,N+ 型エ
ミッタ領域5,両領域間のP型ウェルの部分のベース領
域4およびウェルコンタクトとなるP+ 型拡散層7から
横型NPNバイポーラトランジスタを構成し、コレクタ
領域6は信号入出力端子10に接続し、エミッタ領域5
および拡散層7は接地端子21に接続し、またN型半導
体基板1は正電位の電源端子に接続している。
【0005】次に動作について説明する。この保護用の
トランジスタ12は、内部回路8が破壊する電圧より低
い電圧でかつ内部回路8の動作に支障のない高い電圧で
入出力端子と接地電極間を導通する。これにより、入出
力端子の電圧が上昇し過ぎることを防止し、内部回路8
を正の過電圧から保護する。
【0006】またこの保護用のトランジスタ12は、入
出力端子の電圧が接地電極に対して低くなった場合に
は、コレクタ領域6とウェル2間のP−N接合が順方向
に動作して、静電気等による負の過電圧が入出力端子に
印加された場合にも内部回路を保護する役目をする。
【0007】通常の半導体装置では全ての入力端子、出
力端子、電源端子に内部回路保護素子を接続する。
【0008】図10にMOS型電界効果トランジスタ1
5を入力保護素子として用いた他の従来技術を示す。先
の従来技術と異なる点は、入出力端子10と接地端子2
1間と同様に、入出力端子10と電源端子9間にも入力
保護素子としてのMOS型電界効果トランジスタ15を
接続したことである。先の従来技術と同様に、内部回路
8が破壊する電圧より低い電圧でかつ内部回路8の動作
に支障のない高い電圧で保護素子としてのトランジスタ
15が導通するようにそのゲート電極の幅(チャンネル
部の長さ)およびチャンネル部の不純物濃度を設定す
る。また逆方向の不所望の印加電圧に対しては、ソース
もしくはドレイン領域のP−N接合の順方向に動作によ
り内部回路を保護する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に静電気等による
異常電圧に対する保護素子の性能評価は入力端子と接地
端子との間および入力端子と半導体基板(電源電極)と
の間のそれぞれに対して電圧を印加する方法で評価され
ている。
【0010】この試験の際、図8,図9に示す従来技術
では、入出力信号端子10と半導体基板(電源電極)1
との間に印加された異常電圧に対しPウェル2が厚く電
流経路が無いために、内部回路8を保護する保護機能を
有さない。
【0011】一方、図10に示す従来技術では、入出力
端子10と接地端子21との間および入出力信号端子1
0と電源端子9との間のそれぞれに入力保護素子15を
形成する必要がある。したがって保護機能形成面積は図
8,図9に示す従来技術の2倍程度となってしまい、入
出力信号端子の数が多くなると端子周辺のレイアウトが
煩雑になる不都合な点があった。
【0012】本発明の目的は、保護素子が占有する面積
を増加すること無く、静電気等による内部回路保護機能
を向上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、第一導
電型の半導体基板と、前記半導体基板内に形成された第
二導電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第一導
電型の第1の拡散層とを有し、前記第1の拡散層下の前
記ウェルの第1の部分は該ウエルの該第1の部分を除く
第2の部分より不純物濃度が低いか、ウェルの深さが浅
いか、あるいは不純物濃度が低くかつウェルの深さが浅
くなっており、前記第1の拡散層と、その下の前記ウェ
ルの前記第1の部分と、その下の前記半導体基板の部分
とから縦型バイポーラトランジスタ機構の第1の保護素
子を構成し、かつ第二導電型の前記ウェルの前記第2の
部分に第一導電型の第2の拡散層を設け、前記第1の拡
散層と、前記第2の拡散層と、前記第1と第2の間の前
記ウェルの部分とから横型バイポーラトランジスタ機構
の第2の保護素子を構成した半導体装置にある。
【0014】
【0015】あるいは本発明の特徴は、第一導電型の半
導体基板と、前記半導体基板内に形成された第二導電型
のウェルと、前記ウェル内に形成された第一導電型の第
1の拡散層とを有し、前記第1の拡散層下の前記ウェル
の第1の部分は該ウエルの該第1の部分を除く第2の部
分より不純物濃度が低いか、ウェルの深さが浅いか、あ
るいは不純物濃度が低くかつウェルの深さが浅くなって
おり、前記第1の拡散層と、その下の前記ウェルの前記
第1の部分と、その下の前記半導体基板の部分とから縦
型バイポーラトランジスタ機構の第1の保護素子を構成
し、かつ第二導電型の前記ウェルの前記第2の部分に第
一導電型の第2の拡散層を設け、前記第1、第2の拡散
層をソース、ドレイン領域とし、前記第1と第2の拡散
層の間の前記ウェルの表面部分をチャンネル領域として
その上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を設けたMO
S型電界効果トランジスタにより第2の保護素子を構成
した半導体装置にある。 これらの半導体装置において、
信号端子、電源端子、接地端子を有し、第一導電型の前
記第1の拡散層を前記信号端子に接続し、第一導電型の
前記半導体基板を前記電源端子に接続し、第二導電型の
前記ウェルを前記接地端子に接続し、第一導電型の前記
第2の拡散層を前記接地端子に接続し、前記電源端子に
おける電源電圧に対して前記信号端子における電圧が過
電圧になった時に前記第1の保護素子が導通状態とな
り、前記接地端子における接地電位に対して前記信号端
子における電圧が過電圧になった時に前記第2の保護素
子が導通状態となるようにすることができる。
【0016】本発明の他の特徴は、第一導電型の半導体
基板の表面からその内部に設けられた第二導電型のウエ
ルと、前記ウエルの第1の部分の表面からその内部に設
けられた第一導電型の拡散層とを有し、第一導電型の前
記拡散層と、前記拡散層下の前記ウエルの第1の部分
と、前記第1の部分下の前記半導体基板の第一導電型の
箇所とから縦型バイポーラトランジスタ機構の保護素子
を構成した半導体装置の製造方法において、第二導電型
の前記ウエルを設けるに際し、第一導電型の前記半導体
基板の表面に選択的にマスクを形成して該半導体基板に
第二導電型の不純物を導入し、しかる後の熱処理の熱拡
散による前記導入された不純物の横広がりにより前記マ
スクが存在していた前記ウェルの第1の部分を該ウェル
の他の第2の部分より不純物濃度を低くするか、ウェル
の深さを浅くするか、あるいは不純物濃度を低くかつウ
ェルの深さを浅くし、このようにして形成された前記ウ
ェルの前記第1の部分の表面からその内部に前記拡散層
を形成した半導体装置の製造方法にある。
【0017】上記本発明によれば、半導体基板(電源電
極)に対して入出力端子に異常電圧が印加された場合
に、第二導電型ウェルの浅く形成された部分を電荷が流
れることにより内部回路の損傷を防止することが可能と
なる。また、これに伴う保護素子の占有面積の増加は無
い。
【0018】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0019】図1は本発明の第1の実施例を示す断面図
および一部概略回路図であり、図2はその等価回路図で
ある。N型半導体基板1内にP型ウェル2を設け、この
P型ウェル2内に第1のN+ 型拡散層6,第2のN+
拡散層5およびP+ 型拡散層7が形成されている。そし
て第1のN+ 型拡散層6下のP型ウェル2の部分3はこ
のウェル2の他の部分より不純物濃度を低くするかウェ
ルの深さを浅くしあるいは不純物濃度を低くしかつウェ
ルの深さを浅くしてある。
【0020】また、同じ半導体基板1上に正の電位を供
給する電源端子9,入出力信号端子10,接地端子21
が形成され、第1のN+ 型拡散層6は信号端子10に接
続され、第2のN+ 型拡散層5およびP+ 型拡散層7は
接地端子21に接続され、N型半導体基板1は電源端子
9に接続されている。
【0021】そして第1のN+ 型拡散層6をエミッタ領
域(もしくはコレクタ領域)とし、このエミッタ領域6
下のP型ウェル2の不純物濃度を低くするかウェルの深
さを浅くしあるいは不純物濃度を低くしかつウェルの深
さを浅くしてある部分3をベース領域3とし、その下の
N型半導体基板1の部分をコレクタ領域(もしくはエミ
ッタ領域)とした縦型バイポーラトランジスタ(Pウェ
ルパンチスルートランジスタ)(Pウェルスリットバイ
ポーラ型トランジスタ)11を第1の保護素子として成
し、電源電圧に対して信号端子に過電圧が発生した時
に、このトランジスタ11が導通状態となり異常電圧か
ら同じ半導体基板1に形成されてある内部回路8を保護
する。
【0022】一方、第1のN+ 型拡散層6をコレクタ領
域とし、第2のN+ 型拡散層5をエミッタ領域とし、そ
の間のP型ウェルの部分4をベース領域4とした横型バ
イポーラトランジスタ(パンチスルートランジスタ)1
2を第2の保護素子として構成し、接地電圧に対して信
号端子に過電圧が発生した時に、このトランジスタ12
が導通状態となり異常電圧から内部回路8を保護する。
【0023】図3は本発明のP型ウェル2を形成する実
施例を示す断面図である。N型半導体基板1内にP型ウ
ェル2を設けるに際して、半導体基板上に選択的にイオ
ン注入遮蔽膜13をマスクとして形成して半導体基板に
ボロンをイオン注入法で導入し(図3(A))、しかる
後の熱処理による押込み拡散による横広がりによりマス
ク13が存在していた部分3を他の部分より不純物濃度
を低く、深さを浅くしたP型ウェル2を形成する(図3
(B))。
【0024】この用な本発明のウェルは他の方法で形成
してよい。
【0025】このP型ウェルによる第1の保護素子とし
ての縦型バイポーラトランジスタ11は、入出力信号端
子10と電源端子9(半導体基板1)との間に高電圧が
印加された場合、Pウェル2の浅い部分3を通って電荷
が中和され内部回路を保護する機能を有している。
【0026】このトランジスタ11が保護回路として動
作するための条件は、内部回路8が破壊する電圧より低
い電圧でかつ内部回路8の動作に支障のない電圧でコレ
クタ領域6と半導体基板1間が導通することが必要であ
る。
【0027】この為に、実際に製造し実験をした結果、
N型の不純物濃度が2.0×1014cm-3の半導体基板
にドーズ量が1.2×1012cm-2のボロンイオンを注
入してP型ウェルを形成する場合に、図3(A)に示す
イオン注入遮蔽膜13の幅Wは約5μmが最適である。
【0028】上記第1の実施例において、対電源電圧、
対接地電圧共にJIS規格250Vの静電試験に合格す
ることが確認されている。
【0029】図4は本発明の第2の実施例を示す断面図
および一部概略回路図であり、図5はその等価回路図で
ある。
【0030】この実施例では第2の保護素子としてMO
S型電界効果トランジスタ15を形成してある。すなわ
ちN型半導体基板1内にP型ウェル2を設け、このP型
ウェル2内に第1のN+ 型拡散層16,第2のN+ 型拡
散層17およびP+ 型拡散層7が形成されている。そし
て第1のN+ 型拡散層16下のP型ウェル2の部分3は
このウェル2の他の部分より不純物濃度を低くするかウ
ェルの深さを浅くしあるいは不純物濃度を低くしかつウ
ェルの深さを浅くしてある。同じ半導体基板1上に正の
電位を供給する電源端子9,入出力信号端子10,接地
端子21が形成され、第1のN+ 型拡散層16は信号端
子10に接続され、第2のN+ 型拡散層17およびP+
型拡散層7は接地端子21に接続され、N型半導体基板
1は電源端子9に接続されている。そして第1の実施例
と同様に、第1のN+ 型拡散層16をエミッタ領域(も
しくはコレクタ領域)とし、このエミッタ領域16下の
P型ウェル2の不純物濃度を低くするかウェルの深さを
浅くしあるいは不純物濃度を低くしかつウェルの深さを
浅くしてある部分3をベース領域3とし、その下のN型
半導体基板1の部分をコレクタ領域(もしくはエミッタ
領域)とした縦型バイポーラトランジスタ11を第1の
保護素子として構成し、電源電圧に対して信号端子に過
電圧が発生した時に、このトランジスタ11が導通状態
となり異常電圧から同じ半導体基板1に形成されてある
内部回路8を保護する。
【0031】一方、本第2の実施例では、第1のN+
拡散層16をドレイン領域とし、第2のN+ 型拡散層1
7をソース領域とし、その間のP型ウェルの部分をチャ
ンネル領域としその上にゲート絶縁膜20を介してゲー
ト電極19を形成したMOS型電界効果トランジスタ1
5を第2の保護素子として構成し、接地電圧に対して信
号端子に過電圧が発生した時に、このトランジスタ15
が導通状態となり異常電圧から内部回路8を保護する。
【0032】図6は本発明の第3の実施例を示す断面図
および一部概略回路図であり、図7はその等価回路図で
ある。この図6および図7において図1乃至図5と同一
の機能の箇所は同一の符号で示してあるから詳しい説明
は省略する。
【0033】この第3の実施例では第2の保護素子を形
成せずに、P型ウェル2内のN+ 型拡散層18をエミッ
タ領域(もしくはコレクタ領域)とした第1の保護素子
としての縦型バイポーラトランジスタのみを構成してい
る。
【0034】本第3の実施例では入出力信号端子と電源
電圧端子(半導体基板)間の過電圧に限って内部回路を
保護する。
【0035】尚、本発明の第1の保護素子としての縦型
バイポーラトランジスタは、第2の保護素子としての横
型バイポーラトランジスタやMOS型電界効果トランジ
スタとの組み合わせて用いた場合に限らず、他の保護素
子と組み合わせて用いることも可能である。
【0036】また上記実施例はN型半導体基板にP型ウ
ェルを形成した場合を例示したが、N型をP型にP型を
N型に読み変えて、実施例とは逆の導電型の本発明の保
護素子を構成することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の保
護回路とその占有面積は同一にもかかわらず、入出力信
号端子と接地電極間および入出力信号端子と電源電極
(半導体基板)間の両方に対して、静電気等異常電圧に
よる内部回路損傷を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図および一部
概略回路図。
【図2】本発明の第1の実施例を示す等価回路図。
【図3】本発明の実施例の製造方法の一部を示す断面
図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す断面図および一部
概略回路図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す等価回路図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す断面図および一部
概略回路図。
【図7】本発明の第3の実施例を示す等価回路図。
【図8】従来技術を示す断面図および一部概略回路図。
【図9】従来技術を示す等価回路図。
【図10】他の従来技術を示す等価回路図。
【符号の説明】
1 N型半導体基板 2 P型ウェル 3 P型ウェルの浅い部分 4 ベース領域 5 第2のN+ 型拡散層(エミッタ領域) 6 第1のN+ 型拡散層(エミッタ・コレクタ領域) 7 P+ 型拡散層(ウェルコンタクト) 8 内部回路 9 電源端子 10 入出力信号端子 11 第1の保護素子(縦型バイポーラトラジスタ) 12 第2の保護素子(横型バイポーラトラジスタ) 13 イオン注入遮蔽膜 14 ボロンイオン注入領域 15 第2の保護素子(MOS型電界効果トランジス
タ) 16 第1のN+ 型拡散層(エミッタ・ドレイン領
域) 17 第2のN+ 型拡散層(ソース領域) 18 N+ 型拡散層(エミッタ・コレクタ領域) 19 ゲート電極 20 ゲート絶縁膜 21 接地端子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一導電型の半導体基板と、前記半導体
    基板内に形成された第二導電型のウェルと、前記ウェル
    内に形成された第一導電型の第1の拡散層とを有し、前
    記第1の拡散層下の前記ウェルの第1の部分は該ウエル
    の該第1の部分を除く第2の部分より不純物濃度が低い
    か、ウェルの深さが浅いか、あるいは不純物濃度が低く
    かつウェルの深さが浅くなっており、前記第1の拡散層
    と、その下の前記ウェルの前記第1の部分と、その下の
    前記半導体基板の部分とから縦型バイポーラトランジス
    タ機構の第1の保護素子を構成し、かつ第二導電型の前
    記ウェルの前記第2の部分に第一導電型の第2の拡散層
    を設け、前記第1の拡散層と、前記第2の拡散層と、前
    記第1と第2の間の前記ウェルの部分とから横型バイポ
    ーラトランジスタ機構の第2の保護素子を構成したこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第一導電型の半導体基板と、前記半導体
    基板内に形成された第二導電型のウェルと、前記ウェル
    内に形成された第一導電型の第1の拡散層とを有し、前
    記第1の拡散層下の前記ウェルの第1の部分は該ウエル
    の該第1の部分を除く第2の部分より不純物濃度が低い
    か、ウェルの深さが浅いか、あるいは不純物濃度が低く
    かつウェルの深さが浅くなっており、前記第1の拡散層
    と、その下の前記ウェルの前記第1の部分と、その下の
    前記半導体基板の部分とから縦型バイポーラトランジス
    タ機構の第1の保護素子を構成し、かつ第二導電型の前
    記ウェルの前記第2の部分に第一導電型の第2の拡散層
    を設け、前記第1、第2の拡散層をソース、ドレイン領
    域とし、前記第1と第2の拡散層の間の前記ウェルの表
    面部分をチャンネル領域としてその上にゲート絶縁膜を
    介してゲート電極を設けたMOS型電界効果トランジス
    タにより第2の保護素子を構成したことを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体装置は信号端子、電源端子、接地
    端子を有し、第一導電型の前記第1の拡散層を前記信号
    端子に接続し、第一導電型の前記半導体基板を前記電源
    端子に接続し、第二導電型の前記ウェルを前記接地端子
    に接続し、第一導電型の前記第2の拡散層を前記接地端
    子に接続し、前記電源端子における電源電圧に対して前
    記信号端子における電圧が過電圧になった時に前記第1
    の保護素子が導通状態となり、前記接地端子における接
    地電位に対して前記信号端子における電圧が過電圧にな
    った時に前記第2の保護素子が導通状態となることを特
    徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 第一導電型の半導体基板の表面からその
    内部に設けられた第二導電型のウエルと、前記ウエルの
    第1の部分の表面からその内部に設けられた第一導電型
    の拡散層とを有し、第一導電型の前記拡散層と、前記拡
    散層下の前記ウエルの第1の部分と、前記第1の部分下
    の前記半導体基板の第一導電型の箇所とから縦型バイポ
    ーラトランジスタ機構の保護素子を構成した半導体装置
    の製造方法において、第二導電型の前記ウエルを設ける
    に際し、第一導電型の前記半導体基板の表面に選択的に
    マスクを形成して該半導体基板に第二導電型の不純物を
    導入し、しかる後の熱処理の熱拡散による前記導入され
    た不純物の横広がりにより前記マスクが存在していた前
    記ウェルの第1の部分を該ウェルの他の第2の部分より
    不純物濃度を低くするか、ウェルの深さを浅くするか、
    あるいは不純物濃度を低くかつウェルの深さを浅くし、
    このようにして形成された前記ウェルの前記第1の部分
    の表面からその内部に前記拡散層を形成したことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
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