JP2823745B2 - レーザ加工システムにおけるワークの処理方法及びその装置 - Google Patents

レーザ加工システムにおけるワークの処理方法及びその装置

Info

Publication number
JP2823745B2
JP2823745B2 JP4173289A JP17328992A JP2823745B2 JP 2823745 B2 JP2823745 B2 JP 2823745B2 JP 4173289 A JP4173289 A JP 4173289A JP 17328992 A JP17328992 A JP 17328992A JP 2823745 B2 JP2823745 B2 JP 2823745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
work
station
processing
storage station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4173289A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0615475A (ja
Inventor
嘉明 ▲ばん▼沢
Original Assignee
株式会社日平トヤマ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日平トヤマ filed Critical 株式会社日平トヤマ
Priority to JP4173289A priority Critical patent/JP2823745B2/ja
Priority to DE4293174A priority patent/DE4293174C2/de
Priority to DE4293174T priority patent/DE4293174T1/de
Priority to US08/066,154 priority patent/US5500507A/en
Priority to PCT/JP1992/001256 priority patent/WO1993006963A1/ja
Publication of JPH0615475A publication Critical patent/JPH0615475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2823745B2 publication Critical patent/JP2823745B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平板状のワークにレ
ーザ光を照射して切断等の加工を施すレーザ加工システ
ムに係り、特にワークを加工位置に搬入出するワークの
処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のレーザ加工システムにお
けるワークの処理装置としては、例えば特開平1−14
0940号公報に示すような構成のものが知られてい
る。すなわち、この従来構成においては、マニプレータ
により平板状のワークを1枚ずつ直接チャックして、加
工位置の加工テーブル上に搬入及び搬出するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来装
置においては、ワークを1枚ずつ直接チャックして加工
位置に搬入出するようになっているため、加工位置でワ
ークにレーザ光を照射して打ち抜き等の加工を施す場
合、その打ち抜き部が落下しないようにミクロジョイン
トで連結しておく必要があった。このため、加工後のワ
ークを加工位置から搬出した後、そのワークをハンマ等
で殴打して、ミクロジョイントによる打ち抜き部の連結
を切り離すと共に、その切り離されたミクロジョイント
部を研磨する必要があって、それらの作業が非常に面倒
であるという問題があった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、平板状のワークを加工パレットに支持
した状態で加工位置に搬入出することができて、ワーク
に打ち抜き等の加工を施す場合、その打ち抜き部をミク
ロジョイントで連結しておく必要がなく、加工後のワー
クをハンマ等で殴打して打ち抜き部の連結を切り離した
り、その切り離された部分を研磨したりするという面倒
な作業を皆無にすることができ、しかも、加工位置への
ワークの搬入出作業を無人で行うことができるレーザ加
工システムにおけるワークの処理方法及びその装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のワーク処理方法の発明は、複数
の平板状のワークを素材パレット上に積層して、その素
材パレットを素材収納ステーションに多段状に収納し、
素材収納ステーションより組付ステーションに素材パレ
ットを移動させて、その素材パレット上から加工パレッ
ト上に1枚のワークを組み付けし、組付ステーションよ
り加工ステーションに加工パレットを移動させて、その
加工パレット上のワークにレーザ加工を施し、加工後の
ワークを支持した加工パレットを加工ステーションより
仮置収納ステーションに移動させて、その仮置収納ステ
ーションに多段状に収納し、その仮置収納ステーション
内の加工パレットを適宜搬出させることを特徴とするも
のである。
【0006】又、請求項2に記載のワーク処理装置の発
明は、複数の平板状のワークを素材パレット上に積層し
て、その素材パレットを多段状に収納する素材収納ステ
ーションと、その素材収納ステーションより移動されて
くる素材パレット上から、加工パレット上に1枚のワー
クを組み付けする組付ステーションと、その組付ステー
ションより移動されてくる加工パレット上のワークに、
レーザ加工を施す加工ステーションと、その加工ステー
ションより移動されてくる加工後のワークを支持した加
工パレットを、多段状に収納する仮置収納ステーション
と、前記素材パレット及び加工パレットを各ステーショ
ン間で移動させるとともに、ステーションに対する搬
入、搬出を適宜行う移動手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0007】さらに、請求項3に記載のワーク処理装置
の発明は、前記組付ステーションを素材収納ステーショ
ンの内部に設けたことを特徴とするものである。そし
て、請求項4に記載のワーク処理装置の発明は、前記組
付ステーションを素材収納ステーションの外部に設けた
ことを特徴とするものである。
【0008】又、請求項5に記載のワーク処理装置の発
明は、前記素材収納ステーションを複数設けたことを特
徴とするものである。さらに、請求項6に記載のワーク
処理装置の発明は、前記仮置収納ステーションを複数設
けたものである。
【0009】
【作 用】上記のように構成されたレーザ加工システム
のワーク処理装置においては、予め複数の平板状のワー
クが素材パレット上に積層され、そのパレットが素材収
納ステーションに多段状に収納される。そして、加工運
転時には、移動手段により素材収納ステーションから組
付ステーションに特定の素材パレットが移動されて、そ
の素材パレット上から加工パレット上に1枚のワークが
置換組み付けされる。その後、移動手段により組付ステ
ーションから加工ステーションに加工パレットが移動さ
れて、その加工パレット上のワークにレーザ加工が施さ
れる。そして、この加工終了後、移動手段により加工後
のワークを支持した加工パレットが加工ステーションか
ら仮置収納ステーションに移動されて、その仮置収納ス
テーションに多段状に収納される。その後、その仮置収
納ステーション内の加工パレットが適宜に搬出され、同
パレットの加工済ワークが取り出される。
【0010】
【実施例】以下、この発明を具体化したレーザ加工シス
テムの第1実施例を、図1〜図7に基づいて詳細に説明
する。
【0011】図1に示すように、素材収納ステーション
1は前面を開放した箱型のストッカから構成され、その
内部には左右に対をなす複数組の支持アーム2が上下方
向へ所定間隔おきに設けられている。複数の素材パレッ
ト3は各支持アーム2上に着脱可能に載置され、これら
の各素材パレット3上には複数の平板状のワークWが積
層収納されている。そして、ワークWは、その材質、大
きさ、厚さ等の種類ごとに区分され、その区分に従って
各素材パレット3上に積層収納されている。移動手段を
構成するパレット出入機構4は素材収納ステーション1
内に設けられ、このパレット出入機構4によって素材パ
レット3の出し入れが行われる。
【0012】組付ステーション5は前記素材収納ステー
ション1の内部の最下位置に設けられ、パレット出入機
構4により、素材収納ステーション1内からこの組付ス
テーション5に、所要の素材パレット3が移動される。
又、組付ステーション5には、素材パレット3を支持す
るパレット支持台6、素材パレット3上から1枚のワー
クWを吸着する真空吸着装置7、及びその真空吸着装置
7を昇降させるためのシリンダ8が設けられ、真空吸着
装置7により素材パレット3上から1枚のワークWが取
り出されて、後述する加工パレット11上に移動組み付
けされる。
【0013】仮置収納ステーション9は前面を開放した
箱型のストッカから構成され、前記素材収納ステーショ
ン1に隣接して配置されている。左右に対をなす複数組
の支持アーム10は仮置収納ステーション9内に上下方
向へ所定間隔おきに設けられ、これらの支持アーム10
上には複数の加工パレット11が、空の状態、加工前の
ワークWを支持した状態、あるいは加工後のワークWを
支持した状態で、多段状に収納されている。移動手段を
構成するパレット出入機構12は仮置収納ステーション
9内に設けられ、このパレット出入機構12によって加
工パレット11の出し入れが行われる。
【0014】なお、図示しないが、前記各加工パレット
11上には、剣山ピン、枠子体、網体等の用途の異なる
複数種のパレット支持体が設けられ、ワークWの種類や
加工方法に適したパレット支持体を備える加工パレット
11を使用して、ワークWを支持できるようになってい
る。この加工パレット11の詳細は、この出願と同一出
願人による特願平3−241997号の明細書及び図面
に記載されている。
【0015】移動手段を構成するパレット搬送コンベア
13は、前記素材収納ステーション1及び仮置収納ステ
ーション9の前方において素材収納ステーション1及び
仮置収納ステーション9の配列方向へ延びるように敷設
されている。そして、仮置収納ステーション9から取り
出された空の加工パレット11が、このパレット搬送コ
ンベア13により素材収納ステーション1の前方に搬送
されて、組付ステーション5内に取り込まれる。又、組
付ステーション5においてワークWの組付を行った加工
パレット11が、このパレット搬送コンベア13により
仮置収納ステーション9に搬送収容され、あるいは後述
する加工ステーション14に搬送される。更に、加工後
のワークWを支持した加工パレット11が、このパレッ
ト搬送コンベア13により仮置収納ステーション9に搬
送収容される。
【0016】加工ステーション14は前記パレット搬送
コンベア13の一端部に隣接して配置され、この加工ス
テーション14にはレーザ加工機15が設置されてい
る。又、このレーザ加工機15には、加工機本体16、
加工テーブル17、レーザヘッド18、レーザ発振器1
9、チラーユニット20、及び操作盤付き制御盤21等
が設けられている。そして、ワークWを組み付けた加工
パレット11がパレット搬送コンベア13により、この
レーザ加工機15の加工テーブル17上に搬入され、加
工テーブル17及びレーザヘッド18の移動を伴いなが
ら、レーザヘッド18から加工パレット11上のワーク
Wにレーザ光が照射されてレーザ加工が行われる。
【0017】作業ステーション22は前記パレット搬送
コンベア13の他端部に設けられ、パレット搬送コンベ
ア13に沿って、この作業ステーション22上に素材パ
レット3や加工パレット11が搬入出される。そして、
この作業ステーション22において、素材収納ステーシ
ョン1から搬送されてくる素材パレット3に対し、素材
ワークWの補給を行うことができると共に、仮置収納ス
テーション9から搬送されてくる加工パレット11上よ
り、加工済のワークWを取り出すことができる。
【0018】制御装置23は前記パレット搬送コンベア
13の前部に配置され、この制御装置23により、人為
操作や予め設定されたプログラムに従って、素材パレッ
ト3や加工パレット11の前記各ステーション1,5,
9,14,22間の移動や、各ステーション1,5,
9,14,22に対する出し入れ等が行われるととも
に、ワークWに対するレーザ加工が行われる。
【0019】次に、前記素材収納ステーション1及び仮
置収納ステーション9におけるパレット出入機構4,1
2について詳述すると、図2及び図3に示すように、左
右一対のチャンネル状の縦レール24はストッカ本体2
5の両側内面に上下方向へ平行に延長固定されている。
昇降体26は平面形ほぼU字状に形成され、その両側面
には取付板27を介して複数のローラ28,29が支持
されている。そして、ローラ28,29が縦レール24
の前後両側面に係合することにより、昇降体26が縦レ
ール24に沿って昇降可能に支持されている。
【0020】図3に示すように、上下に対をなす2組の
スプロケット30,31は前記各縦レール24の上下両
端に対応して、ストッカ本体25に回転可能に支持され
ている。左右一対のチェーン32は両端において固定金
具33により昇降体26の両側の取付板27に固定さ
れ、その中間部において上下一対のスプロケット30,
31に掛装されている。バランスウェート34はチェー
ン32の中間部に設けられ、縦レール24内に昇降可能
に配置されている。
【0021】昇降用モータ35は前記ストッカ本体25
の上部に配設され、この昇降用モータ35の回転によ
り、減速機36、駆動スプロケット37、チェーン38
及び従動スプロケット39を介して、一対の上部スプロ
ケット30が一体的に回転される。そして、この上部ス
プロケット30が図3の時計方向に回転されたときに
は、チェーン32を介して昇降体26が上昇され、上部
スプロケット30が同図の反時計方向に回転されたとき
には、昇降体26がチェーン32を介して下降される。
【0022】図2、図4及び図5に示すように、左右一
対の横レール40は前記昇降体26の両側枠部内に敷設
され、前後方向へ平行に延びている。平面形ほぼU字状
の引出し体41は両側部において横レール40上に前後
移動可能に支持され、その両側上面にはストッカ本体2
5内の支持アーム2,10上から素材パレット3又は加
工パレット11を受け取るための一対の支持突条42が
設けられている。
【0023】前後一対のスプロケット43,44は前記
一方の横レール40の前後両端に対応して、昇降体26
の一側枠部内に回転可能に支持されている。チェーン4
5は両端において固定金具46により引出し体41の一
側外面に固定され、その中間部において一対のスプロケ
ット43,44に掛装されている。
【0024】出入用モータ47は前記昇降体26の一側
外面に配設され、この出入用モータ47の回転により、
減速機48を介して後部スプロケット44が回転され
る。そして、この後部スプロケット44が図5の反時計
方向に回転されたときには、引出し体41がチェーン4
5を介してストッカ本体25内から前進移動され、後部
スプロケット44が同図の時計方向に回転されたときに
は、引出し体41がチェーン45を介してストッカ本体
25内に後退移動される。
【0025】又、図4に示すように、昇降体26が昇降
用モータ35の駆動にて、ストッカ本体25内の所定の
パレット3,11と対応する位置に昇降移動された状態
で、出入り用モータ47の駆動により引出し体41がス
トッカ本体25内に後退移動される。その後、昇降体2
6が所定量上昇されることにより、そのパレット3,1
1が支持アーム2,10上から引出し体41の支持突条
42上に受け渡される。次いで、その状態から引出し体
41がストッカ本体27の前部外方へ移動することによ
り、指示突条42上のパレット3,11がストッカ本体
25の外方に位置する。このため、昇降体26がストッ
カ本体25内を自在に昇降できる状態になる。
【0026】更に、パレット3,11を支持した引出し
体41が昇降体26と共に、ストッカ本体25内の所定
の支持アーム2,10と対応する位置に昇降移動された
状態で、その引出し体41がストッカ本体25内に後退
移動された後に、昇降体26が所定量下降されることに
より、パレット3,11が引出し体41上から支持アー
ム2,10上に受け渡される。
【0027】次に、前記のように構成されたこの実施例
のレーザ加工システムについて動作を説明する。さて、
このレーザ加工システムでは、予め作業ステーション2
2において、複数の平板状のワークWが種類ごとに区分
して複数の素材パレット3上に積層され、パレット搬送
コンベア13及びパレット出入機構4を介して素材収納
ステーション1内に多段状に収納される。そして、レー
ザ加工システムの加工運転時には、まず、図6(a)に
示すように、所定の種類のワークWを支持した素材パレ
ット3が、パレット出入機構4により素材収納ステーシ
ョン1から取り出されて、組付ステーション5のパレッ
ト支持台6上に載置される。この時、真空吸着装置7は
シリンダ8により上方の位置に配置されている。
【0028】この状態で、図6(b)に示すように、組
付ステーション5における真空吸着装置7が、シリンダ
8により下降されて、吸引動作され、素材パレット3上
の1枚のワークWが真空吸着装置7に吸着、そして、真
空吸着装置7がワークWを保持した状態で上昇復帰され
る。その後、図6(c)に示すように、所定の加工パレ
ット11が、パレット出入機構12により仮置収納ステ
ーション9から取り出され、パレット搬送コンベア13
に沿って素材収納ステーション1の前方に移動された
後、パレット出入機構4により組付ステーション5内に
取り入れられて、真空吸着装置7の下方に配置される。
【0029】次に、図7(a)に示すように、組付ステ
ーション5における真空吸着装置7が、下降されて吸着
動作が停止され、1枚のワークWが真空吸着装置7から
離脱されて加工パレット11上に載置される。その後、
真空吸着装置7は上昇復帰する。この状態で、図7
(b)に示すように、ワークWを支持した加工パレット
11が、パレット出入機構4により組付ステーション5
から取り出され、パレット搬送コンベア13に沿って仮
置収納ステーション9の前方に移動された後、パレット
出入機構12により仮置収納ステーション9内の所定段
に収納される。
【0030】その後、図7(c)に示すように、ワーク
Wを支持した加工パレット11が、パレット出入機構1
2により仮置収納ステーション9から取り出され、パレ
ット搬送コンベア13に沿って加工ステーション14に
搬入されて、加工テーブル17上に載置される。このワ
ークWを支持した加工パレット11は、前記のように組
付ステーション5から取り出された後、仮置収納ステー
ション1内に収納されることなく、加工ステーション1
4の加工テーブル17上に直接搬入されることもある。
これらの動作は、加工に要する時間、加工順序等の要因
に応じて最適な流れになるように運用される。
【0031】そして、図7(c)に示すように、この加
工ステーション14において、加工テーブル17及びレ
ーザヘッド18の移動を伴いながら、レーザヘッド18
から加工パレット11上のワークWにレーザ光が照射さ
れてレーザ加工が行われる。その後、加工済のワークW
を支持した加工パレット11が、パレット搬送コンベア
13に沿って仮置収納ステーション9の前方に移動され
た後、パレット出入機構12により仮置収納ステーショ
ン9内の所定段に収納される。
【0032】引き続き、組付ステーション5内に取り込
まれた素材パレット3上のワークWにレーザ加工を行う
場合には、前述した図6(b)〜(c)及び図7(a)
〜(c)の動作が繰り返し行われる。又、素材収納ステ
ーション1内のパレット3上のワークWにレーザ加工を
行う場合には、図7(c)に示すように、組付ステーシ
ョン5内の素材パレット3が、パレット出入機構4によ
り組付ステーション5から取り出されて、素材収納ステ
ーション1内の所定段に収納され、その後、前述した図
6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)と同様の動作
が行われる。
【0033】このよう加工運転が行われ、仮置収納ステ
ーション9内において、加工済のワークWを支持した加
工パレット11の数が所定値を越えたとき、あるいは、
加工開始から所定時間が経過したとき、加工済のワーク
Wを支持した加工パレット11が、パレット出入機構1
2により仮置収納ステーション9から取り出され、パレ
ット搬送コンベア13に沿って作業ステーション22に
搬送される。そのため、この作業ステーション22にお
いて、加工パレット11上から加工済のワークWを取り
出すことができる。
【0034】そして、前述したように、これらの動作
は、加工時間等の要因に対応して、最適な組み合わせと
なるように設定される。以上のように、この実施例のレ
ーザ加工システムにおいては、平板状のワークWを1枚
ずつ加工パレット11に支持した状態で加工ステーショ
ン14に搬入出できるため、ワークWに打ち抜き等の加
工を施す場合、その打ち抜き部をミクロジョイントで連
結しておく必要がなく、加工後のワークをハンマ等で殴
打して打ち抜き部の連結を切り離したり、その切り離さ
れたミクロジョイント部を研磨したりするという面倒な
作業を皆無にすることができる。
【0035】又、この実施例では、種類の異なる多数の
ワークWを、予め種類ごとに区分して素材パレット3上
に積層し、素材収納ステーション1内に多段状に収納し
ておくことができるため、複数種のワークWを使用して
複数種のレーザ加工を行う場合でも、加工ステーション
14へのワークWの搬入出作業を無人で連続的に行うこ
とができて、加工運転時の省力化を図ることができる。
【0036】
【別の実施例】次に、この発明のレーザ加工システム別
の実施例を、図8〜図10に基づいて説明する。
【0037】まず、図8及び図9に示す第2実施例にお
いては、組付ステーション5が、素材収納ステーション
1の内部に設けられることなく、素材収納ステーション
1の外部前方に、パレット搬送コンベア13を挟んで対
向配置されている。又、この組付ステーション5には、
ワークWを支持した素材パレット3及び所定の加工パレ
ット11を搬入出するためのコンベア49、素材パレッ
ト3上から1枚のワークWを吸着する真空吸着装置7、
及びその真空吸着装置7を昇降させるためのシリンダ8
が設けられている。
【0038】従って、この実施例では、所定のワークW
を支持した素材パレット3が、パレット出入機構4によ
り素材収納ステーション1から取り出されて、組付ステ
ーション5内のコンベア49上に搬入され、この状態
で、真空吸着装置7により素材パレット3上から1枚の
ワークWが吸着保持される。その後、ワークWを支持し
た素材パレット3が、組付ステーション5のコンベア4
9上から搬出されると共に、所定の加工パレット11
が、パレット出入機構4,12及びパレット搬送コンベ
ア13の協働により、仮置収納ステーション9から取り
出されて組付ステーション5のコンベア49上に搬入さ
れる。そして、この状態で1枚のワークWが真空吸着装
置7から離脱されて加工パレット11上に載置される。
そして、その加工パレット11が仮置収納ステーション
9又は加工ステーション14に搬出される。
【0039】従って、この第2実施例においては、1枚
のワークWを加工パレット11上に組付ける毎に、素材
パレット3の出入れが行われるが、例えば、素材パレッ
ト3からワークWをピックアップする位置、ピックアッ
プされたワークWを加工パレット上に組付ける位置をそ
れぞれ別にして、真空吸着装置7をそれらの両位置にお
いて移動可能にすれば、ワークWの組付け毎の素材パレ
ット3の出入れが不要になる。
【0040】次に、図10に示す第3実施例において
は、移動通路50が一方向に延長配置され、その一側に
複数の素材収納ステーション1及び複数の仮置収納ステ
ーション9が並設されると共に、他側に作業ステーショ
ン22及び組付ステーション5が並設されている。又、
移動通路50の他側には複数の作業ステーション22が
並設され、各作業ステーション22には、ワークWを支
持した加工パレット11を搬入出するためのパレット移
動装置51及びレーザ加工機15が設けられている。更
に、移動通路50には作業ロボット52が移動可能に配
設され、この作業ロボット52により各ステーション
1,5,9,14,22間において、素材パレット3又
は加工パレット11の移動が行われる。
【0041】従って、この実施例では、トラック53か
ら作業ステーション22にワークWが搬入されると、素
材パレット3が作業ロボット52により、素材収納ステ
ーション1と組付ステーション5との間で往復移動され
て、ワークWが素材収納ステーション1内に多段状に収
納される。そして、加工運転時には、作業ロボット52
により、組付ステーション5において、1枚のワークW
が素材パレット3上から加工パレット11上に置き換え
られ、その後、ワークWを支持した加工パレット11が
加工ステーション14に搬入されて、レーザ加工が行わ
れる。更に、加工済のワークWを支持した加工パレット
11は、作業ロボット52により加工ステーション14
から搬出されて、所定の仮置収納ステーション9内に収
納される。
【0042】なお、この第3実施例における各ステーシ
ョンの数は必要に応じて設定される。以上の第2、第3
実施例においても、前述した一連の動作の組み合わせ以
外の組み合わせが設定され、それらの組み合わせは加工
時間や加工順序に応じて適宜に選択される。
【0043】なお、この発明は前記各実施例の構成に限
定されるものではなく、例えば、素材収納ステーション
1、組付ステーション5、仮置収納ステーション9、加
工ステーション14、パレット移動手段の構成や数を適
宜に変更する等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、各部の構成を任意に変更して具体化することも可能
である。
【0044】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、平板状のワークを加工パレットに支持し
た状態で加工位置に搬入出することができて、ワークに
打ち抜き等の加工を施す場合、その打ち抜き部をミクロ
ジョイントで連結しておく必要がなく、加工後のワーク
をハンマ等で殴打して打ち抜き部の連結を切り離した
り、その切り離された部分を研磨したりするという面倒
な作業を皆無にすることができ、しかも、加工位置への
ワークの搬入出作業を無人で行うことができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化したレーザ加工システムの第
1実施例を示す斜視図である。
【図2】その素材収納ステーション及び仮置収納ステー
ションにおけるパレット出入機構部分を拡大して示す横
断面図である。
【図3】図2のA−A線における部分拡大断面図であ
る。
【図4】図2のB−B線における部分拡大断面図であ
る。
【図5】図2のC−C線における部分拡大断面図であ
る。
【図6】図1のレーザ加工システムにおけるワークの処
理動作を順に示す説明図である。
【図7】同じくワークの処理動作を図6に引き続いて順
に示す説明図である。
【図8】この発明のレーザ加工システムの第2実施例を
示す側面図である。
【図9】そのレーザ加工システムの概略平面図である。
【図10】この発明のレーザ加工システムの第3実施例
を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1…素材収納ステーション、3…素材パレット、4…移
動手段を構成するパレット出入機構、5…組付ステーシ
ョン、9…仮置収納ステーション、11…加工パレッ
ト、12…移動手段を構成するパレット出入機構、13
…移動手段を構成するパレット搬送コンベア、14…加
工ステーション、15…レーザ加工機、W…ワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 26/00 - 26/10 B23K 37/00 B23Q 7/00 B65H 1/30 320

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の平板状のワークを素材パレット上
    に積層して、その素材パレットを素材収納ステーション
    に多段状に収納し、素材収納ステーションより組付ステ
    ーションに素材パレットを移動させて、その素材パレッ
    ト上から加工パレット上に1枚のワークを組み付けし、
    組付ステーションより加工ステーションに加工パレット
    を移動させて、その加工パレット上のワークにレーザ加
    工を施し、加工後のワークを支持した加工パレットを加
    工ステーションより仮置収納ステーションに移動させ
    て、その仮置収納ステーションに多段状に収納し、その
    仮置収納ステーション内の加工パレットを適宜搬出させ
    ることを特徴とするレーザ加工システムにおけるワーク
    の処理方法。
  2. 【請求項2】 複数の平板状のワークを素材パレット上
    に積層して、その素材パレットを多段状に収納する素材
    収納ステーションと、 その素材収納ステーションより移動されてくる素材パレ
    ット上から、加工パレット上に1枚のワークを組み付け
    する組付ステーションと、 その組付ステーションより移動されてくる加工パレット
    上のワークに、レーザ加工を施す加工ステーションと、 その加工ステーションより移動されてくる加工後のワー
    クを支持した加工パレットを、多段状に収納する仮置収
    納ステーションと、 前記素材パレット及び加工パレットを各ステーション間
    で移動させるとともに、ステーションに対する搬入、搬
    出を適宜行う移動手段とを備えたことを特徴とするレー
    ザ加工システムにおけるワークの処理装置。
  3. 【請求項3】 前記組付ステーションを素材収納ステー
    ションの内部に設けたことを特徴とする請求項2に記載
    のレーザ加工システムにおけるワークの処理装置。
  4. 【請求項4】 前記組付ステーションを素材収納ステー
    ションの外部に設けたことを特徴とする請求項2に記載
    のレーザ加工システムにおけるワークの処理装置。
  5. 【請求項5】 前記素材収納ステーションを複数設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工システム
    におけるワークの処理装置。
  6. 【請求項6】 前記仮置収納ステーションを複数設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工システム
    におけるワークの処理装置。
JP4173289A 1991-09-30 1992-06-30 レーザ加工システムにおけるワークの処理方法及びその装置 Expired - Fee Related JP2823745B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4173289A JP2823745B2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 レーザ加工システムにおけるワークの処理方法及びその装置
DE4293174A DE4293174C2 (de) 1991-09-30 1992-09-30 Laserstrahlbearbeitungsanlage mit einem Palettenspeicher
DE4293174T DE4293174T1 (de) 1991-09-30 1992-09-30 Laserstrahlbearbeitungsanlage und -Verfahren
US08/066,154 US5500507A (en) 1991-09-30 1992-09-30 Laser beam machining device and laser beam machining method
PCT/JP1992/001256 WO1993006963A1 (en) 1991-09-30 1992-09-30 Laser beam machining equipment and laser beam machining method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4173289A JP2823745B2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 レーザ加工システムにおけるワークの処理方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0615475A JPH0615475A (ja) 1994-01-25
JP2823745B2 true JP2823745B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=15957689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4173289A Expired - Fee Related JP2823745B2 (ja) 1991-09-30 1992-06-30 レーザ加工システムにおけるワークの処理方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2823745B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2220166A1 (en) * 1996-10-31 1998-04-30 Yasunori Chabatake Laser beam machining apparatus
JP6429509B2 (ja) * 2014-06-26 2018-11-28 フリースペースエンジニアリング株式会社 ワーク加工用搬送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0615475A (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3557439A (en) Pallet assembling system
US4760237A (en) Laser beam machine
JP2008266004A (ja) 板材加工システム
US7161114B2 (en) Laser cutting installation with parts unloading unit
US5500507A (en) Laser beam machining device and laser beam machining method
JP3106237B2 (ja) 板材加工機用搬入出装置
JP2866778B2 (ja) レーザ加工装置
JP3364464B2 (ja) 自動加工装置
JP2823745B2 (ja) レーザ加工システムにおけるワークの処理方法及びその装置
JP3276474B2 (ja) レーザ加工装置
JP2846160B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP4072227B2 (ja) 板材搬入出装置
JPH05728A (ja) トレイ・チエンジヤー装置におけるトレイ供給方法およびトレイ・チエンジヤー装置
JPH0239671Y2 (ja)
JPH08108905A (ja) 板材自動倉庫
JP2014044632A (ja) ワークの端材の運用管理装置及びその方法および加工システム
KR102438629B1 (ko) 자동 스폿 용접 시스템
JPH09156811A (ja) 板材製品置換装置
JP3081672B2 (ja) 多数個取り小製品の仕分け集積装置
JPS628957Y2 (ja)
JPH0224193B2 (ja)
JPH0225586Y2 (ja)
JPH048432A (ja) ルーフユニットの製造方法および装置
JPH0347979B2 (ja)
JPH11254188A (ja) 板材加工機におけるワーク搬入出装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070904

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904

Year of fee payment: 11

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100904

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110904

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110904

Year of fee payment: 13

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110904

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees