JP2819205B2 - エンジン動弁系のロッカアーム - Google Patents

エンジン動弁系のロッカアーム

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JP2819205B2
JP2819205B2 JP21142091A JP21142091A JP2819205B2 JP 2819205 B2 JP2819205 B2 JP 2819205B2 JP 21142091 A JP21142091 A JP 21142091A JP 21142091 A JP21142091 A JP 21142091A JP 2819205 B2 JP2819205 B2 JP 2819205B2
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rocker arm
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン動弁系のロッ
カアームに係り、特に軽量化を図ったロッカアームに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のOHCエンジン動弁系のロッカア
ームとしては、例えば図に示すようなものがある。
のOHCエンドピボット(スイングアーム)型のロッカア
ームは、アーム本体(101)の一端に、シリンダヘッド(10
2)に嵌合された球頭状のピボット(103)に揺動可能に枢
支されたエンドピボット部(101a)が形成され、同じく
端にエンジンバルブ軸(104)端面に当接して、エンジ
ンバルブを開閉するバルブ当接部(101b)が形成され、
かつエンドピボット部(101a)とバルブ当接部(101b)と
は、左右1対のアーム(101d)により一体化され、さら
エンドピボット部(101a)とバルブ当接部(101b)
間と左右1対の側片(101d)間のローラ収納部(101e)に
は、カム(106)との摩擦を小とするために、カム(106)
当接可能なローラ(105)が、軸孔(101c)に固着た軸(10
7)に支持されて回転可能に収容されている。
【0003】ローラ(105)を備えているこのようなロッ
カアームは、通常のロッカアームに比べてローラ(10
5)が付加されている分だけ重量が増大し、慣性質量が大
となるため、運動限界が低下し、高速回転に適用するこ
とは困難である。 そのため、アーム本体(101)を軽合金
材料により形成し、ロッカアーム全体を軽量化する試み
がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしアーム本体(1
01)を軽合金材料により形成すると、軽合金材料の特性
上、耐摩耗性が劣るため、エンジンバルブ(104)と当接
するバルブ当接部(101b)、ピボット(103)に枢支され
るエンドピボット部(101a)、及びローラ(105)の側面が
摺接する左右の側片(101d)の内側面が著しく摩耗して、
早期にガタが発生し、またそれらの摩耗粉によりロー
ラ(105)やロッカアームの正常な作動が妨げられること
となる。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、ロッカアームを軽合金材料で形成して
軽量化を図り、かつ各部の当接部及び摺動部の摩耗を防
止して耐摩耗性を向上させうるようにしたエンジン
動弁系のロッカアームを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、アーム本体の一端にエンジンバルブ
端部に当接可能なバルブ当接部形成し、同じく
端にシリンダヘッドに設けたピボットに枢支されるエ
ンドピボット部形成し、かつバルブ当接部とエンド
ピボット部とを、左右1対の側片を介して一体化し、両
アーム部の内側面間に設けた支軸に、カムと当接可能な
ローラを回転可能に枢支してなるエンジン動弁系のロッ
カアームにおいて、前記アーム本体におけるバルブ軸当
接部とエンドピボット部と左右1対の側片 の内側面の全
面に亘って、一体的に形成した耐摩耗性部材を鋳込んだ
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】アーム本体のエンドピボット部とバルブ当接
部と左右1対の側片の内側面とに、一体形成された耐摩
耗性部材を鋳込んだため、シリンダヘッドに設けたピボ
ット及びエンジンバルブ軸並びにローラとの摺接面の耐
摩耗性が著しく向上する。従って、アーム本体を軽合金
材料により形成しても、耐摩耗性上問題となることはな
く、ロッカアームの軽量化が図れて、エンジンの許容回
転数を高めることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1図4に
基づいて説明する。(1)は、アルミニウム合金等の軽合
金材料により一体鋳造成形されたロッカアームのアーム
本体で、その一端には、シリンダヘッド(2)に嵌着され
たピボット(5)に揺動自在に嵌合するピボット溝(1c)を
有するエンドピボット部(1a)が形成され、かつ他端に
は、シリンダヘッド(2)に上下動可能に案内され、かつ
バルブスプリング(3)によりバルブの閉じ方向に常時付
勢されたエンジンバルブ軸(4)の端面に当接可能なバル
当接部(1b)が形成されている。バルブ当接部(1b)
とエンドピボット部(1a)とは、左右1対の側片(1d)を介
して一体化されている。
【0009】左右の側片(1d)のほぼ中央部には、後加工
により軸孔(1f)が穿設されバルブ当接部(1b)とエン
ドピボット部(1a)間において、左右の側片(1d)間に形
成されたローラ収納部(6)には、カムシャフトとともに
回転するカム(9)に当接可能なローラ(8)が、軸孔(1f)
に回転不能に嵌入された軸(7)により回転自在に支持
されて挿入されている。(10)は、焼結合金等により一体
成形された耐摩耗性部材で、アーム本体(1)のエンドピ
ボット部(1a)に鋳込まれる枢着部(10a)と、バルブ当接
部(1b)に鋳込まれる当接部(10b)と、ローラ(8)の側面
が摺接する側片(1d)の内側面(1e)に鋳込まれる側面部(1
0c)とからなっている。
【0010】ローラ(8)は、カム(9)に連動して回転
し、カム(9)の山部(9a)がローラ(8)を押と、アーム
本体(1)は、エンドピボット部(1a)に鋳込まれてピボッ
ト(5)に嵌合している耐摩耗性部材(10)の枢支部(10a)
を支点して、バルブ当接部(1b)を下降させるように
揺動し、バルブ当接部(1b)に鋳込まれている耐摩耗性
部材(10)の当接部(10b)が、バルブスプリング(3)の付
勢力に抗してエンジンバルブ(4)を押すことにより
エンジンバルブ開かれる。
【0011】上記第1実施例においては、ピボット(5)
に嵌合する枢着部(10a)、エンジンバルブ(4)に当接
する当接部(10b)、及びローラ(8)の両側面が摺接する
側面部(10c)の3箇所を連続させて一体的に成形した
耐摩耗性部材(10)をアーム本体(1)に鋳込んである
で、アーム本体(1)が軽合金製であるにも拘らず各部
の耐摩耗性が向上して、長期にわたって正確な作動を
わせ、かつ摩耗粉の発生を抑えて正常な作動を長期に
わたって行わせることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果を奏
する。 (a) アーム本体におけるエンドピボット部とバルブ
当接部と左右1対の側片の内側面の全面に、一体的に形
成した耐摩耗性部材を鋳込んだことにより、上記各摺接
面の耐摩耗性が著しく向上する。 (b) エンドピボット部とバルブ軸当接部と側片の内側
面の全面に鋳込まれる耐摩耗性部材は、一体的に形成さ
れているため、アーム本体の強度の向上が図られ、その
分、アーム本体各部の肉厚を薄くすることができ、ロッ
カアーム全体の重量を軽減することができ、高速回転に
十分に対応することができる。 (c) アーム本体を軽合金材料により成形して慣性質量
を低減させ、エンジンの許容回転数及び最高出力を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロッカアームの取付状態を示す、本発明の第1
実施例の概略図である。
【図2】第1実施例のロッカアームの下面図である。
【図3】図2におけるA-A線断面図である。
【図4】図3におけるB-B線断面図である。
【図5】従来のOHC、エンドピボット型のロッカアー
ムの取付状態における概略図である。
【符号の説明】 (1)アーム本体 (1a)エンドピボット部 (1b)バルブ当接部 (1d)側片 (1e)側面 (2)シリンダヘッド (4)エンジンバルブ (5)ピボット (6)ローラ収納部 (7)軸 (8)ローラ (9)カム (10)(11)(12)(13)(14)(15)耐摩耗性部材 (10a)(12a)(13a)(15a)枢支部 (10b)(11b)(14b)(15b)当接部 (10c)(11c)(13c)側面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01L 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム本体の一端にエンジンバルブ
    端部に当接可能なバルブ当接部形成し、同じく
    端にシリンダヘッドに設けたピボットに枢支されるエ
    ンドピボット部形成し、かつバルブ当接部とエンド
    ピボット部とを、左右1対の側片を介して一体化し、両
    アーム部の内側面間に設けた支軸に、カムと当接可能な
    ローラを回転可能に枢支してなるエンジン動弁系のロッ
    カアームにおいて、 前記アーム本体におけるバルブ軸当接部とエンドピボッ
    ト部と左右1対の側片の内側面の全面に亘って、一体的
    に形成した耐摩耗性部材を鋳込んだことを特徴とするエ
    ンジン動弁系のロッカアーム。
JP21142091A 1991-07-30 1991-07-30 エンジン動弁系のロッカアーム Expired - Fee Related JP2819205B2 (ja)

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