JP2812278B2 - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

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JP2812278B2
JP2812278B2 JP467696A JP467696A JP2812278B2 JP 2812278 B2 JP2812278 B2 JP 2812278B2 JP 467696 A JP467696 A JP 467696A JP 467696 A JP467696 A JP 467696A JP 2812278 B2 JP2812278 B2 JP 2812278B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ伝送装置に関
し、特に伝送情報に対して予め広帯域伝送を行うスペク
トラム拡散変調方式によるデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスペクトラム拡散変調方式は、基
本的には図4に示すような構成を採用している。同図に
おいて拡散変調器16は、送信データを広帯域のスペク
トラム拡散変調信号に変調する。拡散変調器16の出力
は送信高周波部14及び送受切換器12を介して空中線
11から電磁波として空間に輻射される。また、空間の
受信すべき電磁波を空中線11で高周波信号に変換入力
し、送受切替器12及び受信高周波部13を介して逆拡
散変調器15に印加される。逆拡散復調器15は、受信
高周波信号を拡散信号により逆拡散変調して受信データ
を復調する。
【0003】スペクトラム拡散変調方式は本来伝送すべ
きデータの伝送周波数帯域幅に対して、数10〜100
0倍程度の広い周波数帯域でデータ伝送を行う方式であ
り、送信側では拡散符号により周波数拡散変調するた
め、単位周波数帯域幅あたりの伝送電力密度が低く他の
通信系への混信・妨害が少なく、且つ受信側では周波数
逆拡散復調することによる鋭い相関特性のため他の通信
系からの混信・妨害等の影響が少ない特徴を有するデー
タ伝送方式である。従来のスペクトラム拡散変調方式に
よるデータ伝送装置においては、受信側即ち周波数逆拡
散復調の構成の簡略化及び高速化を図る例が存在する
が、送信側即ち周波数拡散変調については予め定められ
た広い周波数帯域幅で送信し、データ伝送を行ってい
る。
【0004】一方、スペクトラム拡散変調方式はCDM
(符号分割多重)方式の一種あり、同一の伝送空間即ち
周波数帯を複数の利用者(加入者)が同時に使用するこ
とを前提としている場合もある。この場合には、複数の
利用者のデータ伝送装置間で相互に干渉し合うことにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスペクトラム拡
散変調方式によるデータ伝送装置においては、以下の問
題点が挙げられる。
【0006】第1の問題点は、同一の周波数帯域を複数
の利用者(加入者)によって使用される場合には、相互
の干渉を避けることが困難である。
【0007】その理由は、周波数特性の落ち込んだ周波
数帯域での電力送出は、別の利用者(装置)間にとって
周波数特性が落ち込んでいるとは限らず、干渉及び妨害
を与えることになり、結果として、相互の干渉を避ける
ことが困難となる。
【0008】第2の問題点は、振幅周波数特性が平坦で
ない伝送路を介して、データ伝送を行う場合でも、不必
要な送信電力を送出してしまい、データ伝送を盗聴しよ
うとする第3者による被探知確率を低減し、秘匿性を確
保することが困難である。
【0009】その理由は、周波数特性の落ち込んだ周波
数帯域での電力送出は、傍受及び盗聴等を企てる第3者
(装置間)にとって周波数特性が落ち込んでいるとは限
らず、逆に信号電力密度が大となることもあり得、傍受
及び盗聴に対して第3者による被探知確率を低減し、秘
匿性を確保することが困難となる。
【0010】第3の問題点は、振幅周波数特性が平坦で
ない伝送路を介して、データ伝送を行う場合でも、不必
要な送信電力を送出してしまい装置の消費電力の低減化
が困難である。
【0011】その理由は、スペクトラム拡散変調方式で
は、データ伝送に本来必要な周波数帯域に対して数10
〜1000倍程度の広い周波数帯域を使用しており、一
方送信機と受信機間の伝送路の振幅周波数特性は、送信
及び受信側の空中線の利得周波数特性及び実際の伝送電
波伝搬空間で生ずるマルチパス干渉等によって電波伝搬
特性が平坦でなく、振幅特性の落ち込む周波数帯域が生
ずる。このような周波数特性に対して従来のデータ伝送
装置では伝送路の周波数特性を一様とみなし、送信して
いる。従って、周波数特性が落ち込んで受信側に十分に
到達し得ない無駄な送信電力を送出してしまい、装置の
消費電力の低減化が困難である。
【0012】本発明では、伝送路において、振幅周波数
特性の落ち込んだ帯域での電力送出を抑えるために、無
駄な周波数帯域での信号送出が低減出来るために、伝送
効率向上、セキュリティ向上及び装置の低消費電力化を
計る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ伝送方法
は、相互にデータを送受信するデータ伝送方法におい
て、データ伝送の初期段階に広帯域信号を伝送し前記広
帯域信号の受信により伝送路の周波数振幅特性情報を測
定して相互に伝送し、前記周波数振幅特性情報に基づき
送信信号の周波数特性及びデータ伝送速度を設定して伝
送を行うことを特徴とする。
【0014】また、本発明のデータ伝送装置は、相互に
データを送受信するデータ伝送装置において、初期同期
確立段階にデータ伝送装置の予め定められた周波数帯域
全体を使用して初期同期信号を相互に送信し、初期同期
信号の受信信号から周波数振幅特性を検出し、前記周波
数振幅特性の落ち込んだ周波数帯域の送信エネルギーを
低減してデータ伝送を行うことを特徴とする。
【0015】そして、前記伝送路の周波数振幅特性が一
部落ち込んだ場合は、データ伝送速度を低減し周波数振
幅特性の落ち込んでいない周波数帯域においてデータ伝
送を行うと好適である。また、前記データ伝送装置はス
ペクトラム拡散変調によるデータ伝送を行うように構成
することができる。
【0016】更に、本発明のデータ伝送装置は、受信信
号を受信用の可変帯域瀘波器を介して逆拡散復調器で復
調する受信系と、送信データを拡散変調器で変調し送信
用の可変帯域瀘波器を介して送信する送信系とからなる
データ伝送装置において、前記受信信号の周波数振幅特
性を検出するスペクトラム分析部(スペクトラム検出/
判定器)と、前記スペクトラム分析部から得られた周波
数振幅特性情報に基づき受信用の可変帯域瀘波器の通過
特性を受信側伝送路の特性に適合させるように制御する
とともに、前記周波数振幅特性の情報を送信信号に重畳
し、且つ送信側伝送路の周波数振幅特性の情報に基づき
送信用の可変帯域瀘波器の特性を送信側伝送路の特性に
適合させるように制御する判定制御部とを有することを
特徴とする。
【0017】データ伝送の送受信の初期段階に送信側か
らは、予め定められた全周波数帯域にわたって初期同期
信号を送出し、受信側では判定制御部により初期同期信
号を検出し、スペクトラム検出/判定器により広帯域に
拡散された受信信号のスペクトラム分析を行い伝送路の
周波数特性情報を出力し、判定制御器へ伝送路の周波数
特性情報を入力し、可変帯域瀘波器1、可変帯域瀘波器
2及び拡散変調の中心周波数及び拡散変調速度を制御
し、受信側で設定した可変瀘波器等の諸元を送信側に伝
送することにより、伝送路の特性に適したデータ伝送を
行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のデータ伝送方式の一実施
の形態について図面を参照して、その構成及び動作につ
いて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態を示すブロッ
ク図である。図1を参照すると、本実施の形態も従来の
スペクトラム拡散変調方式の基本構成の、空中線11、
送受切換器12、受信高周波部13、送信高周波部1
4、逆拡散復調器15及び拡散変調器16から成る構成
を有し、更に、スペクトラム検出/判定器17、可変帯
域瀘波器18、可変帯域瀘波器19及び判定制御器20
を有している。
【0020】図1において、空中線11はデータ伝送装
置の高周波信号出力を電磁波として空間に輻射し、ま
た、空間の受信すべき電磁波を高周波信号に変換入力す
る。送受切換器12は空中線を送信時には送信高周波部
に受信時には受信高周波部に切り換え接続する。
【0021】受信高周波部13は、空中線からの信号を
増幅して可変帯域瀘波器(1)18及びスペクトラム検
出/判定器17に出力し、送信高周波部14は、可変帯
域瀘波器(2)19の出力を増幅して空中線の送受切換
器に出力する。
【0022】可変帯域瀘波器(1)18は、受信信号の
受信信号帯域幅を判定制御器20からの制御により変化
でき所定の帯域の信号を通過させる。同様に可変帯域瀘
波器(2)19は、送信信号の送信信号帯域幅を判定制
御器20からの制御により変化でき所定の帯域の信号を
通過させる。
【0023】逆拡散復調器15は、受信高周波信号を拡
散信号によって逆拡散復調して広帯域なスペクトラム変
調信号から受信データ出力信号を復調出力する。また、
拡散変調器16は、送信データ入力信号を拡散信号によ
り拡散変調して広帯域なスペクトラム変調信号を出力す
る。
【0024】スペクトラム検出/判定器17は、高周波
受信部からの信号を入力し、入力信号の周波数帯域毎の
信号強度の情報を出力する。
【0025】判定制御器20は、データ伝送の初期同期
信号受信時において、前記可変帯域瀘波器(1)の通過
帯域幅をスペクトラム拡散変調の予め設定した使用周波
数帯域の全帯域となるように制御するとともに、スペク
トラム検出/判定器の出力情報によりデータ受信時の前
記可変帯域瀘波器(1)の通過帯域制御情報を出力し、
且つ前記通過帯域制御情報を送信側に伝送するためデー
タ伝送装置の送信信号に重畳する信号を出力する。
【0026】図2に本発明の一実施の形態におけるスペ
クトラム検出/判定部17、可変帯域瀘波器(1)18
及び可変帯域瀘波器(2)19の具体的構成、及び判定
制御器20との接続構成を示す。
【0027】同図において、可変帯域瀘波器18,19
及びスペクトラム検出/判定器17は、通過帯域瀘波器
(1)21、通過帯域瀘波器(2)22、通過帯域瀘波
器(3)23、通過帯域瀘波器(4)24、通過帯域瀘
波器(5)25、通過帯域瀘波器(6)26、振幅検出
器(1)27、振幅検出器(2)28、振幅検出器
(3)29、通過帯域瀘波器(7)30、通過帯域瀘波
器(8)31及び通過帯域瀘波器(9)32を有してい
る。
【0028】図2において、スペクトラム検出/判定器
17は、受信信号の前記全帯域を複数の帯域別に分割す
る前記複数の帯域通過瀘波器(4)〜(6)BPF
(4)〜(6)とその出力のレベルを検出する振幅検出
器(1)〜(3)DET(1)〜(3)により、受信高
周波部13からの信号の周波数帯毎の信号強度の情報を
出力する。
【0029】可変帯域瀘波器18は、前記帯域と同一帯
域を前記と同様の複数の帯域別に分割する複数の帯域通
過瀘波器(1)〜(3)BPF(1)〜(3)により、
受信信号の受信帯域幅を判定制御器20からの制御によ
り変化でき所定の帯域の信号を通過させる。可変帯域瀘
波器19は、同様の帯域通過瀘波器の構成により、送信
信号の送信帯域幅を判定制御器20からの制御により変
化させ所定の帯域の信号を通過させる。
【0030】即ち、図2の場合、帯域通過瀘波器(1)
〜(3)、(7)〜(9)は、各々通過帯域の中心周波
数が異なり予め定められた全受信帯域の3分の1の帯域
幅を有し、判定制御器20からの帯域通過瀘波器の接続
情報により3個の帯域通過瀘波器が接続された場合には
全送受信帯域幅を通過させる周波数特性を有し、また各
帯域通過瀘波器の接続の切替えにより全体として帯域阻
止瀘波器又は可変帯域通過瀘波器として機能する。
【0031】判定制御器20は、データ伝送の初期同期
信号受信時のデータ伝送初期等において前記可変帯域瀘
波器(1)18の通過帯域幅を全帯域幅を有するように
制御すると共に、スペクトラム検出/判定器17からの
検出出力である前記一定の伝送帯域の内周波数振幅特性
の落ち込み帯域等の情報に基づき、データ受信時の前記
可変帯域瀘波器1の前記落ち込み帯域を阻止する通過帯
域の制御信号を出力し、且つ前記通過帯域制御情報を相
手側のデータ伝送装置に送るため自データ伝送装置の送
信信号に重畳するための信号を拡散変調器に出力する。
【0032】図3は本発明の一実施の形態における前記
逆拡散復調器15及び拡散変調器16の詳細構成を示す
ブロック図である。図3を参照すると、逆拡散変調器1
5及び拡散変調器16は周波数変換器(1)34、局部
発振器(1)35、平衡変調器(1)36、拡散信号発
生器(1)37、周波数変換器(2)39、局部発振器
(2)38、平衡変調器(2)41及び拡散信号発生器
(2)40を有している。
【0033】図3において、可変帯域瀘波器(1)18
からの受信高周波信号は周波数変換器(1)において局
部発振器の出力により周波数変換され、更に平衡変調器
(1)36において拡散信号発生器(1)37からの拡
散信号によって逆拡散して受信データを出力する。
【0034】また、前記送信データ信号は、平衡変調器
(2)41において拡散信号発生器(2)40からの拡
散信号によって拡散して変調信号を出力する。前記変調
信号は周波数変換器(2)39において局部発振器
(2)38の出力により周波数変換され高周波信号とし
て可変帯域瀘波器19に出力される。
【0035】周波数変換器34は局部発振器(1)35
の出力信号により、受信信号を逆拡散変調するため必要
な処理周波数帯域に周波数変換する。このため局部発振
器(1)35は判定制御器20により制御される。
【0036】平衡変調器36は、周波数変換器(1)3
4の出力を入力し、拡散信号発生器37の出力信号によ
り平衡変調し受信データを復調する。このため拡散信号
発生器(1)37は、判定制御器20により拡散信号の
発生信号パターン及びその発生速度の制御が行われる。
平衡変調器(2)41は、送信データ信号を入力し、拡
散信号発生器(2)40の出力信号により平衡変調す
る。このため拡散信号発生器(2)40は判定制御器2
0により発生信号パターン及び発生速度の制御がおこな
われる。
【0037】周波数変換器(2)39は、局部発振器
(2)38の出力信号により拡散変調信号を送信周波数
帯に周波数変換する。このため局部発振器(2)39
は、判定制御器20の制御により周波数変換器(2)に
対して必要な周波数の局部発振信号を出力する。
【0038】即ち、前述のように初期同期信号受信時等
のデータ伝送の初期段階において検出した、スペクトラ
ム検出/判定器17からの通過帯域制御情報(伝送路の
周波数振幅特性)に応じて、自データ伝送装置は受信系
では受信系統の可変帯域瀘波器の特性をその落ち込み等
に合わせて阻止するように制御する。また、自データ伝
送装置の送信系では送信側の伝送路の伝送特性の落ち込
み等による通過帯域制御情報が相手データ伝送装置から
通知された場合に伝送可能な帯域において必要な伝送を
実現できるように伝送帯域幅に合わせて送信系統の可変
帯域瀘波器の特性をその落ち込みに合わせて阻止するよ
うに制御し、また、伝送可能帯域の変調信号を生成する
ため伝送速度を制御し、周波数変換器の変換周波数を制
御する。このため、判定制御器20は自データ伝送装置
の可変帯域瀘波器の特性及び局部発振器の発振周波数を
制御し、また拡散信号発生器の発生信号パターン及びそ
の発生速度を制御する。なお、相手データ伝送装置にお
いてもその判定制御器において前記と同様の制御が行な
われる。
【0039】図1、図3において受信データが判定制御
器20へ供給される信号ラインは、自データ伝送装置
(送信系)から相手装置(受信系)に向けた伝送路に関
して相手データ伝送装置(送信系)から受けた前記通過
帯域制御情報を判定制御器20へ取り入れるラインであ
る。また、同図において送信データが判定制御器20へ
供給される信号ラインは、データ伝送のスタート情報、
初期同期情報及び拡散符号の発生に必要な送信データの
データ速度等の情報を取り入れるラインである。
【0040】以上、本発明の前記実施の形態において
は、スペクトラム検出/判定器17は、受信信号に基づ
き本来のデータ伝送に必要な帯域を複数の帯域に分割し
てその周波数振幅特性の落ち込み等の周波数振幅特性を
検出し、判定制御器20は、前記情報を相手側データ伝
送装置に伝送し相手送信系統の送信帯域等の制御等に利
用するとともに、相手データ伝送装置から同様の情報を
取得して自データ伝送装置の受信系の通過帯域を制御
し、また、送信系統の可変帯域瀘波器の周波数特性等を
制御するようにしている。
【0041】このため本発明によれば、データ伝送の前
記送受信の初期段階等に、送信側から予め定められた全
周波数帯で初期同期信号を送出し、受信側では前記初期
同期信号の検出とともに広帯域に拡散された受信信号の
スペクトラム分析を行い、伝送帯域幅及び中心周波数及
び伝送速度の諸元を伝送路の状態に応じ最適に設定する
ことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明のデータ伝送方法及びその装置に
よれば、第1の効果として、データ伝送の品質向上が図
れる。
【0043】その理由は、データ伝送において、不必要
な帯域の電力の送出が無くなり、共通の周波数帯域を使
用する場合においても、データ装置間相互の干渉が低減
するためである。
【0044】第2の効果として、データ伝送における被
探知確率が減少し、通信の秘匿性が向上する。
【0045】その理由は、データ伝送において、不必要
な電力の送出が無くなり、第3者による盗聴及び傍受が
困難になるためである。
【0046】第3の効果として、データ伝送装置の低消
費電力化が実現できる。
【0047】その理由は、伝送路の振幅周波数特性が部
分的に落ち込んでいる場合において無駄となる送信電力
を低減できるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態のスペクトラム検出/判
定器、可変帯域瀘波器(1)及び可変帯域瀘波器(2)
の詳細を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態の逆拡散復調器15及び
拡散変調器16の詳細を示すブロック図である。
【図4】従来のデータ伝送方式の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
11 空中線 12 送受切換器 13 受信高周波部 14 送信高周波部 15 逆拡散復調器 16 拡散変調器 17 スペクトラム検出/判定器 18 可変帯域瀘波器1 19 可変帯域瀘波器2 20 判定制御器 21 帯域通過瀘波器(1) 22 帯域通過瀘波器(2) 23 帯域通過瀘波器(3) 24 帯域通過瀘波器(4) 25 帯域通過瀘波器(5) 26 帯域通過瀘波器(6) 27 振幅検出器(1) 28 振幅検出器(2) 29 振幅検出器(3) 30 帯域通過瀘波器(7) 31 帯域通過瀘波器(8) 32 帯域通過瀘波器(9) 34 周波数変換器(1) 35 局部発振器(1) 36 平衡変調器(1) 37 拡散信号発生器(1) 38 周波数変換器(2) 39 局部発振器(2) 40 平衡変調器(2) 41 拡散信号発生器(2)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04J 13/00 H04B 3/10 H04L 29/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を受信用の可変帯域瀘波器を介
    して復調する受信系と、 送信データを変調し送信用の可変帯域瀘波器を介して送
    信する送信系とからなるデータ伝送装置を用いた相互の
    データ伝送方法において、 データ伝送の初期段階に広帯域信号を伝送し前記広帯域
    信号の受信により伝送路の周波数振幅特性情報を測定し
    て相互に伝送し、 前記周波数振幅特性情報が伝送路の周波数振幅特性の一
    部落ち込みをしめしている場合、データ伝送速度を低減
    し、周波数振幅特性の落ち込んでいない周波数帯域にお
    いてデータ伝送を行う ことを特徴とするデータ伝送方
    法。
  2. 【請求項2】 前記周波数振幅特性情報が伝送路の周波
    数振幅特性の一部落ち込みをしめしている場合、前記送
    信用の可変帯域瀘波器において、この落ち込んでいる一
    部の帯域の通過を阻止することを特徴とする請求項1記
    載のデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 スペクトラム拡散変調によるデータ伝送
    を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ伝
    送方法。
  4. 【請求項4】 受信信号を受信用の可変帯域瀘波器を介
    して復調する受信系と送信データを変調し送信用の可変
    帯域瀘波器を介して送信する送信系とを含む装置間でデ
    ータ伝送を行うデータ伝送装置において、 初期同期確立段階にデータ伝送装置の予め定められた周
    波数帯域全体を使用して初期同期信号を相互に送信し、
    初期同期信号の受信信号から周波数振幅特性を検出し、
    検出された周波数振幅特性情報を相手に返し、前記周波
    数振幅特性情報が伝送路の周波数振幅特性の一部落ち込
    みを示している場合、データ伝送速度を低減し周波数振
    幅特性の落ち込んでいない周波数帯域においてデータ伝
    送を行うことを特徴とする データ伝送装置。
  5. 【請求項5】 スペクトラム拡散変調によるデータ伝送
    を行うことを特徴とする請求項4記載のデータ伝送装
    置。
  6. 【請求項6】 受信信号を受信用の可変帯域瀘波器を介
    して逆拡散復調器で復調する受信系と、送信データを拡
    散変調器で変調し送信用の可変帯域瀘波器を介して送信
    する送信系と含むデータ伝送装置において、 前記受信信号の周波数振幅特性を検出するスペクトラム
    分析部と、前記スペクトラム分析部から得られた周波数
    振幅特性が一部帯域の落ち込みを示しているとき受信用
    の可変帯域瀘波器の通過特性を落ち込んでいる一部帯域
    を阻止するように制御するとともに、前記周波数振幅特
    性の情報を前記送信系から送信される送信信号に重畳
    し、且つ前記受信系で受信される受信信号に含まれる他
    から送られてくる伝送路の周波数振幅特性が一部帯域の
    落ち込みを示しているとき送信用の可変帯域瀘波器の通
    過特性を落ち込んでいる一部帯域を阻止するように制御
    する判定制御部とを有することを特徴とするデータ伝送
    装置。
  7. 【請求項7】 受信信号を受信用の可変帯域瀘波器を介
    して逆拡散復調器で復調する受信系と、送信データを拡
    散変調器で変調し送信用の可変帯域瀘波器を介して送信
    する送信系と含むデータ伝送装置において、 前記受信信号の周波数振幅特性を検出するスペクトラム
    分析部と、 前記スペクトラム分析部から得られた周波数振幅特性が
    一部帯域の落ち込みを示しているとき、この周波数振幅
    特性の情報を前記送信系から送信される送信信号に重畳
    して送信し、前記受信系で受信される受信信号に含まれ
    る他から送られてくる伝送路の周波数振幅特性の情報が
    一部帯域の落ち込みを示しているとき前記送信系のデー
    タ伝送速度を低減するように制御する判定制御部とを有
    することを特徴とするデータ伝送装置。
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